説明

薬袋

【課題】 点字を判別できない晴眼者が容易に視覚障害者用の薬袋を作成できる薬袋を得る。
【解決手段】 透明なプラスチック材料からなる表フィルム11と裏フィルム12に仕切りフィルム13を挟着し、上辺に開口部16を設けた薬袋本体10と、文字や数字とそれに対応する点字を付した台紙20とからなり、台紙20は薬袋本体10の収容部15に収容されている。台紙20には確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されており、かつ、不確定文字とそれに対応する点字を付した複数のシール片31,32,33が貼着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬袋、特に、病院や薬局において視覚障害者用に使用される薬袋に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、病院や薬局において薬袋には、その表面に薬の種類や投与対象氏名、日付、用法などが記入される。視覚障害者に対してはこれらが点字で付される必要があるが、現状では点字を付した薬袋は存在しないのが現状である。これは、点字を判別できない晴眼者では点字の処理ができないことに起因している。
【0003】
ところで、特許文献1には、視覚障害者と晴眼者が文字や文章を通じて意思の交流が容易にできるように、また、視覚障害者が必要とする物品への名称の明示が容易にできるように、点字と点訳文字とを一文字ごとに並記したシールと、そのシールを分かりやすく簡単に貼り付けるための用紙とからなる点訳用具が開示されている。但し、特許文献1にはその点訳用具を薬袋に使用することまでは言及していない。
【特許文献1】特開平11−161150号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明の目的は、点字を判別できない晴眼者が容易に視覚障害者用の薬袋を作成できる薬袋を提供することにある。また、本発明の他の目的は、前記目的を達成するとともに、反復使用可能な薬袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の目的を達成するため、第1の発明に係る薬袋は、外部から透視可能でかつ点字触読可能なプラスチックフィルム製の台紙収容部を有し、一辺に開口部を有する薬袋本体と、文字や数字が印刷されているとともに該文字や数字に対応する点字が形成されたほぼ矩形の多数のシール片をシール基台上に貼着した文字シールと、前記台紙収容部に収容可能なサイズを有し、一面に確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されており、かつ、前記シール基台から剥がしたシール片を選択的に貼着可能な不確定文字/数字貼着領域が印刷されている台紙とを備えたことを特徴とする。
【0006】
第2の発明に係る薬袋は、薬袋本体と、前記薬袋本体の表面に貼着可能な台座シールと、文字や数字が印刷されているとともに該文字や数字に対応する点字が形成されたほぼ矩形の多数のシール片とをシール基台上に貼着したシールセットと、を備え、前記台座シールには、確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されており、かつ、前記シール基台から剥がしたシール片を選択的に貼着可能な不確定文字/数字貼着領域が印刷されていることを特徴とする。
【0007】
第1及び第2の発明に係る薬袋において、シール片には、一文字や一数字ずつのみならず、薬袋に頻繁に使用される熟語、単文などが印刷されているとともに熟語や単文に対応する点字が形成されていてもよい。
【0008】
通常、薬袋の表面には、「外用薬」,「さま」,「用法」,「飲んではいけません」、薬局名など予め決まっている確定文字と、投薬対象者ごとに記入すべき不確定文字とが表記される。第1及び第2発明においては、晴眼者が予め印刷されている確定文字及び不確定文字/数字貼着領域を目印に、記入すべき不確定文字を文字シール(第1の発明)又はシールセット(第2の発明)から選択してそのシール片を剥がし、不確定文字/数字貼着領域に貼着していく。
【0009】
例えば、投薬対象者の氏名を文字シール(第1の発明)又はシールセット(第2の発明)のシール片から一文字ずつ選択して該当シール片を剥がして不確定文字貼着領域に貼着する。
【0010】
第1及び第2の発明に係る薬袋において、台紙(第1の発明)又は台座シール(第2の発明)に印刷されている確定文字は晴眼者用であり、該確定文字に点字が付されていることで視覚障害者にも識別可能である。また、シール片には晴眼者が識別可能な文字や数字が印刷されているとともに点字が形成されているため、投薬対象者ごとに記入すべき内容を点字を判別できない晴眼者が貼着していくことができ、かつ、投薬対象者である視覚障害者が触読可能である。
【0011】
第1の発明に係る薬袋にあっては、薬袋本体を容易に閉止できるように、薬袋本体の表フィルムもしくは裏フィルムのいずれか又は表フィルムと裏フィルムの間に挟着された仕切りフィルムが開口部の外方に延在した蓋部とされ、該蓋部に離型紙を備えた糊テープが貼着されていてもよい。あるいは、薬袋本体の表フィルム及び裏フィルムの開口部の内面側に、互いに嵌合/解除可能な凹部と凸部からなるジッパーが設けられていてもよい。
【0012】
第1の発明に係る薬袋において、シール片は台紙に対して貼り替え可能であることが好ましい。また、第2の発明に係る薬袋において、シール片は台座シールに対して貼り替え可能であることが好ましい。例えば、同じ薬を定期的に使用する場合、投薬日付部分だけのシール片を貼り替えることで、同じ薬袋を再使用することができる。
【発明の効果】
【0013】
即ち、第1及び第2の発明によれば、点字を判別できない晴眼者が視覚障害者のために点字で氏名、投与日、服用法などを表示した薬袋を容易に作成することができる。また、シール片を貼り替えることで薬袋を再使用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る薬袋の実施例について、添付図面を参照して説明する。
【0015】
(第1実施例、図1〜図3参照)
本発明に係る薬袋の第1実施例について図1〜図3を参照して説明する。この薬袋は、図1に示す透明なプラスチックフィルムを製袋した薬袋本体10と、図2に示す台紙20と、図3に示す文字シール30とで構成されている。
【0016】
薬袋本体10は、両側辺と下辺を閉じた表フィルム11、裏フィルム12の間に仕切りフィルム13を挟着したもので、薬品収容部14と台紙収容部15とに仕切られている。また、薬袋本体10の上辺開口部16には表フィルム11及び裏フィルム12の内面側にそれぞれ互いに嵌合/解除可能な凹部17a及び凸部17bからなる周知のジッパー17が設けられている。
【0017】
台紙20は、図2に示すように、確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されている。即ち、上段から「のみぐすり」の確定文字と点字、「名前」の確定文字と点字、「さま」の確定文字と点字、「日分」の確定文字と点字(数符を含む)が付されている。そして、「名前」と「さま」の間には不確定文字貼着領域21が枠線で印刷され、「日分」の左側には不確定数字貼着領域27が枠線で印刷されている。
【0018】
その下段には、「薬の種類」の確定文字と点字が付され、不確定文字貼着領域22が枠線で印刷されている。さらに、「◎しるしのとおり飲んでください」の確定文字と浮き出た◎印及び点字が付されている。さらに、その下段に、枠線で囲まれて、「1日 3回 毎食後」の確定文字と点字(数符を含む)、「1日 3回 毎食前」の確定文字と点字(数符を含む)などが8段に付され、各段の左側に◎印貼着領域23が枠線で印刷されている。なお、3〜8段目の点字はその図示を省略する。
【0019】
さらに、その下段には、「平成」,「年」,「月」,「日」の確定文字と点字(数符を含む)が付され、不確定数字貼着領域24,25,26が枠線で印刷されている。さらに、「大阪府 柏原市 旭ヶ丘」の確定文字と点字(図示せず)、「3丁目15−43」の確定文字と点字(図示せず)、「〇〇薬局」の確定文字と点字(図示せず)が付されている。最下段には、「電話」,「072」,「977」,「1079」の確定文字と点字がそれぞれ付されている。
【0020】
文字シール30は、図3に示すように、「錠剤」,「カプセル」などの内服薬用薬袋に通常使用される文字、「ア」などのカタカナ、「1」などの数字が印刷されているとともに、それらに対応する点字を形成した多数のシール片31,32,33,34が裏面に設けた粘着剤などによってシール基台35上に貼着されている。それぞれのシール片31〜34はシール基台35上でスリット36によって区画され、1枚ずつ任意に取り剥がすことが可能になっている。シール片34は「◎」の記号が視覚障害者にも判別できるように形成したものである。
【0021】
前記シール基台35上に設けられたそれぞれのシール片31〜34は、100〜200μmのPETフィルム又は塩化ビニルフィルム、あるいは、120〜300μmの紙などから形成されている。
【0022】
薬局の薬剤師(晴眼者)は、医師の処方箋に基づいて、台紙20上に点字の説明書を作成する。この場合、台紙20の「名前」の不確定文字貼着領域21に文字シール30から投薬対象者の名前を該当するカタカナのシール片32を1枚ずつ剥がして貼着する。不確定数字貼着領域27には該当する数字のシール片33を1枚ずつ剥がして貼着する。さらに、薬の種類の右側に位置する不確定文字貼着領域22に該当するシール片31のいずれかをシール基台35から剥がして貼着する。
【0023】
さらに、「◎しるしのとおり飲んでください」と印刷された下段の領域23の該当個所にシール片34を貼着する。さらに、「年」,「月」,「日」の不確定数字貼着領域24〜26に該当する数字のシール片33をシール基台35から剥がして貼着する。
【0024】
これにて、特定の投薬対象者用の点字台紙20が完成する。この点字台紙20を図1に示す薬袋本体10の収容部15に開口部16から挿入する。薬袋本体10の表フィルム11は透明で薄くて柔軟性を有するフィルム、例えば、厚さ40μm以下のポリエチレン、30μm以下のポリプロピレンなどからなり、表フィルム11を介して指で押さえれば点字を触読可能である。
【0025】
なお、台紙20においては、薬局の名称や住所欄も不確定文字貼着領域としておいて、対応するシール片を貼着するようにしておいてもよい。また、シール片31〜34は台紙20に対して貼り替え可能である。例えば、同じ薬を定期的に使用する場合、投薬日付部分である不確定数字貼着領域24〜26だけのシール片を貼り替えることで、同じ薬袋10を再使用することができる。
【0026】
(変形例、図4及び図5参照)
図4及び図5に前記第1実施例の変形例を示す。図4に示す薬袋は、薬袋本体10Aの表フィルム11の上辺部分を蓋部11aとして機能させたもので、該蓋部11aには糊テープ18と離型紙19が貼着されており、離型紙19を剥がして糊テープ18を裏フィルム12に貼着して閉止する。薬品は仕切りフィルム13と裏フィルム12の間の収容部14に収容され、点字台紙20は仕切りフィルム13と表フィルム11の間の収容部15に収容される。
【0027】
図5に示す薬袋は、薬袋本体10Bの仕切りフィルム13の上辺部分を蓋部13aとして機能させたもので、該蓋部13aには糊テープ18と離型紙19が貼着されており、離型紙19を剥がして糊テープ18を裏面フィルム12に貼着して閉止する。薬品は仕切りフィルム13と裏フィルム12の間の収容部14に収容され、点字台紙20は仕切りフィルム13と表フィルム11の間の収容部15に収容される。
【0028】
(第2実施例、図6及び図7参照)
本発明に係る薬袋の第2実施例について図6及び図7を参照して説明する。この薬袋は、図6に示す紙製の薬袋本体50と、図7に示すシールセット60とで構成されている。
【0029】
薬袋本体50は、従来から薬袋として使用されている紙製のものである。シールセット60は、図7に示すように、確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されている台座シール61と、文字や数字が印刷されているとともに該文字や数字に対応する点字が形成されているシール片71,72,73,74,75とをシール基台80上に貼着したものである。
【0030】
台座シール61には、上段から「外用薬」の確定文字と点字、「さま」の確定文字と点字が付され、「さま」の左側には不確定文字貼着領域62が枠線で印刷されている。
【0031】
その下段には、「飲んではいけません」の確定文字と点字が付されている。その下段には、「用法」の確定文字と点字が付され、その右側に不確定文字貼着領域63が枠線で印刷されている。「1日」,「回」,「日分」の確定文字と点字(数符を含む)が付され、不確定数字貼着領域64,65が枠線で印刷されている。さらに、「200 年 月 日」の確定文字と点字(数符を含む)が付され、不確定数字貼着領域66,67,68が枠線で印刷されている。さらに、その下段に、「薬局」の確定文字と点字が付され、その左側に不確定文字貼着領域69が枠線で印刷されている。
【0032】
以上説明した台座シール61はスリット89が形成されていることによってシール基台80から取り剥がすことが可能である。
【0033】
一方、多数のシール片71〜75は、領域A,Bに大別して貼着されている。領域Aには、「ぬりぐすり」,「消毒用」,「うがい用」,「吸入用」,「点鼻薬」,「点眼用」,「座薬」,「トローチ」の文字が印刷されているとともに対応する点字、数符の文字と点字、「1」などの数字が印刷されているとともに対応する点字が形成されている多数のシール片71,72,74,75が裏面に設けた粘着剤などによってシール基台80上に貼着されている。
【0034】
また、領域Bには、「ア」などのカタカナが印刷されるとともに、それらに対応する点字を形成した多数のシール片73が裏面に設けた粘着剤などによってシール基台80上に貼着されている。
【0035】
それぞれのシール片71〜75はシール基台80上でスリット76によって区画され、1枚ずつ任意に取り剥がすことが可能である。なお、シール片71,73に付された点字の一部は図示が省略されている。
【0036】
前記シール基台80上に設けられたそれぞれの台座シール61及びシール片71〜75は、100〜200μmのPETフィルム又は塩化ビニルフィルム、あるいは、120〜300μmの紙などから形成されている。
【0037】
薬局の薬剤師(晴眼者)が医師の処方箋に基づいて、台紙シール61上に点字の説明書を作成するのは前記第1実施例と同様である。この場合、台座シール61の「さま」の不確定文字貼着領域62に投薬対象者の名前を該当するカタカナシール片73を1枚ずつシール基台80から剥がして貼着する。さらに、「用法」の不確定文字貼着領域63に「ぬりぐすり」などのシール片71を剥がして貼着する。さらに、「回」,「日分」の不確定数字貼着領域64,65に該当する数字のシール片72を剥がして貼着する。さらに、「薬局」の不確定文字貼着領域69に該当するカタカナシール片73を剥がして貼着する。
【0038】
これにて、特定の投薬対象者用の点字台座シール61が完成する。この点字台座シール61をシール基台80から剥がして図6に示す薬袋本体50の表面に貼着する。本第2実施例では、視覚障害者は台座シール61の点字を直接指で押さえて判別することになる。
【0039】
本第2実施例においても、シール片71〜75は台座シール61に対して貼り替え可能である。従って、同じ薬を定期的に使用する場合、投薬日付部分である不確定数字貼着領域66〜68だけのシール片を貼り替えることで、同じ薬袋50を再使用することができる。
【0040】
(他の実施例)
なお、本発明に係る薬袋は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
【0041】
特に、薬袋本体の構成、形状は任意であり、シール片にどのような不確定文字と点字を付しておくかは使用頻度を推定して決定すればよい。また、使用頻度の高い不確定文字のシール片は別途用意したシール基台上に貼着しておけば特定のシール片が足りなくなったときに便利である。
【0042】
一方、点字は、市販されている種々の点字プリンタを用いることにより、容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る薬袋の第1実施例を示し、(A)は斜視図、(B)は縦断面図、(C)は要部の拡大断面図である。
【図2】前記第1実施例で使用する台紙を示す平面図である。
【図3】前記第1実施例で使用する文字シールを示す平面図である。
【図4】前記第1実施例の一変形例を示す断面図である。
【図5】前記第1実施例の他の変形例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る薬袋の第2実施例を示す斜視図である。
【図7】前記第2実施例で使用するシールセットを示す平面図である。
【符号の説明】
【0044】
10,50…薬袋本体
11…表フィルム
12…裏フィルム
13…仕切りフィルム
15…収容部
16…開口部
17…ジッパー
18…糊テープ
19…離型紙
20…台紙
21〜26…不確定文字/数字貼着領域
30…文字シール
31〜34…シール片
60…シールセット
61…台座シール
62〜69…不確定文字/数字貼着領域
71〜75…シール片


【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から透視可能でかつ点字触読可能なプラスチックフィルム製の台紙収容部を有し、一辺に開口部を有する薬袋本体と、
文字や数字が印刷されているとともに該文字や数字に対応する点字が形成されたほぼ矩形の多数のシール片をシール基台上に貼着した文字シールと、
前記台紙収容部に収容可能なサイズを有し、一面に確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されており、かつ、前記シール基台から剥がしたシール片を選択的に貼着可能な不確定文字/数字貼着領域が印刷されている台紙と、
を備えたことを特徴とする薬袋。
【請求項2】
前記薬袋本体の表フィルムもしくは裏フィルムのいずれか又は表フィルムと裏フィルムの間に挟着された仕切りフィルムが開口部の外方に延在した蓋部とされ、該蓋部に離型紙を備えた糊テープが貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の薬袋。
【請求項3】
前記薬袋本体の表フィルム及び裏フィルムの開口部の内面側に、互いに嵌合/解除可能な凹部と凸部からなるジッパーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薬袋。
【請求項4】
前記シール片は前記台紙に対して貼り替え可能であることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の薬袋。
【請求項5】
薬袋本体と、
前記薬袋本体の表面に貼着可能な台座シールと、文字や数字が印刷されているとともに該文字や数字に対応する点字が形成されたほぼ矩形の多数のシール片とをシール基台上に貼着したシールセットと、を備え、
前記台座シールには、確定文字が印刷されているとともに該確定文字に対応する点字が形成されており、かつ、前記シール基台から剥がしたシール片を選択的に貼着可能な不確定文字/数字貼着領域が印刷されていること、
を特徴とする薬袋。
【請求項6】
前記シール片は前記台座シールに対して貼り替え可能であることを特徴とする請求項5に記載の薬袋。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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