説明

自動開閉傘防護装置のロープ収容構造

【課題】ロープに傘ヘッドを通過させ上ろくろと連接する従来の技術中の、ロープが損壊し易く、美観に影響を及ぼすという問題を解決可能な自動開閉傘防護装置のロープ収容構造を提供する。
【解決手段】自動開閉傘防護装置のロープ収容構造は、一端を、巻き上げ機62上に固定するロープ65を備え、ロープ65反対端は上ろくろ上に固定し、ロープ65は、巻き上げ機62上から引き出された後、ガード管55と傘中棒1との間の隙間、連棒管貫通孔を順番に通過し、上ろくろ上に固定され、ロープ65を傘ヘッド10と傘中棒1中に隠すことで、ロープ65の使用寿命を大幅に延長し、こうして、自動開閉傘防護装置全体の使用寿命を延ばし、しかも傘の美観を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動開閉傘防護装置のロープ収容構造に係り、特に自動開閉傘を閉じる時、傘中棒が正しい位置まで圧縮されずに弾いて開き、使用者に怪我をさせることを防止可能な防護装置中のロープ収容装置に関する。
【背景技術】
【0002】
傘は日常生活において頻繁に使用されるものであるため、傘に潜む安全性に対する不安は、その使用頻度の高さから、特別に重視されている。従来の自動開閉傘は、ボタンにより傘の自動開放と自動閉鎖を実現するが、それでは傘骨しか畳むことができないため、傘中棒の収縮は、手動で圧縮する方式により行われている。手動での圧縮過程において、もし一度に正しい位置まで圧縮できず、不注意で手を緩めてしまえば、中棒は、スプリングの弾力により弾いて開いてしまう。このように中棒が弾けて開けば、人に怪我をさせる恐れがあり、安全性に心配が残る。
【0003】
図1乃至図7は、従来の技術における、上記した安全性に関する問題を解決した3種の構造を示す。図1は、従来の技術中の第一種構造を示す。図2、図3は、従来の技術中の第二種構造を示し、図2は、傘を閉じる時の傘ヘッド部分の断面図で、図3は、傘を開く時の傘ヘッド部分の断面図である。図4乃至図7は、従来の技術中の第三種構造を示し、図4は、傘を開く時の傘ヘッド部分の断面図で、図5は、図4の側面断面図である。図6は、傘を閉じる時の傘ヘッド部分の断面図で、図7は、図6の側面断面図である。
【0004】
上記した安全性に関する心配を解決した3種の構造はすべて、傘ヘッド10位置に、連動部品(図1中の連動部品はスライドブロック64で、図2中の連動部品は傘ヘッドカバー8で、図4中の連動部品はスライドブロック64である)、巻き上げ機62、棒状バネ66、クラッチ(図1中のクラッチはクラッチプレート63で、図2中のクラッチはクラッチプレート63で、図4中のクラッチはラチェット9である)、クラッチスプリング(図1中のクラッチスプリングはクラッチスプリング631で、図2中のクラッチスプリングはクラッチスプリング631で、図4中のクラッチスプリングは弾力片91である)を設置して実現するものである。
【0005】
巻き上げ機62上には、ロープ65を設置し、ロープ65の反対端は、傘ヘッド10上に特別に設置する貫通孔67に通し、上ろくろと連接する。巻き上げ機62が正方向へと回転すると、巻き上げ機62は、棒状バネ66にエネルギーを蓄える。反対に、ロープ65が緩むと、棒状バネ66は、巻き上げ機62を連動して反対方向に回転させ、こうして、ロープ65を巻き取り、クラッチスプリングは、クラッチを押し、クラッチは巻き上げ機62を緊密に圧迫する。これにより、クラッチと巻き上げ機62との間に設置する、シングルフェーズ回転動機構は、クラッチと巻き上げ機62とが相互に作用する時、巻き上げ機62にロープ65の巻き取りのみを可能とさせ、ロープ65の放出を不可能とする。
【0006】
また、連動部品とクラッチとは、傘の状態に応じて、選択的に相互に接触する。傘が開放状態にある時には、連動部品はクラッチを押さえ、こうしてクラッチは巻き上げ機62を離れ、これにより巻き上げ機62は、自由にロープ65を放出することができる。傘が閉鎖状態にある時には、フックヘッド54は連動部品に対する圧縮を停止するため、連動部品は、クラッチに対する加圧を停止する。これにより、クラッチは、クラッチスプリングの作用により、巻き上げ機62と緊密に接触する。同時に、巻き上げ機62とクラッチとの間には、シングルフェーズ回転動機構を設置するため、傘中棒においては、収縮に向かう方向の運動だけが可能となり、伸張することはできない。こうして、安全における不安を払拭することができる。
【0007】
しかし、上記した従来の技術においては、ロープ65はすべて、傘ヘッド上に設置する貫通孔67を通過し、上ろくろと連接するため、ロープ65と傘ヘッド外部と上ろくろとは、空気中に曝される。すなわち、外部に設置されており、このため、ロープ65は使用過程において破損し易く、これにより自動開閉傘は防護作用を失ってしまう。同時に、ロープ65は外に設置されているため、携帯の過程で、その他物件とからまり不便を引き起こす恐れがあり、またロープ65が外に設置されていることで、傘の外観の美しさに深刻な悪影響を及ぼしている。本発明は、従来の自動開閉傘防護装置の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、安全で、使用寿命が長く、しかも傘の外観に影響を及ぼすことがなく、ロープが外部に設置されているため、ロープが断裂し易く、防護装置全体が防護効果を失うという従来の技術に存在する問題を解決可能な自動開閉傘防護装置のロープ収容構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は下記の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造を提供する。自動開閉傘防護装置のロープ収容構造は、ロープ、巻き上げ機を備える。該ロープ一端を、該巻き上げ機上に固定し、該ロープの反対端は、上ろくろ上に固定し、該ロープは、該巻き上げ機上から引き出された後、ガード管と傘中棒との間の隙間、連棒管貫通孔を順番に通過し、該上ろくろ上に固定される。該連棒管貫通孔内には、該連棒管貫通孔方向に沿って延伸したガード板を設置する。該ガード管は、嵌合孔を備え、該自動開閉傘はさらに、該嵌合孔と対応するフックヘッドを備え、該ガード管外表面の該嵌合孔から離れる方向には、さらに該ロープを通過させられる凹槽を設置する。該凹槽は、該ガード管軸線と平行の方向に沿って、該ガード管全体の外表面に設置し、該凹槽は、該ガード管外表面の一部にのみ沿って設置し、該凹槽と該ガード管軸線の方向とは平行で、該ガード管は、該凹槽が終了する位置に、さらに該ガード管軸孔へと通り、該ロープを通過させられる貫通孔を設置する。該凹槽は、該ガード管軸線と平行の方向に沿って設置し、上記した構造を採用後、ロープは連棒管の貫通孔を通過し上ろくろと固定されるため、傘外部にロープが露出することがなくなり、こうしてロープは外界と隔絶され、ロープが損壊し、防護装置全体の効力が失われることを回避可能で、同時に、ロープを傘体内部に設置するため、外部にあるロープが、傘全体の外観に影響を及ぼすことがなくなる。また、連棒管内部には、該連棒管貫通孔方向に沿って延伸したガード板を設置し、該ガード板は、プルロープとロープとを分けるため、プルロープとロープは、それぞれ独立して作動し、相互に影響し合わないことから、防護装置の正常作動をさらに確実にすることができる。同時に、ガード管は該嵌合孔から離れた方向に、該ロープを通過させられる凹槽を設置し、該凹槽は、該ガード管外表面に沿って該ガード管軸線と平行の方向に設置することが望ましく、これによりロープの、傘ヘッド内部における通過は容易になり、ロープの傘ヘッド内部における磨損を減らすことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明自動開閉傘防護装置のロープ収容構造は、安全で、使用寿命が長く、しかも傘の外観に影響を及ぼすことがなく、これによりロープが外部に設置されているため、ロープが断裂し易く、防護装置全体が防護効果を失うという従来の技術に存在する問題を解決可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】従来の自動開閉傘防護装置の第一種構造の模式図である。
【図2】従来の自動開閉傘防護装置の第二種構造において、傘を閉じる時の傘ヘッド部分の断面図である。
【図3】第二種構造において、傘を開く時の傘ヘッド部分の断面図である。
【図4】従来の自動開閉傘防護装置の第三種構造において、傘を開く時の傘ヘッド部分の断面図である。
【図5】図4の側面断面図である。
【図6】第三種構造において、傘を閉じる時の傘ヘッド部分の断面図である。
【図7】図6の側面断面図である。
【図8】本発明の自動開閉傘において、傘閉鎖状態時の全体構造図である。
【図9】図8における傘ヘッド部分の拡大模式図である。
【図10】本発明の自動開閉傘において、傘開放状態時の全体構造図である。
【図11】図10における傘ヘッド部分のI-I線に沿った断面図である。
【図12】本発明ロープ収容装置の連棒管内部に、一枚の連続ガード板を設置する時の断面図である。
【図13】本発明ロープ収容装置のガード管が、外表面に凹槽を備える時の凹槽位置の断面図である。
【図14】本発明ロープ収容装置のガード管外表面において、一部分のみに凹槽を備える時の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0013】
図8に示すように、自動開閉傘は、伸縮式の傘中棒1と開閉可能傘骨装置2を備える。傘中棒1上には、下ろくろ4をスライド可能状態で設置し、その上端には、上ろくろ3を設置する。また、下端には、傘ヘッド10を設置し、傘骨装置2は、上ろくろ3、下ろくろ4を通して、傘中棒1と連接する。
【0014】
傘中棒1は、外管11、中管12、内管13を伸縮可能状態で嵌めて接続し、構成する。傘中棒1内には、外管11、中管12、内管13を駆動して、相対的に伸展させるメインスプリング14を設置する。上ろくろ3は、外管11頂点部に設置し、傘ヘッド10は、内管13底部に設置する。下ろくろ4は、外管11外にスライド可能状態で設置する。傘中棒1の伸展後、外管11は最上方に位置し、内管13は最下方に位置する。自動開閉傘の構造及び傘開放と傘閉鎖の過程は共に、本領域に属する普通の技術人員が知る技術であるため、ここでは詳述しない。
【0015】
以下に、本発明の防護装置及びそのロープ収容構造に対して、詳細に説明する。本発明の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造を、背景技術中の第三種構造中に適用した例を用い、本発明について詳細な説明を行う。しかしながら、本発明は、背景技術中の第三種構造への応用に限定されるものではなく、背景技術中の第一種構造、第二種構造、及び他の防護装置構造に応用することができる。本発明のロープ収容構造に関して具体的に説明するため、以下では、先ず、第三種構造の作動過程について記述する。
【0016】
図10、図11に示すように、傘ヘッド内の連動部品は、スライドブロック64である。スライドブロック64は、欠口641を備える。欠口641中には、スライドブロック64を、ガード管55において縦方向移動範囲に制限するくぎ642を設置する。くぎ642は、傘ヘッド10上に固定し、スライドブロック64下部にはさらに、復位スプリング643を設置する。
【0017】
傘を開く時には、傘ヘッド10上のボタン59を押し、弾力節562を弾力節孔(図示なし)から離脱させると、メインスプリングの作用により、傘中棒1は伸展し弾いて開き、プルロープ53は引っ張られ、下ろくろ4を上向きに引く。こうして、傘骨装置2は開かれる。この時、フックヘッド54はスライドブロック64に圧迫されることで、スライドブロックは、クラッチプレート凸部632を圧迫する。これにより、クラッチプレート凸部632は、クラッチプレート63の回転を連動し、こうして、クラッチプレート63は、弾力片91を圧縮し、巻き上げ機62のダイヤル621と分離する。こうして、ロープ65は、上ろくろ3により上方へと引かれ、巻き上げ機62の回転を連動し、棒状バネ66に圧縮エネルギーを蓄えさせる。
【0018】
図8、図9に示すように、傘を閉じる時には、ボタン59を押して、フックヘッド54を嵌合孔550から離脱させる。これにより、プルロープ53は、下ろくろ4を引っ張り動かす作用を失い、スプリングの戻り作用により、下ろくろ4は下方へとスライド移動し、傘骨装置2は閉鎖される。この時、スライドブロック64はフックヘッド54への圧迫を失い、スライドブロック64は、復位スプリング643の作用により上方へと移動する。すなわち、スライドブロック64は、クラッチプレート63に対する制限作用を失うため、クラッチプレート63は、弾力片91の作用により、巻き上げ機62のダイヤル621と対応する。こうして図11に示すように、巻き上げ機62を限定して、クラッチプレート63に対して一方向へのみの回転に制限する。
【0019】
つまり、図11中では、逆時計回りの回転のみが可能である。もし、傘中棒1を圧縮するなら、棒状バネ66の作用により、巻き上げ機62は回転してロープ65を巻き取ることができる。万が一、傘中棒1を圧縮する過程において、手を放してしまっても、ロープ65は緊密に引かれるが、巻き上げ機62は、クラッチプレート63の制御を受けるため、別の方向へと回転することはできない。すなわち、ロープ65に緊密に引っ張られるため、中棒1は、弾力で戻り伸展することはできず、よって安全防護作用を達成することができる。
【0020】
本発明の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造は、一端が巻き上げ機62上に固定されるロープ65を備える。ロープ65の反対端は、傘中棒1の内孔を通過し、上ろくろ3と固定して相互に連接する。こうして、傘中棒1の殼体により、ロープ65を隠すことができる。これにより、ロープ65が、使用過程において損壊し、防護装置全体が作用を失うことを防止し、同時に、傘全体の外観の美しさを確保することができる。ロープ65を傘中棒1に通す際の一実施例では、ロープ65を巻き上げ機62から引き出した後、先ず、ガード管55と傘中棒1との間の隙間を通し、次に、連棒管52の貫通孔を通過させる。
【0021】
連棒管52中には、プルロープ53とロープ65の2本のひもを備える。この2本のひもは作用が異なるため、両者の相互不干渉を確実にするため、連棒管52の貫通孔内にはさらに、ガード板を設置する。ガード板は、貫通孔方向に沿って延伸設置し、連棒管貫通孔を2個の孔に分割する。ガード板の設置位置の一実施例では、連棒管52の軸線を通る。こうして図12に示すように、連棒管52を2個の半分の孔に平均に分割し、図12に示すように、加工の便を図る。
【0022】
ガード板は、連棒管52の貫通孔全体が延伸した一枚のガード板521とすることができ、また材料を節約するため、ガード板521は、連棒管52の貫通孔に沿って延伸させ設置する数枚の途切れ途切れのガード板とすることができる。その具体的な設置は、多種の方式が可能であり、プルロープ53とロープ65との間に干渉が発生しなければそれで良い。ロープ65が、傘ヘッド10内部において、できるだけ阻害を受けずに通過できるように、巻き上げ機62回転の軸線と連棒管52の軸線とを垂直にし、図11に示すように、ロープ65を巻き上げ機62の真上から引き出す。こうして、ロープは、連棒管52の真下に位置する。
【0023】
ロープ65がスムーズに通過でき、しかもロープ65の傘ヘッド10内部における磨損を減らし、さらにロープ65とフックヘッド54とが干渉し合わないようにするため、ガード管55には、嵌合孔550方向から離れ、ロープを通過させられる凹槽551を設置する。凹槽551は、ガード管外表面に沿って設置することが望ましく、凹槽551を外表面の一面に設置することで、ガード管はより強いねじれ強度を備えるようになる。さらに、凹槽551を外表面に設置することで、加工の難度を低下させることができる。凹槽551は、ガード管全体に沿って設置し、或いは凹槽552の一部として設置することができる。
【0024】
図14に示すように、それが凹槽552の一部である時には、凹槽552の一部は、ガード管55下端から始まり、ガード管55中央部において終わる。ガード管55中央部において、貫通孔553を通過する方式で、ガード管軸孔と相互に連接する。こうして、ロープ65は、凹槽552を経由後、貫通孔553を通過して、ガード管軸孔に到達し、最終的には、連棒管貫通孔を通過して、上ろくろと相互に連接する。ロープの運動方向と相同とするため、凹槽551、552は、ガード管55の軸線と平行方向に設置することが望ましい。
【0025】
本発明は、ロープ65を傘中棒1内孔に通し、傘中棒1を通過させて隠すため、もともとの構成部材の作動過程には全く影響しない。例えば、フックヘッド等の構成部材に対して一切の干渉を生じないため、自動開閉傘の開閉を、以前と同様の過程で行うことができる。また、他のアクセサリーに対する要求にも、まったく変わりはないため、防護装置の有効性を確保することができ、研究開発コストを大幅に節減することができる。
【0026】
上記の本発明名称と内容は、本発明技術内容の説明に用いたのみで、本発明を限定するものではない。本発明の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本発明の保護範囲に含むものとする。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は特許請求の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
【符号の説明】
【0028】
1 傘中棒
10 傘ヘッド
11 外管
12 中管
13 内管
14 メインスプリング
2 傘骨装置
3 上ろくろ
4 下ろくろ
52 連棒管
521 ガード板
53 プルロープ
54 フックヘッド
55 ガード管
550 嵌合孔
551 凹槽
552 凹槽
553 貫通孔
562 弾力節
59 ボタン
62 巻き上げ機
621 ダイヤル
63 クラッチプレート
631 クラッチスプリング
632 クラッチプレート凸部
64 スライドブロック
641 欠口
642 くぎ
643 復位スプリング
65 ロープ
66 棒状バネ
67 貫通孔
8 傘ヘッドカバー
9 ラチェット
91 弾力片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロープ、巻き上げ機を備える、自動開閉傘防護装置のロープ収容構造であって、
前記ロープ一端を、前記巻き上げ機上に固定し、前記ロープの反対端は、上ろくろ上に固定し、
前記ロープは、前記巻き上げ機上から引き出された後、順番に、ガード管と傘中棒との間の隙間、連棒管貫通孔を通過し、前記上ろくろ上に固定されることを特徴とする、自動開閉傘防護装置のロープ収容構造。
【請求項2】
前記連棒管貫通孔内には、前記連棒管貫通孔方向に沿って延伸したガード板を設置することを特徴とする、請求項1に記載の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造。
【請求項3】
前記ガード管は、嵌合孔を備え、自動開閉傘はさらに、前記嵌合孔と対応するフックヘッドを備え、前記ガード管外表面の前記嵌合孔から離れる方向にはさらに、前記ロープを通過させられる凹槽を設置することを特徴とする、請求項1或いは2に記載の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造。
【請求項4】
前記凹槽は、前記ガード管軸線と平行の方向に沿って、前記ガード管全体の外表面に設置することを特徴とする、請求項3に記載の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造。
【請求項5】
前記凹槽は、前記ガード管外表面の一部にのみ沿って設置し、前記凹槽と前記ガード管軸線の方向とは平行で、前記ガード管は、前記凹槽が終了する位置に、さらに前記ガード管軸孔へと通り、前記ロープを通過させられる貫通孔を設置することを特徴とする、請求項3に記載の自動開閉傘防護装置のロープ収容構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−125364(P2011−125364A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−283662(P2009−283662)
【出願日】平成21年12月15日(2009.12.15)
【出願人】(508254749)廈門福太洋傘有限公司 (2)
【Fターム(参考)】