説明

簡潔昇降装置

【課題】 ステムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに有効な簡潔構造の簡潔昇降装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の簡潔昇降装置10は、下側ケース11と、下側ケース11にスライド可能に取付けられる上側ケース12と、連結バーが互いに回転自在に連結しスライド可能に取付けられたパンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20を昇降作動する水圧シリンダ31と、水圧シリンダ31のピストンロッド31aの先端に取付けられた駆動ローラ32とパンタグラフ機構20の連結バー21aの端部に取付けられる第1のガイドローラとパンタグラフ機構20の連結バー21bの端部に取付けられる第2のガイドローラとに掛けられるベルト39とを備ることとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに便利で有効な簡潔構造の簡潔昇降装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシステムキッチンや洗面台などには、垂直方向に複数設置したねじ棒をモータ駆動機構により回転させシステムキッチンや洗面台などの上部をキャビネット本体に対し昇降可能にする昇降装置が設置されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】 特開平7−116033号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のシステムキッチンや洗面台などに使用される昇降装置は、システムキッチンや洗面台などの上部をキャビネット本体に対しスライド可能とし、垂直方向に複数設置したねじ棒をモータ駆動により回転させ上部を昇降させるため、構成を複雑とするとともに、昇降機構も減速ユニットやモータ駆動制御ユニットなどを必要とし複雑であった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに便利で有効な簡潔構造の簡潔昇降装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の簡潔昇降装置は、上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記下側ケースと前記上側ケースとの間に取付けられ連結バーが互いに回転自在に連結しスライド可能に取付けられたパンタグラフ機構と、前記パンタグラフ機構を昇降作動する水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定され、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと、前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる第1のガイドローラと、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられる第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備ることとした。
また、前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる前記第1と第2のガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられ、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられたガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられることとした。
また、本発明の簡潔昇降装置は、上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記上側ケースに回転自在でスライド可能に上端が取付けられ上下方向に回転可能の回転バーと、前記回転バーの回転駆動用の水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定されて、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと前記回転バーの下端に取付けられる第1のガイドローラと前記下側ケースに固定された第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとした。
さらに、前記水圧シリンダは、他に、油圧シリンダ、空気圧シリンダのいずれかを使用することとした。
【発明の効果】
【0006】
本発明の簡潔昇降装置は、上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記下側ケースと前記上側ケースとの間に取付けられ連結バーが互いに回転自在に連結しスライド可能に取付けられたパンタグラフ機構と、前記パンタグラフ機構を昇降作動する水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定され、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと、前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる第1のガイドローラと、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられる第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備ることとしたため、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに水道水を容易に利用でき便利で有効な簡潔構造となっている。また、水圧シリンダの駆動力が効果的に増大し上側ケースを容易に昇降することができる。
また、前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる前記第1と第2のガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられ、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられたガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられることとしたため、水圧シリンダの駆動力をより効果的に増大し上側ケースを容易に昇降することができる。
また、本発明の簡潔昇降装置は、上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記上側ケースに回転自在でスライド可能に上端が取付けられ上下方向に回転可能の回転バーと、前記回転バーの回転駆動用の水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定されて、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと前記回転バーの下端に取付けられる第1のガイドローラと前記下側ケースに固定された第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備えることとしたため、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに水道水を容易に利用でき便利で有効なより簡潔構造となっている。また、水圧シリンダの駆動力が効果的に増大し上側ケースを容易に昇降することができる。
さらに、前記水圧シリンダは、他に、油圧シリンダ、空気圧シリンダのいずれかを使用することとしたため、関連設備が近辺にあるときには有効に使用することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態の簡潔昇降装置につき説明する。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置の斜視図を示す。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置10は、上側が開口した下側ケース11と、下側が開口し下側ケース11に上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体(図示せず)が設置される上側ケース12とが設けられ、下側ケース11と上側ケース12との隙間に上下方向にスライドユニット29が設置され、上側ケース12は下側ケース11に沿って上下方向にスライド可能となっている。そのため、上側ケース12は、内部に設置した昇降機構と昇降駆動機構(共に図2〜3参照)により、下側ケース11に沿って昇降され、上側ケース12の上部に設置される被昇降体を所望の高さの位置にすることができる。
【0009】
図2は、上側ケースが下降しているときの本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図2(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図2(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
図2(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置10は、上側ケース12の下側に固定され下側ケース11との間に設けられて上側ケース12を上下方向に移動可能とするパンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20を昇降駆動する昇降駆動機構30とで構成されている。
パンタグラフ機構20は、矢印Rに示すように、正面の奥側に設けたパンタグラフ機構20Aと、矢印Fに示すように、正面の手前側にパンタグラフ機構20Aと並行に設けられたパンタグラフ機構20Bとで構成されている。
パンタグラフ機構20Aは、交差点に取付けられた中央シャフト22により互いに回転自在に連結した連結バー21aと連結バー21bとを備え、パンタグラフ機構20Bも同じく交差点に取付けられた中央シャフト22により互いに回転自在に連結した連結バー21aと連結バー21bとを備えている。
連結バー21a、21bの上端部は、上側ケース12の下側に固定されたスライド機構23a、23bに回転自在で水平方向にスライド可能に取付けられ、連結バー21a、21bの下端部は、上側ケース12の上側に固定されたスライド機構23c、23dに回転自在でスライド可能に取付けられている。
上側ケース12の下側に固定されているスライド機構23a、23bと、上側ケース12の上側に固定されているスライド機構23c、23dとは、スライド棒24が固定され、スライド棒24にスライダ25がスライド自在に取り付けられ、スライダ25には取付ブラケット26が取付けられている。
連結バー21aは、スライド機構23aの取付ブラケット26に上側シャフト27aを介し回転自在でスライド可能に取付けられるとともに、スライド機構23dの取付ブラケット26に下側シャフト28bを介し回転自在でスライド可能に取付けられ、連結バー21bは、スライド機構23bの取付ブラケット26に上側シャフト27bを介し回転自在でスライド可能に取付けられるとともに、スライド機構23cの取付ブラケット26に下側シャフト28aを介し回転自在でスライド可能に取付けられている。
パンタグラフ機構20Aと並行に設けられるパンタグラフ機構20Bも同様の構成となっており、パンタグラフ機構20Aとパンタグラフ機構20Bとは、中央シャフト22と、上側シャフト27a、27bと、下側シャフト28a、28bとにより連結している。
【0010】
昇降駆動機構30は、上側ケース12の内側に固定された水圧シリンダ31と、水圧シリンダ31のピストンロッド31aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ32と、下側シャフト28aに回転自在に取付けられた第1のガイドローラ33と、下側シャフト28bに回転自在に取付けられた第2のガイドローラ34と、下側ケース11に一端が固定されて、駆動ローラ32と第1のガイドローラ33と第2のガイドローラ34とに掛けられ、下側ケース11に他端が固定されたベルト39とで構成されている。
【0011】
図3は、上側ケースが上昇しているときの本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図3(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図3(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
図3(A)、(B)に示す本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置10は、前記したごとく上側ケース12が上昇しているときを示し、図1と同じ構成で、上側ケース12の下側に固定され下側ケース11との間に設けられて上側ケース12を上下方向に移動可能とするパンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20を昇降駆動する昇降駆動機構30とで構成されている。昇降駆動機構30の水圧シリンダ31には水道管と接続する接続部31bが取付けられ、接続部31bから供給される水道圧により、水圧シリンダ31は作動し、ピストンロッド31aが水平方向に移動している。また、接続する水道管には水圧を調整する栓を設けることもできる。
上側ケース12が上昇しているときを示している本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置10は、水圧シリンダ31のピストンロッド31aが水平方向に伸びピストンロッド31aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ32によりベルト39に張力が与えられて、ベルト39が引っ張られ、第1のガイドローラ33と第2のガイドローラ34とが互いに内側に寄せられ、パンタグラフ機構20を上昇駆動し上側ケース12が上側に移動している。なお、下側ケース11と上側ケース12との隙間に上下方向にスライダユニット29が設置され、上側ケース12が上昇するとき、スライダユニット29のスライダ29aが上側ケース12と共に伸び、上側ケース12のガイドを行っている。
【0012】
以上述べたように、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置20は、パンタグラフ機構20と、パンタグラフ機構20を昇降駆動する昇降駆動機構30とで構成され、昇降駆動機構30に設けた水圧シリンダ31により昇降し、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに水道水を容易に利用でき便利で有効な簡潔構造となっている。
また、昇降駆動機構30は、上側ケース12の内側に固定された水圧シリンダ31と、水圧シリンダ31のピストンロッド31aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ32と、下側シャフト28aに回転自在に取付けられた第1のガイドローラ33と、下側シャフト28bに回転自在に取付けられた第2のガイドローラ34と下側ケース11に一端が固定されて、駆動ローラ32と第1のガイドローラ33と、第2のガイドローラ34とに掛けられ、下側ケース11に他端が固定されたベルト39とで構成されているため、水圧シリンダ31の駆動力が効果的に増大し上側ケース12を容易に昇降することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置は、システムキッチンや洗面台に限らず、その他さまざまの昇降を必要とするものに使用することができる。
また、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置は、水圧シリンダを使用することとしたが、他に、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、電動駆動スライダなども関連設備が近辺にあるときには有効に使用することもできる。
また、パンタグラフ機構20は、パンタグラフ機構20Aと、パンタグラフ機構20Aと並行に設けられたパンタグラフ機構20Bとで構成したが、単独とすることも、複数とすることもできる。
さらに、本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置では、昇降駆動機構30にベルトを使用することとしたが、ワイヤなども同様に使用することができる。
【実施例2】
【0013】
図4は、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図4(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図4(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
図4(A)、(B)に示すように、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置40は、上側ケース14が上昇しているときを示し、上側ケース14の下側に固定され下側ケース13との間に設けられて上側ケース14を上下方向に移動可能とする回転バー機構50と、回転バー機構50を昇降駆動する昇降駆動機構60とで構成されている。
回転バー機構50は、矢印Rに示すように、正面の奥側に設けた回転バー機構50Aと、矢印Fに示すように、正面の手前側に回転バー機構50Aと並行に設けられた回転バー機構50Bとで構成されている。
回転バー機構50Aは回転バー51aを備え、回転バー51aは、下側ケース13に水平方向に固定された中央シャフト52に回転自在に取付けられ、回転バー機構50Bも同様の回転バー51bを備え、中央シャフト52に回転自在に取付けられている。
回転バー51aと回転バー51bの上端部は、上側ケース14の下側に固定されたスライド機構53a、53bに回転自在で水平方向にスライド可能に取付けられ、回転バー51aと回転バー51bの下端部には互いに連結するシャフト58aが取付けられている。
上側ケース14の下側に固定されているスライド機構53a、53bは、スライド棒54が固定され、スライド棒54にスライダ56がスライド自在に取り付けられ、スライダ56には取付ブラケット55が取付けられている。
回転バー51a、51bは、スライド機構53a、53bの取付ブラケット55に上側シャフト57を介し回転自在でスライド可能に取付けられている。
【0014】
昇降駆動機構60は、上側ケース14の内側に固定された水圧シリンダ61と、水圧シリンダ61のピストンロッド61aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ62と、下側シャフト58aに回転自在に取付けられた第1のガイドローラ63と、下側ケース13に固定されたシャフト58bに回転自在に取付けられた第2のガイドローラ64と、下側ケース13に一端が固定され、駆動ローラ62と、第1のガイドローラ63と、第2のガイドローラ64とに掛けられ、下側ケース13に他端が固定されたベルト59とで構成されている。
昇降駆動機構60の水圧シリンダ61には水道管と接続する接続部61bが取付けられ、接続部61bから供給される水道圧により、水圧シリンダ61は作動し、ピストンロッド61aが水平方向に移動する。また、接続する水道管には水圧を調整する栓を設けることもできる。
上側ケース62が上昇しているときを示している本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置40は、水圧シリンダ61のピストンロッド61aが水平方向に伸びピストンロッド61aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ62によりベルト69に張力が与えられて、ベルト69が引っ張られ、第1のガイドローラ63が内側に寄せられ、回転バー51aと回転バー51bとが中央シャフト52を中心に回動し、上側ケース14が上側に移動している。
【0015】
以上述べたように、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置40は、回転バー機構50と、回転バー機構50を昇降駆動する昇降駆動機構60とで構成され、昇降駆動機構60に設けた水圧シリンダ61により上側ケース14が昇降し、システムキッチンや洗面台などの特に水道水を使用する装置の昇降を行うときに水道水を容易に利用でき便利で有効な簡潔構造となっている。
また、昇降駆動機構60は、上側ケース14の内側に固定された水圧シリンダ61と、水圧シリンダ61のピストンロッド61aの先端に回転自在に取付けられた駆動ローラ62と、下側シャフト58aに回転自在に取付けられた第1のガイドローラ63と、下側ケース13に固定されたシャフト58bに回転自在に取付けられた第2のガイドローラ64と、下側ケース13に一端が固定され、駆動ローラ62と、第1のガイドローラ63と、第2のガイドローラ64とに掛けられ、下側ケース13に他端が固定されたベルト59とで構成されているため、水圧シリンダ61の駆動力が効果的に増大し上側ケース14を昇降することができる。
なお、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置は、システムキッチンや洗面台に限らず、その他さまざまの昇降を必要とするものに使用することができる。
また、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置は、水圧シリンダを使用することとしたが、他に、油圧シリンダ、空気圧シリンダ、電動駆動スライダなども関連設備が近辺にあるときには有効に使用することもできる。
また、回転バー機構50は、回転バー機構50Aと、回転バー機構50Aと並行に設けられた回転バー機構50Bとで構成したが、単独とすることも、複数とすることもできる。
さらに、本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置では、昇降駆動機構60にベルトを使用することとしたが、ワイヤなども同様に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置の斜視図を示す。
【図2】 上側ケースが下降しているときの本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図2(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図2(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
【図3】 上側ケースが上昇しているときの本発明の第1の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図3(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図3(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の簡潔昇降装置を示し、図4(A)は、正面を開口したときの正面図を示し、図4(B)は、側面を開口したときの側面図を示す。
【符号の説明】
【0017】
10、40 簡潔昇降装置
11、13 下側ケース
12、14 上側ケース
20A、20B パンタグラフ機構
30、60 昇降駆動機構
22、52 中央シャフト
21a、21b 連結バー
23a、23b、23c、23d スライド機構
21a、21b 連結バー
27a、27b 上側シャフト
28a、28b 下側シャフト
31、61 水圧シリンダ
32、62 駆動ローラ
33、63 第1のガイドローラ
34、64 第2のガイドローラ
39、69 ベルト
50 回転バー機構
51a、51b 回転バー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記下側ケースと前記上側ケースとの間に取付けられ連結バーが互いに回転自在に連結しスライド可能に取付けられたパンタグラフ機構と、前記パンタグラフ機構を昇降作動する水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定され、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと、前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる第1のガイドローラと、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられる第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備えたことを特徴とする簡潔昇降装置。
【請求項2】
前記パンタグラフ機構の一方の前記連結バーの端部に取付けられる前記第1と第2のガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられ、前記パンタグラフ機構の他方の前記連結バーの端部に取付けられたガイドローラは、前記連結バーの下端の端部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の簡潔昇降装置。
【請求項3】
上側が開口した下側ケースと、下側が開口し前記下側ケースに上下方向にスライド可能に取付けられ上方に被移動体が設置される上側ケースと、前記上側ケースに回転自在でスライド可能に上端が取付けられ上下方向に回転可能の回転バーと、前記回転バーの回転駆動用の水圧シリンダと、前記下側ケースに一端が固定されて、前記水圧シリンダのピストンロッドの先端に取付けられた駆動ローラと前記回転バーの下端に取付けられる第1のガイドローラと前記下側ケースに固定された第2のガイドローラとに掛けられ、他端が前記下側ケースに固定されるベルトまたはワイヤとを備えたことを特徴とする簡潔昇降装置。
【請求項4】
前記水圧シリンダは、他に、油圧シリンダ、空気圧シリンダのいずれかを使用することを特徴とする請求項1または2に記載の簡潔昇降装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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