説明

薄型テレビジョン受像機

【課題】薄型テレビジョン受像機の梱包箱のコンパクト化や小サイズ化を促進する。ユーザがスタンド組立作業を行うときの安全性や作業性を高める。
【解決手段】本体ユニット10と、スタンド30とを備える。スタンド30を偏平板状の台座部40と首部50とに分割する。首部50に台座部40を仮固定するための仮固定機構と、首部50に仮固定された台座部40を本固定するための本固定機構とを備える。仮固定機構が、フック部57と、台座部40をフック部に吊り下げる掛り部47と、コア体51に設けた被係合部72及び座板カバー45から延出した樹脂ばね部48と、樹脂ばね部48に設けた係合爪71と、樹脂ばね部48に具備させた誘導ガイド面73とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄型テレビジョン受像機、特に、外形を形作っているキャビネットを備えた本体ユニットを支えるスタンドが、台座部と、この台座部から立ち上がった首部と、を備えている薄型テレビジョン受像機に関する。
【背景技術】
【0002】
図11は従来例としての薄型テレビジョン受像機を分解して示した概略背面図である。同図の薄型テレビジョン受像機は、液晶型表示モジュールなどの表示モジュールを収容して外形を形作っているキャビネット11を備えた本体ユニット10と、本体ユニット10を支えるためのスタンド30とを備えている。スタンド30は、偏平板状の台座部40と、この台座部40から立ち上がった首部50と、この首部50に設けられた取付部80とを備えている。これに対し、本体ユニット10には、台座部40の取付部80を相手方部材とする挿入空間12が形成されている。そして、矢印aのようにその挿入空間12に挿入した取付部80のねじ孔81に、本体ユニット10のキャビネット11の背面で開口したねじ挿通孔13に挿通させた取付けねじ(不図示)をねじ込んで締め付けることによって、本体ユニット10にスタンド30が取り付けられるようになっている。この薄型テレビジョン受像機において、スタンド30は、台座部40と取付部80を備えた首部50とが一体化されている。
【0003】
図12は図11に示した薄型テレビジョン受像機の梱包形態を示した説明図であり、(A)は側面から見た梱包形態、(B)は上面から見た梱包形態を示している。同図(A)(B)のように、従来例の薄型テレビジョン受像機では、本体ユニット10とその本体ユニット10から取り外したスタンド30とを1つの梱包箱100に収容している。そして、梱包形態については、梱包箱100の高さHや横幅Lを短く抑えることの要請や、本体ユニット10とスタンド30との干渉によるそれらの損傷を回避することの要請などがあるために、梱包箱100の内部で本体ユニット10とスタンド30とを横に並べ、偏平板状の台座部40の一部だけを本体ユニット10との上下方向重なり位置に配置するようにして、台座部40から突出している首部50やその首部50から突出している取付部80が本体ユニット10の横位置に配置されるようにしていた。
【0004】
また、従来例の薄型テレビジョン受像機では、台座部40と首部50とが一体化されているスタンド30が、本体ユニット10から取り外された状態で図12のように梱包されていたので、ユーザにとっては、開梱後に、スタンド30を図11を参照して説明した手順を経て本体ユニット10に取り付けることが必要になる。
【0005】
一方、薄型テレビジョン受像機に関して、スタンドを本体ユニットに取り付ける作業の安全性や作業性を高めるための対策が従来より種々提案されている(たとえば、特許文献1〜5)。これらの特許文献1〜5によって提案されている薄型テレビジョン受像機は、いずれも、スタンドが、スタンドの構成部材、具体的には、台座部と、この台座部から立ち上がった首部と、この首部に設けられて本体ユニットに固着可能な取付部と、を一体に備えているという共通点を有している。そのため、この種の薄型テレビジョン受像機の梱包形態は、図12を参照して説明したところと同様の形態を採用することによって、梱包箱の高さや横幅を低く抑えることの要請や、本体ユニットとスタンドとの干渉によるそれらの損傷を回避することの要請などに対処することが必要であると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−27872号公報
【特許文献2】特開2009−265205号公報
【特許文献3】特開2010−68389号公報
【特許文献4】特開2010−250202号公報
【特許文献5】特開2008−209819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、近時では、梱包のいっそうのコンパクト化や小サイズ化を促進して輸送コストなどの高騰を回避することが要求されている。
【0008】
そこで、本願発明者は、本体ユニットとその本体ユニットから取り外したスタンドとを1つの梱包箱100に収容することを基本として、薄型テレビジョン受像機の全体的な構成を見直し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、図12に示した従来例としての薄型テレビジョン受像機の梱包形態に比べて梱包箱の横幅Lを顕著に短くすることができるにもかかわらず、梱包箱の高さHをそれと同等程度に維持することができるようにして梱包のいっそうのコンパクト化や小サイズ化を促進することのできる薄型テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、本体ユニットと本体ユニットから取り外したスタンドとを収容した梱包を開梱した後にユーザが組立作業を行う場合に、組立作業の安全性や作業性を高めるための対策が講じられた薄型テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る薄型テレビジョン受像機は、外形を形作っているキャビネットを備えた本体ユニットと、この本体ユニットを支えるスタンドとを備え、上記スタンドが、台座部と、この台座部から立ち上がった首部と、を備えている。そして、上記スタンドが台座部と首部とに分割され、かつ、台座部が偏平板状に形成されていると共に、上記首部に上記台座部を仮固定するための仮固定機構と、この仮固定機構を介して首部に仮固定された台座部を上記首部に本固定するための本固定機構と、を備えている。
【0011】
この構成であると、首部から分割されている台座部が偏平形状に形成されているため、そのような偏平形状の台座部を本体ユニットに重ねて梱包したとしても、梱包箱の高さがそれほど高くならない。また、台座部から分割されている首部を、仮に本体ユニットの横に位置させて梱包したとしても、首部はスタンド全体の大きさに比べて小さくしやすいということが云えるので、梱包箱の横幅をそれほど長くしなくて済む。
【0012】
さらに、上記構成を備えている薄型テレビジョン受像機は、スタンドが台座部と首部とに分割されていて、しかも、首部に台座部を仮固定するための仮固定機構と、この仮固定機構を介して首部に仮固定された台座部を首部に本固定するための本固定機構と、を備えているので、首部に台座部を仮固定し、その後に、首部に仮固定された台座部を上記首部に本固定するという組立手順を採用することが可能になる。このように、台座部を首部に本固定するのに先立って仮固定することが、組立作業の安全性と作業性とを高めることに役立つ。
【0013】
本発明では、上記首部に、上記本体ユニットに固着可能な取付部が設けられている、という構成を採用することが可能である。この構成であれば、台座部を仮固定するのに先立って首部を本体ユニットに固着することも、台座部を仮固定し、さらに本固定した後に首部を本体ユニットに固着することも可能である。
【0014】
本発明では、上記首部が、金属製のコア体とこのコア体を覆い隠しているコアカバーとを備え、上記取付部が、上記コア体から延出されて上記コアカバーの外側へ突出された板片部によって形成されていると共に、この取付部が上記本体ユニットにねじ止めされていることが望ましい。この構成を採用すると、偏平形状の台座部を、取付部を介して首部が取り付けられて本体ユニットに重ねて梱包することができ、しかも、首部は本体ユニットに取り付けられているので、梱包箱の高さや横幅を短く抑えて梱包のコンパクト化や小サイズ化を容易に促進することが可能になる。
【0015】
本発明では、スタンドの台座部の構成に工夫を講じ、さらに仮固定機構の構成にも工夫を講じることによって、開梱後の組立作業の安全性及び作業性を図っている。
【0016】
すなわち、本発明では、上記台座部が、裏面複数箇所に着座面を有する座板とこの座板に被せられた座板カバーとを備え、その座板カバーに、上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が挿入される開口が備わり、かつ、上記座板と上記座板カバーとの相互間に上記開口に連通する隙間空間が形成されていると共に、上記座板に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が着座する支持座が備わっている。そして、上記仮固定機構が、上記コアカバーの基端部から延出されて、上記首部が倒伏姿勢にされたときに上向きに突出するフック部と、上記開口の口縁により形成されて、上記開口を通して上記隙間空間に導入された上向きの上記フック部の根元に係合して上記台座部を上記フック部に吊り下げる掛り部と、上記コア体に設けられた被係合部及び上記座板カバーから延出された樹脂ばね部に設けられて上記被係合部に係合可能な係合爪と、上記樹脂ばね部に設けられて、上記掛り部を介して上記フック部に吊り下げられた台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及びコアカバーの各基端部を導入する工程で上記被係合部と摺動して当該樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させながら上記被係合部に上記係合爪を乗り越えさせてその係合爪を上記被係合部に係合させる誘導ガイド面と、を有し、上記首部に対する上記台座部の仮固定状態では、上記係合爪が上記被係合部に係合して上記コア体の基端部が上記支持座に着座するように構成されている。
【0017】
この構成を備える薄型テレビジョン受像機は、次の手順にしたがって安全に作業性よく組み立てることができる。すなわち、本体ユニットを倒伏させてその本体ユニットに取り付けられている首部を倒伏姿勢にした状態で、上向きのフック部を座板カバーの開口を通して隙間空間に導入することにより、そのフック部の根元に掛り部を係合させて台座部をフック部に吊り下げる。次に、フック部に吊り下げられた台座部の座板カバーの開口に、コア体及びコアカバーの各基端部を導入していく工程を行うと、その工程で、樹脂ばね部の誘導ガイド面に被係合部が摺動し、その摺動によって樹脂ばね部が弾性に抗して後退変位するのにつれて、係合爪が、被係合部を乗り越えた後に被係合部に係合する。こうして首部に対して台座部が仮固定された状態では、係合爪が被係合部に係合してコア体の基端部が支持座に着座する。この後、首部に仮固定された台座部を本固定機構によって首部に本固定する。
【0018】
この組立手順を採用すると、台座部を首部側のフック部に吊り下げた後、その台座部を首部側に押し込むという操作を行うだけで台座部を首部に仮固定でき、しかも、一人の作業者が組立作業を安全にしかも作業性よく行うことができるという利点がある。
【0019】
本発明では、上記樹脂ばね部に、当該樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記係合爪を上記被係合部から離脱させるための操作片が延出されていて、その操作片が上記座板に具備された孔部を通してその座板の裏面側に突出されている、という構成を採用することが可能である。この構成であると、組立て後にリワークの必要性が生じたときには、作業者が操作片を手の指で操作して係合爪を被係合部から離脱させることができるので、一旦組み立てたスタンドを簡単な操作で台座部と首部とに分解することが可能になる。
【0020】
本発明では、次のような他の仮固定機構を採用することも可能である。
【0021】
すなわち、この発明では、上記台座部が、裏面複数箇所に着座面を有する座板とこの座板に被せられた座板カバーとを備え、その座板カバーに、上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が挿入される開口が備わり、上記座板に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が着座する支持座が備わっている。そして、上記仮固定機構が、上記コア体に設けられた第1被係合部及び上記座板カバーから延出された第1樹脂ばね部に設けられて上記第1被係合部に係合可能な第1係合爪と、上記第1樹脂ばね部に設けられて、台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部を導入する工程で、上記第1被係合部と摺動してその第1樹脂ばね部を弾性に抗して後退変位させながら上記第1被係合部に上記第1係合爪を乗り越えさせてその第1係合爪を上記第1被係合部に係合させる第1誘導ガイド面と、上記コアカバーに設けられた第2被係合部及び上記座板カバーから延出された第1樹脂ばね部とは別の第2樹脂ばね部に設けられて上記第2被係合部に係合可能な第2係合爪と、上記第2樹脂ばね部に設けられて、台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部を導入する工程で、上記第2被係合部と摺動してその第2樹脂ばね部を弾性に抗して後退変位させながら上記第2被係合部に上記第2係合爪を乗り越えさせてその第2係合爪を上記第2被係合部に係合させる第2誘導ガイド面と、を有し、上記首部に対する上記台座部の仮固定状態では、上記第1係合爪が上記第1被係合部に係合し、かつ、上記第2係合爪が上記第2被係合部に係合して、上記コア体及び上記コアカバーの基端部が上記支持座に着座するように構成されている。
【0022】
この構成を備える薄型テレビジョン受像機は、次の手順にしたがって安全に作業性よく組み立てることができる。すなわち、好ましくは本体ユニットと共に首部を倒伏姿勢にした状態で、座板カバーの開口にコア体及びコアカバーの各基端部を押し込んで導入するようにすると、この工程で、第1及び第2の各樹脂ばね部の誘導ガイド面に第1及び第2の各被係合部が摺動し、その摺動によって各樹脂ばね部が弾性に抗して後退変位するのにつれて、第1及び第2の各係合爪が、各被係合部を乗り越えた後にそれらの各被係合部に係合する。こうして首部に対して台座部が仮固定された状態では、第1及び第2の各係合爪が第1及び第2の被係合部に係合して、コア体及びコアカバーの基端部が支持座に着座する。この後、首部に仮固定された台座部を本固定機構によって首部に本固定する。
【0023】
この組立手順を採用すると、首部側のコア体及びコアカバーの各基端部を台座部側の開口に押し込んで導入するという操作を行うだけで台座部を首部に仮固定でき、しかも、一人の作業者が組立作業を安全にしかも作業性よく行うことができるという利点がある。
【0024】
本発明では、上記第1樹脂ばね部に、当該第1樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記第1係合部を上記第1被被係合部から離脱させるための第1操作片が延出されていると共に、上記第2樹脂ばね部に、当該第2樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記第2係合部を上記第2被被係合部から離脱させるための第2操作片が延出されていて、それらの第1及び第2の操作片が上記座板に具備された孔部を通してその座板の裏面側に突出されていることが望ましい。この構成であると、組立て後にリワークの必要性が生じたときには、作業者が第1及び第2の各操作片を手の指で操作して係合爪を被係合部から離脱させることができるので、一旦組み立てたスタンドを簡単な操作で台座部と首部とに分解することが可能になる。
【0025】
本発明では、上記本固定機構が、台座部の座板に形成されたねじ挿通孔に挿通されて上記コア体に形成されたねじ孔にねじ込まれる取付けねじを備える、という構成を採用することが可能である。この構成であれば、本固定をねじ止め構造によって確実に行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0026】
以上説明したように、本発明によれば、従来例による薄型テレビジョン受像機の梱包形態に比べて、薄型テレビジョン受像機の梱包箱の横幅を顕著に短くすることができるにもかかわらず、梱包箱の高さをそれと同等程度に維持することができるようになり、梱包のいっそうのコンパクト化や小サイズ化を促進することが可能になる。また、本体ユニットと本体ユニットから取り外したスタンドとを収容した梱包を開梱した後にユーザが組立作業を行う場合に、首部に台座部を本固定するのに先立って、両者を仮固定しておくことができるので、それだけ組立作業の安全性や作業性が高まるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態に係る薄型テレビジョン受像機を分解して示した概略背面図である。
【図2】台座部の概略斜視図である。
【図3】本体ユニットに取り付けられた首部と台座部とを分解して示した概略背面図である。
【図4】本体ユニットに取り付けられた首部と台座部とを一部破断して示した分解側面図である。
【図5】首部に台座部を仮固定する工程の中間段階を一部破断して示した分解側面図である。
【図6】首部に台座部を仮固定した状態を一部破断して示した分解側面図である。
【図7】図6のVII部を拡大して示した縦断側面図である。
【図8】変形例の仮固定機構によって仮固定された後に本固定された首部と台座部とを示した縦断側面図である。
【図9】他の変形例の仮固定機構によって仮固定された後に本固定された首部と台座部とを示した縦断側面図である。
【図10】図1に示した薄型テレビジョン受像機の梱包形態を示した説明図であり、(A)は側面から見た梱包形態の説明図、(B)は上面から見た梱包形態の説明図である。
【図11】従来例としての薄型テレビジョン受像機を分解して示した概略背面図である。
【図12】図11に示した薄型テレビジョン受像機の梱包形態を示した説明図であり、(A)は側面から見た梱包形態の説明図、(B)は上面から見た梱包形態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1は本発明の実施形態に係る薄型テレビジョン受像機を分解して示した概略背面図、図2は台座部40の概略斜視図、図3は本体ユニット10に取り付けられた首部50と台座部40とを分解して示した概略背面図である。
【0029】
図1の薄型テレビジョン受像機は、液晶型表示モジュールなどの表示モジュールを収容して外形を形作っているキャビネット11を備えた本体ユニット10と、本体ユニット10を支えるためのスタンド30とを備えている。スタンド30は、偏平板状の台座部40と、首部50とを備えている。また、首部50の頂部に取付部80が設けられている。このようなスタンド30の構成は、図11を参照して説明した従来例でのスタンド30を、台座部40と首部50とに分割した構成に相当している。
【0030】
これに対し、本体ユニット10には、台座部40の頂部の取付部80を相手方部材とする挿入空間12が形成されている。そして、図3矢印aのようにその挿入空間12に挿入した取付部80のねじ孔81に、本体ユニット10のキャビネット11の背面で開口したねじ挿通孔13(図1参照)に挿通させた取付けねじ(不図示)をねじ込んで締め付けることによって、本体ユニット10に首部50が取り付けられるようになっている。
【0031】
また、図3によって判るように、本体ユニット10に取り付けられた首部50に対し、偏平板状の台座部40を、後述する仮固定機構及び本固定機構を介して取り付けることにより、スタンド30を組み立てることができるようになっている。なお、スタンド30の組み立ては、本体ユニット10から取り外された首部50に対して行うことも可能である。
【0032】
図10は図1に示した薄型テレビジョン受像機の梱包形態を示した説明図であり、(A)は側面から見た梱包形態、(B)は上面から見た梱包形態を示している。同図(A)(B)のように、実施形態の薄型テレビジョン受像機の梱包形態では、スタンド30の台座部40から取り外された首部50が、本体ユニット10に取り付けられていて、偏平板状の台座部40は、本体ユニット10との重なり位置に位置している。このため、梱包箱100の高さHや横幅Lが、図12を参照して説明した従来例による薄型テレビジョン受像機の梱包形態よりも短くなっている。図例の梱包形態を採用すると、梱包箱100の高さHや横幅Lを短く抑えることの要請や、本体ユニット10とスタンド30との干渉によるそれらの損傷を回避することの要請などに対処することが可能になり、輸送コストの低減化に役立つ。
【0033】
図2に示したように、偏平板状の台座部40は、座板41とこの座板41に被せられた座板カバー45とによって構成されていて、その上面、具体的には座板カバー45の表面には突出部分が存在しない。また、座板カバー45の略中央部に矩形の開口46が形成されている。
【0034】
次に、首部50に台座部40を仮固定するための仮固定機構の構成及び作用などを図4〜図7を参照して説明する。図4は本体ユニット10に取り付けられた首部50と台座部40とを一部破断して示した分解側面図である。また、図5は首部50に台座部40を仮固定する工程の中間段階を一部破断して示した分解側面図、図6は上記首部50に台座部40を仮固定した状態を一部破断して示した分解側面図、図7は図6のVII部を拡大して示した縦断側面図である。
【0035】
図4において、首部50は、金属製のコア体51とこのコア体51を覆い隠している樹脂成形体でなるコアカバー55とを備えている。コア体51はその基端部52が平板状に形成されていると共に、その平板状の基端部52からブラケット53が立ち上がっている。また、ブラッケット53には板片部54が曲成されていて、この板片部54が、コアカバー55の頂部からその外側(上方)へ突出され、その突出部分が上記した取付部80を形成している。そして、同図のように、取付部80が、本体ユニット10のリアカバー14側に設けられているボス部16に重ね合わされていて、そのボス部16のねじ挿通孔13に挿通された取付けねじ(不図示)が取付部80のねじ孔にねじ込まれている。
【0036】
コアカバー55は、側面視上窄まり形状に形成されていて、コア体51の基端部52を取り囲んでいるコアカバー55の基端部56がスカート状に前後に拡がっている。そして、コアカバー51の基端部56には後向きに突出するフック部57が延出されていて、このフック部57の根元58には、コアカバー51の基端部56の外周面が位置している。
【0037】
これに対し、台座部40の座板41と座板カバー45との相互間には、座板カバー45に開設されている上記開口46に連通する隙間空間42が形成されている。また、座板カバー45の上記開口46の口縁は、台座部40を首部50に仮固定する工程で上記フック部57の根元58に係合可能な掛り部47として形成されている。さらに、座板41の略中央部は、上記開口46から挿入されたコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56の下面が重なり状に着座する支持座43として形成されている。
【0038】
座板カバー45は樹脂成形体でなる。この座板カバー45には、蛇行状に延びる樹脂ばね部48が延出されている。そして、この樹脂ばね部48に係合爪71が一体に形成されているのに対し、この係合爪71の相手方である被係合部72を、首部50側のコア体53の基端部52の端縁に形成してある。さらに、樹脂ばね部48には誘導ガイド面73が備わっている。この誘導ガイド面73は、開口46にコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56を導入する工程で、上記被係合部72と摺動する。そして、誘導ガイド面73が被係合部72と摺動すると、樹脂ばね部48がその弾性に抗して後退変位するので、被係合部72が係合爪71を乗り越えて係合爪71に係合する。さらに、樹脂ばね部48の自由端部に操作片74が延出されている。この操作片74は、座板41に具備された孔部44を通してその座板41の裏面側に突出している。なお、座板41には、その裏面複数箇所に着座面75が備わっていて、これらの着座面75を床面や置き台(不図示)などの上に着座させたときには、上記操作片74が床面や置き台から離れて位置保持されるようになっている。
【0039】
この実施形態では、仮固定機構が、上記したフック部57、掛り部47、樹脂ばね部48、係合爪71、誘導ガイド面73などを備えてなる。
【0040】
次に、図5〜図7を参照して本体ユニット10に取り付けられている首部50に台座部40を仮固定するための組立工程を説明する。
【0041】
図5は本体ユニット10をその前面15が下側になるように倒伏姿勢にして作業台(不図示)の上に載置した状態を示していて、その本体ユニっト10に取り付けられている首部50も倒伏姿勢に保たれている。この倒伏姿勢では、同図のように首部50のコアカバー55に設けられいるフック部57が上向きに突出している。
【0042】
仮固定するための組立工程では、図5のように、座板カバー45の開口46(図4参照)を通して台座部40の座板41と座板カバー45との相互間の隙間空間42に首部50側のフック部57を導入してから、台座部40を矢印Yのように下降させることにより、開口46(図4参照)の口縁によって形成されている掛り部47をフック部57の根元58に係合させる。このようにすると、台座部40がフック部57により吊り下げられる。この吊り下げ状態では、フック部57が座板カバー45に係合して台座部40の脱落を阻止するので、作業者はその後の作業を安全に行うことができる。また、台座部40をフック部57に吊り下げる作業は、一人の作業者で行うことができる。
【0043】
次に、フック部57に吊り下がっている台座部40を、フック部57の根元58と掛り部47との係合箇所を支点として、図5の矢印Rのように首部50側へ押し込む。このようにすると、開口46(図4参照)にコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56が導入する工程が行われる。そして、この工程では、コア体51側の被係合部72が樹脂ばね部48の誘導ガイド面73と摺動するので、樹脂ばね部48がその弾性に抗して後退変位する。そのため、被係合部72が係合爪71を乗り越えた後、図6又は図7のように樹脂ばね部48の弾性復帰によって係合爪71が被係合部72に係合する。これにより首部50に台座部40が仮固定される。
【0044】
図6又は図7のように、この仮固定状態では、係合爪71が被係合部72に係合してコア体51の平板状の基端部52が、座板41によって形成されている支持座43に重なり状に着座する。このようにコア体51の平板状の基端部52が、座板41の支持座43に重なり状に着座していると、台座部40のぐらつきが平板状の基端部52と支持座43との重なり箇所によって抑制される。そのため、次に行われる本固定の工程を安定して安全に行うことが可能になる。
【0045】
本固定機構は、台座部40の座板41に形成されたねじ挿通孔(不図示)に挿通されてコア体51に形成されたねじ孔(不図示)にねじ込まれる取付けねじ90を備えている。したがって、本固定は、台座部40の座板41に形成されたねじ挿通孔に挿通した取付けねじ90(図3又は図7参照)を、コア体51に形成されたねじ孔にねじ込んで締め付けることによって行われる。この本固定のためのねじ止め作業は、図6のように本体ユニット10を倒伏姿勢にしたまま行われる。このときには、台座部40が首部50に仮固定機構を介して仮固定されているので、一人の作業者で安全に行うことができる。
【0046】
図8は変形例の仮固定機構によって仮固定された後に本固定された首部50と台座部40とを示した縦断側面図である。
【0047】
この事例では、コアカバー55に延設されたフック部57が、本体ユニット(不図示)の前側で前向きに突出していて、しかも、係合爪71を備えた樹脂ばね部48が本体ユニット10の後側に配備されている。したがって、仮固定のための組立工程では、本体ユニットが、その背面を下側にして作業台に倒伏姿勢で載置される。仮固定機構の構成は図4に示した構成に準じている。さらに、仮固定のための組立工程は図5〜図7を参照して説明したところに準じて行われる。したがって、図4〜図7に示した要素と同一又は相応する要素に同一の符号を付すことによって説明の重複を回避する。
【0048】
以上説明した薄型テレビジョン受像機は、本体ユニット10を倒伏姿勢にした状態でスタンド30を安全に組み立てることができるようにした事例である。
【0049】
図9は他の変形例の仮固定機構によって仮固定された後に本固定された首部50と台座部40とを示した縦断側面図である。
【0050】
図9に示した事例では、仮固定機構が次の構成を備えている。すなわち、コア体51に設けられた第1被係合部172及び座板カバー55から延出された第1樹脂ばね部148に設けられて第1被係合部172に係合可能な第1係合爪171と、第1樹脂ばね部148に設けられて、台座部40の座板カバー45に備わっている開口46(図4参照)にコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56を導入する工程で、第1被係合部172と摺動してその第1樹脂ばね部148を弾性に抗して後退変位させながら第1被係合部172に第1係合爪171を乗り越えさせてその第1係合爪171を第1被係合部172に係合させる第1誘導ガイド面173と、コアカバー55に設けられた第2被係合部272及び座板カバー55から延出された第2樹脂ばね部248に設けられて第2被係合部272に係合可能な第2係合爪271と、第2樹脂ばね部248に設けられて、台座部40の座板カバー45に備わっている開口46(図4参照)にコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56を導入する工程で、第2被係合部272と摺動してその第2樹脂ばね部248を弾性に抗して後退変位させながら第2被係合部272に第2係合爪271を乗り越えさせてその第2係合爪271を第2被係合部272に係合させる第2誘導ガイド面273と、を有している。
【0051】
すなわち、この事例では、仮固定機構が、図4に示したフック部57を有しておらず、その代わりに、座板カバー45に、対向状態で第1及び第2の樹脂ばね部148,248を延設してあると共に、それらの樹脂ばね部148,248の一方(第1樹脂ばね部148)を、コア体51の基端部52の一端縁によって形成されている第1被係合部172に係合させ、他方(第2樹脂ばね部248)を、コア体51の基端部52の他端縁によって形成されている第2被係合部272に係合させるようにしている。そして、第1樹脂ばね部148と第2樹脂ばね部248とに、それぞれ誘導ガイド面173,273を具備させてある。
【0052】
このため、台座部40に対して、本体ユニットに取り付けられている首部50のコア体51及びコアカバー55の各基端部52,56を矢印Y1のように近付けていくことによって、それらを座板カバー45の開口46に挿入すると、コア体51側の第1被係合部172とコアカバー55側の第2被係合部272が第1及び第2の樹脂ばね部148,248の誘導ガイド面173,273と摺動し、それらの被係合部172,272が各樹脂ばね部148,248を弾性に抗して後退変位させながら第1及び第2の係合爪171,271を乗り越えてそれらの係合爪171,271に係合する。そして、首部50に対して台座部40が仮固定されると、第1係合爪171が第1被係合部172に係合し、第2係合爪271が第2被係合部272に係合して、コア体51及びコアカバー55の各基端部52,56が支持座43に着座する。
【0053】
この仮固定のための組立工程は、本体ユニット10を倒伏姿勢にした状態でも、正立姿勢にした状態でも行うことができるけれども、本固定は、台座部40が首部50に仮固定されている状態で、本体ユニット10を倒伏姿勢にして行うことが望ましい。なお、本固定は、上記したところと同様に、台座部40の座板41に形成されたねじ挿通孔に挿通した取付けねじ90(図7参照)を、コア体51に形成されたねじ孔にねじ込んで締め付けることによって行われる。
【0054】
上記した図6や図8に示した事例に関して、首部50に台座部40を仮固定した後に、リワークなどを行う必要が生じたときには、操作片74を動かして樹脂ばね部48をその弾性に抗して後退変位させて係合爪71を被係合部72から離脱させた後、座板カバー45の開口46を通してコア体51やコアカバー55を抜き出す。
【0055】
また、図9に示した事例に関して、首部50に台座部40を仮固定した後に、リワークなどを行う必要が生じたときには、第1及び第2の各樹脂ばね部148,248に設けられている操作片174,274を動かして樹脂ばね部148,248をその弾性に抗して後退変位させて第1係合爪171を第2被係合部272から離脱させた後、座板カバー45の開口46を通してコア体51やコアカバー55を抜き出す。
【0056】
なお、図1〜図9において、同一又は相応する部分には同一の符号を付してある。
【符号の説明】
【0057】
10 本体ユニット
11 キャビネット
30 スタンド
40 台座部
41 座板
42 隙間空間
43 支持座
44 孔部
45 座板カバー
46 開口
47 掛り部
48 樹脂ばね部
50 首部
51 コア体
52 コア体の基端部
54 板片部
55 コアカバー
56 コアカバーの基端部
57 フック部
71 係合爪
73 誘導ガイド面
74 操作片
75 着座面
80 取付部
90 取付けねじ
148 第1樹脂ばね部
171 第1係合爪
172 第1被係合部
173 第1誘導ガイド面
174 第1操作片
248 第2樹脂ばね部
271 第2係合爪
272 第2被係合部
273 第2誘導ガイド面
274 第2操作片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外形を形作っているキャビネットを備えた本体ユニットと、この本体ユニットを支えるスタンドとを備え、上記スタンドが、台座部と、この台座部から立ち上がった首部と、を備えている薄型テレビジョン受像機において、
上記スタンドが台座部と首部とに分割され、かつ、台座部が偏平板状に形成されていると共に、上記首部に上記台座部を仮固定するための仮固定機構と、この仮固定機構を介して首部に仮固定された台座部を上記首部に本固定するための本固定機構と、を備えていることを特徴とする薄型テレビジョン受像機。
【請求項2】
上記首部に、上記本体ユニットに固着可能な取付部が設けられている請求項1に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項3】
上記首部が、金属製のコア体とこのコア体を覆い隠しているコアカバーとを備え、上記取付部が、上記コア体から延出されて上記コアカバーの外側へ突出された板片部によって形成されていると共に、この取付部が上記本体ユニットにねじ止めされている請求項2に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項4】
上記台座部が、裏面複数箇所に着座面を有する座板とこの座板に被せられた座板カバーとを備え、その座板カバーに、上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が挿入される開口が備わり、かつ、上記座板と上記座板カバーとの相互間に上記開口に連通する隙間空間が形成されていると共に、上記座板に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が着座する支持座が備わっていて、
上記仮固定機構が、
上記コアカバーの基端部から延出されて、上記首部が倒伏姿勢にされたときに上向きに突出するフック部と、
上記開口の口縁により形成されて、上記開口を通して上記隙間空間に導入された上向きの上記フック部の根元に係合して上記台座部を上記フック部に吊り下げる掛り部と、
上記コア体に設けられた被係合部及び上記座板カバーから延出された樹脂ばね部に設けられて上記被係合部に係合可能な係合爪と、
上記樹脂ばね部に設けられて、上記掛り部を介して上記フック部に吊り下げられた台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及びコアカバーの各基端部を導入する工程で、上記被係合部と摺動して当該樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させながら上記被係合部に上記係合爪を乗り越えさせてその係合爪を上記被係合部に係合させる誘導ガイド面と、を有し、
上記首部に対する上記台座部の仮固定状態では、上記係合爪が上記被係合部に係合して上記コア体の基端部が上記支持座に着座するように構成されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項5】
上記樹脂ばね部に、当該樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記係合爪を上記被係合部から離脱させるための操作片が延出されていて、その操作片が上記座板に具備された孔部を通してその座板の裏面側に突出されている請求項4に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項6】
上記台座部が、裏面複数箇所に着座面を有する座板とこの座板に被せられた座板カバーとを備え、その座板カバーに、上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が挿入される開口が備わり、上記座板に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部が着座する支持座が備わっていて、
上記仮固定機構が、
上記コア体に設けられた第1被係合部及び上記座板カバーから延出された第1樹脂ばね部に設けられて上記第1被係合部に係合可能な第1係合爪と、
上記第1樹脂ばね部に設けられて、台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部を導入する工程で、上記第1被係合部と摺動してその第1樹脂ばね部を弾性に抗して後退変位させながら上記第1被係合部に上記第1係合爪を乗り越えさせてその第1係合爪を上記第1被係合部に係合させる第1誘導ガイド面と、
上記コアカバーに設けられた第2被係合部及び上記座板カバーから延出された第1樹脂ばね部とは別の第2樹脂ばね部に設けられて上記第2被係合部に係合可能な第2係合爪と、
上記第2樹脂ばね部に設けられて、台座部の座板カバーに備わっている上記開口に上記コア体及び上記コアカバーの各基端部を導入する工程で、上記第2被係合部と摺動してその第2樹脂ばね部を弾性に抗して後退変位させながら上記第2被係合部に上記第2係合爪を乗り越えさせてその第2係合爪を上記第2被係合部に係合させる第2誘導ガイド面と、を有し、
上記首部に対する上記台座部の仮固定状態では、上記第1係合爪が上記第1被係合部に係合し、かつ、上記第2係合爪が上記第2被係合部に係合して、上記コア体及び上記コアカバーの基端部が上記支持座に着座するように構成されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されている薄型テレビジョン受像機。
【請求項7】
上記第1樹脂ばね部に、当該第1樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記第1係合部を上記第1被係合部から離脱させるための第1操作片が延出されていると共に、上記第2樹脂ばね部に、当該第2樹脂ばね部をその弾性に抗して後退変位させて上記第2係合部を上記第2被係合部から離脱させるための第2操作片が延出されていて、それらの第1及び第2の操作片が上記座板に具備された孔部を通してその座板の裏面側に突出されている請求項6に記載した薄型テレビジョン受像機。
【請求項8】
上記本固定機構が、台座部の座板に形成されたねじ挿通孔に挿通されて上記コア体に形成されたねじ孔にねじ込まれる取付けねじを備える請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載した薄型テレビジョン受像機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−34076(P2013−34076A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−168696(P2011−168696)
【出願日】平成23年8月1日(2011.8.1)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】