説明

蛍光検出装置

【課題】幅の広いスポット幅ではプレート表面から発せられる自家蛍光や励起光の反射光による蛍光検出感度の低下がなく、安定した検出感度の蛍光検出を行うことができる蛍光検出装置を提供する。
【解決手段】流路201を持つプレート107と、前記プレート107に対して励起光を照射し、反射された励起光を受光する光学部110とを備え、前記光学部110は、励起光を前記流路に照射する光源101と、流路内に蛍光物質を注入した際に光源より照射された励起光によって発せられる蛍光を収集するための対物レンズ109と、前記対物レンズ109を通過した前記蛍光を受光する受光部104を有し、流路201または流路を含むプレート107面を、励起光203が照射される照射面としたとき、前記流路201または流路を含むプレート面の断面の角度を、前記照射面によって反射された励起光203が対物レンズ109に入射しない角度とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試料が発する蛍光を測定する蛍光検出装置に関し、励起光を照射された試料を支持するプレートの自家蛍光や、反射による蛍光検出感度の低下を抑制する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、核酸、タンパク質、酵素等の生体分子を検出する手法として、蛍光反応を利用する蛍光検出法が採用されてきた。既存の光源や、受光素子等の光学部品を組み合わせて、ラジオアイソトープを使わず、安全、安価に生体分子の測定が可能であることから、蛍光検出法は、酵素免疫測定、電気泳動、共焦点走査型蛍光顕微鏡法などさまざまな生体分子の検出に応用されている。
【0003】
蛍光検出法は、励起光を照射することで、生体分子から発せられる蛍光信号を検出する方法である。例えばFITCは波長495nmの励起光に対して、波長520nmの蛍光を発する物質である。蛍光を発する物質を検出するためには、励起波長を有する光と、蛍光波長を検出する受光部との組み合わせで測定される。これらを実用化するために、落射式と呼ばれている蛍光測定方法が知られている。これは励起光を試料上方から照射し、励起光によって起こる蛍光反応の変化を、励起光照射側に配置した受光素子で検出するものである。
【0004】
図1は、従来の一般的な落射式蛍光測定装置の概略図である。
図1において、光学部110は、光源101、ダイクロックミラー102、受光フィルター103、受光部104、対物レンズ109から構成されている。光源101から照射されて、ダイクロイックミラー102によって反射された励起光105は、プレート107に配置された生体分子108に照射される。前記励起光105によって励起された生体分子108からの蛍光106は、対物レンズ109、ダイクロイックミラー102、受光フィルター103を透過し、蛍光信号として受光部104で検出される。このように、蛍光を発する物質と、それに対応した励起光と受光素子を利用することで、様々な蛍光物質や蛍光標識した生体分子を検出できるようになる。
【0005】
蛍光測定を行う場合、試料を支持するための基板やセル、流路を有するプレートが用いられるが、基板の材料として、石英ガラスは紫外光に対する透過率が良いことから従来から利用されている。しかし、近年は、成型加工が容易でかつ使い捨てが可能なプラスチックなどの高分子材料が頻繁に用いられている。高分子材料は成型が容易であるが、一方で励起光による高分子材料からの自家蛍光を発しやすい特徴を有している。
【0006】
近年、例えば従来の蛍光検出装置として、特許文献の国際公開第2005/064339号パンフレットに開示されているものがあり、樹脂製のプレートに微細な流路を形成したものを用いて、流路内に試料と緩衝液を充填した後、緩衝液に対して所定の電位勾配をかけることでサンプルを電気泳動させながら、同時に生体分子に修飾した蛍光物質に対して励起光を照射しながら蛍光の強度分布を検出することにより、生体分子の泳動状態を観察する方式が見られる(例えば、特許文献1)。
【0007】
この特許文献1の方式では、生体分子がプレート内の流路に注入され、電気泳動方式で流れる様を、励起光を照射しながらプレートを回動させ走査する必要がある。プレートの回動はプレートの偏心などの影響によって、光学部とプレートとの相対的な位置ずれが問題となってくる。それを補うために、流路に照射する励起光のスポット幅を広くして、位置ずれが発生しても流路には少なくとも励起光の一部が照射されるような対策を行っていた。
【特許文献1】国際公開第2005/064339号パンフレット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記対策をとった場合においても、検出する蛍光量が小さくなってくると、幅の広いスポット幅ではプレート表面から発せられる自家蛍光や、励起光の反射光が、バックグラウンドノイズとして蛍光成分に上乗せされてしまい、蛍光検出感度が低下してしまう、という課題を有していた。
【0009】
本発明は、前記従来の問題点を解決するためになされたものであり、プレート表面からの自家蛍光や、励起光の反射光による検出感度の低下の問題を無くし、常に安定した検出感度の蛍光検出を実現することを可能とした蛍光検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するために、本発明の蛍光検出装置は、流路を持つプレートと、前記プレートに対して励起光を照射し、反射された励起光を受光する光学部とを備え、前記光学部は、励起光を前記流路に照射する光源と、前記流路内に蛍光物質を注入した際に励起光によって発せられる蛍光を収集するための対物レンズと、前記対物レンズを通過した前記蛍光を受光する受光部を有し、前記流路または前記流路を含む前記プレート面を、前記励起光が照射される照射面としたとき、前記流路または前記流路を含む前記プレート面の断面の角度を、前記照射面によって反射された前記励起光が前記対物レンズに入射しない角度とした、ことを特徴とする。
【0011】
これにより、光学部と、プレートとに位置ずれが生じても、光学部がプレート面からの励起光の反射光の受光を低減することができ、蛍光感度の低下を抑えることができる。
【0012】
また、本発明の蛍光検出装置は、前記照射面の材質は、全反射する材料である、ことを特徴とする。
【0013】
これにより、励起光が照射面の材質により吸光されるのを防ぎ、プレート表面からの自家蛍光を抑えることができる。
【0014】
また、本発明の蛍光検出装置は、前記プレートの断面の形状は、前記プレートの表面上に台形形状を載せ、該台形形状の上辺位置にV字型の流路を設けた形状とした、ことを特徴とする。
【0015】
これにより、励起光の照射幅が流路幅より大きい場合、光学部と、プレートとに位置ずれが生じても、対物レンズへの流路を含むプレート面からの励起光の反射光を低減することができ、蛍光感度の低下を抑えることができる。
【0016】
また、本発明の蛍光検出装置は、前記プレートの断面の形状は、前記プレートの表面にV字溝の流路を設けた形状とした、ことを特徴とする。
【0017】
これにより、励起光の照射幅が流路幅より小さい場合、流路底面からの励起光の反射光の受光を低減することができ、蛍光感度の低下を抑えることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の蛍光検出装置は、流路を持つプレートと、前記プレートに対して励起光を照射し、反射された励起光を受光する光学部とを備え、前記光学部は、励起光を前記流路に照射する光源と、前記流路内に蛍光物質を注入した際に励起光によって発せられる蛍光を収集するための対物レンズと、前記対物レンズを通過した前記蛍光を受光する受光部を有し、前記流路または前記流路を含む前記プレート面を、前記励起光が照射される照射面としたとき、前記流路または前記流路を含む前記プレート面の断面の角度を、前記照射面によって反射された前記励起光が前記対物レンズに入射しない角度とし、かつ前記照射面が全反射する材質によってコーティングされているものとすることにより、光学部とプレートとの位置ずれに対しても、励起光を蛍光物質に一様に照射でき、プレート表面からの励起光の反射光及び自家蛍光などのバックグラウンドノイズによる蛍光検出感度の低下がなく、常に安定した蛍光強度の蛍光検出を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態による蛍光検出装置を、図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、生体分子を緩衝剤中で移動させて、生物学的、酵素的、免疫学的、および化学的アッセイを行う蛍光検出装置において、プレートからの自家蛍光や、励起光の反射による検出能力の低下を排除し、常に安定した検出感度の蛍光検出を実現するものである。
【0020】
図2は、本発明の実施の形態1による蛍光検出装置におけるプレートの形状の一例を示したものである。なお、本発明の実施の形態1による蛍光検出装置は、プレート以外の構成は図1に示した従来のものと同様であり、その説明を省略する。
【0021】
図1、図2に示すように、プレート107の表面に流路201が配置される。流路幅202を200μmとし、光学部と、プレートとに流路センターより±200μmの位置ずれが想定される場合、励起光203のスポット幅204は600μm必要となる。この場合、励起光203の照射面205は、流路センターより±500μmの範囲となる。流路底面206、およびプレート表面の励起光203の照射面205は、励起光203が、図3に示す蛍光302を収集するための対物レンズ301に入射しないよう、プレート表面に対して傾斜面となるよう、水平方向に対する角度を有する。
【0022】
具体的には、図3に示すように、対物レンズ301の集光角∠303を33度とし、図4に示すように、流路底面以外の照射面全体の傾斜角∠401を、θ1、励起光の照射面からの反射角∠402を、θ2とすると、流路底面以外の照射面においては、
【0023】
θ2=2*θ1
【0024】
で表せる。上記条件を満たす照射面全体の傾斜角∠401は、およそ17.5度以上90度未満となる。また、流路底面においては、流路内の試料の屈折率を、1.33とし、流路の傾斜角∠403を、θ3、励起光の流路からの反射角∠404を、θ4とすると、
【0025】
θ4=asin(1.33*sin(2*θ3))
【0026】
で表せる。流路の傾斜角∠403の条件を、対物レンズ301に入射しない角度、かつ流路内の試料の表面によって全反射が起こらない角度とすると、条件を満たす角度∠403は、およそ13度から24度の範囲である。
【0027】
図4のような、台形の上辺の位置にV字溝を有する形状は、プレートの表面に台形形状を載せて、該台形形状の上辺位置にV字型の流路を設けた形状である。流路の傾斜角∠403は、上記のおよそ13度から24度の範囲以上の角度とした場合、照射された光が流路内で乱反射を起こすため、プレート面に対して照射された励起光は発散し、対物レンズ301に入射してしまう可能性がある。
【0028】
励起光の照射面に、上記のような照射面全体の傾斜角∠401、及び流路の傾斜角∠403を設けることにより、励起光の反射光は、蛍光を収集するための対物レンズには入射しなくなり、励起光の反射光による蛍光検出感度の低下を防ぐことができる。
【0029】
本発明の実施の形態1における蛍光検出装置のプレートの励起光の照射面の一例を、図5に示す。
【0030】
照射面の材質501は、例えばアルミニウムのような励起光を全反射する材質であることが望ましく、また、流路内の試料は電気泳動されるため、流路内の材質は、例えば、シリコンや、チタンの酸化物502によって絶縁されなければならない。
【0031】
以上の構成により、光源から発せられた励起光は、プレート表面によって蛍光を収集するための対物レンズに入射しない角度で反射され、さらに全反射されることにより、自家蛍光も発生しないため、光学部と、プレートとの位置ずれを想定した励起光の広幅化によるバックグラウンドノイズの影響からの蛍光感度の低下は、極力抑えることができる。
【0032】
さらに、図6に示すように、副次的な効果として、流路底面に達した蛍光励起に使われなかった励起光601が流路底面で反射された後、再び蛍光物質602の励起に使われることにより、光学部から照射された励起光と、一旦流路底面603に達して反射された励起光の両方を使用して蛍光物質602が励起されるため、蛍光強度が増幅される。
【0033】
以上のような本実施の形態1の蛍光検出装置によれば、流路を持つプレートと、前記プレートに対して励起光を照射し、反射された励起光を受光する光学部とを備え、前記光学部は、励起光を前記流路に照射する光源と、前記流路内に蛍光物質を注入した際に励起光によって発せられる蛍光を収集するための対物レンズと、前記対物レンズを通過した前記蛍光を受光する受光部を有し、前記流路または前記流路を含む前記プレート面を、前記励起光が照射される照射面としたとき、前記流路または前記流路を含む前記プレート面の断面の角度を、前記照射面によって反射された前記励起光が前記対物レンズに入射しない角度としたので、光学部と、プレートとに位置ずれが生じても、光学部がプレート面からの励起光の反射光の受光を低減することができ、蛍光感度の低下を抑えることができる効果がある。
【0034】
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2による蛍光検出装置におけるプレートの形状を示したものである。
【0035】
図7に示すように、プレートの表面に、V字溝の流路701が配置されている。流路幅702を600μmとし、光学部と、プレートとに、流路センターより±200μmの位置ずれが想定される場合、励起光703のスポット幅704は、200μm必要となる。流路底面の励起光703の照射面705は、励起光703が、図3に示す蛍光302を収集するための対物レンズ301に入射しないよう、プレート表面に対して角度を設ける。
【0036】
具体的には、図3に示すように、対物レンズ301の集光角∠303を、33度とし、流路内の試料の屈折率を、1.33とし、図8に示すように、流路の傾斜角∠801を、θ5、流路を出射するときの屈折角度∠802を、θ6とすると、
【0037】
θ6=asin(1.33*sin(2*θ5))
【0038】
で表せる。流路の傾斜角∠801の条件を、対物レンズ301に入射しない角度、かつ流路内の試料の表面によって全反射が起こらない角度とすると、条件を満たす角度∠801は、およそ13度から24度の範囲である。流路の傾斜角∠801は、これ以上の角度を設けると、照射された光が流路内で乱反射するため、プレート面に対して照射された励起光は発散し、対物レンズ301に入射してしまう可能性がある。
【0039】
励起光の照射面に上記のような流路の傾斜角∠801を設けることにより、励起光の反射光は、蛍光を収集するための対物レンズには入射しなくなり、励起光の反射光による蛍光検出感度の低下を防止することができる。
【0040】
本発明の実施の形態2による蛍光検出装置における流路面の一例を、図9に示す。
図9において、流路面の材質901は、例えば、アルミニウムのような励起光を全反射する材質であることが望ましく、また、流路内の試料は電気泳動されるため、流路内の材質は、例えば、シリコンや、チタンの酸化物902によって絶縁されなければならない。
【0041】
以上の構成により、光源から発せられた励起光は、プレート表面によって蛍光を収集するための対物レンズに入射しない角度で反射され、さらに、全反射されることにより自家蛍光も発生しないため、バックグラウンドノイズの影響による蛍光感度の低下は、極力抑えることができる。
【0042】
さらに、図6に示すように、副次的な効果として、流路底面に達した蛍光励起に使われなかった励起光601が流路底面で反射された後、再び蛍光物質602の励起に使われることにより、光学部から照射された励起光と、一旦流路底面603に達して反射された励起光の両方を使用して蛍光物質602が励起されるため、蛍光強度が増幅される。
【0043】
以上のような本実施の形態2による蛍光検出装置によれば、プレートの断面の形状を、前記プレートの表面にV字溝の流路を設けた形状としたので、励起光の照射幅が流路幅より小さい場合、流路底面からの励起光の反射光の受光を低減することができ、蛍光感度の低下を抑えることができる効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明に係る蛍光検出装置は、プレートからの自家蛍光や、励起光の反射光などのバックグラウンドノイズ成分を極力低減可能であるため、非常に高感度に、蛍光物質を検出可能である。このため、高感度測定が必要な一塩基多型や、細菌検査、ウイルス検査に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】従来の一般的な落射式蛍光検出装置の概略図
【図2】本発明の実施の形態1による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【図3】本発明の実施の形態1,2による蛍光検出装置における対物レンズ301の集光角の概略図
【図4】本発明の実施の形態1による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【図5】本発明の実施の形態1による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【図6】本発明の実施の形態1,2における蛍光検出装置における副次的な効果を表した図
【図7】本発明の実施の形態2による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【図8】本発明の実施の形態2による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【図9】本発明の実施の形態2による蛍光検出装置におけるプレートの概略図
【符号の説明】
【0046】
101 光源
102 ダイクロックミラー
103 受光フィルター
104 受光部
105 励起光
106 蛍光
107 プレート
108 試料
109 対物レンズ
110 光学部
201 流路
202 流路幅
203 励起光
204 スポット幅
205 照射幅
301 対物レンズ
302 蛍光
303 集光角
401 プレート面の傾斜角
402 励起光のプレート面による反射角
403 流路底面の傾斜角
404 励起光の流路底面による反射角
501 材質
502 酸化物
601 励起光
602 蛍光物質
701 流路
702 流路幅
703 励起光
704 スポット幅
705 照射面
801 流路底面の傾斜角
802 励起光の流路底面による反射角
901 材質
902 酸化物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流路を持つプレートと、
前記プレートに対して励起光を照射し、反射された励起光を受光する光学部とを備え、
前記光学部は、励起光を前記流路に照射する光源と、前記流路内に蛍光物質を注入した際に励起光によって発せられる蛍光を収集するための対物レンズと、前記対物レンズを通過した前記蛍光を受光する受光部を有し、
前記流路または前記流路を含む前記プレート面を、前記励起光が照射される照射面としたとき、前記流路または前記流路を含む前記プレート面の断面の角度を、前記照射面によって反射された前記励起光が前記対物レンズに入射しない角度とした、
ことを特徴とした蛍光検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の蛍光検出装置において、
前記照射面の材質は、全反射する材料である、
ことを特徴とする蛍光検出装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2のいずれかに記載の蛍光検出装置において、
前記プレートの断面の形状は、前記プレートの表面上に台形形状を載せ、該台形形状の上部にV字型の流路を設けた形状とした、
ことを特徴とする蛍光検出装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2のいずれかに記載の蛍光検出装置において、
前記プレートの断面の形状は、前記プレートの表面にV字溝の流路を設けた形状とした、
ことを特徴とする蛍光検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−209186(P2008−209186A)
【公開日】平成20年9月11日(2008.9.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−45101(P2007−45101)
【出願日】平成19年2月26日(2007.2.26)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】