説明

自動券売機

【課題】不審者に取引内容を把握されてしまう危険性の少ない自動発券機を提供する。
【解決手段】利用者を撮影する撮影部と、利用者から所定の券を発券するための操作を受け付ける入力部と、利用者の奥行方向に傾斜して設けられ、入力部を表示する表示部と、撮影部が撮影した画像に基づいて、利用者の目線の位置を検出する検出部と、検出部が目線の位置を検出した場合に、目線の位置に応じた表示部上の位置に、入力部を表示させる制御部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗車券などの券類を発券する自動券売機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自動券売機装置においては、表示装置内の操作画面は高さ位置が固定されており、利用者の身長差異によって目線位置が変わってしまい、視認性が十分なものではなかった。また、従来の自動券売機装置では、表示装置に表示される取引中の個人的な購入内容や利用者の暗証番号を入力時に盗み見ることによって、ストーカ被害、クレジットカード盗難による不正使用などの犯罪行為などの危険性があった。特に、視認性を向上させるために操作画面を大きくした場合には、そのような犯罪行為を誘引してしまう虞がある。
【0003】
このような犯罪を防止するために、通常、監視カメラを設置して自動券売機の利用者および周囲を監視している。また、利用者の背後の不審者による盗み見を、その利用者に気づかせるために、例えば、特許文献1には、凸面鏡を備えた角度調整可能な後方確認ミラーが提案されている。さらに、特許文献2には、ディスプレイの視野角を制御可能な、いわゆる視野角制御フィルタを液晶パネルに設ける手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−041153号公報
【特許文献2】特開2007−121969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術の監視カメラによる監視方法、或いは上記特許文献1、特許文献2に開示された技術では、操作画面の視認性を高めた場合であっても、利用者が後方を確認することによって、上述した犯罪行為の危険性を利用者自身が察知することができる。しかしながら、これらの技術では、監視者もしくは利用者が常に直接意識して後方の不審者の存在や不審者の不正行為に対して注意を払わなければならず、特に利用者は取引に集中している間は、覗き見等をされていても気づかずに不審者に取引内容を把握されてしまう場合があるという問題があった。
【0006】
本発明は、不審者に取引内容を把握されてしまう危険性の少ない自動発券機を提供することを目的とする。また、本発明は、不審者の存在や不審者の不正行為に対する注意を利用者に喚起することが可能な自動発券機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる自動発券機は、利用者を撮影する撮影部と、前記利用者から所定の券を発券するための操作を受け付ける入力部と、前記利用者の奥行方向に傾斜して設けられ、前記入力部を表示する表示部と、前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記利用者の目線の位置を検出する検出部と、前記検出部が前記目線の位置を検出した場合に、前記目線の位置に応じた前記表示部上の位置に、前記入力部を表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、利用者の後方を撮影する撮影部と、前記利用者から所定の券を発券するための操作を受け付ける入力部と、前記入力部を表示する表示部と、前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたと判定した場合に、前記撮影部が撮影した画像を前記表示部に表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、不審者に取引内容を把握されてしまう危険性の少ない自動発券機を提供することができる。また、本発明によれば、不審者の存在や不正行為に対する注意を利用者に喚起することが可能な自動発券機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例1における自動券売機装置の外観図である。
【図2】実施例1における自動券売機の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施例1における目線位置を検出、操作画面を表示している例を示す図である。
【図4】実施例1における自動券売機の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】実施例2における自動券売機装置の外観図である。
【図6】実施例2における自動券売機の構成例を示すブロック図である。
【図7】実施例2における重要内容表示を検出、後方画像を表示している例を示す図である。
【図8】実施例2における自動券売機の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる自動券売機の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下では、発券される券が乗車券の場合について説明しているが、これに限らず、乗船券、搭乗券等、他の種類の乗り物について発券される場合にも適用することができる。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1の形態における自動券売機100の外観構成を示す図である。また、図2は、図1に示した自動券売機100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、自動券売機100は、人検知センサ部101と、カメラ部102と、情報入力部103と、表示部104と、制御部105と、取引処理部106とを含んで構成されている。
【0012】
人検知センサ部101は、自動券売機100の中央部に設置されており、自動券売機100の前面に利用者が来たことを検知する検知手段として機能する。
【0013】
カメラ部102は、自動券売機100の上部に、装置筐体内から外方向側にレンズが向けられており、自動券売機100の前面の利用者、およびその利用者の後方を撮影するように設置され、撮影手段として機能する。
【0014】
情報入力部103は、表示部104に設けられたタッチパネル、あるいはテンキーなどにより構成される。情報入力部103は、当該自動券売機100にて取引を行う人物(利用者)P1によって様々の情報が入力される情報入力手段として機能する。
【0015】
表示部104は、液晶表示装置などにより構成される。表示部104は、制御部105により表示内容が制御される。表示部104には、情報入力部103にて利用者P1が入力した情報、取引に関する情報(取引内容等)、あるいは利用者P1に対する操作案内などを表示する表示手段として機能するとともに、利用者に対して注意などを報知する報知手段としても機能する。また、報知手段としては、利用者P1に対する注意などを音声で出力するスピーカを設けても良い。
【0016】
情報入力部103および表示部104は、図1に示すように、利用者から見て奥行方向に一定の傾斜をつけて自動券売機100の筐体に設置されている。後述するように、制御部105が、目線位置検出部107によって検出された利用者の目線の高さ(位置)にあわせて操作画面を表示部104に表示させるが、このように表示部104が傾斜していることによって、利用者の目線の位置に操作画面を表示した場合であっても、後方から見た場合には、その操作画面が利用者の背中や首等に隠れる。したがって、不審者によって操作画面を盗み見られ、取引内容を把握されてしまう危険性が少ないものとなっている。すなわち、このような構成によって、利用者にとって視認性の高い最適な位置に操作画面を表示させつつ、上述した危険性を低減している。
【0017】
制御部105は、当該自動券売機100の全体の制御を行うものである。制御部105は、CPU(Central Processing Unit)、各種のメモリ、各種インターフェースなどにより構成される。制御部105では、CPUが予めメモリに記憶されている制御プログラムを実行することにより種々の処理機能を実現している。また、制御部105では、カメラ部102が撮像して取得した画像から、利用者の目線の位置を検出する目線位置検出部107の機能を実現している。なお、目線位置検出部107が利用者の目線の位置を検出する技術については、従来から知られている様々な手法を用いることができる。また、目線位置検出部107が目線の位置を検出した場合、例えば、利用者の目の位置と、表示部104を垂直に結んだ線分(垂線)と表示部104とが交わる位置に操作画面の中心が位置するように、操作画面を表示部104に表示させる。
【0018】
図3は、カメラ部102が撮影した利用者の画像から、目線位置検出部107が目線位置を検出している例を示す図である。図3に示すように、目線位置検出部107は、カメラ部102が撮影した利用者の画像から目線位置を検出する。具体的には、目線位置検出部107は、検出した利用者の目線位置から、利用者の目線高さを判断し、判断された目線高さから、制御部105が、例えば、表示部104の大きさや座標を基準として、表示部104に表示する操作画面位置を制御することによって、利用者の操作に適した高さに表示させる(図3に示す例では、上下方向にずらして表示させる)機能を実現している。
【0019】
取引処理部106は、自動券売機100により取引処理を実行するものである。たとえば、自動券売機100が、乗車券の券売機として運用される場合、取引処理部106は、現金の入金、おつりの出金処理、乗車券の発券処理を行う処理部として設置される。次に、表示部104の表示例について説明する。
【0020】
自動券売機100での取引中において、表示部104には、図3に示す操作案内表示領域121、情報表示欄122、および選択ボタン領域123などが表示されるようになっている。操作案内表示領域121には、情報入力部103が利用者から入力を受け付けた情報に対する操作内容の案内が表示される。情報表示欄122は、情報入力部103が利用者から入力を受け付けた情報、あるいは情報入力部103が利用者から入力を受け付けた情報に基づく取引に関する情報などが表示される表示欄である。また、選択ボタン領域123は、取引の進行に伴う操作画面の切り換えの有無を選択させるボタン等を表示させる領域である。
【0021】
図4は、第1の実施の形態として自動券売機100の動作例を説明するためのフローチャートである。
【0022】
図4に示すように、待機状態の自動券売機100において、制御部105は、表示部104に待機画面を表示させ(ステップS−111)、制御部105からの指示に従って、カメラ部102が、自動券売機100の前方を撮影し、撮影した画像を制御部105に供給する(ステップS−112)。
【0023】
さらに、この状態において、制御部105は、カメラ部102が撮影した画像を受け取り、目線位置検出部107は、利用者の目線の高さを検出する処理を開始し(ステップS−113)、目線高さを検出したと判定した場合(ステップS−114;Yes)、制御部105は、取引操作表示画面の高さ位置を、目線の位置に合うように調整して表示部104に表示させ(ステップS−115)、取引処理部106が取引処理を実行し(ステップS−116)、処理を終了させる。
【0024】
一方、目線位置検出部107が、目線高さを検出していないと判定した場合(ステップS−114;No)、ステップS−112に戻り、以降の処理を繰り返す。そして、ステップS−116の処理が終了すると、図4に示した全ての処理が終了する。
【0025】
このように、カメラ部102が利用者を撮影し、情報入力部103が利用者から所定の券を発券するための操作を受け付け、表示部104が利用者の奥行方向に傾斜して設けられ、情報入力部103を表示し、目線位置検出部107が、カメラ部102が撮影した画像に基づいて、利用者の目線の位置を検出し、制御部105が、目線位置検出部107が目線の位置を検出した場合に、目線の位置に応じた表示部104上の位置に、情報入力部103を表示させるので、不審者に取引内容を把握されてしまう危険性を少なくすることができる。
【0026】
なお、本実施の形態においては、操作画面を利用者の目線の位置にあわせて表示部104に表示させることとしているが、さらに、操作画面を表示させた後、利用者が表示部104に表示された情報入力部103に対して指でタッチし、その指等をスライドさせることによって、表示部104の任意の位置(図3に示す例では、A1、A2の方向の位置)に操作画面を移動させることとしてもよい。この場合、利用者の背後に身長の高い者がいる場合には、表示部104のより低い位置に操作画面を表示させること等、状況に応じて適切に操作画面を表示部104に表示させることが可能となる。
【0027】
さらに、情報入力部103に対するダブルタップ等のタッチ操作や、2本の指の間隔を広げ(あるいは縮め)て、操作画面を拡大または縮小させる等のズームイン・アウト操作によって、さらに視認性を高めて適切に操作画面を表示部104に表示させることとしてもよい。
(実施例2)
図5は、本発明の実施例2の形態における自動券売機200の外観構成を示す図である。また、図6は、図5に示した自動券売機200の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、自動券売機200は、実施例1における自動発券機100と同様の構成を備えるほか、目線位置検出部107に代えて、重要情報判定部108を備えている点で、実施例1における自動発券機100とは異なっている。以下では、実施例1における自動発券機100と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0028】
重要情報判定部108は、利用者が取引する情報が重要情報であるか否かを判定するものである。後述するように、重要情報判定部108は、利用者が取引を開始し、セキュリティ性の高い情報を情報入力部103から入力したり、あるいはセキュリティ性の高い情報を表示部104に表示させたか否かを判定し、そのようなセキュリティ性の高い情報の入力や表示をさせていると判定した場合に、表示部104に後方画像を表示させる。
【0029】
図7は、カメラ部102が撮影した利用者の後方画像を示す図である。図7に示すように、制御部105は、カメラ部102が撮影した後方画像を表示部104に表示させる。このとき、制御部105は、表示部104が表示する領域のうち、既に表示部104に表示されている操作画面以外の空き領域に表示させる。このように、表示された画像から、利用者背後の状況を把握することが可能となる。なお、後方画像は、実施例1の場合と同様に、利用者のタッチ操作等にしたがって、操作画面の移動に応じて適宜移動(例えば、図7に示す例では、符合124’の位置)させることも可能である。
【0030】
また、画像表示領域124には、カメラ部102にて撮影している画像が表示されるが、画像表示領域124における画像表示は、情報表示欄122に表示する内容が、利用者の行き先、購入価格などの取引内容、または、クレジットカード決済における暗証番号入力時などのセキュリティ性の高い重要内容表示するタイミングで表示されるものとする。セキュリティ性の高い重要内容であるか否かは、上述した重要情報判定部108によって判定される。このように、利用者の操作中に表示部104に後方画像を表示することにより、利用者への注意喚起が可能となる。続いて、実施例2における自動券売機200の動作例について説明する。
【0031】
図8は、第2の実施の形態として自動券売機200の動作例を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、実施例1のステップS−112の場合と同様に、カメラ部102が、制御部105からの指示に従って、自動券売機100の前方を撮影し、撮影した画像を制御部105に供給しているものとする。
【0032】
図8に示すように、取引処理の実行中において、情報入力部103が、利用者から要求項目の入力を受け付けると(ステップS−211)、表示部104が、その取引情報の内容を表示する(ステップS−212)。
【0033】
そして、利用者が取引情報の内容を確認した後、次の取引に移ると(または、所定の時間が経過した後)、重要情報判定部108は、表示されている内容が利用者の個人的な重要情報であるか否かを判定する(ステップS−213)。なお、重要情報であるか否かは、あらかじめ制御部105内部のメモリ等の記憶媒体にあらかじめ設定されている。
【0034】
重要情報判定部108が、表示されている内容が利用者の個人的な重要情報であると判定すると(ステップS−213;Yes)、制御部105は、カメラ部102が撮影した後方画像を表示部104に表示させる(ステップS−214)。このタイミングで後方画像を表示させることによって、利用者への注意喚起を行うことが可能となる。
【0035】
一方、重要情報判定部108が、表示されている内容が利用者の個人的な重要情報ではないと判定すると(ステップS−213;No)、ステップS−216に進み、そのまま取引処理を実行する。
【0036】
その後、利用者が利用者の背後にいる不審者(P2)の存在を認識し、制御部105は、情報入力部103が取引情報を非表示にする旨のタッチ操作を受け付けたか否かを判定し(ステップS215)、情報入力部103が取引情報を非表示にする旨のタッチ操作を受け付けたと判定した場合(ステップS215;Yes)、表示部104に表示された取引情報を直ちにマスク(非表示)する。このような操作をすることで、利用者の重要情報の流失を防ぐことができる。
【0037】
そして、制御部105は、情報入力部103がその後取引を終了させる旨を受け付けたか否かを判定し(ステップS−218)、情報入力部103がその後取引を終了させる旨を受け付けたと判定した場合(ステップS−218;Yes)、実行中の取引を終了させる(ステップS−219)。
【0038】
一方、制御部105は、情報入力部103がその後取引を終了させる旨を受け付けていないと判定した場合(ステップS−218;No)、ステップS212に戻って、以降の処理を繰り返す。
【0039】
ステップS−215において、制御部105が、情報入力部103が取引情報を非表示にする旨のタッチ操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS215;No)、そのまま取引処理を実行する(ステップS−216)。このステップS−219の処理が終了すると、図8に示す全ての処理が終了する。
【0040】
このように、カメラ部102が利用者の後方を撮影し、情報入力部103が利用者から所定の券を発券するための操作を受け付け、表示部104が情報入力部103を表示し、重要情報判定部108が、情報入力部103が利用者に関する重要情報の入力を受け付けたか否かを判定し、制御部105が、重要情報判定部108が情報入力部103が利用者に関する重要情報の入力を受け付けたと判定した場合に、カメラ部102が撮影した画像を表示部104に表示させるので、不審者の存在や不審者の不正行為に対する注意を利用者に喚起することが可能となる。
【0041】
すなわち、上述した各実施例において説明したように、利用者に意識をさせずに取引操作表示画面を適切な目線高さに表示し、かつ、セキュリティ性の高い重要取引時には目線先の表示画面近傍に後方画像を表示することにより、利用者に対する注意喚起すると共に、覗き見が可能な位置いる人物に対しても不正行為を抑止する効果を期待できる。
【0042】
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施例1および実施例2の形態に開示されている自動券売機を組み合わせて構成することによって、視認性を高めつつ、不正行為に対する注意を利用者に喚起することも可能である。
【符号の説明】
【0043】
P1:利用者、P2:不審者、100、200:自動券売機、101:人検知センサ部、102:カメラ部、103:情報入力部、104:表示部、105:制御部、106:取引処理部、107:目線位置検出部、108:重要情報検出部、121:操作案内表示領域、122:情報表示欄、123:入力選択ボタン、124:画像表示領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者を撮影する撮影部と、
前記利用者から所定の券を発券するための操作を受け付ける入力部と、
前記利用者の奥行方向に傾斜して設けられ、前記入力部を表示する表示部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記利用者の目線の位置を検出する検出部と、
前記検出部が前記目線の位置を検出した場合に、前記目線の位置に応じた前記表示部上の位置に、前記入力部を表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする自動券売機。
【請求項2】
前記制御部は、前記目線の位置に応じた前記表示部上の位置として、前記利用者の目の位置と前記表示部とを垂直に結んだ線分と前記表示部とが交わる位置に、前記入力部を前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動券売機。
【請求項3】
前記入力部は、さらに前記利用者からのスライド操作を受け付け、
前記制御部は、前記入力部が受け付けた前記スライド操作に応じて、前記入力部を前記表示部の任意の位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動発券機。
【請求項4】
前記入力部は、さらに前記利用者からのタッチ操作を受け付け、
前記制御部は、前記入力部が受け付けた前記タッチ操作に応じて、前記入力部を縮小または拡大させる、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動発券機。
【請求項5】
利用者の後方を撮影する撮影部と、
前記利用者から所定の券を発券するための操作を受け付ける入力部と、
前記入力部を表示する表示部と、
前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたと判定した場合に、前記撮影部が撮影した画像を前記表示部に表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする自動券売機。
【請求項6】
前記制御部は、前記判定部が、前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたと判定した場合、前記表示部に表示されている前記入力部を非表示とする、
ことを特徴とする請求項5に記載の自動券売機。
【請求項7】
前記制御部は、前記判定部が、前記入力部が前記利用者に関する重要情報の入力を受け付けたと判定した場合、前記重要情報をマスキングする、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の自動券売機。
【請求項8】
前記重要情報には、前記利用者の行き先、前記所定の券の購入価格、クレジットカード決済における暗証番号のいずれかを含む情報である、
ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の自動券売機。
【請求項9】
前記自動券売機は、さらに音声出力装置を備え、
前記制御部は、前記撮影部が撮影した画像を前記表示させるとともに、前記音声出力装置から音声を出力させる、
ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の自動券売機。
【請求項10】
前記表示部は、前記利用者の奥行方向に傾斜して設けられている、
ことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の自動券売機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−113437(P2012−113437A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−260463(P2010−260463)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】