説明

蓋付き帯電防止レコード内袋

【課題】レコードに発生するカビ、汚れの原因の湿気、汚れを防止しかつほこり等を呼び込む静電気を防ぐ蓋付きレコード内袋を提供する。
【解決手段】透明又は半透明のポリプロピレン製又はポリエチレン製レコード袋を製造する材料であるポリプロピレン又はポリエチレンに界面活性剤等を添加し、ほこり等を呼び込む静電気を除去せしめ、及びカビ、汚れの原因の湿気、ゴミ等の侵入を防ぐ折り返し蓋を付けた事を特徴とする蓋付き帯電防止レコード内袋である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋付きの帯電防止機能を付加したポリプロピレン製又はポリエチレン製レコード内袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来よりLPレコード又はEPレコード他を入れる透明又は半透明のポリプロピレン製又はポリエチレン製レコード内袋があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
(イ)LPレコード又はEPレコード他を入れる透明又は半透明のポリプロピレン製又はポリエチレン製レコード内袋は蓋などが付いておらず、長期に保存する場合カビ、汚れを発生し、レコード本体にもそのカビ、汚れが付く欠点があった。
(ロ)長期の保存は日本の気候、湿度の高い環境では紙のレコードジャケットに湿気を帯びさせ、それが内袋の隙間より湿気、汚れを滲入させレコード溝に付着せしめ本来の音質を損なう欠点があった。それによりレコードの中古市場に於いてその劣化により売買価格が著しく低下したり、購買意欲が薄れるなどの欠点があった。
又購買者個人が長期にわたり保存した場合レコード再生時にカビ、汚れなどによりスクラッチ音が出て本来の芸術性が損なわれる事が多く、表面上はカビ、汚れを取ってもレコード溝の中のミクロン単位では取りきれずやはり耳障りな雑音が出て最初の購買時の音質とは異なりがっかりする例が多かった。
(ハ)レコードを内袋に出し入れする場合塩化ビニール等のレコードの材質上静電気が帯電発生しゴミ、ホコリを呼び寄せ、それが長期にわたるとカビ、汚れの原因になった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ポリプロピレン製又はポリエチレン製のレコード内袋に蓋を付け湿気、ゴミの侵入を防止しかつ製造過程で、界面活性剤等を添加し帯電防止機能を特徴とする蓋付き帯電防止レコード内袋。
【発明の効果】
【0005】
カビが付着していなかった輸入レコード盤が湿気の多い我が国で長期保存するとカビが付着するのは避けえない常識であり、レコード針で再生すると音質がカビ又汚れで雑音を発生し耳障りでありかつ音質的な芸術的価値を損なう。
それらの発生原因の湿気を内袋に蓋を付ける事で湿気を極力排除せしめる。
また静電気が原因でゴミを付着させたまま内袋にレコードを入れる事でやはり音質低下を招く事を界面活性剤等を添加し帯電防止機能を持たせる事により防ぐ事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
透明又は半透明のポリプロピレン製又はポリエチレン製袋を製造する材料であるポリプロピレン又はポリエチレンに界面活性剤等を添加し、かつレコード(1)袋の入口に蓋(2)を付ける事で静電気とカビ、汚れの原因である湿気、静電気を排除せしめるレコード袋である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 レコード内袋
2 蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリプロピレン製又はポリエチレン製のレコード内袋に製造過程で、界面活性剤等の帯電防止のための原料を添加したことを特徴とし及び湿気、汚れの侵入を防ぐ折り返し蓋を付けた事を特徴とする蓋付き帯電防止レコード内袋。

【図1】
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【公開番号】特開2006−225030(P2006−225030A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−73862(P2005−73862)
【出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(505027661)
【Fターム(参考)】