説明

自動機

【課題】
顧客操作口に実装する1つのシャッタ構造で、機能ユニット出し入れの際の開口部の安全性確保が目的の該安全シャッタと、雨の日の雨水浸入防止が目的の該防雨シャッタの両方の機能を合わせもつシャッタ構造を省スペースかつ安価な方法で提供する。
【解決手段】
自動取引装置の顧客操作口に取り付けられ、それぞれ別々の機能を有する安全シャッタと防雨シャッタにおいて、防雨シャッタは安全シャッタを覆うものであり、機能ユニット出し入れ時に、防雨シャッタの開閉を規制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動機に関するもので、特に、現金取引等を行う自動取引装置、操作面に設けられた顧客操作口のシャッタ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の現金取引等を行う自動取引装置のシャッタ構造は、紙幣の出し入れを行う紙幣入出金ユニット等の機能ユニットを自動取引装置本体から引き出した際に、顧客操作面において前記機能ユニットに対応する箇所に開口部が生じてしまうため、該開口部を塞ぐように蓋をして、外部からの異物等の浸入を防ぎ安全性確保するような構造であった。関連する背景技術として特許文献1がある。
【0003】
【特許文献1】特開平9−106467号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
中国等の海外では自動取引装置を屋内に設置するだけでなく、該自動取引装置を外壁に埋め込み、顧客操作面のみを屋外に露出し、紙幣の補充作業等で保守の必要な装置後面側を屋内に入れた状態で設置する、すなわち外壁設置することがある。このような外壁設置の自動取引装置において、雨が降った際には、屋外に露出した顧客操作面に雨がかかり、顧客操作口から自動取引装置内に雨水が入ってしまう可能性がある。そこでこの雨水の浸入を防ぐために、顧客操作口に防雨シャッタを実装する必要がある。該防雨シャッタの開閉動作として、雨水の浸入を最小限に留めるためには紙幣や硬貨の出し入れ操作時以外、常に閉じた状態でなければならない。しかも、該防雨シャッタが閉じた状態でも顧客操作口に紙幣や貨幣の有無が確認できるようなしくみが必要である。
【0005】
またこのような該防雨シャッタとは別に、前記の従来技術で述べた機能ユニットの出し入れ時の安全性確保のために、顧客操作口には上記従来技術のような安全シャッタも必要である。しかしながら前述のような、機能ユニットの出し入れの際の開口部の安全性確保が目的の該安全シャッタと、雨の日の雨水浸入防止が目的の該防雨シャッタをそれぞれ別々に実装するには広いスペースが必要となってしまう。また、これとは別に該安全シャッタ、該防雨シャッタの2つのシャッタを実装する為、高コストとなってしまうという問題もあった。
【0006】
本発明は、この様な問題点に鑑みてなされたもので、顧客操作口に実装する1つのシャッタ構造で、機能ユニット出し入れの際の開口部の安全性確保が目的の該安全シャッタと、雨の日の雨水浸入防止が目的の該防雨シャッタの両方の機能を合わせもつシャッタ構造を省スペースかつ安価な方法で提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。顧客操作面の顧客操作口を塞ぐように自動取引装置に取り付けられる機能ユニットと、前記顧客操作口に取り付けられるシャッタと、前記機能ユニットを前記自動取引装置から取り外した時に、前記シャッタを閉じた状態でロックするロック機構とを有するシャッタ構造を自動取引装置に実装することにより、機能ユニット出し入れの際の前記顧客操作口(開口部)の安全性を確保すると共に、雨の日に前記顧客操作口への雨水の浸入を防ぐ。すなわち前述の安全シャッタと防雨シャッタの両方の機能を合わせもつシャッタ構造が1つのシャッタで実現できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、顧客操作口に実装する1つのシャッタ構造で、機能ユニット出し入れの際の開口部の安全性確保が目的の該安全シャッタと、雨の日の雨水浸入防止が目的の該防雨シャッタの両方の機能を合わせもつシャッタ構造を省スペースかつ安価な方法で提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は本発明の実施形態にかかる自動機の全体外観図と顧客操作口の部分詳細図である。自動機は、例えば、銀行、郵便局、消費者金融会社等の金融機関の支店等に配設されたATM(Automatic Teller Machine:現金自動預払機)、CD(Cash Dispenser:現金自動支払機)、両替機等の自動取引装置に用いられる。更に、鉄道の駅、道の駅、バスの停留所、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、遊技場、劇場、博物館、駐車場、食堂、スポーツ施設等に配設された自動券売機であってもよい。その他のいかなる種類の自動機であってもよいが、本発明の実施形態においては、説明の都合上、金融取引を行う自動取引装置である場合について説明する。
一般的に銀行、郵便局、消費者金融等の金融機関では、窓口における省力化と時間外や窓口以外でも利用者に対するサービスの向上を目指して、ATMやCD等の自動取引装置が多く設置され、利用されている。金融機関の顧客は自動取引装置を自分で操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替等の金融取引を行う。このような自動取引装置は、利用客にとって使い勝手の良さだけでなく、誤操作等に対して安全性の確保も必要である。ところで、この種の自動取引装置は、カードの読み取りを行うカード取扱ユニットや、通帳類の印字、再発行を行う通帳取扱ユニット、また硬貨や紙幣の出し入れを行う硬貨入出金ユニット、紙幣入出金ユニット等の各種の機能を自動的に行う機能ユニットを備えている。またこの機能ユニットは各種媒体の挿入又は排出、入金又は出金等を行う。
図1に示すようにこれら機能ユニット3はスライドレール2などによって、自動取引装置本体1に対してそれぞれ取り外し可能に実装されている。そして機能ユニット3の保守、点検等の場合には、該当する機能ユニット3を自動取引装置本体1から取り外す構造となっている。図示では自動取引装置1の後扉を開いてユニット3を引き出す例を示している。
【0011】
例えば、機能ユニット3の一つである紙幣入出金ユニットに紙幣を補充する必要がある場合、オペレータは該紙幣入出金ユニットを自動取引装置本体1から取り外し、紙幣を補充した後、紙幣入出金ユニットを再び自動取引装置本体1に取り付けるという一連の動作を行う。ところがこの一連の動作において、紙幣入出金ユニットを自動取引装置本体1から取り外した際に、自動取引装置本体1の顧客操作面4において紙幣入出金ユニットの顧客操作口5に対応する箇所に開口部が生じてしまう。そこで、特に、係員による保守時等は開口部に装置前側で操作する利用者の手や異物が入らないように、安全シャッタで開口部を塞ぐ必要がある。
【0012】
また中国等の海外では自動取引装置を屋内に設置するだけでなく、図2に示すように自動取引装置を外壁6に埋め込み、顧客操作面4のみを屋外に露出し、紙幣の補充作業等で保守の必要な装置後面側を屋内に入れた状態で設置する、すなわち外壁設置することがある。このような外壁設置の自動取引装置において、雨が降った時には、屋外に露出した顧客操作面4に雨がかかり、顧客操作口5から自動取引装置内に雨水が入ってしまう可能性がある。そこでこの雨水の浸入を防ぐために、顧客操作口5に防雨シャッタを実装する必要がある。防雨シャッタの開閉動作として、雨水の浸入を最小限に留めるためには紙幣や硬貨の出し入れ操作時以外、常に閉じた状態が望ましい。しかも、防雨シャッタが閉じた状態でも顧客操作口5に紙幣や貨幣の有無が確認できるような仕組みが必要である。例えば、防雨シャッタの材質を透明なアクリル製等にすれば顧客操作口5の内部が透けて見え、ユニット3に取り付けられたシャッタの開閉動作を確認でき、よって紙幣や硬貨の有無の確認ができる。
【0013】
以上より特に海外における自動取引装置の顧客操作口5には、機能ユニット3を出し入れする際の顧客操作口5(開口部)の安全性を確保する安全シャッタと、雨の日に前記顧客操作口5への雨水の浸入を防ぐ防雨シャッタの両方が必要となる。そこで本実施の形態においては、図1に示すように自動取引装置の顧客操作面4上の顧客操作口5に、この顧客操作口5の中が見えるよう透明で、且つ手で押せば開くようなシャッタ7(第1シャッタ)を実装し、自動取引装置本体1から機能ユニット3を取り外した時には、顧客操作面4上の顧客操作口5に手や異物が入らないように、シャッタ7を閉じた状態でロックするロック機構部8を実装する。
【0014】
図3は顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタロックが解除されシャッタが閉じている状態を示す図、図4は顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタロックが解除されシャッタが開いている状態を示す図である。図3において機能ユニット3は自動取引装置本体1に取り付けられて収納された位置にあるため、シャッタ構造8の一部品であるアーム13の下端が機能ユニット3によって押し付けられた状態となっている。この場合、シャッタロックは解除された状態であり、顧客操作口5内部は機能ユニット3によって塞がれている。なお、該機能ユニット3は自動取引装置本体1に対して取り外し可能に取り付けられ、図1に示すように自動取引装置の後方(図3における右方)に引き出すことができる。また、図3においてシャッタ7は顧客操作口5の内部が見えるように透明なアクリルプレートでできており、顧客操作口5を覆うような形状であるため、紙幣や貨幣の有無が確認できると共に、顧客操作口5への雨水の浸入も防ぐことが可能である。シャッタ7の固定方法として、人が手で押せば開くようにスプリングヒンジ9により回転可能且つ常に閉じた状態となるよう支持されており、スプリングヒンジ9の付勢力によりストッパプレート10に常に押さえつけられている。自動取引装置を利用して例えば紙幣を出金する場合には、図4に示すようにスプリングヒンジ9の付勢力に抗してシャッタ7を手で押して開け、機能ユニット3から出金された顧客操作口5内の紙幣を取り出す。そして、紙幣を取り出すと同時に顧客操作口5内から手を出すため、シャッタ7はスプリングヒンジ9の付勢力によりまたストッパプレート10に常に押さえつけられた状態、すなわち図3に示すような閉じた状態となる。このように、シャッタ7はヒンジ9近傍の回転支点を中心に装置手前又は奥方向(前後)で回転するもので、後述のシャッタ22(第2シャッタ)を覆うシャッタとも言える。
【0015】
次に顧客操作口シャッタのロック機構部について説明する。図5は顧客操作口シャッタ構造を説明するロック機構部の分解斜視図である。上記で述べたシャッタ7、スプリングヒンジ9、ストッパプレート10は自動取引装置外面から見える部分であるが、該自動取引装置外面から見えない部分であるロック機構部として、顧客操作口5にアームロックベース11が取り付けられ、該アームロックベース11にロックブラケット12とアーム13がそれぞれロックブラケット回転軸14、アーム回転軸15を中心に回転可能に取り付けられている。また該ロックブラケット12、アーム13にはそれぞれロックスプリング16、アームスプリング17の一端が取り付けられている。そして該ロックスプリング16、アームスプリング17のもう一端は共に前記アームロックベース11に取り付けられている。このロックスプリング16とアームスプリング17の付勢力によりロックブラケット12はロックブラケット回転矢印18方向に、アーム13はアーム回転矢印19方向にそれぞれ引っ張られた状態で取り付けられている。ここでアームロックベース11、ロックブラケット12、アーム13、ロックスプリング16、アームスプリング17は、図6に示すように顧客操作口5の片側だけでなく反対側にも同じ構造で取り付けられており、顧客操作口5の両端よりロックブラケット12の一部が出っ張り、シャッタ7を閉じた状態にロックする。ただし図3に示されるように、機能ユニット3が自動取引装置本体内に収納された状態においては、ロックブラケット12は引っ込んだ状態となり、シャッタ7のロックは解除されたままである。
【0016】
次に、前記構成の顧客操作口シャッタ構造の動作について説明する。図7は顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタがロックされている状態を示す図である。まず、図3に示すような自動取引装置が取引可能に通常動作している場合、すなわち機能ユニット3が装置に取り付け収納されシャッタ7がロック解除されている状態では、アーム13は下端を機能ユニット3に押されているため、図5のアーム回転軸15を中心にアーム回転矢印19の反対方向に回転した状態となる。この場合アーム13の上端でロックブラケット12を押しているため、ロックブラケット12はロックブラケット回転軸14を中心に図5のロックブラケット回転矢印18の反対方向に回転した状態となる。つまりロックブラケット12はロックブラケット出入り口21より顧客操作口5内へ出っ張った状態ではなく、引っ込んだ状態となる。
【0017】
この状態から図7に示すように保守、点検等のために機能ユニット3を機能ユニット移動矢印20で示される方向、すなわち自動取引装置の後方に引き出すと、アーム13はアームスプリング17の付勢力により引っ張られ、アーム回転軸15を中心としてアーム回転矢印19方向に回転する。これにより、アーム13上端で押されていたロックブラケット12はロックスプリング16の付勢力により引っ張られ、ロックブラケット回転軸14を中心としてロックブラケット回転矢印18方向に回転し、ロックブラケット出入り口21よりロックブラケット12の一部が顧客操作口5内に出っ張った状態となる。そして、このロックブラケット12の顧客操作口5内への出っ張りがシャッタ7を閉状態で押さえつけ、シャッタロック機構としての役割を果たす。以上より、顧客操作面4上の顧客操作口5の開口部を閉じているシャッタ7を手で押しても、前記シャッタ7はロックされているので、開くことがない。そのため、顧客操作口5に開口部が生じないので、自動取引装置内に異物が投入されることもない。なお、図7には操作口5の内部、即ち、ユニット3の入出金口のシャッタ22(第2シャッタ)も図示した。シャッタ22はユニット3の処理、具体的には入金、出金取引に応じて図示しない制御部に自動的に開閉制御される。
【0018】
続いて、保守、点検等の作業が終了して、機能ユニット3が自動取引装置の後方から挿入されて該自動取引装置内に収納されると、図7において機能ユニット3が機能ユニット移動矢印20で示される方向と反対方向に移動することによって、アーム13下端が機能ユニット3によって押し付けられる。そのため、アーム13がアームスプリング17の付勢力に抗して、アーム回転矢印19で示される方向と反対方向に回転し、アーム13上端でロックブラケット12を押し付ける。これによりロックブラケット12はロックスプリング16の付勢力に抗して、ロックブラケット回転矢印18で示される方向と反対方向に回転し、ロックブラケット出入り口21より顧客操作口5内への出っ張り部分を引っ込ませた状態となる。この場合、シャッタ7は回動可能となり、ロックが解除された状態となる。
【0019】
ところで、上述ではシャッタ7が閉状態のときに機能ユニット3を機能ユニット移動矢印20で示される方向、すなわち自動取引装置の後方に引き出すと、アーム13とロックブラケット12がそれぞれアームスプリング17、ロックスプリング16により連動し、ロックブラケット12の一部がロックブラケット出入り口21より顧客操作口5内へ出っ張り、シャッタ7をロックする動作について述べた。しかし、顧客操作口5に顧客が手を入れる等、何らかの要因によりシャッタ7が開状態のときに、機能ユニット3を機能ユニット移動矢印20で示される方向、すなわち自動取引装置の後方に引き出すことも考えられる。その場合、シャッタ7の開状態位置より手前の位置のロックブラケット出入り口21よりロックブラケット12の出っ張りが出てしまう。この状態のままではシャッタ7はロックされていない。そこで、このようにシャッタ7が開状態のときに機能ユニット3を機能ユニット移動矢印20で示される方向、すなわち自動取引装置の後方に引き出した場合にも、シャッタ7を一旦閉状態にするとシャッタ7を再び開状態にすることができないようロックされるように、ロックブラケット12の一部を顧客操作口5内に出っ張らせるロックスプリング16の付勢力より、シャッタ7を閉状態に戻すスプリングヒンジ9の付勢力の方を大きくしておく。こうすることにより、シャッタ7より手前の位置にロックブラケット12の出っ張りが出てしまっても、シャッタ7を閉状態に戻すことでロックブラケット12の出っ張りを乗り越え、シャッタ7を再び開状態にすることができないようロックブラケット12でロックする。
【0020】
このように、本実施の形態においては、自動取引装置の顧客操作面4の顧客操作口5にシャッタ7、スプリングヒンジ9、ストッパプレート10、アームロックベース11、ロックブラケット12、ロックスプリング16、アーム13、アームスプリング17が実装されている。自動取引装置が取引可能に通常動作している場合は、シャッタ7は常に閉状態となっており雨の日の雨水浸入防止の役割を果たす。そして機能ユニット3の自動取引装置内外への出し入れ動作に連動して、ロックブラケット12、ロックスプリング16、アーム13、アームスプリング17がそれぞれ連動し、シャッタ7を閉状態にロックまたはロック解除することで、顧客操作口5に手や異物が入らないように安全性確保の役割も果たす。
【0021】
以上のように本実施形態によれば、自動機の顧客操作口に機能ユニット出し入れの際の開口部の安全性確保が目的の該安全シャッタと、雨の日の雨水浸入防止が目的の該防雨シャッタをそれぞれ別々に実装することなく、1つのシャッタ構造で、前記安全シャッタと前記防雨シャッタの両方の機能を合わせもつシャッタ構造を省スペースかつ安価な方法で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】自動機の全体外観図と顧客操作口の部分詳細図である。
【図2】自動機の外壁設置状態を示す全体外観図である。
【図3】顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタロックが解除されシャッタが閉じている状態を示す図である。
【図4】顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタロックが解除されシャッタが開いている状態を示す図である。
【図5】顧客操作口シャッタ構造を説明するロック機構部の分解斜視図である。
【図6】顧客操作口シャッタ構造を説明する正面図である。
【図7】顧客操作口シャッタ構造を説明する斜視図でありシャッタがロックされている状態を示す図である。
【符号の説明】
【0023】
1…自動取引装置本体、2…スライドレール、3…機能ユニット、4…顧客操作面、5…顧客操作口、6…外壁、7…シャッタ(第1)、8…ロック機構部、9…スプリングヒンジ、10…ストッパプレート、11…アームロックベース、12…ロックブラケット、13…アーム、14…ロックブラケット回転軸、15…アーム回転軸、16…ロックスプリング、17…アームスプリング、18…ロックブラケット回転矢印、19…アーム回転矢印、20…機能ユニット移動矢印、21…ロックブラケット出入り口、22…シャッタ(第2)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種の機能を行う機能ユニットと、前記機能ユニットに設けられ媒体の入出に応じて開閉する第2シャッタと、前記機能ユニットを制御する制御部とを有する自動機において、
前記自動機の操作口に設けられ前記第2シャッタを覆う第1シャッタと、前記機能ユニットの出し入れによって前記第1シャッタの開閉のロック又は解除するロック機構部とを有することを特徴とする自動機。
【請求項2】
請求項1記載の自動機において、
前記第1シャッタは透明部材で構成したことを特徴とする自動機。
【請求項3】
請求項1記載の自動機において、
前記第1シャッタは前記操作口に設けられた回転軸を支点として前後方向に開閉することを特徴とする自動機。
【請求項4】
請求項1記載の自動機において、
前記第1シャッタを閉じ状態に付勢するスプリングヒンジを有することを特徴とする自動機。
【請求項5】
請求項1記載の自動機において、
前記ロック機構部は、前記機能ユニットと当接するアームと、前記アームと当接するロックブラケットとを有することを特徴とする自動機。
【請求項6】
請求項5記載の自動機において、
前記機能ユニットの引き出し時、前記アームに設けられた回転支点で回転することにより前記ロックブラケットは前記第1シャッタ方向に突出し、前記第1シャッタを閉状態に保持することを特徴とする自動機。
【請求項7】
請求項5記載の自動機において、
前記機能ユニットの定位置セット時、前記アームは前記機能ユニットに当接することによって前記ロックブラケットは前記第1シャッタ方向から引き出され、前記第1シャッタの開閉のロックを解除することを特徴とする自動機。
【請求項8】
請求項1記載の自動機において、
前記ロック機構部は、前記第1シャッタの両サイドに設けられることを特徴とする自動機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−195601(P2006−195601A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−4659(P2005−4659)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【出願人】(504373093)日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 (1,225)
【Fターム(参考)】