説明

自動マルチメディアオブジェクトモデル

ここに開示されたのは、プレゼンテーションテンプレート及び/又はマルチメディアオブジェクトモデルからマルチメディアプレゼンテーションを作成するシステム及び方法である。開示内容に含まれるのは、マルチメディアオブジェクトを獲得し(2401)、プレゼンテーションテンプレート選択を受領し(2402)、プレゼンテーションを創作するための指示を受領し(2403)、マルチメディアプロダクションを構築またはレンダリングし(2404)、そしてマルチメディアプロダクションをメディアに固定する(2405)ステップを実行するマルチメディアシステムである。本発明の多様な実施例についての詳細な情報は、発明を実施するための最良の形態において提供され、本発明は添付のクレームにより限定される。

【発明の詳細な説明】
【関連する出願】
【0001】
本出願は、2004年2月6日に出願された、米国仮出願番号第60/542,818の利益を主張し、全体として参照することによりここに含まれる。
【技術分野】
【0002】
近年、コンピュータ製造者は、その開発資源、デザイン資源、マーケティング資源を、顧客の“マルチメディア(写真、ビデオ及び記録、ドキュメント及びテキストファイル)”に対するハードウェア及び/又はソフトウェアの提供に重点を置いてきた。図33は、多数のハードウェア及びソフトウェアコンポーネント、また、技能と寄与を有する多数のユーザエリアが、最終的なマルチメディアプロダクトのプロダクションを必要とすることを示している。典型的な業界は、改良や技術的解決策について、ユーザ寄与3303に対する自動化にほとんど取組まず、ソフトウェアプロダクション3302に対するその場限りのまとまりのない取組みと共に、メディアプロダクションプロセス3301のハードウェア側に重点を置いてきた。
【0003】
図33を参照すると、ハードウェア3301は、コンピュータシステム、機械機器の物理的部分を表現している。これは、デジタルカメラ、スキャナ、プリンタ及び他のメディア関連機器のような装置を表わしている。これらハードウェアコンポーネントは、写真やビデオ編集などの特定のソフトウェアソリューションにより加工できる、精度が上げられる未加工のデジタルメディアを生み出す。
【0004】
ソフトウェア3302は、コンピュータに何をするかを指示するコンピュータプログラ
ムやアプリケーションを含む。マルチメディアについて言えば、これは、ビデオや写真の編集性能や出力メディアの多様な様式を焼く能力を含むことがある。それにも関わらず、ユーザをマルチメディア編集プロセスの専門家になることから開放する、最初から最後までの完全な解決策を提供するソフトウェアツールはほとんどない。
【0005】
ユーザ3303は、多様な性能、メディア、知識をプロダクションプロセスにもたらす。これは、主に、学習及びユーザの個人的な技能を通じて寄与された創作性、ビジョン、組織、動機、及び能力を含む。このエリアの自動化はほぼ未解決のままとなっており、ここに記載されたシステム及び方法は、マルチメディアの顧客の包括的で複雑な要望のため、マルチメディア完成品の単純な組織と構成を許容する革新を提供する領域である。
【0006】
最後に、最終プロダクト3304は、ハードウェア、メーカソフトウェア及びユーザの入力の組合せからもたらされる出力である。あるプロダクトは、よく知られた複雑な一組の方法を介し、根底にあるソフトウェアコンポーネントドライバと共にハードウェアの最新の革新にアクセスできる場合があり、複雑なユーザ入力決定を緩和し、最終マルチメディアプロダクトを生み出す。
【発明の開示】
【0007】
ここに開示されるのは、プレゼンテーションテンプレート及び/又はマルチメディアオブジェクトモデルからマルチメディアプレゼンテーションを作成するシステム及び方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
後述の開示に関連するコンセプトの理解を容易にするため、複数のフレーズが使用されている。ここに記した定義や意味は、単に、典型的なものや概念的な性質なものであり、後述の議論を限定するためのものではない。むしろ、読者は、当業者による理解として、以下に使用される用語に同様の機能や意味を与える目的を提供する意味や後述の議論に賛同する意味を適用することができる。更に、使用される用語は、いくつかの文脈において使用される場合があり、下記一覧以外の意味に解釈される場合がある。
【0009】
アセンブリ:ユーザメディアと他のシステムアセンブリとを一体化するのに使用される方法。前記他のシステムアセンブリは、初期要素を形成し、最終的に、初期要素及び上級要素の一体化が最終プレゼンテーションとプロダクションを形成する。
【0010】
オーディオ:テープ形式又は.aif, .mp3,等の業界標準の拡張子を含む、マルチメディアプロダクションへ組み込まれるデジタル的にキャプチャされたファイル形式による音楽又は口頭の音声。
【0011】
オートポピュレート:所定の‘ポピュレート’アルゴリズム、インストラクションの組を実行し、ユーザ要素をプレゼンテーションテンプレートに挿入し、ユーザによる最小限の介入により結果として最終プレゼンテーション及び/又はプロダクションをもたらす、アプリケーションの能力。
【0012】
ブランディング:商品や会社を定義するために使用されるイメージとメッセージのコンビネーション。企業の独自性を生み出す又は強化するものと受け止められる、エレガントでしかし単純なソフトウェアソリューションと固有の方法やプレゼンテーションアイテム(色、背景イメージ、コーポレートイメージを含む)とを一体化させる方法。
【0013】
バグ:あるシーンにおいてある要素に重ねられたマークを特定し、プロデューサやオーナ、クリエータについてコメントする又はそれらを特定すること。
【0014】
キャプション:主要なレイヤにおいて、あるシーンで何が起こっているかを特定したり、前後関係を付け足したり、コメントをするテキストやカラーアルファベットオブジェクトとして表現されたイメージを伴った簡潔な表現。
【0015】
カテゴリ:具体的な興味や関連性の領域に基づいたテーマを組織化する第一次の方法。
【0016】
選択(Choose):ユーザが、テーマ構成済みのプレゼンテーションテンプレートから、構築するプレゼンテーションやプロダクションを選ぶ、アプリケーションにおける最初の動き。方法は、広いカテゴリ、更に洗練されたサブカテゴリ、及び具体的なテーマ構成済みプレゼンテーションの関連する組を選択することを含む。
【0017】
CD−ROM:コンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read−Only Memory)。コンピュータデータを含む光学ディスク。
【0018】
映画言語:映画の会話が生み出される場面の並置。場面の認知のつながりが、会話の明瞭な発音を認識するに際し、見ている者を手助けする一連の場面に一貫性を提供する修辞的な一組のパターンに都合よく基づく。
【0019】
映画テンプレート:カット、ディソルブ、点滅、マット感等、編集技術のみを使用することにより具体的な映画の‘雰囲気’を再現するようデザインされたテンプレート。
【0020】
カラーアルファベット:色、不透明性、スタイル、及びアニメーションを追加する、フォントのデジタル表示に追加された能力。
【0021】
クレジット:映画のクレジットと同様のプレゼンテーションで、プロダクションの創作における関係者(例えば、ディレクターやエディタ)を特定する。
【0022】
ドキュメント:多様なリッチテキストやHTML(Hyper TextMarkup Language)フォーマットで表示された文章情報。
【0023】
DVD:デジタルバーサティルディスク(Digital Versatile Disc)又はデジタルビデオディスク(Digital Video Disc)。マルチメディアやデータストレージに使用することができる光学記憶媒体。
【0024】
要素:特定されプログラム化された振舞い又は特性を伴う、写真、イメージ、ビデオクリップ、オーディオクリップ、ドキュメント、及びテキストキャプションのようなマルチメディアアイテムの基本的組合せ。
【0025】
要素属性:個別要素のタイプ、振舞い、及び特性から成るもの。
【0026】
要素振舞い:動き、トランジションイン、トランジションアウト、タイミング、期間、始まり、終わりの位置を含む、要素、シーン、及びプレゼンテーションテンプレートを表現するもの。
【0027】
要素特性:ファイルタイプ、サイズ、解像度、及びフレーム、ドロップシャドウ、不透明性、及び要素、シーン、プレゼンテーション、プロダクション又はナビゲーションの色等の追加属性を表現するもの。
【0028】
要素オブジェクトモデル:プロダクション中でどう要素が表現されるかの仕様であり、各要素と関連する属性と、要素と属性がどう処理されるかを特定する。
【0029】
カプセル化とオブジェクト指向:コンセプトをオブジェクトへ、コンセプトを階層構造へ組織化する方法。オブジェクト指向は、テーマ及びテーマカテゴリを表現し、初期要素を構成し、また、最終プレゼンテーション及びプロダクションを表現し、表示し、レンダリングし、焼くコンポーネントを生み出すのに使用される場合がある。
【0030】
暗号化:データをシークレットコードにし、それにより認可されたアプリケーションやユーザ以外には読取り不可能とすること。
【0031】
グローバルメッセージ、ローカルボイス:ローカルレベルでメッセージやメディアを挿入することにより、企業の広く配信されたマーケティングメッセージをカスタマイズ及び独自化するアプリケーションの能力を表現するのに使用されるキャッチフレーズ。
【0032】
粒度:カテゴリ、テーマ、又はプレゼンテーションに含まれる特異性のレベルを表現すること。
【0033】
フォント:特定のスタイル及びサイズの一式のタイプキャラクタで、特に、そのようなキャラクタのデジタル表示。
【0034】
イメージ:絵、像。コンピュータ上のイメージは、通常、ビットマップ(ラスタグラフィクス)やベクトルグラフィクスとして表現され、jpg, .bmp, .tifのようなファイル拡張子を含む。
【0035】
即時性:短時間以内で何かを生み出す必要性。
【0036】
イントロダクション:映画の予告編の方法や‘カミングアトラクション’の広告において役割を果たすことを意図される具体的なタイプのプレゼンテーション。
【0037】
キオスク:公共の場所に備えられたマルチメディア対応のコンピュータ、モニタ、キーボード及びアプリケーション。
【0038】
レイヤ:領域優位と編集性を決定するメディア要素の階層的組織。
【0039】
メインプロダクション:より完璧に、深く、又は集中的な形式でストーリーラインを伝える、又は進めるようデザインされた具体的なタイプのプレゼンテーション。
【0040】
モジュール:インストラクションと、振舞い、特性、及びマルチメディア要素、プレゼンテーション、ナビゲータ、プロダクション及びプログラムプロセスフローの推移の定義、とを提供するオブジェクト構造と関連したラインのコード。
【0041】
マルチメディア:異なるメディアのコンビネーションを使用するコミュニケーション。マルチメディアは、写真、イメージ、ビデオ及びビデオクリップ、ドキュメント、及びテキストファイルを含む場合がある。
【0042】
マルチメディアナビゲーション:プロダクション又はプレゼンテーション内において、選択する、前又は後ろへ動く、速く又は遅く再生する能力。
【0043】
物語構成:芝居や映画におけるストーリーライン。筋書きの出来事の連続。
【0044】
ナビゲータ:プログラム内に設けられている所定のハイパーリンクインストラクションを介し、ユーザにプロダクションの特定の部分にリンクすることができる能力を与える、プロダクションに挿入された特定のタイプのプレゼンテーション。ナビゲータはまた、チャプタ及びフラッグを含むDVD指示の組を含む。
【0045】
ノンセキュアレイヤ:要素オブジェクトモデルであり、そこでユーザにより要素が置き換えられ又は編集される。
【0046】
オブジェクト:それ上で実行されるオペレーション用のインストラクション付きデータアイテム。
【0047】
パッケージ:テーマツリー、ストックメディアコレクション、データベース、プロジェクトデフォルト等を含む要素オブジェクトモデルコンポーネントのソフトウェアコレクション。パッケージは、マルチパックプロジェクトを作るのに一体化される場合がある。
【0048】
パーソナルセリング:パーソナル設定において2以上の個人の間で取引が完結される販売方法。
【0049】
マルチメディアのポピュレーティング:マルチメディア要素(写真、イメージ、オーディオクリップ、ビデオクリップ、ドキュメント、テキストファイル)が、プレゼンテーションテンプレートとして組織化される要素オブジェクトモデルに自動的に取り入れられる方法又はプロセス。ソースメディアは、メモリースティック、ワイヤレス又はワイヤネットワーク、コンピュータ上のディレクトリ、又は他のハードウェアを含むあらゆるデータ転送により取り入れられる場合がある。デジタルメディアファイルの組織化は、名前、データ、テーマ、又は他の上級メディア分析技術により行われる場合がある。
【0050】
プレゼンテーション:ユーザ提供の要素とコンテキストによりポピュレートされたプレゼンテーションテンプレート。
【0051】
プレゼンテーションテンプレート(ストーリーボード):芸術的、映画、物語構造を使用したシーン遷移と共に組織化された所定の多くのシーン。
【0052】
プレゼンテーションタイプ:インストラクション、メインボディ、クレジット、及びナビゲータプレゼンテーションタイプを含む。
【0053】
プロダクション:ユーザ提供の要素及びコンテキストによりポピュレートされたプロダクションテンプレート。完成したプロダクションは、CD−ROM又はDVDに保存、レンダリング、又は焼かれる。
【0054】
プロダクションテンプレート(レイアウト):イントロダクション、メインボディ、ナビゲータ、及びクレジットを含む場合があるプレゼンテーションタイプのコレクション。
【0055】
最近の関連ある(Recent and Relevant):現在の(最近の)ものであるため又は具体的な興味(関連)があるものであるため、興味のある問題点。
【0056】
レンダリング:正確にアプリケーション特有のフォームに翻訳し、ネイティブアプリケーションのオペレーションが実行されることを許容する。色や不透明情報を含むポリゴナル又はイメージのデータ仕様をイメージそのものに変換する方法。
【0057】
シーン:レイヤ内で共に働く、又は芸術的、物語構造を創作するために並置された、複数の要素オブジェクトモデルのコレクション。
【0058】
セキュアレイヤ:ユーザにより変更できない、又は修正できない要素オブジェクトモデル。
【0059】
シューボックス:非構造の、又はランダムフレームワークにおける、イメージの保存方法、カードボードコンテナ、又はそのデジタル等価物。
【0060】
スキン:アプリケーションユーザインターフェース(UI)を具体的なニーズ、実装、又はユーザ要求に独自化、カスタマイズする能力のような代替グラフィカルインターフェース。
【0061】
テンプレート:ユーザ提供の要素の前のプロダクションの‘状態’を表現すること。
【0062】
テーマとテーマ構成:特定の領域の興味と関連に基づきプレゼンテーションを組織化する二次的方法。
【0063】
テーマスティック:ユーザがデジタル写真やビデオを撮ったときに自動的にポピュレートされるメーカ定義の予めインストールされたテーマ特定テンプレートを含むテーマにより特定された除去可能なポータブルデジタルメディア(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)。
【0064】
タイトル:クレジットを提供する、ダイアログを表現する、又はアクションを説明するテキストやカラーアルファベットのデジタルフォームによる書かれた素材。
【0065】
ビデオ:動き、双方向性、映画、ホームビデオをシミュレートするために次々にまとめられた一連のフレーム化されたイメージ。
【0066】
バイラルマーケティング:ユーザが自らの最終プロダクションのコピーを作り、そのコピーを配信することにより、企業の介入を必要とすることなく、ユーザが企業のアプリケーションを配布させるビジネス方法。
【0067】
バーチャルテンプレート:コンピュータにより生み出された人為的な3Dバーチャル環境を使用するテンプレート。
【0068】
ウェブ:ワールドワイドウェブ(World Wide Web)、又はインターネット。
【0069】
イントロダクション
【0070】
ここに自動マルチメディアオブジェクトモデル(Automated Multimedia Object Models(AMOM))を利用するシステム及び方法を開示する。AMOM技術を使用すると、個別のマルチメディアプロダクションの創作が最初から最後まで自動化される場合がある。AMOM表示を使用すると、ユーザが自らのイメージやビデオ、オーディオ、又はドキュメントを時にはわずか一度のマウスクリックで独自化したり、生み出すことができる永続的なマルチメディアテンプレートをデザイナーが構築することができる場合がある。AMOM表示は、アニメーションやビデオ、ナレーション、特殊効果、ドキュメント、フォント及びイメージの形式でストックメディアを使用しながら、物語構成や映画言語をキャプチャし、ユーザ寄与メディアをサポート及び改善するようデザインされる場合がある。AMOM技術は、プロダクションデザイン、アートディレクション、プレゼンテーション、編集、特殊効果、アニメーション及びメディア開発の従来の限定的なマルチメディアの専門領域を統合し自動化するために使用される場合がある。AMOM技術は、いかなるエンドユーザによっても簡単に独自化できる完全なマルチメディアプロダクションの創作を許容する場合がある。AMOM技術を通し、永続的な振舞いや特性が個別のマルチメディア要素に割り当てられ、そして、それがモジュラー構成物を使用してシーンや行動、プレゼンテーション及びプロダクションの明確な階層に組み込まれる場合がある。結果として表わされる表現は、自動デジタルメディアオーソライジングプロダクトを提供する。ここで、個別に独自化されたマルチメディアプロダクションがユーザにより最小限の努力で創作され、デジタルメディアに焼かれる。
【0071】
また、顧客がフルモーションビデオプレゼンテーションで自らの個人メディアを見て、DVDやCD、ウェブ最適化ファイルのような出力メディアに保存することを許容する一組の方法を含むAMOM技術を利用するプロダクション例をここに開示する。図34を参照すると、プロダクト例が複数のエリアを最適化、又は改善、補足する:
【0072】
ユーザ寄与3404のエリアでは、前記プロダクト例が、大量市場消費用に事前設定されプロダクションされた、テーマ構成済みプレゼンテーションとプロダクションを介して入力されたビジョン3405、創作性3407、能力3408、組織3409を供給する。ユーザは、自らの寄与のモチベーションとコンテンツアスペクトを保持するが、もはや、従来のほとんどの最終プロダクションソリューションに付随する専門的知識を持ち込む必要がない。
【0073】
ソフトウェア3402のエリアでは、プロダクトが、事前に特定されたプレゼンテーションとプロダクションとをユーザメディアと一体化する自動プロセスを特定する。これらの素材は、事前に特定されたタイトル3410を含み、特別ストックアート及び音楽3412をテーマに合わせて構成し、写真、イメージ、図面、キャプション、ビデオ及びオーディオクリップの相互関係をスクリプトする。これらの素材は、写真、ビデオクリップ、キャプション及びオーディオサウンドトラック等のユーザ入力用の空スロットがスクリプトされている以外は、よくポピュレートされている。
【0074】
プロダクト例はまた、テーマ及びプレゼンテーションカテゴリゼーション3414を介し、暗黙推論と共に自動組織化を提供する。ユーザは自らの特殊化した写真やビデオ編集の実行を継続するが、単に、自らのメディアを事前に特定された、テーマ構成済みプレゼンテーションやプロダクションに“ドロップ”又は“ポピュレート”する。一度ユーザの素材が事前に特定されたテーマ構成済みプレゼンテーションに追加されると、ソフトウェアは選択されたプレゼンテーションのテーマに基づき素材を分類することができる。
【0075】
前記プロダクト例は、既存のハードウェア性能3401を使用するが、創作、編集、レンダリング及び焼きプロセスを介し、これらコンフィグレーションを組織化し、生かす。更に、前記プロダクトは事前に特定されたプレゼンテーション定義、ソフトウェア、及びハードウェア性能と共にユーザマルチメディア素材を組立てるプロセスを自動化し、最終プロダクション3404を生み出す。
【0076】
AMOM技術は、プロダクションのモチベーション、コンテンツ及びコンテキスト側面はユーザに残し、シーン推移、特殊効果、グラフィックデザイン及び物語構成を含む映画プロダクション開発の技術的側面を提供及び統合する場合がある。これらの方法は、ユーザが自らの生活における重要な出来事を、来たる世代が楽しむことができるプロフェッショナルで組織化され視覚に訴える方法で独自化することを許容する。ストーリーテリングや映画プロダクションのクラシックな要素は、プロフェッショナルな感じを残したまま自動化される場合がある。
【0077】
高水準な話をすると、前記プロダクト例により実行される方法は、次のプロセスを自動化する場合がある:(1)コレクション:誰が、何を、いつ、どこで、なぜの情報及び(2)創作:これら組織化された素材を、経験豊富なデザイナー、ビデオグラファー及びプロフェッショナルストーリーテラーにより創作された高品質の映画プレゼンテーションテンプレートと簡単に一体化する。プレゼンテーションテンプレートは写真の素材、イメージ、ビデオ及びオーディオ、ドキュメント、及びテキスト素材(マルチ−メディア)を含む場合がある。
【0078】
マーケット及び技術的応用
【0079】
上述の目的は、後述の3つの初期アプリケーション及び多様なハードウェア/ソフトウェアコンフィグレーションを介し遂行される。AMOMシステムは、以下を行うため構成
される場合がある:
【0080】
瞬間の感情をキャプチャする―AMOM技術は、写真、イメージ、ビデオ及びビデオクリップ、ドキュメント、及びテキスト素材を、プロフェッショナルに生成したプレゼンテーションと共に混合する能力を許容し、顧客に彼らの素材用に適当である一定の情緒的設定をキャプチャさせ表示させる。
【0081】
物語構成をキャプチャする―プレゼンテーションは、効果的なストーリーテリングの方法を使用する場合があり、顧客のコンテンツに構造とアウトラインを提供する。これは、イントロダクション、プレゼンテーションのボディ、及び結末(クレジットやエンディングシーン等)を含むプレゼンテーションおよびプロダクションナビゲーションを提供することを含む。
【0082】
個別作品のプロダクション品質を上げる―エキスパートワークはメディアコンポーネントに分割される場合がある。このモデルは、映画産業で使用されるものと類似しており、ここでは、スペシャリストは方法全体の組というよりむしろ特定の方法と関連する具体的なステップを実行するために参加する。AMOMは、ディレクターとして働き、メディア創作の面から、構成、シーン遷移、モーション、特殊効果等を処理するエキスパートを供給する。
【0083】
映画言語を使用しストーリーテラーを補完する―プレゼンテーション及びソフトウェアは、映画言語を使用するに際し、専門的知識及び結合した経験を含む場合がある。フェード、ディソルブ、ケンバーンズ(Ken−Burns)効果及びその他もろもろの効果がプロフェッショナルに統合され、そして、顧客が更に効果的で感情的なストーリーラインとプレゼンテーションを創作することができる。
【0084】
最近の関連ある経験を提供する―ソフトウェアは、ユーザによるレビューの前にプロダクションをレンダリングするよりむしろ、ユーザが実行時間プロセスコントロール(.xmlファイル)を使用して即座にプロダクションをプレビューすることを許容する。その他のソリューションは、プロダクションがプレビューされる前に、未加工素材と適用された効果がレンダリングされるまでユーザを待たせることを要求する。
【0085】
ローカルボイス付きのグローバルメッセージを提示する―一組の方法はグローバルビジネスがコアマーケティング、セールス、及びプレゼンテーション素材を創作することを許容する場合があり、しかし、プレゼンテーション及びプロダクション素材のある面のローカルコントロールを許容する。
【0086】
ソフトウェア実装
【0087】
本明細書において、ソフトウェアプロダクト例が参照され記載される。そのプロダクトは、多数の方法に多様化される場合がある。例えば、市場目標及び技術目標は複数の実装において前記プロダクトを生み出す及び/又は配布することにより満たすことができる。ある実装では、前記プロダクトの機能は複数のコンポーネントプログラムに分けられる。
【0088】
第一に、“ディレクタースエディション(Director’s Edition)”アプリケーションは、コレクション、統合、及びプレゼンテーション要素と呼ばれるプレゼンテーションデータのミキシングに関与する。これらの要素は、オーディオ、ビデオ、イメージ、及びテキストの情報を含む。前記アプリケーションは、ユーザにプレゼンテーションを創作させ、最終的にはDVD、CD−ROM又はコンピュータ記憶装置にレンダリングすることができるプロダクションを創作させる。本自動化方法は、ユーザの素材をプロフェッショナルな背景と一体化させることを含む。
【0089】
第二に、“シーンエディタスエディション(Scene Editor’s Edition)”アプリケーションは、シーン、プレゼンテーション及びプレゼンテーションテンプレートの編集及び統合に関与する。
【0090】
最後に、“アットムービー(At the Movies)”(DVD−ROM、CD−ROM、及びPCエディション)アプリケーションは、与えられたターゲットメディアにおいてプロダクション素材の組織化されたプレゼンテーションに関与する。
【0091】
ソフトウェアアーキテクチャは、多様なオペレーションシステム、ウィンドニング及びターゲットシステムと一体化するよう使用される場合があり、次のような戦略を形成する:
【0092】
ウィンドニングオペレーティングシステム実装―これは、PCハードウェア及びソフトウェア性能(例えば、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)、リナックス)と上級ウィンドニング、レンダリング、ディスプレイ、及び出力焼きメカニズムとのコンビネーションである。
【0093】
インターネットデリバリ―これは、インターネット配信戦略であり、消費者はサンプルや関連するテーマ構成済みプレゼンテーションをプレビューし、自分の興味に関連するそれらプレゼンテーションを選択し、料金を支払って未加工プレゼンテーションをダウンロードする。加えて、新たなユーザは、使用や評価用にプロダクションソフトウェアの基本バージョンをダウンロードすることができる。
【0094】
ゲーミングソリューション―これは、若者達が彼ら自身や、彼らの芸術や創造的創作をプロフェッショナルに作成されたゲーム環境に取り込むことができる。ハードウェアは、ユーザからの多様な入力方法を保有し、消費者に、彼らが創作した環境と相互作用を創作することを許容する。この戦略からの出力は、創作的スタイルをもたらす環境であり、ゲーミング環境を学ぶことである。
【0095】
インターネット共有―これは、インターネット共有戦略であり、消費者は、オンライン登録をし、プレゼンテーション及びプロダクションを創作し、そしてそれらプレゼンテーションと未加工素材を彼ら自身や他の選択されたグループが使用するためアップロードする。共有は、リストに記載された関係や共有特権により決定される。プレゼンテーション及びプロダクションのオリジナルのコンテンツはユーザに所属するが、彼/彼女はまた共有関係を置き換えたり、共有したりそのプレゼンテーションに寄与することを許容する場合がある。共有モデルは、トータルAMOMシステムを通じてクライアントとサーバ間にメディアコンテンツやプロダクションプロセスを配信する。これは、ローカルであったり、企業向けであったり、一般的なものである場合もある。
【0096】
埋め込みシステムの実装
【0097】
プロダクションソフトウェアの埋め込みシステムバージョンが、また、いくつもの多様さで広まっている:
【0098】
埋め込みオペレーションシステム実装−これは、特殊化ハードウェア(例えば、キオスク、携帯型装置、ゲーム機、カメラ、スキャナ)と埋め込みオペレーティングシステムとの一体化である。このデリバリ方法は、急速な展開と市場ニーズの充足を可能とする。
【0099】
キオスク―これは、小売配布戦略であり、プロダクト、関連したプレゼンテーション、及び関連するストックメディアが簡単に使用できるキオスクに配置され、世界中を通じ、利用可能で、即座にアクセス可能である。期待されるものとしては、消費者が未加工で又は加工された様式で素材を持ち込み、非常に短時間の間に、CD−ROMやDVD、その他のマルチメディアデリバリメカニズムに焼くことができる最終的なプレゼンテーションやプロダクションを創作することができる。キオスクはまた、そのデリバリメディアと共に、基本的なアプリケーションやストックメディアを販売する。
【0100】
そのようなアプリケーションの一例はローカルキオスクである。このキオスクは、‘テーマ構成済み’のストック素材、プレゼンテーション、及びプロダクションテンプレートを含む。顧客は、自らの未加工コンテンツ(写真、ビデオクリップ、オーディオ、ドキュメント)をキオスクが読み込みできる、又はそれら素材を受け付けることができるところへ持ち込む。そして、システムが、顧客のコンテンツと具体的なテーマ、又はテーマの組とを一体化させ、最終的なプロダクションを作製する(例えば、DVD、CD−ROM、又はその他のマルチメディアデリバリプロダクト)。
【0101】
包括的埋め込みシステム統合―このコンビネーションにおいては、デジタルカメラ、スキャナ、ワイヤレス及びインターネットコミュニケーションが、組織化を一新させ、トータルソリューションをデリバリすることを許容するものであり、入力デバイスで始まり、他のセクションで議論した内部及び外部方法を介し処理し、DVD、インターネット、又は顧客にデリバリ可能なその他のマルチメディアアイテムで終了するものである。そのような実装の例として、テーマパーク、最高級リゾート、船旅会社、コンベンション等がある、企業やメーカは最高級なプレゼンテーションをプロダクションテンプレートを利用し作成する。顧客の写真やビデオショットは、具体的な又は‘筋書きされた’時の、気取らない又は‘楽しい’瞬間に定期的に撮られる。
【0102】
他の例は、船旅会社のハードウェア及びソフトウェアデリバリの包括的統合である。この場合、企業が筋書きを作り、企業メッセージ、所定の遊覧スポット、及び気取らない旅行者スポットの最高級プロダクションを作成する。最終プロダクションはキャビンやキオスクでプレビューされ、また、DVDが作製される。
【0103】
メディアデリバリの実装
【0104】
DVDのような一般的なフォーマット以外のメディアを使用することができる。プロダクトは、いくつものメディアフォーマット上にプレゼンテーションを作成するために構成される場合がある。例えば:
【0105】
テーマスティック―これは、ソフトウェア、ストックメディア、及び空のプレゼンテーションやプロダクションテンプレートがメディア上に存在するがメディアデバイスを読み込むハードウェア内にセットされなければ起動されないとき、メモリメディア(例えば、メディアディスク、フラッシュメモリ、メモリースティック)を統合する。この場合、メモリースティックは、関連するプレゼンテーションと共に特定のテーマやテーマカテゴリを含む。例えば、純粋なメモリ容量というよりテーマコンテンツ(誕生日、クリスマス、結婚式、アニバーサリー、小旅行等)のため、メモリースティックが最初に購入されたとき、テーマスティックは休暇と特別の日の周辺をリゾルブすることができる。
【0106】
ハードメディア実装―これは、配布戦略であり、特定のハードウェアソリューションが、オーサリングとプレゼンテーションソフトウェアと共にパッケージ化されている。スキャナ、プリンタ、マルチメディア会話ハードウェア、及びデバイスを読取るメモリのようなアイテムは、必要なツールを呼び出すドライバを含む、更に、USBデバイス、メモリストレージ等の可搬性のメモリデバイスが、ソフトウェアアプリケーションに加えて一定のデータを含む。
【0107】
配布モデル
【0108】
プロダクトは、市場の要求と要望の充足に役立ついくつもの配布モデルを使用する場合がある:
【0109】
リテール消費者―これは、小売設定において、オーサリング及び選択された‘テーマ構成済み’パッケージ(例えば、休暇、特別なイベント、ライフスケッチ等)として販売されるプレゼンテーションソフトウェアをコピーするために使用される方法である。
【0110】
コーポレートセイフティ及びトレイニングソリューション―これは、対象とする顧客に対するカスタマイズ又はローカライズができる基礎的トレーニングソリューションを創作するためにソフトウェア及びサービスが使用される方法である。この方法の結果の一例として、保険産業がある。ここでは、安全のコンセプトが、顧客のニーズを基に独自に一体化され、また対象とする顧客のためにローカライズ(言語、スキルレベル等)される。
【0111】
レバレッジドメディアアセット(リユーズ)―テンプレート化されたプレゼンテーション、ナビゲーション及びプロダクションの創作が、メーカに、幅広い顧客により使用されるプロフェッショナルな品質のプレゼンテーションテンプレートを創作させることを許容する。これは、膨大な顧客により、品質のあるプロダクション創作の実質的コストを軽減することを許容する。
【0112】
そのようなアプリケーションの一例としてテーマパークがある。この設定においては、テーマパークは、自らのアトラクションのプロフェッショナルな設定を作成するが、ここに記載のソフトウェアを使用し、参加した人が写真やビデオクリップを撮ることができるスロットを作成し、そして、彼らのマルチメディアコンテンツをテーマパークプロダクションへセットする。結果的なプロダクトは、各顧客のテーマパークの経験を個人ベースで一体化するCD−ROMやDVDである。
【0113】
フォーカスドマーケティングメッセージ―企業のブランド化されたプロダクションを作り出す能力であり、一定の固定されたコンポーネントを有するが、企業は流通業者や再販売業者等に、選択した素材を指定されたスロットに挿入させることにより自らのメッセージをローカライズさせることを許容する。このアプリケーションの一例は企業マーケティングである。例えば、不動産業は、企業が企業メッセージを生み出す間を通じて使用される素材を作り出す場合がある。土地の不動産業者は、指定された部分を置き換え、自らの専門知識や特定の領域の強調、又は自らの土地の素質を強調する。
【0114】
ワイドスプレッドディストリビューション―配布戦略は、ほとんどすべての家庭に浸透し、ストーリーテリングや共有が家庭や企業、社会にもたらされる環境を創作することを意図する場合がある。
【0115】
‘リビングプロダクション’の配布―コンポーネントのアーキテクチャは、顧客に後に、非常に短期間、修正されたり、焼き直されたり、共有される素材を作成することを許容する場合がある。プロダクション内でオブジェクトを置き換える能力は、ユーザに、彼らの素材が最近の関連するものに保たれるよう、完成したプロダクションをアップデートし修正することを許容する。
【0116】
ポイントトポイントサービスデリバリ―これは、メーカが、OEM又はプロフェッショナルグループにソリューションを提供させ、基礎的なオーサリングとプレゼンテーションソフトウェアを最終的なプロダクションと一体化されることを許容する代わりのハードウェアとソフトウェア代替品を提供する配布戦略である。
【0117】
OEM提供の一例はキオスクシステムであり、ここで、OEMの顧客はハードウェアを、メーカはソフトウェアを提供し、ユーザはコンテンツとセレクションに寄与する。プロセスの結果は、DVDのようなマルチメディアアイテムのデリバリであり、選択されたプロダクションやユーザのオリジナルマルチメディアコンテンツ及び基本的商品ソフトウェアとストックメディアのコピーを含む。
【0118】
パーソナルセリング―これは、個人が選択されたシステムハードウェア/ソフトウェアに沿って、プロダクションソフトウェアのコピーを取り、顧客にプロダクションソリューションを個人的に紹介し販売するビジネス方法である。ソフトウェアは、‘そのまま’でデリバリされるか、又は顧客のマルチメディアニーズを支援するため特に使用される売り手の個人的なプロダクションと一体化させてデリバリされる場合がある。
【0119】
プロフェッショナルサービス―このタイプの配布の他の例として、写真やマルチメディアプロダクション企業がプロフェッショナルサービスを提供し、プロダクションソフトウェアや選択されたハードウェアを使用してプロダクションを作成し完成させ、最終的なプロダクションCDやDVDを顧客にデリバリするというものがある。これらマルチメディアプロダクションアイテムは、また、メーカから更にプレゼンテーションやプロダクションソリューションをどのように取得すればよいかについてのヘルプとインストラクションと共に、基礎的なプロダクションオーサリングやストックメディアアイテムを含む。
【0120】
クラブ又はグループアプリケーション―これは、親や特定の興味(例えば、野球、ダンス、フットボール)により関連するグループが、プロダクションアーキテクチャを彼らのグループ写真や、ビデオ、及び設立された記念品やアイコンと一体化するビジネス方法である。グループは、オーダリングやここに記載のポピュレーティング技術を使用することでメディアメッセージを独自化し、グループ活動や特別の日を組織化し、高品質のプレゼンテーションやプロダクションを作成する。
【0121】
プロダクション階層
【0122】
プロダクト例では、ユーザによる処理は単純である。前記プロダクトは、初期のオブジェクト、シーン、ナビゲータ、プレゼンテーション及びプロダクションアセンブリとの相互作用を許容する。これらの構成物は、XML、及びプロダクションアセンブリ要素の振舞い及び特性要素を解釈するソフトウェア実装と共に、以下のセクションで説明されるアーキテクチュアルデザインを有する。
【0123】
まず、図12を参照すると、ほとんどの極小レベルのアセンブリは初期要素1211である。初期要素1210は、プログラム済み振舞い1212及びプログラム済み特性1213と基礎アセンブリを形成するユーザ寄与メディアとを一体化する。初期要素テンプレート1210は、すべての基礎マルチメディアオブジェクトの前記振舞い及び特性を特定する。これら振舞い及び特性は特定され、ユーザメディアと無関係に働く。従って、初期要素テンプレート1210は、骨格の構造又はどのようにメディアが提示されるかの定義付けを提供し、そして、ユーザメディアが挿入される空のスロットを提供する。初期要素は、次のアイテムのどれかを含む場合がある。
【0124】
1.どこでオリジナルユーザメディアが保存され、検索アクセスの際、利用可能であるか。これは、ローカル機上や、一時的なデータソース上や、又は配信済み環境内である場合がある。初期要素は、また、3次元のサイズと位置の観点から、初期的に与えられ、提示されるので、一定の物理的容量及びメディアの位置を含む。
【0125】
2.正当化の観点から与えられるメディアのプレゼンテーションスタイル。この正当化は、シーンに関連し、水平的(左、中央、右、全体)、垂直的(上、中央、下、全体)、奥行き(前、中央、後ろ、全体)パラメータの観点から与えられる。アルファ透明性の観点から提示されるメディアの最初の不透明性。
【0126】
3.ユーザのメディアのプレゼンテーションを修正する、フレーミング効果、マット感、エッジ、シャドウ、ゴーストイメージ、及び特殊照明又はカメラ改善等のメディアに対する最初の改善。
【0127】
4.いつメディアが見られるか、プレゼンテーションにおけるメディアの寿命。これは、開始時間、終了時間、及び期間を定義することを含んでおり、親シーン1208のコンテキスト内で時間が適用される。
【0128】
5.導入の遷移、又はプレゼンテーション中で、どう要素が最初に提示されるか。これらの遷移はフェードイン、スピンアップ、又は要素のプレゼンテーションの始めで使用される他の振舞いの効果を含む。
【0129】
6.モーションパス、又はプレゼンテーションスペース内の要素の位置。これは、典型的には3次元コーディネートの観点で提示される。
【0130】
7.実行時間変形。どのようにメディアが提示されるかに影響する。サイジング、ズーミング、ローリング、回転びワイピングのような、適用される遷移的効果。それら効果の各々は、初期要素のコンテキスト内で寿命、モーションパス、及び遷移の観点において提示される。
【0131】
8.出口遷移、又はプレゼンテーション内でその人生の結論においてどう要素が提示されるか。これらの遷移は、フェードアウト、スピンアウト、又は要素のプレゼンテーションの最後において使用される他の振舞いの効果。
【0132】
加えて、アセンブリプロセスに役立つ多数のサポート方法が特定される場合がある。それら方法は以下を含む場合がある:
【0133】
1.持続性.初期要素がプロダクションアプリケーション外に存在することができる方法。これは、人間により読取り可能なデザイン定義を有することを含む。持続性はまた、どのメディアアイテムが本来ストックされるか(メーカにより供給されるか)、どのアイテムが修正できないか(読取り専用か)、どのアイテムがユーザにより置き換え可能か、そして、時間と共にどうアイテムが変更されたか又は修正されたか、を定義する。
【0134】
2.ダイナミズム.これは、もしユーザがプレゼンテーション中に具体化されたものより少ないアイテムに寄与した場合、どう要素の時間要素(開始時間、終了時間、期間)を修正するかを定義する。これはまた、与えられた要素の時間が供給されたメディア(ビデオやオーディオクリップの場合)より長いか、短い場合、何が起こるかを定義する。
【0135】
3.レイヤリング.ユーザから又はプログラマアクセスからロックされる他の要素や方法に関して要素の優位ファクタを表示するための方法。
【0136】
4.品質処理.動きやぼやかし、NTSC安全、カラー補正、グレイスケール、スムージングの観点から表現される。
【0137】
5.階層、構成物、及び相互運用.どう要素が他の要素と相互作用するかの基礎的パラメータを定義する。
【0138】
6.ユーザプレゼンテーション.ヘルプ、プレビュー、レンダリング、又はプリンティングの観点からどうユーザがマルチメディアオブジェクトを見るかを定義する。
【0139】
一度ユーザが初期要素テンプレートにメディアを導入すると、写真、オーディオ又はビデオクリップ、又はテキストの情報の形式で、プロダクトが自動的に初期要素1211を構成する。初期要素アセンブリは、ユーザからの以下のメディアフォーマットの未加工メディアを一体化する:
【0140】
1.アニメーション―基礎を成す3次元グラフィックパッケージによりレンダリングされ処理されるワイヤフレームファイル。
【0141】
2.オーディオ―テープ形式や業界標準の拡張子である.aif, .mp3等を含むデジタル的にキャプチャされたファイル形式による音楽や口頭音声。
【0142】
3.ドキュメント―リッチテキストやワードドキュメント等の形式による組織化されたテキスト。
【0143】
4.イメージ―絵、像。コンピュータ上のイメージは、通常ビットマップ(ラスタグラフィック)やベクトルグラフィックで表現され、.jpg, .bmp, .tif等のファイル拡張子を含む。
【0144】
5.テキスト―クレジットを与えたり、ダイアログを表示したり、アクションを説明するテキスト形式やカラーアルファベット形式の文書の素材。
【0145】
6.ビデオ―動き、双方向性、映画、ホームビデオをシミュレートするために次々にまとめられた一連のフレーム化されたイメージであり、.avi, .m2v, .mp4等の業界のデジタル署名を含む。
【0146】
初期要素アセンブリは、単一のシンプルな効果を有する一体化された写真やたくさんの複雑で相互作用を持つ効果と一体化された写真と同じくらいシンプルである場合がある。例えば、オリジナルメディアは、図39に示すように、フェード振舞いを定義することによりフェードされる。オリジナルメディアはまた、図41に示すように、回転振舞いを定義することにより追加的に回転される。これらの例では、テンプレートは、初期要素の振舞い、相互作用、及び特性を定義するために使用される場合がある。
【0147】
シーンアセンブリ
【0148】
次の高レベルアセンブリはシーンテンプレート1208である。図18を参照すると、完成したシーンは、短い単一スレッドや最終プレゼンテーションアセンブリにおいて使用される思考をカプセル化する。シーンは、数秒くらい短い場合もあり、数分くらい長い場合もある。
【0149】
シーン振舞いは、具体的にシーン別にプログラムされるが、高レベルプレゼンテーションアセンブリにおいて再使用される場合もある。典型的なシーンテンプレートは、コードレベルインストラクションセットを介し、振舞いや特性が割り当てられる多数の初期要素を含む場合がある。シーンは、時間要素をコントロールすることを定義し、含まれる初期要素すべてに適用される特殊効果を追加する場合がある。シーンは、初期要素のすべての振舞い及び特性性能を含むが、あらゆる初期要素のための階層的包含物を定義する。
【0150】
例えば、図37において、学校基本のシーンプレゼンテーションが示されており、相互作用と、写真、学校の絵、いくつかの学校のテキスト、及びクレヨンの壁紙の背景のプレゼンテーションとをコントロールする。このシーンでは、すべての要素はローリングされてスクリーンを横断して提示されている。
【0151】
他の例として、スポーツ基本のシーンプレゼンテーションがあり、複数の写真のプレゼンテーションをコントロールする。しかし、コンテンツをローリングする替わりに、シーンは、図27に示されるように、チーム基本のロゴの背景に沿って個人の写真をスタックしている。
【0152】
図53に示される更に他の例では、アウトドアベースのシーンプレゼンテーションが、回転してスタックされた態様で示されたユーザの写真のコレクションをコントロールする。これは、シーンがどのように、お互いに関連する初期要素の優位を定義することができるかを示している。
【0153】
シーンアセンブリは、その本質が非常に複雑であることがある。シーンアセンブリは、フィールド優位、相互作用及びタイミングパラメータを定義付ける間に、プログラマチックAMOMと初期要素を混合することができる。これらのアセンブリは、完成したプレゼンテーションにプロフェッショナルな感じを与え、一貫したパフォーマンスを保障する間に、調整され、要素的振舞いが混合されることが要求される。
【0154】
プレゼンテーションアセンブリ
【0155】
次の高レベルアセンブリはプレゼンテーションテンプレート1206である。完成したプレゼンテーションはまた、シーンのように、単一のスレッドやユーザからのアイデアをカプセル化する。プレゼンテーションは典型的には3から10分の長さで、単一のストーリーや映画的効果を表す。一方、典型的なプロダクションテンプレートは、プレゼンテーションを芸術的に優れたものにする、又はユーザが典型的には利用可能でない効果とメディアを提供することでストーリーラインを向上させることにより、優れたものにする種々のストック及びサポート要素を構成する複数のプレゼンテーションサブアセンブリを含む。
【0156】
図16及び図30は、どう初期要素及びシーンがアレンジされ、完成したプレゼンテーションが形成されるかを示している。各々のケースにおいて、図は、どうプレゼンテーションが、遷移1603及び1604と共に、時間のコンテキスト1602及び相互作用するシーンのレイヤリングを定義するのかを示している。ストック要素は、オリジナルのプレゼンテーションテンプレートに定められた要素の優位に依存して、要素レイヤ上に存在する場合がある。同様に、ユーザメディアは、シーンにおけるそれらの順序と優位に従ってアレンジされる。要素はシーンと同等であり、それ故、各シーンにおいて単一‘のような’要素に限定されると伝統的に考える既存の代替品と異なり、与えられたシーンにおいて可能な要素の数には、実質的に制限はない。
【0157】
プログラムによって又はユーザによって寄与された各要素の振舞い及び特性は、テンプレートによって予め定められており、ロックされるので、ユーザによって変更されることはない。加えて、プログラム要素は、ファクタの数に依存してユーザ処理に充てられる。これは、ユーザに、はじかれたメディアを自由に所定の位置に置き換えることを許容し、もともとその位置にあったプログラムメディアに割り当てられていた振舞い及び特性であると見なされる。これは、一度要素が変更されると、タイプ、振舞い、及び特性に関するインストラクションが失われるという結果を伴う、ユーザに振舞いと特性を具体的な要素に割り当てさせる既存の代替品と異なる。
【0158】
図32を参照すると、ユーザがメディアを挿入する前のプレゼンテーションテンプレートが示されている。テンプレートは、ユーザにデフォルト情報を示すのに必要な相互作用を含んでいるが、これは図54に示されるようにユーザメディアのコンビネーションであり、完成したプレゼンテーションを形成する。プレゼンテーションは、ユーザコンテンツに特有な視覚的写真だけでなく、図55に示すようにストックやユーザが供給するテキスト情報を含む場合がある。
【0159】
プレゼンテーションアセンブリは、レンダリング出力を伴う第一レベルのアセンブリである。この出力は、mpegテレビジョン、DVD、ウェブ、及びHDTVレゾリューションのような標準的マルチメディアビデオファイルである。ソフトウェアコーディングレイヤにおいては、コンピュータクラス定義とコードはプレゼンテーションを読む、書く、提示する、レンダリングするためのメカニズムを提供する。
【0160】
プロダクションアセンブリ
【0161】
最高レベルのアセンブリは、プロダクション1202である。プロダクションは、ナビゲーション情報、選択済みプレゼンテーション、そしてCD、DVDに焼かれる又はウェブを経由して送信されるプロフェッショナルに見えるプロダクションを生み出すことが要求される他の種々のメディアを含む。他のマルチメディア要素と異なり、プロダクションテンプレートは、完成したプレゼンテーションから提供される大まかなタイミングコントロールのみを有する。
【0162】
図17は、包括的なプロダクションテンプレートはタイミング機能1702、DVDスピンアップオプション1703、そこからユーザが選択1705することができるナビゲータコントロール、そして最後に、ユーザ要求1708から再生される個別のプレゼンテーションを含むことを示している。典型的なプロダクションテンプレートは、複数の特有のナビゲータ、種々の背景、及びサポートエレメントを含む場合がある。
【0163】
図25に示される一例では、一般的なDVDナビゲーションが含まれており、個別のプレゼンテーションがピクチャフレームを介して示されている。他の例においては、図26が、異なるDVDナビゲーションシステムを示しており、テーマ構成済みの背景がナビゲータアイテムと関連付けられている。更に他の例においては、図27が、スポーツにテーマ構成されたDVDナビゲータが示されており、ユーザがコンテンツに関係する背景を挿入しストックメディアアイテムを置き換えることができる。
【0164】
ソフトウェアコーディングレイヤにおいては、コンピュータクラス定義及びコードが完成したプロダクションを読み、書き、提示し、レンダリングするメカニズムを提供する。
【0165】
プロセス組織化
【0166】
プロダクトソフトウェアコンポーネント例は、簡単に使用でき、マルチメディアオーサリングのプレゼンテーションソフトウェアであり、主題プレゼンテーションやプロダクションの観点から個別化されたユーザメディアをキャプチャし提示する。プロダクトは、プロフェッショナルにデザインされプレコードされたプレゼンテーションテンプレートを使用する方法を提供し、ユーザは、マルチメディアコンポーネントの概念的相互作用、振舞い、及びプレゼンテーションをプレビューすることができる。これらのテンプレートは、オープンスロットを含み、ユーザメディア及びコンテキスト情報がユーザの指示の下でアプリケーションにより自動的に挿入される。
【0167】
図24は、プロダクト例で使用される5つの基本ステップを示しており、最終的なマルチメディアプロダクションを生成する。これらのステップの各々は、自動的に動作する包括的なサブシステムを含む。
【0168】
第一に、ユーザが、獲得フェーズ2401において、自らの写真、ジャーナル、ビデオ、オーディオクリップ、及びその他のタイプのマルチメディアを統合する。このプロセスは、保存するだけでなく、来る世代のためにユーザのコンテキストの意味を強化、補強するような方法で行われる。
【0169】
第二に、選択フェーズ2402において、ユーザが、テーマ又はプレゼンテーションのカテゴリを決定する。プロダクトは、ユーザマルチメディアの分析におけるリサーチに基づくロジカルカテゴリを事前に定義する。図50は、“ライフイベント”タイプのプレゼンテーション可能性のコレクションを示しており、メインカテゴリ選択がユーザ5001に提示され、そして、ユーザに具体的な感情とユーザによって望まれるプレゼンテーションに焦点を合わせた多様なプレゼンテーションオプションを提供することにより改良が遂行される。図49は、バスケットボール、サッカー、ソフトボール、バレーボール等を含むスポーツ4901のカテゴリゼーションの改良で、更に、名簿、ハイライト、及びメインアスリートの、ユーザのニーズに従ったプレゼンテーションの具体的なタイプを選択することをユーザに許容するプレゼンテーション4902の改良を示している。
【0170】
第三に、ユーザは創作フェーズ2403の間に組織化を行う。使用される方法は、特殊効果、一貫性のある背景及び関連あるキャプションを定義する必要がない、ユーザが自らのマルチメディアをプレゼンテーションに配置するときにユーザを導き、自動化する、教育的で分かりやすいインターフェースを提供する。
【0171】
第四に、ユーザは、構築フェーズ2404の間に最終マルチメディアプロダクションを構築する。図52は、ユーザが、プロダクションのアセンブリを見ることを示している。ここで、最終プレゼンテーション5201は所定のDVDプロダクション5204へ‘落とされる’。ユーザは、再度、特殊効果、相互作用、及びDVDナビゲーションコネクションを供給する必要がなく、むしろ、前のステップで構築されたプレゼンテーションに簡単に接続する所定の主題プロダクションの中から簡単に選択する。
【0172】
最後に、ユーザは、焼きフェーズ2405の間に、DVDやCD−ROMのような配布可能な最終メディアを作成する。手軽に利用可能なメディアを使用し、構築方法のステップを完成することにより、ユーザは、彼ら自身や家族、及び友人を楽しませるアクセス可能なプロダクションを配布することができる。
【0173】
メディアフェーズの獲得
【0174】
このフェースでは、ユーザは、オーディオクリップ、写真、ビデオクリップ、又はドキュメントのようなメディアを集め獲得する。これらは既にデジタル形式である場合や、スキャンされAMOMプレゼンテーションセレクションに配置されるデジタルメディアに組織化される場合がある。プレゼンテーションが創作されユーザメディアが供給されたとき、自動組織化及び推定の識別がなされるため、組織化はこの段階では重要でない。
【0175】
プレゼンテーションフェーズの選択
【0176】
メディアを獲得した後、ユーザは、自らが使用したい特定のプレゼンテーションを選択する場合がある。これは、カテゴリ、テーマ、サブテーマ、そして最後にプレゼンテーションテンプレートの組織化された階層を介してユーザを導くことにより達成される。プレゼンテーションは、階層へ組織化され、カテゴリ、テーマ、及びサブテーマに位置づけられる。例えば、武力のある特定のユニットにテーマ付けされたプレゼンテーションは、次のような階層に位置づけられる場合がある:
【表1】

【0177】
ユーザが選択することができるプレゼンテーションがデザインされる場合があり、プレゼンテーションは、“軍隊”のようなユーザの興味領域を反映するデザイン要素を有する。そして、陸軍と海軍の両方に共通のマルチメディアが供給されたアプリケーションを含む。例えば、“軍隊”レベルにおけるプレゼンテーションは、歩兵隊、遊撃隊、空挺部隊のような師団に関する具体性はなく、軍隊全体を反映するデザイン要素を有するであろう。‘第308’の具体的なプレゼンテーションは、勲章、指揮官、配置の戦域のようなそのユニットに対する具体的な追加デザイン要素を含む場合がある。
【0178】
例を介して具体的なプロダクションアイデアを生み出す間に、熟考されたカテゴリゼーションの方法を使用するカテゴリ、テーマ、及びサブテーマの連続的な選択を介する誘導ナビゲーションは、粒度又は具体性に対しユーザを支援する。出力されて得られたものは、エンドユーザの興味、ニーズ、又はプロダクション要件に最適なテーマ構成済みのプレゼンテーションの選択である。
【0179】
次は、カテゴリ、サブカテゴリ、及びテーマにグループ分けされたプレゼンテーション組織例である:
カテゴリ−アクティビティ
テーマ−軍隊
サブテーマ−空軍、陸軍、湾岸警備隊、海兵隊、海軍、退役兵
テーマ−学校
サブテーマ−アクティビティ、ダンス、友人、卒業式、オフィス
テーマ−スポーツ
サブテーマ−野球、バスケットボール、フットボール、ゴルフ、サッカー
テーマ−才能
サブテーマ−芸術、バレー、クラフト、ダンス、音楽、休暇
テーマ−冒険
サブテーマ−クルーズ、テーマパーク、夏、冬、その他

カテゴリ−イベント
テーマ−アニバーサリー
サブテーマ−1周年、10周年、25周年、50周年、その他
テーマ−誕生日
サブテーマ−1歳、幼少時代、10代、大人、その他
テーマ−休暇
サブテーマ−イースター、7月4日、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマ
ス、お正月
テーマ−再会
サブテーマ−クラス、家族、友人
テーマ−結婚式
サブテーマ−婚約、花嫁/花婿、受付、ハネムーン
【0180】
ユーザは、またいつでも(ユーザのニーズにどれが最適かを決定するために次のステップで使用する)プレゼンテーションをプレビューすることを選択する場合もある。例えば、図32に示されるレガシープレゼンテーションは、ストックメディア要素(この場合、木の背景及びストックビデオの映像)を提示するフルモーションビデオプレビューをもたらし、ユーザによりカスタマイズされるマルチメディアのドロップスロットの関係のある特性と振舞いを示す。
【0181】
プレゼンテーションフェーズの創作
【0182】
このフェーズにおいては、ユーザは、自らのメディアを選択されたプレゼンテーションテンプレートに追加することによりプレゼンテーションを作成する。ユーザは、キャプションやタイトル形式のユーザメディアやコンテキストを具体的なユーザメディアスロットに挿入することによりプレゼンテーションを個別化することができる。
【0183】
プレゼンテーションフェーズに入ると、可能性があるユーザメディアは‘メディアブラウザ’ウィンドウに表示され、カラータグがアプリケーション下端のサムネイルに加えられることによりファイルタイプ(写真、イメージ、ビデオクリップ、オーディオクリップ、ドキュメント、及びテキスト)により自動的に簡単に特定される。
【0184】
ユーザは、ディレクトリやメディアコンテンツフォルダ(マネジドの写真、オーディオ及びビデオクリップ等)を選択し、アクティブ‘プレゼンテーションレイヤ’ウィンドウにフォルダ全体をドラッグして落とすことによりまたは利用可能な各プレゼンテーションスロットにイメージやテキストプレゼンテーションを配置することにより自動的にポピュレートする場合がある。例えば、図32に示される‘レガシー’プレゼンテーションテンプレートは、ユーザが、スクリプトされているが不完全なプレゼンテーションアセンブリメディアを挿入できるブランクスロットを含む。図36を参照すると、ユーザが、メディアをプレゼンテーションに配置し、最終的な配置とコントロールのため個別要素を編集することが示されている。
【0185】
このステップのプロダクトは、完成したプレゼンテーションであり、プロダクト例は、自動的にユーザメディアと所定のプレゼンテーションを一体化する。図10を参照すると、アプリケーションは、自動的にインストラクションフォルダをバックストア1002に作成し、それを選択したプレゼンテーションに関する情報でポピュレートし、ユーザの供給したメディア要素にリンクする。アプリケーションはまた、プロダクションストア1003にフォルダを形成し、ユーザによって作られたオリジナルナビゲーション選択に基づき組織化されたオリジナルユーザメディアを含む。これは、アプリケーションにプレゼンテーションのコンテンツ、コンテキスト、及び主題を‘学ぶ’または知的想定をすることを許容する。
【0186】
プロダクションフェーズの構築
【0187】
このフェーズでは、ユーザは、a)テーマ構成済みプロダクションをプレゼンテーションを創作することに似た方法で選択することにより、b)メディアブラウザからブラウジング又は選択することまたはホスト環境のディレクトリ/ファイル構造のアプリケーション外のソースから選択することにより、c)最終プロダクションにおいて使用するために完成したプレゼンテーションを選択することにより、d)現在のプロダクション及びその振舞いをプレビュー又は個別のプレゼンテーションを編集することにより、及び、e)最終改良のためにそれぞれのオブジェクトを編集することにより、プロダクションの構築を仕上げる。
【0188】
プロダクションフェーズのレンダリング/焼き/印刷
【0189】
最後に、ユーザは、最終プロダクションをDVD、CD−ROM又はウェブにレンダリングし、焼く。図23は、テンプレート2301をユーザメディア2302に一体化し、スクリーンディスプレイ2304又はDVD2305やプリンタ2306のようなストレージメディアに出力できる最終メディア2303を作成するプロセスを示している。
【0190】
システムアーキテクチャ例
【0191】
プロダクト例は、自動的方法(例えば、ウィザード、ポピュレーティングスキーム、テーマ構成済みプロセスフロー)を使用してプレゼンテーション及びプロダクション創作のプロセスを自動化する。特定の方法は、ユーザが単純に自らのメディアをローディングし正しいテーマアセンブリを選択するのと同じくらい短いものか、数百ものサブアセンブリから完全なプロダクションを構成するのと同じくらい複雑なものである。このアーキテクチャのコア方法は、初期化、コミュニケーション、及びデータ、組織化、及び自動組織化モデル(プレゼンテーション及びプロダクション)のプロセスフローに存在する。これらの要素は:(1)メディアツリーが、ディスク、メモリ、又は代替のストレージ構造である読み/書きメカニズム、(2)要素マネジメントモジュールにより提供されるコア的マネジメント及びコミュニケーション、(3)同時にロードされ、具体的な振舞いのカテゴリと関連するロード/保存/提示/編集性能の完全なカプセル化されるプラグ可能なサービスモジュール、(4)名前、表示、データ等によるデータの同時検討、である。
【0192】
図9は、先のパラグラフに記載されているように完全なプロダクションを作成するのに使用されたサブ方法とプロセスをコントロールするプレゼンテーション例の全体的なシステムアーキテクチャを示している。次のプロセスフローには、ユーザメディアがあり、メディアツリー909によって表現、及びコントロールされる。一度、テーマ及びマネジドメディアモジュール901及び907により管理されると、作業プロセスは要素階層マネジメントモジュール905に進む。作業は次のモジュール及び相互作用に割り当てられる:
【0193】
1.要素マネジメントモジュール905。このモジュールは、プレゼンテーション及び、マルチメディア要素及び派生マルチメディア要素クラスの修正をコントロールする。このモジュールは、システムにおいて他のモジュールの中心を成す。
【0194】
2.テーマ構成済みマネジメントモジュール901。このモジュールは、ローディング、テーマ分類のプレゼンテーション、及びプレゼンテーション及びプロダクションテンプレートをコントロールする。これは、Cテーマ、Cプレゼンテーション及びCプロダクションクラスを含む。
【0195】
3.マネジドメディアモジュール907。このモジュールは、ローディング、プレゼンテーション、修正、及びユーザのストレージとストックメディアをコントロールする。これは、初期要素クラスと上級要素クラスとを含んでいる。
【0196】
4.レンダリングモジュール902。このモジュールは、適用された特殊効果と共に、プレゼンテーション及びマルチメディア要素のレンダリングをコントロールする。
【0197】
5.データベースモジュール904。このモジュールは、一度、要素がシステムにより管理されると、マルチメディア情報のストレージをコントロールする。これはまた、家族/友人関係、企業組織、ユーザ共有及びモデリングプロセス、及び実行時間システムの個人的選択の定義を管理する。
【0198】
6.振舞い/特性モジュール906。このモジュールは、ローディング、修正、及び振舞いと特性の次のストレージをコントロールする。
【0199】
7.キャプチャモジュール908。ディスプレイ上の要素プレゼンテーションのレコーダとして働く。出力は、単一のマルチメディアフォーマット(mpeg)に保存される、完全に混合されたプレゼンテーション。
【0200】
8.焼きモジュール910。このモジュールは、ユーザが最終プロダクションを自分の行き先メディア上で確認できるように必要な素材と実行可能形式を焼く。焼きは、DVD、CD、及びウェブの行き先を含む。
【0201】
9.インターフェースモジュール911。これは、情報(例えば、4ページプロセスコントロール)をスクリーンに表示するモジュールである。このモジュールは、ユーザと相互作用し、サブモジュール要求を実行する。
【0202】
10.一般設定及びアップグレードモジュール920。これは、実行可能形式、関連DLL(Dynamic Link Library(ダイナミックリンクライブラリ))、及びシステムを実行するのに必要な素材をコピーする設定プログラムである場合がある。
【0203】
11.パッケージ設定及びアップグレードモジュール920。これは、パッケージ設定をコピー/統合するのみの設定プログラムである場合がある。
【0204】
12.サポートモジュール912。このモジュールは、プレゼンテーション、レンダリング及びユーザとの相互作用をサポートする多様なツールを含む場合がある。
【0205】
図24は、プロダクション創作のために必要なシステム方法を一般化するシステムと関連するシステムコントロール全体を示す。これは、獲得、選択、創作、構築、及び焼きのステップを含む。獲得ステップ2401におけるアプリケーションは、ユーザのシステムで利用可能なマルチメディアファイルとアイテムを示している。選択ステップ2401におけるアプリケーションは、ユーザに、彼らの望むプロダクションに粒度の増加(特異性)を提供する、“カテゴリ”、“テーマ”、そして“プレゼンテーション”グループから漸次選択することを許容するよう導く。創作ステップ2403により、ユーザは、第一に適切なプレゼンテーションテンプレートを選択し、次に、ユーザ個人のマルチメディア及び文脈上の情報を有する初期要素、シーンテンプレートレベルにおいて、それ(例えば、写真、イメージ、ビデオ及びオーディオ、ドキュメント、及びテキストメディア)をポピュレートし、“プレゼンテーション”を作成することにより、簡単にプロダクションを構築することができる。構築ステップ2404におけるアプリケーションは、ユーザを同様の方法によりプレゼンテーションタイプ(イントロダクション、メイン、クレジット、及びナビゲータ)を使用しプレゼンテーションをつなぎ、“プロダクション”となるよう導く。最後に、焼きステップ2405で、ユーザは、最終プレゼンテーション及びプロダクションをレンダリングし、マルチメディアファイル、CD−ROM、DVD、プリント、又は他の適当な配信可能メディアにする。
【0206】
システムプロセスモデルの各ステップは自動化でき、‘ウィザード’のようなサブコンポーネントに分割でき、又はメディアプレゼンテーション及びプロダクションが改良及び洗練される上級モードに漸次させることができる。
【0207】
マルチメディアパッケージと関連するデータ構成及び階層マネジメント方法はコンポーネント定義により処理される。ここで、図15を参照すると、パッケージコンポーネント1501はシステムデータコントロール全体を処理する。このコンポーネントはまた、必須データコンポーネントを提供することによりアプリケーションのアスペクトを組織的に配置する。この方法で、システムはデータ要求に応答し、又はシステムは‘データ駆動’となる。
【0208】
テーマツリーコンポーネント1502は、ユーザにアクセス可能なテーマカテゴリ、サブカテゴリ、コンテンツ、プレゼンテーション、及びプロダクションテンプレートを定義する。アプリケーションコンポーネント1503は、実行可能形式、サポートDLL及びライブラリ、及びシステムを作動させるのに必要なライセンスファイルを定義する。データベースコンポーネント1504は、プレゼンテーションやプロダクションに保存されているマルチメディア要素、及びユーザにより管理されるメディアを管理する。サーバメディアコンポーネント1505は、システム内で可視な、定義されたマルチメディア初期要素を定義する。クライアントメディアコンポーネント1506は、システム内で可視なユーザマルチメディア初期要素を定義する。
【0209】
パッケージは、多数プラグ可能なコンポーネントを含む。これは、コンポーネント定義が、共通の基礎を成すマルチメディア要素、プレゼンテーションテンプレート及びプロダクションテンプレートを含む場合があることを意味する。
【0210】
マルチメディアオブジェクトマネジメントモジュール
【0211】
マルチメディアオブジェクトマネジメントモジュールは、プレゼンテーション、及びマルチメディア要素及び派生マルチメディア要素図クラスの修正をコントロールする。
【0212】
このモジュールと関連するコアの方法は、クラス階層及び入力/出力プロトコルと関係する。図3を参照すると、基礎的要素クラス301が、初期マルチメディアオブジェクトの基礎的特性と振舞いを定義している。システムアセンブリは、階層と2つの組織的要素を含むプロトコルプロセスに忠実である。第一に、クラス階層はクラスの構造的組織を定義する。基礎的要素は、コアの振舞い及び特性を定義する。上級要素は、階層包含物を追加する。そして、パッケージ要素は‘データからメディア要素’プッシュモデルを提供する。第二に、入力/出力プロトコルが、クラスオブジェクトの入力/出力または要求/充足ダイナミクスを定義する。基礎的要素は、プレゼンテーション及び相互作用の動作方法を提供する。上級要素は、タイミングコントロール及びメディアマネジメントを追加し、パッケージ要素は、カテゴリゼーションと高レベルプロダクション包含物を定義する。
【0213】
パッケージは、要素初期化を提供し、システムアプリケーションに対する情報をコントロールする。パッケージは、グローバルテーマツリー、関連アプリケーション、基礎を成すデータベース、及びサーバ及びクライアントメディアコンポーネントを定義する。
【0214】
各コンポーネントは、ユーザによりアクセス可能であるか、ウェブ、CD,DVD、又はディスクに保存されるデータアイテム(マルチメディア、実行可能形式、データベース等)を定義する。例えば、次のXML実装コードは、プロダクトリリースと関連するパッケージアセンブリの一部を示しており、このパッケージは、複数のコンポーネントサブアセンブリを含んでいる。
【表2】

【0215】
基礎要素
【0216】
基礎要素:オーディオ、ドキュメント、イメージ、テキスト及びビデオを含む。これらオブジェクトは、オペレーションシステムの具体的なファイル(.txt, png, .mpg等)と内部的マネジドマルチメディアアイテムとの間の基礎的関連を処理する。
【0217】
このクラス階層と関連するコアの方法は、構造的組織化であり、方法のキーとなる組の定義は、次を含む:読み書き、レンダリング及びキャプチャリング、プレゼンテーション及びインターフェース。要素分類は、内部ドライバ、インタープリタ、及びマルチメディアファイルフォーマットに依存するオペレーティングシステムの具体的なタイプを動的(Dynamically)にカテゴライズし提示するカプセル化方法を含む。例えば、SMGImageElement(SMGイメージ要素)クラスは、.png, tiff, bmp, jpgを含む多くの写真イメージフォーマットのタイプを認識する。派生オブジェクトは、基本的方法の実装か、それ自体が使用するオーバーライド機能を使用する。
【0218】
ここで、図6を参照すると、基礎的振舞い及び特性の属性に加えて、基礎的要素が1つのサブグラフ602と、一以上の効果603を含む。この実装は、要素のタイプとプログラマが要素オブジェクトを追加することを望む所望の機能に依存する。
【0219】
次の部分的クラス定義は、SMGElement(SMG要素)、SMGImageElement、及びSMGTextElement(SMGテキスト要素)クラスのC++実装によるこのインターフェースを示している(ここで、‘バーチャル’宣言は、派生クラスにそのモジュール用に機能的インターフェースを置き換えることを許容する):
【表3】

【0220】
上級要素
【0221】
上級要素は次を含む:シーン、プレゼンテーション、ナビゲータ、及びプロダクション。これらのオブジェクトは、次の方法を基礎的SMGElement定義に追加する:ディレクトリマネジメント(親/子 関係)、タイミング要素コントロール(開始時間、終了時間)、初期要素定義の自動ポピュレーション、及びナビゲーションコントロール。
【0222】
これらの構成物は、オペレーティングシステム相当のものを持たないが、むしろ、初期又は他の上級要素の組織化及びマネジメントを許容する複合オブジェクトを有する。各上級要素は、分散または再利用できる態様で定義及び作動される場合がある。
【0223】
図7を参照すると、基礎的振舞い及び特性の属性に加え、上級要素(シーンでのカプセル化)は、1つのサブグラフ704、一以上の初期要素又はシーン702、及び一以上の効果705を含む。この実装は、要素のタイプ及びプログラマが上級要素オブジェクトに追加することを望む所望の機能に依存する。
【0224】
次の部分的クラス定義は、SMGElement, SMGSceneElement(SMGシーン要素),及びSMGProductionElement(SMGプロダクション要素)クラスのC++実装によるこのインターフェースを示している(ここで、‘バーチャル’宣言は、派生クラスにそのモジュール用に機能的インターフェースを置き換えることを許容する):
【表4】

【0225】
プロダクト例は、プレゼンテーション及びプロダクションテンプレートを解して作成可能なコンテンツスロットを一体化し埋めるための多様なアルゴリズムを提供する。これらのアルゴリズムは、このセクションで後に説明される振舞い/特性モジュールによりコントロールされる。
【0226】
パッケージ要素
【0227】
パッケージ要素は次を含む:ファイル、ディレクトリ、テーマ、コンポーネント、及びパッケージ。これらのオブジェクトは、次の方法を基礎的SMGElementクラス定義に追加する:システム組織化及びコントロール、関連プレゼンテーション及びプロダクションモジュールへの事前定義済みのユーザアクセス、及び最終プロダクション出力コントロール。
【0228】
ファイル及びディレクトリアイテムは、オペレーティングシステム相当のものを持たないが、テーマ、コンポーネント、及びパッケージ構成物は、具体的なマルチメディア及びアプリケーションアイテムの組織化及びマネジメントを許容する複合オブジェクトを有する。パッケージ要素は、プラグ可能な強力なコンポーネント方法論(意味、コンポーネントが一以上のパッケージにプラグできる)を追加する。
【0229】
次の部分的クラス定義は、SMGElement、SMGDirectory(SMGディレクトリ)、及びSMGCompoment(SMGコンポーネント)のC++実装によるこのインターフェースを示している(ここで、‘バーチャル’宣言は、派生クラスにそのモジュール用に機能的インターフェースを置き換えることを許容する):
【表5】

【0230】
サポート要素
【0231】
ただ1つのサポート要素がある:ExtendedInfo(エクステンディドインフォ)。このオブジェクトは、データベース特有の情報:キャプション、写真が撮られた日付、要素表示等を読む、修正する、及び書く能力を追加する。
【0232】
次の部分的クラス定義は、SMGElement、SMGTextElement(SMGテキスト要素)、及びSMGExtendedInfoクラスのC++実装によるこのインターフェースを示している。
【表6】

【0233】
テーママネジメント
【0234】
テーマカテゴリゼーション及びプレゼンテーションはNレベルツリーにより処理される。図13は、データベース及びテーマツリー組織を含めてルートテーママネジメントモジュールを示しており、サブコンポーネントアセンブリが、カテゴリゼーション1303、サブカテゴリゼーション1304、テーマ1305、及び最後に、関連するストックメディアを有するプレゼンテーションプロダクションのコレクション1306を含む。
【0235】
テーマツリー1303は、最も高いレベルのテーマ定義である。このテーマツリーは、主要なカテゴリと一般的プレゼンテーション、ナビゲータ、及びシステムで使用される一般的ストックメディアを定義する。カテゴリ1304は、テーマアイテムの広いカテゴリゼーションを提供する。カテゴリは、サブカテゴリ及び更に具体的なテーマのプレゼンテーション、プロダクション、及びストックメディアに対する階層的ディレクトリ構造としての役目を務める。サブカテゴリ1305は、親カテゴリに基づいた狭いカテゴリゼーションである。サブカテゴリは、親カテゴリクラスと同様であるが、追加のサブカテゴリ構造というよりはむしろテーマ構造を含む。テーマは、ストックメディア、ナビゲータ、及び休暇、アクティビティ等の具体的なコンセプトと関連するプレゼンテーションを含む。データベースストレージ1302は、メディアが多様なモデルに並べ替えられ見られることを許容する。基礎を成すデータは、オリジナルの実施、そして、次に基づく多様なビュー及びモデルを有する:1)ユーザが見るカテゴリゼーション及びハイレベルビュー、2)解像度、フォーマットタイプ、クライアントサーバメディアフラグメンテーションのような所望の出力タイプ、3)カプセル化やメディアタイプのような特定のデリバリシステムに適当な最適化。
【0236】
テーマツリー
【0237】
プロダクションテンプレート、ナビゲータテンプレート、プレゼンテーション、シーン、及びシーンアセンブリ(例えば、マルチメディア要素の一体化)は、メーカによりプロフェッショナルに作成され、テーマに基づいてカテゴライズされる。例えば、図11は、サンプルテーマ階層(カテゴリ1103からサブカテゴリ1105そしてテーマ1106組織に進む)及びメーカがクルーズ産業に対して創作する可能性がある関連プレゼンテーション1104を示す。
【0238】
前図に示されたこの組織に対する基礎を成すシステムテーマツリー構造は、次の組織によって表示される:
【表7】

【0239】
テーマ組織は、ユーザにマルチメディアコンテンツを管理させ、彼らのマルチメディアをテーマ構成済みプレゼンテーション及びプロダクションに配置させることを許容する。システム例は、ユーザをツリーの一部に注目させることにより、テーママネジメントを使用して当該配置をコントロールし、プレゼンテーション及びプロダクションテンプレートへのアクセスを見る。どんな与えられた時間においても、ツリーの3レベルまでは見られる場合がある。図49は、バスケットボール、サッカー、ホッケー、フットボール等のスポーツテーマ4901を含むスポーツ産業のためのサンプル階層構造、及び最後に、ユーザに具体的な背景及び彼らが獲得するメディアのタイプによるプレゼンテーションを提示することを許容するプレゼンテーション4902を示す。
【0240】
テーマ組織のタイプは制限がない。モード、バーチャルリアリティ、映画等の抽象的なコンセプト及びプレゼンテーションコンセプトは、追加のテーマツリー組織のために許される。
【0241】
テーママネジメントに関連する方法は、グローバルにアクセス可能なテーマツリーに働くシンプルツリー横断、挿入及び削除メカニズムである。
【0242】
パッケージ
【0243】
テーマツリーコンポーネントは、カテゴリ階層及びユーザに可視な関連プレゼンテーション及びプロダクションテンプレートを定義する。図15のアイテム1502は、カテゴリ、サブカテゴリ、及びテーマを含むテーマツリーアセンブリを示しており、テーマ階層の実装は、実行コードを介して達成される。例えば、次のコンポーネントは、XML階層構成物を使用するデモ用のテーマコンテンツを表現する。
【表8】

【0244】
マネジドメディア
【0245】
マネジドメディアは、テーママネジメントと同様の構成物を有するが、事前に定義付けられたメーカの創作したメディアというよりむしろユーザメディアを管理する。図10は、データベース1002及びメディアツリー組織1006と共にルートマネジメントモジュール1001を示す。プロダクションストア1006は、最も高いメディアテーマ定義を提供する。プロダクションストアは、テーマツリーのようなメジャーカテゴリを定義するが、(出力解像度、デフォルト言語等に基づく)プロダクション及びプロダクションサブアセンブリのみを保存する。バッキングストア1002は、メディアストレージ(プロダクション及びサブプロダクションを除く)のためのコアの方法論を含む。バッキングストアアーキテクチャは、メディアの年−月−日−時間スタンプに頼る。データベースストレージ1010は、テーマ階層、(年代順配列、人及び表示、位置のコンテンツ等に基づく)代替の分類に関連するデータベースを含む。データベース記録は、プロダクションストア又はバッキングストアディレクトリの何れかにおけるメディア及びプロダクションファイルを指すが、多様な観点でユーザによって見られる。
【0246】
メディアツリー
【0247】
一度ユーザのコンテンツメディアがプレゼンテーション及びプロダクションにおいて使用されると、それはシステムにより管理される。マネジメント構造は、オリジナルのメディアアイテムへの参照を含み、多様な方法に、アイテムのカテゴライズ及び表示を許容し、データベースに複数の参照/リンクカテゴリゼーションを保存する。これらのカテゴリゼーション技術は、名前、テーマカテゴリゼーション及び階層、年代順配列、コンテンツ表示、家族又は企業関係、スミソニアンスタイルカタログシステム又は未加工のフォームによって見られることを含む。
【0248】
メディア要素のためのバックエンドストレージが、年/月/日分類アルゴリズムにより行われる。例えば次は、一組のプレゼンテーションアイテムの部分的組織を示す。
【表9】

【0249】
メディア暗号化及びセキュリティ
【0250】
プロダクト例は、初期要素レベルに始まりプレゼンテーション及びプロダクションレベルを通してアセンブリ階層のすべてのレベルにセキュリティ機能を追加する。例えば、個別の写真要素は、内部的にロックされ、それにより下流のユーザは個別の写真コンテンツをアンロック、置き換え、修正することができない。この機能はまた、シーンに使用され、又は完成したプレゼンテーション及びプロダクションにさえ使用される。
【0251】
セキュリティは、クライアント/サーバ暗号化キー方法を介して実施され、要素の“振舞い及びプレゼンテーション”の観点が暗号化キーによって守られる。メーカは、暗号化キーコンフィグレーションを維持し、マネジドメディアコンポーネントと共にキーの一部を埋め込み、そしてパッケージ及びコンポーネントを出荷する際、暗号化アンロックコンポーネントを出荷する。
【0252】
メディア共有
【0253】
メディア共有は、‘バーチャルリンク’を介して達成される。これらのリンクは、データベース及び上述の‘年−月−日−時間’メディアツリー組織におけるポイントトゥメディアによって維持される。初期及びシーンメディアコンポーネントは、ユーザによって最も一般的に共有される典型的なものである。共有モデルは、次の共有特権を含む:
【表10】

【0254】
更に、次の企業組織共有特権が存在する:
【表11】

【0255】
ストック及び具体的メディア
【0256】
ストック及び具体的メディアは、基礎的サーバセコイアMGディレクトリに含まれる。これは、アプリケーションのプレゼンテーションの間で使用されるどんな具体的なストック写真、イメージ、ビデオ及びオーディオクリップ、ドキュメント、またはテキストファイルも含む。ユーザは、プレゼンテーションの既定のストックメディア要素を、ストックメディアアクセスを使用して彼らが指定するメディアと置き換え、創作することができる。
【0257】
メディアツリーは、パッケージ実装内で定義される。図15のアイテム1505及び1506は、どのようにこのセクション内の先で使用された一般的カテゴリ、サブテーマ及びテーマ構成物との関係でサーバメディア及びクライアントメディアが保存されるのかが示されている。例えば、次は、XML階層構成物の観点から、クライアントとサーバメディアコンポーネントロケーションの双方について表現したものである:
【表12】

【0258】
クライアント及びサーバコンポーネントは、一又は多数のルートロケーションを定義することができ、そこにメディアが配置される。ルート要素はパッケージ内に与えられた定義の各々を管理し、マルチメディアファイル及びプロダクションの階層ツリーを定義する。
【0259】
インターフェースモジュール
【0260】
インターフェースモジュールは、高レベルプレゼンテーション、編集、及びメディア要素のコントロールを処理する。メディアは、上述した一般的な4つのステッププロセスにおいて説明した一般的プロセス方法の1つを介して提示される。
【0261】
プレゼンテーション及びオーサリングソフトウェアは、顧客に、彼らのコンテンツをデジタル的に‘フレーム’することを許容する。ハルマークが美しく効果的なカードコレクションと関連するとき、ソフトウェアプロダクトは、美しい効果的なバックドロップ及びプレゼンテーションを創作する場合があり、顧客は、自らの考え、理想、及び感情を反映することができる。プレゼンテーション、プロダクション、及びコア初期要素は、アーキテクチャ内で多様なサブシステムを使用して提示及び編集される。初期マルチメディアオブジェクト編集は、シンプルダイアログインターフェースにより処理される。図56を参照すると、ビデオマルチメディア用のインターフェースが示されており、ユーザに、ビデオ名、プレゼンテーションのコントロール中に使用する開始及び終了時間、及びユーザの注目の領域(ビデオに対する焦点)を編集することを許容する。
【0262】
要素パレット
【0263】
システム例は、ユーザ及びプロダクション素材上に“カラーコード化”メディアスタンプを提供することによりユーザ相互作用を単純化する。カラーコードは、オーディオクリップ、イメージ、写真、ビデオクリップ、ドキュメント、及びキャプション及びユーザメディアと供給されたプレゼンテーション間において提供されたフィードバックに採用される。図8は、プレゼンテーション創作及びマルチメディアプレゼンテーションの階層レベルと関連するカラー包含物を示す。特に、オーディオ801、ドキュメント及びテキスト803、写真805、及びビデオ807のような初期要素は、ユーザが創作プロセスにおいて簡単に特定できる明確な色を有する。加えて、テーマ802、プレゼンテーション804、及びナビゲータ806のような上級階層はまた、直ちにコンテキストおよびマルチメディアプレゼンテーションの性質を特定できるカラーコンビネーションを提供する。
【0264】
カラーコーディネーションは、メディアを提示するとき、不完全なプレゼンテーション及びプロダクションを示すとき、及びユーザがメディアアイテムと要求されたプレゼンテーションアイテムを調和させる際、に使用される。例えば、次のダイアグラムは、ページ下端に配置されたプレゼンテーションレイアウトにおける出力ページ及び空のメディアスロット左部分のユーザメディアを示している。図21は、レガシーテーマのプレゼンテーションと関連するユーザインターフェースを示している。最初のプレゼンテーションレイアウト2104は、複数のブランク、又は空の写真スロットを示しており、ユーザは素材を寄与する。図22は、レイアウト2204を示しており、メディアが一回マッチングブランクスロットエントリーにドロップされていることが示されている。ユーザは、未加工のメディアカラーアイテム(写真、ビデオクリップ、オーディオクリップ、テキスト)をプレゼンテーション中の調和する空のメディアスロットを調和させ、プロダクション用に準備済みの埋められた完成したプレゼンテーションを作成する。
【0265】
上述の例では、プレゼンテーションは1つのオーディオ要素(緑)、4つののイメージ/写真要素(青)、1つのビデオ要素(シアン)、及び6つのキャプション要素を要求する。可視なユーザメディアは、19の写真(青)アイテムを構成する。
【0266】
テーマ、マネジドメディア及びユーザメディアツリー
【0267】
ツリーメディアは、プロダクト例によって管理される:テーマツリー、サーバメディアツリー、及びユーザメディアツリー。これらのツリーのプレゼンテーションは、アプリケーションにおける多様な時間で許容され、典型的には、‘ディレクトリファイル’又は‘フラットファイル’タイプインターフェースの何れも含む。
【0268】
メディアプレゼンテーションは、トゥルールート、ルート、及び現在のツリー要素を含むグローバルツリーポインタにより管理される、例えば、図13は、テーマツリールート1303、第一サブカテゴリ1304、及び第一レベルプレゼンテーション1306に基づいて、どのようにメディアツリーがレイアウトポインタを含むかが示されている。ポインタは、ルート、現在は可視なルート、及び現在のプレゼンテーションからのユーザコンテキストを維持する。
【0269】
プレゼンテーションモジュール
【0270】
プレゼンテーションモジュールは、スクリーンへのイメージ、ビデオ、オーディオ、及びテキスト情報をレンダリングし、最終的に、これらの入力をウェブ、DVD、CD、ディスク、及び他のコンピュータマルチメディアアクセスツールでの使用のために出力プレゼンテーションに混合する。レンダリングエンジンは、オペレーティングシステム又はプレゼンテーション及びプロダクションを最終的なデリバリアイテムにレンダリングし、提示し、焼く、特殊化されたソフトウェアコンポーネントを使用する。
【0271】
レンダリングコントロールモジュールは、多様なタイプのマルチメディア及び多様な特殊効果用の階層タイミング構造、3次元プレゼンテーションスペース、及びコントロール及び相互作用レンダリングコンポーネントを定義する複雑なシステムである。このモジュールのコアの方法は、‘現実時間’フレームワークにおける実行時間においてマルチメディアコンポーネントを‘混合’し、典型的なレンダリング/焼きオペレーションを短縮する。
【0272】
データベースモジュール
【0273】
データベースモジュールは、プレゼンテーションにおいて使用される素材を収集及び組織化する。素材は次を含む:オーディオ、ビデオ、イメージ、テキスト及びドキュメント要素。これらの要素は、シーン及びプレゼンテーションを含む高いレベルの組織に収集される。素材は、5つの重要な方法を有する:(1)名前、表示、日付、及びロケーション等の静的な情報が一般的マルチメディア素材に結び付けられる、(2)素材は、プレゼンテーションに特有の振舞い及び特性要素を定義するプレゼンテーションに追加される、(3)基礎を成すマルチメディア要素(これは、名前、日付、ロケーション、表示、カテゴリコンテキスト、及び動的(dinamically)に創作され使用される他のビューを含む)へのビュー、(4)メディアが実際に保存される(内部方法が、未加工データ及び最終プレゼンテーション及びプロダクションを含む適切な配信システムを決定する。これは、ローカルシステムに存在するデータ、近い領域コミュニケーションとシステムデータベースを有するストレージ、顧客が居住する国及び世界を通じてインターネット接続可能なロケーションのコンビネーションである場合がある。)、そして(5)ユーザ追跡、展示、ライセンス、及びセキュリティと共にマルチメディアアイテム及びプロダクションの利用可能性を保障する自動車部品の組み立てシステムと同様の内部検査及びインベントリシステム。
【0274】
データベースはまた、カテゴリ情報、パーソナルプロファイル、及びプロダクトの事業レベルディションの開発を助けるパーソナルデータを含む。図19を参照すると、データベースコントロールは、サーバメディア情報1901、クライアントメディア情報1902、人1903、結婚1904、及び家族1905関係と共に存在する。
【0275】
この情報のメインの焦点は、家族(又は近い関係)及び友人関係(レイヤ化された関係)を追加する。そしてマルチメディア素材(写真、ビデオ、オーディオテープ)が、未加工フォームで、友人、家族、及び同僚と共有される。又は、構築プレゼンテーション及びプロダクションが同様の態様で共有される。次のダイアグラムは、データベースコントロールと関連する方法の組を示す:
【表13】

【0276】
パッケージ実装
【0277】
データベースアクセスは、パッケージ実装内で定義される。図15のアイテム1504は、パッケージ内のデータベースコンポーネントの関係が、データベースモジュールで始まり、サーバメディア、クライアントメディア、人、結婚、及び家族モジュールへとコントロールが進められることを示している。例えば、次は、クライアント及びサーバデータベースロケーションの双方を表現する:
【表14】

【0278】
振舞い/特性宣言モジュール
【0279】
プロダクト例は、振舞い及び特性を、初期及び上級テンプレートと結び付けるが、オリジナルメディアとは結び付けない。オリジナルメディアは、メディアと結び付けられる特性ではなくて、単に、サブアセンブリと関連する入力ファクタの1つになる。これは、ユーザメディアの単純な置き換えのために許され、プレゼンテーションの構造及び構成全体は影響を受けない。
【0280】
振舞い/特性階層の実装は、3つの構造的モデル及び関連方法を介して達成され、レンダリングコンポーネント、属性コンポーネント、及び効果コンポーネントを含む。
【0281】
レンダリングモジュールは、環境及び行き先特有のレンダリング機能を提供し、そしてユーザは、メディア及びプレゼンテーションをプレビューすることができ、後の使用のためにプレゼンテーションをキャプチャし、又は具体的な出力メディアへプレゼンテーションを焼くことができる。属性コンポーネントは、特定のメディアアイテムと関連するコアの実行時間の詳細を定義する。効果コンポーネントは、マルチメディアオブジェクトのレンダリングコンポーネントを処理する実行時間効果を定義する。このモジュールは、時間とカプセル化されているシーン、プレゼンテーション、又はプロダクションと関連する混合アルゴリズムに基づく上級マトリックス及びメーカの計算と共に標準3次元グラフィックアルゴリズムを使用する。
【0282】
キャプチャモジュール
【0283】
キャプチャモジュールは、上述するように、機能性においてレンダリングモジュールと同様であるが、出力メディアは実行時間混合モデルでなく(プレビューされたプレゼンテーション及びプロダクションにはよくあることだが)、単一のマルチメディアファイル(例えば、mpeg, avi)である。キャプチャモジュールは、ビットマップ、質感、プレゼンテーションスペース、表面などの多様な入力ドームを採る変換ドライバを含み、それらのフォーマットを、MGEG(Moving Pictures Expert Group)やウィンドウズオーディオビデオインターリーブド(Windows Audio Video Interleaved)(AVI))フォーマットのような一貫性のあるフォーマットに変換する。
【0284】
図14を参照すると、どうキャプチャコントロールが混合メディア、フレームバイフレームを分析するか、及び業界標準エンコーディングへの出力をキャプチャするか、を示している。
【0285】
焼きモジュール
【0286】
焼きモジュールは、基礎を成すマルチメディア要素と共に個別のプロダクション及びプレゼンテーションを取得し、多様なメディアに焼く。図23は、出力ハンドラをコントロールすることによりどう最終プレゼンテーション及びプロダクションエンコーディングが解釈されるかが示されている。この最終プレゼンテーション及びプロダクションエンコーディングは、出力のスクリーンディスプレイバージョン2304、DVD及びCD−ROMバージョン2305、又はプリンタ2306をエンコードするか否かを決定する。
【0287】
焼きモジュールは、パッケージアイテム情報を使用し、CD、DVD、プリンタ、又はウェブ、又は他の出力メディアに出力されるコンテンツメディアのロケーション及びタイプを決定する。焼きモジュールは、行き先のタイプに従って適切なオブジェクト方法を動的(dynamically)にロードする。
【0288】
一般的インストール及びアップグレードモジュール
【0289】
システム例はインストールプログラムを使用し、アプリケーション、要求されたDLL、及び関連アプリケーションファイルをエンドユーザのコンピュータ、埋め込みデバイス、又はメディアデバイスにコピーする。次のディレクトリが創作され、そして次のアプリケーション及びファイルがコピーされる:
【表15】

【0290】
どんな特定のインストールの正確なコンテンツも、パッケージパラメータに依存する。例えば、不動産、ダイレクトマーケティング、及び一般的使用マーケットのためのインストールドライバは、すべてではなくいくつかのパッケージ情報を共有する3つの異なるパッケージによって処理される。
【0291】
パッケージインストール及びアップデートモジュール
【0292】
パッケージインストールは一般的なインストールと同様の方法で処理されるが、典型的には、関連暗号化及び共有権を伴いテーマツリー階層のみを含む。パッケージインストールは、次のプロトコルに従ってインストールする:(1)もし、コンテンツメディアが、パッケージコンポーネント用にまだ存在していない場合、コンテンツは適切なデータベース及びメディアツリーに追加される、(2)もし、コンテンツメディアが既に存在する場合、パッケージは、最新バージョンを行き先ハードウェア/ソフトウェアコンフィグレーションにインストールする、そして(3)もし、コンテンツメディアが既に存在しそれが更に最近の場合、パッケージインストールが無視される。
【0293】
サポートモジュール
【0294】
サポートモジュールは、多様なソフトウェアコンポーネントを含み、他のモジュールをサポートする。このモジュール内に供給されているのは、システム診断、エラーハンドリング、ヘルプマネジメント、ブランディング、及びユーザ情報及び好みのコンポーネントである。
【0295】
システム診断
【0296】
システム診断は、デバッグサポートコンポーネントにより処理される。このコンポーネントは、コード適用範囲をテストするため、メモリ及びシステム配置エラーのチェックのため、そしてモジュールバイモジュール診断を作動させるため、使用される、次の診断レベルが定義される:
【表16】

【0297】
ヘルプマネジメント
【0298】
ヘルプは、ヘルプマネジメントサポートコンポーネントにより処理される。このコンポーネントは、要求されたシステム粒度に基づき、多様なレベルのヘルプを許容する。次のヘルプ情報が利用可能である:
【表17】

【0299】
ブランディング
【0300】
ブランディングモジュールは、顧客にアプリケーションのプレゼンテーション及び相互作用を根本的に改造することを許容する。その改造は、一般的及びサブアーキテクチャデザインは変更しないものの、アプリケーションに対しマーケット特有のコンテキストを提示する。ブランディング機能は次を含む:1)フォントのタイプ、サイズ及び色、2)背景の色及びイメージ、3)アプリケーションユーザインターフェースレイアウト及び相互作用、及び4)サムネイルイメージ及びプレゼンテーションサイズのようなメディアプレゼンテーションアイテム。
【0301】
ユーザ情報及び好み
【0302】
最終サポートモジュールは、ユーザ情報及び好みである。このモジュールは、基礎を成すハードウェア及びシステム情報を使用し、属性及びユーザの好みを決定する。
【0303】
参照実装
【0304】
一般的アーキテクチャ
【0305】
マルチメディアの振舞い、特性、及びレンダリング要求を処理する特有のXML定義が設計されている。このドキュメンテーションは、上述のアーキテクチャ及び方法のXMLサンプル実装を表示する。
【0306】
XSD例の定義は、ワールドワイドウェブコンソーシアム(World Wide Web Consortium(W3C))により設定された標準の組を固守する場合があり、XML定義言語に拡張しマルチメディアの振舞い及び特性を含む場合がある。XSD定義において、次の主要なコンポーネントが含まれる:(1)コアの定数、変数、及び基礎的クラス定義、(2)初期要素、(3)シーン要素、(4)複合要素、(5)特殊効果要素、(6)上級特殊効果要素、(7)データ要素、(8)メディアデータ要素、(9)プロパティディスクリプタ、及び(10)要求。下記に記載されるのは、プログラムオブジェクトと関連する要素的振舞い及び特性である。各セクションは次を含む:1)一般的要素記述、2)要素及び関連属性の記述、3)要素の使用を示すサンプルxml snippet、そして最後に、4)技術的XDSスキーマ定義、である。
【0307】
コア要素及び定数
【0308】
定数
【0309】
次のXML定数はセコイアMGにより定義される。
【表18−1】


【表18−2】

【0310】
メディア要素
【0311】
C要素コンプレクスXSDタイプは、オーディオレンダリング、イメージ、テキスト、及びビデオのようなマルチメディア素材の基礎的振舞い及び特性を定義する。それはまた、SMG、つまり要素基本XMLタグ及び派生レンダリングタイプタグのためにクラステンプレートとして使用される。
【0312】
特殊効果
【0313】
C効果コンプレクスXSDタイプは、効果実装のために基礎的時間情報を提供する。これは、SMG、つまり効果基本XMLタグ及び派生特殊効果タイプタグのためのクラステンプレートとして使用される。
【0314】
ファイルデータ要素
【0315】
CデータコンプレクスXSDタイプは、ファイル実装のタイプのために基礎的情報を提供する。これは、SMG:データベースXMLタグ及び派生データタイプタグのためのクラステンプレートとして使用される。下記のディスカッションにおいて、各タグは、属性テーブル、例タグ、及びXMLスキーマの順で記述される。
【0316】
初期メディア要素
【0317】
初期メディア要素は、基礎的<Element>(<要素>)クラスの属性を引き継ぎ、典型的に1つの<Render>(<レンダリング>)タグを含み、そして、1つ又は多数の<Effect>(<効果>)タグを含むことができる。初期要素は、マルチメディアアイテムのコア定義を含むが、いかなるシーンタイムコントロール(例えば、ノーチャイルド要素)も有さない。定義は、オーディオ、イメージ、テキスト、及びビデオ初期要素のために提供される。
【0318】
<Element>タグ
【0319】
次の標準属性は、派生要素タグに適用する:
【表19−1】

【表19−2】

【0320】
要素タグは直接的に使用されず、むしろ、サブクラスXMLタグは、要素属性と共に使用されなければならない。次は、イメージ要素の宣言例を示す:
【表20】

【0321】
XMLスキーマ定義
【表21】

【0322】
<Render>タグ
【0323】
<Render>タグは、基礎的ディスプレイ及びマルチメディア素材のレンダリング振舞いを定義する。次の標準属性はすべてのレンダリングタグに適用する。
【表22−1】


【表22−2】


【表22−3】

【表22−4】

【表22−5】


【表22−6】

【0324】
レンダリングタグは直接的には使用されない。むしろ、サブクラスXMLタグは、レンダリング属性と共に使用されなければならない。次は、イメージ要素と共に使用されるレンダリング属性の宣言例を示す:
【表23】

【0325】
XMLスキーマ定義
【表24】

【0326】
<Audio>タグ
【0327】
<Audio>(<オーディオ>)は、属性とオーディオディスプレイ要素の振舞いを特定するのに使用される。認識されたオーディオタイプの組の例は、wav, mpa, mp2, mp3, au, aif, aiff, snd, mid, midi, rmi, 及びm3uフォーマットを含む。オーディオ要素は、可視の表現は有さず、むしろ、プレゼンテーションのプレゼンテーション中にオーディオファイルを実行させる。
【0328】
<Audio>タグは、基本<Element>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Audio>タグはまた、次の追加属性だけでなく基本<Render>タグの属性を引き継ぐ:
【表25】

【0329】
<Audio>タグはオーディオ要素のレンダリングをコントロールするのに使用される。
【表26】

【0330】
XMLスキーマ定義
【表27】

【0331】
<Image>タグ
【0332】
<Image>(<イメージ>)は、属性及びイメージディスプレイ要素の振舞いを特定するのに使用される。認識されたイメージタイプの組の例は、bmp, gif, jpg, png, 及びtiffフォーマットを含む。<Image>タグは基本<Element>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Image>タグは次の追加属性だけでなく基本<Render>タグの属性を引き継ぐ:
【表28】

【0333】
<Image>タグはイメージ要素のレンダリングをコントロールするのに使用される。
【表29】

【0334】
XMLスキーマ定義
【表30】

【0335】
<Text>タグ
【0336】
<Text>は、属性及びテキストディスプレイ要素の振舞いを特定するのに使用される。認識されたテキストタイプの組の例は、txt及びxmlを含む。<Text>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Element>タグの属性を引き継ぐ:
【表31】

【0337】
<Text>(<テキスト>)タグは、次の追加属性だけでなく基本<Render>タグの属性を引き継ぐ:
【表32】

【0338】
次の例は、<Text>タグが、テキスト要素のレンダリングをコントロールするのに使用される場合があることを示している:
【表33】

【0339】
XMLスキーマ定義
【表34】

【0340】
<Video>(<ビデオ>)タグ
【0341】
<Video>は、属性及びビデオディスプレイ要素の振舞いを特定するのに使用される。認識されたビデオの組の例は、avi, mov, mpg, mpeg, mlv,及びm2vフォーマットを含む。<Video>タグは、基本<Element>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Video>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Render>タグの属性を引き継ぐ:
【表35】

【0342】
<Video>タグが、ビデオ要素のレンダリングをコントロールするのに使用される。
【表36】

【0343】
XMLスキーマ定義
【表37】

【0344】
シーン要素
【0345】
上級メディア要素は、基本<Element>クラスの属性を引き継ぎ、典型的に、1つの<Render>タグを含み、1又は多数の<Effect>タグを含むことができる。上級メディア要素はまた、初期子要素を含み、定義中で特定されているとき上級子要素を含む場合がある。上級メディア要素は、初期子要素をカプセル化し、すべての子に適用されるタイミング、レンダリング及び効果コントロールを有する。次の上級要素が定義される:<Scene>(<シーン>)、<Layout>(<レイアウト>)、<Menu>(<メニュー>)、<Navigator>(<ナビゲータ>)、<Presentation>(<プレゼンテーション>)、及び<Presentation>及び<Production>(<プロダクション>)。
【0346】
<Scene>タグ
【0347】
<Scene>は、具体的な時間フレーム内で、子要素をカプセル化するのに使用される。<Scene>タグは、基本<Element>の属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Scene>タグは、基本<Render>タグの属性を引き継ぎ、これら追加属性:
【表38】

【0348】
<Scene>タグは、次の子要素を含む:Audio(オーディオ)、Image(イメージ)、Text(テキスト)、Video(ビデオ)、及びScene(シーン)。
【0349】
<Scene>タグは、プレゼンテーションにおいてシーンを創作するのに使用される。
【表39】

【0350】
XMLスキーマ定義
【表40】

【0351】
<Presentation>タグ
【0352】
<Presentation>タグは、基本<Scene>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。属性リストのために<Scene>タグを参照してほしい。<Presentation>タグは、次の子要素を含む:AudioData(オーディオデータ)、ImageData(イメージデータ)、TextData(テキストデータ)、VideoData(ビデオデータ)及びSceneData(シーンデータ)。<Presentation>タグは開始及び終了を定義する:
【表41】

【0353】
XMLスキーマ定義
【表42】

【0354】
<Presentation>タグ
【0355】
<Presentation>タグは、具体的な時間フレーム内で子要素及びシーンをカプセル化するのに使用される。<Presentation>タグは、基本<Presentation>タグの属性を引き継ぎ、次の追加属性を定義する:
【表43】

【0356】
<Presentation>タグはDropData(ドロップデータ)子要素を含む。
【表44】

【0357】
XMLスキーマ定義
【表45】

【0358】
<Navigator>タグ
【0359】
<Navigator>は、具体的な時間フレーム内で、選択のような相互作用コンポーネントと共に、子要素をカプセル化するのに使用される。<Navigator>タグは、基本<Scene>タグの属性を引き継ぎ、次の追加属性を定義する。
【表46】

【0360】
<Navigator>タグはPresentation(プレゼンテーション)子要素を含む。
【表47】

【0361】
XMLスキーマ定義
【表48】

【0362】
<Layout>タグ
【0363】
<Layout>タグは、基本<Scene>タグの属性を引き継ぎ、次の追加属性を定義する:
【表49】

【0364】
<Layout>タグは、次の子要素を含む:Menu(メニュー)、Menu(メニュー)、Presentation(プレゼンテーション)、AudioData(オーディオデータ)、ImageData(イメージデータ)、TextData(テキストデータ)、VideoData(ビデオデータ)及びPresentationData(プレゼンテーションデータ)。
【表50】

【0365】
XMLスキーマ定義
【表51】

【0366】
<Production>タグ
【0367】
<Production>タグは、一組のプレゼンテーション及びナビゲータ要素をカプセル化するのに使用される。初期要素はまた、多様なメディアコンポーネントを示すのに使用される。<Production>タグは、基本<Layout>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Production>タグはDropData子要素を含む。
【表52】

【0368】
XMLスキーマ定義
【表53】

【0369】
<Menu>タグ
【0370】
<Menu>タグは、<Navigator>タグをカプセル化するのに使用される。<Menu>タグは、基本<Presentation>タグの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<Menu>タグは、Navigator(ナビゲータ)子要素を含む。
【表54】

【0371】
XMLスキーマ定義
【表55】

【0372】
複合要素
【0373】
上級要素は、初期要素にカプセル化情報を追加する。次の複合要素が定義される:<Directory>(<ディレクトリ>)、<Component>(<コンポーネント>)、<Theme>(<テーマ>)、<Package>(<パッケージ>)、及び<Copy Template>(<コピーテンプレート>)。
【0374】
<Directory>タグ
【0375】
<Directory>タグは、オペレーションシステム依存構造を表示するのに使用される。<Directory>タグは基本タグであり、追加属性はない。
【0376】
XMLスキーマ定義
【表56】

【0377】
<Theme>タグ
【0378】
<Theme>タグは、名前/コンセプト分類に従って、一組のレイアウト及びプレゼンテーションをカプセル化するのに使用される。<Theme>タグは、基本<Directory>タグの属性を引き継ぎ、次の追加属性を定義する:
【表57】

【0379】
<Theme>タグは、次の子要素を含む:Presentation(プレゼンテーション)及びLayout(レイアウト)。
【表58】

【0380】
XMLスキーマ定義
【表59】

【0381】
<CopyTemplate>タグ
【0382】
<CopyTemplate>タグは、プレゼンテーション内でコピーされる必要がある場合がある子要素をカプセル化するのに使用される。<Copy Template>タグは、基本<Directory>タグの属性を引き継ぎ、次の追加属性:
【表60】

【0383】
<CopyTemplate>タグは、次の子要素を含む:Audio, Image, Text, Video及びScene。
【表61】

【0384】
XMLスキーマ定義
【表62】

【0385】
<Component>タグ
【0386】
<Component>タグは、一組のテーマ、マルチメディアテンプレート、ディレクトリ、及びファイルをカプセル化するのに使用される。<Component>タグは、基本の<Directory>タグの属性を引き継ぎ、次の追加特性:
【表63】

【0387】
<Component>タグは、次の子要素を含む:File(ファイル)、Directory(ディレクトリ)、Theme(テーマ)、及びLayout(レイアウト)。
【表64】

【0388】
XMLスキーマ定義
【表65】

【0389】
<Package>タグ
【0390】
<Package>タグは、コンポーネント、テーマ、及びプロダクションをカプセル化するのに使用される。<Package>タグは、次の追加属性だけでなく<Directory>タグの属性を引き継ぐ。
【表66】

【0391】
<Package>タグは、次の子要素を含む:Component(コンポーネント)、Production(プロダクション)及びTheme(テーマ)。
【表67】

【0392】
XMLスキーマ定義
【表68】

【0393】
9.6特殊効果
【0394】
次の特殊効果が定義される:FadeEffect(フェード効果)、FilterEffect(フィルタ効果)、FrameEffect(フレーム効果)、MotionEffect(モーション効果)、RollEffect(ロール効果)、RotateEffect(回転効果)、ShadowEffect(シャドウ効果)、SizeEffect(サイズ効果)、WipeEffect(ワイプ効果)、及びZoomEffect(ズーム効果)。更に、次の上級特殊効果が定義される:CameraEffect(カメラ効果)及びRenderEffect(レンダリング効果)。
【0395】
<Effect>タグ
【0396】
次の標準属性が、派生効果タグを適用する。
【表69】

【0397】
次のサンプルは、2つのモーション効果の実装を示しており、特殊<Effect>時間が特定されている。
【表70】

【0398】
特殊効果は、開始時間及び終了時間を使用し、いつ特殊効果が適用されるべきかを示す。startTime(開始時間)は、いつ特殊効果が適用されるべきかを正確に示す。しかし、endTime(終了時間)は、いつ特殊効果が止まるべきかを示している。従って、効果:startTime<=apply-effect<endTimeに適用されるとき、endTime(終了時間)は含まれていない
【0399】
この定義の目的は、プログラマに、同時に適用されない効果のような、保証を伴う一連の効果を適用することを許容する(二重効果をもたらす)。例えば、上記コードシークエンスは、どうMotionEffectが2つのステージで20秒の期間に亘って適用されるかを示す。第一のアプリケーションが親イメージを20%右の下端に移動する。第二のアプリケーションが、親イメージをオリジナルの位置へ戻す。
【0400】
XMLスキーマ定義
【表71】

【0401】
<FadeEffect>タグ
【0402】
<FadeEffect>は、親要素をディスプレイ上で透明にさせる。次の初期及び上級要素は、<FadeEffect>タグの使用をサポートする:イメージ、テキスト、ビデオ、シーン、及びナビゲータ。FilterEffectは、イメージ、テキスト、又はビデオ要素に適用されるとき、サブ要素が効果機能無効属性を指定しない限り、シーン内ですべてのサブ要素に適用される。次の標準属性が<FadeEffect>タグを適用する:
【表72】

【0403】
次のサンプルは、<FadeEffect>タグの使用を示しており、イメージを10秒の時間フレームで完全に透明にする。
【表73】

【0404】
XMLスキーマ定義
【表74】

【0405】
<FilterEffect>タグ
【0406】
<FilterEffect>タグは、実行時間フィルタを親要素に適用する。これは、<Render>追加フィルタの属性と同様であるが、追加パラメータを許容する。例えば、図29は、グラジエントフィルタが適用、非適用されたイメージを示している。グラジエントマスクは、親要素の寸法と一致し、覆われた領域が透明になり、イメージの背面の黒い背景が現わされる。次の初期要素は、<FilterEffect>タグの使用をサポートする:イメージ及びビデオ。フィルタは、それらの要素が適用されるとき、後述の標準属性の仕様に従って適用される。次の標準属性は、<FilterEffect>タグを適用する。
【表75】

【0407】
次の例は、グラジエントマスクを適用する<FilterEffect>タグの使用を示している。マスクは、透明性を定義するブラックピクセルを有する透明なTIFファイルである。
【表76】

【0408】
XMLスキーマ定義
【表77】

【0409】
<FrameEffect>タグ
【0410】
<FrameEffect>タグ、親要素の周辺にフレームを配置する。次の初期及び上級要素は<FrameEffect>タグの仕様をサポートする:イメージ、ビデオ、テキスト、シーン、及びナビゲータ。イメージとビデオ要素については、フレームは、後述の標準属性の仕様に従って適用される。テキスト要素については、深さ属性は、テキスト背後に適用された境界パターン(Outlying Stencil)のピクセルサイズを示す。シーン及びナビゲータ要素については、サブ要素が効果機能無効属性を指定しない限り、FrameEffectはシーン内においてすべてのサブ要素に適用される。次の標準属性は、<FrameEffect>タグを適用する。
【表78】

【0411】
次のサンプルは、親イメージに対し3%のブラウンFrameEffectが適用される、<FrameEffect>タグの使用を示している。
【表79】

【0412】
XMLスキーマ効果
【表80】

【0413】
<MotionEffect>タグ
【0414】
<MotionEffect>タグは、親要素をディスプレイ上の1つの位置から他の位置へ移動する。次の標準属性は、<MotionEffect>タグを適用する(リストのパーセンテージは、親要素のデフォルト位置からのオフセット値である):
【表81】

【0415】
次の例は、10秒の期間に亘り、(スクリーンサイズに比例する)20%右で20%下端の移動を適用する<MotionEffect>の使用を示す。
【表82】

【0416】
XMLスキーマ定義
【表83】

【0417】
<RollEffect>タグ
【0418】
<RollEffect>は、X、Y、Z軸に沿って親要素をスクロールする。次の標準属性が、<RollEffect>タグを適用する。
【表84】

【0419】
次の例は、4列のテキストの段落を要素ディスプレイ領域(25%幅、25%高さ)の下端からディスプレイ領域の上端へスクロールする<RollEffect>タグの使用を示している。
【表85】

【0420】
XMLスキーマ定義
【表86】

【0421】
<RotateEffect>タグ
【0422】
<RotateEffect>タグは、親要素を、X、Y、Z軸に沿って回転する。加えて、親要素の回転は、要素ジャスティフィケーション(例えば、左、上端、中央)に影響される。次の標準属性は<RotateEffect>タグを適用する。
【表87】

【0423】
次の例は、10秒の時間フレーム間における親イメージの15度回転を適用する<RotateEffect>タグの使用を示す。
【表88】

【0424】
XMLスキーマ定義
【表89】

【0425】
<ShadowEffect>タグ
【0426】
<ShadowEffect>は、親要素の背後に影を配置する。次の初期及び上級要素は<ShadowEffect>タグの使用をサポートする:イメージ、ビデオ、テキスト、及びシーン。影は、イメージ及びビデオ要素に適用されるとき、後述の標準属性の使用に従って適用される。テキスト要素に適用されるときは、影のサイズというよりむしろ、深さ属性は、影がオフセットされる距離を示す。シーン要素に適用されるとき、タグは、サブ要素が効果機能無効属性を指定しない限り、シーン内ですべてのサブ要素に適用される。次の標準属性は、<ShadowEffect>タグを適用する。
【表90】

【0427】
次の例は、15ピクセルの影を(45度のデフォルトの影角度が使用された)親イメージに適用する<ShadowEffect>タグの使用を示す。
【表91】

【0428】
XMLスキーマ定義
【表92】

【0429】
<SizeEffect>タグ
【0430】
<SizeEffect>タグは、ディスプレイ上のレンダリング要素のサイズを増大又は減少させる。次の初期及び上級用は、<SizeEffect>タグの使用をサポートする:イメージ、テキスト、及びビデオ。次の標準属性は、<SizeEffect>タグを適用する:
【表93】

【0431】
次の例は、10秒の時間フレームで、オリジナルイメージを50%縮める<SizeEffect>タグの使用を示す。
【表94】

【0432】
XMLスキーマ定義
【表95】

【0433】
<WipeEffect>タグ
【0434】
<WipeEffect>タグは、特定の親要素の水平又は垂直断面(horizontal or vertical section)を“提示(present)する”。次の初期及び上級要素は、<WipeEffect>タグの使用をサポートする:イメージ、テキスト、及びビデオ。次の標準属性は、<WipeEffect>タグを適用する。
【表96】

【0435】
次のXML例は、親イメージに左から右へのワイプを適用する<WipeEffect>の使用を示す。
【表97】

【0436】
XMLスキーマ定義
【表98】

【0437】
<ZoomEffect>タグ
【0438】
<ZoomEffect>タグは、特定の焦点において“ズーム”イン又は“ズーム”アウトする。これは、要素のサイズが変わらず、むしろフレーム内のコンテンツが拡大されるという点で、<SizeEffect>とは異なる。次の初期及び上級要素は<ZoomEffect>タグの使用をサポートする:イメージ、テキスト、及びビデオ。次の標準属性は、<ZoomEffect>タグを適用する。
【表99】

【0439】
次のXML例は、親イメージにおける上端やや左の焦点に450%ズームを適用する<ZoomEffect>タグの使用を示す。
【表100】

【0440】
XMLスキーマ定義
【表101】

【0441】
上級特殊効果
【0442】
<CameraEffect>タグ
【0443】
<CameraEffect>タグは次の属性を有する:
【表102】

【0444】
次の例は、<CameraEffect>タグの使用を示す。効果は、ObjectOne.xml及びObjectTwo.xmlの要素を、0秒から12秒の時間間隔に亘ってアイバリューが変化する間に、サイズを‘縮め’ながら左やや上方へ‘パーン’させる。ここで、lookValue(ルックバリュー)はeyeValue(アイバリュー)と共にドリフトする。オフセットルック及びアイバリューは、eyeValueがlookValueに関連して動く間に、要素を3次元遠近法(3D perspective)でスキューさせる。
【表103】

【0445】
XMLスキーマ定義
【表104】

【0446】
<RenderEffrect>タグ
【0447】
<RenderEffrect>は、下記リストの標準属性に従って、ビデオ要素のプレイバックをコントロールする。次の標準属性は、<RenderEffrect>タグを適用する:
【表105】

【0448】
例は、4秒後にシーンの終了までビデオのプレイバックをフリーズする。
【表106】

【0449】
XMLスキーマ定義
【表107】

【0450】
データ要素
【0451】
次のデータ要素が定義される:DropData(ドロップデータ)、LogData(ログデータ)、及びMetaData(メタデータ)。加えて、次のメディアデータ要素が定義される:PresentationData(プレゼンテーションデータ)、ProductionData(プロダクションデータ)、ImageData(イメージデータ)、TextData(テキストデータ)、及びAudioData and VideoData(オーディオデータ及びビデオデータ)。
【0452】
<Data>(<データ>)タグ
【0453】
<Data>タグは次の属性を有する:
【表108】

【0454】
XMLスキーマ定義
【表109】

【0455】
<DropData>タグ
【0456】
<DropData>タグは、具体的データを具体的オブジェクトへドロップされることを許容する。例えば、ディレクトリは、ディレクトリのソース及びファイルが、refIdによって指定されたプレゼンテーションにドロップされるとき、指定される。<DropData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表110】

【0457】
次は、<DropData>タグの例である:
【表111】

【0458】
XMLスキーマ定義
【表112】

【0459】
<LogData>タグ
【0460】
<LogData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ。
【表113】

【0461】
XMLスキーマ定義
【表114】

【0462】
<MetaData>タグ
【0463】
<MetaData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表115】

【0464】
XMLスキーマ定義
【表116】

【0465】
メディアデータ要素
【0466】
<AudioData>タグ
【0467】
<AudioData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表117】

【0468】

【表118】

【0469】
XMLスキーマ定義
【表119】

【0470】
<ImageData>タグ
【0471】
<ImageData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表120】

【0472】

【表121】

【0473】
XMLスキーマ定義
【表122】

【0474】
<TextData>タグ
【0475】
<TextData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表123】

【0476】

【表124】

【0477】
XMLスキーマ定義
【表125】

【0478】
<VideoData>タグ
【0479】
<VideoData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>の属性を引き継ぐ:
【表126】

【0480】

【表127】

【0481】
XMLスキーマ定義
【表128】

【0482】
<PresentationData>タグ
【0483】
<PresentationData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表129】

【0484】
<PresentationData>タグは、次の子要素を含む:AudioData(オーディオデータ)、ImageData(イメージデータ)、TextData(テキストデータ)、及びVideoData(ビデオデータ)。
【0485】

【表130】

【0486】
XMLスキーマ定義
【表131】

【0487】
<ProductionData>タグ
【0488】
<ProductionData>タグは、次の追加属性だけでなく基本<Data>タグの属性を引き継ぐ:
【表132】

【0489】
<ProductionData>タグは、次の子要素を含む:AudioData、ImageData、TextData、VideoData、及びPresentationData。
【0490】
XMLスキーマ定義
【表133】

【0491】
PropertyDescriptor(プロパティディスクリプタ)
【0492】
<PropertyDescriptor>タグ
【0493】
<PropertyDescriptor>タグは、次の追加属性を有する。
【表134】

【0494】
XMLスキーマ定義
【表135】

【0495】
<PathPropertyDescriptor>(<パスプロパティディスクリプタ>)タグ
【0496】
<PathPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>タグの属性を引き継ぐ:
【表136】

【0497】
XMLスキーマ定義
【表137】

【0498】
<AudioPathPropertyDescriptor>(<オーディオパスプロパティディスクリプタ>)タグ
【0499】
<AudioPathPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>の属性を引き継ぐ:
【表138】

【0500】

【表139】

【0501】
XMLスキーマ定義
【表140】

【0502】
<ImagePathPropertyDescriptor>(<イメージパスプロパティディスクリプタ>)タグ
【0503】
<ImagePathPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>タグの属性を引き継ぐ:
【表141】

【0504】

【0505】
【表142】

【0506】
XMLスキーマ定義
【0507】
【表143】

【0508】
<VideoPathPropertyDescriptor>(<ビデオパスプロパティディスクリプタ>)タグ
【0509】
<VideoPathPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>の属性を引き継ぐ:
【表144】

【0510】

【表145】

【0511】
XMLスキーマ定義
【表146】

【0512】
<XmlPropertyDescriptor>(<Xmlプロパティディスクリプタ>)タグ
【0513】
<XmlPropertyDescriptor>タグは次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>タグの属性を引き継ぐ:
【表147】

【0514】

【表148】

【0515】
XMLスキーマ定義
【表149】

【0516】
<FilterPropertyDescriptor>(<フィルタプロパティディスクリプタ>)タグ
【0517】
<FilterPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>タグの属性を引き継ぐ:
【表150】

【0518】

【表151】

【0519】
XMLスキーマ定義
【表152】

【0520】
<StringPropertyDescriptor>(<ストリングプロパティディスクリプタ>)タグ
【0521】
<StringPropertyDescriptor>タグは、次の追加属性だけでなく基本<PropertyDescriptor>タグの属性を引き継ぐ:
【表153】

【0522】

【表154】

【0523】
XMLスキーマ定義
【表155】

【0524】
要求(Requirements)
【0525】
<Requirements>基本クラス
【0526】
<Requirements>基本クラスは次の属性を有する:
【表156】

【0527】
XMLスキーマ定義
【表157】

【0528】
<Option>(<オプション>)基本クラス
【0529】
<Option>基本クラスは次の属性を有する:
【表158】

【0530】
XMLスキーマ定義
【表159】

【0531】
<Options>基本クラス
【0532】
<Options>基本クラスは次の属性を有する:
【表160】

【0533】
XMLスキーマ定義
【表161】

【0534】
<AudioRequirements>(<オーディオ要求>)定義
【0535】
<AudioRequirements>定義は、基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぎ、追加の属性はない。<AudioRequirements>定義は、AudioPathPropertyDescriptor(オーディオパスプロパティディスクリプタ)の子要素を含む。
【0536】
XMLスキーマ定義
【表162】

【0537】
<ImageRequirements>(<イメージ要求>)定義
【0538】
<ImageRequirements>定義は、基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<ImageRequirements>定義は、次の子要素を含む:ImagePathPropertyDescriptor(イメージパスプロパティディスクリプタ)及びStringPropertyDescriptor(ストリングプロパティディスクリプタ)。
【0539】

【表163】

【0540】
XMLスキーマ定義
【表164】

【0541】
<TextRequirements>(<テキスト要求>)定義
【0542】
<TextRequirements>定義は、基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<TextRequirements>定義は、StringPropertyDescriptorの子要素を含む。
【0543】

【表165】

【0544】
XMLスキーマ定義
【表166】

【0545】
<VideoRequirements>(<ビデオ要求>)定義
【0546】
<VideoRequirements>定義は、基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<VideoRequirements>定義は、次の子要素を含む:VideoPathPropertyDescriptor(イメージパスプロパティディスクリプタ)及びStringPropertyDescriptor。
【0547】
XMLスキーマ定義
【表167】

【0548】
<SceneRequirements>(<シーン要求>)定義
【0549】
<SceneRequirements>定義は、次の追加属性だけでなく基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぐ:
【表168】

【0550】
<SceneRequirements>定義は次の子要素を含む:AudioRequirements, ImageRequirements, TextRequirements, VideoRequirements、及びStringPropertyDescriptor。
【0551】

【表169】

【0552】
XMLスキーマ定義
【表170】

【0553】
<SeriesRequirements>(<シリーズ要求>)定義
【0554】
<SeriesRequirements>定義は、次の追加属性だけでなく基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぐ:
【表171】

【0555】
<SeriesRequirements>定義は、次の子要素を含む:AudioRequirements, ImageRequirements, TextRequirements, VideoRequirements及びStringPropertyDescriptor。
【0556】

【表172】

【0557】
XMLスキーマ定義
【表173】

【0558】
<PresentationRequirements>(<プレゼンテーション要求>)定義
【0559】
<PresentationRequirements>定義は、次の追加属性だけでなく基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぐ:
【表174】

【0560】
<PresentationRequirements>定義は、次の子要素を含む:AudioRequirements, ImageRequirements, TextRequirements, VideoRequirements, SceneRequirements及びStringPropertyDescriptor。
【0561】

【表175】

【0562】
XMLスキーマ定義
【表176】

【0563】
<PresentationOption>(<プレゼンテーションオプション>)定義
【0564】
<PresentationOption>定義は、基本<Option>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。
【0565】

【表177】

【0566】
XMLスキーマ定義
【表178】

【0567】
<ProductionRequirements>(<プロダクション要求>)定義
【0568】
<ProductionRequirements>定義は、次の追加属性だけでなく基本<Requirements>クラスの属性を引き継ぐ:
【表179】

【0569】
<ProductionRequirements>は、次の子要素を含む:AudioRequirements, ImageRequirements, TextRequirements, VideoRequirements, StringPropertyDescriptor, PathPropertyDescriptor, 及びPresentationOption。
【0570】

【表180】

【0571】
XMLスキーマ定義
【表181】

【0572】
<ProductionOption>(<プロダクションオプション>)定義
【0573】
<ProductionOption>定義は、基本<Option>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。
【0574】
XMLスキーマ定義
【表182】

【0575】
<PackageOption>(<パッケージオプション>)定義
【0576】
<PackageOption>定義は、基本<Option>クラスの属性を引き継ぎ、追加属性はない。<PackageOption>定義は、次の子要素を含む:ProductionOption及びPresentationOption。
【0577】

【表183】

【0578】
XMLスキーマ定義
【表184】

【0579】
プロダクト例の使用
【0580】
プロダクト例を使用するために、ユーザは、第一に何れかの要求されるソフトウェアをインストールしなければならない。例えば、もし、プロダクトがDirectX9.0c技術を要求する場合、そのプロダクトを受け入れるコンピュータは、それをサポートするビデオカード及びドライバを有さなければならない。もし、何れかの要求が満たされない場合、プロダクトはエラーメッセージを出す場合がある。
【0581】
プロダクト例は、すべてのアプリケーション、ストーリーボード、及び標準DVDを作るのに必要な関連素材を含むコンパクトディスクに保存される。プロダクトは、標準インストールツールの使用を介してインストールされる場合があり、当該ツールは、オペレーティングシステムで利用可能である。ユーザは、自分のコンピュータにインストールされるファイルのロケーションを選択する場合がある。プロダクト例はまた、デモ版、典型的なもの、オーダーメード、又はユーザにより選択可能な他のコンフィグレーションとして供給される場合がある。パッチもまた、プロダクト用に供給される。ここに記載のプロダクトは、DVD、又は他の便利なメディアフォーマットで配布される。
【0582】
プロダクト例は、コマンドライン、例えば、
【表185】

から実行され、“MMSample-Basic.xml”ファイルから自動的にDVDを焼く。この例においては、プロダクトは、オペレーションの最初の2つのステップをバイパスし、レンダリング/焼きダイアログへ直接進む。レンダリング/焼きプロセスが完了すると、DVD Video_TS及びAUDIO_TSイメージを作成し、中間レンダリング/焼きファイルを作成し、ReportLog.xmlファイルを作成し、デフォルト又は特定のクライアント−メディアディレクトリに配置され、アプリケーションが終了する。
【0583】
プロダクト例では、ファイルSMG-ReportLog.xmlが作成され、焼きプロセスが完了する。SMG-ReportLog.xmlのコンテンツは、典型的に、次のようなサクセスインジケータを含む:
【表186】

【0584】
プロダクト例はまた、“+デバク”オプションによりコマンドラインから呼び出し可能なデバグモードを有する。デバグオプションは、次のアクションを許容するデバグスクリーンを表示する。
【表187】

【0585】
エンコーディング及び焼きプロセスが開始する前に、最終DVD(スピンアップ、DVDナビゲータ、ムービープレゼンテーション、ピクチャショープレゼンテーション、及びクレジット)を構成する個別のコンポーネントをプレビューする。次のプレビューオプションがプロダクト例において利用可能である:
【表188】

【0586】
デフォルトにより、プロダクト例は、現在のエンコーディングプロセスの間に前のセッションからのエンコード済みファイルを上書きする。これは、もし、前のセッションからのファイルが存在し、パスセッティングが変化しない場合、プロダクトは続くセッションにおいて存在するファイルを上書きする。
【0587】
セッション間の変化は、しばし非常にマイナーですべてのコンポーネントにインパクトを与えない。例えば、偶然、クレジットセクションから名前が省かれてしまった場合である。5つすべてのコンポーネント(スピンアップ、DVDメニュー、プレゼンテーション、ピクチャショー、及びクレジット)を再エンコーディングせずに、単にクレジットセクションを再エンコーディングすることははるかに速い。
【0588】
コマンドラインにおける“―クリーンアップ”オプションは、現在及び過去の中間コンフィグレーションを維持するのに使用される場合がある。このオプションは、例えば、もし、ユーザがエンコードされたバージョンを削除したくない場合、過去の中間ファイルを保存するのに使用される場合がある。例えば、もし、マイナーな修正がプレゼンテーションに加えることが望まれる場合、このオプションは、関連スピンアップ、メニューナビゲータ、ピクチャショー、及びクレジットセクションを再エンコーディングすることなく、新しいプレゼンテーションをエンコードするのに使用される場合がある。
【0589】
プロダクト例は、マルチメディア拡張をムービープロダクションと共にDVDプロダクションを定義するW3C XMLコア仕様に追加する。このプロダクションは、ネームスペースSMGをすべての要素タグに留保するが、すべての標準定義及びXML XDSファイルレイアウトに固守する。50以上の要素及び100以上の属性がSGM拡張によって定義されるが、このドキュメント内においては、ほんの2、3のみが現れる。更に、この拡張の特定の組織及び定義は、ここに何が表示されているかを超えては必要ではない。
【0590】
高レベルプロダクトXMLファイルは、DVDのプレゼンテーション及びオペレーションを定義する。構造全体はルートパッケージ又はプロダクション、1又は多数のムービープレゼンテーションを含む1つのDVDプロダクション、及びオプションとして、DVDに保存されるオリジナルマルチメディアファイルを含む1つのコンポーネント、を含む。次は、基礎的パッケージ用のネスティングを示す:
【表189】

【0591】
XMLエンコーディングサンプルはまた、プロダクト例のデフォルトの振舞い及び出力を特定する、又は改変するのに使用される場合がある。次の例は、2つの別個のプロダクションが特定されている。
【表190】

【0592】
上記例において、srcは、DVD作成の間に使用される関連レイアウトの名前を特定する。ネーミングの集合は、典型的に、プロダクション名にXMLファイル名の基礎を置く(例えば、DVD-Legacy.xmlはレガシー、DVD-Christmas.xmlはクリスマス等)。(注:xml entities bplegacy及びbpchristmasが、この表記において便宜上使用される。)
【0593】
ユーザメディアを使用したDVDの創作
【0594】
次の例(MM-Basic.xml)は、ジョブとクライアントメディアの仕様の単純なパッケージを示す。
【表191】

【0595】
次のテーブルは、上記構造の要素を示す。
【表192】

【0596】
出力メディアタイプと行先の変更
【0597】
次のコードsnippet(MMSample-Destination.xml)は、他のISO/VIDEO_TS及びAUDIO_TSの出力の行き先及び他の焼きフォーマットを有するパッケージを示す。デフォルト出力フォーマットは、NTSCであり、デフォルト出力の行先はユーザのログインドキュメントディレクトリに基づく。これらのデフォルトを変更するためにdst及び焼きフォーマット属性をプロダクション要素に追加する:
【表193】

【0598】
上記について、クライアントマシーンは、中間作業を実行するが、最終ISO/VIDEO_TS及びAUDIO_TSイメージは、他のサーバやマシーンパスに存在できる。更に、dst属性は、パッケージ内というよりプロダクション内で特定される。プロダクトは、もし、まだ存在しない場合、自動的に行先ディレクトリを作成する場合がある。プロダクション内の焼きフォーマット属性は次のオプションの何れかで特定される:
【表194】

【0599】
レポートログネーム及び行先の変更
【0600】
プロダクト例は、プロダクションランが完了するときは常にレポートログを作成する。レポートログのデフォルトロケーションは、ユーザのドキュメントディレクトリである。デフォルトレポートログ名は、SMG-ReportLog.xmlである。このレポートログ名及び行先を変更するには、reportSrcタグをプロダクションに追加し、レポートログの行先パスとファイル名を特定する。次の例(MMSample-ReportLog.xml)は、特定されたレポート出力ディレクトリを有するパッケージを示す:
【表195】

【0601】
デフォルトDVDタイトル及びキャプションの変更
【0602】
プロダクト例は、すべてのプロダクションにデフォルトDVD及びクレジット情報への変更を許容する。次の属性は適用する:
【表196】

【0603】
次の例(MMSample-ChangeData.xml)は、変更済みDVD情報を有するプロダクトパッケージを示す。
【表197】

【0604】
上級XMLファイルの創作
【0605】
各プロダクションは、典型的に、5つの主要コンポーネントを含み、それらは、(1)スピンアップ、(2)メインDVDナビゲータ、(3)1以上のプレゼンテーション(例えば、レガシー、ライフイベント、サッカー、バレーボール、クリスマス)、(4)ピクチャショースライドショープレゼンテーション、及び(5)クレジットプレゼンテーション。このセクションのこのリマインダーは、DVDコンフィグレーションと関連する多様な上級XML機能を示す。
【0606】
ピクチャショー音楽の変更
【0607】
プロダクト例は、ピクチャショープレゼンテーションと関連するデフォルト音楽トラックへの変更を、スタンドアロンのピクチャショープロダクション又はピクチャショープレゼンテーションを含むプロダクションの何れかで許容する。次の属性は適用する:
【表198】

【0608】
次の例(MMSample-PictureShow1.xml, MMSample-PictureShow2.xml)は、ピクチャショー音楽トラックを変更する属性を有するピクチャショー及びムービーマジックパッケージを示す:
【表199】

【0609】
DVDプレゼンテーションの変更
【0610】
DVDコンフィグレーション内部のチェンジデータパラメータを特定することによりプレゼンテーションを変更する。ここに2つの例(MM Sample-ChangePresentation1.xml, MMSample-ChangePresentation2.xml)が、どうサッカー及びバレーボールのデフォルトのメインプレゼンテーションを、高インパクトでしかし各々のプレゼンテーションの写真スクリプトバージョンに置き換えるかを示している。
【表200】

【0611】
複数のプレゼンテーションを用いたDVD用ユーザデータの特定
プロダクト例は、ユーザに複数のディレクトリとプレゼンテーションを関連付けることを許容する。これは、複数のDropData要素を示す例(MM Sample-DropMultiple.xml)である:
【表201】

【0612】
各DropData要素は、“ディレクトリ”タイプの仕様において、タイプフィールドを含まなければならない。これは、オペレーティングシステム上のディレクトリにドロップメディアが存在することをプロダクションに知らせる。refIdフィールドは、各プレゼンテーションと関連するフィールド特定を含む。正確な名前は、各DVD構成物に与えられる。srcフィールドは、メディア基本ディレクトリを特定し、そこにメディアが存在する。注意として、各DropDataは、共通のルートディレクトリを有する場合があるが、プレゼンテーション要求に基づく固有のドロップディレクトリを含む。
【0613】
DropData仕様への追加として、ユーザは、ストーリーボードがキャプション、タイトル、又は追加情報を要求するときはユーザメディアを準備しなければならない。個別のプレゼンテーションキューカードは、与えられたDVD構成物用に要求された情報のタイプを特定する。
【0614】
ファイルのMetaDataは、ほとんどのメディアの情報を含む。MetaData情報をユーザ写真に関連付けるには、(1)写真のサムネイルを右クリックし(ウィンドウズ(登録商標)XPで)、(2)プロパティダイアログ内のサマリータブをクリックし、そして(3)次のフィールドを選択、編集する:
【表202】

【0615】
プロダクション要求XMLファイル
【0616】
どのタイプの情報とデータがストーリーボードと関連するかを決定するときの基礎的コンセプトは、ストーリーボード要求xmlファイルを取得する。このファイルは、常に、ルート要素としてプロダクション要求を含み、また、典型的に、プレゼンテーションをポピュレートするか、プレゼンテーションと関連する情報を変更するか、の何れかに使用されるデータタイプを表現する複数のサブ要求情報要素(テキスト、イメージ、ビデオ、シーン等)を有する。例えば、次の要求はレガシープロダクションと関連する:
【表203−1】

【表203−2】

【表203−3】

【0617】
上記例において、プロダクション要求はプレゼンテーションと関連する関連情報を与える。Xリンクは、基礎を成すプロダクションのxmlファイルのロケーションを特定する。このリンクは、構成されたプロダクションxmlファイル(下記参照)のsrc属性を特定するのに使用される。テキスト要求は、どのようにDVDや、メインプレゼンテーションのタイトル又は関連情報を変更するかを表示する複数の要素を含む。オーディオ要求は、ピクチャショープレゼンテーションと関連するデフォルト音楽を特定する。イメージ要求は、レガシーストーリーボードをポピュレートするのに使用できるメディアのタイプを表示する。この場合、反復可能なアイテムはイメージで、40から100の間の発生を有する場合がある、要求はminOccursとmaxOccurs値を特定するときはいつも、返されるデータは、DropData要求内にカプセル化される。
【0618】
要求XMLファイルは、DVDイメージを作成するのに使用することができない。むしろ、プロダクトレンダラーに返されるデータタイプを表示する。例えば、次は、典型的なレスポンスで、レガシープレゼンテーションのための情報が埋められている:
【表204】

【0619】
上記例において、プロダクションは、プロダクションがレンダリングされ焼かれることを特定する。プロダクト例は、リターンXMLファイルにおけるプロダクションとパッケージツール両方を受け入れる。srcは、何れ焼かれる要求されたプロダクションのロケーションを与える。この値は、プロダクション要求xリンク属性から取得される。焼きフォーマット及びコピーフィールドは、焼きフォーマット及び作成するDVDコピーの数を特定する。この情報は、要求ドキュメントにおいては特定されず、コントローリングオーダエントリシステムにより事前に定義される。TextDataは、プレゼンテーションタイトルとディレクターのための他のエントリを特定する。属性refId及びキャプションは、受け付けたプロダクション要求XMLファイルから取得する。レガシープロダクションをポピュレートするとき、DropDataは、使用されるメディアを特定する。ImageData構造における情報は、プロダクション要求XMLファイルに受領された仕様に一致する。
【0620】
要求及びプロパティタイプ
【0621】
プロダクト例において、プレゼンテーション要求ルート要素:requirement.xsd, properties.xsd, types.xsd及びentities.dtdを有するXMLファイルを読取るとき、次のドキュメントタイプ定義(DTD)及びXMLスキーマ(XSD)が要求される。更に、プレゼンテーション及びデータレスポンスは、プレゼンテーションルート要素を有し、次のファイル:composites.xsd, scenes.xsd, primitive.xsd及びdata.xsdに含まれるスキーマ定義に一致する。
【0622】
プレゼンテーションテンプレート及び/又はマルチメディアオブジェクトモデルを利用するマルチメディアを作成するためのシステム及び方法が、数々の具体的な形態及び方法により説明され図示されたが、それらの当業者はここに図示され、説明され、クレームされた原理から逸脱せず変化や変更がなされることを理解するであろう。添付の請求項により限定される本発明は、その精神および必須の特徴から逸脱せず他の具体的な形式により具体化されることもある。ここに開示された形態は単に図示したにすぎず、あらゆる点において考慮されるべきで、それに限定されるものでない。請求項の意味と均等の範囲内から得られるすべての変化が請求項の範囲に包含されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0623】
【図1】メディアデータクラスの階層的構造例の概念図を示す。
【図2】レンダリング効果クラスの階層的構造例の概念図を示す。
【図3】メディア要素クラスの階層的構造例の概念図を示す。
【図4】レンダリングサブグラフクラスの階層的構造例の概念図を示す。
【図5】メディア要求クラスの階層的構造例の概念図を示す。
【図6】初期マルチメディア要素の組織的レイアウト例の概念図を示す。
【図7】上級要素の組織的レイアウト例の概念図を示す。
【図8】マルチメディアオブジェクトの色彩識別スキームを示す。
【図9】未加工データを完成品へと処理するプロセスフローを示す。
【図10】システム及びユーザメディアの読み込み及び保存に関連する階層的構造例を示す。
【図11】クルーズプレゼンテーションのサンプルテーマ構成を示す。
【図12】テンプレートを完成品に適用させる一般的要素のアセンブリ階層を示す。
【図13】発展的テーマ構成マネジメントのカテゴリゼーションをカテゴリ、サブカテゴリ及びテーマと共に示す。
【図14】レンダリングモジュール例の詳細なレイアウトを示す。
【図15】サーバメディア、クライアントメディア、アプリケーションコンポーネント、テーマツリー及びデータベースモジュールを含むパッケージ階層例の詳細なレイアウトを示す。
【図16】プレゼンテーションテンプレートの概念的レイアウトを示す。
【図17】プロダクションテンプレートの概念的レイアウトを示す。
【図18】シーンテンプレートの概念的レイアウトを示す。
【図19】データベースコントロールモジュールの詳細なデザインを示す。
【図20】自動マルチメディアオブジェクトの分散アーキテクチャ例のプレゼンテーションを図示する。
【図21】サンプルプレゼンテーションレイアウトをブランクメディアスロットと共に示す。
【図22】サンプルプレゼンテーションレイアウトを埋め込まれたユーザメディアと共に示す。
【図23】焼きプロセスモジュールを詳細に示す。
【図24】一般的な5つのステップのプロダクション創作プロセスを示す。
【図25】サンプルDVDレイアウトをブランクのメディアスロットと共に示す。
【図26】サンプルDVDレイアウトをウエディングテーマと共に示す。
【図27】サンプルDVDレイアウトをバレーボールテーマと共に示す。
【図28】プレゼンテーションメディアエディタ例を示す。
【図29】サンプルメディアをピクセルシェーダと共に示す。
【図30】プレゼンテーションシーンのコントロールと相互関係を示す。
【図31】サンプルメディアを、適用されたロール効果と共に示す。
【図32】サンプルプレゼンテーションをブランクのメディアスロットと共に示す。
【図33】産業が特定されたマルチメディアコンポーネントを、ユーザ、ハードウェア及びソフトウェア入力と共に示す。
【図34】自動マルチメディアオブジェクトアーキテクチャと方法とにより扱われたマルチメディアコンポーネントを示す。
【図35】焼きプロセスモジュールの参考実装を示す。
【図36】マルチメディア編集の参考実装を示す。
【図37】サンプルプレゼンテーションを学生時代テーマと共に示す。
【図38】DVDレイアウト選択と創作の参考実装を示す。
【図39】サンプルメディアを、適用されたフェード効果と共に示す。
【図40】サンプルメディアを、適用されたフレーム効果と共に示す。
【図41】サンプルメディアを、適用された回転効果と共に示す。
【図42】サンプルメディアを、適用されたモーション効果と共に示す。
【図43】サンプルメディアを、適用されたシャドウ効果と共に示す。
【図44】サンプルメディアを、適用されたサイズ効果と共に示す。
【図45】サンプルメディアを、適用されたズーム効果と共に示す。
【図46】サンプルメディアを、適用されたワイプ効果と共に示す。
【図47】レンダリングプロセスモジュールの参考実装を示す。
【図48】サンプルプログラムのグループカテゴリゼーションを示す。
【図49】スポーツ階層構造を含むサンプル‘ゲームフェース’のグループカテゴリゼーションを示す。
【図50】サンプル‘ライフイベント’のグループカテゴリゼーションを示す。
【図51】サンプル‘ライフスケッチ’のグループカテゴリゼーションを示す。
【図52】プロダクション構築プロセスの参考実装を示す。
【図53】サンプルプレゼンテーションをアウトドアテーマと共に示す。
【図54】サンプルプレゼンテーションをユーザデータでポピュレートされたレガシーテーマと共に示す。
【図55】サンプルプレゼンテーションを、テキストの情報を含むゴルフテーマと共に示す。
【図56】初期要素特性エディタの参考実装を示す。
【図57】プレゼンテーションとプロダクトのコンテキスト内でユーザメディアをブラウズする参考実装を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを含むコンピューティングシステムと、
少なくとも1つのストレージデバイスと、
(i)マルチメディアオブジェクトを獲得し、
(ii)前記獲得したマルチメディアオブジェクトに基本要素定義を創作し、
(iii)各々がユーザメディア、特殊効果、背景、及びキャプションにスロットを定義するカテゴリ又はテーマにより組織化された一組のプレゼンテーションテンプレートをユーザに提示し、
(vi)前記提示されたプレゼンテーションテンプレートからのプレゼンテーションテンプレートの選択をユーザから受領し、
(v)前記獲得されたマルチメディアオブジェクトを前記選択されたプレゼンテーションテンプレートに組織化する、前記獲得されたマルチメディアオブジェクト又は関連するコンテキストの前記選択されたプレゼンテーションテンプレートの前記ユーザメディアスロットへの挿入を含む指示をユーザから受領し、
(vi)メディアフォーマットの選択をユーザから受領し、
(vii)前記メディアフォーマットと関連するプロダクションを決定し、
(viii)マルチメディアプロダクションを前記獲得されたマルチメディアオブジェクト、有向組織、プロダクション、及び前記選択されたプレゼンテーションテンプレートのタイプを一体化するレンダリングをし、
(ix)メディアに前記マルチメディアプロダクションを固定する、
機能を実行する前記プロセッサによりコンピュータ実行可能であって前記ストレージデバイスに保存されている指示と、
から構成されるマルチメディアプロダクションを作成するコンピューティングシステム。
【請求項2】
前記一組のプレゼンテーションテンプレートはツリー構造に組織化され、前記指示は更に誘導ナビゲーションにより前記一組のプレゼンテーションテンプレートを提示する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能な請求項1記載のマルチメディアプロダクションコンピューティングシステム。
【請求項3】
前記プレゼンテーションテンプレートは更に要素パレットを定義し、更にそれにより前記レンダリングは前記パレットを利用する請求項1記載のマルチメディアプロダクションコンピューティングシステム。
【請求項4】
前記指示は更にレンダリングに先立ち結果のマルチメディアプロダクションの再提示を提示する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能で、前記提示は前記選択されたプレゼンテーションテンプレートの前記定義を適用する請求項1記載のマルチメディアプロダクションコンピューティングシステム。
【請求項5】
前記指示は更に構図により基本要素を上級要素に組織化する機能を実行する前記コンピューティングシステムにより実行可能な請求項1記載のマルチメディアプロダクションコンピューティングシステム。
【請求項6】
前記指示は更に複数のユーザとメディアコンポーネントを共有する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能で、前記共有は共有特権を考慮する請求項1記載のマルチメディアプロダクションコンピューティングシステム。
【請求項7】
(i)マルチメディアオブジェクトを獲得し、
(ii)記獲得したマルチメディアオブジェクトに基本要素定義を創作し、
(iii)各々がユーザメディア、特殊効果、背景、及びキャプションにスロットを定義するカテゴリ又はテーマにより組織化された一組のプレゼンテーションテンプレートをユーザに提示し、
(iv)前記提示されたプレゼンテーションテンプレートからのプレゼンテーションテンプレートの選択をユーザから受領し、
(v)前記獲得されたマルチメディアオブジェクトを前記選択されたプレゼンテーションテンプレートに組織化する、前記獲得されたマルチメディアオブジェクト又は関連するコンテキストの前記選択されたプレゼンテーションテンプレートの前記ユーザメディアスロットへの挿入を含む指示をユーザから受領し、
(vi)メディアフォーマットの選択をユーザから受領し、
(vii)前記メディアフォーマットと関連するプロダクションを決定し、
(viii)マルチメディアプロダクションを前記獲得されたマルチメディアオブジェクト、有向組織、プロダクション及び前記選択されたプレゼンテーションテンプレートのタイプを一体化するレンダリングをし、
(ix)メディアに前記マルチメディアプロダクションを固定する、
機能を達成するコンピューティングシステムにより実行可能なコンピュータ指示を保存するメディアを少なくとも1つ含む、マルチメディアプロダクションコンピューティングシステムを作動する一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項8】
前記一組のプレゼンテーションテンプレートはツリー構造に組織化され、前記指示は更に誘導ナビゲーションにより前記一組のプレゼンテーションテンプレートを提示する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能な請求項7記載の一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項9】
前記プレゼンテーションテンプレートは更に要素パレットを定義し、更にそれにより前記レンダリングは前記パレットを利用する請求項7記載の一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項10】
前記指示は更にレンダリングに先立ち結果のマルチメディアプロダクションの再提示を提示する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能で、前記提示は前記選択されたプレゼンテーションテンプレートの前記定義を適用する請求項7記載の一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項11】
前記指示は更に構図により基本要素を上級要素に組織化する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能な請求項7記載の一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項12】
前記指示は更に複数のユーザとメディアコンポーネントを共有する機能が前記コンピューティングシステムにより実行可能で、前記共有は共有特権を考慮する請求項7記載の一組のコンピュータ読取り可能なメディア。
【請求項13】
マルチメディアオブジェクトを獲得し、
前記獲得したマルチメディアオブジェクトに基本要素定義を創作し、
カテゴリ又はテーマにより組織化された、各々がユーザメディア、特殊効果、背景、及びキャプションにスロットを定義する一組のプレゼンテーションテンプレートをユーザに提示し、
前記提示されたプレゼンテーションテンプレートからのプレゼンテーションテンプレートの選択をユーザから受領し、
前記獲得されたマルチメディアオブジェクトを前記選択されたプレゼンテーションテンプレートに組織化する、前記獲得されたマルチメディアオブジェクト又は関連するコンテキストを前記選択された前記プレゼンテーションテンプレートの前記ユーザメディアのスロットへの挿入を含む指示をユーザから受領し、
メディアフォーマットの選択をユーザから受領し、
前記メディアフォーマットと関連するプロダクションを決定し、
マルチメディアプロダクションを、前記獲得されたマルチメディアオブジェクト、有向組織、プロダクション及び前記選択されたプレゼンテーションテンプレートのタイプを一体化するレンダリングをし、
メディアに前記マルチメディアプロダクションを固定する、
ステップから構成されるマルチメディアプロダクションを作成する方法。
【請求項14】
前記一組のプレゼンテーションテンプレートはツリー構造に組織化され、前記一組のプレゼンテーションテンプレートの前記提示が誘導ナビゲーションにより成される請求項13記載の方法。
【請求項15】
前記プレゼンテーションテンプレートは更に要素パレットを定義し、更にそれにより前記レンダリングは前記パレットを利用する請求項13記載の方法。
【請求項16】
レンダリングに先立ち結果のマルチメディアプロダクションの再提示を提示するステップを更に含み、前記提示は前記選択されたプレゼンテーションテンプレートの前記定義を適用する請求項13記載の方法。
【請求項17】
構図により基本要素を上級要素に組織化するステップを更に含む請求項13記載の方法。
【請求項18】
複数のユーザとメディアコンポーネントを共有するステップを更に含み、前記共有は共有特権を考慮する請求項13記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【公表番号】特表2007−521588(P2007−521588A)
【公表日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−552291(P2006−552291)
【出願日】平成17年2月4日(2005.2.4)
【国際出願番号】PCT/US2005/003678
【国際公開番号】WO2005/078597
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.リナックス
2.WINDOWS
【出願人】(506262634)
【Fターム(参考)】