細胞内疾患を処置するための組成物および方法
【課題】細胞内細菌性感染もしくは寄生生物性感染、またはウイルスのような感染因子に起因する疾患(例えば、肝炎)を処置または予防するための治療剤を提供する。
【解決手段】本発明は、細胞内病原体由来の抗原の少なくとも1つの免疫原性部分の発現を指向するベクター構築物を投与する工程、そしてさらに抗原の上記免疫原性部分を含むタンパク質を温血動物に投与し、その結果免疫応答が生成される工程を包含する、細胞内感染を処置するための方法が提供される。
【解決手段】本発明は、細胞内病原体由来の抗原の少なくとも1つの免疫原性部分の発現を指向するベクター構築物を投与する工程、そしてさらに抗原の上記免疫原性部分を含むタンパク質を温血動物に投与し、その結果免疫応答が生成される工程を包含する、細胞内感染を処置するための方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬の製造に使用するための、細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分をコードするポリヌクレオチドを含むベクター構築物の使用であって、該医薬は、該抗原の少なくとも1つの該免疫原性部分を含むタンパク質を有するプライミング剤として使用するための医薬であり、該ベクター構築物は、追加免疫剤として使用されて、該細胞内病原体に対する免疫応答を誘発し、該ベクター構築物含有医薬は、複数回投与され、そのような投与の各々は、前回の投与から数週間の間隔をおかれる、使用。
【請求項2】
医薬の製造に使用するための、細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分を含むタンパク質の使用であって、該医薬は、該抗原の少なくとも1つの該免疫原性部分をコードするポリヌクレオチドを有する追加免疫剤として使用するための医薬であり、該タンパク質は、プライミング剤として使用されて、該細胞内病原体に対する免疫応答を誘発し、該ベクター構築物含有医薬は、複数回投与され、そのような投与の各々は、前回の投与から数週間の間隔をおかれる、使用。
【請求項3】
前記細胞内病原体がウイルスであり、そして前記抗原がウイルス抗原である、請求項1または2に記載の使用。
【請求項4】
前記ウイルス抗原が、肝炎、ネコ免疫不全ウイルス、およびHIVからなる群から選択されるウイルスから得られる、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記細胞内病原体が寄生生物である、請求項1または2に記載の使用。
【請求項6】
前記ベクター構築物が、レトロウイルスベクター、アルファウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、およびパルボウイルスベクターからなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項7】
前記ベクター構築物が、DNAベクター、および真核生物層化ベクター開始系からなる群から選択される核酸発現ベクターである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項8】
追加免疫剤としての細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分を含むタンパク質とともに、プライマーとして使用するための組成物であって、該組成物は、該抗原の該免疫原性部分の発現を指向するベクター構築物、および薬学的受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、組成物。
【請求項9】
免疫調節補因子をさらに含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記細胞内病原体がウイルスであり、そして前記抗原がウイルス抗原である、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記ウイルス抗原が、肝炎、ネコ免疫不全ウイルス、およびHIVからなる群より選択されるウイルスから得られる、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記抗原が、B型肝炎抗原である、請求項10に記載の組成物。
【請求項13】
前記B型肝炎抗原が、HBeAg、HBcAg、およびHBsAgからなる群より選択される請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記抗原がC型肝炎抗原である、請求項10に記載の組成物。
【請求項15】
前記C型抗原は、コア抗原C、E1、E2/NS1、NS2、NS3、NS4、およびNS5からなる群より選択される、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記細胞内病原体が寄生生物である、請求項8に記載の組成物。
【請求項17】
前記ベクター構築物が、組換えレトロウイルスによって運ばれる、請求項8に記載の組成物。
【請求項1】
医薬の製造に使用するための、細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分をコードするポリヌクレオチドを含むベクター構築物の使用であって、該医薬は、該抗原の少なくとも1つの該免疫原性部分を含むタンパク質を有するプライミング剤として使用するための医薬であり、該ベクター構築物は、追加免疫剤として使用されて、該細胞内病原体に対する免疫応答を誘発し、該ベクター構築物含有医薬は、複数回投与され、そのような投与の各々は、前回の投与から数週間の間隔をおかれる、使用。
【請求項2】
医薬の製造に使用するための、細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分を含むタンパク質の使用であって、該医薬は、該抗原の少なくとも1つの該免疫原性部分をコードするポリヌクレオチドを有する追加免疫剤として使用するための医薬であり、該タンパク質は、プライミング剤として使用されて、該細胞内病原体に対する免疫応答を誘発し、該ベクター構築物含有医薬は、複数回投与され、そのような投与の各々は、前回の投与から数週間の間隔をおかれる、使用。
【請求項3】
前記細胞内病原体がウイルスであり、そして前記抗原がウイルス抗原である、請求項1または2に記載の使用。
【請求項4】
前記ウイルス抗原が、肝炎、ネコ免疫不全ウイルス、およびHIVからなる群から選択されるウイルスから得られる、請求項3に記載の使用。
【請求項5】
前記細胞内病原体が寄生生物である、請求項1または2に記載の使用。
【請求項6】
前記ベクター構築物が、レトロウイルスベクター、アルファウイルスベクター、アデノ随伴ウイルスベクター、およびパルボウイルスベクターからなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項7】
前記ベクター構築物が、DNAベクター、および真核生物層化ベクター開始系からなる群から選択される核酸発現ベクターである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。
【請求項8】
追加免疫剤としての細胞内病原体から得られた抗原の少なくとも1つの免疫原性部分を含むタンパク質とともに、プライマーとして使用するための組成物であって、該組成物は、該抗原の該免疫原性部分の発現を指向するベクター構築物、および薬学的受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む、組成物。
【請求項9】
免疫調節補因子をさらに含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記細胞内病原体がウイルスであり、そして前記抗原がウイルス抗原である、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記ウイルス抗原が、肝炎、ネコ免疫不全ウイルス、およびHIVからなる群より選択されるウイルスから得られる、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記抗原が、B型肝炎抗原である、請求項10に記載の組成物。
【請求項13】
前記B型肝炎抗原が、HBeAg、HBcAg、およびHBsAgからなる群より選択される請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
前記抗原がC型肝炎抗原である、請求項10に記載の組成物。
【請求項15】
前記C型抗原は、コア抗原C、E1、E2/NS1、NS2、NS3、NS4、およびNS5からなる群より選択される、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記細胞内病原体が寄生生物である、請求項8に記載の組成物。
【請求項17】
前記ベクター構築物が、組換えレトロウイルスによって運ばれる、請求項8に記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図4】
【図6】
【図2】
【図3】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図16C】
【図17】
【図4】
【図6】
【公開番号】特開2010−116417(P2010−116417A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−29555(P2010−29555)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【分割の表示】特願平10−514832の分割
【原出願日】平成9年9月16日(1997.9.16)
【出願人】(591076811)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (265)
【出願人】(505316820)ザ スクリップス リサーチ インスティチュート (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【分割の表示】特願平10−514832の分割
【原出願日】平成9年9月16日(1997.9.16)
【出願人】(591076811)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (265)
【出願人】(505316820)ザ スクリップス リサーチ インスティチュート (1)
【Fターム(参考)】
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