説明

粒状氷検知装置

【課題】本発明は、従来にない作用効果を発揮する画期的な粒状氷検知装置を提供することを目的とする。
【解決手段】霰や雹などの粒状氷の降水を検知する粒状氷検知装置であって、前記粒状氷の降水を検知したい箇所に配される有天中空体と、この有天中空体に前記粒状氷が衝突した際の衝撃振動を検出する振動センサー部と、外気温を検出する温度センサー部と、音を検出するマイク部と、前記振動センサー部,前記温度センサー部及び前記マイク部夫々からの情報に基づき粒状氷の降水を判断する粒状氷判断部とを有するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば霰や雹などの粒状氷の降水を検知する粒状氷検知装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば霰(あられ)や雹(ひょう)などの固形降水としての粒状氷は、局地的に且つ短時間(数分〜数十分)だけ集中して降水する場合が多く、よって、この粒状氷が降ることで例えば高速道路の路面状態は短時間で一変し、雪路面へと変化する。
【0003】
具体的には、この粒状氷が降った後の路面は車の制動力を低下させる要因となるが、例えばトンネル出口付近の路面に粒状氷が降った場合、トンネル内の路面と全く路面状態が異なる為、トンネル内から出た直後の車の操作対応が遅れ非常に危険である。
【0004】
そこで、従来においても、例えばトンネル出口付近など、経験上、粒状氷が降水する可能性の高い箇所に監視カメラを設置し、この監視カメラに映った映像により遠隔地にいる監視員が粒状氷の降水を確認した場合には、道路に設置した電光掲示板でその旨を表示して運転者に注意を促すことで対応しているが、実際には、その降水が粒状氷なのか雨や雪なのかを、監視員は映像だけでは直ちに判別しにくく、確認できるまでに時間がかかり、よって、その情報を運転者にリアルタイムで伝えることは難しい。また、24時間体制で監視を行っているため、監視員の負担が大きいという問題もある。
【0005】
また、この監視カメラの他にも、例えば特開2001−305241号のような降雨センサーや降雪センサーなどの降水を検知する検知装置も種々提案されているが、いずれも雨や雪の降水を検知するものであり、これら雨や雪と区別して、霰や雹などの粒状氷の降水を迅速且つ高精度に検知できるものは未だ提案されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−305241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者等は、前述した問題点に着目し、種々の実験研究を繰り返し行い、その結果、例えば雨や雪との違いを確実に判別して粒状氷の降水を迅速且つ高精度に検知することができるなど、従来にない作用効果を発揮する画期的な粒状氷検知装置を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0008】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
霰や雹などの粒状氷1の降水を検知する粒状氷検知装置であって、前記粒状氷1の降水を検知したい箇所Pに配される有天中空体2と、この有天中空体2に前記粒状氷1が衝突した際の衝撃振動を検出する振動センサー部3と、外気温を検出する温度センサー部4と、音を検出するマイク部5と、前記振動センサー部3,前記温度センサー部4及び前記マイク部5夫々からの情報に基づき粒状氷1の降水を判断する粒状氷判断部6とを有することを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【0010】
また、請求項1記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体2は、外層2aと該外層2aに間隙Sを介して設けられる内層2bとからなる中空壁構造を有する容器形状体であることを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【0011】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体2の天壁部2Aは凸湾曲面に設定されていることを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【0012】
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体2を振動させる振動発生部7を有することを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【0013】
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体2を加温する加温部8を有することを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【0014】
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体2の外表面には撥水処理が施されていることを特徴とする粒状氷検知装置に係るものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は上述のように構成したから、例えば雨や雪との違いを確実に判別して粒状氷の降水を迅速且つ高精度に検知することができ、しかも、簡易構造故にコスト安にして量産性に秀れるなど、従来にない作用効果を発揮する画期的な粒状氷検知装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施例の使用状態説明図である。
【図2】本実施例に係る要部を説明する斜視図である。
【図3】本実施例に係る要部を説明する斜視図である。
【図4】本実施例に係る要部を説明する断面図である。
【図5】本実施例に係る要部を説明する断面図である。
【図6】本実施例に係る要部の説明図である。
【図7】本実施例に係る要部の説明図である。
【図8】本実施例に係る粒状氷検知装置により粒状氷の降水を検知する際のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0018】
例えば、粒状氷1が降水した際、振動センサー部3では、有天中空体2に粒状氷1が衝突した際の衝撃振動を検出し、この振動センサー部3で検出された情報は粒状氷判断部6へ送られ、また、温度センサー部4では、外気温を検出し、この情報は粒状氷判断部6へ送られ、また、マイク部5では、周囲の音を検出し、この情報は粒状氷判断部6へ送られる。
【0019】
粒状氷判断部6では、前述した振動センサー部3からの情報,温度センサー部4からの情報及びマイク部5からの情報に基づき粒状氷1の降水か否かを判断する。
【0020】
具体的には、例えば振動センサー部3において、予め設定された所定値(振動数1000Hz)以上の振動を検出した場合、また、温度センサー部4において、予め設定された所定値(15℃〜−3℃)の温度を検出した場合、また、マイク部5において、予め設定された所定値(粒状氷1が降っていない通常時の環境音と異なる音(音高1000Hz以上))を検出した場合、これらの情報に基づき粒状氷判断部6では粒状氷1の降水であると判断する。
【0021】
つまり、本発明は、前述した3つの検出条件を満たした場合には粒状氷1の降水と判断し、3つの検出条件のうち一つでも検出条件を満たさない場合には粒状氷1の降水でないと判断するものであり、これらの情報に基づく判断により、粒状氷1の降水を高精度に検知することができ、しかも、高価な装置等必要なく簡易構造故にコスト安にして量産性に秀れる。
【実施例】
【0022】
本発明の具体的な一実施例について図面に基づいて説明する。
【0023】
本実施例は、霰や雹などの粒状氷1の降水を検知する粒状氷検知装置であって、粒状氷1の降水を検知したい箇所Pに配される有天中空体2と、有天中空体2の内部に配され該有天中空体2に粒状氷1が衝突した際の衝撃振動を検出する振動センサー部3と、外気温を検出する温度センサー部4と、音を検出するマイク部5と、振動センサー部3,温度センサー部4及びマイク部5夫々からの情報に基づき粒状氷1の降水を判断する粒状氷判断部6とを有するものである。
【0024】
尚、本実施例に係る粒状氷1としての霰(あられ)は、雲から降る直径5mm未満の氷の粒のことであり、その他にも粒状氷1としての雹(ひょう)は、雲から降る直径5mm以上のものであり、本実施例の特性を発揮するものであれば適宜採用し得るものである。
【0025】
以下、本実施例に係る構成各部について詳細な説明をする。
【0026】
天有中空体2は、図1〜4に図示したように適宜な合成樹脂製の部材(硬質樹脂)を円形容器形状(ドーム形状)に成形したものであり、下端部から上端部にかけて先細り形状にして、この有天中空体2の天壁部2Aは凸湾曲面に設定されている。
【0027】
また、天有中空体2は、凸湾曲面である天壁部2Aに連続する側壁部2Bが末広がり状となる傾斜面に設定されている。
【0028】
従って、天有中空体2は、天壁部2Aが凸湾曲面であるため各検出の障害となり得る積雪を可及的に防止し得るのは勿論、側壁部2Bが垂直面であった場合に比して、降ってくる粒状氷1を少しでも角度をつけて効率良く衝突させることができる。また、風向きに関係なく、どの方向からの粒状氷1の降水にも対応することができる。その他、鳥などの着座を防止できる。
【0029】
また、天有中空体2は、図5に図示したように外層2aと該外層2aに間隙Sを介して設けられる内層2bとからなる中空壁構造を有しており、この構成から、天有中空体2に粒状氷1が衝突した際に生じる振動の効率的な伝達と内部の良好な空気振動が発生する。
【0030】
従って、天有中空体2の外面に粒状氷1が衝突した際、この粒状氷1による衝撃(振動及び音)がより良好に伝わることになり、後述する振動センサー部3及びマイク部5での検出がより高精度に行われることになる。符号2cは外層2aと内層2bとの間に架設される架設部である。
【0031】
尚、有天中空体2の形状として錐形状(例えば円錐形状)を採用しても良く、本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用し得るものである。
【0032】
また、有天中空体2の外表面には撥水処理が施されている。
【0033】
従って、有天中空体2の表面に雪や雨が付着していると、これらが緩衝材となり振動センサー部3及びマイク部5による検出の障害となってしまうが、この点、本実施例は雪や雨の付着を可及的に防止することができ、より高精度な検知が可能となる。
【0034】
また、有天中空体2は、図2〜4に図示したように下部開口部にベースとなる底体(閉塞底板体9)が設けられ、この閉塞底板体9の下面には複数(3つ)の取付部9aが突設されている。
【0035】
この取付部9aは粒状氷1の降水を検知したい箇所Pへ設置される設置部(設置台11)に取り付けられる。
【0036】
具体的には、図6に図示したように取付部9aは、止着ボルト12Aを貫通する孔9a’を有し、設置台11を貫通して突出状態となる止着ボルト12Aを貫挿させ、該止着ボルト12Aの先端部にナット12Bを螺着して取り付けられるものである。
【0037】
また、取付部9aの下面には合成樹脂製の適度な弾性を有する部材13(ゴム)が設けられており、この弾性部材13を介して設置台11の上面に載置される。
【0038】
従って、後述する振動発生部7が振動した際、設置台11に設置される有天中空体2は弾性部材13の弾性を利用して良好に振動することになり、この振動により有天中空体2へ雪や雨が付着することを防止することができる。
【0039】
また、閉塞底板体9の上面には基板10(電子回路基板)が設けられている。
【0040】
この基板10の上面には、振動発生部7,加温部8,振動センサー部3,温度センサー部4,マイク部5及び粒状氷判断部6などの各種電子部品が実装される。
【0041】
振動発生部7は、図2に図示したように基板10に設けられる振動モーターである。
【0042】
本実施例では、後述する温度センサー部4により外気温が5℃以下であることを検知した際、振動発生部7が作動するように構成されている。
【0043】
従って、振動発生部7の作動により有天中空体2は振動し、該有天中空体2の表面に付着した雪や雨を振り落とすことができる。
【0044】
加温部8は、図2に図示したように基板10に設けられるヒーターである。
【0045】
本実施例では、後述する温度センサー部4により外気温が5℃以下であることを検知した際、加温部8が作動するように構成されている。
【0046】
従って、加温部8が発熱して有天中空体2が内側から加温され、該有天中空体2の表面に付着した雪や雨を融かしたり蒸発させたりすることができる。
【0047】
振動センサー部3は、図2,4に図示したように基板10に設けられる圧電素子であり、本実施例では複数(二つ)の振動センサー部3を有天中空体2の内面対向二箇所に貼着している。尚、振動センサー部3の数は適宜変更し得るものである。
【0048】
この振動センサー部3は、有天中空体2の表面の振動及び有天中空体2の内部空気の振動を電気信号に変換する。
【0049】
本実施例では、この振動センサー部3において検出した衝撃振動が所定値(周波数が1000Hz)よりも大きい場合、後述する粒状氷判断部6で粒状氷1であると判断するように構成されている。粒状氷1が霰の場合の衝撃振動は、実験により得た数値としては概ね1000Hz〜1200Hz程度である。
【0050】
温度センサー部4は、図2,3に図示したように基板10に設けられており、閉塞底板体9を貫通して外部に突出状態に設けて構成されている。
【0051】
この温度センサー部4は、有天中空体2の外部の温度(外気温)を常時検出しており、具体的には、外気温を電気信号に変換する。
【0052】
本実施例では、この温度センサー部4において検出した温度が所定値(15℃〜−3℃)の場合、粒状氷判断部6で粒状氷1であると判断するように構成されている。
【0053】
また、この温度センサー部4により外気温が5℃以下であることを検知した際、前述した振動発生部7及び加温部8が作動するように構成されている。
【0054】
マイク部5は、図2に図示したように基板10に設けられている。
【0055】
このマイク部5は、コンデンサマイクであり、有天中空体2の内部に配され、周囲の音(有天中空体2内の音及び有天中空体2外の環境音)を常時検出している。
【0056】
具体的には、常時周囲の音を観測し、有天中空体2の表面に粒状氷1が衝突することにより発生する音を電気信号に変換する。常時観測されている環境音と比較回路で比較する。
【0057】
本実施例では、このマイク部5において検出した音が所定値(粒状氷1が降っていない通常時の環境音と異なる音(音高1000Hz以上/音圧20μPa以上))よりも大きい場合、粒状氷判断部6で粒状氷1であると判断するように構成されている。粒状氷1が霰の場合の音は、実験により得た数値としては概ね1000Hz〜1200Hz程度である。
【0058】
粒状氷判断部6は、図2に図示したように基板10の上面に実装される演算処理部(CPU)である。
【0059】
この粒状氷判断部6は、前述した振動センサー部3,温度センサー部4及びマイク部5夫々からの情報に基づき粒状氷1の降水か否かを判断する。
【0060】
具体的には、図8にフロー図として図示したように、待機状態において、温度センサー部4及びマイク部5においては、外気温と周囲の音を常時検出している(検知準備)。
【0061】
そして、この温度センサー部4及びマイク部5において外気温が所定値の温度(15℃〜−3℃)及び周囲の音が所定値以上(粒状氷1が降っていない通常時の環境音と異なる音(音高1000Hz以上))の音となり、有天中空体2に粒状氷1が衝突して振動センサー部3で所定値(振動数1000Hz)よりも大きな衝撃振動を検出した際、粒状氷判断部6において粒状氷1の降水と判断される。振動センサー部3での衝撃振動が所定値(振動数1000Hz)よりも低かった場合、粒状氷1でないと判断される。
【0062】
また、その後も各検出部における検出は継続されており、例えば振動センサー部3で検出される値が所定値(振動数1000Hz)よりも低くなると粒状氷1が止んだと判断する。
【0063】
その後、再び待機状態となる。
【0064】
本発明者等は、実際に実験したところ、霰が降ったケースをサンプリングすると、この3つの検出条件(振動センサー部3,温度センサー部4及びマイク部5で得られる検出条件)が全て満たされた場合(設定された数値となった場合)、霰が降っている確率が極めて高いことを確認している。
【0065】
以上の構成から成る本実施例に係る粒状氷検知装置は、図1に図示したように粒状氷1の降水を検知したい箇所P(トンネルの出口付近)に設置される設置台11に設けられる。
【0066】
また、この設置台11の下方部位(支柱11a)には、粒状氷検知装置で検知した情報を信号として管理センター14及び電光掲示装置15に配信する配信装置16が設けられている。
【0067】
管理センター14では、管理用コンピュータ14aにより配信装置16から配信される粒状氷1の検知情報を受信して履歴保存したり、また、電光掲示装置15に表示内容を切り替える操作をしたり、電光掲示装置15における表示内容に誤りがないかを監視している。符号14bは警告灯及び警告音発生装置を具備した警告装置である。
【0068】
電光掲示装置15は、図1に図示したように自動車の運転手から確認し易い道路脇に設置され、配信装置16から配信された情報等が表示される。
【0069】
その他にも、電光掲示装置15は、管理センター14(管理用コンピュータ14a)から送信される信号を受けて種々の内容を表示することができる。
【0070】
本実施例は上述のように構成したから、例えば雨や雪との違いを確実に判別して粒状氷1の降水を迅速且つ高精度に検知することができ、しかも、簡易構造故にコスト安にして量産性に秀れることになる。
【0071】
また、本実施例は、有天中空体2は、外層2aと該外層2aに間隙Sを介して設けられる内層2bとからなる中空壁構造を有する容器形状体であるから、この間隙Sにより振動が反響して大きくなり、振動センサー部3及びマイク部5における検出が良好に行われることになる。
【0072】
また、本実施例は、有天中空体2の天壁部2Aは凸湾曲面に設定されているから、振動センサー部3及びマイク部5における検出の障害となり得る雪や雨が有天中空体2の外表面に付着することを防止することができる。
【0073】
また、本実施例は、有天中空体2を振動させる振動発生部7を有するから、この点においても振動センサー部3及びマイク部5における検出の障害となり得る雪や雨が有天中空体2の外表面に付着することを防止することができる。
【0074】
また、本実施例は、有天中空体2を加温する加温部8を有するから、振動センサー部3及びマイク部5における検出の障害となり得る雪や雨が有天中空体2の外表面に付着することを防止することができる。
【0075】
また、本実施例は、有天中空体2の外表面には撥水処理が施されているから、振動センサー部3及びマイク部5における検出の障害となり得る雪や雨が有天中空体2の外表面に付着することを防止することができる。
【0076】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0077】
P 箇所
S 間隙
1 粒状氷
2 有天中空体
2A 天壁部
2a 外層
2b 内層
3 振動センサー部
4 温度センサー部
5 マイク部
6 粒状氷判断部
7 振動発生部
8 加温部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
霰や雹などの粒状氷の降水を検知する粒状氷検知装置であって、前記粒状氷の降水を検知したい箇所に配される有天中空体と、この有天中空体に前記粒状氷が衝突した際の衝撃振動を検出する振動センサー部と、外気温を検出する温度センサー部と、音を検出するマイク部と、前記振動センサー部,前記温度センサー部及び前記マイク部夫々からの情報に基づき粒状氷の降水を判断する粒状氷判断部とを有することを特徴とする粒状氷検知装置。
【請求項2】
請求項1記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体は、外層と該外層に間隙を介して設けられる内層とからなる中空壁構造を有する容器形状体であることを特徴とする粒状氷検知装置。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体の天壁部は凸湾曲面に設定されていることを特徴とする粒状氷検知装置。
【請求項4】
請求項1〜3いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体を振動させる振動発生部を有することを特徴とする粒状氷検知装置。
【請求項5】
請求項1〜4いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体を加温する加温部を有することを特徴とする粒状氷検知装置。
【請求項6】
請求項1〜5いずれか1項に記載の粒状氷検知装置において、前記有天中空体の外表面には撥水処理が施されていることを特徴とする粒状氷検知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−88369(P2013−88369A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−231268(P2011−231268)
【出願日】平成23年10月21日(2011.10.21)
【出願人】(509185446)株式会社ネクスコ・メンテナンス新潟 (5)
【出願人】(505398941)東日本高速道路株式会社 (66)
【出願人】(000220963)セフテック株式会社 (8)
【出願人】(597175189)株式会社サトーメック (1)