脱臭フィルター
【課題】空気清浄機などに使用される脱臭フィルターの圧力損失を増やすことなく、脱臭効率を向上する。
【解決手段】コルゲーション基材2表面に、粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭と、この粉末活性炭を包含する接着剤層からなる厚みが0.5mm以下である活性炭層3を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層3が、コルゲーション基材2の開口部が作る風路の周囲に沿って形成され、活性炭層3の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材2の開口部の周囲に、最も風路7の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる。
【解決手段】コルゲーション基材2表面に、粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭と、この粉末活性炭を包含する接着剤層からなる厚みが0.5mm以下である活性炭層3を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層3が、コルゲーション基材2の開口部が作る風路の周囲に沿って形成され、活性炭層3の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材2の開口部の周囲に、最も風路7の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間内の空気環境を清浄に保つ空気清浄機にて使用する脱臭フィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の脱臭フィルターは、格子状の枠体に、接着剤で活性炭を添着したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その脱臭フィルターについて図11を用いて説明する。
【0004】
図に示すように脱臭フィルター102は、格子枠101と、この格子枠101の壁面に添着する活性炭103からなっている。
【0005】
この脱臭フィルター102は活性炭103の充填密度を高めて充填量を多くすることで脱臭性能を高めることができるが、それに付随して空気の圧力損失が高くなるものであった。
【特許文献1】特公平7−83814号公報(図1、図5、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の脱臭フィルターでは、活性炭量を増やして脱臭性能を高めようとすると、圧力損失が高くなるという課題があり、圧力損失を上げずに脱臭性能を向上させることが要求されている。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、圧力損失を上げることなく脱臭性能を向上させるとともに、安価に製造できる脱臭フイルターを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の脱臭フィルターは、上記目的を達成するために、コルゲーション基材に、接着剤と粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層を形成したものである。
【0009】
この手段により、0.5mm以下の活性炭層が、コルゲーション基材の開口部が作る風路の周囲に沿って形成され、活性炭層の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材の開口部の周囲に、最も風路の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき、脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0010】
また、他の手段は、接着剤をオルガノシラン剤を加水分解して生成物としたものである。
【0011】
これにより、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0012】
また、他の手段は、接着剤をアクリルエマルジョンからなるものである。
【0013】
これにより、接着剤自体が粒子状のエマルジョンであり、乾燥時に接着剤の中に空隙を生じ、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0014】
また、他の手段は、最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けてなるものである。
【0015】
これにより、臭気成分の流通を妨げる接着剤の割合を少なくして、反面、活性炭層の強度が低下し、特に粉体活性炭が剥離する粉落ちする弊害を防ぐため、最上層部分にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設け、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、圧力損失を低減して省エネルギー化を可能とするとともに、脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる脱臭フイルターを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の請求項1の発明の作用は、コルゲーション基材に、接着剤と粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層が、コルゲーション基材の開口部が作る風路に沿って形成され、活性炭層の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材の開口部の周囲に、最も風路の障害にならずに必要な活性炭量を確保できるという作用を有する。
【0018】
また、接着剤をオルガノシラン剤を加水分解して生成物としたものであり、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0019】
また、接着剤をアクリルエマルジョンからなるものであり、接着剤自体が粒子状のエマルジョンであり、乾燥時に接着剤の中に空隙を生じ、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0020】
また、最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けてなるものであり、臭気成分の流通を妨げる接着剤の割合を少なくして、反面、活性炭層の強度が低下し、特に粉体活性炭が剥離する粉落ちする弊害を防ぐため、最上層部分にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設け、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、コルゲーション基材2表面に、粒度が100メッシュ以下である粉末活性炭4と、この粉末活性炭4を包含する接着剤層5からなる厚みが0.5mm以下である活性炭層3を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層3が、コルゲーション基材2の開口部6が作る風路7の周囲に沿って形成され、活性炭層3の厚みが小さいため開口部6を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材2の開口部6の周囲に、最も風路7の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる。
【0023】
(実施の形態2)
テトラエトキシシラン20重量部にイソプロピルアルコール30重量部を攪拌混合する。次に攪拌を続ける中に、蒸留水9重量部を攪拌混合し、さらに5規定塩酸を1重量部攪拌混合する。この時、テトラエトキシシランは塩酸を触媒として加水分解され、接着剤の役割を果たす成分として、シリカゾルが生成するが、充分な加水分解を確保するため、これを1時間攪拌を継続し、接着剤溶液を作製する。
【0024】
次に、上記接着剤溶液に、40重量部の活性炭を攪拌混合し、活性炭スラリーを作製し、この活性炭スラリーにコルゲーション基材を浸漬し、余分な活性炭スラリーをエアーブローにより除去した後、乾燥し、脱臭フィルターを作製する。
【0025】
これにより、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0026】
また、シリカゾルをオルガノシランの1種であるテトラエトキシシランの加水分解で生成することで説明しているが、他のオルガノシランで、代用しても良い。例えば、アミノプロピルシランの官能基にアミノ基を包含するオアルガノシランで、一部および全部を代用すれば、アセトアルデヒド等のアルデヒド類の吸着に有利なシッフ反応が利用でき、活性炭の脱臭性能をさらに向上できる。
【0027】
シリカゾルを形成するために、オルガノシランを加水分解することで説明しているが、予めシリカゾルが形成されているコロイダルシリカを利用して、ゲル状シリカ多孔体を形成しても良い。
【0028】
また、接着剤が乾燥固化した状態で多孔体を形成するために、アクリルエマルジョンを使用しても良い。
【0029】
また、活性炭層を形成している脱臭フィルターにおいて、粉末活性炭が脱離することが問題となる。これを防ぐため、予め、活性炭層を形成した後に、この活性炭層の表面部分にアクリルエマルジョンをコートする。これにより粉末活性炭の脱離を防ぎ、かつ接着剤の使用量を低減できるため、脱臭性能が向上ができる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
圧力損失が少ない脱臭フィルターであるので、送風装置を内装した空調機器の全般に使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態1の脱臭フィルターの構成図
【図2】同のコルゲーション基材の構成図
【図3】同脱臭フィルターの活性炭層の断面部分の形状を示す図
【図4】同脱臭フィルターのコルゲーション部分の開口部の断面形状を示す図
【図5】同脱臭フィルターの圧力損失測定結果を示す図
【図6】従来の脱臭フィルターの斜視図
【符号の説明】
【0032】
1 脱臭フィルター
2 コルゲーション基材
3 活性炭層
4 粉末活性炭
5 接着剤層
6 開口部
7 風路
【技術分野】
【0001】
本発明は、空間内の空気環境を清浄に保つ空気清浄機にて使用する脱臭フィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の脱臭フィルターは、格子状の枠体に、接着剤で活性炭を添着したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
以下、その脱臭フィルターについて図11を用いて説明する。
【0004】
図に示すように脱臭フィルター102は、格子枠101と、この格子枠101の壁面に添着する活性炭103からなっている。
【0005】
この脱臭フィルター102は活性炭103の充填密度を高めて充填量を多くすることで脱臭性能を高めることができるが、それに付随して空気の圧力損失が高くなるものであった。
【特許文献1】特公平7−83814号公報(図1、図5、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような従来の脱臭フィルターでは、活性炭量を増やして脱臭性能を高めようとすると、圧力損失が高くなるという課題があり、圧力損失を上げずに脱臭性能を向上させることが要求されている。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、圧力損失を上げることなく脱臭性能を向上させるとともに、安価に製造できる脱臭フイルターを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の脱臭フィルターは、上記目的を達成するために、コルゲーション基材に、接着剤と粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層を形成したものである。
【0009】
この手段により、0.5mm以下の活性炭層が、コルゲーション基材の開口部が作る風路の周囲に沿って形成され、活性炭層の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材の開口部の周囲に、最も風路の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき、脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0010】
また、他の手段は、接着剤をオルガノシラン剤を加水分解して生成物としたものである。
【0011】
これにより、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0012】
また、他の手段は、接着剤をアクリルエマルジョンからなるものである。
【0013】
これにより、接着剤自体が粒子状のエマルジョンであり、乾燥時に接着剤の中に空隙を生じ、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0014】
また、他の手段は、最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けてなるものである。
【0015】
これにより、臭気成分の流通を妨げる接着剤の割合を少なくして、反面、活性炭層の強度が低下し、特に粉体活性炭が剥離する粉落ちする弊害を防ぐため、最上層部分にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設け、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、圧力損失を低減して省エネルギー化を可能とするとともに、脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる脱臭フイルターを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の請求項1の発明の作用は、コルゲーション基材に、接着剤と粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層が、コルゲーション基材の開口部が作る風路に沿って形成され、活性炭層の厚みが小さいため開口部を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材の開口部の周囲に、最も風路の障害にならずに必要な活性炭量を確保できるという作用を有する。
【0018】
また、接着剤をオルガノシラン剤を加水分解して生成物としたものであり、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0019】
また、接着剤をアクリルエマルジョンからなるものであり、接着剤自体が粒子状のエマルジョンであり、乾燥時に接着剤の中に空隙を生じ、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0020】
また、最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けてなるものであり、臭気成分の流通を妨げる接着剤の割合を少なくして、反面、活性炭層の強度が低下し、特に粉体活性炭が剥離する粉落ちする弊害を防ぐため、最上層部分にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設け、脱臭性能を向上するという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、コルゲーション基材2表面に、粒度が100メッシュ以下である粉末活性炭4と、この粉末活性炭4を包含する接着剤層5からなる厚みが0.5mm以下である活性炭層3を形成したものであり、0.5mm以下の活性炭層3が、コルゲーション基材2の開口部6が作る風路7の周囲に沿って形成され、活性炭層3の厚みが小さいため開口部6を活性炭が塞ぐことがなく、コルゲーション基材2の開口部6の周囲に、最も風路7の障害にならずに必要な活性炭量を確保でき脱臭性能の向上と圧力損失の低減をともに達成させることができる。
【0023】
(実施の形態2)
テトラエトキシシラン20重量部にイソプロピルアルコール30重量部を攪拌混合する。次に攪拌を続ける中に、蒸留水9重量部を攪拌混合し、さらに5規定塩酸を1重量部攪拌混合する。この時、テトラエトキシシランは塩酸を触媒として加水分解され、接着剤の役割を果たす成分として、シリカゾルが生成するが、充分な加水分解を確保するため、これを1時間攪拌を継続し、接着剤溶液を作製する。
【0024】
次に、上記接着剤溶液に、40重量部の活性炭を攪拌混合し、活性炭スラリーを作製し、この活性炭スラリーにコルゲーション基材を浸漬し、余分な活性炭スラリーをエアーブローにより除去した後、乾燥し、脱臭フィルターを作製する。
【0025】
これにより、接着剤自体が、ゲル状シリカ多孔体を形成し、活性炭層に含まれる接着剤によって、臭気成分の流通を妨げることを低減するので、脱臭性能の向上を達成させることができる脱臭フィルターが得られる。
【0026】
また、シリカゾルをオルガノシランの1種であるテトラエトキシシランの加水分解で生成することで説明しているが、他のオルガノシランで、代用しても良い。例えば、アミノプロピルシランの官能基にアミノ基を包含するオアルガノシランで、一部および全部を代用すれば、アセトアルデヒド等のアルデヒド類の吸着に有利なシッフ反応が利用でき、活性炭の脱臭性能をさらに向上できる。
【0027】
シリカゾルを形成するために、オルガノシランを加水分解することで説明しているが、予めシリカゾルが形成されているコロイダルシリカを利用して、ゲル状シリカ多孔体を形成しても良い。
【0028】
また、接着剤が乾燥固化した状態で多孔体を形成するために、アクリルエマルジョンを使用しても良い。
【0029】
また、活性炭層を形成している脱臭フィルターにおいて、粉末活性炭が脱離することが問題となる。これを防ぐため、予め、活性炭層を形成した後に、この活性炭層の表面部分にアクリルエマルジョンをコートする。これにより粉末活性炭の脱離を防ぎ、かつ接着剤の使用量を低減できるため、脱臭性能が向上ができる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
圧力損失が少ない脱臭フィルターであるので、送風装置を内装した空調機器の全般に使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態1の脱臭フィルターの構成図
【図2】同のコルゲーション基材の構成図
【図3】同脱臭フィルターの活性炭層の断面部分の形状を示す図
【図4】同脱臭フィルターのコルゲーション部分の開口部の断面形状を示す図
【図5】同脱臭フィルターの圧力損失測定結果を示す図
【図6】従来の脱臭フィルターの斜視図
【符号の説明】
【0032】
1 脱臭フィルター
2 コルゲーション基材
3 活性炭層
4 粉末活性炭
5 接着剤層
6 開口部
7 風路
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コルゲーション基材の表面に、
粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層と、
接着剤と
を形成してなる脱臭フィルター。
【請求項2】
オルガノシラン剤を加水分解してなる接着剤を用いた請求項1記載の脱臭フィルター。
【請求項3】
アクリルエマルジョンからなる接着剤を用いた請求項1又は2記載の脱臭フィルター。
【請求項4】
最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けた請求項1、2又は3記載の脱臭フィルター。
【請求項1】
コルゲーション基材の表面に、
粒度が100メッシュ以下である粉体状活性炭からなり、厚みが0.5mm以下である活性炭層と、
接着剤と
を形成してなる脱臭フィルター。
【請求項2】
オルガノシラン剤を加水分解してなる接着剤を用いた請求項1記載の脱臭フィルター。
【請求項3】
アクリルエマルジョンからなる接着剤を用いた請求項1又は2記載の脱臭フィルター。
【請求項4】
最上層にアクリルエマルジョンからなるオーバーコート層を設けた請求項1、2又は3記載の脱臭フィルター。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2007−125199(P2007−125199A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−320416(P2005−320416)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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