説明

自動分析装置のリモートサービスシステムおよびリモートサービス方法

【課題】
純水製造装置で製造された純水は自動分析装置に導入され被検サンプルとともに分析に供される。従来、自動分析装置で分析データ異常が発生した場合、時として真の原因が純水の水質に起因する場合があったが、純水製造装置の異常が出力されていないため、その原因特定に多大の時間と労力を費やしていた。
【解決手段】
純水製造装置に外部通信機能を設け、これを介して純水製造装置の装置状態および水質等のデータを取り出し、リモート端末に自動分析装置とともに水質等のデータや純水製造装置の情報を統合して取り込むことにより自動分析装置と純水製造装置の情報の一括管理を行なう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動分析装置のリモートサービスシステムおよびサービス方法に関し、特に、純水製造装置を補助装置として使用する本体装置である自動分析装置のリモートサービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動分析装置の情報収集は下記の特許文献1〜3に示されるように行われている。例えば、特許文献1には、自動分析装置が中継器を介して回線で、稼動情報解析センタに接続されている。自動分析装置の稼動情報は、一端、中継器に蓄積され、緊急度が判断され、その緊急度に応じて適宜、情報解析センタへ送信される構成が開示されている。
【0003】
また、特許文献2では、自動分析装置で得られたデータの結果を判断し、サービス拠点へ通信回線を通じて、警告情報などを送信することが記載されている。
【0004】
さらに、特許文献3では、遠隔地に設置された複数の装置からの情報を、契約内容を判断してリモート接続するか否かを判断し無駄な通信を抑止することが記載されている。以上の特許文献には、補助装置の情報を加味して、本体装置である自動分析装置の装置異常の解析に使用している例は見られない。
【0005】
純水製造装置の情報収集の例は、特許文献4に見られる。しかし、得られた情報は、単独に遠隔地にある監視センタへ送信され、他の装置、例えば自動分析装置などの異常解析には使用していない。また、特許文献5には、自動分析装置の端末に純水製造装置の純水情報を入力することが示されている。しかし、その情報は供給量、排出量などであって水質データは含まれていない。
【0006】
【特許文献1】特開平10−229587号公報
【特許文献2】特開2000−39400号公報
【特許文献3】特開2004−28670号公報
【特許文献4】特開平05−30577号公報
【特許文献5】特開2003−294763号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
補助装置である純水製造装置で製造された純水は、本体装置である、例えば自動分析装置に導入され、被検サンプル(検体)を収納する試験管の洗浄などに用いられ、被検サンプルの分析結果に大きく影響を与える可能性を有している。それにも拘らず、従来、自動分析装置で被検サンプルの分析データ異常が発生した場合、時として真の原因が純水の水質に起因する場合があっても、用いられた純水の水質のデータや純水製造装置の装置異常の情報が収集されていないため、自動分析装置に起因するものか補助装置が起因なのかが迅速に判断できず、原因特定に多大の時間と労力を費やしていた。
【0008】
また、水質異常が発生しても、その水質データに関する情報がない場合は、被検サンプルの異常と誤認する可能性も有し、被検サンプルが、例えば血清などの検体である場合は、医療過誤を防止する観点からも、検体が示す異常値なのか、純粋水製造装置に起因する水質異常なのかを適確、かつ、迅速に切り分ける必要があった。
【0009】
そこで、本願発明の目的は、自動分析装置を正常な状態で常に稼動させることであり、本体装置の異常発生時には、その異常原因を装置起因か被検サンプル起因かを迅速に解析するための情報を提供することであり、さらに、装置起因の場合は、自動分析装置もしくは純水製造装置起因を迅速に判別し、異常な装置を早期に正常状態に復帰させる技術の提供にある。
【0010】
さらには、本願発明の目的は、自動分析装置もしくは純水製造装置に装備された部品等の経時劣化に起因した装置の異常を事前に防止し、装置が異常な状態での被検サンプル分析などの稼動を抑止することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の目的は、被検サンプルを自動的に分析し、その分析データおよび装置の状態を示す装置情報を出力する手段を有する自動分析装置と、この自動分析装置に供給する純水を製造し、該純水の水質情報および装置の状態を示す装置情報を出力する手段を有する純水製造装置と、水質情報と、自動分析装置および純水製造装置のそれぞれの装置情報を収集する手段を有する第1の情報端末と、その第1の情報端末に収集された情報を、通信手段を介して受信する第1の情報端末に対して遠隔配置された第2の情報端末とを備え、第2の情報端末において、第2の情報端末に内蔵された管理基準データを基に自動分析装置および純水製造装置、並びに水質の異常の有無を管理する自動分析装置のリモートサービスシステムにより達成できる。
【0012】
すなわち、本体装置の装置情報とともに補助装置である純水製造装置の装置状態を収集し一括管理することにより、原因調査の時間と労力の削減および水質異常に起因する誤報告防止を達成できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、自動分析装置と純水製造装置の情報を統合して取り込み、自動分析装置と純水製造装置の情報の一括管理を可能とし、純水製造装置を含めた自動分析装置システムの異常を早期に発見し修復することにより自動分析装置の安定稼動と高信頼性を提供することができる。また純水製造装置を含めた自動分析装置システムの異常を早期に発見することにより、医療分野であってはならない誤報告を防止することができる。
【0014】
さらに、純水製造装置の水質管理情報(膜の除去率、原水の水質、装置通電時間、アラーム情報、消耗品情報)を活用して、自動分析装置および純水製造装置の状態経時変化を管理し、消耗品の交換時機(メンテナンス)管理を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下に、本発明の実施例を、以下に図を用いて説明する。
【0016】
<実施例1>
図1は、本発明に係る自動分析装置1のリモートサービスシステムの概略構成を示す図である。図2は、図1を構成するService Processor(サービス・プロセッサー)3(以下、SVPと称する)のソフトウェア構成図およびその機能を示す図である。
【0017】
図1に示す自動分析装置1は、自動分析装置1で分析された被検サンプル(あるいは検体)の分析データを出力する機能を有する。また、自動分析装置1は、例えばEthernet(登録商標)によりSVP3の端末に接続され、自動分析装置1の装置情報をSVP3の端末に送信し、また純水製造装置2は、例えばRS-232CによりSVP3の端末に接続され、純水製造装置2の装置情報、あるいは純水製造装置2で製造された純水の水質に関する水質情報をSVP3の端末に送信する。
【0018】
さらに、SVP3の端末に送信された情報は、公衆回線4を介してService Server(サービス・サーバー)5(以下に、SSと称する)に送信される。SS5に送信された情報は、SS5に既に内蔵された管理基準データを基にして、装置情報および水質情報のデータが異常か否かを判別する。
【0019】
自動分析装置1は、被検サンプルを、与えられた検査項目に対して与えられた条件により自動的に分析し、その分析データを出力する装置であり、例えば、血液のような検体を分析する機能を有する。さらに、自動分析装置1は、装置累積情報(例えば、検体数や通電時間など)、キャリブレーション結果、光度計チェック、あるいはアラーム情報などを適宜取得し、取得したデータをSVP3へ送信する機能を持っている。
【0020】
純水製造装置2は、外部から導入された水を用いて規定の純度や水質を有する純水を製造し、この純水を自動分析装置1へ供給する。また、製造した純水の水質等のデータを適宜採取して、図2に示すように、純水製造装置2に内蔵されたリモート機能11を介して、採取したデータをSVP3に送信する。
【0021】
通常は、上記の自動分析装置および純水製造装置は、ユーザーサイドに設置されている。
一方、SS5は、ユーザーサイドから離れた遠隔地に設けられ、複数のユーザから送信される上記の自動分析装置1や純水製造装置2の状態を管理し、必要に応じて装置のメンテナンス等のサービスを行う機能を有している。
【0022】
上述したように、自動分析装置1の装置情報や純水製造装置2の装置情報、純水製造装置2で製造された純水の水質等のデータは、公衆回線4を通じて、遠隔地に設置されたSS5に送信される。
【0023】
なお、ここで、公衆回線4は、公衆通信回線、専用通信回線、インターネット、LAN等を含むコンピュータネットワークであり、SS5とSVP3との間を接続する。
【0024】
SS5では、公衆回線4を通じて送信された上記の装置情報、あるいは採取した水質等のデータを受信する。SS5を構成するコンピュータ8には、水質を判断する基準データや装置状態を判断する基準値などが内蔵されている。
【0025】
図7に示すように、SS5の端末には、WEBによる閲覧画面が表示される。表示画面には、純水装置の稼動状況(純度、水圧など)を示す管理画面、顧客別メンテナンス記録を示す管理画面、精度管理データの推移を示す管理画面、各種装置情報データの閲覧画面など表示される。
【0026】
また、特に異常の発生がない場合でも、定期的に自動分析装置1や純粋製造装置2の装置状態を出力される。この出力情報は、自動分析装置1が設置されたユーザに報告され、ユーザが装置状況を把握することにより、自動分析装置1の分析結果の信頼性をより確実に確認できる。さらに、図6に示すような水質データの履歴を監視できる。これらの情報により、ユーザは、自動分析装置1で分析された被検サンプルの分析データの精度を高い信頼性をもって確認できる。
【0027】
ここで、水質データの例としては、図6に示すような供給水の導電率の変化、RO膜の除去率の変化、ファイナル水質の変化などを確認することが可能である。
【0028】
図2に示すSVP端末3は、GUI,DB I/O, GUIF Communication,Parameter Restoration,SS Comunucationなどのモジュールから構成されている。
【0029】
上記のモジュールの機能は、図3に示すように、GUIは、SVPプログラムのメインモジュールであり、他のモジュールの起動、管理、設定、データの参照などを行なう機能を有する。DB I/Oは、SVP上の装置情報データベースへのアクセスを行なう機能を有する。
また、GUIF Communicationは、自動分析装置と通信を行なう機能を有する。さらに、Parameter Restorationは、操作により、パラメータ関連ファイルを自動分析装置1に戻す機能を有する。SS Communicationは、定時または送信イベント発生時にサービスステーション(SS)5に対してログ情報を送信する機能を有している。
【0030】
図1に示す純水製造装置2は、リモート機能11およびツール機能(GUI)などを有する。図4には、その純水製造装置2が有するリモート機能11およびツール機能を示す。リモート機能11としては、以下の処理機能がある。すなわち、1)純水製造装置2の外部通信機能を使用し通信を行なう。2)指定時刻に情報を取得しファイルを作成する。3)サービスステーション(SS)5に送信する水質管理情報ファイルを作成する。4)サービスステーション(SS)5への送信は、SS Communicationの送信処理より行なう。
【0031】
さらに、ツール機能には、1)サービスエンジニアによる純水装置リモートプログラムの起動、2)画面操作による純水製造装置2の情報取得および表示があり、3)取得情報としては、キャリブレーション、メンテナンス、イベントなどがある。
【0032】
本発明の実施例によれば、自動分析装置1の情報のみでなく、純水製造装置2の装置情報および水質情報も同時に収集でき、一括管理するため、異常が発生した場合は自動分析装置だけでなく、純水製造装置2も含めた自動分析装置システムとして解析することができる。
【0033】
従って、被検サンプルの分析結果が異常の場合も、被検サンプル自身の異常か、装置に起因した異常なのかを迅速に判別でき、間違った分析結果をユーザが採用する危険性を低減出来る。
【0034】
<実施例2>
図5は、自動分析装置1および純水製造装置2から送信された情報を基に纏めたユーザへの装置診断報告書の例である。この図に示すように、SS5は、自動分析装置1から出力送信されたUVランプの使用時間や検対数、通電時間数などの装置情報を取得し、さらに、純水製造装置2から出力された供給水の導電率、RO膜の除去率、水質などの水質情報を取得する。SS5は、内蔵された管理基準データを基に、上記の診断報告書を出力する。この報告により、ユーザは、純水製造装置を含む自動分析装置の装置状態を把握でき、またメンテナンスの時期やメンテナンス状況を把握できるメリットを有する。
【0035】
SS5において、上記の装置情報を基に、装置を構成する各部品の交換時期(メンテナンス)をSS5に内蔵された基準データに基づき判断し、事前にメンテナンスの時期をユーザに報告し、メンテナンス不足による装置の異常発生を抑止する。さらに装置のダウンタイムを低減が図れ、ユーザの機会損失を低減できる。
【0036】
また、ユーザに純水製造装置を含めた自動分析装置システムとしての装置情報を提供することにより、さらに、正常な状態に装置を維持することができる。このように、装置が異常を発生する前に、事前にメンテナンスを行い、装置を正常に稼動させることにより、被検サンプルの分析結果をより信頼性あるものにすることができ、装置の異常データに基づく分析結果の誤判断を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のシステム構成例を示す図である。
【図2】本発明に用いる自動分析装置および純水製造装置に備えられたソフトウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明に用いる自動分析装置に内蔵されたリモート機能を示す一覧表である。
【図4】本発明に用いる純水製造装置に内蔵されたリモート機能を示す一覧表である。
【図5】リモート端末における閲覧画面の例を示す図である。
【図6】純水製造装置から出力される純水の水質データの経時変化を示す図である。
【図7】サービス・サーバ(SS)に出力されるWEB閲覧画面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1…自動分析装置、
2…純水製造装置、
3…サービス・プロセサ(SVP)、
4…公衆回線、
5…サービス・サーバ(SS)、
6…純水供給管、
7…ディスプレ、
8…CPU、
9…入力端末、
10…自動分析リモート。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検サンプルを自動的に分析し、その分析データおよび装置の状態を示す装置情報を出力する手段を有する自動分析装置と、
前記自動分析装置に供給する純水を製造し、該純水の水質情報および装置の状態を示す装置情報を出力する手段を有する純水製造装置と、
前記水質情報と、前記自動分析装置および前記純水製造装置のそれぞれの装置情報を収集する手段を有する第1の情報端末と、
前記第1の情報端末に収集された情報を、通信手段を介して受信する前記第1の情報端末に対して遠隔配置された第2の情報端末とを備え、
前記第2の情報端末において、前記第2の情報端末に内蔵された管理基準データを基に前記自動分析装置および前記純水製造装置、並びに前記水質の異常の有無を管理することにより前記被検サンプルの分析結果の信頼性を向上させることを特徴とする自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項2】
前記第2の情報端末は、前記水質情報、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報の少なくとも一つが異常と判断されると、アラーム情報を出力する手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項3】
前記第2の情報端末は、前記管理基準データを基に前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報に応じて、前記自動分析装置および前記純水製造装置のメンテナンスに必要な情報を提示する手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項4】
前記第2の情報端末は、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報、メンテナンス情報、あるいは前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置稼動履歴をWEB閲覧画面に一括表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項5】
前記第2の情報端末は、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報、メンテナンス情報、あるいは前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置稼動履歴の通知を前記自動分析装置のユーザに送信する手段を有することを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項6】
前記通信回線は、インターネットであることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項7】
前記通信回線は、専用回線であることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項8】
前記通信回線は、公衆回線であることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置のリモートサービスシステム。
【請求項9】
被検サンプルを自動的に分析する自動分析装置と、
前記自動分析装置に供給する純水を製造する純水製造装置と、
前記自動分析装置および前記純水製造装置と電気的に接続された第1の情報端末と、
前記第1の情報端末に通信回線を介して接続され、前記第1の情報端末に対して遠隔配置された第2の情報端末と、を有し、
前記自動分析装置は、前記被検サンプルの分析データと前記自動分析装置の装置状態を示す装置情報とを出力し、
前記純水製造装置は、製造した純水の水質を示す水質情報と前記純水製造装置の装置状態を示す装置情報を出力し、
前記第1の情報端末は、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報と前記水質情報を収集するとともに、前記通信回線を介して前記収集した情報を前記第2の情報端末に送信し、
前記第2の情報端末において、前記第2の情報端末に内蔵された管理基準データを基に前記水質情報、前記自動分析装置および前記純水製造装置の異常の有無を管理することを特徴とする自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項10】
前記第2の情報端末は、前記水質情報、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報の少なくとも一つが異常と判断されると、アラーム情報を出力することを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項11】
前記第2の情報端末は、前記管理基準データを基に前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報に応じて、前記自動分析装置および前記純水製造装置のメンテナンス情報を提示することを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項12】
前記第2の情報端末は、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報、メンテナンス情報、あるいは前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置稼動履歴をWEB閲覧画面に一括表示することを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項13】
前記第2の情報端末は、前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報、メンテナンス情報をあるいは前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置稼動履歴の通知を前記自動分析装置のユーザに送信することを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項14】
前記通信回線は、インターネットであることを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項15】
前記通信回線は、専用回線であることを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項16】
前記通信回線は、公衆回線であることを特徴とする請求項9記載の自動分析装置のリモートサービス方法。
【請求項17】
被検サンプルを自動的に分析する自動分析装置の装置状態を示す装置情報と、前記自動分析装置に供給する純水を製造する純水製造装置の水質情報、および装置状態を示す装置情報とを含む情報を受信する手段と、
受信した前記自動分析装置および前記純水製造装置の装置情報、並びに前記水質情報を含む情報を遠隔設置されたリモート管理端末へ通信回線を介して送信する手段とを具備してなる装置情報送受信端末を有する自動分析装置サービスシステム。
【請求項18】
前記水質情報を、前記純水製造装置に設けられたリモート通信手段を介して受信することを特徴とする自動分析装置サービスシステム。
【請求項19】
前記通信回線は、インターネットであることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置サービスシステム。
【請求項20】
前記通信回線は、専用回線であることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置サービスシステム。
【請求項21】
前記通信回線は、公衆回線であることを特徴とする請求項1記載の自動分析装置サービスシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−76353(P2008−76353A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−259007(P2006−259007)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【出願人】(300050367)株式会社日立ハイテクフィールディング (11)
【Fターム(参考)】