組換えアルファウイルスベクター
【課題】精製された組換えウイルスベクター(特にアルファウイルスベクター)を凍結乾燥の形で高温で保存する方法、かつこれが患者への注射に適した形であることを提供すること。
【解決手段】DNAアルファウイルス構造タンパク質発現カセットであって、誘導性プロモーター及びアルファウイルス構造タンパク質遺伝子を含み、ここで該プロモーターは、細胞内での該プロモーターの誘導の際にアルファウイルス構造タンパク質遺伝子の発現を配向し、そしてここで、細胞内の誘導の前に、該発現カセットは、該発現カセットを含
むBHK細胞に対して細胞毒性であるのに十分な量の構造タンパク質を発現しない、発現カセット。
【解決手段】DNAアルファウイルス構造タンパク質発現カセットであって、誘導性プロモーター及びアルファウイルス構造タンパク質遺伝子を含み、ここで該プロモーターは、細胞内での該プロモーターの誘導の際にアルファウイルス構造タンパク質遺伝子の発現を配向し、そしてここで、細胞内の誘導の前に、該発現カセットは、該発現カセットを含
むBHK細胞に対して細胞毒性であるのに十分な量の構造タンパク質を発現しない、発現カセット。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の組換えタンパク質を産生するための方法であって、適切な栄養条件下で、組換えタンパク質の発現を可能にする様式で、ベクター系で形質転換されたか又はトランスフェクトされた、単離され培養された真核性宿主細胞を増殖させることを含み、
ここで、該ベクター系が、
(i)真核性プロモーター5’;
(ii)該プロモーターからの転写の際に、ウイルスRNAベクター作成体を提供するDNA配列;および
(iii)該転写の終結のための転写終了部位、
を含み、該ウイルスRNAベクター作成体は、自律的に真核生物細胞で増幅し、そして異種核酸配列を発現し、該異種核酸配列が、該組換えタンパク質をコードし、そしてここで細胞中で自律的に増幅する該ベクターが、アルファウイルスRNAの転写を開始する配列、アルファウイルス非構造タンパク質をコードする核酸配列、及びアルファウイルスRNAポリメラーゼ認識配列を含む、
方法。
【請求項2】
単離され培養される真核生物宿主細胞へ異種核酸配列を送達するための方法であって、該単離され培養される真核生物宿主細胞へベクター系を投与する工程を包含し、
ここで、該ベクター系が、該細胞内でcDNAからRNAの5’から3’合成を開始する該ウイルスcDNAの真核性プロモーター5’を含み、ここで該RNAが、該細胞内で自律的に増幅しかつ異種核酸配列を発現する不活化されたウイルス接合領域を有するベクターを含み、該異種核酸配列が、該組換えタンパク質をコードし、そしてここで細胞中で自律的に増幅する該ベクターが、アルファウイルスRNAの転写を開始する配列、アルファウイルス非構造タンパク質をコードする核酸配列、及びアルファウイルスRNAポリメラーゼ認識配列を含む、
方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記細胞中で自律的に増殖する前記ベクターが、ポリアデニル化区域を含む、方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記真核性プロモーターが、メタロチオネインプロモーター、グルココルチコイドプロモーター、SV40プロモーター及びCMVプロモーターからなるグループの中から選択される、方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記異種核酸配列が、リンホカインをコードする、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、ここで前記リンホカインが、IL-1,IL-2,IL-3,IL-4,IL-5,IL-6,IL-7,IL-8,IL-9,IL-10,IL-11,IL-12,IL-13,IL-14,IL-15,α-IFN,β-IFN,γ-IFN,G-CSF及びGM-CSFからなるグループの中から選択される、
方法。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記異種配列が、ウイルス、細菌由来の抗原、真菌由来の抗原及び寄生虫由来の抗原からなるグループの中から選択される、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、ここで前記異種配列が、インフルエンザウイルス、HPV,HBV,HCV,EBV,HIV,HSV,FeLV,FIV,ハンタウイルス,HTLV I,HTLV II及びCMVからなるグループの中から選択されるウイルスから得られる、方法。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記ベクター系の前記cDNAが、転写終結配列をさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記ベクター系の前記cDNAが、リボザイム配列をさらに含む、方法。
【請求項1】
1つ以上の組換えタンパク質を産生するための方法であって、適切な栄養条件下で、組換えタンパク質の発現を可能にする様式で、ベクター系で形質転換されたか又はトランスフェクトされた、単離され培養された真核性宿主細胞を増殖させることを含み、
ここで、該ベクター系が、
(i)真核性プロモーター5’;
(ii)該プロモーターからの転写の際に、ウイルスRNAベクター作成体を提供するDNA配列;および
(iii)該転写の終結のための転写終了部位、
を含み、該ウイルスRNAベクター作成体は、自律的に真核生物細胞で増幅し、そして異種核酸配列を発現し、該異種核酸配列が、該組換えタンパク質をコードし、そしてここで細胞中で自律的に増幅する該ベクターが、アルファウイルスRNAの転写を開始する配列、アルファウイルス非構造タンパク質をコードする核酸配列、及びアルファウイルスRNAポリメラーゼ認識配列を含む、
方法。
【請求項2】
単離され培養される真核生物宿主細胞へ異種核酸配列を送達するための方法であって、該単離され培養される真核生物宿主細胞へベクター系を投与する工程を包含し、
ここで、該ベクター系が、該細胞内でcDNAからRNAの5’から3’合成を開始する該ウイルスcDNAの真核性プロモーター5’を含み、ここで該RNAが、該細胞内で自律的に増幅しかつ異種核酸配列を発現する不活化されたウイルス接合領域を有するベクターを含み、該異種核酸配列が、該組換えタンパク質をコードし、そしてここで細胞中で自律的に増幅する該ベクターが、アルファウイルスRNAの転写を開始する配列、アルファウイルス非構造タンパク質をコードする核酸配列、及びアルファウイルスRNAポリメラーゼ認識配列を含む、
方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記細胞中で自律的に増殖する前記ベクターが、ポリアデニル化区域を含む、方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記真核性プロモーターが、メタロチオネインプロモーター、グルココルチコイドプロモーター、SV40プロモーター及びCMVプロモーターからなるグループの中から選択される、方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記異種核酸配列が、リンホカインをコードする、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法であって、ここで前記リンホカインが、IL-1,IL-2,IL-3,IL-4,IL-5,IL-6,IL-7,IL-8,IL-9,IL-10,IL-11,IL-12,IL-13,IL-14,IL-15,α-IFN,β-IFN,γ-IFN,G-CSF及びGM-CSFからなるグループの中から選択される、
方法。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記異種配列が、ウイルス、細菌由来の抗原、真菌由来の抗原及び寄生虫由来の抗原からなるグループの中から選択される、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、ここで前記異種配列が、インフルエンザウイルス、HPV,HBV,HCV,EBV,HIV,HSV,FeLV,FIV,ハンタウイルス,HTLV I,HTLV II及びCMVからなるグループの中から選択されるウイルスから得られる、方法。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記ベクター系の前記cDNAが、転写終結配列をさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項1又は請求項2に記載の方法であって、ここで前記ベクター系の前記cDNAが、リボザイム配列をさらに含む、方法。
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図3H】
【図4】
【図6】
【図8】
【図9】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図10】
【図11】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図3E】
【図3F】
【図3G】
【図3H】
【図4】
【図6】
【図8】
【図9】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−78429(P2011−78429A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276392(P2010−276392)
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【分割の表示】特願2007−188894(P2007−188894)の分割
【原出願日】平成6年9月15日(1994.9.15)
【出願人】(591076811)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (265)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月10日(2010.12.10)
【分割の表示】特願2007−188894(P2007−188894)の分割
【原出願日】平成6年9月15日(1994.9.15)
【出願人】(591076811)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (265)
【Fターム(参考)】
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