説明

脱線転覆しない列車運行システム

【課題】鉄道は現在世界中に張り巡られており重要な交通手段となっているが,脱線しやすい欠点があり大惨事になりがちである。しかし軽量高速化した現在もほとんど発明時と変わっておらず,あいかわらず事故が絶えない。そろそろ脱線しない鉄道を模索する必要があるのでは。
【解決手段】(イ)既存の鉄道にローラーやボールベアリングとガードレールを組合せ列車を滑走させるレーンを構成する。
(ロ)既存の列車の車体にはローラーやボールベアリングを装着し線路両側に設置したガードレールに当てることで脱線防止をはかる。以上どちらもローラーやボールベアリングとガードレールを組合せるのを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は脱線転覆しない列車運行システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の列車は枕木の上に設置されたレールの上をフランジ車輪を装着した列車が走行するようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
(イ)何らかの原因ですぐに脱線してしまう。
(ロ)ときには転覆してしまい多数の死傷者を出してしまう事故が世界中でたえない。
本発明は以上の欠点をなくするためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
フランジ車輪で走行する現在の鉄道は,脱線というのはどうしてもさけて通れない問題である。
地下鉄中目黒駅での事故以来なんとかならないものだろうかと考え続けた結果,蒸気機関車の時代には適合していた鉄道も,現代の軽量高速化には無理があるのではと決めつけてみましたところ,現在のままの鉄道でいいのかを問題提記する意味においても特許出願することにいたしました。その方法は冬季スポーツのボブスレーのように滑らせればよいのではと思いつきました。
ただどのようにして滑走面をつくればコストが安く発展途上国にも負担が少なく,現在のレールと並用が可能になるのか思考してまいりました決可
(イ)レールよりやや上部にローラーやベアリングなどを,車体を支えるように設置する。
(ロ)枕木には支柱を立てて傾きや横ブレ防止用のローラーとガードレールを設置します。動物のあばら骨状の形態になるかと思われます。これで滑走レーンを構成します。
ボブスレーのコースをジェットコースターが滑走するイメージになります。
ガードレールには動力車輪を当てると推進力を得ることができます。
(ハ)既存の列車の転覆防止対策にはローラーやベアリングなどを列車の車体に,横ブレしたり、傾むいたり浮き上ったときにガードレールに当るように装着します。最悪の場合でも転覆だけはしないようになります。鉄橋での風対策に,カーブのきつい箇所での安全に効果がでるでしょう。
本発明はローラーやボールベアリングとガードレールの組合せによる列車滑走システムの構成と安全システムの構成に関するものである。
【発明の効果】
【0005】
どうもITやコンピューターなどばかりに科学者の目が行っており,産業革命以降基本的な物の構造が変わってない物が多いような気がする。
先に出願している特願2007−341855サイクルエンジンでは,ピストンが直線的な運動のエンジンばかりで,回転するエンジンがあまり普及しないのはなぜだろう。また特願2007−341856開閉板羽根風車も,風車といえばプロペラ型ばかりでほかにはないのだろうかといった疑問をぶつけたもので,現在の鉄道も地下鉄中目黒駅での脱線事故を契機に疑問に思い,さらに福知山線の事故。
なぜだれもレールとフランジ車輪とのあやうい関係に疑問を持たないのか,毎年世界中のどこかでたくさんの人が事故で命を失なっても今の鉄道のありかたをなぜ変えないのかを問う意味においても一石を投じてみたい。
(イ)ボブスレーはコースアウトしないような設計になっている。これを列車に応用しレールの上を走行するのではなく,滑走させる方法にすると脱線事故はなくなる。
(ロ)既存の鉄道との並用で機関車が牽引する場合,機関車はレールを使って走らせ,客車は滑走レーンを走行させる方法にすると機関車が脱線しても,客車は比較的に安全を保てると考える。
(ハ)リニアモーターよりもはるかに安上りですむ。
(ニ)同事に出願する短多翼飛車型にし,少し浮上させて飛行するようにするとローラーを回転させないですむので騒音をおさえることができると考える。
(ホ)(ニ)の車体をさらに発展させジェットエンジンなどを搭載させると空飛ぶ列車が実現する。また車体を飛行艇型にすると離島などへの直行便となり、観光へひと役かうものと考える。
離発着は日本では人家のないところが少ないので全国にある地方空港にするとよいと考える。
【発明を実施するための形態】
【0006】
冬季スポーツのボブスレーのコースをシェットコースターが滑走するイメージで,ローラやボールベアリングとガードレールで滑走レーンを構成する。既存の鉄道のレール上部に動物のあばら骨状に設置するが金属疲労を考慮して二つワンセットにするのがよいと思われる。
既存の列車にはローラーやボールベアリングを装着し,車体の浮き上り,横ブレの大きいときにガードレールに当るように設置する形態にする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】既存の鉄道路線にローラーやボールベアリングで滑走路を構成したものを前あるいは後から見たようす。
【図2】図1のを上から見たようす。
【図3】車体に設置したローラーと支柱に設置したガードレールのようす。
【符号の説明】
【0008】
1 ローラーまたはボールベアリング
2 レール
3 支柱
4 枕木
5 車体
6 ガードレール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラー,ボールベアリング,ガードレールの組合せによる列車滑走システムの構成。
【請求項2】
ローラー,ボールベアリング,ガードレールの組合せによる列車転覆防止システムの構成。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−116774(P2010−116774A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【公開請求】
【出願番号】特願2010−48346(P2010−48346)
【出願日】平成22年1月26日(2010.1.26)
【出願人】(508025275)