説明

組み付けクリップ、及び、組み受けモジュール、並びに、組み合せ

【課題】 ピアノの譜面台に楽譜を見開き状態に立て掛けて据える留め具を得る。
【解決手段】 1、組み受けモジュール(張り板)と、組み付けクリップとに分けてもち、組み合せて使用するものとした。
2、組み受けモジュールは間をあけて段に重なる下板と上板からなるものとし、下板には上板より食み出したかたちで縁側をもつものとした。また、更なる形として、下板と上板の間(段間)を仕切って穴筋(継ぎ穴)を並びもつものとした。
3、組み付けクリップは、1つの形として挟み口の片一方の側(受け側)を真っ直ぐに延びた差し込み形状(棒状など)でなるものとした。更には、もう片一方の側(押え側)と挟み合う分を超えて、その差し込み形状を丈長にもつものとした。もう1つの形として、挟み口の入り口から口奥に掛けて引いた一線上から、片方の側に起き立ったかたちで一対のつまみをもつものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ピアノは正面に譜面台を備えている。この譜面台に、楽譜本あるいは楽譜シート(以下、これらを総じて楽譜とも云う)を、見開き状態に立て掛ける留め具についてのものである。
【背景技術】
【0002】
ピアノに備えられた譜面台に、楽譜を見開き状態に立て掛けた場合、楽譜本であれば頁が閉じてしまったり、楽譜シート(1片の紙)であれば腰が折れて倒れ落ちてしまったりする。
【0003】
従来、ピアノ本体に備え付けられている譜面台に、添えるかたちで使用できる適切な留め具がない。
【0004】
楽譜本であっても、また、楽譜シートであっても、共用できる適切な留め具がない。
【0005】
【特許文献1】特開平7−311572、特開平9−252849、 特開2002−366144、特開2003−251962
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
1、楽譜を見開き状態に立て掛けて据える留め具を得る。
2、ピアノに備えられた譜面台を傷つけないように使用できる留め具を得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
留め具は、組み受けモジュールと組み付けクリップとに分けてもつものとした。そして、組み合せて使用するものとした。
【0008】
組み受けモジュール(図3,8,9,11)は、楽譜の裏に当て、組み付けクリップを組み受ける張り板とするものである。
組み付けクリップ(図1,2,4,5,6,7,10,12,14,15,16)は、張り板とするものに、自らを組み付けると同時に楽譜を留め付けるものである。
以下、組み受けモジュールを「張り板」と云い、組み付けクリップを「クリップ」と云う。
【0009】
張り板の基本形状は、間をあけて段に重なる下板と上板とからなるものとし、クリップはその上板(の縁)に組み付けて使用するものである。また下板の縁には縁側(えんがわ)をもつものとした。
【0010】
縁側は、上板に対して食み出した下板部分で、ピアノの譜面台に立て掛けた張り板にクリップを挟み付けるとき、誤ってピアノの譜面台を突っ突いて、傷つけてしまうことを防ぐとともに、クリップが滑り込むように組み付けできる前庭(あるいはステップ)とするものである。
【0011】
張り板とクリップは、セットで使用することを基本としたものである。従って、互いに相性の合うものであることが大切である。
【0012】
図1,2,4,5,14,16で示すクリップは、挟み口の片方の側が真っ直ぐの棒状に張った差し込み形状でなり、図3で示す如き桝目状の穴筋(継ぎ穴)をもつ張り板と組み合うとしたものである。また、図6,10,15で示すクリップは、真っ直ぐの細板状に張った差し込み形状でなり、図11で示す如き平たい四辺形の穴筋(継ぎ穴)をもつ張り板と組み合うとしたものである。
【0013】
図7に示すクリップは、挟み口は一般的なものであるが、一対のつまみが、挟み合いの一線上から片方の側に起き立った形態をもつもので、図8あるいは図9に示す如き下板と上板が間をあけて二段に重なった形状をもち、上板に対して下板側に食み出し部分(縁側)をもつ張り板と組み合うとしたものである。
【0014】
以上に、張り板(組み受けモジュール)とクリップ(組み付けクリップ)について概略を説明した。以下、本発明について、その特徴をクリップその1、その2、その3、その4として説明するとともに、組み合せる張り板について、具体的に説明する。
【0015】
クリップその1。図1,2,4,5,6,10,14,15に示す如きもので、バネ挟みのクリップからなり、受け側と押え側とからなる挟み口をもち、受け側が真っ直ぐに張る差し込み形状(棒状あるいは細板状)でなるクリップである。このクリップと組み合せる張り板は、その段間に継ぎ穴を並びもつものとした。この組み合せにより、クリップは、張り板の適宜の位置の穴目(継ぎ穴)に、そして安定した状態に組み付けできるものとなった。
【0016】
また、図1,2,4,10,14,15に示すように、差し込み形状でなる受け側が、押え側と相対に挟み合う分を超えた延長部(継ぎ足)をもつものとした。これにより、クリップを張り板の定位置に予め備え付けておくことができる。更には、継ぎ足部分を張り板に継ぎ残した状態、即ち、クリップを張り板から外し切らない状態で楽譜の付け替え、あるいは付け外しができるものとなった。
【0017】
尚、クリップの受け側(の差し込み形状)が図10に示す如く細板状で、張り板の継ぎ穴が図11に示す如く平たい四辺形である場合には、更に発展させた形状、あるいは組み合せとして、張り板については、図11に示すように、継ぎ穴の筋目に沿って、上板の中間に切れ込み状のレーン(以下、切れ込みレーンとも云う)をつくりもつものとした。また、これに組み合せるクリップについては、図10に示すように、挟み合う受け側と押え側とが合接する一線の横幅を、切れ込みレーンの切れ込み幅より狭めのものとした。これにより、クリップを、切れ込みレーンの上をスライドさせることができ、張り板の幅より小さいサイズの楽譜でも、適宜に留め付けできるものとなった。
【0018】
クリップその2。図1,2,4,5,6,7,10,12,13に示す如きもので、バネ挟みのクリップからなり、受け側と押え側とからなる挟み口をもち、バネの支点を間にして挟み口の反対側、そして、挟み合いの片方の側(挟み口の入り口から口奥に掛けて引いた一線上から片方の側)に、一定の間隔をとって(指が入るほどの間をあけて)起き立った一対のつまみをもつものとした。これにより、立て掛けた張り板を浮かし持つことなく、クリップを挟み付け(組み付け)できるものとなった。
【0019】
クリップその3。図1,10,12,13に示す如きもので、挟み口の受け側から延長するかたちで挟み口の後方(バネの支点を間にした反対側)、そして、一対のつまみの裏に張るかたちで座り足をもつものとした。この座り足は、一対のつまみを起き立った状態に据え置くためのものであるが、つまみを摘み持つ時、摘む動作とともに、反対方向に押し抑える動作の「抑え」ともなり、クリップは摘み持ち易く、その取り扱い、あるいは組み付けも、し易いものとなった。
【0020】
以上に説明したクリップその1、その2、その3の形態は、図1,10に示すように1つのクリップに併せもっても良く、図2,4,5,6,7,12,13,14,15に示すように個別にもつものとしても良い。但し、その3の形態は、その2の形態に付随するものである。
【0021】
以下に説明するクリップその4は、2つに折り曲り、その曲りをバネにして挟み合う受け側と押え側とからなるクリップである。
【0022】
クリップその4。図16に示す如きクリップで細長に折り曲り、その曲りのバネで挟み合う受け側と押え側とからなる。受け側は真っ直ぐに延びて張る差し込み形状でなる。押え側も真っ直ぐに延びて張る平押し形状をもつ。即ち、受け側と押え側は相互にその側面で(線と線、あるいは筋と筋で)押え合う(あるいは抑え合う)形状をもつ。また、押え側には、外側に張り出したつまみをもつとしたものである。
【0023】
尚、図16に示すクリップは、図1,2,4,5,6あるいは図10に示すクリップと同様に、図3あるいは図11に示す如き継ぎ穴をもつ張り板と組み合せて使用するものであるが、それらのクリップが楽譜の端を留め付ける使い方をするものであるのに対し、図16に示すクリップは見開きの楽譜本の左右のページを一緒に(横一線に)押え付けるかたちで留め付ける使い方に適している。
【0024】
張り板とクリップの組み合せについて補足説明する。張り板とクリップとの組み合せに於いて、張り板が必ずしも縁側をもつものである必要はない。殊に、重なり合う上板と下板の間、あるいは板の厚みの内に、穴筋(継ぎ穴)をもつものを張り板とし、これと、挟み口の片方の側(受け側)が丈長の差し込み形状でなるクリップと組み合せの場合は、張り板が縁側をもつものでなくても、支障なく使用することができる。
【0025】
また、張り板とクリップとの組み合せに於いて、クリップが必ずしも本発明のものである必要はない。図8に示す如きを張り板として使用するものとし、その段間を大きめに広げたものにすれば、従来から普通に使用されているバネ挟みクリップと組み合せて使用することができる。
【発明の効果】
【0026】
1、課題とした事項の解決はもとより、
2、ピアノの譜面台に立て掛ける楽譜を、手前側からの操作で簡便に付け外しができ
るものとなった。その1つの形として、正面に立て掛けた張り板を浮かし持たず
して、楽譜の付け外しができるものとなった。
3、楽譜の横端(あるいは上端)の適宜の位置を、留め付けできるものとなったり、
腰のない楽譜シートでも、張った状態に留め付けできるものとなった。
4、張り板に、予め、クリップを組み付けておくことができるとともに、クリップを
外し切らずに楽譜の付け替えができるものとなった。
5、ピアノやオルガンに備え付けの譜面台、あるいは三脚で立てた譜面台を、張り
板(組み受けモジュール)に見立て、それに応用することができる。
6、机上に見開く書籍の留め付けにも使用できる。
7、本発明のクリップ(図6,10,12のもの)を、横幅を広めのものにするなどして、起き
立ったつまみをもつ用箋クリップ、あるいはボードクリップとしても応用するこ
とができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を図を追って説明する。
【0028】
図1は、本発明のクリップを代表するものである。バネ挟みのクリップからなる。受け側と押え側とからなる挟み口をもつ。バネの支点を間にして挟み口の反対側に一対のつまみをもつ。以上の構成からなり、次の3つの特徴をもつものである。
【0029】
1、挟み口の片方の側(受け側)が、真っ直ぐに張った差し込み形状でなる。また、更
なる特徴として、受け側の差し込み形状が、押え側と相対に挟み合う分を超えた
延長部(継ぎ足)をもつ。
2、挟み口の後方(バネの支点を間にして挟み口の反対側)、そして、挟み口の入り口
から口奥に掛けて引いた一線上から一定の間隔(y)をとって、片方の側(押え側)
に起き立ったかたちで一対のつまみをもつ。
3、一対のつまみの裏に、座り足をもつ。
【0030】
図2は、図1に示したものから座り足を取り除いたもので、使い勝手により、必ずしも座り足をもつ必要はないとした例である。
【0031】
図3に示した張り板は、図1,2に示す如きの挟み口の片側(受け側)が、差し込み形状でなるクリップと組み合せるものである。下板と上板が段間をあけて重なった段ボード状の体からなり、段間にもつ桝目状の穴筋(継ぎ穴)が板端に向いて開口した形状をもち、その開口した縁に下板の食み出した部分である縁側(えんがわ)をもつものである。
【0032】
図4は、図2に示したクリップに対し、挟み口の受け側は2本の差し込みでなるものとしても良いとした例である。この場合、2本の差し込みは多少異なる長さにすると使い易い。
【0033】
図5は、図2に示したクリップに対して、受け側の差し込み形状を、押え側と相対に挟み合う分に見合った丈にしたもので、使い勝手により、必ずしも丈長にもつ必要はないとした例である。
【0034】
図6,7は、図1,2,4,5に示したものと同じく、挟み口の入り口から最奥に掛けて引いた一線上から指が入るほどの間をあけて、片方の側(押え側)に起き立ったかたちの一対のつまみをもつとしたものである。挟み口の受け側は、図6に示すように平たいものとしても、図7に示すように湾曲させたものとしても良いとした例である。
【0035】
図8に示す張り板は、やや中折れした上板の左右の裏に、下板を張って左右の端に向いて開口した段間と縁側をもつとした例である。
【0036】
図9に示す張り板は、1枚の板を間をあけて二つに折った形状に加えて、裏となる板部(下板)の縁を食み出し状にしたものである。左右及び上に向いて開口した段間をもつとしたもので、シート状の楽譜なら、その上端を留める使い方もできるなど、任意の位置で留め付けすることができる。
【0037】
因みに、挟み口(の受け側)の形状から、図6に示したクリップは図9に示した張り板と、また、図7に示したクリップは図8に示した張り板との組み合せ(相性)が良い。
【0038】
図10に示すクリップは、図1に示したクリップと同じ構成をもつものである。図1のものと異なる点は、受け側の差し込み形状が細板状であること、その上、図11に示す張り板に組み付けるクリップとして、受け側と押え側とが接合する一線の横幅を、張り板(図11)に設けた切れ込みレーンの切れ込み幅より狭めのものとするとした点である。このことは同時に座り足を含む受け側と、つまみを含む押え側の横幅が、互いに接し合う一線部分を除き、張り板の切れ込み幅より広めにした部分をもつとしたものであることを意味する。尚、一対のつまみの裏に、受け側から真っ直ぐ延びたかたちで座り足をもつものとしていることから、クリップ自体が安定した座りをもち、張り板に設けた切れ込みレーンの上をバランス良くスライドさせることができる。
【0039】
図11に示す張り板は、図3に示した張り板と同様に、下板と上板との間に仕切をして穴筋(継ぎ穴)を設けている点で、それと異なるものではないが、継ぎ穴は平たい四辺形のものにしている。また、上板を穴筋(継ぎ穴)に添って、その中間に切れ込み状のレーンを設けている。切れ込みレーンは、図に示すように一定の奥行き迄のもので良く、端から端まで切れ抜ける必要はない。また、右端から切れ込みのレーンに限らず、左端から切れ込みのレーンを併せもつものとしても良い。
【0040】
図11は、実際には、楽譜のサイズ、あるいはそれ以上のサイズの張り板とするもので、多くの継ぎ穴、そして適宜の数の切れ込みレーンをもつとしたものである。図では、分かり易く表現するために、切れ込みレーンをもたない部分について、割愛したかたちの表現になっている。
【0041】
張り板は、必要により下縁に添って、楽譜を下支えする張り出しを設けたものとしても良い。また、張り板にもつ継ぎ穴は、桝目状(図3)あるいは平たい四辺形(図11)に限るものでなく、クリップにもつ差し込み形状との相対で決めて良い。
【0042】
図12,13に示すクリップは、挟み合いの一線上から起き立った一対のつまみと、座り足をもつクリップとして単独で(組み合せでなく)使用できるとしたものの例である。図12に示すように、挟み口(の受け側)の差し込み形状は、押え側と挟み合う分に見合う丈でも良い。図13に示すように一般的な形の挟み口をもつものとしても、座り足が突っ支えのような傾きをもったものとしても良い。
【0043】
図12(あるいは図6,10)に示す如きクリップは、横幅が狭めのものとしているが、応用の形として横幅の広いもの、更には縦幅(挟み口の受け側)が広いものとし、起き立った一対のつまみをもつことを特徴とする用箋クリップあるいはボードクリップなどとして応用することができる。
【0044】
図13に示すクリップを見るとき、もし、座り足をもつものとしていない場合であれば、倒れてしまうのは明白である。座り足をもつことによって、クリップを横から差し込むように立ち付け(挟み付け)、床に立ち付く状態に置き据えるような使い方をすることができる。
【0045】
図14,15に示すのは、図2に示したクリップの応用形である。図2に示したクリップと異なるのは、一対のつまみを、挟み合いの一線上から片方の側に起き立ったものでなく、バネの支点を間にして挟み口の反対側に一般的なかたちにもつとした点である。図2に示したクリップと同じ点は、挟み口の受け側が丈長に延びた差し込み形状をもつとした点である。
【0046】
クリップを付け外しする時、張り板を浮かせ持たなくても良い、あるいは浮かせ持つ必要のないケースとして、張り板が三脚の上に立て付けられた譜面台であるような場合がある。この場合、一対のつまみは、挟み合いの片方の側に起き立ったものである必要はない。図14,15に示したクリップは、その様な場合などに使用することができるとしたものである。尚、挟み口の受け側(差し込み形状)は、使い勝手により、必ずしも丈長である必要はない。
【0047】
以上に説明したクリップは、バネ挟みのクリップからなるものである。以下に説明するクリップは、2つに折り曲り、その曲りのバネで挟み合うクリップで、挟み合いの片方の側が丈長の差し込み形状でなるものについてである。
【0048】
図16に示すクリップは、2つに折り曲り、その曲りのバネで挟み合う受け側と押え側の両方が真っ直ぐに延びて丈長に張る形状をもち、やや短めに張る側を押え側とし、押え側に、外側へ張り出しのつまみをもつものである。楽譜本の見開きの左右のページを、横一線に文鎮を当てるように押し挟む使い方に適している。
【0049】
図16に示すのは、細板状のプラスチック片を折り曲げて作った実施例であるが、棒状のもの(針金など)で作っても良い。
針金など丸棒状のものを折り曲げてつくったものの場合、立て掛けた張り板に横差しに留め付けたとき、受け側(差し込み側)が継ぎ穴の中でわずかに回転し、押え側がわずかに垂れ落ちることになるので、図2を図4にした如く、受け側が2本の差し込みになるよう、2つ折りした(複線の)針金を用いて作ると良い。
【産業上の利用可能性】
【0050】
ピアノは古雅性を強くもち、旧来から比較的変化のない外形を保っているものが多い。単に楽譜を立て掛けできるとしているだけの譜面台は、楽譜を見開き状態に保つすべをもたず、現実問題として不便である。本発明はその譜面台に添えるかたちで使用するとしたもので、広く利用に役立つものと考える。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の実施例を裏側から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例を裏側から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例を裏側から見た斜視図である。
【図5】本発明の実施例を裏側から見た斜視図である。
【図6】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施例を裏側から見た斜視図である。
【図15】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0052】
クリップ
1 (挟み口の)受け側
1a 継ぎ足
2 (挟み口の)押え側
3 バネの支点
4 (一対の)つまみ
5 座り足
張り板
11 下板
11b 縁側(えんがわ)
12 上板
12c 切れ込みレーン
13 段間
13d 継ぎ穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バネ挟みのクリップからなる。挟み口の片方の側(受け側)が真っ直ぐに張る差し込み形状(棒状あるいは細板状)でなる、以上の如き構成からなる組み付けクリップ(図1,2,4,5,6,10,14,15)。
【請求項2】
バネ挟みのクリップからなる。挟み口の後方(バネの支点を間にして挟み口の反対側)、そして、挟み口の入り口から口奥に掛けて引いた一線上から一定の間隔(y)をとって、片方の側(あるいは押え側)に起き立ったかたちで、一対のつまみをもつ。以上の如き構成からなる組み付けクリップ(図1,2,4,5,6,7,10,12,13)。
【請求項3】
一対のつまみの裏に張る座り足をもつ。以上の如き構成からなる請求項2記載の組み付けクリップ(図1,10,12,13)。
【請求項4】
2つに折り曲り、その曲りのバネで挟み合う受け側と押え側からなる。受け側は真っ直ぐに延びて張る差し込み形状(棒状あるいは細板状)でなる。押え側は真っ直ぐに延びて張る平ら押し形状でなり、外側につまみをもつ。以上の如き構成からなる組み付けクリップ(図16)。
【請求項5】
請求項1,4記載の組み付けクリップと、間(あいだ)をあけて段に重なる下板と上板とからなり、段間に継ぎ穴を並びもつ段ボード状の板との組み合せ。
【請求項6】
下板と上板が、間(あいだ)をあけて段に重なった板状の体からなる。段間が板端に向いて開いた(開口した)形状をもつ。その開口した縁沿いに、上板に対して食み出した下板部分の縁側(えんがわ)をもつ。以上の如き構成からなる組み受けモジュール(図3,8,9,11)。
【請求項7】
請求項6記載の、組み受けモジュールとバネ挟みクリップとの組み合せ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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