説明

蓄電デバイス及び蓄電モジュール

【課題】蓄電デバイスどうしの端子の接続性を向上する。
【解決手段】直方体形状に形成され積層された正極体2及び負極体3を電解液5とともに収容するケース10と、正極体2に接続されケース10から外部に引き出される正電極22と、負極体3に接続されケース10から外部に引き出される負電極23とを備え、正電極22と負電極23とを介して充放電可能な電気二重層キャパシタ(蓄電デバイス)1であって、正電極22は、ケース10の側面11の端部から側面11に沿って、側面11の全幅に渡って延設される端面22aを有し、負電極23は、正電極22と平行に設けられ、側面11と対向する側面12の端部から側面12に沿って、側面12の全幅に渡って延設される端面23aを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電荷を蓄えることが可能な蓄電デバイス、及び複数の蓄電デバイスを備える蓄電モジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、電気二重層キャパシタ(以下、単に「キャパシタ」と称する。)やリチウムイオン電池などの蓄電モジュールは、耐電圧が3〜5ボルト程度の蓄電デバイスが複数接続されて形成される。蓄電モジュールは、複数の蓄電デバイスを直列に接続して所望の電圧に設定され、複数の蓄電デバイスを並列に接続して所望の蓄電容量に設定される。
【0003】
特許文献1には、各々のキャパシタの端子を、他のキャパシタの端子にスポット溶接によって接合して電気的に接続するキャパシタモジュールの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−108380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のようなキャパシタモジュールでは、近隣のキャパシタどうしを電気的に接続する際、一方のキャパシタの端子と他方のキャパシタの端子とを、アルミニウム板の接続部材によって連結しており、接続構造が複雑であった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、蓄電デバイスどうしの端子の接続性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、直方体形状に形成され、積層された正極体及び負極体を電解液とともに収容するケースと、前記正極体に接続され、前記ケースから外部に引き出される正電極と、前記負極体に接続され、前記ケースから外部に引き出される負電極と、を備え、前記正電極と前記負電極とを介して充放電可能な蓄電デバイスであって、前記正電極は、前記ケースの任意の第一の面の端部から当該第一の面に沿って、当該第一の面の全幅に渡って延設される端面を有し、前記負電極は、前記正電極と平行に設けられ、前記第一の面と対向する第二の面の端部から当該第二の面に沿って、当該第二の面の全幅に渡って延設される端面を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、正電極及び負電極は、ケースの第一の面と、第一の面と対向する第二の面との各々の端部から、各々の面の全幅に渡って延設される端面を有する。複数の蓄電デバイスを互いに当接するように配置したときには、隣接する正電極及び負電極の端面どうしが当接するため、電極を容易に接続できる。したがって、蓄電デバイスどうしの端子の接続性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る蓄電デバイスの斜視図であり、(b)は、図1(a)におけるX矢視図を断面で示した図である。
【図2】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列に連結して構成される蓄電モジュールの平面図であり、(b)は、図2(a)における回路図である。
【図3】(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列二並列に連結して構成される蓄電モジュールの平面図であり、(b)は、図3(a)における回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る蓄電デバイスの斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列に連結して構成される蓄電モジュールの平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列二並列に連結して構成される蓄電モジュールの斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る蓄電デバイスの斜視図である。
【図8】(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列に連結して構成される蓄電モジュールの側面図であり、(b)は、図8(a)における下面図である。
【図9】(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列二並列に連結して構成される蓄電モジュールの側面図であり、(b)は、図9(a)における下面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る蓄電デバイスの斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列に連結して構成される蓄電モジュールの平面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る蓄電デバイスを三直列二並列に連結して構成される蓄電モジュールの平面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態の変形例に係る蓄電デバイスの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
(第1の実施の形態)
以下、図1から図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る蓄電デバイスとしての電気二重層キャパシタ(以下、単に「キャパシタ」と称する。)1,及び複数のキャパシタ1を有する蓄電モジュールとしてのキャパシタモジュール50,60について説明する。
【0012】
まず、図1を参照して、キャパシタ1について説明する。
【0013】
図1(a)に示すように、キャパシタ1は、直方体形状のケース10と、ケース10から外部に引き出される電極20とを備える。
【0014】
ケース10は、対向する側面11,12と、側面11,12の上端を結ぶ上面13及び底面14と、側面11,12と上面13と底面14と各々一辺を共有する側面15,16とを有する六面体である。
【0015】
図1(b)に示すように、ケース10の内部には、正極体2,負極体3,及び正極体2と負極体3との間に介在して両者を隔離するセパレータ4が積層されて収容される。ケース10は、内部に電解液5を充填して密封される。キャパシタ1は、正極体2と負極体3との間の電解液5のイオンが電気二重層を構成して充放電可能に電気を蓄えるものである。
【0016】
ケース10の内部に正極体2,負極体3,及びセパレータ4を電解液5とともに直接収容するのではなく、これらをラミネートフィルムなどの密封された容器内に収容し、ラミネートフィルムごとケース10内に収容してもよい。
【0017】
図1(a)に示すように、電極20は、正極体2に接続される正電極22と、負極体3に接続される負電極23とを備える。正電極22と負電極23とは、ケース10の上面13の両端部に対向して設けられる。つまり、正電極22と負電極23とは、ケース10の同一面上に設けられる。
【0018】
正電極22は、直方体形状に形成される金属ブロックである。正電極22は、複数のキャパシタ1が直列,並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ1の正電極22又は負電極23と当接して電気的に接続される端面22a及び側面22bを有する。端面22a及び側面22bは、それぞれ金属ブロックの一面に形成される。
【0019】
端面22aは、ケース10の側面11の端部から側面11に沿って形成される。端面22aは、側面11の全幅に渡って延設される。この場合、側面11が、任意の第一の面である。
【0020】
側面22bは、端面22aの両端部からケース10の外形に沿って直角に形成される。一対の側面22bは、それぞれケース10の側面15と側面16とに沿って互いに並行に形成される。側面22bは、側面15,16の端部の一部のみに渡って形成される。
【0021】
負電極23は、直方体形状に形成される金属ブロックである。負電極23は、複数のキャパシタ1が直列,並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ1の負電極23又は正電極22と当接して電気的に接続される端面23a及び側面23bを有する。端面23a及び側面23bは、それぞれ金属ブロックの一面に形成される。負電極23は、正電極22と平行に設けられる。
【0022】
端面23aは、ケース10の側面11と対向する側面12の端部から側面12に沿って形成される。端面23aは、側面12の全幅に渡って延設される。この場合、側面12が第二の面である。
【0023】
側面23bは、端面23aの両端部からケース10の外形に沿って直角に形成される。一対の側面23bは、それぞれケース10の側面15又は側面16に沿って互いに並行に形成される。側面22bは、側面15,16の端部の一部のみに渡って形成される。
【0024】
次に、図2を参照して、キャパシタモジュール50について説明する。
【0025】
キャパシタモジュール50は、直列に接続される三個のキャパシタ1を備える。キャパシタモジュール50は、図2(b)に示す三直列の回路を形成する。キャパシタモジュール50の全体の電圧は、例えばキャパシタ1の単体の端子電圧が3.0[V]である場合には、三個のキャパシタ1が直列に接続されるため、三倍の9.0[V]である。
【0026】
三個のキャパシタ1は、正電極22の端面22aが位置する側面11と、他のキャパシタ1の負電極23の端面23aが位置する側面12とが互いに当接するように配置される。二個のキャパシタ1が当接する面では、一方のキャパシタ1の正電極22と、他方のキャパシタ1の負電極23とが接合されて電気的に接続される。
【0027】
具体的には、一方のキャパシタ1の正電極22の端面22aが、他方のキャパシタ1の負電極23の端面23aと当接する。正電極22と負電極23とは、端面22aと端面23aとが当接した状態で、レーザーや電気抵抗熱などの突き合わせ溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ1が直列に接合され、電気的に接続される。正電極22と負電極23とを、突き合わせ溶接ではなく、正電極22及び負電極23にねじ穴を形成してバスバー接続によって接合してもよい。
【0028】
キャパシタモジュール50では、一方のキャパシタ1の側面11と、他方のキャパシタ1の側面12とが互いに当接するように配置されるため、隣接する正電極22及び負電極23の端面22a,23aどうしが当接する。よって、正電極22と負電極23とを容易に接続でき、二つのキャパシタ1の間での正電極22と負電極23との接続性を向上できる。
【0029】
また、正電極22と負電極23を直接溶接することによって接合するため、キャパシタモジュール50の小型化,省スペース化が可能である。よって、キャパシタモジュール50のエネルギ密度を向上できる。
【0030】
なお、キャパシタモジュール50のようにキャパシタ1を三直列に接続するだけでなく、任意の数のキャパシタ1を直列に接続することが可能である。
【0031】
次に、図3を参照して、キャパシタモジュール60について説明する。
【0032】
キャパシタモジュール60は、直列及び並列に接続される六個のキャパシタ1を備える。キャパシタモジュール60は、図3(b)に示す三直列二並列の回路を形成する。キャパシタモジュール60は、二個のキャパシタモジュール50が並列に接続されて形成される。よって、キャパシタモジュール60の静電容量は、例えばキャパシタモジュール50の静電容量が5.0[F]である場合には、二倍の10.0[F]である。
【0033】
また、キャパシタモジュール60の全体の電圧は、例えばキャパシタ1の単体の端子電圧が3.0[V]である場合には、三個のキャパシタ1が直列に接続されるため、三倍の9.0[V]である。
【0034】
キャパシタモジュール60は、二個のキャパシタモジュール50が、一方のキャパシタモジュール50におけるキャパシタ1の側面15と、他方のキャパシタモジュール50におけるキャパシタ1の側面16とが当接するように並べられて接続される。二個のキャパシタ1が当接する面では、二個のキャパシタ1の正電極22どうしが接合され、二個のキャパシタ1の負電極23どうしが接合されて、それぞれ電気的に接続される。
【0035】
具体的には、一方のキャパシタ1の正電極22の側面22bが、他方のキャパシタ1の正電極22の側面22bと当接する。二個のキャパシタ1の正電極22どうしは、側面22bどうしが当接した状態で、レーザーや電気抵抗熱などの突き合わせ溶接によって接合される。
【0036】
また、一方のキャパシタ1の負電極23の側面23bが、他方のキャパシタ1の負電極23の側面23bと当接する。二個のキャパシタ1の負電極23どうしもまた、側面23bどうしが当接した状態で、レーザーや電気抵抗熱などの突合せ溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ1が並列に接合され、電気的に接続される。
【0037】
キャパシタモジュール60では、一方のキャパシタ1の側面15と、他方のキャパシタ1の側面16とが互いに当接するように配置したときには、隣接する正電極22の側面22bどうしが当接し、隣接する負電極23の側面23bどうしが当接する。よって、正電極22どうし及び負電極23どうしを容易に接続でき、二つのキャパシタ1の間での正電極22及び負電極23どうしの接続性を向上できる。
【0038】
また、正電極22と負電極23を直接溶接することによって接合するため、キャパシタモジュール60の小型化,省スペース化が可能である。よって、キャパシタモジュール60のエネルギ密度を向上できる。
【0039】
なお、キャパシタモジュール60のようにキャパシタ1を三直列二並列に接続するだけでなく、任意の数のキャパシタ1を直列及び並列に接続することが可能である。
【0040】
以上の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
【0041】
キャパシタ1では、正電極22及び負電極23は、ケース10の側面11と側面12との各々に沿って、それぞれ側面11,12の全幅に渡って延設される端面22a,23aを有する。複数のキャパシタ1を直列に接続するときには、隣接する正電極22及び負電極23の端面22a,23aどうしが当接する。したがって、直列に接続されるキャパシタ1の正電極22,負電極23どうしの接続性を向上できる。
【0042】
また、正電極22及び負電極23は、ケース10の側面15と側面16との各々に沿って延設される側面22b、23bを有する。複数のキャパシタ1を並列に接続するときには、隣接する正電極22の側面22bどうしが当接し、負電極23の側面23bどうしが当接する。したがって、並列に接続されるキャパシタ1の正電極22どうし、及び負電極23どうしの接続性を向上できる。
【0043】
(第2の実施の形態)
以下、図4から図6を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る蓄電デバイスとしてのキャパシタ201、及び複数のキャパシタ201を有する蓄電モジュールとしてのキャパシタモジュール250,260について説明する。なお、以下に示す各実施形態では、前述した実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
【0044】
第2の実施の形態では、キャパシタ201に設けられる電極220の形状が第1の実施の形態とは相違する。
【0045】
まず、図4を参照して、キャパシタ201について説明する。
【0046】
キャパシタ201は、直方体形状のケース10と、ケース10から外部に引き出される電極220とを備える。
【0047】
電極220は、正極体2に接続される正電極222と、負極体3に接続される負電極223とを備える。正電極222と負電極223とは、ケース10の上面13の両端部に対向して設けられる。つまり、正電極222と負電極223とは、ケース10の同一面上に設けられる。
【0048】
正電極222は、コの字形状に屈曲して形成される板金である。正電極222は、複数のキャパシタ201が直列,並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ1の正電極222又は負電極223と当接して電気的に接続される端面222a及び側面222bを有する。端面222a及び側面222bは、それぞれ板金の一面に形成される。
【0049】
端面222aは、ケース10の側面11の端部から側面11に沿って形成される。端面222aは、側面11の全幅に渡って延設される。この場合、側面11が、任意の第一の面である。
【0050】
側面222bは、端面222aの両端部から板金を直角に屈曲して形成される屈曲部224に設けられる。一対の側面222bは、それぞれケース10の側面15と側面16とに沿って互いに平行に形成される。側面222bは、側面15,16の端部の一部のみに渡って形成される。
【0051】
負電極223は、コの字形状に屈曲して形成される板金である。負電極223は、複数のキャパシタ1が直列,並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ1の負電極223又は正電極222と当接して電気的に接続される端面223a及び側面223bを有する。端面223a及び側面223bは、それぞれ板金の一面に形成される。負電極223は、正電極222と平行に設けられる。
【0052】
端面223aは、ケース10の側面11と対向する側面12の端部から側面12に沿って形成される。端面223aは、側面12の全幅に渡って延設される。この場合、側面12が第二の面である。
【0053】
側面223bは、端面223aの両端部から板金を直角に屈曲して形成される屈曲部225に形成される。一対の側面223bは、それぞれケース10の側面15又は側面16に沿って形成される。側面222bは、側面15,16の端部の一部のみに渡って形成される。
【0054】
次に、図5を参照して、キャパシタモジュール250について説明する。
【0055】
キャパシタモジュール250は、直列に接続される三個のキャパシタ201を備える。
【0056】
三個のキャパシタ201は、正電極222の端面222aが位置する側面11と、他のキャパシタ1の負電極223の端面223aが位置する側面12とが互いに当接するように配置される。二個のキャパシタ201が当接する面では、一方のキャパシタ201の正電極222と、他方のキャパシタ201の負電極223とが接合されて電気的に接続される。
【0057】
具体的には、一方のキャパシタ201の正電極222の端面222aが、他方のキャパシタ201の負電極223の端面223aと当接する。正電極222と負電極223とは、端面222aと端面223aとが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ201が直列に接合され、電気的に接続される。
【0058】
正電極222と負電極223とは、コの字形状に屈曲して形成される板金であるため、スポット溶接機(図示省略)の電極で挟みやすく、スポット溶接による接合に適している。スポット溶接の他にも、他の溶接方法によって接合したり、正電極222及び負電極223にねじ穴を形成してバスバー接続によって接合してもよい。バスバー接続をする場合、正電極222及び負電極223は、第一の実施の形態における正電極22及び負電極23と比べて薄く形成されるため、短いバスバーで接続可能である。
【0059】
また、キャパシタ201の加工精度の問題等によって、一方のキャパシタ201と他方のキャパシタ201とを直列に当接させたときに正電極222と負電極223とが当接せずに隙間が空いた場合にも、コの字形状の板金を変形させることで直列に当接させることができる。
【0060】
キャパシタモジュール250では、一方のキャパシタ201の側面11と、他方のキャパシタ201の側面12とが互いに当接するように配置されるため、隣接する正電極222及び負電極223の端面222a,223aどうしが当接する。よって、正電極222と負電極223とを容易に接続でき、二つのキャパシタ201の間での正電極222と負電極223との接続性を向上できる。
【0061】
次に、図6を参照して、キャパシタモジュール260について説明する。
【0062】
キャパシタモジュール260は、三直列二並列に接続される六個のキャパシタ201を備える。
【0063】
キャパシタモジュール260では、二個のキャパシタモジュール250が、一方のキャパシタモジュール250におけるキャパシタ201の側面15と、他方のキャパシタモジュール250におけるキャパシタ201の側面16とが当接するように並べられて接続される。二個のキャパシタ201が当接する面では、二個のキャパシタ201の正電極222どうしが接合され、二個のキャパシタ201の負電極223どうしが接合されて、それぞれ電気的に接続される。
【0064】
具体的には、一方のキャパシタ201の正電極222の側面222bが、他方のキャパシタ201の正電極222の側面222bと当接する。二個のキャパシタ201の正電極222どうしは、側面222bどうしが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。
【0065】
また、一方のキャパシタ201の負電極223の側面223bが、他方のキャパシタ201の負電極223の側面223bと当接する。二個のキャパシタ201の負電極223どうしもまた、側面223bどうしが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ201が並列に接合され、電気的に接続される。
【0066】
この場合もまた、正電極222と負電極223とは、コの字形状に屈曲して形成される板金であるため、スポット溶接機の電極で挟みやすく、スポット溶接による接合に適している。
【0067】
また、キャパシタ201の加工精度の問題等によって、一方のキャパシタ201と他方のキャパシタ201とを並列に当接させたときに正電極222どうし又は負電極223どうしが当接しなかったような場合にも、コの字形状の板金を変形させることで並列に当接させることができる。
【0068】
キャパシタモジュール260では、一方のキャパシタ201の側面15と、他方のキャパシタ201の側面16とが互いに当接するように配置したときには、隣接する正電極222の側面222bどうしが当接し、隣接する負電極223の側面223bどうしが当接する。よって、正電極222どうし及び負電極223どうしを容易に接続でき、二つのキャパシタ201の間での正電極222及び負電極223どうしの接続性を向上できる。
【0069】
以上の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
【0070】
複数のキャパシタ201を直列に接続するときには、隣接する正電極222及び負電極223の端面222a,223aどうしが当接し、複数のキャパシタ201を並列に接続するときには、隣接する正電極222の側面222bどうし及び負電極223の側面223bどうしが当接する。したがって、キャパシタ201を直列に接続する際の正電極222と負電極223との接続性を向上できるとともに、並列に接続する際のキャパシタ201の正電極222どうし、及び負電極223どうしの接続性を向上できる。
【0071】
また、正電極222及び負電極223は、ともにコの字形状に屈曲して形成される板金であるため、抵抗溶接機の電極で挟みやすく、スポット溶接による接合に適している。
【0072】
(第3の実施の形態)
以下、図7から図9を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る蓄電デバイスとしてのキャパシタ301、及び複数のキャパシタ301を有するキャパシタモジュール350,360について説明する。
【0073】
第3の実施の形態では、キャパシタ301に設けられる電極320の形状が第1の実施の形態とは相違し、負電極323が形成される位置が第2の実施の形態とは相違する。
【0074】
まず、図7を参照して、キャパシタ301について説明する。
【0075】
キャパシタ301は、直方体形状のケース10と、ケース10から外部に引き出される電極320とを備える。
【0076】
電極320は、正極体2に接続される正電極222と、負極体3に接続される負電極323とを備える。正電極222は、ケース10の上面13の端部に設けられ、負電極323は、ケース10の底面14の端部に設けられる。つまり、正電極222と負電極323とは、ケース10の対向する面上に各々設けられる。
【0077】
負電極323は、コの字形状に屈曲して形成される板金である。負電極323は、複数のキャパシタ301が直列,並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ301の負電極323又は正電極222と当接して電気的に接続される端面323a及び側面323bを有する。端面323a及び側面323bは、それぞれ板金の一面に形成される。負電極323は、正電極222と平行に設けられる。
【0078】
端面323aは、ケース10の側面11と対向する側面12の端部から側面12に沿って形成される。端面323aは、側面12の全幅に渡って延設される。この場合、側面12が第二の面である。
【0079】
側面323bは、端面323aの両端部から板金を直角に屈曲して形成される屈曲部325に形成される。一対の側面323bは、それぞれケース10の側面15又は側面16に沿って形成される。側面222bは、側面15,16の端部の一部のみに渡って形成される。
【0080】
次に、図8を参照して、キャパシタモジュール350について説明する。
【0081】
キャパシタモジュール350は、直列に接続される三個のキャパシタ301を備える。
【0082】
三個のキャパシタ301は、正電極222の端面222aが位置する側面11と、他のキャパシタ301の負電極323の端面323aが位置する側面12とが互いに当接するように配置される。二個のキャパシタ301が当接する面では、一方のキャパシタ301の正電極222と、他方のキャパシタ301の負電極323とが接合されて電気的に接続される。
【0083】
具体的には、一方のキャパシタ301の正電極222の端面222aが、他方のキャパシタ301の負電極323の端面323aと当接する。正電極222と負電極323とは、端面222aと端面323aとが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ301が直列に接合され、電気的に接続される。
【0084】
キャパシタモジュール350では、一方のキャパシタ301の側面11と、他方のキャパシタ301の側面12とが互いに当接するように配置されるため、隣接する正電極222及び負電極323の端面222a,323aどうしが当接する。よって、正電極222と負電極323とを容易に接続でき、二つのキャパシタ301の間での正電極222と負電極323との接続性を向上できる。
【0085】
次に、図9を参照して、キャパシタモジュール360について説明する。
【0086】
キャパシタモジュール360は、三直列二並列に接続される六個のキャパシタ301を備える。
【0087】
キャパシタモジュール360では、二個のキャパシタモジュール350が、一方のキャパシタモジュール350におけるキャパシタ301の側面15と、他方のキャパシタモジュール350におけるキャパシタ301の側面16とが当接するように並べられて接続される。二個のキャパシタ301が当接する面では、二個のキャパシタ301の正電極222どうしが接合され、二個のキャパシタ301の負電極323どうしが接合されて、それぞれ電気的に接続される。
【0088】
具体的には、一方のキャパシタ301の正電極222の側面222bが、他方のキャパシタ301の正電極222の側面222bと当接する。二個のキャパシタ301の正電極222どうしは、側面222bどうしが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。
【0089】
また、一方のキャパシタ301の負電極323の側面323bが、他方のキャパシタ301の負電極323の側面323bと当接する。二個のキャパシタ301の負電極323どうしもまた、側面323bどうしが当接した状態で、スポット溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ301が並列に接合され、電気的に接続される。
【0090】
キャパシタモジュール360では、一方のキャパシタ301の側面15と、他方のキャパシタ301の側面16とが互いに当接するように配置したときには、隣接する正電極222の側面222bどうしが当接し、隣接する負電極323の側面323bどうしが当接する。よって、正電極222どうし及び負電極323どうしを容易に接続でき、二つのキャパシタ301の間での正電極222及び負電極323どうしの接続性を向上できる。
【0091】
以上の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
【0092】
複数のキャパシタ301を直列に接続するときには、隣接する正電極222及び負電極323の端面222a,323aどうしが当接し、複数のキャパシタ301を並列に接続するときには、隣接する正電極222の側面222bどうし及び負電極323の側面323bどうしが当接する。したがって、キャパシタ301を直列に接続する際の正電極222と負電極323との接続性を向上できるとともに、並列に接続する際のキャパシタ301の正電極222どうし、及び負電極323どうしの接続性を向上できる。
【0093】
なお、キャパシタ301では、正電極222と負電極323とが、それぞれ上面13と底面14とに形成される。そのため、複数のキャパシタ301を接続する際に、一方のキャパシタ301の上面13の上方に他方のキャパシタ301の底面14が位置するようにキャパシタ301を配置することも可能である。このように、キャパシタ301は、正電極222及び負電極323が設けられる方向に積層して接続するのに適している。
【0094】
(第4の実施の形態)
以下、図10から図12を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る蓄電デバイスとしてのキャパシタ401、及び複数のキャパシタ401を有するキャパシタモジュール450,460について説明する。
【0095】
第4の実施の形態では、キャパシタ401に設けられる電極420の形状がこれまでの実施の形態とは相違する。
【0096】
まず、図10を参照して、キャパシタ401について説明する。
【0097】
キャパシタ401は、直方体形状のケース410と、ケース410から外部に引き出される電極420とを備える。
【0098】
ケース410は、一対の側面411,412と、もう一対の側面415,416とが同一の形状に形成される。ケース410の他の構成は、これまでの実施の形態におけるケース10と同様である。
【0099】
電極420は、正極体2に接続される正電極422と、負極体3に接続される負電極423とを備える。正電極422は、ケース10の上面13の全面に設けられ、負電極423は、ケース10の底面14の全面に設けられる。つまり、正電極422と負電極223とは、ケース10の対向する一対の面の各々の全面に設けられる。
【0100】
正電極422は、直方体形状に形成される金属ブロックである。正電極422は、複数のキャパシタ401が並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ401の正電極422と当接して電気的に接続される端面422a及び側面422bを有する。また、正電極422は、複数のキャパシタ401が直列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ401の負電極423と当接して電気的に接続される頂面422cを有する。端面422a,側面422b,及び頂面422cは、それぞれ金属ブロックの一面に形成される。
【0101】
端面422aは、ケース10の側面411,412の端部から側面411,412に沿って形成される。端面422aは、側面411,412の全幅に渡って延設される。この場合、側面411が、任意の第一の面である。
【0102】
側面422bは、一対の端面422aの両端部どうしを結ぶように形成される。一対の側面422bは、それぞれケース10の側面415と側面416とに沿って互いに平行に形成される。側面422bは、側面415,416の全幅に渡って形成される。側面422bは、端面422aと同形状に形成される。
【0103】
頂面422cは、ケース10の上面13と平行に形成される。頂面422cは、一対の端面422a,及び一対の側面422bと各々一辺を共有して形成される。
【0104】
負電極423は、直方体形状に形成される金属ブロックである。負電極423は、複数のキャパシタ401が並列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ401の負電極423と当接して電気的に接続される端面423a及び側面423bを有する。また、負電極423は、複数のキャパシタ401が直列に並べられたときに、隣接する他のキャパシタ401の正電極422と当接して電気的に接続される頂面423cを有する。端面423a,側面423b,及び頂面423cは、それぞれ金属ブロックの一面に形成される。負電極423は、正電極422と平行に設けられる。
【0105】
端面423aは、ケース10の側面411,412の端部から側面411,412に沿って形成される。端面423aは、側面411,412の全幅に渡って延設される。この場合、側面412が第二の面である。
【0106】
側面423bは、一対の端面423aの両端部どうしを結ぶように形成される。一対の側面423bは、それぞれケース10の側面415と側面416とに沿って互いに平行に形成される。側面423bは、側面415,416の全幅に渡って形成される。側面422bは、端面422aと同形状に形成される。
【0107】
頂面423cは、ケース10の底面14と平行に形成される。頂面423cは、一対の端面423a,及び一対の側面423bと各々一辺を共有して形成される。
【0108】
次に、図11を参照して、キャパシタモジュール450について説明する。
【0109】
キャパシタモジュール450は、直列に接続される三個のキャパシタ401を備える。
【0110】
三個のキャパシタ401は、正電極422の頂面422cが位置する上面13と、他のキャパシタ401の負電極423の頂面423cが位置する底面14とが互いに当接するように配置される。二個のキャパシタ401が当接する面では、一方のキャパシタ401の正電極422と、他方のキャパシタ401の負電極423とが接合されて電気的に接続される。
【0111】
具体的には、一方のキャパシタ401の正電極422の頂面422cが、他方のキャパシタ401の負電極423の頂面423cと当接する。正電極422と負電極423とは、頂面422cと頂面423cとが当接した状態で、突き合わせ溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ401が直列に接合され、電気的に接続される。
【0112】
キャパシタモジュール450では、一方のキャパシタ401の上面13と、他方のキャパシタ401の底面14とが互いに当接するように配置されるため、隣接する正電極422及び負電極423の頂面422c,423cどうしが当接する。よって、正電極422と負電極423とを容易に接続でき、二つのキャパシタ401の間での正電極422と負電極423との接続性を向上できる。
【0113】
次に、図12を参照して、キャパシタモジュール460について説明する。
【0114】
キャパシタモジュール460は、三直列二並列に接続される六個のキャパシタ401を備える。
【0115】
キャパシタモジュール460では、二個のキャパシタモジュール450が、一方のキャパシタモジュール450におけるキャパシタ401の側面415と、他方のキャパシタモジュール450におけるキャパシタ401の側面416とが当接するように並べられて接続される。二個のキャパシタ401が当接する面では、二個のキャパシタ401の正電極422どうしが接合され、二個のキャパシタ401の負電極423どうしが接合されて、それぞれ電気的に接続される。
【0116】
なお、この他にも、一方のキャパシタ401の側面411と他方のキャパシタ401の側面412が当接するように並べるなど、任意の側面どうしが当接するように並べることが可能である。
【0117】
具体的には、一方のキャパシタ401の正電極422の側面422bが、他方のキャパシタ401の正電極422の側面422bと当接する。二個のキャパシタ401の正電極422どうしは、側面422bどうしが当接した状態で、突き合わせ溶接によって接合される。
【0118】
また、一方のキャパシタ401の負電極423の側面423bが、他方のキャパシタ401の負電極423の側面423bと当接する。二個のキャパシタ401の負電極423どうしもまた、側面423bどうしが当接した状態で、突き合わせ溶接によって接合される。これにより、二個のキャパシタ401が並列に接合され、電気的に接続される。
【0119】
キャパシタモジュール460では、一方のキャパシタ401の側面415と、他方のキャパシタ401の側面416とが互いに当接するように配置したときには、隣接する正電極422の側面422bどうしが当接し、隣接する負電極423の側面423bどうしが当接する。よって、正電極422どうし及び負電極423どうしを容易に接続でき、二つのキャパシタ401の間での正電極422及び負電極423どうしの接続性を向上できる。
【0120】
なお、この他にも、二個のキャパシタ401を並列に接続する際に、一方のキャパシタ401の正電極422の端面422aと、他方のキャパシタ401の正電極の側面422bとを接合することも可能である。このように、キャパシタ401では、端面422aと側面422bとが同形状に形成されるため、接続時にその向きを調整する必要が無く、キャパシタ401どうしの接続が容易である。
【0121】
以上の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
【0122】
複数のキャパシタ401を直列に接続するときには、隣接する正電極422及び負電極423の頂面422c,423cどうしが当接し、複数のキャパシタ401を並列に接続するときには、隣接する正電極422の側面422bどうし及び負電極423の側面423bどうしが当接する。したがって、キャパシタ401を直列に接続する際の正電極422と負電極423との接続性を向上できるとともに、並列に接続する際のキャパシタ401の正電極422どうし、及び負電極423どうしの接続性を向上できる。
【0123】
また、キャパシタ401では、端面422aと側面422bとが同形状に形成されるため、並列接続時にその向きを調整する必要が無く、キャパシタ401どうしの並列接続が容易である。
【0124】
次に、図13を参照して、本発明の第4の実施の形態の変形例に係る蓄電デバイスとしてのキャパシタ471について説明する。
【0125】
この変形例では、正電極472と負電極473とに、それぞれ凹部472d,473dが成される点で第4の実施の形態とは相違する。
【0126】
正電極472及び負電極473は、各々の金属ブロックの中央をくり抜いて形成される凹部472d,473dを有する。正電極472及び負電極473の他の構成は、第4の実施の形態における正電極422及び負電極423と同様である。
【0127】
凹部472d,473dが形成されるため、正電極422及び負電極423は、中抜きの四角形の枠状に形成され、頂面472c,473cは、大小の四角形に囲まれた枠状の部分になる。
【0128】
ここで、第4の実施の形態のように正電極422及び負電極423が直方体形状に形成される場合には、頂面422c,423cが全面に形成されるため、頂面422c,423cの平面度が要求される。
【0129】
これに対してこの変形例では、正電極422及び負電極423にそれぞれ凹部427d,473dが形成されることによって、第4の実施の形態と比べて頂面472c,473cの平面度が要求されない。また、正電極472及び負電極473の材料は、正電極422及び負電極423と比べて少ない。したがって、正電極422及び負電極423の加工コストや材料コストを抑制することができる。
【0130】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【符号の説明】
【0131】
1 キャパシタ
10 ケース
11 側面
12 側面
20 電極
22 正電極
22a 端面
22b 側面
23 負電極
23a 端面
23b 側面
50 キャパシタモジュール
60 キャパシタモジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直方体形状に形成され、積層された正極体及び負極体を電解液とともに収容するケースと、
前記正極体に接続され、前記ケースから外部に引き出される正電極と、
前記負極体に接続され、前記ケースから外部に引き出される負電極と、を備え、前記正電極と前記負電極とを介して充放電可能な蓄電デバイスであって、
前記正電極は、前記ケースの任意の第一の面の端部から当該第一の面に沿って、当該第一の面の全幅に渡って延設される端面を有し、
前記負電極は、前記正電極と平行に設けられ、前記第一の面と対向する第二の面の端部から当該第二の面に沿って、当該第二の面の全幅に渡って延設される端面を有することを特徴とする蓄電デバイス。
【請求項2】
前記正電極及び前記負電極は、各々の端面から前記ケースの外形に沿って直角に形成される側面を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項3】
前記正電極及び前記負電極は、直方体形状に形成され前記ケースの同一面上に設けられる一対の金属ブロックであり、
前記端面及び前記側面は、それぞれ前記金属ブロックの一面であることを特徴とする請求項2に記載の蓄電デバイス。
【請求項4】
前記正電極及び前記負電極は、前記ケースの同一面上に設けられる一対の板金であり、
前記側面は、前記端面から前記板金を直角に屈曲して形成される屈曲部であることを特徴とする請求項2に記載の蓄電デバイス。
【請求項5】
前記正電極及び前記負電極は、前記ケースの対向する面上に各々設けられる一対の板金であり、
前記側面は、前記端面から前記板金を直角に屈曲して形成された屈曲部であることを特徴とする請求項2に記載の蓄電デバイス。
【請求項6】
前記正電極及び前記負電極は、前記ケースの対向する一対の面の、各々の全面に設けられる金属ブロックであることを特徴とする請求項2に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
前記正電極及び前記負電極は、各々の前記金属ブロックの中央に凹状に形成される凹部を有することを特徴とする請求項6に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一つに記載の蓄電デバイスを複数備える蓄電モジュールであって、
複数の前記蓄電デバイスは、互いに当接して配置され、
各々の前記蓄電デバイスの前記正電極及び前記負電極は、互いに接合されて電気的に接続されることを特徴とする蓄電モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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