説明

統合フィードバック信号符号化プログラム、復号化方法、装置及びプログラム

【課題】統合フィードバック信号符号化プログラム、復号化方法、装置及びプログラムが、提供される。
【解決手段】信号符号化方法は、デュアルキャリアの2つの搬送波が多入力多出力(MIMO)で構成されているとき、ハイブリッド自動再送要求−応答(HARQ−ACK)信号が2つの搬送波を統合フィードバック信号へ合成し(101)、統合フィードバック信号が信号と符号語との所定のマッピング関係に基づいて符号語へマップすること(102)を含む。本願発明の実施形態により、2つの搬送波のフィードバック信号が統合して符号化され、デュアルキャリア多入力多出力(DC−MIMO)モードで一つのコードチャネルで送信されるための方法が提供され、符号エラー率及び誤り検出コストを減少し、電力コストを抑え、キュービックメトリック(CM)値に影響を与えず、システム効率が改善される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信技術の分野に関し、より詳細には、信号符号化方法、信号符号化装置、および統合フィードバック信号を符号化する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)の過程において、ユーザ端末(UE:User Equipment)は高速共有制御チャネル(HS−SCCH:High Speed−Shared
Control Channel)をモニタする。データが受け取られない場合、UEは作動せず、これはUEが基地局(ノードB)に情報を送信しないこととみなすことができる。この場合ノードBは、フィードバック情報が不連続送信(DTX)情報であるとみなす。データが受け取られる場合、高速ダウンリンク共用チャネル(HS−DSCH:high speed−downlink shared channel)上のデータが制御チャネル情報に従って検出される。受け取ったデータが正しい場合には、肯定応答(ACK:Acknowledgement)情報がノードBに送信される。受け取ったデータが正しくない場合には、否定応答(NACK:Negative Acknowledgement)情報がノードBに送信される。DTX、ACK、NACK情報を一般に、ハイブリッド自動再送要求−応答(HARQ−ACK:Hybrid Automatic Repeat Request−Acknowledgement)情報という。送信された情報は符号化され、上り高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH:High Speed−Dedicated Physical Control Channel)を介してノードBに送信される。ノードBはフィードバック情報を受信し、復号する。フィードバック情報がACKである場合には新しいデータが送信される。フィードバック情報がNACKである場合にはデータが再送信される。フィードバック情報がDTXである場合には新しいデータが再送信される。
【0003】
デュアルキャリア(デュアルセル)−高速ダウンリンク・パケット・アクセス(DC−HSDPA:Dual Carrier (Dual Cell)−High Speed Downlink Packet Access)技術では、下りのマルチキャリアがフィードバックに2つのHS−DPCCHチャネルを使用する場合、電力が制限される事態が発生し、カバレージに影響を及ぼす。電力リソースを節約するためには、UEが多入力多出力(MIMO:Multiple−Input Multiple−Output)で構成されていない事例では、デュアルキャリアの2つの搬送波が情報フィードバックに1つのHS−DPCCHだけを使用することが実行可能な技術的解決法である。よって、統合符号化が2つの搬送波(セル)のフィードバック情報に対して行われる必要がある。この符号化は、様々なHARQ−ACK統合信号を10ビットの0−1シーケンスへとマップするものである。
【0004】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)プロトコルの技術仕様書(TS:Technical Specification)25.212のリリース5(R5)では、MIMOなしで構成されたシングルキャリアのための符号化方式が提供される。この事例では、全部で3つの信号、すなわち、ACK、NACK、およびDTXがフィードバックされる必要がある。ACKおよびNACKは表1−1に示すような符号語を使用する必要がある。
表1−1 MIMOなしで構成されたシングルキャリアのためのHARQ−ACK符号化方式
【表1】

【0005】
3GPPプロトコルのTS25.212のリリース6(R6)では、UEの送信電力を低減するためにプリアンブル(PRE:preamble)およびポストアンブル(POST:postamble)送信モードが導入され、そのため、2つの新しい信号PREおよびPOSTが導入され、リリース7(R7)およびリリース8(R8)ではさらにこれら2つの信号の符号語が使用される。
【0006】
3GPPプロトコルのTS25.212のリリース7(R7)では、MIMOで構成されたシングルキャリアのための符号化方式が提供される。この方式はシングルストリームモードとデュアルストリームモードとを含み、それぞれ、3つの信号と5つの信号とがフィードバックされる必要がある。シングルストリームモードでフィードバックされる信号はACK、NACK、およびDTXである。デュアルストリームモードはストリーム1とストリーム2を含み、フィードバックされる信号は、「ストリーム1フィードバック信号_ストリーム2フィードバック信号」の形で表すことができる。具体的には、デュアルストリームモードでフィードバックされる信号は、ACK_ACK、ACK_NACK、NACK_ACK、NACK_NACK、およびDTXとすることができる。その場合DTXは、ストリーム1とストリーム2のフィードバック信号がDTXであることを表す。DTX以外に、このフィードバック方式は全部で6個の符号語を必要とする。PRE/POST送信モードが用いられるとき、PRE/POSTは、表1−2に示すように、R6のPRE/POSTと同じである。
表1−2 MIMOで構成されたシングルキャリアのためのHARQ−ACK符号化方式
【表2】

【0007】
3GPPプロトコルのTS25.212のR8では、MIMOなしで構成されたデュアルキャリアのための符号化方式が提供される。この方式は9つの信号をフィードバックする必要があり、8個の符号語が必要とされる(DTXは符号語を使用する必要がない)。PRE/POST送信モードが用いられるとき、PRE/POSTは、表1−3に示すように、R6のPRE/POSTと同じである。
表1−3 MIMOなしで構成されたデュアルキャリアのためのHARQ−ACK符号化方式
【表3】

【0008】
目下のところ、DC−HSDPAをMIMOと組み合わせる技術(DC−MIMO)に関する研究はまだ開始されておらず、先行技術の研究を通じて本発明の発明者は、DC−MIMO問題を解決するのに先行技術が用いられる場合、最も直接的な方法は2つのコードチャネルを用いるものであり、各搬送波が1つのコードチャネルを使用し、その場合、表1−2に示すような符号化方式が各搬送波に対して用いられることを見出した。この方法は、HARQ−ACK信号をフィードバックするために構成される過大な電力を消費する必要がある。普通、消費される電力は、シングルキャリアによって消費される電力の2倍になり、システムのキュービックメトリック(CM:cubic metric)値が増大し、システムの性能に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施形態は、2つの搬送波の統合フィードバック信号を符号化し、DC−MIMOモードにおいてコードチャネル上でフィードバックを提供する方法を対象とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態では信号符号化方法が提供され、この方法は以下のステップを含む。
【0011】
2つの搬送波がMIMOで構成されているときに、2つの搬送波のHARQ−ACK信号が統合フィードバック信号へと合成される。
【0012】
信号と符号語との所定のマッピング関係に従い、統合フィードバック信号が符号語へとマップされる。
【0013】
本発明の一実施形態では信号符号化装置が提供され、この装置は統合フィードバック信号合成モジュールと符号器モジュールとを含む。
【0014】
統合フィードバック信号合成モジュールは、2つの搬送波がMIMOで構成されているときに、2つの搬送波のHARQ−ACK信号を統合フィードバック信号へと合成するように構成されている。
【0015】
符号器モジュールは、信号と符号語との所定のマッピング関係に従い、統合フィードバック信号を符号語へとマップするように構成されている。
【0016】
本発明の一実施形態では統合フィードバック信号を符号化する方法が提供され、この方法は以下のステップを含む。
【0017】
送信モードごとに、特定の符号距離関係を満たすコードブック構造またはそれと等価のコードブック構造が選択され、各送信モードの統合フィードバック信号が符号化される。
【0018】
送信モードは、具体的には、シングルストリーム−DTX、DTX−シングルストリーム、デュアルストリーム−DTX、DTX−デュアルストリーム、シングルストリーム−シングルストリーム、デュアルストリーム−シングルストリーム、シングルストリーム−デュアルストリーム、デュアルストリーム−デュアルストリームを含む。
【0019】
シングルストリーム−DTXまたはDTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型は、A−Bまたは2Aを含む。このコードブック構造に含まれる符号語は、それぞれ、A1およびB1またはA1およびA2である。
【0020】
デュアルストリーム−DTXまたはDTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型は、4A、または3A−C、または2A−2C、またはA−B−2C、またはA−B−C−Dを含む。このコードブック構造に含まれる符号語はそれぞれ、A1、A2、A3、A4、またはA1、A2、A3、C1、またはA1、A2、C1、C2、またはA1、B1、C1、C2、またはA1、B1、C1、D1である。
【0021】
シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型は、2A−2B−2C−2D、またはA−B−5C−D、または2A−2B−4C、またはA−B−6C、または2A−6C、または4A−4Cを含む。このコードブック構造に含まれる符号語はそれぞれ、A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2、またはA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、D1、またはA1、A2、B1、B2、C1、C2、C3、C4、またはA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、A3、A4、C1、C2、C3、C4である。
【0022】
デュアルストリーム−シングルストリームまたはシングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型は、6A−2B−6C、または6A−B−6C−D、または6A−3C−3D−E−F、または4A−4B−3C−3D、または4A−3B−6C−D、または{A1,A2,A5,A6}∪2B−3C−3D−E−F、または6A−2B−2C−D∪{D3〜D5}を含む。このコードブック構造に含まれる符号語はそれぞれ、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1、またはA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、B4、C1、C2、C3、D1、D2、D3、またはA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、またはA1、A2、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、D1、D3、D4、D5である。
【0023】
デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dを含む。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、B3、B4、B5、B6、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、D2、D3、D4、D5、D6である。あるいは、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造の型はさらに、16G−16Hから無作為に選択された24個の符号語からなるコードブック構造を含む。
【0024】
前述のすべての符号語間の符号距離関係を以下の表1−4から表1−9に示す。
表1−4
【表4】




表1−5
【表5】




表1−6
【表6】


表1−7
【表7】


表1−8
【表8】


表1−9
【表9】

【0025】
表1−4から表1−9の値は対応する符号語間の符号距離を表す。
【0026】
本発明の一実施形態では、Xijが統合フィードバック信号を表すときに、前記統合フィードバック信号のプライマリキャリアフィードバック信号は数i(0≦i≦6)に対応する信号であり、前記統合フィードバック信号のセカンダリキャリアフィードバック信号は数j(0≦j≦6)に対応する信号であり、数0〜6に対応する信号は、順に、DTX、肯定応答(ACK:ACKnowledgement)、否定応答(NACK:Negative ACKnowledgement)、ACK_ACK、ACK_NACK、NACK_ACK、およびNACK_NACKである。
【0027】
シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2であるときに、統合フィードバック信号X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02はそれぞれ、D2、B2、A1、A2、C2、B1、C1、D1へと符号化される。
【0028】
シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、D1であるときに、統合フィードバック信号X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02はそれぞれ、C2、C3、A1、C4、C5、B1、C1、D1へと符号化される。
【0029】
シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、B1、B2、C1、C2、C3、C4であるときに、統合フィードバック信号X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02はそれぞれ、C1、C2、A1、C3、C4、B1、A2、B2へと符号化される。
【0030】
本発明の別の実施形態では、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1であるときに、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06はそれぞれ、E1、A3、C1、C2、A4、F1、C3、D2、D1、D3、A1、A2、A5、A6へと符号化される。
【0031】
シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6であるときに、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06はそれぞれ、A1、C1、C2、C3、A3、B1、C4、C5、C6、B2、A2、A4、A5、A6へと符号化される。
【0032】
シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6であるときに、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06はそれぞれ、A1、C5、A2、A3、C6、B1、A4、A5、A6、B2、C1、C2、C3、C4へと符号化される。
【0033】
シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、D1、D3、D4、D5であるときに、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06はそれぞれ、C1、D3、D4、D5、C2、D1、B2、A5、A6、B1、A1、A2、A3、A4へと符号化される。
【0034】
本発明のさらに別の実施形態では、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1であるときに、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60はそれぞれ、E1、F1、A3、C3、A1、C1、D2、A2、C2、D1、A5、A4、D3、A6へと符号化される。
【0035】
デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6であるときに、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60はそれぞれ、A1、B1、C1、C4、A2、C2、C5、A4、C3、C6、A5、A3、B2、A6へと符号化される。
【0036】
デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6であるときに、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60はそれぞれ、A1、B1、C5、A4、C1、A2、A5、C2、A3、A6、C3、C6、B2、C4へと符号化される。
【0037】
デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1であるときに、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60はそれぞれ、E1、F1、B2、C3、A1、C1、D2、A2、C2、D1、A5、D3、B1、A6へと符号化される。
【0038】
デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1であるときに、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60はそれぞれ、D1、C1、C2、B2、A1、C3、B3、A2、C4、C6、A3、C5、B1、A4へと符号化される。
【0039】
本発明のさらに別の実施形態では、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、B3、B4、B5、B6、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、D2、D3、D4、D5、D6であるときに、統合フィードバック信号X03、X04、X05、X06、X30、X33、X34、X35、X36、X40、X43、X44、X45、X46、X50、X53、X54、X55、X56、X60、X63、X64、X65、X66はそれぞれ、C1、C2、C3、C4、A1、B4、B5、B6、D1、A2、D5、D3、B3、C6、A3、D6、B2、D2、C5、A4、B1、A6、A5、D4へと符号化され、または統合フィードバック信号X03、X04、X05、X06、X30、X33、X34、X35、X36、X40、X43、X44、X45、X46、X50、X53、X54、X55、X56、X60、X63、X64、X65、X66はそれぞれ、B1、B2、B3、B4、A1、D4、B5、D2、D1、A2、A5、D3、B6、C6、A3、D6、A6、C3、C5、A4、D5、C2、C1、C4へと符号化される。
【0040】
デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語がG7、G8、G9、G10、G11、G12、G13、G14、G15、G16、H1、H2、H3、H4、H5、H6、H7、H8、H9、H10、H11、H12、H13、H14、H15、H16であるときに、統合フィードバック信号X03、X04、X05、X06、X30、X33、X34、X35、X36、X40、X43、X44、X45、X46、X50、X53、X54、X55、X56、X60、X63、X64、X65、X66はそれぞれ、G12、G13、G14、H4、H1、G7、G8、G9、G10、H2、G11、G14、G16、H3、H7、H5、H6、H11、H12、H8、H13、H14、H15、H16へと符号化される。
【0041】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とシングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造は、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合である。
【0042】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−2C−2Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−7に示すものである。
表2−7
【表10】





【0043】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−2C−2Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−8に示すものである。
表2−8
【表11】





【0044】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−B−5C−Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−9に示すものである。
表2−9
【表12】





【0045】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−4Cであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−10または表2−11に示すものである。
表2−10
【表13】






表2−11
【表14】





【0046】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−B−5C−Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−12または表2−13に示すものである。
表2−12
【表15】






表2−13
【表16】





【0047】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−2C−2Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−14または表2−15に示すものである。
表2−14
【表17】





表2−15
【表18】




【0048】
さらに、表2−14のPRE/POST表示情報は以下の表2−16で置き換えることができる。
表2−16
【表19】

【0049】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−4Cであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−6Cであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−3C−3D−E−Fであり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−6B−6C−6Dであり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−17または表2−18に示すものである。
表2−17
【表20】





表2−18
【表21】




【0050】
さらに、表2−17のPRE/POST表示情報は以下の表2−19で置き換えることができる。
表2−19
【表22】

【0051】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−2C−2Dであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は{A1,A2,A5,A6}∪2B−3C−3D−E−Fであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−2C−D∪{D3〜D5}であり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は{G7〜G16}∪{H1〜H8}∪{H9〜H16}であり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−20に示すものである。
表2−20
【表23】




【0052】
さらに、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型がA−Bであるときに、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bであり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4Aであり、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は2A−2B−4Cであり、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は4A−3B−6C−Dであり、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は6A−2B−2C−D∪{D3〜D5}であり、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造のコードブック構造の型は{G7〜G16}∪{H1〜H8}∪{H9〜H16}であり、統合フィードバック信号とその符号化のための符号語とのマッピング関係は以下の表2−21に示すものである。
表2−21
【表24】




【発明の効果】
【0053】
本発明の各実施形態では、2つの搬送波のフィードバック信号を統合符号化し、符号化されたフィードバック信号をDC−MIMOモードにおいてコードチャネル上で送信する方法が提供される。この符号化方法では、システムのビット誤り率(BER:bit error ratio)および検出誤りコストが低く、そのため、電力オーバーヘッドが節約され、システムのCM値は影響を受けず、それによってシステムの性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の第1の実施形態による信号符号化方法を示す流れ図である。
【図2】本発明による信号符号化方法の第2の実施形態が適用できるHARQ−ACK統合符号器を示す概略的構造図である。
【図3】本発明の一実施形態による信号符号化装置を示す概略的構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下に、本発明の信号符号化方法の第1の実施形態を示す。
【0056】
図1は本発明の第1の実施形態による信号符号化方法の流れ図である。図1に示すように、この方法は具体的には以下のステップを含む。
【0057】
ステップ101で、2つの搬送波がMIMOで構成されているときに、2つの搬送波のHARQ−ACK信号が統合フィードバック信号へと合成される。
【0058】
ステップ102で、信号と符号語との所定のマッピング関係に従い、統合フィードバック信号が符号語へとマップされる。
【0059】
ステップ101は具体的には以下の通りとすることができる。デュアルキャリアの2つの搬送波のHARQ−ACK信号が、それぞれ、各搬送波に対応する搬送波フィードバック信号へと合成される。具体的には、各搬送波が複数の信号ストリームを持つ場合に、各搬送波のHARQ−ACK信号が搬送波フィードバック信号へと合成される。デュアルストリームを例にとると、すなわち、各搬送波の2つのストリームのHARQ−ACK信号が搬送波フィードバック信号へと合成される。次いで2つの搬送波フィードバック信号が統合フィードバック信号へと合成される。
【0060】
この実施形態では、DC−MIMOモードで2つの搬送波のフィードバック信号を符号化する方法が提供され、この方法ではシングルコードチャネルが用いられ、そのため、電力オーバーヘッドが節約され、システムのCM値は影響を受けず、それによってシステムの性能が向上する。
【0061】
以下に、本発明の信号符号化方法の第2の実施形態を示す。
【0062】
図2は、本発明による信号符号化方法の第2の実施形態が適用できるHARQ−ACK統合符号器の概略的構成図である。DC−MIMOモードでは、ノードBが多くともプライマリキャリアとセカンダリキャリアの両方で同時にUEにユーザデータを送信するにすぎず、搬送波はどちらもMIMO技術を用いる。言い換えると、UEは多くとも2つの搬送波上で4つのストリームのデータを受信するにすぎない。データを受信した後でUEは、それぞれデータ受信事例に従ってフィードバックを提供する必要がある(フィードバック情報はDTX、ACK、およびNACKを含む)。UEは2つの搬送波のフィードバック情報を統合し、そのフィードバック情報を10ビットの0−1シーケンスに符号化し、それがHS−DPCCHを介してノードBにフィードバックされる。ノードBは送信モードに従って復号空間を選択し、復号を行う。
【0063】
第1に、2つの搬送波のHARQ−ACK信号が、それぞれ、各搬送波に対応する搬送波フィードバック信号へと合成される。このプロセスを以下で具体的に説明する。
【0064】
図2に示すように、プライマリキャリア信号合成サブモジュールとセカンダリキャリア信号合成サブモジュールは、それぞれ、プライマリキャリアとセカンダリキャリア上のHARQ−ACK信号を、各搬送波に対応する搬送波フィードバック信号へと合成する。すなわち、2つのサブモジュールの機能は、それぞれ、1つの搬送波上の2つのデータストリームのフィードバック信号を搬送波フィードバック信号へとマップするように構成されている。各搬送波は2つのデータ送信モード、すなわち、シングルストリームモードとデュアルストリームモードを有する。シングルストリームモードでは、第1のストリームについてはフィードバックが提供されず(すなわち、第1のストリームのフィードバック信号はデフォルトではDTXである)、フィードバック信号は第2のストリームのフィードバックだけを提供する。
【0065】
各搬送波のストリームごとのフィードバック信号の集合は{DTX,ACK,NACK}であり、そのため、搬送波ごとの搬送波フィードバック信号の集合は{DTX,ACK,NACK,ACK_ACK,ACK_NACK,NACK_ACK,NACK_NACK}になる。ACK_ACKは、搬送波上の第1のストリームのフィードバック信号がACKであり、第2のストリームのフィードバック信号がACKであることを表す。搬送波フィードバック信号にはそれぞれ番号がふられ、その詳細については表1−10で参照することができる。表1−10に、MIMOモードにおける搬送波フィードバック信号と番号とのマッピング関係を示す。
表1−10 MIMOモードにおける搬送波フィードバック信号と番号とのマッピング関係
【表25】

【0066】
2つのストリームのフィードバック信号を搬送波フィードバック信号へと合成するマッピングプロセスについては、表1−11で参照することができる。
表1−11 搬送波フィードバック信号と2つのストリームのフィードバック信号とのマッピング関係
【表26】

【0067】
表1−11の「=」は、フィードバック信号と番号との対応関係を表す。
【0068】
S1およびS2は、それぞれ、第1のストリームと第2のストリームとのフィードバック信号に対応する数を表し、Sは搬送波フィードバック信号に対応する数を表し、S=2×S1+S2である。
【0069】
搬送波フィードバック信号は2次元ベクトルS=(S1,S2)で表すことができるもの仮定され、これは例えば、ACK=(DTX,ACK)やACK_NACK=(ACK,NACK)などのフィードバック信号に対応する。
【0070】
表1−10および表1−11に示すマッピング関係は単なる具体例にすぎず、この実施形態は、表1−10および表1−11に示すマッピング関係だけに限定されるものではなく、他の方式も用いられ得る。
【0071】
第2に、2つの搬送波フィードバック信号が統合フィードバック信号へと合成される。このプロセスを以下で具体的に説明する。
【0072】
図2に示すように、統合フィードバック信号合成サブモジュールは2つの搬送波のフィードバック信号を統合フィードバック信号へと合成する。すなわち、UEは2つの搬送波のフィードバック信号を統合フィードバック信号へと合成する。さらに符号器サブモジュールが統合フィードバック信号の符号化、すなわち、統合フィードバック信号の10ビットの0−1シーケンスへのマッピングを行う。2つの搬送波のフィードバック信号がどちらもDTXであるときには、統合信号が符号語へとマップされず、または統合信号はDTXへとマップされるものとみなされる。
【0073】
SaとSsは、それぞれ、プライマリキャリアのフィードバック信号とセカンダリキャリアのフィードバック信号に対応する数を表し、a1とa2は、それぞれ、プライマリキャリア上の第1のストリームと第2のストリームのフィードバック信号を表し、b1とb2は、それぞれ、セカンダリキャリア上の第1のストリームと第2のストリームのフィードバック信号を表す。例示を容易にするために、1つの統合フィードバック信号を4次元ベクトル、例えばSig=(a1,a2,b1,b2)などで表すこともでき、2次元ベクトル、例えばSig=(Sa,Ss)で表すこともでき、その場合a1、a2、b1、b2に対応する信号∈{DTX,ACK,NACK}であり、Sa、Ssに対応する信号∈{DTX,ACK,NACK,ACK_ACK,ACK_NACK,NACK_ACK,NACK_NACK}であり、Sa=2a1+a2、Ss=2b1+b2である。
【0074】
Sa=i、Ss=jであると仮定すると、統合フィードバック信号はXijとして表される。統合フィードバック信号のプライマリ・キャリア・フィードバック信号は番号iに対応する信号であり、統合フィードバック信号のセカンダリ・キャリア・フィードバック信号は番号jに対応する信号であり、0≦i≦6、0≦j≦6である。番号0〜6に対応する信号は順にDTX、ACK、NACK、ACK_ACK、ACK_NACK、NACK_ACK、およびNACK_NACKであり、またはD、A、N、AA、AN、NA、およびNNへと簡略化される。例えば、X34は、プライマリキャリアが番号3の付いた信号を送信し、セカンダリキャリアが番号4の付いた信号を送信すること、すなわち、ACK_ACK/ACK_NACKを表し、これはAA/ANと簡略化される。
【0075】
2つの搬送波フィードバック信号を統合フィードバック信号に合成するマッピングプロセスについては、表1−12で参照することができる。
表1−12 2つの搬送波フィードバック信号と統合フィードバック信号とのマッピング関係
【表27】

【0076】
DC−MIMOモードでは、搬送波上のノードBのためのデータ送信モードは、フィードバック信号がDTXになるように搬送波上でデータを送信しないこと、搬送波上のMIMOシングルストリームモードを使用すること、および搬送波上でMIMOデュアルストリームモードを使用すること、を含む。したがって、2つの搬送波上のノードBのためのデータ送信モードの9つの組み合わせは、DTX−DTX、シングルストリーム−DTX、DTX−シングルストリーム、シングルストリーム−シングルストリーム、デュアルストリーム−DTX、DTX−デュアルストリーム、デュアルストリーム−シングルストリーム、シングルストリーム−デュアルストリーム、およびデュアルストリーム−デュアルストリームのモードを含む。DTX−DTXではデータが送信されず、そのため、有効なデータ送信モードは、DTX−DTXモードを除く残りの8つの組み合わせである。送信モードの各組み合わせにおける信号空間は表1−12における領域に対応する。例えば、デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応する信号空間は、表1−12の右下隅のところの5×5行列に含まれる信号の集合であり、残りの送信モードは類推により推定され得る。
【0077】
第3に、統合フィードバック信号は、信号と符号語との所定のマッピング関係に従って符号語へとマップされる。このプロセスを以下で具体的に説明する。
【0078】
このステップで、符号器サブモジュールは統合フィードバック信号を10ビットの0−1シーケンス、すなわち符号語へとマップする。
【0079】
統合フィードバック信号の符号語へのマッピングには、統合フィードバック信号と特定の符号語とのマッピング表が提供される必要がある。入力される統合フィードバック信号に対応する符号語は、提供される信号−符号語マッピング表を検索することにより見つかり、次いでその符号語が出力される。
【0080】
統合フィードバック信号と符号語とのマッピング表は以下のように提供され得る。ある符号距離関係を満たすコードブック構造が送信モードごとに探し出され、表1−12の信号と特定の符号語とのマッピング関係を獲得するために、各送信モードとコードブック構造の符号語とのマッピング関係が確立される。
【0081】
まず、コードブック構造を探索する過程において、BERおよび検出誤りコストを含む符号化方式の性能評価指数が考慮され得る。符号化設計は、適切なコードブック構造および適切なマッピング方式を選択することによりBERおよび検出誤りコストを最小限に抑えるようにする。
【0082】
BERは、シングルコードBERおよびシステムBERを含む。シングルコードBERは、UEによって送信された信号XijがノードBによって他の信号に誤って復号される確率を表し、システムBERは、シングルコードBERの加重平均値を表し、これらは以下の2つの式で示される。
【数1】


式中、Ωはある送信モードにおける信号空間を表し、Pgen(S)は信号Sがある送信モードで発生する確率を表し、Pt(S,S)は送信された信号Sが正しくSに復号される確率を表す。
【0083】
検出誤りコストは信号の不正確な復号によって付加的に生じたコストを表す。ここでは主に時間コストが考慮され、これは、無線リンク制御(RLC:radio link control)層または物理層における再送信に起因する伝送速度の減少として具現化される。信号検出誤りコストは表1−13で参照することができる。
表1−13 信号検出誤りコスト
【表28】

【0084】
表1−13において、Cijはiと番号の付いた信号がjと番号の付いた信号として検出されるコストを表し(CijはC(i,j)と表されてもよい)、Hは信号検出誤りによって生じたRLC層における再送信のコストを表し、Lは信号検出誤りによって生じた物理層における再送信のコストを表し、0はコストなしを表す。HおよびLは定数とみなされてもよく、HはLよりずっと大きく、例えばH≒10Lなどである。
【0085】
信号S=(Sa1,Sa2,Sb1,Sb2)、R=(Ra1,Ra2,Rb1,Rb2)であると仮定すると、SがRであるものとして検出誤りコストCost(S,R)は、以下の式によって計算され得る。
【数2】

【0086】
Pt(S,R)が、送信された信号SがRとして受信される確率を表すものと仮定する。SもRもDTXでないときには、基本的に、Pt(S,R)は各信号に対応する符号語の符号距離の関数である、すなわちPt(S,R)=f(d(S,R))であるとみなすことができる。S=DTX、R≠DTXであるときには、Pt(S,R)=Pt(DTX,R)=Pfであり、これは誤った警報(false alarm)の確率である。S≠DTX、R=DTXであるときには、Pt(S,R)=Pt(S,DTX)=Pmであり、これは誤った棄却(false dismissal)の確率である。所定の条件において、各符号語の対ごとの誤り確率、誤った警報の確率、および誤った棄却の確率をコンピュータでシミュレーションにより獲得することができる。
【0087】
したがって、ある送信モードにおけるシステムの動作時の総検出誤りコストPrは、
【数3】


によって獲得され、式中、Ωはその送信モードにおける信号空間を表す。
【0088】
本発明の各実施形態では、BERおよび検出誤りコストの計算方法に従い、BERおよび検出誤りコストがより小さいコードブック構造が選択される。コードブック構造に含まれる符号語は、A1〜A6、B1〜B6、C1〜C6、D1〜D6、E1、F1、G1〜G16、およびH1〜H16である。各符号語は10ビットの0−1シーケンスである。コードブック構造内の符号語間の符号距離関係は表1−4〜表1−9で参照することができる。
【0089】
前述の符号語に従い、送信モードとコードブック構造とのマッピング関係が、例えば表1−14に示すように確立され得る。
表1−14 送信モードとコードブック構造とのマッピング関係
【表29】

【0090】
表1−14において、式xA−yB−zC−uD−…={A1〜Ax,B1〜By,C1〜Cz,D1〜Du,…}はコードブック構造を表す。係数が0である場合、対応する項目は省かれ、例えば、4A={A1,A2,A3,A4}、6A−3C−3D−E−F={A1,A2,A3,A4,A5,A6,C1,C2,C3,D1,D2,D3,E1,F1}であり、残りは類推により推定され得る。
【0091】
さらに、送信モードに対応する各コードブック構造は複数の等価のコードブック構造を有する。いわゆる「等価の」とは、あるシーケンスに従って配置された2つのコードブック構造内の符号語によって形成される符号距離行列が同一である場合、それら2つのコードブック構造を等価のコードブック構造であるといい、その具体的な定義は以下の通りである。
【0092】
コードブック構造{X}と{Y}とが等価である場合、マッピング関係φ:{X}→{Y}が存在し、これはd(X,Y)=d(φ(X),φ(Y))を満たし、式中、d(X,Y)はXとYの間の符号距離である。
【0093】
例えば、コードブック構造A−Bと等価のコードブック構造はC−DまたはE−Fとすることができ、コードブック構造A−B−6Cと等価のコードブック構造は6A−C−Dとすることができ、その場合、マッピングは所定のシーケンス{A1,B1,C1,C2,C3,C4,C5,C6}および{C1,D1,A1,A2,A3,A4,A5,A6}に従って1つずつ行われるため、形成される符号距離行列は同じである。
【0094】
形成される符号距離行列が同じである限り、信号とマップされたときに2つのコードブック構造について獲得される各方式の性能は同じであり、そのため、任意の2つの等価のコードブック構造を同じ型のコードブック構造とみなすことができる。コードブック構造の型は、この型の任意のコードブック構造によって表され得る。例えば、A−BとC−DとE−Fが相互に等価であり、同じ型のコードブック構造のものである場合には、A−BとC−DとE−Fの任意のコードブック構造を使用してそのコードブック構造の型を表すことができる。決定された符号化方式において、各モードは1つのコードブック構造の型に一意に対応する。
【0095】
すなわち、シングルストリーム−DTXまたはDTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語は、A1およびB1、またはA1およびA2、またはこのコードブック構造と等価のコードブック構造である。デュアルストリーム−DTXまたはDTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、またはA1、A2、A3、C1、またはA1、A2、C1、C2、またはA1、B1、C1、C2、またはA1、B1、C1、D1、またはこのコードブック構造と等価のコードブック構造である。シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2、またはA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、D1、またはA1、A2、B1、B2、C1、C2、C3、C4、またはA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、A3、A4、C1、C2、C3、C4、またはこのコードブック構造と等価のコードブック構造である。デュアルストリーム−シングルストリームまたはシングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1、またはA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、B4、C1、C2、C3、D1、D2、D3、またはA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、またはA1、A2、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1、またはA1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、D1、D3、D4、D5、またはこのコードブック構造と等価のコードブック構造である。デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、B3、B4、B5、B6、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、D2、D3、D4、D5、D6、または16G−16Hから無作為に選択された24個の符号語からなるコードブック構造、またはこのコードブック構造と等価のコードブック構造である。
【0096】
さらに、得られた結果に従い、送信モードごとのコードブック構造の型が決定され、異なる送信モードの統合フィードバック信号が符号化される。
【0097】
以上を考慮して、この実施形態では、DC−MIMOモードで2つの搬送波のフィードバック信号を符号化する方法が提供され、この方法ではシングルコードチャネルが用いられ、そのため、電力オーバーヘッドが節約され、システムのCM値は影響を受けず、それによってシステムの性能が向上する。さらに、この実施形態では、適切なコードブック構造およびフィードバック信号と符号語とのマッピング関係がBERおよび検出誤りコストに従って選択され、そのため、信号検出誤りコストが最小限に抑えられ、システムのデータ伝送効率が高まる。
【0098】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態を示す。
【0099】
この実施形態による統合フィードバック信号を符号化する方法は以下のステップを含む。異なる送信モードの統合フィードバック信号が、それぞれ、それらの送信モードに対応するコードブック構造またはそれと等価のコードブック構造の符号語に従って符号化される。
【0100】
具体的には、この実施形態では、信号符号化方法の第2の実施形態の表1−4、表1−5、および表1−6に示す符号距離関係と、表1−14に示す送信モードとコードブック構造とのマッピング関係を有するコードブック構造を用いて異なる送信モードの統合フィードバック信号が符号化される。このプロセスを以下で具体的に説明する。
【0101】
(1)シングルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式
表1−15 シングルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式1
【表30】

【0102】
表1−15に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は2A−2B−2C−2Dまたはこれと等価のコードブック構造である。表1−15の「=」は「〜に対応する」または「〜へとマップされる」を意味し、以下同様である。コードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、B1、B2、C1、C2、D1、D2とすることができる。シングルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号の符号化は、X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02が、それぞれ、D2、B2、A1、A2、C2、B1、C1、D1へとマップされる統合フィードバック信号の符号化を含む。
【0103】
加えて、同じコードブック構造が使用される場合でさえも、上記マッピングプロセスと等価のマッピング方式がやはり存在し、これは具体的には以下のように定義される。
【0104】
信号集合{S}と対応するコードブック構造{X}との2つのマッピング方式f:{S}→{X}とh:{S}→{X}は等価である。コードブック構造{X}は、そのマッピング方式において事前に決定されたシーケンス、すなわち、シーケンス{f(S),f(S),…f(S)}とシーケンス{h(S),h(S),…h(S)}とで同じ符号距離行列を形成し、2つのマッピング方式はd(f(S),f(S))=d(h(S),h(S))を満たす、すなわち、2つの任意の信号が2つのマッピング方式において同じ符号距離を有する。
【0105】
f(S)はマッピング方式f:{S}→{X}における信号Sに対応する符号語を表し、h(S)はマッピング方式h:{S}→{X}における信号Sに対応する符号語を表し、d(a,b)は符号語a、b間の符号距離を表す。2つの信号間の符号距離は各信号に対応する符号語間の符号距離をいう。
【0106】
形成される符号距離行列が同じである限り、各方式の性能は同じである。したがって、任意の2つの等価のマッピング方式を同じマッピング方式とみなすことができる。
【0107】
例えば、表1−15について等価のマッピング方式が存在する。すなわち、統合フィードバック信号X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02は、それぞれ、B2、D2、C1、C2、A2、D1、A1、B1へとマップすることができる。2つのマッピング方式において、各信号の符号距離行列は同じであり、信号間の符号距離は各信号に対応する符号語間の符号距離に等しい。したがって2つのマッピング方式を同じマッピング方式とみなすことができ、これは表1−15によって統一されたやり方で表すことができる。以下のすべての方式を同様に理解することができる。
表1−16 シングルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式2
【表31】

【0108】
表1−16に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造はA−B−5C−Dまたはこれと等価のコードブック構造である。このコードブック構造に含まれる符号語はA1、B1、C1、C2、C3、C4、C5、D1とすることができる。シングルストリーム−シングルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02が、それぞれ、C2、C3、A1、C4、C5、B1、C1、D1へとマップされる統合フィードバック信号の符号化を含む。
表1−17 シングルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式3
【表32】

【0109】
表1−17に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は2A−2B−4Cまたはこれと等価のコードブック構造である。このコードブック構造に含まれる符号語はA1、A2、B1、B2、C1、C2、C3、C4とすることができる。シングルストリーム−シングルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、X11、X12、X10、X21、X22、X20、X01、X02が、それぞれ、C1、C2、A1、C3、C4、B1、A2、B2へとマップされる統合フィードバック信号の符号化を含む。
【0110】
シングルストリーム−シングルストリームモードで使用されるコードブック構造および/またはマッピング方式は、例えば、2つの搬送波のどちらもMIMOで構成されないデュアルキャリアのHARQ−ACK統合符号化や、一方の搬送波はMIMOで構成されず、他方の搬送波はMIMOで構成されるシングルストリームモードのデュアルキャリアのHARQ−ACK統合符号化や、より多くの搬送波が構成される場合に8個の10ビット符号語をフィードバックしさえすればよい符号化システムまたはサブシステムなど、8個の10ビット符号語を使用する必要のある符号化システムにおいても適用することができる。
【0111】
(2)シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式
表1−18 シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式1
【表33】

【0112】
表1−18に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−3C−3D−E−Fまたはこれと等価のコードブック構造である。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、F1とすることができる。シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06がそれぞれ、E1、A3、C1、C2、A4、F1、C3、D2、D1、D3、A1、A2、A5、A6へとマップされる統合フィードバック信号の符号化を含む。
表1−19 シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式2
【表34】

【0113】
表1−19に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−2B−6Cまたはこれと等価のコードブック構造である。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6とすることができる。シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06をそれぞれ、A1、C1、C2、C3、A3、B1、C4、C5、C6、B2、A2、A4、A5、A6へと符号化することを含む。
表1−20 シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式3
【表35】

【0114】
表1−20に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−2B−6Cまたはこれと等価のコードブック構造である。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、およびC6とすることができる。シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X10、X13、X14、X15、X16、X20、X23、X24、X25、X26、X03、X04、X05、X06をそれぞれ、シングルストリームA1、C5、A2、A3、C6、B1、A4、A5、A6、B2、C1、C2、C3、C4へと符号化することを含む。
【0115】
(3)デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式
表1−21 デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式1
【表36】

【0116】
表1−21に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−3C−3D−E−Fである。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、C1、C2、C3、D1、D2、D3、E1、およびF1とすることができる。デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60を、それぞれ、E1、F1、A3、C3、A1、C1、D2、A2、C2、D1、A5、A4、D3、A6へと符号化することを含む。
表1−22 デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式2
【表37】


表1−22に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−2B−6Cである。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6とすることができる。デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60を、それぞれ、A1、B1、C1、C4、A2、C2、C5、A4、C3、C6、A5、A3、B2、A6へと符号化することを含む。
表1−23 デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式3
【表38】

【0117】
表1−23に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−2B−6Cである。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、C1、C2、C3、C4、C5、C6とすることができる。デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X01、X02、X31、X32、X30、X41、X42、X40、X51、X52、X50、X61、X62、X60をそれぞれ、A1、B1、C5、A4、C1、A2、A5、C2、A3、A6、C3、C6、B2、C4へと符号化することを含む。
【0118】
シングルストリーム−デュアルストリームモードおよびデュアルストリーム−シングルストリームモードで使用されるコードブック構造および/またはマッピング関係は、例えば、一方の搬送波はMIMOで構成されず、他方の搬送波はMIMOで構成されるデュアルストリームモードでのデュアルキャリアのHARQ−ACK統合符号化や、より多くの搬送波が構成される場合に14個の10ビット符号語をフィードバックしさえすればよい符号化システムまたはサブシステムなど、14個の10ビット符号語を使用する必要のある符号化システムにおいても適用することができる。
【0119】
(4)デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式
表1−24 デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式1
【表39】

【0120】
表1−24に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−6B−6C−6Dである。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、B3、B4、B5、B6、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、D2、D3、D4、D5、D6とすることができる。デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X03、X04、X05、X06、X30、X33、X34、X35、X36、X40、X43、X44、X45、X46、X50、X53、X54、X55、X56、X60、X63、X64、X65、X66を、それぞれ、C1、C2、C3、C4、A1、B4、B5、B6、D1、A2、D5、D3、B3、C6、A3、D6、B2、D2、C5、A4、B1、A6、A5、D4へと符号化することを含む。
表1−25 デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードにおける統合フィードバック信号のための符号化方式2
【表40】

【0121】
表1−25に示すように、この実施形態で使用され得るコードブック構造は6A−6B−6C−6Dである。このコードブック構造に含まれる符号語は、A1、A2、A3、A4、A5、A6、B1、B2、B3、B4、B5、B6、C1、C2、C3、C4、C5、C6、D1、D2、D3、D4、D5、D6とすることができる。デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードでの統合フィードバック信号の符号化は、統合フィードバック信号X03、X04、X05、X06、X30、X33、X34、X35、X36、X40、X43、X44、X45、X46、X50、X53、X54、X55、X56、X60、X63、X64、X65、X66を、それぞれ、B1、B2、B3、B4、A1、D4、B5、D2、D1、A2、A5、D3、B6、C6、A3、D6、A6、C3、C5、A4、D5、C2、C1、C4へと符号化することを含む。
【0122】
デュアルストリーム−デュアルストリームモードで使用されるコードブック構造および/またはマッピング関係は、例えば、より多くの搬送波が構成される場合に24個の10ビット符号語をフィードバックしさえすればよい符号化システムまたはサブシステムなど、24個の10ビット符号語を使用する必要がある符号化システムにおいても適用することができる。
【0123】
シングルストリーム−シングルストリーム、シングルストリーム−デュアルストリーム、デュアルストリーム−シングルストリーム、およびデュアルストリーム−デュアルストリームの各送信モードにおける符号化方式は、それぞれ、上記4つの部分で説明されている。他の送信モードの信号空間はこれ4つの信号空間の部分集合であり、そのため、他の送信モードにおける符号化方式は、これら4つの信号空間に従って容易に推定することができる。
【0124】
具体的には、シングルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とシングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、DTX−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、デュアルストリーム−DTX送信モードに対応するコードブック構造は、デュアルストリーム−シングルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合であり、DTX−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造は、シングルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造とデュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードに対応するコードブック構造との共通部分の部分集合である。
【0125】
以下に、本発明の一実施形態による各方式を具体例によりさらに説明する。
【0126】
この実施形態では、用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係について、表1−26を参照することができる。
表1−26 統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表41】

【0127】
表1−26には、各モードで使用されるコードブック構造の型および対応する符号化方式が指定されている。さらに、各モードに対応するコードブック構造内の符号語には値を付ける、すなわち、特定の10ビットの0−1シーケンスを割り当てる必要がある。
【0128】
表1−26では、異なる送信モードに対応するコードブック構造の型が同じ場合もあり、これは必ずしも同じ特定の符号語が使用されることを意味するとは限らず、対応する各コードブック構造が同じ符号距離関係を有することを意味するにすぎない。これについては以下同様である。さらに、異なる送信モードの対応するコードブック構造で使用される同じ符号語は、必ずしも同じ符号語に対応するとは限らない。例えば、シングルストリーム−DTXモードで使用されるコードブック構造内の符号語A1は必ずしも、デュアルストリーム−DTXモードで使用されるコードブック構造内の符号語A1と同じであるとは限らない。
【0129】
例えば、信号X01とX02とは、同時にシングルストリーム−シングルストリームモードとデュアルストリーム−シングルストリームモードとに属する。表1−26に示す符号化方式では、表1−15、表1−18、表1−21、および表1−24を参照すると、X01とX02に対応する具体的な符号語は、シングルストリーム−シングルストリームモードではC1とD1であり、デュアルストリーム−シングルストリームモードではE1とF1である。しかし、どんな形で示されていようとも、2つの符号語からなるコードブック構造はA−Bと等価である。すなわち、2つの符号語からなるコードブック構造のコードブック構造の型はA−Bである。特定の符号語シーケンスに使用されるシンボルは、対応するコードブック構造内の符号語の符号距離関係によって決定される。
【0130】
前述の各表内の「−」は、コードブック構造の型において、そのモードの各信号がコードブック構造内の1つの符号語に無作為にマップされ得ることを表す。しかし、異なる信号は異なる符号語へとマップされる。以下の各表において「−」は同じ意味を表し、その説明は省略する。
【0131】
送信モードとコードブック構造の型、ならびに用いられる符号化方式とのマッピング関係に従い、統合フィードバック信号Xijが符号化される。Xijと符号語の値とのマッピング関係については、表1−27を参照することができる。表1−27の10ビットの0−1シーケンスはコードブック構造内の符号語の値を含む。
表1−27 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表42】





【0132】
表1−27には一具体例が示されている。この例では、各送信モードの信号に対応するコードブック構造は表1−26のコードブック構造の型を満たす。すなわち、コードブック構造の符号距離行列は表1−26のコードブック構造の型の符号距離行列と同じである。信号と符号語とのマッピング関係は表1−26の符号化方式を満たす。すなわち、このマッピング関係において、信号の符号距離行列は表1−26に示す符号化方式における信号の符号距離行列と同じである。この実施形態は表1−27のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−27に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−27に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる(1が0に変更され、または0が1に変更される)。
【0133】
表1−27には、統合信号と符号器サブモジュールにおいて使用される必要のある符号語とのマッピング関係が示されている。これにより、信号を受信した後で、符号器サブモジュールは、表から統合信号に対応する符号語を検索し、次いでその符号語を出力する。
【0134】
この実施形態では、DC−MIMOモードで2つの搬送波のフィードバック信号を符号化する方法が提供され、この方法ではシングルコードチャネルが用いられ、そのため、電力オーバーヘッドが節約され、システムのCM値は影響を受けず、それによってシステムの性能が向上する。さらにこの実施形態では、BERおよび検出誤りコストに従って適切なコードブック構造およびフィードバック信号と符号語とのマッピング関係が選択され、そのため、信号検出誤りコストが最小限に抑えられ、システムのデータ伝送効率が高まる。
【0135】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第2の実施形態を示す。
【0136】
この実施形態と、統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは、送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係については、表1−28を参照することができる。
表1−28 統合フィードバック信号を符号化する方法の第2の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表43】

【0137】
この方式は24個の符号語がありさえすればよい。送信モードとコードブック構造とのマッピング関係に従い、この実施形態では、統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係が提供され、これについては表1−29で参照することができる。
表1−29 統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係
【表44】

【0138】
さらに、この実施形態では24個の符号語の値が提供され、これについては表1−30で参照することができる。
表1−30 符号語および符号語の値
【表45】



【0139】
ijと符号語の値とのマッピング関係は表1−29および表1−30に従って獲得され、これについては表1−31で参照することができる。
表1−31 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表46】





【0140】
表1−31には一具体例が示されている。この例では、各送信モードの信号に対応するコードブック構造は表1−28のコードブック構造の型を満たす。すなわち、コードブック構造の符号距離行列は表1−28のコードブック構造の型の符号距離行列と同じである。信号と符号語とのマッピング関係は表1−28の符号化方式を満たす。すなわち、このマッピング関係において、信号の符号距離行列は表1−28に示す符号化方式の信号の符号距離行列と同じである。すなわち、表1−29で示される各方式のマッピング方式は表1−28の符号化方式またはそれと等価の符号化方式である。この実施形態は表1−31のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−31に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−31に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0141】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第3の実施形態を示す。
【0142】
この実施形態と、統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは、送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は表1−32で参照することができる。
表1−32 統合フィードバック信号を符号化する方法の第3の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表47】

【0143】
この方式は全部で24個の符号語を必要とする。送信モードとコードブック構造とのマッピング関係に従い、この実施形態では、統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係が提供され、これについては表1−33で参照することができる。
表1−33 統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係
【表48】

【0144】
さらにこの実施形態では、必要な24個の符号語の値が提供され、これについては表1−30で参照することができる。
【0145】
ijと符号語の値とのマッピング関係は表1−30および表1−33により得られ、これについては表1−34で参照することができる。
表1−34 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表49】





【0146】
表1−34には一具体例が示されている。この実施形態は表1−34のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−34に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−34に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0147】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第4の実施形態を示す。
【0148】
この実施形態と統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は表1−35で参照することができる。
表1−35 統合フィードバック信号を符号化する方法の第4の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表50】

【0149】
この方式は全部で24個の符号語を必要とする。送信モードとコードブック構造とのマッピング関係に従い、この実施形態では、統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係が提供され、これについては表1−36で参照することができる。
表1−36 統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係
【表51】

【0150】
さらにこの実施形態では、必要な24個の符号語の値が提供され、これについては表1−30で参照することができる。
【0151】
表1−30および表1−36に従ってXijと符号語の値とのマッピング関係が獲得され、これについては表1−37で参照することができる。
表1−37 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表52】





【0152】
表1−37には一具体例が示されている。この実施形態は表1−37のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−37に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−37に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0153】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第5の実施形態を示す。
【0154】
この実施形態と統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は表1−38で参照することができる。
表1−38 統合フィードバック信号を符号化する方法の第5の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表53】

【0155】
この方式は全部で24個の符号語を必要とする。送信モードとコードブック構造とのマッピング関係に従い、この実施形態では、統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係が提供され、これについては表1−39で参照することができる。
表1−39 統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係
【表54】

【0156】
さらにこの実施形態では、必要な24個の符号語の値が提供され、これについては表1−30で参照することができる。
【0157】
表1−30および表1−39に従ってXijと符号語の値とのマッピング関係が獲得され、これについては表1−40で参照することができる。
表1−40 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表55】





【0158】
表1−40には一具体例が示されている。この実施形態は表1−40のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−40に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−40に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0159】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第6の実施形態を示す。
【0160】
この実施形態と統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は、表1−41で参照することができる。
表1−41 統合フィードバック信号を符号化する方法の第6の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表56】

【0161】
この方式は全部で24個の符号語を必要とする。送信モードとコードブック構造とのマッピング関係に従い、この実施形態では統合フィードバック信号と符号語とのマッピング関係の一具体例が提供され、これについては表1−42で参照することができる。
表1−42 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表57】





【0162】
表1−42には一具体例が示されている。この実施形態は表1−42のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−42に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−42に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0163】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第7の実施形態を示す。
【0164】
この実施形態と統合フィードバック信号を符号化する方法の第1の実施形態との違いは送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係に存する。この実施形態は、内容的にはMIMOで構成されたシングルキャリアのためのフィードバック方式をカバーし、復号性能に関して第1の実施形態よりわずかに好ましいものである。使用される符号語は以下の通りである。
表1−43 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表58】





【0165】
表1−43には一具体例が示されている。この実施形態は表1−43のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−43に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−43に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。
【0166】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第8の実施形態を示す。
【0167】
この実施形態では、統合フィードバック信号を符号化する方法において各送信モードで使用されるコードブック構造の型は、第1の実施形態と同じである。しかし、2つの実施形態の違いは、この実施形態はPRE/POSTモードの性能も考慮することに存する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は、表1−44で参照することができる。
表1−44 統合フィードバック信号を符号化する方法の第8の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表59】

【0168】
一具体例を示す。各送信モードで使用されるコードブック構造は、表1−44で提供されるコードブック構造の型およびマッピング関係を満たすと同時に、PRE/POSTモードが用いられるときの好ましい性能も可能にする。Xijと符号語の値とのマッピング関係は表1−45で参照することができる。
表1−45 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表60】




【0169】
PRE/POST送信モードでの性能をさらに向上させるために、PRE/POSTは新しい符号号を使用し得る。表1−46に実行可能な代替の符号語の対を示す。
表1−46 第8の実施形態の方式において適用できる新しいPRE/POST符号語の対
【表61】

【0170】
表1−45には一具体例が示されている。この実施形態は表1−45のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−45に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−45に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。加えて、各送信モードのコードブック構造に対する等価の変形または等価の符号化およびマッピングも行われ、これも、各モードのコードブック構造の型が変更されない限り、保護範囲内に含まれる。
【0171】
表1−46に示す新しいPRE/POST符号語は、PRE/POST符号語がシングルストリーム−DTX、DTX−シングルストリーム、デュアルストリーム−DTX、およびDTX−デュアルストリームの各モードに含められた後の最小符号距離が少なくとも4であるという特性を有する。
【0172】
ノードBがデュアルキャリアの両方の搬送波上でデータをスケジュールするときには、HARQ−ACK信号の検出時にPRE/POSTが使用されず、ノードBがデュアルキャリアの一方の搬送波上でのみデータをスケジュールするときには、HARQ−ACK信号の検出時にPRE/POSTが使用されるものと仮定する。したがって、表1−47に示すように、表1−44および表1−45に従ってより良い性能を有する方式が得られる。
表1−47 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表62】




【0173】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第9の実施形態を示す。
【0174】
この実施形態における統合フィードバック信号を符号化する方法は、コードブック構造の型の別の組み合わせを用いる。しかし、特定の符号語が与えられるときに、この実施形態はPRE/POSTモードでの性能も考慮する。この実施形態における送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は、表1−48で参照することができる。
表1−48 統合フィードバック信号を符号化する方法の第9の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表63】

【0175】
表1−48の制約条件を満たす特定の符号語を表1−49に示す。
表1−49 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表64】




【0176】
PRE/POST送信モードでの性能をさらに向上させるために、PRE/POSTは新しい符号語を使用し得る。実行可能な代替の符号語の対を表1−50に示す。
表1−50 第9の実施形態の方式において適用できる新しいPRE/POST符号語の対
【表65】

【0177】
表1−49には一具体例が示されている。この実施形態は表1−49のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−49に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−49に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。加えて、各送信モードのコードブック構造に対する等価の変形または等価の符号化およびマッピングも行われ、これも、各モードのコードブック構造の型が変更されない限り、保護範囲内に含まれる。
【0178】
表1−50に示す新しいPRE/POST符号語は、PRE/POST符号語がシングルストリーム−DTX、DTX−シングルストリーム、デュアルストリーム−DTX、およびDTX−デュアルストリームの各モードに含められた後の最小符号距離が少なくとも4であるという特性を有する。
【0179】
ノードBがデュアルキャリアの両方の搬送波上でデータをスケジュールするときには、HARQ−ACK信号の検出時にPRE/POSTが使用されず、ノードBがデュアルキャリアの一方の搬送波上でのみデータをスケジュールするときには、HARQ−ACK信号の検出時にPRE/POSTが使用されるものと仮定する。したがって、表1−51に示すように、表1−48および表1−49に従ってより良い性能を有する方式が得られる。
表1−51 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表66】




【0180】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第10の実施形態を示す。
【0181】
この実施形態では、デュアルストリーム−デュアルストリームモードのために新しいコードブック構造の型が設計される。このコードブック構造の型の符号語は、最小符号距離4を有する32ビットのコードブック構造からのものである。このコードブック構造は16対の逆符号(inverse code)からなり、これらはG1〜G16およびH1〜H16で表される。HiはGiの逆符号である。すなわちその符号距離は10である。G符号語とH符号語との関係は表1−7から表1−9に示されている。
【0182】
デュアルストリーム−デュアルストリーム送信モードでは24個の符号語が必要とされ、PRE/POST符号語が含まれる場合には全部で26個の符号が必要とされる。26個の符号は、G1〜G16およびH1〜H16の中から選択され得る。
【0183】
この実施形態における統合フィードバック信号を符号化する方法は、コードブック構造の型の別の組み合わせを用いる。しかし、特定の符号語が与えられるときには、PRE/POSTを含む、3GPPプロトコルのTS25.212のR8に指定されているHARQ−ACKに関連するすべての符号語が適合する。送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は表1−52で参照することができる。
表1−52 統合フィードバック信号を符号化する方法の第10の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表67】

【0184】
上記表に記載されているコードブック構造の型における符号化およびマッピングの方式を、それぞれ、表1−53、表1−54、および表1−55に示す。
表1−53 デュアルストリーム−シングルストリームモードのための符号化方式4
【表68】


表1−54 シングルストリーム−デュアルストリームモードのための符号化方式4
【表69】


表1−55 デュアルストリーム−デュアルストリームモードのための符号化方式3
【表70】

【0185】
表1−52の制約条件を満たす特定の符号語を表1−56に示す。
表1−56 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表71】




【0186】
表1−56には一具体例が示されている。この実施形態は表1−56のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−56に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−56に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。加えて、各送信モードにおけるコードブック構造に対する等価の変形または等価の符号化およびマッピングも行われ、これも、各モードにおけるコードブック構造の型が変更されない限り、保護範囲内に含まれる。
【0187】
以下に、本発明による統合フィードバック信号を符号化する方法の第11の実施形態を示す。
【0188】
この実施形態と第10の実施形態との違いは、この実施形態がコードブック構造の型の新しい組み合わせを用いることに存する。しかし、特定の符号語が与えられるときには、表1−2に示すように、PRE/POSTを含む、3GPPプロトコルのTS25.212のR7に指定されているHARQ−ACKに関連するすべての符号語が適合する。送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係は表1−57で参照することができる。
表1−57 統合フィードバック信号を符号化する方法の第11の実施形態において用いられる送信モードとコードブック構造の型とのマッピング関係
【表72】


表1−58 デュアルストリーム−シングルストリームモードのための符号化方式5
【表73】

【0189】
表1−59に表1−57の制約条件を満たす特定の符号語を示す。
表1−59 Xijと符号語の値とのマッピング関係
【表74】




【0190】
表1−59には一具体例が示されている。この実施形態は表1−59のマッピング関係だけに限定されるものではない。表1−59に基づく単純な変形により得られる任意のマッピング関係もこの実施形態の範囲内に含まれ、例えば、表1−59に基づいて各列間の順序が無作為に変更され、あるいは、ある列の値の否定が行われる。加えて、各送信モードにおけるコードブック構造に対する等価の変形または等価の符号化およびマッピングも行われ、これも、各モードにおけるコードブック構造の型が変更されない限り、保護範囲内に含まれる。
【0191】
結論として、本発明の各実施形態では、DC−MIMO技術におけるHARQ−ACK信号フィードバックのための解決法が提供される。以上の説明によれば、さらに本発明の各実施形態は、デュアルコードチャネルにも適用することができ、よって、4つのMIMOを使用した3より多い搬送波または4より少ない搬送波でのHARQ−ACK情報フィードバックのための技術的解決法を提供する。
【0192】
説明を容易にするために、本発明の各実施形態では以下の用語の定義を指定する。
SC:MIMOなしで構成されたシングルキャリアのためのフィードバック方式、すなわち、表1−1に対応するフィードバック方式
SC−MIMO:MIMOで構成されたシングルキャリアのためのフィードバック方式、すなわち、表1−2に対応するフィードバック方式
DC:MIMOなしで構成されたデュアルキャリアのためのフィードバック方式、すなわち、表1−3に対応するフィードバック方式
DC−MIMO:MIMOで構成されたデュアルキャリアのためのフィードバック方式
【0193】
表1−60を参照すると、搬送波の総数およびMIMOを使用する搬送波の数に従ってデュアルコードチャネルのための解決法が提供されている。
表1−60 4つのMIMOを使用した3より多い搬送波または4より少ない搬送波でのデュアルコードチャネルのHARQ−ACK情報フィードバックのための技術的解決法
【表75】



【0194】
例えば、搬送波の総数が4であり、MIMOを使用する搬送波の数が4であるとき、第1の搬送波および第2の搬送波の情報は第1のコードチャネルで運ぶことができ、第3の搬送波および第4の搬送波の情報は第2のコードチャネルで運ぶことができる。DC−MIMO方式は第1のコードチャネルで用いられ、第2のコードチャネルでも用いられる。
【0195】
表1−60では、MIMOがデフォルトで先行するいくつかの搬送波上で構成されている。例えば、1つのMIMOが構成されている場合、そのMIMOは第1の搬送波上で構成されているとみなされ、2つのMIMOが構成されている場合、それらのMIMOは第1の搬送波と第2の搬送波上で構成されており、以下同様であるとみなされる。さらに、MIMOなしで構成された搬送波について、フィードバック情報は、MIMOシングルストリームのフィードバック情報とみなされ得る。実際の適用においては、搬送波に別のやり方で番号がふられてもよいが、マッピングは、搬送波上のMIMO構成および表1−60における搬送波の数に従って行うことができる。
【0196】
本発明の各実施形態において考察されるDC−MIMO方式はSC、SC−MIMO、およびDCと適合するため、各コードチャネルはDC−MIMO符号化モードだけを使用してもよい。(MIMOなしで構成される搬送波については、フィードバック信号はMIMOシングルストリームモードのフィードバック信号とみなされ、シングルキャリアは、第2の搬送波が単にDTXでフィードバックされるデュアルキャリアとみなされ得る)。表1−61に具体的なマッピング関係を示す。
表1−61 先行技術のフィードバック方式とDC−MIMOフィードバック方式とのマッピング関係
【表76】

【0197】
前述のマッピング関係では、3搬送波−4MIMOも4搬送波−4MIMOも2つのコードチャネルを使用して信号フィードバック問題を解決することができる。各コードチャネルはDC−MIMO符号化モードを使用する。しかし、搬送波分配も指定される必要がある。具体的な分配は表1−60と同じである。
【0198】
以下に、本発明による信号符号化装置の一実施形態を示す。
【0199】
図3は、本発明による信号符号化装置の一実施形態の概略的構造図であり、この装置は、具体的には、統合フィードバック信号合成モジュール11と符号器モジュール12とを含む。統合フィードバック信号合成モジュール11は、2つの搬送波がMIMOで構成されているときに、2つの搬送波のHARQ−ACK信号を統合フィードバック信号へと合成するように構成されている。符号器モジュール12は、信号と符号語との所定のマッピング関係に従って統合フィードバック信号を符号語へとマップするように構成されている。
【0200】
さらに、統合フィードバック信号合成モジュール11は、第1の搬送波信号合成サブモジュール13と、第2の搬送波信号合成サブモジュール14と、統合フィードバック信号合成サブモジュール15とを含む。第1の搬送波信号合成サブモジュール13および第2の搬送波信号合成サブモジュール14は、それぞれ、各搬送波のHARQ−ACK信号を各搬送波に対応する搬送波フィードバック信号へと合成する。統合フィードバック信号合成サブモジュール15は、2つの搬送波フィードバック信号を統合フィードバック信号へと合成する。
【0201】
当業者は、本発明の各実施形態による方法のステップの全部または一部が関連するハードウェアに命令するプログラムによって実施され得ることを理解することができる。このプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されると、本発明の各実施形態による方法のステップが実行される。記憶媒体は、磁気ディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、読取り専用メモリ(ROM)、またはランダム・アクセス・メモリ(RAM)とすることができる。
【0202】
上記実施形態は、本発明を限定するためではなく、単に本発明の技術的解決法を説明するために提供されるにすぎないことに留意すべきである。本発明は前述の各実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく本発明に様々な改変および変形を行い得ることは明らかである。本発明は、それらの改変および変形が添付の特許請求の範囲またはその均等物によって定義される保護の範囲に含まれる限りにおいてそれらを包含するものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
統合フィードバック信号を符号化する方法であって、
2つの搬送波が多入力多出力(MIMO:Multiple−Input Multiple−Output)で構成されているときに、前記2つの搬送波の統合フィードバック信号を符号化することを含み、
前記統合フィードバック信号を符号化することは、以下の表に示されるマッピング関係に従って前記統合フィードバック信号を符号語にマップすることを含み、
【表1】






表中、Dは不連続送信(DTX:discontinuous transmission)を表し、Aは肯定応答(ACK:Acknowledgement)を表し、Nは否定応答(NACK:Negative Acknowledgement)を表し、AAはACK_ACKを表し、ANはACK_NACKを表し、NAはNACK_ACKを表し、およびNNはNACK_NACKを表す
方法。
【請求項2】
プリアンブルおよびポストアンブル(PRE/POST:preamble and postamble)送信モードが適用されるときに、PRE/POST表示を以下の符号語へと符号化することをさらに含む
【表2】


請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記2つの搬送波のハイブリッド自動再送要求−応答(HARQ−ACK:Hybrid Automatic Repeat Request−Acknowledgement)信号を前記統合フィードバック信号へと合成することをさらに含む
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記2つの搬送波のHARQ−ACK信号を前記統合フィードバック信号へと合成することは、
前記2つの搬送波のHARQ−ACK信号各々を2つの搬送波フィードバック信号へと合成することと、
前記2つの搬送波フィードバック信号を前記統合フィードバック信号へと合成することと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
上り高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH:High Speed−Dedicated Physical Control Channel)を介してノードBに前記符号語をフィードバックすることをさらに含む
請求項1、2、3または4に記載の方法。
【請求項6】
統合フィードバック信号を符号化する装置であって、
2つの搬送波が多入力多出力(MIMO)で構成されているときに、前記2つの搬送波の統合フィードバック信号を符号化するように構成された符号器モジュールを備え、
前記符号器モジュールはさらに、以下の表に示されるマッピング関係に従って前記統合フィードバック信号を符号語にマップするように構成されており、
【表3】






表中、Dは不連続送信(DTX)を表し、Aは肯定応答(ACK)を表し、Nは否定応答(NACK)を表し、AAはACK_ACKを表し、ANはACK_NACKを表し、NAはNACK_ACKを表し、およびNNはNACK_NACKを表す
装置。
【請求項7】
プリアンブルおよびポストアンブル(PRE/POST)送信モードが適用されるときに、前記符号器モジュールはさらにPRE/POST表示を以下の符号語へと符号化するように構成されている
【表4】


請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記2つの搬送波のハイブリッド自動再送要求−応答(HARQ−ACK)信号を前記統合フィードバック信号へと合成するように構成された統合フィードバック信号合成モジュールをさらに備える
請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
前記統合フィードバック信号合成モジュールは、
前記搬送波の前記HARQ−ACK信号各々を、2つの搬送波フィードバック信号へと合成するように構成された第1の搬送波信号合成サブモジュールおよび第2の搬送波信号合成サブモジュールと、
前記2つの搬送波フィードバック信号を前記統合フィードバック信号へと合成するように構成された統合フィードバック信号合成サブモジュールと、
を備える請求項8に記載の装置。
【請求項10】
上り高速専用物理制御チャネル(HS−DPCCH)を介してノードBに前記符号語をフィードバックするように構成されたフィードバックモジュールをさらに備える
請求項6、7、8または9に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−138928(P2012−138928A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−31356(P2012−31356)
【出願日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【分割の表示】特願2011−550400(P2011−550400)の分割
【原出願日】平成21年5月5日(2009.5.5)
【出願人】(503433420)華為技術有限公司 (107)
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian Longgang District, Shenzhen 518129 P.R. China
【Fターム(参考)】