説明

紙幣処理機

【課題】入金された受け入れ可能な紙幣を金種別に収納し、収納された紙幣を出金のために利用するように構成された紙幣処理機であって、紙幣処理機内に収納された紙幣の金種別の枚数を、簡易な機構で、かつ、簡易な操作で確認することができる紙幣処理機を提供する。
【解決手段】紙幣を投入する紙幣入金口11と、紙幣を光学データで判別する紙幣判別ユニット15と、判別結果によって、受け入れ可能と判別された紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納ボックス30a〜30dと、紙幣を出金する紙幣出金口12と、複数の紙幣収納ボックスから紙幣を紙幣出金口に送る出金紙幣搬送路35とを備え、複数の紙幣収納ボックスが、それぞれ、紙幣に書込まれたRFIDデータを読取るRFIDリーダー31a〜31dを備え、RFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成された紙幣処理機。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙幣を投入する紙幣入金口と、少なくとも紙幣の光学データを検出する光学センサ手段を備えた紙幣判別ユニットと、前記光学センサ手段が検出した紙幣の光学データに基づいて、受け入れ可能と判別された紙幣を金種別に収納する複数の紙幣収納ボックスと、紙幣を出金する紙幣出金口と、前記複数の紙幣収納ボックスから繰り出された紙幣を前記紙幣出金口に送る出金紙幣搬送路とを備えた紙幣処理機であって、前記複数の紙幣収納ボックスが、それぞれ、紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取る第一のRFIDリーダーを備え、前記第一のRFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成されたことを特徴とする紙幣処理機。
【請求項2】
前記RFIDデータが、少なくとも、その紙幣を特定するIDデータと、その紙幣の金種を特定する金種データを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理機。
【請求項3】
さらに、前記第一のRFIDリーダーによって読み取られたRFIDデータに基づいて、紙幣を判別する制御手段と、前記複数の紙幣収納ボックスに収納されている出金すべき紙幣の金種別枚数に関するデータを格納するメモリ手段を備え、前記制御手段が、前記第一のRFIDリーダーによって検出された紙幣のRFIDデータに基づいて、前記メモリ手段に格納された前記複数の紙幣収納ボックスに収納されている出金すべき紙幣の金種別枚数に関するデータを書き換えるように構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣処理機。
【請求項4】
さらに、前記出金紙幣搬送路に、少なくとも紙幣の光学データを検出する光学センサ手段を備え、紙幣を判別するためのデータを生成する出金紙幣判別ユニットと、前記複数の紙幣収納ボックスから、前記出金紙幣搬送路内に繰り出された紙幣のうち、出金紙幣判別ユニットによって生成された紙幣のデータに基づき、所定のように搬送されていないと判別された紙幣を回収して、収納する紙幣回収ボックスを備え、前記紙幣回収ボックスが、紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取る第二のRFIDリーダーを備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項5】
前記紙幣回収ボックスが、前記第二のRFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成されたことを特徴とする請求項4に記載の紙幣処理機。
【請求項6】
前記メモリ手段が前記紙幣回収ボックスに収納されている紙幣の金種別枚数に関するデータを格納し、前記制御手段が、前記第二のRFIDリーダーによって読み取られたRFIDデータに基づいて、紙幣を判別して、前記メモリ手段に格納された前記紙幣回収ボックス内に回収された紙幣の金種別枚数に関するデータを書き換えるように構成されたことを特徴とする請求項4または5に記載の紙幣処理機。
【請求項7】
前記出金紙幣判別ユニットが、さらに、紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取る第三のRFIDリーダーを備え、前記出金紙幣判別ユニットが、前記第三のRFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成されたことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項8】
前記紙幣判別ユニットが、さらに、紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取る第四のRFIDリーダーを備え、前記紙幣判別ユニットが、前記第四のRFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成されたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項9】
さらに、前記紙幣判別ユニットによって、受け入れ可能と判別された紙幣を、金種別に一時的に貯留する複数の紙幣一時貯留ボックスを備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項10】
前記複数の紙幣収納ボックスが、それぞれ、紙幣処理機に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項11】
前記制御手段が、前記複数の紙幣収納ボックスが、紙幣処理機から取り外された後、再度、紙幣処理機に取り付けられたときに、前記第一のRFIDリーダーを起動させるように、構成されたことを特徴とする請求項10に記載の紙幣処理機。
【請求項12】
前記複数の紙幣収納ボックスが、紙幣処理機から取り外し可能な紙幣収納ユニット内に取り付けられ、前記複数の紙幣収納ボックスが、それぞれ、前記紙幣収納ユニットから取り外し可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
【請求項13】
前記制御手段が、前記紙幣収納ユニットが、紙幣処理機から取り外された後、再度、紙幣処理機に取り付けられたときに、前記第一のRFIDリーダーを起動させるように、構成されたことを特徴とする請求項12に記載の紙幣処理機。
【請求項14】
さらに、指示信号を入力可能な入力手段を備え、前記制御手段が、前記入力手段に、前記第一のRFIDリーダーを起動すべき旨の指示信号が入力されたときに、前記第一のRFIDリーダーを起動するように構成されたことを特徴とする請求項3ないし13に記載の紙幣処理機。
【請求項15】
さらに、所定枚数の紙幣を集積する少なくとも1つの紙幣集積手段と、前記少なくとも1つの紙幣集積手段によって集積された前記所定枚数の紙幣を保持する紙幣保持手段と、前記紙幣保持手段によって保持された前記所定枚数の紙幣に、結束テープを供給するテープ供給手段と、前記テープ供給手段によって供給された結束テープを、前記紙幣保持手段によって保持された前記所定枚数の紙幣に巻き付けて、前記所定枚数の紙幣を含む紙幣束を生成する巻き付け手段とを含む紙幣帯封ユニットと、前記紙幣帯封ユニットによって生成された紙幣束を、金種別に収納する複数の紙幣束収納ボックスと有する紙幣帯封機構を備え、前記紙幣帯封ユニットの前記少なくとも1つの紙幣集積手段が、接続搬送路によって、前記出金搬送路に接続され、前記複数の紙幣束収納ボックスが、それぞれ、紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取る第五のRFIDリーダーを備え、前記複数の紙幣束収納ボックスが、前記第五のRFIDリーダーから発信された周波数の電波を遮蔽する材料によって形成されたことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の紙幣処理機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−58620(P2007−58620A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−243674(P2005−243674)
【出願日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(500265501)ローレル精機株式会社 (191)
【Fターム(参考)】