説明

自動車によるシュミレーション装置

【課題】自動車の性能を限界まで引き出して運転することは、レース場のコースまたわ道路上では不可能であり、安全に運転することはできなかった。
【解決手段】自動車をシュミレーション装置にセットし、ドライバーが運転している走行データーにより、自動車にかかる走行中の3次元方向の力を与えることにより、運転しているドライバーは疑似体験ができ、安全に自動車の性能を限界まで引き出して運転することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、仮想空間において自動車を運転することによりレース場のコースまたわ道路上を走行する疑似体験ができる装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車運転ゲーム機は、自動車を使用してゲームをするシュミレーション装置がなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
自動車をドライバーが実際に運転し仮想空間においてレース場のコースまたわ道路上を走行する疑似体験ができることを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は、自動車のボデーを固定しタイアの動きを測定し、自動車の走る速度、加速度、ハンドルの角度がわかる事ができる装置である。
また、第二発明は、自動車を運転するドライバーに実際の自動車の動きに関する前後加速G、左右横Gを疑似体験できる装置である。
また、第三発明は、自動車を運転するドライバーに見える窓の外にスクリーを設け車のスピードと同調した映像を作る装置であり、スピードと同調した風圧を送る装置である。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、またわ第二発明によれば、自動車のドライバーが発進した時、または加速中は後方向の加速Gが疑似体験でき、ブレーキング時は前方向の減速Gが疑似体験できる。ハンドルにより方向を変えた時は横Gが疑似体験できる。
第三発明によれば、自動車のドライバーは、フロントガラスを透して映し出された景色と風圧によりスピード感を疑似体験することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】この発明の一実施形態を示す側面図である。
【図2】この発明の一実施形態を示す正面図である。
【図3】この発明の一実施形態を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
自動車1を車体固定フレーム7上のフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の上にセットし、前後にある車体固定装置2により自動車1のボデーを固定する。フロント測定ドラム3とリア測定ドラム4は、自動車1のホイルベース間の距離にあわせてピッチが調整できる構造である。また前後にある車体固定装置2も取り付け位置が調整できる構造であり、および取り付け具も自動車1のフレームに合わせ交換できる構造である。
【0008】
フロント測定ドラム3はリアドライブ方式の自動車1の場合は、運転するドライバーのハンドル操作したときのタイアの角度、タイアのブレーキ強弱を測定し、リア測定ドラム4はリアタイアの回転スピードの加減速、タイアのブレーキ強弱を測定し、装置全体を測定データーにより可動させることができる。
【0009】
自動車1を運転するドライバーにコーナーを回った時に生じるバンク角度を擬似体験するために、傾斜フレーム8に取り付けられた車体固定フレーム7を傾斜動力機構9により傾斜させる。傾斜角度はフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の測定データーにより可動することができる。
【0010】
自動車1を運転するドライバーに加速時、減速時、ブレーキング時に生じる自動車1の車体上下移動角度を擬似体験するために、左右移動フレーム12に取り付けられた傾斜フレーム8を上下移動支点10と上下移動動力機構11により上下させ車体を傾斜させる。傾斜角度はフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の測定データーにより可動することができる。
【0011】
自動車1を運転するドライバーにコーナーを回った時に生じる横Gを擬似体験するために前後移動フレーム16に取り付けられた左右移動レール15上を左右移動フレーム12に取り付けた左右移動車輪14と左右移動動力機構13により左右移動させる。移動距離と移動速度はフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の測定データーにより可動することができる。
【0012】
自動車1を運転するドライバーに加速時、減速時、ブレーキング時に生じる前後Gを擬似体験するために、ベットフレーム20に取り付けられた前後移動レール19上を前後移動フレーム16に取り付けられた前後移動車輪18と前後移動動力機構17により前後移動させる。移動距離と移動速度はフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の測定データーにより可動することができる。
【0013】
自動車1を運転するドライバーはフロントまたサイドウインドーごしに見るスクリーン5に映し出される景気は、自動車1のスピードに合わせ変化する。また前方より送風機21により風を送ることにより自動車の風切音を疑似体験することができる。また送風機21による風圧は自動車1の内部のラジエーターに風を送る役目もになう。自動車1のマフラー位置に合わせて、移動調整式の排気ダクト6を設置する。スクリー5に映し出される景色と自動車1に当たる風量は、フロント測定ドラム3とリア測定ドラム4の測定データーにより可動することができる。
【0014】
自動車1の駆動方式は前輪駆動式と後輪駆動式と4輪駆動式の3週類があり、この装置はフロント測定ドラム3とリア測定ドラム4を切り替えて、自動車1の走行状態のデーターを測定しそのデーターにより、全装置の機構部を可動することができる。
【実施形態の効果】
【0015】
この実施形態によれば、自動車1を運転するドライバーは、レース場のコースまたわ道路上を現実に走らせる動作を行い、運転することができるが、自動車1はシュミレーション装置上にありドライバーは実際の走行の擬似体験することができる。
【符号の説明】
【0016】
1 自動車
2 車体固定装置
3 フロント測定ドラム
4 リア測定ドラム
5 スクリーン
6 排気ダクト
7 車体固定フレーム
8 傾斜フレーム
9 傾斜動力機構
10 上下移動支点
11 上下移動動力機構
12 左右移動フレーム
13 左右移動動力機構
14 左右移動車輪
15 左右移動レール
16 前後移動フレーム
17 前後移動動力機構
18 前後移動車輪
19 前後移動レール
20 ベットフレーム
21 送風機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車1を車体固定装置2に固定し、ドライブ状態の走行データーを測定できることを特徴とする装置。
【請求項2】
ドライブ状態の走行データーにより運転するドライバーに、疑似体験を感じさせるために、自動車1を傾斜移動、上下移動、左右移動、前後移動することができ風圧、景色が変化することができることを特徴とする装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−154909(P2012−154909A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−27809(P2011−27809)
【出願日】平成23年1月25日(2011.1.25)
【出願人】(511009097)