説明

粉砕した生の玄米およびドライフルーツを用いた食品

【課題】日本人の食生活、健康状態の向上、医療費の低減に寄与する、現代の日本人の味覚にあった味及び食感を有する、玄米健康食を提供する。
【解決手段】生の玄米を、フードプロセッサーや石臼などで粉状に粉砕する。同様に、生の種実類、およびレーズン等を、粉状に粉砕する。その際に、粉状になった玄米を加えることにより、これらの材料の粉状混合物である玄米健康食を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生の玄米及びドライフルーツを原料とした食品の製造方法、及び玄米及びドライフルーツに関する
【背景技術】
【0002】
玄米は通常、炊飯器や、圧力鍋などを用い炊飯して食す。
【0003】
しかし、玄米は加熱してしまうことにより、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が失われてしまう。
【0004】
そこで、今までに種々の食品が提案されている。例えば、甲田光雄氏による、特許第3019261号公報「生野菜健康食」には、生野菜を粉砕したものと生玄米粉による、健康食が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、玄米を生のまま粉砕した、生玄米粉と、生野菜を粉砕したものでは、いかに体に良いとは言え、味と食感からその食事を継続するのが困難であった。
【0006】
本発明は、生玄米粉をより食べやすい形で提供し、味と食感を改善し、日本人の食生活をより向上させるためのものである。具体的には、生の玄米を粉砕した物と、生の(乾燥させただけ)の種実類(アーモンド、カシューナッツ、くるみ等)、および、レーズン等のドライフルーツを粉砕したものを用いる。レーズン等には、くこの実、プルーン、イチジク、マンゴー、ブルーベリー、ワイルドベリー、ラズベリー、あんず、パパイヤ、デーツ、パパイヤ等を含む。
【0007】
ところが、生の種実類およびレーズン等は、それだけで粉砕しようとすると、成分の油分や糖分などが邪魔をして、粉状に粉砕するのが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以上の課題を達成するために以下の構成である。
まず、食品として、味と食感を改善するため、生の玄米(出来る限り有機無農薬のもの)、生の種実類、および生のレーズン等を用いる。
【0009】
生の玄米は、フードプロセッサーや、石臼などで、粉状に粉砕する。同様に、生の種実類、およびレーズン等を、粉状に粉砕する。その際に、粉状になった玄米を加えることにより、これらの材料が粉状になることを助ける。
【発明の効果】
【0010】
生の玄米、種実類、及びレーズン等は、粉砕したものを混ぜあわせることにより、ビタミン、ミネラルをはじめとする栄養価が高く、現代の日本人にとって理想的な主食となる。また、合わせて生の野菜、特に生の葉物野菜(サニーレタス、白菜、小松菜、ほうれん草、水菜、春菊等)できるだけ無農薬、無化学肥料のものを一緒に食べることにより、理想的な食事となる。
【0011】
また、種実類、及びレーズン等を粉砕する際には、あらかじめ粉砕してある生の玄米粉をくわえることにより、その粉砕が容易となる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生の玄米、種実類、レーズン等を用い、それを粉砕して食することを特徴とする玄米健康食。