説明

融雪装置

【課題】従来よりも高燃費高効率で施工も容易な融雪装置を提供する。
【解決手段】移動式の熱風送風機1を利用した融雪装置であって、外気を遮断する閉空間(雪溜室)13内に、雪を載置するグレーチング15を敷設し、このグレーチング15上に熱風送風機1を移動させて熱風の送風により融雪する。また、グレーチング15の下方の地中に配置され溜雪室13と連通する熱風循環槽19を備え、グレーチング15上を移動する熱風送風機1により熱風を送風して融雪する。そして、熱風送風機1の燃料に廃油を用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、降雪地域において、除雪した雪を外気遮断室内で移動式の熱風送風機を利用して融かす融雪装置に関する。
【背景技術】
【0002】
降雪量の多い地域では、住宅地で除雪した雪を捨てる場所が不足したり、軒下の通路が凍結したりすることがある。住宅地に雪を積み上げておくことは歩行の障害となり、凍結した通路では転倒しやすい。雪の捨て場がなくて屋根の雪下ろしができないと住宅倒壊の原因にもなる。また、積雪の陰からの子供の飛び出しや積雪による視界不良が交通事故の原因にもなる。
このような問題を解消するためには、雪を移動するだけの除雪では不十分であり、雪を融かすなどして地表から完全に排除することが望ましい。この観点から、除雪した雪をまとめて融かす融雪装置は有効である。
【0003】
従来、温水で雪を融かす温水方式の融雪装置、加熱した釜の熱で雪を融かす加熱方式の融雪放置がある。
また、閉空間となる融雪室が地中に埋設され、その地中埋設の融雪室内部にバーナーが固定配置された埋設型融雪装置もある(特許文献1〜4等参照)。
【特許文献1】特許第2677782号明細書
【特許文献2】特許第2597467号明細書
【特許文献3】実公平6−1615号公報
【特許文献4】実用新案登録第2527025号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温水方式の融雪装置は、雪を融かすエネルギーに加えて、予め水などの融雪媒体をも温めるエネルギーが必要である。しかし、例えば北海道などの日中外気温が−10℃以下という過酷な自然条件の中で、路上や地表などの開放空間に熱した融雪媒体を噴出していることから、熱が外気に奪われて燃費が高められない一因になっている。また、融雪水には枯葉、ビニール片などのゴミが混じり、ゴミは排水口に詰まるため、そのつど寒気の中、直接水中に手を入れてゴミの除去を行わなければならない。
一方、加熱方式の融雪装置でも、雪の投入面が外気に開放されているので、釜の熱が外気に放出されて燃費が低い。
【0005】
また、特許文献1〜4等のような埋設型の融雪装置は、閉空間の融雪室内にバーナーを固定配置したことで燃費向上が図れるとともにゴミ除去の容易化も図れるが、装置全体を地中に埋設する大掛かりな施工が必要となる。
【0006】
本発明の課題は、従来よりも高燃費高効率で施工も容易な融雪装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、移動式の熱風送風機を利用した融雪装置であって、外気を遮断する閉空間内に、雪を載置するグレーチングを敷設し、このグレーチング上に熱風送風機を移動させて熱風の送風により融雪することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、移動式の熱風送風機を利用した融雪装置であって、地上に配置され外気を遮断する溜雪室と、この溜雪室の下方の地中に配置され前記溜雪室と連通する熱風循環槽とを備え、前記溜雪室内に熱風送風機を移動させて熱風の送風により融雪することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の融雪装置であって、前記溜雪室は、柱及び梁による骨組材と、この骨組材を覆う外気遮断シートとから構成されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の融雪装置であって、前記骨組材は分解可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の融雪装置であって、前記熱風送風機の熱源として火気が用いられることを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の融雪装置であって、前記熱風送風機の燃料に廃油が用いられることを特徴とする。
【0013】
請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれか一項に記載の融雪装置であって、前記熱風循環槽の底面が傾斜していることを特徴とする。
【0014】
請求項8に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の融雪装置であって、前記熱風循環槽の底に排水口が備えられていることを特徴とする。
【0015】
請求項9に記載の発明は、請求項2から8のいずれか一項に記載の融雪装置であって、前記溜雪室と前記熱風循環槽との境界にグレーチングが設置されていることを特徴とする。
【0016】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の融雪装置であって、前記グレーチング上を前記熱風送風機が移動することを特徴とする。
【0017】
請求項11に記載の発明は、請求項1、9または10に記載の融雪装置であって、前記グレーチングには、前記熱風送風機を移動させるレールが組み込まれていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の発明によれば、冷たい外気を遮断した閉空間内に敷設された雪を載置するグレーチング上を熱風送風機が移動して熱風の送風により融雪するので、従来よりも高燃費高効率の融雪が行える。
そして、移動式で熱風送風機が地上にあるので、メンテナンスが容易である。
また、融雪後のゴミがグレーチング上に残るので、ゴミを容易に除去できる。
しかも、融雪のための外気遮断閉空間は地上に設置するので、地中埋設に比べて施工が簡単に行える。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、地上に配置され冷たい外気を遮断した溜雪室内を熱風送風機が移動して熱風の送風により融雪し、その下方の地中に配置され溜雪室と連通する熱風循環槽でその熱風の循環により床下側からも融雪するので、従来よりも高燃費高効率の融雪が行える。
そして、移動式で熱風送風機が地上にあるので、メンテナンスが容易である。
しかも、熱風循環槽だけ地中に配置して、外気遮断溜雪室は地上に設置するので、地中埋設に比べて施工が簡単に行える。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、溜雪室が、柱及び梁による骨組材と、この骨組材を覆う外気遮断シートとから構成されるので、請求項2に記載の発明により得られる効果に加え、地上の溜雪室の施工が容易に行えるといった利点が得られる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、骨組材が分解可能なので、請求項3に記載の発明により得られる効果に加え、融雪装置が不要な場合には、外気遮断シートを外して骨組材を容易に分解できるため、溜雪室を容易に解体撤去して融雪場所を例えば駐車スペースとしても利用可能となるといった利点が得られる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、熱風送風機の燃料に廃油が用いられるので、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明により得られる効果に加え、廃油を利用した地球環境に優しい省資源型の融雪装置を実現できるといった利点が得られる。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、地上の溜雪室と地中の熱風循環槽との境界にグレーチングが設置されているので、請求項2から4または6のいずれか一項に記載の発明により得られる効果に加え、地上の溜雪室において、グレーチング上に雪を載置でき、かつグレーチングの隙間により地中の熱風循環槽と連通でき、また、融雪後のゴミも容易に除去できるといった利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
〔熱風送風機〕
図1は本発明の融雪装置に用いられる一例の熱風送風機1の概略構成を示すもので、図示のように、熱風送風機1は、主に燃料タンク2、燃焼ファン3、制御装置4及び台車5から構成される。
【0025】
燃料タンク2には廃油が貯えられている。使用する廃油としては、例えば天ぷら油などの家庭用食用廃油や使用済みのエンジンオイルなどが挙げられる。なお、廃油を燃料として使用する前には、不純物を取り除き、濃度を高める処理がなされている。
燃焼ファン3は、燃料を高温で燃焼させる燃焼室6と、その後側に配置され、モータ7の駆動により回転するファン8とから構成され、燃焼室6による高温の燃焼気体をファン8の回転により前面に開口した熱風吹出口から前方に向けて熱風送風する。
制御装置4は、燃焼室6の点火制御と、ファンモータ7のオン・オフ制御と、燃料タンク2から燃料(廃油)を燃焼室6に供給する給油ポンプ9による燃料供給制御を行う。
以上の燃料タンク2、燃焼ファン3及び制御装置4は、車輪により移動可能な台車5に搭載されており、台車5には手押し用のハンドル10が備えられている。燃料タンク2は燃焼ファン3の後方に配置されている。制御装置4も燃焼ファン3の後方に配置されており、この制御装置4の上方に燃料タンク2が配置されている。
【0026】
従って、熱風送風機1は、作業者がハンドル10を押すことで台車5により移動させることが可能となっている。
ここで、地表付近の積雪に対し熱風送風できるよう図示のように、燃焼ファン3は前下がりの状態で台車5に搭載されている。
なお、熱風送風機1は燃料として灯油を使用することも可能である。
【0027】
図2は以上の熱風送風機1に送風口部材11を装着した状態を示すもので、図示のように、燃焼ファン3の前面開口の熱風吹出口にダクト状の送風口部材11が取り付けられている。
送風口部材11は、燃焼ファン3から前方に吹き出す熱風の向きを下向きに変えて地表の氷雪12に直接当てるために用いられるダクト状の送風ガイドである。この送風口部材11は、燃焼ファン3の前部に対し着脱が容易であり、以下に説明する融雪装置においては必要に応じて用いられる。
【0028】
〔融雪装置の第1実施形態〕
図3は本発明を適用した融雪装置の第1実施形態の概略構成を示すもので、図中、13は閉空間、14はその構成部材、15はグレーチング、16は雪、17は排水管、19は熱風循環槽、20はその構成部材である。
この融雪装置は、図示のように、地上の冷たい外気が入り込まないように遮断された閉空間13において、前述した熱風送風機1を移動させるものである。
【0029】
地上において、閉空間13を画成する構成部材14としては、断熱効果のあるレンガ、コンクリート、鉄筋コンクリート等の建築材料、もしくは防炎かつ気密性の高いシート材料等を用いる。なお、図示例では、閉空間13の出入口が開放状態となっているが、図示しない扉やシート等により開閉可能なものとする。
以上の閉空間13の床には、図示のように、グレーチング15が敷設されている。このグレーチング15の上には、除雪して集められた雪16が載せられる。雪16の中には、つらら等の氷も含まれている。
【0030】
そして、閉空間13の床下に排水管17が配管されている。
すなわち、グレーチング15の下の地中に熱風循環槽19が形成されている。熱風循環槽19は、図示では、閉空間13の構成部材14と一様な構成部材20により地中に埋設して施工されている。
この熱風循環槽19の構成部材20の床面に排水管17が接続されている。排水管17は図示しない外部の排水溝等に接続されている。
【0031】
次に、以上により構成される融雪装置による作業を説明する。
まず、閉空間13において、グレーチング15上で熱風送風機1の運転を開始し、すなわち、制御装置4による燃料タンク2から燃焼室6への燃料(廃油)の供給、燃焼室6の点火、ファンモータ7のオンを行う。そしてグレーチング15上において、作業者が台車5のハンドル10を押して熱風送風機1を移動させる。
【0032】
その結果、グレーチング15上の雪16は、熱風送風機1の燃焼ファン3から前方に吹き出す熱風により高温で直接加熱されて融けるとともに、その余熱で閉空間13内並びにグレーチング15の床下空間の温度が上昇することにより周囲からも暖められた空気で融け始める。
そして、その融雪量に応じて熱風送風機1をグレーチング15上に移動させることで、グレーチング15上の雪16を熱風送風機1の熱風吹出しにより効率良く直接加熱して融かしていくことができる。
【0033】
しかも、熱風送風機1は、燃焼ファン3は前下がりの状態で台車5上に設置されているので、その前面開口から熱風が下向きに吹出す。すなわち、グレーチング15上の雪16に向けて熱風が直接吹き出すとともに、グレーチング15下の床下空間に向かって熱風が流れ込む。
融けた水は、グレーチング15の隙間を通って床下空間に落ち、排水管17を通って外部の排水溝等に排水される。
【0034】
従って、従来と比較して高燃費高効率をもって融雪できる。
その上、熱風送風機1の燃料に廃油を用いたため、廃油を利用した地球環境に優しい省資源型の融雪装置を実現できる。
そして、地上で移動させる熱風送風機1であることから、容易にメンテナンスできる。
また、グレーチング15の上に残った融雪後のゴミを容易に除去できる。
しかも、融雪のために外気を遮断する閉空間13が地上にあるため、その構成部材14の構築を地中埋設に比べて簡単に施工できる。
なお、熱風送風機1は必要に応じ間欠運転しても、余熱で融雪できる。
【0035】
また、グレーチング15下の床下空間を図示のような熱風循環槽19とすることで、グレーチング15の下方に熱風を溜めて循環できるため、下方からも効率良く融雪できる。
なお、グレーチング15下には必ずしも熱風循環槽19を設けなくても良く、単に融水の排水路を設けるだけでも良い。
【0036】
〔融雪装置の第2実施形態〕
図4は本発明を適用した融雪装置の第2実施形態の概略構成を示すもので、前述した第1実施形態と同様のグレーチング15、雪16、排水管17、熱風循環槽19及びその構成部材20の他、図中、18は溜雪室、21は排水口、22は融水貯槽、23は骨組材、24は防炎シート、25は融水貯槽構成部材である。
この融雪装置は、図示のように、地上の冷たい外気が入り込まないように遮断された溜雪室18において、前述した熱風送風機1を移動させるもので、溜雪室18の下方に熱風循環槽19を設け、さらに、融水貯槽を設けたものである。
【0037】
地上の溜雪室18の床には、前述した第1実施形態と同様、図示のように、グレーチング15が敷設されている。このグレーチング15の上には、除雪して集められた雪16が載せられる。
排水管17は、図示のように、グレーチング15下の熱風循環槽19の構成部材20による傾斜した底面の最下部に開口した排水口21に接続されている。熱風循環槽19の構成部材20としては、コンクリート、鉄筋コンクリート等の建築材料、発泡スチロール等の発泡樹脂、耐熱樹脂等の材料を用いる。
さらに、地中には融水貯槽22が埋設施工されており、この融水貯槽22に排水管17が接続されている。
【0038】
また、地上において、溜雪室18を画成する構成部材としては、木材または鉄骨による柱及び梁からなる組立・分解容易な骨組材23と、その骨組材23の周囲に被せる気密性の高い防炎シート24とを用いる。なお、図示例では、溜雪室18の出入口が開放状態となっているが、図示しない扉やシート等により開閉可能なものとする。
なお、融水貯槽22の構成部材25としては、コンクリート、鉄筋コンクリート等の建築材料、発泡スチロール等の発泡樹脂等の材料を用いる。
【0039】
次に、以上により構成される融雪装置による作業及び作用効果について、前述した第1実施形態と同様のものはその説明を省略する。
そして、第2実施形態の融雪装置によれば、熱風循環槽19だけ地中に配置して、融雪のために外気を遮断する溜雪室18は地上にあるため、その構成部材の構築を地中埋設に比べて簡単に施工できる上、以下の作用効果が得られる。
【0040】
溜雪室18において、移動式の熱風送風機1による熱風送風により融けた水は、熱風循環槽19の傾斜した底面を伝って排水口21に流れ落ち、排水管17を通って融水貯槽22に貯められる。
特に、融雪装置が不要な場合には、防炎シート24を外して骨組材23を容易に分解できるため、溜雪室18を容易に解体撤去して融雪場所を例えば駐車スペースとしても利用することができる。
【0041】
〔グレーチングの変形例〕
図5及び図6はグレーチング15及びレール26と熱風送風機1を示すもので、図示のように、グレーチング15の上面内に一対のレール26が敷設されている。
従って、雪が載せられたグレーチング15上において、その上面内に埋設された一対のレール26上で台車5の左右の車輪がスムーズに回転して熱風送風機1を容易に移動できるものとなる。
【0042】
なお、以上の実施形態においては、手押し式の熱風送風機としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、自走装置を搭載した無線操縦式の熱風送風機であっても良い。
また、外気遮断の閉空間・溜雪室の大きさやその構成部材の材料等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の融雪装置に用いられる一例の熱風送風機の概略構成を示す側面図である。
【図2】図1の熱風送風機に送風口部材を装着した状態を示す側面図である。
【図3】本発明を適用した融雪装置の第1実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
【図4】本発明を適用した融雪装置の第2実施形態の概略構成を示す縦断面図である。
【図5】グレーチングに組み込んだレール上を移動する熱風送風機を示す破断側面図である。
【図6】図5の熱風送風機を前方から見た状態の破断正面図である。
【符号の説明】
【0044】
1 熱風送風機
2 燃料タンク
3 燃焼ファン
4 制御装置
5 台車
6 燃焼室
7 モータ
8 ファン
9 給油ポンプ
10 ハンドル
11 送風口部材
12 氷雪
13 閉空間
14 閉空間構成部材
15 グレーチング
16 雪
17 排水管
18 溜雪室
19 熱風循環槽
20 熱風循環槽構成部材
21 排水口
22 融水貯槽
23 骨組材
24 防炎シート
25 融水貯槽構成部材
26 レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動式の熱風送風機を利用した融雪装置であって、
外気を遮断する閉空間内に、雪を載置するグレーチングを敷設し、
このグレーチング上に熱風送風機を移動させて熱風の送風により融雪することを特徴とする融雪装置。
【請求項2】
移動式の熱風送風機を利用した融雪装置であって、
地上に配置され外気を遮断する溜雪室と、
この溜雪室の下方の地中に配置され前記溜雪室と連通する熱風循環槽とを備え、
前記溜雪室内に熱風送風機を移動させて熱風の送風により融雪することを特徴とする融雪装置。
【請求項3】
前記溜雪室は、柱及び梁による骨組材と、この骨組材を覆う外気遮断シートとから構成されることを特徴とする請求項2に記載の融雪装置。
【請求項4】
前記骨組材は分解可能であることを特徴とする請求項3に記載の融雪装置。
【請求項5】
前記熱風送風機の熱源として火気が用いられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の融雪装置。
【請求項6】
前記熱風送風機の燃料に廃油が用いられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の融雪装置。
【請求項7】
前記熱風循環槽の底面が傾斜していることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の融雪装置。
【請求項8】
前記熱風循環槽の底に排水口が備えられていることを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の融雪装置。
【請求項9】
前記溜雪室と前記熱風循環槽との境界にグレーチングが設置されていることを特徴とする請求項2から8のいずれか一項に記載の融雪装置。
【請求項10】
前記グレーチング上を前記熱風送風機が移動することを特徴とする請求項9に記載の融雪装置。
【請求項11】
前記グレーチングには、前記熱風送風機を移動させるレールが組み込まれていることを特徴とする請求項1、9または10に記載の融雪装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−23649(P2007−23649A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−208448(P2005−208448)
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【出願人】(505272629)
【出願人】(505272342)
【出願人】(505272951)
【Fターム(参考)】