説明

蒸気式クリーナー

【課題】掃く機能を持つ蒸気式クリーナーを提供する。また、吸塵機能,蒸気噴射機能,拭く機能を持つ蒸気式クリーナーを提供する。
【解決手段】本体上部構成部分、本体下部構成部分、掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14からなる。そのうち、掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットはパワーサプライヤーに接続している。パワーサプライヤーには操作ユニットがあって、この操作ユニットによって、パワーサプライヤーからの電力で掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットが動き、同時に汚れを処理して効果的に清掃が行なえるという特徴を持つ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は蒸気式クリーナーに関する。本発明のクリーナーは、掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、及び、拭く機能を持つユニットをからなる構造を特徴とする。
【背景技術】
【0002】
従来の蒸気式クリーナーは、一般的に蒸気機能があるだけで、その蒸気機能は往々にして特定の汚れを処理することはできない。このため、ほかのクリーナー(例えば、フロア掃除機)に頼らないと、きれいに掃除することは不可能であった。しかしながら、これらの仕事は段階式に、順序にしたがって行なわれるため、清掃にかかる時間が長くなるという欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、掃く機能を持つ蒸気式クリーナーを提供することにある。
【0004】
本発明のもう一つの目的は、吸塵機能を持つ蒸気式クリーナーを提供することにある。
【0005】
本発明のさらなる目的は、蒸気噴射機能を持つ蒸気式クリーナーを提供することにある。
【0006】
本発明のまたさらなる目的は、拭く機能を持つ蒸気式クリーナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の蒸気式クリーナーは、本体上部構成部分16、本体下部構成部分17、掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14からなる。そのうち、掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14はパワーサプライヤー15に接続している。パワーサプライヤー15には操作ユニット151があって、この操作ユニット151によって、パワーサプライヤー15からの電力で掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14を動かし、同時に汚れを処理して効果的に清掃が行なえるという特徴を持つ。
【発明の効果】
【0008】
本発明の蒸気式クリーナーは、パワーサプライヤーに操作ユニットがあって、この操作ユニットによって、パワーサプライヤーからの電力で掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットを動かし、同時に汚れを処理して効果的に清掃が行なえるという特徴を持つため、従来の蒸気式クリーナーの欠点がなく、一台で全ての機能を備えた全く新しい蒸気式クリーナーである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1から図10を参照いただきたい。本考案の蒸気式クリーナーは、主に掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14からなる。そして、掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14は、パワーサプライヤー15に接続されている。このパワーサプライヤー15には操作ユニット151があり、この操作ユニット151には、第一駆動部分152がある。さらに、操作ユニット151には、第一スイッチ151a、第二スイッチ151b及び回路板151cがあり、この操作ユニット151によって、パワーサプライヤー15からの電力で掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14を動かし、汚れを処理して効果的に清掃が行なえるようになっている。
【0010】
図1及び図3を参照いただきたい。掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14は、本体上部構成部分16と本体下部構成部分17に間にある。そして、本体上部構成部分16には、連結固定穴161及び注水口162がある。この連結固定穴161にはキャップ161aが取り付けられていて、キャップ161a内には密封キャップ161c及びスプリング板161dがあって、このキャップ161aには貫通穴161bがあって、操作ハンドルのバー柄の部分161eの一端に設けられた連結固定部分161fが組み合わせて取り付けられる。連結固定部分161fは上部構成部分161iと下部構成部分161j及び接合リング161kからなる。上部構成部分161iと下部構成部分161jにはそれぞれはめ込み部分161g及びはめ込み部分161mがある。組み立てる際には、連結固定部分161f先端にあるはめ込み部分161g及びはめ込み部分161mが本体上部構成部分16の連結固定穴161とスプリング板161d間に取り付けられる。そして、操作ハンドルのバー柄の部分161eのもう一方の端には操作ハンドルの握り部分161hが取り付けられる。
【0011】
図2及び図3を参照いただきたい。注水口162にはキャップ162a及びふた板162dがある。この蓋板162dはシールリング162eによってボックス部分162gに取り付けられている。さらに、このボックス部分162g内には、仕切り板162f及び加熱部分162hがある。この加熱部分162h先端は、ボックス部分162gにある連結穴162iに連結する。最後にボックス部分162gが本体下部構成部分17に取り付けられる。
【0012】
図4、図5及び図6を参照いただきたい。ここでは掃く機能を持つユニット11について説明する。本体上部構成部分16前部には、ふた163があり、本体下部構成部分17には、第一連結部分171a及び第二連結部分171bがある。第一連結部分171a及び第二連結部分171bには軸ロッド171cがある。この軸ロッド171cにはブラシ171kが取り付けられている。さらに、この軸ロッド171cと第一連結部分171aの間には伝動軸171dがあって、さらに、この伝動軸171dと伝動ベルト152aが連結し、この伝動ベルト152aのもう一方の端と第一駆動部分152は連結している。
【0013】
図7、図8及び図11を参照いただきたい。ここでは吸入ユニット12について説明する。本体下部構成部分17にはくぼみ槽171pがあり、さらに、このくぼみ層171pにはふた171m及びファンの羽部分171nが取り付けられる。このファンの羽部分171nはくぼみ槽171pによって第二駆動部分171iに取り付けられる。このくぼみ槽171pの一端には吸入口171zが開いている。さらに、この吸入口171zは弾力性のあるストッパー171yによって遮られる。ファンの羽部分171nが回転すると、空気が吸入されて気流が発生し、この弾力性のあるストッパー171yが吸入された空気の流れを受け、瞬間的に吸入口171zを開けて、吸入された汚れを吸入口171zから本体下部構成部分17にある収納空間171oに送る。ファンの羽部分171nの回転が止まると、弾力性のあるストッパー171yはそのスプリング作用によって元の状態に戻り、吸入口171zは完全に遮断される。
【0014】
図9、図11を参照いただきたい。ここでは蒸気ユニットについて説明する。本体下部構成部分17にはくぼみ槽171qがあって、このくぼみ層171qには板部分171r及びシールリング171sがる。
【0015】
図10及び図11を参照いただきたい。これは拭く機能を持つユニット14の図である。本体下部構成部分17にはくぼみ槽171tがあって、このくぼみ層171tには連結部分171eがあって、軸ロッド171vにあるベアリング171u、ベアリング171hに連結する。さらに、軸ロッド171vは上部構成部分171f及び下部構成部分171gからなる。この軸ロッド171vにはモップ布172fが取り付けられていて、組み立てると、スプリング171wによって軸ロッド171vと固定パーツ171jの間に取り付けられる。そして、軸ロッド171vと伝動ベルト172eが連結する。この伝動ベルト172eはさらに第三駆動部分172に連結して、最後に本体下部構成部分17に連結する。
【0016】
さらに、図11を参照いただきたい。本体下部構成部分17にはスライド部分171xがあって、本発明のクリーナーが清掃場所(例えば床)の上を移動しやすいようになっている。
図12及び図13を参照いただきたい。ここでは拭く機能を持つユニット14について説明する。本体下部構成部分17には連結部分172aがある。この連結部分172aは拭き板172bにある固定部分172cが連結するようになっている。組み立てると、スプリング172dは拭き板172bと連結部分172aの間に取り付けられ、拭き板172bを本体下部構成部分17に取り付ける。さらに、拭き板172bにはモップ布172gが取り付けられる。
【0017】
さらに、前述の第一スイッチ151a及び第二スイッチ151bは、本体上部構成部分16にある操作ハンドルの握り部分161hに、あるいは、本体上部構成部分16の上に取り付けられる。
【0018】
このように、掃く機能を持つユニット11、吸入ユニット12、蒸気ユニット13、拭く機能を持つユニット14によって、本発明のクリーナーは、掃く、吸塵、蒸気噴射、拭く等の多種の機能を持つことにより、ユーザーは本考案のクリーナーを使用するだけで多項目の清掃作業を完了することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の操作部分の構造を示す立体分解図である。
【図2】本発明のボックス部分の構造を示す立体分解図である。
【図3】本発明の操作部分及びボックス部分を組み立てた状態を示す立体図である。
【図4】本発明の掃く機能を持つユニットの立体分解図である。
【図5】本発明の掃く機能を持つユニットの組み立て立体図である。
【図6】本発明の掃除機を組み立て、その内部構造を上から見た立体図である。
【図7】本発明の掃除機を組み立て、その内部構造をもう一つ別の角度で上から見た立体図である。
【図8】本発明の吸入ユニットの立体分解図である。
【図9】本発明の蒸気ユニットの立体分解図である。
【図10】本発明の拭く機能を持つユニットの立体分解図である。
【図11】本発明の掃除機を組み立て、下から見た立体図である。
【図12】本発明の拭く機能を持つユニットのもう一つの実施例の立体分解図である。
【図13】本発明の拭く機能を持つユニットのもう一つの実施例の組み立て立体図である。
【符号の説明】
【0020】
11 掃く機能を持つユニット
12 吸入ユニット
13 蒸気ユニット
14 拭く機能を持つユニット
15 パワーサプライヤー
151 操作ユニット
151a 第一スイッチ
151b 第二スイッチ
151c 回路板
152 第一駆動部分
152a 伝動ベルト
16 本体上部構成部分
161 連結固定穴
161a キャップ
161b 貫通穴
161c 密封キャップ
161d スプリング板
161e 操作ハンドルのバー柄の部分
161f 連結固定部分
161g はめ込み部分
161h 操作ハンドルの握り部分
161i 上部構成部分
161j 下部構成部分
161k 接合リング
161m はめ込み部分
162 注水口
162a キャップ
162d ふた板
162e シールリング
162f 仕切り板
162g ボックス部分
162h 加熱部分
162i 連結穴
163 ふた
17 本体下部構成部分
171a 第一連結部分
171b 第二連結部分
171c 軸ロッド
171d 伝動軸
171e 連結部分
171f 上部構成部分
171g 下部構成部分
171h ベアリング
171i 第二駆動部分
171j 固定パーツ
171k ブラシ
171m ふた
171n ファンの羽部分
171o 収納空間
171p くぼみ槽
171q くぼみ槽
171r 板部分
171s シールリング
171t くぼみ槽
171u ベアリング
171v 軸ロッド
171w スプリング
171x スライド部分
171y 弾力性のあるストッパー
171z 吸入口
172 第三駆動部分
172a 連結部分
172b 拭き板
172c 固定部分
172d スプリング
172e 伝動ベルト
172f モップ布
172g モップ布

【特許請求の範囲】
【請求項1】
掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットからなり、掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットは、パワーサプライヤーに接続されていて、このパワーサプライヤーには操作ユニットがあり、この操作ユニットによって、パワーサプライヤーからの電力で掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットを動かし、汚れを処理して効果的に清掃が行なえるように構成したことを特徴とする、蒸気式クリーナー。
【請求項2】
ケース型の本体が上部構成部分と下部構成部分からなることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項3】
上部構成部分前部にふたが取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項4】
上部構成部分に連結固定穴及び注水口が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項5】
操作ユニットに第一スイッチ及び第二スイッチがあることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項6】
第一スイッチ及び第二スイッチが本体に取り付けられた操作ハンドルの握り部分に設けられたことを特徴とする、請求項5に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項7】
第一スイッチ及び第二スイッチが本体に設けられたことを特徴とする、請求項5に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項8】
操作ユニットに回路板があることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項9】
拭く機能を持つユニットに拭き板及び拭き板に相互に取り付けられたモップ布があることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項10】
拭く機能を持つユニットに第三駆動部分、第三駆動部分に連結する軸ロッド及び軸ロッドに連結するモップ布があることを特徴とする、請求項1に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項11】
本体上部構成部分、本体下部構成部分、掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットからなり、そのうち、掃く機能を持つユニットは第一駆動部分及び第一駆動部分が連結する軸ロッドがあり、この軸ロッドにはブラシが取り付けられていて、
吸入ユニットにはファンの羽部分及びファンの羽部分に連結する第二駆動部分があり、
蒸気ユニットには、ふた板、加熱部分及びシーリングに連結するボックス部分があって、
掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットは、パワーサプライヤーに接続していて、そのパワーサプライヤーには操作ユニットがあって、その操作ユニットがあることで、パワーサプライヤーからの電力で掃く機能を持つユニット、吸入ユニット、蒸気ユニット、拭く機能を持つユニットが動き、同時に汚れを処理して効果的に清掃が行なえるということを特徴とする、蒸気式クリーナー。
【請求項12】
上部構成部分前部にふたが取り付けられていることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項13】
上部構成部分に連結固定穴及び注水口が設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項14】
操作ユニットに第一スイッチ及び第二スイッチがあることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項15】
第一スイッチ及び第二スイッチが本体に取り付けられた操作ハンドルの握り部分に設けられたことを特徴とする、請求項14に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項16】
第一スイッチ及び第二スイッチが本体に設けられたことを特徴とする、請求項14に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項17】
操作ユニットに回路板があることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項18】
拭く機能を持つユニットに拭き板及び拭き板に相互に取り付けられたモップ布があることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。
【請求項19】
拭く機能を持つユニットに第三駆動部分、第三駆動部分に連結する軸ロッド及び軸ロッドに連結するモップ布があることを特徴とする、請求項11に記載の蒸気式クリーナー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−130050(P2006−130050A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−322175(P2004−322175)
【出願日】平成16年11月5日(2004.11.5)
【出願人】(503154101)
【Fターム(参考)】