説明

簡易浴槽装置

【課題】患者及び介護者の双方にとって、利便性が高く、安定な構造であると共に、患者等の入浴者の保温やプライバシーの保護に最適な簡易浴槽装置を提供する。
【解決手段】排水部5を有する底部3の周縁に、空気を充填することで膨出状態となる周壁部2が設けられた浴槽体6と、この浴槽体6内に配され臥位状態の入浴者15を包み込んで包持し得る大きさにして遮水性を有するシート体8とから成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、病院、介護施設、在宅において介護を要する人を入浴させる際の簡易浴槽装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、寝たきり患者や介護者の負担を軽減するため、患者の生活空間であるベッドや蒲団の上で入浴できるように、空気充填された周壁部を有する簡易浴槽装置が提案されている(以下、従来例という。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−292696号公報
【特許文献2】特開2006−158430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これらの従来例は、周壁部が複雑な形状であるため、使用した後、付着した汚水の洗浄や水分の除去のための拭き取りに手間がかかり、また、構造が単純であるために使用時に不安定であり、安心して使用できないという問題があった。
【0005】
更に、これらの従来例では、患者等の入浴者は入浴準備、入浴介助時を通し、裸体を介助者や周囲に常時さらすことになるため保温性やプライバシーの保護の点で問題があった。
【0006】
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、患者及び介護者の双方にとって、利便性が高く、安定な構造であると共に、患者等の入浴者の保温やプライバシーの保護に最適な簡易浴槽装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
排水部5を有する底部3の周縁に、空気を充填することで膨出状態となる周壁部2が設けられた浴槽体6と、この浴槽体6内に配され臥位状態の入浴者15を包み込んで包持し得る大きさにして遮水性を有するシート体8とから成ることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0009】
また、請求項1記載の簡易浴槽装置において、前記周壁部2内の空気は、排出可能であり、前記周壁部2は空気充填により膨出し、空気排出により収縮するものであることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0010】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記シート体8には、前記浴槽体6の排水部5と連結する排水穴部7が設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0011】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記シート体8は可撓性を有すると共に遮水性を有する主材の上面に、滑性及び撥水性を有する素材が塗布若しく貼付加工されて滑性撥水面が形成されていることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0012】
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記浴槽体6の端部には、臥位状態の入浴者15の頭部若しくは上半身を載置保持する保持部10が設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0013】
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の記載の簡易浴槽装置において、前記排水部5は、臥位状態の入浴者15の足側位置に設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0014】
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記周壁部2は、互いに連通した空気充填部2aが高さ方向に2段以上設けられたものであることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【0015】
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記空気充填部2aの内部にはスポンジ状のシート1が配設されていることを特徴とする簡易浴槽装置に係るものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上述のように構成したから、患者の生活空間であるベッド上で簡易に浴槽を形成でき、また、遮水性を有するシート体を設けているから、浴槽体は直接、水に触れることはなく、使用後の片付けも容易となり、更に、入浴者の身体を遮水性を有するシート体で包むことができるため、患者等の入浴者の保温やプライバシーの保護に最適となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施例に係る簡易浴槽装置の斜視図である。
【図2】本実施例に係る簡易浴槽装置の利用状態を示す説明図である。
【図3】本実施例に係る簡易浴槽装置の断面図である。
【図4】本実施例に係る排水部を分離した状態の排水部の断面説明図である。
【図5】本実施例に係る排水部を形成した状態の排水部の断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0019】
例えば、ベッド16の上に空気未充填の浴槽体6を載置し、浴槽体6の上に遮水性を有するシート体8を広げて、入浴者15を載置してから、浴槽体6の周壁部2に空気を充填して膨出させ、遮水性を有するシート体8で入浴者15を包み込み、温水をシート体8に注ぐ。従って、その場で患者は臥位状態で入浴できることになる。
【0020】
しかも、浴槽は、浴槽体6と遮水性を有するシート体8の二重構造になるから水漏れなどのおそれは可及的に低減し、安心して使用できる浴槽になる。
【0021】
また、入浴者15の身体は遮水性を有するシート8で包むことになるから、入浴者15の身体の保温が保たれる共に、入浴者15のプライバシーを保護でき、入浴者15及び介護者の双方にとって利便性が高い簡易浴槽装置となる。
【0022】
また、遮水性を有するシート体8と浴槽体6とは別個であるから、使用後の片付けが容易にでき、速やかに、臥位状態の入浴者15を元の状態に戻すことができることになる。
【0023】
この際、浴槽体6は遮水性を有するシート体8で覆われていたため、水の付着は少なく、従来例のように後片付けに手間が掛かったりすることがない。
【実施例】
【0024】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0025】
本実施例は、介護者が臥位、即ち、体を横たえた状態、具体的には、例えば、寝たきり状態の患者(入浴者15)をベッド16の上で入浴させる場合に用いる介護用の簡易浴槽装置17であり、略長円状の浴槽体6と遮水性を有するシート体8とで構成されている。
【0026】
尚、臥位状態とは、所謂、身体を横に臥した状態のことであり、背臥位(あおむけ)、腹臥位(うつぶせ)、側臥位(右または左によこむき)のいずれか状態をいう。
【0027】
この簡易浴槽装置17への温水の供給及び使用した温水の排出は別途設けるシャワ栓付き給排水装置(図示せず)により行い、この簡易浴槽装置17の排水部5は排水ホース19を介してこのシャワ栓付き給排水装置と接続される。
【0028】
具体的には、簡易浴槽装置17は、排水部5を有する底部3の周縁に、空気を充填することで膨出状態となる周壁部2が設けられた浴槽体6と、この浴槽体6内に配され臥位状態の入浴者15を包み込んで包持し得る大きさにして遮水性を有するシート体8とから成る。
【0029】
従って、この簡易浴槽装置17を用いると、空気を充填せず、収縮状態の浴槽体6を広げ、その上に遮水性を有するシート体8を広げて載置し、このシート体8の上に臥位状態の患者(入浴者15)を載置してから、浴槽体6の周壁部2に空気を充填すると、周壁部2は膨出し、また、遮水性を有するシート体8で患者を包み込み、温水を注ぐことで患者を入浴させることができる。
【0030】
従って、その場で臥位状態の患者を入浴させることが可能になる。しかも、浴槽が浴槽体6と遮水性を有するシート体8との二重構造になるから、水漏れなどのおそれを可及的に低減でき、安心して使用できる浴槽になる。また、入浴者15の身体を遮水性を有するシート8で包むことができるため、入浴者15の身体の保温を保つと共に、入浴者15のプライバシーを保護でき、入浴者15及び介護者の双方にとって利便性が高い簡易浴槽装置となる。
【0031】
また、浴槽体6の周壁部2内の空気は、排出可能であり、また、前記周壁部2は、空気充填により膨出し、空気排出により収縮するものである。
【0032】
従って、使用後、周壁部2の空気を排出すると、速やかに周壁部2が収縮するから、遮水性を有するシート体8と浴槽体6とを分離して容易に片付けができ、臥位状態の患者(入浴者15)を元の状態に戻すことができる。この際、浴槽体6は遮水性を有するシート体8で覆われていたため、水の付着は少なく、従来例のように後片づけに手間が掛かったりすることがない。
【0033】
また、シート体8には、浴槽体6の排水部5と連結する排水穴部7が設けられている。この排水穴部7は、シート体8の下面所定位置に突設されている。
【0034】
従って、この排水穴部7を浴槽体6の排水部5に連結すると、浴槽体6に対してシート体8が位置決めされ固定状態となってずれ難くなり、入浴介助が楽になるとともに、この排水穴部7と排水部5とを連通する連通穴9により排水可能となる。
【0035】
また、シート体8は可撓性を有すると共に遮水性を有する主材の上面に、滑性及び撥水性を有する素材が塗布若しく貼付加工されて滑性撥水面が形成され、この滑性撥水面に入浴者15が接することになる。
【0036】
従って、入浴者15は位置や体位を容易に変えることができ、また、付着した水を容易に拭き取ることが可能であるため撤収に手間が掛からず、入浴者及び介護者の双方にとって更に利便性のよいものとなる。
【0037】
詳細には、この遮水性を有するシート体8の主材は、防水性スポンジゴム、更に詳細には、独立気泡発泡スポンジゴムをシート状に形成したものであり、この主材の上面に上述の滑性撥水面を形成し、また、下面にジャージ材が貼付加工されて非滑性面を有するように構成されている。
【0038】
更に、シート体8は、この上に臥位状態の入浴者15を載置した際、顔を出した状態で入浴者15を包み込める大きさである。
【0039】
このような大きさにすることで、このシート体8で入浴者15の身体を覆うことができることになるため、保温性を確保でき、また、入浴者15のプライバシーを容易に確保できることになる。
【0040】
また、このシート体8は、浴槽体6とは別体であるから、交換可能であり、例えば、病院,介護施設などでは、浴槽体6を共用とし、シート体8を患者15毎に別個とすることで、院内感染の予防にもなって衛生的となる。
【0041】
浴槽体6は、軟質塩化ビニール製のシート素材を用いて、シート状の底部3の周縁に、互いに連通した空気充填部2aを高さ方向に2段に重ねた周壁部2とを一体に形成したもので、臥位状態の入浴者15が入浴した際の上半身側は幅広く、下半身側はやや幅狭い長円状に形成されている。
【0042】
また、この浴槽体6の端部には、臥位状態の入浴者15の頭部若しくは上半身を載置保持する保持部10が設けられている。具体的には、この保持部10は、上半身が載置されるシート状のもので、この保持部10で入浴者15の頭や上半身を支えることができるため、楽な姿勢でしかも安全な状態で入浴でき、また、入浴介助を受けることができる。
【0043】
また、この浴槽体6の入浴者15の足側となる周壁部2に、空気充填部2aに空気を吸入排気する吸排気部4が設けられている。
【0044】
本実施例の浴槽体6の周壁部2は、互いに連通した空気充填部2aが高さ方向に2段設けた構成であり、この二段の空気充填部2aの夫々は複数箇所に設けた連通孔18によって連通されている。
【0045】
また、周壁部2の厚みは、浴槽の外側で介護する介護者が入浴者15に可及的に近づけるよう幅狭にすることが望ましい。
【0046】
また、空気充填部2aの内壁には、スポンジ状のシート1が配設されている。吸排気部4から空気充填部2a内の空気を抜く際、このスポンジ状のシート1の微細孔を通して空気充填部2a内の空気が速やかに排出されるため、空気充填部2a内に局所的な空気溜まりが生ずることがなく、よって、周壁部2を速やかに収縮させることができ、浴槽体6の片付けが速やかに行えることになる。
【0047】
スポンジ状のシート1は、上下に2段設けられた空気充填部2aの夫々の内面に連通孔18から離れた位置に貼り付け、空気を抜いた時、夫々の空気充填部2aに局所的な空気溜まりが生ずるのを防止している。
【0048】
また、浴槽体6の底部3は最下段の空気充填部2aの中程間に架設されている。これは、周壁部2内側の凹凸を可及的に減らすためである。
【0049】
また、浴槽体6の排水部5及びシート体8の排水穴部7は、臥位状態の患者15の足元部位置側に設けたから、入浴者15の邪魔にならず、また入浴時の排水は入浴者15の足元でなされるから排水に伴う不快感を可及的に低減できることになる。
【0050】
また、浴槽体6の底部3に設けられる排水部5は、底部3のシートの外側に、排水ホース19を接続するL字状に折曲した排水導出部20を設け、また、底部3のシートの内側に、シート体8の排水穴部7と嵌合されて排水を行う軟質塩化ビニール製の被嵌合部21を設けた構成であり、また、シート体8の排水穴部7は、このシート体8の裏側となるジャージ生地側に軟質塩化ビニール製の嵌合部22を突設し、シート体8の嵌合部22を、浴槽体6の被嵌合部21に着脱自在に凹凸嵌合して、被嵌合部21と嵌合部22とを連通する連通穴9を形成する構成である。
【0051】
従って、浴槽体6の内側にシート体8によって形成された浴槽に、例えば温水を注いでも温水が浴槽体6内に漏れることを低減できことになる。即ち、この浴槽はシート体8と浴槽体6とで二重構造となり、水漏れを可及的に低減できる安全な構造になり、更に、このシート体8は交換可能であるから衛生を保つのも容易になる。
【0052】
以上、本実施例によって、空気充填部2aに空気を吸排気し、遮水性を有するシート体8を着脱するだけで臥位状態の入浴者15(患者)をその場で入浴させることができ、また、撤収できるため、寝たきりの患者及び介護者の双方にとって利便性が高く、安定な構造の簡易浴槽装置17となり、更に、遮水性を有するシート体8で患者の身体を覆えるため保温性や、プライバシーを保てることになり、患者、介護者の双方にとって安心安全で、介助しやすく、また扱いやすいコンパクトで衛生的な簡易浴槽装置となる。
【0053】
以上のように構成した簡易浴槽装置17を用いて、ベッド16に臥位状態にある患者を入浴させる手順の一例を示す。但し、温水の供給設備及び排水設備は別途設けられているものとして説明する。
【0054】
(1)準備
【0055】
(ア)浴槽体6の排水部5にシート体8の排水穴部7を嵌合する。
【0056】
(イ)浴槽体6とシート体8とを重ね、ベッド16の長手方向にロール状に丸める。
【0057】
(2)使用
【0058】
(ア)寝たきり状態の患者を横向きにさせ、シーツを交換する要領でロール状に丸め
た状態の浴槽体6とシート体8とをベッド上で開いて、排水部5に排水ホース
19を接続する。
【0059】
(イ)患者をシート体8上に移動する。
【0060】
(ウ)患者を脱衣させ、シート体8を患者の体に巻く。
【0061】
(エ)浴槽体6の吸排気部4から空気を入れ、空気充填部2aを膨らませ、周壁部2
を形成する。
【0062】
(オ)シート体8内に温水を注ぎ入浴させる。
【0063】
(カ)シート体8を開き、患者の身体を洗浄する。
【0064】
(キ)シート体8を閉じ、排水ホースから排水する。
【0065】
(ク)シート体8内の残水がないことを確認し、浴槽体6の吸排気部4から強制排気
する。
【0066】
(ケ)身体及びシート体8に付着した水をタオルで拭き取り、患者の着替えをさせる

【0067】
(コ)排水ホース19を外し、シーツを交換する要領で浴槽体6とシート体8とをベッ
ドから撤去する。
【0068】
この簡易浴槽装置17を用いた入浴介助方法の特徴は、
(ア)患者を移動することなく入浴が可能であり、また、身体的、精神的な負担が少
ない。
【0069】
(イ)患者を移動する必要がないため、介護者の身体的負担が少ない。
【0070】
(ウ)シート体8によって、消費する湯量が少なくでき経済的である。
【0071】
(エ)シート体8によって浴槽体6内部に水が漏れないので、乾燥させる必要がなく
、カビの発生がない。
【0072】
(オ)シート体8から水が漏れても、浴槽体6から水が漏れないので、ベッド16を濡
らすことがない。
【0073】
(カ)患者毎に専用のシート体8を用いることで、院内感染の予防になる。
【0074】
(キ)浴槽体6は共用することができる。
【0075】
(ク)シート体8は発泡ゴム性であるため保温効果が高い。また、身体に巻きつけて
湯をいれることで、サウナ効果で全身を温められる。
【0076】
(ケ)シート体8を体に巻きつけることで、患者のプライバシーが守られる。
【0077】
(コ)シート体8内面の撥水効果によって、容易に残水を拭き取ることができ、短時
間で表面が乾燥する。
【0078】
(サ)浴槽体6の空気充填部2aにはスポンジ状シートが貼り付けられることで、空
気溜まりを速やかになくせるため、折り畳み易く、片付けが容易で取り扱い易
い。
【符号の説明】
【0079】
1 シート
2 周壁部
2a 空気充填部
3 底部
5 排水部
6 浴槽体
7 排水穴部
8 シート体
10 保持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水部を有する底部の周縁に、空気を充填することで膨出状態となる周壁部が設けられた浴槽体と、この浴槽体内に配され臥位状態の入浴者を包み込んで包持し得る大きさにして遮水性を有するシート体とから成ることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項2】
請求項1記載の簡易浴槽装置において、前記周壁部内の空気は、排出可能であり、前記周壁部は空気充填により膨出し、空気排出により収縮するものであることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記シート体には、前記浴槽体の排水部と連結する排水穴部が設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記シート体は可撓性を有すると共に遮水性を有する主材の上面に、滑性及び撥水性を有する素材が塗布若しく貼付加工されて滑性撥水面が形成されていることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項5】
請求項1〜4いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記浴槽体の端部には、臥位状態の入浴者の頭部若しくは上半身を載置保持する保持部が設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項6】
請求項1〜5いずれか1項に記載の記載の簡易浴槽装置において、前記排水部は、臥位状態の入浴者の足側位置に設けられていることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項7】
請求項1〜6いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記周壁部は、互いに連通した空気充填部が高さ方向に2段以上設けられたものであることを特徴とする簡易浴槽装置。
【請求項8】
請求項1〜7いずれか1項に記載の簡易浴槽装置において、前記空気充填部の内部にはスポンジ状のシートが配設されていることを特徴とする簡易浴槽装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−10982(P2012−10982A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−150579(P2010−150579)
【出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【出願人】(592170411)船山株式会社 (1)
【Fターム(参考)】