説明

自働腰臀揉み器

【課題】椅子など腰掛構造体に装備し、被験者は何もせずに腰かけるだけで腰かけた時の自然の体の動きで腰臀部を揉み解すことができ、日常生活の中で時間や場所を取らず、永続して使える自働腰臀揉み器を提供する。
【解決手段】腰掛枠体部に被験者の腰臀部を揉み解し可能な被験者支持部材を少なくとも1本設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被験者が何もせずに腰かけるだけで腰臀部を揉み解すことができ、日常生活の中で時間や場所を取らずに使える自働腰臀揉み器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
腰痛は腰臀部の緊張が原因であるとする説があり、とくに座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに圧力を加えることが有効とされていて、手技療法や療治機器では腰臀部を揉み解す方法が多く用いられている。さらに、腰臀揉み器には揉み部が自動的に動いて被験者の筋肉やツボを揉み解す自動腰臀揉み器と被験者が自分の意思で自由に自分の力で被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解す自働腰臀揉み器がある。
【0003】
自動腰臀揉み器は被験者が体を置くだけで何もしなくて自動で揉むことができる。さらに自動腰臀揉み器は揉み解すポイントや揉む、たたく、押すといった動作方法があらかじめプログラムされているので被験者に揉み解すポイントや方法の知識が無くても簡単に被験者の筋肉やツボを揉み解す事ができる。
【0004】
被験者が自分の意思で自由に体を動かして被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解す自働腰臀揉み器はあらかじめ揉み解すポイントや時間がプログラム制御されている自動腰臀揉み器が揉み解すことのできないポイントや自分がやりたい場所を被験者の意思で自由に時間に制約されずに揉み解す事ができる。
【特許文献1】特願2004−152095
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来の被験者が自分の意思で自由に体を動かして揉み解す自働腰臀揉み器は自分の意思で体を動かして使わねばならないので被験者には面倒なうえに長い時間使うと疲れてしまう。さらに筋肉や筋肉を揉み解すポイントの知識や使い慣れてコツを掴まなければ効果を得にくいという課題を解決するためになされたのである。
【0006】
また本発明は、従来の被験者が自分の意思で自由に体を動かして揉み解す自働腰臀揉み器や自動で揉み部が動く自動腰臀揉み器は、使用するために特別に時間や置き場を設けなければならないので被験者は時間や置き場の管理の煩わしさが原因で永続きしないという課題を解決するためになされたのである。
【0007】
また本発明は、従来の被験者が自分の意思で自由に体を動かして揉み解す自働腰臀揉み器は被験者が手で体を支えながら被験者揉み部材に体を押し当てて体を動かして、あるいは被験者が揉み部材を手で掴んで被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボに押し当てて揉まねばならない。さらに掴む力の弱い人や腕の力が弱い人、体を動かす力の弱い人には使えないという課題を解決するためになされたのである。
【0008】
また本発明は、自動腰臀揉み器は、揉み部が自動で動いて揉むだけでなく効果的に揉むための便利な多くの機能をもち、プログラムされた筋肉やツボを自動で揉み解す事ができるが難解で面倒な操作を理解しなければならないという課題を解決するためになされたのである。
【0009】
また本発明は、簡単な構成で、基本構造全部あるいは一部を椅子やベンチ、あるいは自動車や産業用車両用のシート、さらにはベッドなどに取り付けて使用可能な自働腰臀揉み器を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
腰掛枠体に被験者の体を支持あるいは被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し、揉み解し可能な被験者支持部材を付置したことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【0011】
腰掛枠体に被験者の体を支持可能な背凭れ枠体を設けたことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【0012】
腰掛枠体に被験者の体を支持あるいは被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し、揉み解し可能な被験者支持部材を付置し被験者が着座し位置可能な腰臀部収容空間部を設けたことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【0013】
被験者の体を支持あるいは被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し、揉み解し可能な被験者支持部材を付置した腰掛枠体に背凭れ枠体を設け、被験者が着座し位置可能な腰臀部収容空間部を設けたことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【0014】
被験者支持部材は材質、形状、構成など被験者の体躯や好みに合わせて自在にデザインし使用可能なことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は前記のとおり構成され、つぎに述べる効果を提供する。
被験者は、自働腰臀揉み器に着座し腰臀部収容空間部に位置すると被験者支持部材に受持される。被験者支持部材は負荷される被験者の体重を押圧する力に転換し、さらに被験者が姿勢を転換すると動きに応じて当接する被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し揉み解すことができるので被験者は揉み解すことを目的に体を動作する必要は無い。但し、必要に応じて自分の意思で自由に体を動かして揉み解すこともできるという効果がある。
【0016】
自働腰臀揉み器は日常生活で椅子などの腰掛道具として使いながら同時に使うことができるので使う時間を気にしたり、保管場所から持ち出したり、片付けたりする煩わしさから被験者は解放される。さらに日常生活で椅子などの腰掛道具として使うことが被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し揉み解すことになるので、被験者は時間や揉まなければならないという意識のストレスから開放される。さらに日常生活で椅子などの腰掛道具として使うことで無意識の内に永続して自働腰臀揉み器を使う事ができると言う効果がある
【0017】
被験者が日常生活で椅子などの腰掛道具として使うことが自働腰臀揉み器を使う事になるので、被験者は筋肉や筋肉を揉み解すポイントの事など考えずに、腰かけて、例えば仕事をしながら、勉強しながら、休憩しながら自働腰臀揉み器を使う事ができ被験者が自分で体を動かす面倒や長い時間使うと疲れてしまう、さらに筋肉や筋肉を揉み解すポイントの知識や使い慣れてコツを掴まなければ効果を得にくいなどといった問題が解決されるという効果がある。
【0018】
被験者が腰臀部収容空間部に位置した姿勢を保持または姿勢を転換する動作がそのまま被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを押圧伸展し揉み解す動作になるので、従来の自働腰臀揉み器のように手で体を支える必要が無く、掴む力の弱い人や他人の介護を必要とし椅子の生活を余儀なくされている人でも腰かけた時体を動かせる人であれば自分で被験者の座骨周辺、とくに臀部と大腿部の接続部分周辺の筋肉やツボを揉み解すことができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態を示す正面概略図である。
図2は本発明の第1実施形態を示す断面概略図である。
図3は本発明の第1実施形態を示す側面概略図である。
図4は本発明の第1実施形態の使用例を示す概略図である。
図5は本発明の第1実施形態の使用例を示す概略図である。
図6は被験者の背面図である
図7は被験者の腰臀部及び大腿部の側面図である。
図8は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
図9は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
図10は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
図11は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
図12は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
図13は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
図14は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
図15は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
図16は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【0020】
図1、図2、図3に示されるように第3実施形態に示す自働腰臀揉み器1は例えば金属パイプなどから形成されて十分の強度を有する座枠構造体であって被験者支持部材3と被験者支持部材4を設けた腰掛枠体2で構成される。さらに腰掛枠体2に設けられた被験者支持部材3と被験者支持部材4は被験者Aの体躯に合わせて前後に調整可能なスライド機構5、スライド機構6を備えることができる。
【0021】
スライド機構5、スライド機構6は被験者支持部材3、被験者支持部材4を前後方向に移動可能とするもので公知の任意の構成を使用可能である。
【0022】
図4に示されるように椅子7の上に付置した自働腰臀揉み器1に被験者Aは位置し、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0023】
図5に示されるように座椅子11の上に付置した自働腰臀揉み器1に被験者Aは位置し、図3、図4に示される腰臀部から大腿部にかけた圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0024】
図8に示されるように被験者Aが腰を下ろし被験者支持部材14に着座すると体の重みで被験者Aの体は矢印17の方向にズリ動いて図9に示されるように被験者支持部材14と被験者支持部材15の間に設けられた腰臀部収容空間部16に位置される。腰臀部収容空間部16に位置した被験者Aの座骨周辺の筋群Eと承扶周辺の筋群Fあるいは大腿部周辺の筋群Jは被験者Aの体重で被験者支持部材14と被験者支持部材15に押し付けられ押圧伸展されて、揉み解される。
【0025】
図10に示されるように被験者Aが腰を下ろし被験者支持部材15に着座すると体の重みで被験者Aの体は矢印20の方向にズリ動いて図11に示されるように被験者支持部材15と背凭れ部材13の間に設けられた腰臀部収容空間部19に腰臀部収容空間部16に位置するよりも深く位置され、被験者Aの体は矢印21の方向に押し付けられるので被験者Aの体の重みも矢印21の方向に集中し腰臀部収容空間部19に位置した被験者の大腿部周辺の筋肉群Jは腰臀部収容空間部16に位置する場合より強く被験者支持部材4に押し付けられ押圧伸展されて、揉み解される。
【0026】
図12に示されるように腰臀部収容空間部16に位置し、直立した被験者Aは被験者支持部材14と被験者支持部材15に支持され尾骨周辺の筋群Cや座骨周辺の筋群Eと承扶周辺の筋群Fが押圧伸展される。さらに被験者A体が横にひねりあるいは後ろにねじると動作した方向に体が傾き、仙骨周辺の筋群Dが押圧伸展されて、揉み解される。
【0027】
図13に示されるように腰臀部収容空間部16に位置した被験者Aが体を前に倒すと被験者支持部材14に強く支持され承扶周辺の筋群Fと大腿部周辺の筋群Jが押圧伸展されて、揉み解される。
【0028】
図14に示されるように腰臀部収容空間部16に位置した被験者Aが体を後に倒し背凭れ部材13に体を預けると被験者支持部材14あるいは被験者支持部材15に支持され尾骨周辺Cあるいは承扶周辺の筋群Fの筋群が押圧伸展されて揉み解される。さらに被験者A体が横にひねりあるいは後ろにねじると動作した方向に体が傾き、仙骨周辺の筋群Dが押圧伸展されて、揉み解される。
【0029】
図15に示されるように腰臀部収容空間部19に位置し、直立した被験者Aは被験者支持部材15と背凭れ部材13に支持され承扶周辺の筋群Fと大腿部周辺の筋群Jが押圧伸展される。さらに被験者A体が横にひねりあるいは後ろにねじると動作した方向に体が傾き、仙骨周辺の筋群Dが押圧伸展されて、揉み解される。
【0030】
図16に示すように腰臀部収容空間部19に位置した被験者Aが体を前に倒すと被験者支持部材15あるいは被験者支持部材14に支持され承扶周辺の筋群Fと大腿部周辺の筋群Jが押圧伸展されて、揉み解される。
【0031】
椅子構造体22に着座した被験者Aは図12、図13、図14、図15、図16に示された姿勢に無意識あるいは自分の意思で自由に転換することができ、押圧柔範囲Bの筋群は被験者支持部材14、被験者支持部材15に支持され、さらに体の動きに応じて被験者A自身の体の重みで押圧伸展されて、揉み解される。
[第2実施形態]
図17は本発明の第2実施形態を示す概略図である。
図18は本発明の第2実施形態の使用例を示す概略図である。
【0032】
図17に示されるように第2実施形態に示す椅子構造体22は例えば金属パイプなどから形成されて十分の強度を有する構造体であって被験者支持部材24と被験者支持部材25を設けた腰掛枠体23及び背凭れ部材29を設けた背凭れ枠体28で構成される。さらに腰掛枠体23に設けられた被験者支持部材24と被験者支持部材25は被験者Aの体躯に合わせて前後に調整可能なスライド機構26、スライド機構27を備えることができる。さらに、背凭れ枠体28に設けられた背凭れ部材29は上下に調整可能なスライド機能30を備えることができる。さらに、腰掛枠体23と背凭れ枠体28はリクライニング機構31で結合される。
【0033】
スライド機構26とスライド機構27は被験者支持部材24と被験者支持部材25を前後方向に移動可能とするもので公知の任意の構成を使用可能である。
【0034】
スライド機能30は背凭れ部材29を上下方向に移動し、固定可能なものであって公知の任意の構成を使用可能である。
【0035】
リクライニング機構31は腰掛枠体23と背凭れ枠体28の間に設け、腰掛枠体23に対し任意の傾斜角に調整し、固定可能なものであって公知の任意の構成を使用可能である。
【0037】
図18に示されるように被験者Aは椅子構造体22を使い、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0036】
[第3実施形態]
図19は本発明の第3実施形態を示す正面概略図である。
図20は本発明の第3実施形態を示す断面概略図である。
図21は本発明の第3実施形態を示す側面概略図である。
図22は本発明の第3実施形態の使用例を示す概略図である。
【0037】
図19、図20、図21に示されるように第2実施形態に示す座椅子構造体32は例えば金属パイプなどから形成されて十分の強度を有する座椅子構造体であって被験者支持部材35と被験者支持部材36を設けた腰掛枠体33及び背凭れ部材37を設けた背凭れ枠体34で構成される。
【0038】
図22に示されるように被験者Aは座椅子構造体32を使い、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0039】
[第4実施形態]
図23は本発明の第4実施形態を示す上面概略図である。
図24は本発明の第4実施形態を示す断面概略図である。
図25は本発明の第4実施形態を示す側面概略図である。
図26は本発明の第4実施形態の使用例を座枠体示す概略図である。
図27は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
図28は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
図29は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
【0040】
図23、図24、図25、図26に示されるように第4実施形態に示す座布団構造体38は例えば金属パイプなどから形成されて十分の強度を有し、被験者支持部材43と被験者支持部材44を設けた座枠体42があって、さらに緩衝材41と表皮部材39で包みファスナー部材40で閉合された座布団構造体38である。
【0041】
図27に示されるように座布団構造体38に被験者Aは位置し、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0042】
図28に示されるように座椅子45の上に付置した座布団構造体38に被験者Aは位置し、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0043】
図29に示されるように椅子46の上に付置した座布団構造体38に被験者Aは位置し、図6、図7に示される腰臀部から大腿部にかけた押圧揉範囲B、とくに、尾骨周辺の筋群C、仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿筋群Jを自働で揉み解すことができる。
【0044】
[第5実施形態]
図30は本発明の第5実施形態を示す分解斜視図である。
【0042】
図30に示されるように椅子構造体47は被験者支持部材50、被験者支持部材51を布置した腰掛枠体49が被験者Aに対して前後の方向に移動するタイプのもので、被験者が体型に応じて任意に設定可能としている。
【0045】
[第6実施形態]
図31は本発明の第6実施形態を示す分解斜視図である。
【0046】
図31に示されるように椅子構造体52は被験者支持部材54、被験者支持部材55を段違いの位置に設けたタイプのもので、尾骨周辺の筋群Cや承扶周辺の筋群F、大腿周辺の筋群Jなど特定の筋群を強く押圧伸展し、揉み解すことを可能としている。
【0047】
[第7実施形態]
図32は本発明の第7実施形態を示す分解斜視図である。
【0048】
図32に示されるように椅子構造体56は被験者支持部材58を複数設けたタイプもので、体重を分散することで尾骨周辺の筋群Cや仙骨周辺の筋群D、座骨周辺の筋群E、承扶周辺の筋群F、大腿周辺の筋群Jを弱く押圧伸展し、揉み解すことを可能としている。腰臀部の筋肉が薄い、あるいは痛みに敏感な人に効果することを可能としている。
【0049】
[第8実施形態]
図33は本発明の第8実施形態を示す分解斜視図である。
【0050】
図33に示されるように椅子構造体61は被験者支持部材63を被験者Aに対して前後の向き、左右の方向に複数設けたタイプのもので、被験者支持部材63の両頭または片頭で強く押圧伸展し、揉み解すことを可能としている。
【0051】
図33に示されるように椅子構造体61に設ける被験者支持部材63は、かまぼこ型、ドーム型、球型など様々の形のものをデザインし使用することを可能としている。
【0052】
図33に示されるように椅子構造体61に設ける被験者支持部材63は、両頭または片頭を様々にデザインし、腰臀部の筋肉が厚い太った人などに効果することを可能としている。
【0053】
[第9実施形態]
図34は本発明の第9実施形態を示す分解斜視図である。
【0054】
図34に示されるように椅子構造体66に設けた被験者支持部材67は直方体であり端末に面取り加工を施したものである。腰臀部の筋肉が薄い、あるいは痛みに敏感な人の押圧伸展に効果することを可能としている。
【0055】
図34のスライド機構69は被験者支持部材68を前後方向に移動し、固定可能なものであって、位置固定用のスライド穴71に固定用部材72を取付けて被験者支持部材68を任意の位置に固定し使用するものである。他に公知の任意の構成を使用可能である。
【0055】
図34のスライド機構74は背凭れ部材73を上下方向に移動し、固定可能なものであって、位置固定用のスライド穴75に固定用部材72を取付けて凭れ部材73を任意の位置に固定し使用するものである。他に公知の任意の構成を使用可能である。
【0056】
[第10実施形態]
図35は本発明の第10実施形態を示す分解斜視図である。
【0057】
図35に示されるように組立式座枠構造体76は側枠部材77と側枠部材77に挿入しスライド可能なスライド機構79を設けた少なくとも2本以上の被験者支持部材78で構成される。被験者支持部材78は側枠部材77に挿入し取り付け任意の位置に固定される。
【0058】
組立式座枠構造体76は被験者支持部材78を側枠部材77から着脱可能とすることで分解して何処へでも自由に持ち運びができて、例えば移動中にバスや車の中でも組み立てて、使って揉み解すことを可能としている。
[第11実施形態]
図36は本発明の第11実施形態を示す分解斜視図である。
【0059】
図36に示されるように携帯組立型構造体80は被験者支持部材82と側枠部材83、さらに折り曲げてあるいは巻取り可能なシート状部材で作られ、被験者支持部材82と側枠部材83を取付け可能な部材収納ポケットを設けた座布シート81で構成される。これは、折り曲げあるいは巻取りを可能とし、さらに被験者支持部材82と側枠部材83を着脱可能とすることで何処へでも自由に持ち運びができて、例えば移動中にバスや車の中でも組み立てて、使って揉み解すことを可能としている。
【0060】
[第12実施形態]
図37は本発明の第12実施形態を示す分解斜視図である。
【0061】
図37に示されるように電動乗馬構造体86は、電動力で動き被験者を前後左右に揺り動かすものである。電動乗馬構造体86には被験者支持部材88が設けられた腰掛枠体87が固定あるいは脱着可能に装置される。被験者は電動乗馬構造体86に着座し把持部89を把持し、動きに合わせてバランスを取り、体を揺り動かしながら自働で揉み解すことを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】は本発明の第1実施形態を示す正面概略図である。
【図2】は本発明の第1実施形態を示す断面概略図である。
【図3】は本発明の第1実施形態を示す側面概略図である。
【図4】は本発明の第1実施形態の使用例を示す概略図である。
【図5】は本発明の第1実施形態の使用例を示す概略図である。。
【図6】は被験者の背面図である
【図7】は被験者の腰臀部及び大腿部の側面図である。
【図8】は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
【図9】は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
【図10】は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
【図11】は被験者支持部材と腰臀部収容空間部の働きを示す概略図である。
【図12】は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【図13】は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【図14】は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【図15】は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【図16】は自働腰臀揉み器の所定の位置に位置した被験者の体の動きと被験者支持部材の働きを示す断面概略図である。
【図17】は本発明の第2実施形態を示す概略図である。
【図18】は本発明の第2実施形態の使用例を示す概略図である。
【図19】は本発明の第3実施形態を示す正面概略図である。
【図20】は本発明の第3実施形態を示す断面概略図である。
【図21】は本発明の第3実施形態を示す側面概略図である。
【図22】は本発明の第3実施形態の使用例を示す概略図である。
【図23】は本発明の第4実施形態を示す上面概略図である。
【図24】は本発明の第4実施形態を示す断面概略図である。
【図25】は本発明の第4実施形態を示す側面概略図である。
【図26】は本発明の第4実施形態の使用例を座枠体示す概略図である。
【図27】は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
【図28】は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
【図29】は本発明の第4実施形態の使用例を示す概略図である。
【図30】は本発明の第5実施形態を示す分解斜視図である。
【図31】は本発明の第6実施形態を示す分解斜視図である。
【図32】は本発明の第7実施形態を示す分解斜視図である。
【図33】は本発明の第8実施形態を示す分解斜視図である。
【図34】は本発明の第9実施形態を示す分解斜視図である。
【図35】は本発明の第10実施形態を示す分解斜視図である。
【図36】は本発明の第11実施形態を示す分解斜視図である。
【図37】は本発明の第12実施形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0060】
1 自働腰臀揉み器
2 腰掛枠体
3 被験者支持部材
4 被験者支持部材
5 スライド機構
6 スライド機構
7 椅子
8 背凭れ部材
9 被験者支持部材
10 被験者支持部材
11 座椅子
12 背凭れ部材
13 背凭れ部材
14 被験者支持部材
15 被験者支持部材
16 腰臀部収容空間部
19 腰臀部収容空間部
22 椅子構造体
23 腰掛枠体
24 被験者支持部材
25 被験者支持部材
26 スライド機構
27 スライド機構
28 背凭れ枠体
29 背凭れ部材
30 スライド機構
31 リクライニング機構
32 座椅子構造体
33 腰掛枠体
34 背凭れ枠体
35 被験者支持部材
36 被験者支持部材
37 背凭れ部材
38 座布団構造体
39 表皮部材
40 ファスナー部材
41 緩衝材
42 座枠体
43 被験者支持部材
44 被験者支持部材
45 座椅子
46 椅子
47 椅子構造体
48 スライド機構
49 腰掛枠体
50 被験者支持部材
51 被験者支持部材
52 椅子構造体
53 腰掛枠体
54 被験者支持部材
55 被験者支持枠体
56 椅子構造体
57 被験者支持部材
58 被験者支持枠体
59 被験者支持部材
60 スライド機構
61 椅子構造体
62 被験者支持枠体
63 被験者支持部材
64 被験者支持部材
65 スライド機構
66 椅子構造体
67 被験者支持部材
68 被験者支持部材
69 スライド機構
70 腰掛枠体
71 スライド穴
72 固定用部材
73 背凭れ部材
74 スライド機構
75 スライド穴
76 組立式座枠構造体
77 側枠部材
78 被験者支持部材
79 スライド機構
80 携帯組立型構造体
81 座布シート
82 被験者支持部材
83 側枠部材
84 部材収納ポケット
85 部材収納ポケット
86 電動乗馬構造体
87 腰掛枠体
88 被験者支持部材
89 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後と左右の枠からなる腰掛枠体に被験者支持部材を少なくとも1本設けたことを特徴とする自働腰臀揉み器である。
【請求項2】
被験者支持部材が前後に移動可能なスライド機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の自働腰臀揉み器である
【請求項3】
背凭れ枠体が上下に移動可能なスライド機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の自働腰臀揉み器である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公開番号】特開2008−104823(P2008−104823A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−314848(P2006−314848)
【出願日】平成18年10月24日(2006.10.24)
【出願人】(597116218)
【Fターム(参考)】