説明

線状味噌押し出し具

【課題】味噌を多くの細い線状にして押し出し、熱湯の中に入れる事により味噌が素早く溶け込みわずらわしい作業をする事無く、簡単でしかも安全に味噌汁を作れる線状味噌押し出し具を提供する。
【解決手段】筒状本体1の片側に、多くの線状味噌押し出し穴5を持ったキャップ4を持ち、その端に使用しない時に衛生を保つ為の蓋6を持ち、反対側に味噌を押し出すピストン状の板7を持った物であり、さらにピストン状の板7を親指で押し出す時に他の指を引っ掛ける鍔2を本体1に持ち、さらにその隣に人数を測る目盛12を持った物である。
さらに本体部分1とは別に薄くて柔らかい材質で出来たカセット式味噌入れ8を持った事を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、筒状本体に味噌を入れ、押し出し板により味噌を数多くの線状に押し出す、味噌押し出し具に関する物で有る。
【技術背景】
【0002】
従来、味噌汁を作る時、簡単に味噌がお湯の中に溶ける物がなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のやり方は次の様な欠点があった。
(イ)おたまで味噌をすくい、お湯が煮えたぎっている中にそのおたまを入れ箸等でかき回して味噌を溶いていたのでひじょうに熱かった。
(ロ)網の中に味噌を入れ溶ぐと、多少は早く溶ける事はあるのですが、何人分の味噌かなかなか分かりずらかった。
本発明は、これらの欠点を除く為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
筒状本体1の片側に、多くの線状味噌押し出し穴5を持ったキャップ4を持ち、その端に使用しない時に衛生を保つ為の蓋6を持ち、反対側に味噌を押し出すピストン状の板7を持った物で有り、さらにピストン状の板7を親指で押し出す時に他の指を引っ掛ける鍔2を持ち、さらに本体に人数を測る目盛12を付ける。
さらに本体部分1とは別に、薄くて柔らかい材質で出来たカセット式味噌入れ8の中に味噌10を入れ漏れを防ぐ蓋9を付ける。
本発明は、以上の様な構成よりなる線状味噌押し出し具で有る。
【発明の効果】
【0005】
本発明は以上の様な構造で、これを使用する時は、多くの味噌押し出し穴を持ったキャップ4を本体1よりはずし、カセット味噌入れ具8の蓋9を取り、それを本体1の中に図2の様に入れふたたびキャップ4を本体に付け、味噌押し出し穴5の方を煮えたぎった鍋の上に持ってゆき、両手で、鍔2の方には人差し指、ピストン7の方には親指をあて、図4の様に親指に力を入れぐっと押せば多くの細い線状の味噌が、煮えたぎったお湯に入り味噌は細くなっているので、一瞬にして味噌汁になってしまう物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本案の実施の形態について説明する。
(イ)筒状本体1の片側に多くの味噌押し出し穴5を持ったキャップ4を自由に取り付け取り外し出来る様な構造にし、その先に衛生を保つ為の蓋6を取り外し自由な構造で付ける。
(ロ)その反対側にピストン状の板7を持つ。
(ハ)さらに本体1に人差し指を引っ掛ける鍔2を持ち、その隣に人数を測る目盛12を付ける。
(ニ)そして別に、薄くて柔らかい材質で出来たカセット式味噌入れ8を持った物である。
(ホ)味噌いれ8に、図2の11の様に、接着材又は粘着材により押し出しピストン状の板7を始めから付けておいても良い。
本案を使用するときは、押し出し穴を持ったキャップ4を本体1よりはずし、カセット味噌入れ具8の蓋9を取り、それを本体1の中に図2の様に入れふたたびキャップ4を本体に付け、味噌押し出し穴5の方を煮えたぎった鍋の上に持ってゆき、両手で鍔2の方には人差し指、ピストン7の方には親指を当て、図4の様に親指に力をいれぐっと押せば多くの細い線状の味噌が、煮えたぎったお湯入り味噌は細くなっているので、一瞬にして味噌汁になってしまう物である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の断面図である。
【図3】紙状の薄い味噌入れの斜視図である。
【符号の説明】
【0008】
1 本体 2 指で押さえる鍔 3 ネジ 4 多くの味噌押し出し穴を持ったキャップ 5 味噌押し出し穴 6 衛生を保つための蓋 7 押し出しピストン 8 薄い材料で出きたカセット式味噌いれ 9 味噌いれの蓋 10 味噌 11 接着剤及び粘着材 12 目盛

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状本体1の片側に、多くの線状味噌押し出し穴5を持ったキャツプ4を持ち、その端に使用しない時に衛生を保つ為の蓋6を持ち、反対側に味噌を押し出すピストン状の板7を持った物で有り、さらにピストン状の板7を親指で押し出す時に他の指を引っ掛ける鍔2を本体1に持ち、さらにその隣に人数を測る目盛12を持った物で有る。
さらに本体部分1とは別に薄くて柔らかい材質で出来たカセット式味噌入れ8を持ち、その端に漏れをふさぐ蓋9を持った線状味噌押し出し具で有る。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−61639(P2006−61639A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−274195(P2004−274195)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【出願人】(504312704)
【Fターム(参考)】