説明

自動二輪車

【課題】シート幅の拡大を抑制しつつ収納ボックスの容量を向上させると共に、収納ボックスとカバーの隙間から下方の部材を見え難くし、異物や手の侵入を抑制することが可能な自動二輪車を提供する。
【解決手段】本発明の自動二輪車において、シート7の側部72は、下方に向かって折れ曲がり、下方に向かうに従って収納ボックス20の側面23から離れるように収納ボックス20の側面23と向かい合う。カバー30の上縁37は、側面視においてシート7の側部72の下縁721よりも上方かつ収納ボックス20の上縁22よりも下方に位置する。収納ボックス20の側面23は、上縁22よりも下方の位置に、カバー30の上縁37と平面視において重なる突起部21を有し、突起部21の上方の部分が収納ボックス20の上縁22まで平面で形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動二輪車に関し、特には、シートの下方に配置された収納ボックス及びその側方に配置されるカバーの構成に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、開閉可能に設けられたシートの下方に収納ボックスが配置された自動二輪車が開示されている。この収納ボックスの上縁には、外方に張り出したフランジが形成されている。また、シートの側部は、下方に向かうに従って収納ボックスの側面から離れるように、下方に折れ曲がっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−155905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来技術では、外方に張り出したフランジの外縁とシートの内面との間に一定の隙間を形成する必要があるため、収納ボックスの容量向上を目的として収納ボックスの側壁を外方にシフトさせると、シート幅を広げざるを得なくなる。
【0005】
一方で、収納ボックスの上縁にフランジを形成しない場合、シートを開いた状態で、収納ボックスとその側方に配置されるカバーとの隙間から、収納ボックスの下方に配置されたエンジン等の部材が見えたり、異物や手の侵入を許してしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであり、シート幅の拡大を抑制しつつ収納ボックスの容量を向上させると共に、収納ボックスとカバーの隙間から下方の部材を見え難くし、異物や手の侵入を抑制することが可能な自動二輪車を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の自動二輪車は、車体フレームと、前記車体フレームに支持される収納ボックスと、前記収納ボックスの上方に配置され、前記収納ボックスの上縁に形成される開口を開閉可能なシートと、前記収納ボックスの側方に配置されるカバーと、を備える。前記シートの側部は、下方に向かって折れ曲がり、下方に向かうに従って前記収納ボックスの側面から離れるように前記収納ボックスの側面と向かい合う。前記カバーの上縁は、側面視において前記シートの側部の下縁よりも上方かつ前記収納ボックスの上縁よりも下方に位置する。前記収納ボックスの側面には、上縁よりも下方の位置に、前記カバーの上縁と平面視において重なる突起部が形成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、収納ボックスの上縁に外方に張り出すフランジが存在しておらず、代わりに、シートとの間隔が比較的広い、収納ボックスの上縁よりも下方の位置に突起部が形成されているので、収納ボックスの側壁をシートに近付けることができる。このため、シート幅の拡大を抑制しつつ収納ボックスの容量を向上させることが可能である。また、突起部が形成されることによって、収納ボックスとカバーの隙間から下方の部材を見え難くし、異物や手の侵入を抑制することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動二輪車の側面図である。
【図2】シートが閉じた状態の自動二輪車の要部を表す側面図である。
【図3A】シートが開いた状態の自動二輪車の要部を表す側面図である。
【図3B】シートが開いた状態の自動二輪車の要部を表す平面図である。
【図4A】収納ボックスの側面図である。
【図4B】収納ボックスの平面図である。
【図5A】カバーの側面図である。
【図5B】カバーの正面図である。
【図6】収納ボックス及びカバーの断面図である。
【図7】シートが開いた状態の自動二輪車の要部を表す平面図である。
【図8】収納ボックスの平面図である。
【図9】収納ボックス及びカバーの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の自動二輪車の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0011】
[第1実施形態]
図1は、自動二輪車1の側面図である。図2は、シート7が閉じた状態の自動二輪車1の要部を表す側面図である。図3A及び図3Bは、シート7が開いた状態の自動二輪車1の要部を表す側面図及び平面図である。図4A及び図4Bは、収納ボックス20の側面図及び平面図である。図5A及び図5Bは、カバー30の側面図及び正面図である。図6は、収納ボックス20及びカバー30の断面図である。
【0012】
以下の説明において、前方、後方、上方、下方、左方、右方は、ハンドル4に向かってシート7に跨った運転者から見た前方、後方、上方、下方、左方、右方を表す。図1中の矢印Fは、前方を表している。
【0013】
図1に示されるように、自動二輪車1の前輪2は、フロントフォーク3の下端で支持されている。フロントフォーク3は、車体フレームの最前部で支持されたステアリングシャフト(不図示)によって左右に回転可能に支持されている。フロントフォーク3の上部にはハンドル4が連結されている。
【0014】
自動二輪車1は、その後部に、エンジンユニット5を有している。エンジンユニット5は、クランクケース5aと、シリンダ部5bと、伝達ケース5cと、を有している。伝達ケース5cは、クランクケース5aに設けられたクランクシャフトの回転をベルトやチェーン等を介して後輪6に伝達する伝達機構を収容している。エンジンユニット5は、後輪6と共に車体フレームに対して上下に揺動可能である。
【0015】
エンジンユニット5の上方にはシート7が配置されている。前輪2とシート7との間にはスペースSが設けられている。スペースSの下方には、ライダーが足を乗せることのできるステップボード8が設けられている。
【0016】
図2〜図3Bに示されるように、エンジンユニット5の上方かつシート7の下方には収納ボックス20が配置されており、収納ボックス20の外側方にはカバー30が配置されている。収納ボックス20は、車体フレームの後方かつ上方に向けて延びる左右一対のメインフレーム40の間に配置され、これらメインフレーム40に支持されている。具体的には、収納ボックス20の後部に設けられたブラケット24が、メインフレーム40に設けられた不図示のブラケットに取り付けられる。メインフレーム40の外側方には、サイドカバー9が配置されている。
【0017】
シート7は、シート7の前端部及び収納ボックス20の前端部に設けられたヒンジ機構50によって回動可能となっている。シート7は、その後部が上下動するように回動し、収納ボックス20の上縁22に形成される開口を開閉する。図2は、シート7が収納ボックス20の開口を閉じた状態を表し、図3A及び図3Bは、シート7が収納ボックス20の開口を開いた状態を表している。ヒンジ機構50は、軸部52と、シート7に設けられ、軸部52に対して回動可能な一対のヒンジ部78と、収納ボックス20に設けられ、軸部52に対して回動可能な一対のヒンジ部27と、を備えている。
【0018】
図4A及び図4Bに示されるように、収納ボックス20は、前方に向かうに従って幅が狭くなる概略箱状に成型されており、上方に向けて開放された収納空間20aを有している。収納ボックス20は、不図示のバッテリーが収納される下方に突出したバッテリケース25を有している。収納ボックス20の収納空間20aと、バッテリケース25の収納空間とは、蓋部26によって隔てられている。
【0019】
収納ボックス20の外側面23の後部には、外側方に突出したブラケット24が設けられており、ブラケット24の上方及び下方には、上下方向に延びる複数のリブ241が設けられている。収納ボックス20の前端部には、ヒンジ機構50の一部であるヒンジ部27が設けられており、ヒンジ部27の下方にはフック28が設けられている。また、ヒンジ部27の後方には、上方に突出する突起部29が設けられている。この突起部29は、シート7が閉じられたときにシート7の下面に突き当たる。
【0020】
収納ボックス20の外側面23のうち、上縁22よりも下方の位置には、上縁22に沿って延びる突起部21が設けられている。この突起部21は、上方に向けて折れ曲がった鉤状に成形されており、外側面23との間に溝21aを形成している。なお、収納ボックス20の上縁22には、外側方に張り出すフランジが設けられていない。すなわち、収納ボックス20の外側面23のうち、突起部21の上方の部分232は、上縁22まで平面で形成されている。言い換えると、収納ボックス20の側壁のうち、突起部21より上方の部分の厚さは、ほぼ一定になっている。また、フランジが設けられていないため、収納ボックス20の平面視では突起部21が視認される(図4Bを参照)。
【0021】
図5A及び図5Bに示されるように、カバー30は、収納ボックス20の前方及び外側方を覆う上部32と、上部32から下方に延び、エンジンユニット5の前方を覆う下部34と、上部32から後方かつ上方に延びる一対の後部36と、を有している。上部32の内側面のうち、上縁37よりも下方の位置には、内側方かつ下方に突出した複数の係合部31が設けられている。これら係合部31は、上記収納ボックス20の突起部21と係合する。また、下部34の縁部には、サイドカバー9と係合する係合部39が設けられており、後部36の端部には、収納ボックス20と係合する係合部38が設けられている。なお、カバー30は、少なくとも収納ボックス20の側方に位置する部分を有していればよく、図5A及び図5Bに示される形状に限定されない。例えば、複数のカバーが、収納ボックス20の左右各々の側方に個別に配置されてもよい。
【0022】
図6に示されるように、シート7の下面の側部72は、下方に向かって折れ曲がっており、収納ボックス20の外側面23と向かいあっている。シート7の下面の側部72は、下方に向かうに従って収納ボックス20の側面23から離れるように傾斜している。収納ボックス20の外側面23に設けられた突起部21は、収納ボックス20の上縁22よりも下方に位置している。このような位置に突起部21が設けられることによって、収納ボックス20の外側面23をシート7の下面の側部72に近付けることが可能である。このため、シート7の幅の拡大を抑制しつつ、収納ボックス20の容量を向上させることが可能である。なお、本実施形態では、突起部21がシート7の側部の下縁721よりも下方に位置しているが、これに限られず、下縁721よりも上方に位置してもよい。
【0023】
また、シート7が収納ボックス20の開口を閉じた状態において、カバー30の上縁37は、側面視においてシート7の側部の下縁721よりも上方かつ収納ボックス20の上縁22よりも下方に位置している。このため、シート7が閉じた状態では、収納ボックス20が側面視において視認され難い(図2を参照)。
【0024】
また、上縁22よりも下方に設けられた突起部21は、カバー30の上縁37と平面視において重なっている。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間から、その下方に配置されたエンジンユニット5等を見え難くすると共に、異物や手の侵入を抑制することが可能である(図3Bを参照)。
【0025】
本実施形態では、上下に回動することで収納ボックス20の開口を開閉するシート7が設けられているため、シート7の下面の側部72が、下方に向かって折れ曲がって、下方に向かうに従って収納ボックス20の側面23から離れるように当該側面23と対向している。すなわち、シート7の下面の側部72と収納ボックス20の側面23との間隔は、下方に向かうに従って広がっている。本実施形態では、この広がりを利用するべく、収納ボックス20の上縁22にフランジを設けずに、上縁22よりも下方に突起部21を設けている。これにより、収納ボックス20の容量向上の効果と、収納ボックス20とカバー30の隙間から下方の部材を見え難くし、異物や手の侵入を抑制する効果と、の両方を得ることが可能である。
【0026】
また、カバー30の内側面に設けられた係合部31は、収納ボックス20の外側面23と突起部21の間に形成された溝21aに挿入され、突起部21と係合している。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間を抑制することが可能である(図6を参照)。
【0027】
また、突起部21は、カバー30の上縁37の下方で、カバー30の上縁37に沿って延びている。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間を広範囲にわたって抑制することが可能である(図3Bを参照)。
【0028】
また、シート7が収納ボックス20の開口を開いた状態のとき、平面視においてカバー30の上縁37が視認される。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間から、その下方に配置されたエンジンユニット5等を見え難くすることが可能である(図3Bを参照)。
【0029】
また、カバー30の上縁37は、収納ボックス20の外側面23に向かって突出する内鍔部372を有している。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間をさらに抑制することが可能である(図6を参照)。なお、内鍔部372は、あってもなくてもよい。
【0030】
また、シート7に設けられた一対のヒンジ部78は、収納ボックス20に設けられた一対のヒンジ部27よりも外側方に位置している。これによると、シート7に左右方向の力が加わったときにヒンジ部78,27を介して収納ボックス20に伝わる力を低減して、収納ボックス20の変形を抑制することが可能である(図3Bを参照)。
【0031】
[第2実施形態]
図7は、シート7が開いた状態の自動二輪車1の要部を表す平面図である。図8は、収納ボックス20の平面図である。図9は、収納ボックス20及びカバー30の断面図である。なお、上記第1実施形態と重複する構成については、同番号を付すことで詳細な説明を省略する。
【0032】
図7〜図9に示されるように、収納ボックス20の外側面23のうち、上縁22よりも下方の位置には、外側面23の前端から後端までの範囲で上縁22に沿って延びる突起部213が設けられている。突起部213は、シート7の側部の下縁721よりも上方に位置している。このような位置に突起部213が設けられることによって、収納ボックス20の外側面23をシート7の下面の側部72に近付けることが可能である。このため、シート7の幅の拡大を抑制しつつ、収納ボックス20の容量を向上させることが可能である。
【0033】
また、突起部213は、カバー30の上縁37と平面視において重なっており、カバー30の上縁37の上方で、カバー30の上縁37に沿って延びている。シート7が収納ボックス20の開口を開いた状態のとき、平面視において収納ボックス20の突起部213が視認される。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間から、その下方に配置されたエンジンユニット5等を見え難くすると共に、異物や手の侵入を抑制することが可能である。
【0034】
また、カバー30の上縁37は、収納ボックス20の外側面23に向かって突出する内鍔部372を有している。このため、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間をさらに抑制することが可能である(図9を参照)。なお、内鍔部372は、あってもなくてもよい。
【0035】
また、収納ボックス20の外側面23のうち突起部29の下方には、内側方に窪んだ凹部24aが形成されている。この凹部24aの内側には、上下方向に延びる複数のリブ243が設けられている。このようにリブ241,243が突起部213よりも下方に設けられることで、収納ボックス20の外側面23とカバー30の上縁37との隙間からリブ241,243を見え難くしつつ、収納ボックス20の剛性を高めることが可能である。
【0036】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が当業者にとって可能であるのはもちろんである。
【符号の説明】
【0037】
1 自動二輪車、2 前輪、3 フロントフォーク、4 ハンドル、5 エンジンユニット、5a クランクケース、5b シリンダ部、5c 伝達ケース、6 後輪、7 シート、72 側部、721 下縁、78 ヒンジ部、8 ステップボード、9 サイドカバー、20 収納ボックス、20a 収納空間、21 突起部、21a 溝、213 突起部、22 上縁、23 外側面、232 部分、24 ブラケット、24a 凹部、241,243 リブ、25 バッテリケース、26 蓋部、27 ヒンジ部、28 フック、29 突起部、30 カバー、31 係合部、32 上部、34 下部、36 後部、37 上縁、372 内鍔部、38 係合部、39 係合部、40 メインフレーム、50 ヒンジ機構、52 軸部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体フレームと、
前記車体フレームに支持される収納ボックスと、
前記収納ボックスの上方に配置され、前記収納ボックスの上縁に形成される開口を開閉可能なシートと、
前記収納ボックスの側方に配置されるカバーと、
を備え、
前記シートの下面の側部は、下方に向かって折れ曲がり、下方に向かうに従って前記収納ボックスの側面から離れるように前記収納ボックスの側面と向かい合い、
前記カバーの上縁は、側面視において前記シートの側部の下縁よりも上方かつ前記収納ボックスの上縁よりも下方に位置し、
前記収納ボックスの側面は、上縁よりも下方の位置に、前記カバーの上縁と平面視において重なる突起部を有し、前記突起部の上方の部分が前記収納ボックスの上縁まで平面で形成される、
ことを特徴とする自動二輪車。
【請求項2】
前記突起部は、前記カバーの内面に形成された係合部と係合する係合部である、
請求項1に記載の自動二輪車。
【請求項3】
前記突起部は、前記カバーの上縁の下方で、前記カバーの上縁に沿って延びる、
請求項2に記載の自動二輪車。
【請求項4】
前記シートが前記収納ボックスの開口を開放するとき、平面視において前記カバーの上縁が視認される、
請求項2に記載の自動二輪車。
【請求項5】
前記突起部は、前記カバーの上縁の上方で、前記カバーの上縁に沿って延びる、
請求項1に記載の自動二輪車。
【請求項6】
前記シートが前記収納ボックスの開口を開放するとき、平面視において前記突起部が視認される、
請求項5に記載の自動二輪車。
【請求項7】
前記カバーの上縁は、前記収納ボックスの側面に向かって突出する内鍔部を有する、
請求項1に記載の自動二輪車。
【請求項8】
前記シートは、前記シートの前端部及び前記収納ボックスの前端部に設けられたヒンジ機構により回動可能とされる、
請求項1に記載の自動二輪車。
【請求項9】
前記ヒンジ機構は、軸部と、前記シートに設けられ、前記軸部に対して回動可能な一対のヒンジ部と、前記収納ボックスに設けられ、前記軸部に対して回動可能な一対のヒンジ部と、を備え、
前記シートに設けられた一対のヒンジ部は、前記収納ボックスに設けられた一対のヒンジ部よりも外方に位置する、
請求項8に記載の自動二輪車。
【請求項10】
前記収納ボックスの側壁には、前記突起部よりも下方に、上下方向に延びるリブが形成される、
請求項1に記載の自動二輪車。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−18349(P2013−18349A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−152889(P2011−152889)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【出願人】(000010076)ヤマハ発動機株式会社 (3,045)