説明

脊椎刺激健康器

【課題】人体の椎骨に物理的刺激を加えることにより、骨格器系の疼痛、圧痛、関節痛、運動痛、運動制限などの症状を軽減し、機能回復や健康増進を図るのに使用する健康器に関し、一般の人が、家庭に設置して物理療法士などの助言を受けながら簡単に使えて経験がある施術者の治療と同程度の治療効果が得られる健康器を提供する。
【解決手段】脊椎上にある治療点に物理的な刺激を加える健康器である。頂点ないし頂稜を結ぶ面が矩形ないし帯状の圧迫面8を形成するように多数の錐状ないし幅方向の板状の突起3を設ける。前記圧迫面は、幅中央に窪みを有しない面とし、前記突起は可撓性が付与されている。突起3は、柔軟な帯体1に直接植設するか、柔軟な帯体1に貼着したブロック体2に植設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、人体の椎骨に物理的刺激を加えることにより、骨格器系の疼痛、圧痛、関節痛、運動痛、運動制限などの症状を軽減し、機能回復や健康増進を図るのに使用する健康器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、脊椎部は、脊髄神経、自律神経等が走っている身体にとって大変重要な場所であるため、肩こりや関節痛、整体などの治療において重要な治療点(ツボ)がたくさん存在している。
【0003】
この脊椎部の治療点に圧迫などの物理的刺激を加えることにより、骨格器系の疼痛、圧痛、関節痛、運動痛、運動制限などの症状を軽減し、機能回復や健康増進を図ることができる。しかし、脊椎部の解剖学的構造上、正中部にある背骨の隆起部(棘突起)を従来のマッサージ器や押圧具で直接治療すると、骨の上に大きな振動や圧迫力が直接加わるために、刺激が強すぎて、治療点に痛みが出るなどの弊害が起こり、却って症状を悪化させる危険がある。
【0004】
そのため、従来のこの種の健康器は、脊椎の特に隆起部に押圧具やローラが直接接触するのを避けて治療しているのが現状である。
【0005】
すなわち、背中のツボを圧迫して肩こりや腰痛等を軽減する健康器は、人の背中に当たる面、たとえはベッドの上面や椅子の背もたれ面に、多数のローラや突起を配置し、そのローラや突起を振動させたり出没させたりしているが、これらのローラや突起は、通常、脊椎に当たるのを避けるようにベッド上面や背もたれの幅方向中央を避けてその両側に配置されている。
【0006】
一方、物理療法士などの施術者が行う治療では、脊椎の棘突起を直接押圧などする治療が行われており、そのために用いる器具も提案されている。
【0007】
例えば、特許文献1には、下面の幅が椎骨の左右横突起長、長さが椎骨の横突起約3本長に該当し、その長さ方向の中央部に椎骨の棘突起約1本の幅の窪み面を形成して、この窪み面の両側を平面に形成した木材等の硬質部材の前記窪み面の両側の平面に、ゴム等の弾性部材を接着し、押圧部材とした、脊椎矯正器が提案されている。この脊椎矯正器の押圧部材は、中央部に窪みを設けてその両側の面を押圧面としたコ字形のものである。
【0008】
この脊椎矯正器は、矯正具幅方向を椎骨に平行として椎骨に当てれば、同時に3本の椎骨の横突起の両側を押すことができ、脊椎の斜転位や胸椎の回転転位の矯正が行える。また、長さ方向を脊椎に直角とすれば、1つの椎骨の上下の棘突起を押すことができ、脊椎の陥没の矯正が行える。そして、窪み面の両側の平面には、ゴム等の弾性部材が接着されているので、接触する面全体に均等な力を加えることができて、矯正が行い易くなると共に危険性を回避できるというものである。
【0009】
さらに特許文献1には、上記構造の押圧部材の上面に面ファスナーの一方の片を接着し、面ファスナーの他方の片を取り付けた補助板を当該押圧部材に接離可能とした脊椎矯正器が示されている。
【0010】
このような脊椎矯正器を用いて施術者が脊椎の治療点に圧迫などの物理的刺激を加えて治療を行うときは、患者が訴える症状や施術者の触診などにより、長年の勘で治療点を探し出していた。
【0011】
この治療点を自動的に探し出す手段を備えた治療器具として、特許文献2には、人体の特定部位を圧迫する押圧部材を有する押圧治療器具において、椎骨の棘突起を検知するセンサを有し、当該センサが検知した胸椎の位置情報に基づいて、該計測された胸椎を押圧するように該押圧部材を移動させる押圧治療器具が示されている。
【0012】
この押圧治療器具は、施術者の触診によらなくても胸椎の特定部位を検出することができ、施術者に代わって胸椎椎間関節損傷に基づく各種症状を治療することができるというものである。
【0013】
押圧部材の形状としては、側壁に窪み部を設けた円柱型ローラにすることが好ましいとされ、窪み部を棘突起の隆起と一致させて押圧することにより棘突起を傷めることなく治療を行うことができるというものである。押圧部材の横幅は、約12cmであることが好ましく、押圧部材の材料としては、少なくとも表面が比較的軟らかい材料、例えば、ウレタンゴム、スポンジなどで形成されていることが好ましいとされている。
【0014】
更に特許文献2には、押圧部材はローラに限らず、例えば、患者の背部に向かって突出可能な複数の押圧部材を背面に渡って碁盤の目のように配列させ、特定部位の押圧部材を突出させるようにしてもよいことが示されている。
【特許文献1】登録実用新案第3007584号公報
【特許文献2】特許第3554276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
熟練した施術者であれば、脊椎の骨隆起と骨隆起の間や骨隆起とその傍らにある筋肉の間の治療点を適切に探し出してきめ細かな治療ができるけれども、従来のマッサージ器などの健康器では大雑把な治療しかできず、十分な治療効果をあげることができず、一時の慰安的な治療になっているのが現状である。それは、従来のマッサージ器などは、ローラや突起などの押圧具で背中に叩く、揉む、押す、振動等の刺激を加えるものであるが、ローラや突起がピンポン玉ないしそれ以上の大きさのものであるため、治療点に作用する刺激が大きすぎ、脊椎の棘突起の間やその近傍にある治療点にローラや突起を直接押圧することができず、脊椎の周囲に刺激を与えて間接的に治療点を刺激するものであるため、治療効果を十分発揮できないことによるものである。
【0016】
一方、人手により脊椎の治療点を探し出して適切な刺激を加えるには、上記特許文献1に記載のような治療具を用いたとしても、長年の経験を有する施術者の手によらなければならず、施術者の所に出かけるか施術者に来てもらうかしなければ治療を行うことができず、不便である。また、特許文献2で提案されている治療具は、装置が複雑高価となり、一部の症状の治療にのみしか用いることができないので、一般家庭に設置して使用するのは無理であり、健康器としての汎用性もない。
【0017】
そこでこの発明は、治療点を探すことができない一般の人が、家庭に設置して物理療法士などの助言を受けながら簡単に使えて経験がある施術者の治療と同程度の治療効果が得られる健康器を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0018】
この発明の脊椎刺激健康器は、主に骨格器系の疼痛、圧痛、関節痛、運動痛、運動制限などの主訴に対し、脊椎上にある治療点に物理的な刺激を加えることにより、これらの主訴を軽減し機能回復や健康増進を図るのに使用する。
【0019】
この発明の健康器は、脊椎骨(棘突起)自体を直接刺激する。物理的に脊椎を刺激する方法として、治療点に振動、圧迫、電気、気功などがある。
【0020】
この出願の請求項1の発明に係る脊椎刺激健康器は、掌に納めて把持可能な大きさのブロック体2と、頂点ないし頂稜を結ぶ面が矩形の圧迫面8を形成するように前記ブロック体の一面に立設された多数の錐状ないし前記矩形における幅方向の板状の突起3a、3bとを備え、前記圧迫面は、前記矩形における幅中央に窪みを有しない平面状ないし幅方向が僅かに中凸状の面であり、前記突起は、前記ブロック体又は当該突起自体を可撓性を備えた材質のものとすることにより可撓性が付与されていることを特徴とする脊椎刺激健康器である。
【0021】
この出願の請求項2の発明に係る脊椎刺激健康器は、上記ブロック体2の多数個を、柔軟性を備えた帯体1に、隣接するブロック体との間に当該帯体が人間の脊椎の屈曲に倣って屈曲するのに必要な可撓性を損なわない程度に間隙を設けて、直列に固着されていることを特徴とする脊椎刺激健康器である。
【0022】
また、本願の請求項3の発明に係る脊椎刺激健康器は、柔軟性を備えた帯体1と、頂点ないし頂稜を結ぶ面が帯状の圧迫面8を形成するように前記帯体の一面に立設された多数の錐状ないし前記帯体における幅方向の板状の突起3a、3bとを備え、前記圧迫面は、前記帯体の幅中央部に窪みを有しない平面状ないし幅方向が僅かに中凸状の面であり、前記突起は、前記帯体の柔軟性ないし当該突起自体の可撓性に起因する可撓性を備えていることを特徴とする脊椎刺激健康器である。
【0023】
この発明の脊椎刺激健康器は、個人差のある患者の脊椎の形状に柔軟に沿うように屈曲可能な柔らかな帯状基材1の表面(使用時に患者の背中に向く面)に、患者の脊椎部に点状ないし線状に接触する頂部を有する針状、板状、波状などの可撓性のある突起3(3a、3b)を比較的狭い間隔で並べ設けたものである。この発明の健康器は、治療点に痛みを与えるような過大な力が加わったときに屈曲可能な可撓性を備え、かつ患者の脊椎部に細かい間隔で点状ないし線状に接触する先端を備えた突起3を介して、患者の脊椎に振動、圧迫、電気、磁気などの物理的刺激を加えることができるものである。
【0024】
脊椎を刺激する突起3の形状は、円錐状、角錐状、板状(全体として側面が波形となるものを含む。)で、点状ないし線状の頂端を備えたものであり、当該頂端で皮膚の上から脊椎にある治療点を刺激するものである。突起3には、皮膚や治療点を痛めない可撓性を付与するものとし、頂端を指先で強く押すと撓む程度の可撓性は少なくとも必要である。
【0025】
ブロック体2を木材や硬質合成樹脂などの硬質の材料で形成したときは、突起3を可撓性を有する合成樹脂や堅めの合成ゴムなどで形成する。治療点にマイナス電位などの電気刺激を加えたいときは、突起3を金属や導電ゴムとする。突起を金属としたときは、ブロック体2を導電ゴムとして突起3に可撓性を付与する。
【0026】
請求項1の発明に係る脊椎刺激健康器は、施術者が手で持って使用する。ブロック体2の幅は、掌に納めて把持できる程度の幅で、3.5cm程度が最も適している。
【0027】
請求項2、3の発明の脊椎刺激健康器では、突起3の頂点ないし頂稜を結ぶ面で形成される圧迫面8は、帯状で体型にしっくりとなじむ柔軟性を備えている。使用に際しては、帯体1の下に上面が体型になじむように変形する低反発マット11を使用する。帯体1の長さは、基本的には人間の大人の首の付け根から尾骨までの寸法とするが、その半分ほどの長さでも良い。身長に大小があるので、大に合わせ、一端を臀部におき、反対端の余った長さは枕の下に入れて調整する。頭部にも刺激を加えたいときは、枕を用いないか、又は反対端を枕の上にのせる。
【0028】
請求項2、3の脊椎刺激健康器を低反発マット11などの土台に設置し、その上に仰向けに寝ることにより、突起3の先端に患者の体重がかかり、圧迫作用が得られる。また、土台に加振機を取り付けて治療点に振動を付与する、全体を導電性を有する材質として突起3にマイナス電位を付与する、あるいは、突起3を磁性体で形成して磁気作用を付与する、等の付加的な治療効果を付与することができる。
【0029】
請求項2、3の発明に係る健康器は、これを設置したマットの上に仰向けに横たわることにより、治療点に当接した突起3が治療作用を発揮するもので、患者が家庭などで簡便に使用することができて、かつ上述した施術者の人手による治療と同様な治療効果を得ることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図面を参照して、この発明の脊椎刺激健康器の好ましい実施形態の幾つかについて説明する。図1は、この発明の脊椎刺激健康器の第1実施形態を示した図で、1は帯体、2はブロック体、3は突起である。帯体1は、柔軟な可撓性を備えた幅3〜15cmの帯で、材質は、たとえば厚地の織布である。ブロック体2は、幅3〜5cm、長さ8〜15cm程度の平面角丸矩形の木材、合成樹脂、合成ゴムなどからなるブロックで、上面には多数の突起3が植立され、裏面は、帯体1に帯体1の柔軟性を損なわないようにするために、隣接するブロックとの間に若干間隔4を空けて貼着されている。
【0031】
突起3としては、図2に示す錐状、すなわち円錐や角錐状の突起3a、または図3に示す板状突起3bが好ましい。錐状突起3aの先端6は、尖らせないで半径が0.5〜1.5mm程度の球面とするのが好ましい。板状突起3bは、厚さ1mm程度の合成樹脂板で、頂辺7は、ブロック体2の幅方向の直線状ないし僅かに中凸の円弧状とし、両角部には円弧縁としてある。錐状突起3a及び板状突起3bは、隣接する突起との間隔を4〜6mmで配置するのがよい。これらの突起3a、3bの頂端を結ぶ面が脊椎を圧迫する圧迫面8を形成している。
【0032】
錐状突起3aは、ブロック体2の上面に設けた孔に下端を挿入した状態で、また板状突起3bは、ブロック体2の上面に幅方向に設けた溝9に下端を挿入した状態で、接着剤などによりブロック体2に植立されている。
【0033】
突起3a、3bは、先端を指で押したときに撓み、強く押しても倒れない程度の可撓性を備えたものとする。ブロック体2を木材や硬質合成樹脂などの可撓性のない材料で製作したときは、錐状突起3aをゴム質のものとして上述した可撓性を付与する。板状突起3bは、ある程度の高さを備えさせることにより、合成樹脂板を用いたときでも上記の可撓性を付与することができる。
【0034】
帯体1をある程度の厚さのあるゴム質のものとしたときは、ブロック体を設けないで、図4に示すように、突起3を帯体1に直接植立することもできる。一方、図2、3に示すような突起3をブロック体2に植立した構造は、単独で施術者が手持ちで使用する施術具として用いることもできる。
【0035】
この発明の脊椎刺激健康器10は、図5に示すように、マット11の中央に縦方向に配置して、その上に患者が仰向けになって寝ることにより、突起3bで脊椎の棘突起を直接刺激するものである。図6に板状突起3bを用いたときの刺激箇所14を模式的に示す。マット11としては、低反発マットが好ましく加振器を取り付けることによって、振動を付与することも好ましい使用方法である。突起3は、患者の首の付け根から尾骨までの全体に均一に当るようにするのが好ましく、そのためには、患者の背骨の湾曲に柔軟に対応する低反発マット11を用いるのが好ましい。
【0036】
ブロック体2の幅を3.5cm程度とすれば、尻のふくらみに邪魔されないで尾てい骨の棘突起を刺激することが可能である。なお、背中の真ん中に当る部分や肩甲骨の間に当る部分は、幅を広くしても差し支えない。脊椎に左右方向の歪みや湾曲のある患者もいるので、その場合には、ブロック体2や帯1の幅を広めにするのが好ましい。なお、マット上への健康器の設置に際しては、帯状の圧迫面の下端12を患者の尾骨の位置に合わせ、上端を枕13の下に入れて、患者の身長に合せて調整する。頭部への刺激も有用な患者の場合には、上端を枕13の上に載せて使用しても良い。
【0037】
この発明の脊椎刺激健康器は、従来一般的に行われているような脊椎の両側を刺激するのではなく、脊椎の中心部の棘突起や上下の椎骨の棘突起と棘突起の間を刺激する。そのため突起3は、円錐状か脊椎に対して直角に当る板状として、局部的な押圧を可能とし、かつ過度な刺激が加わらないように突起3に可撓性を持たせると共に、柔軟な帯体1に直列に配置することにより、全体が患者の脊椎の湾曲に倣って湾曲するようにしてある。
【0038】
患者がこの発明の脊椎刺激健康器の上に背中の真ん中を載せて仰向けに寝ることにより、患者の自重によって突起が脊椎を押圧して刺激し、骨格器系の疼痛、圧痛、関節痛、運動痛、運動制限などの症状に対して施術者が行うと同様な症状の改善効果を自宅などで手軽に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の脊椎刺激健康器の一実施形態を示す斜視図
【図2】錐状突起を設けた単位ブロック体の斜視図
【図3】板状突起を設けた単位ブロック体の斜視図
【図4】帯体に突起を直接植設した実施形態を示す部分斜視図
【図5】使用状態を示す模式的な斜視図
【図6】人体の背面と板状突起を用いたときの刺激箇所を示す模式図
【符号の説明】
【0040】
1 帯体
2 ブロック体
3 突起
3a 錐状突起
3b 板状突起
8 圧迫面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
掌に納めて把持可能な大きさのブロック体(2)と、頂点ないし頂稜を結ぶ面が矩形の圧迫面(8)を形成するように前記ブロック体の一面に立設された多数の錐状ないし前記矩形における幅方向の板状の突起(3a,3b)とを備え、
前記圧迫面は、前記矩形における幅中央に窪みを有しない平面状ないし幅方向が僅かに中凸状の面であり、前記突起は、前記ブロック体又は当該突起自体を可撓性を備えた材質のものとすることにより可撓性が付与されている、脊椎刺激健康器。
【請求項2】
上記ブロック体(2)の多数個を、柔軟性を備えた帯体(1)に、隣接するブロック体との間に当該帯体が人間の脊椎の屈曲に倣って屈曲するのに必要な可撓性を損なわない程度に間隙を設けて、直列に固着されてなる、脊椎刺激健康器。
【請求項3】
柔軟性を備えた帯体(1)と、頂点ないし頂稜を結ぶ面が帯状の圧迫面(8)を形成するように前記帯体の一面に立設された多数の錐状ないし前記帯体における幅方向の板状の突起(3a,3b)とを備え、
前記圧迫面は、前記帯体の幅中央部に窪みを有しない平面状ないし幅方向が僅かに中凸状の面であり、前記突起は、前記帯体の柔軟性ないし当該突起自体の可撓性に起因する可撓性を備えている、脊椎刺激健康器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−220834(P2008−220834A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−66962(P2007−66962)
【出願日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【出願人】(396010166)
【Fターム(参考)】