説明

衛生設備用の構成ユニット

本発明は衛生設備用の構成ユニットに関し、構成ユニットは、衛生設備用の出口栓(4)の流体案内路(3)内に挿入される挿入カートリッジ(2)として形成されていて、ケーシング(5)、水流調整器、並びに上流側の装着メッシュ(9)を備えている。ケーシング(5)は下流側に一体成形された穴あきプレート(6)と一緒に水流調整器の構成部分として形成されていて、外周に雄ねじ(10)を有しており、該雄ねじは出口栓(4)の雌ねじ(13)内にねじ込まれるようになっている。雄ねじ(10)の下流側に隣接してリングシール(12)を配置してあり、ケーシング(5)の長さは、雄ねじ(10)及び前記隣接のリングシール(12)を配置できるように規定されている。上流側でケーシング(5)と結合される水流分割部分(7)は、一体に結合された別の穴あきプレート(8)と一緒に水流調整器の構成部分として上流側に配置されていて、装着メッシュ(9)の固定のための保持部材を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生設備用の構成ユニットであって、該構成ユニットは挿入カートリッジとして衛生設備用の出口栓若しくは蛇口栓の流体案内路内に挿入されるようになっていて、ケーシング、水流調整器、並びに上流側の装着メッシュを備えている形式のものに関する。
【0002】
衛生設備用の構成ユニット若しくは配管設備ユニットは例えば国際公開2004/038112 A1号明細書により公知である。公知の衛生設備用の構成ユニットは称揚されているものの、改善の余地がある。
【0003】
本発明の課題は、衛生設備用の組み込み部品として形成された構成ユニットを改善して、該構成ユニットが簡単にかつ経済的に製造可能であり、かつ確実な機能を有しているようにすることである。
【0004】
前記課題を解決するために本発明に基づく構成では、ケーシングは外周に雄ねじを有しており、該雄ねじは出口栓の雌ねじ内にねじ込まれるようになっており、前記雄ねじの下流側に隣接してリングシールを配置してあり、ケーシングの長さは、前記雄ねじ及び前記隣接のリングシールをケーシング上に配置できるように規定されており、上流側でケーシングと結合された水流分割部分を配置してある。
【0005】
本発明に基づく構成ユニットは実質的に、比較的簡単に製造可能な2つの主要構成要素(主要構成部品)、つまりケーシング及び水流分割部分から成っており、ケーシングと水流分割部分とは互いに結合されて、水流調整器を形成している。水流分割部分は到来した1つの水流を複数の分流に分割若しくは分裂させるようになっているものである。
【0006】
本発明の実施態様では頑丈な構成を達成するために、水流分割部分とケーシングとは、使用状態、つまり組立状態では流体流過方向若しくは構成ユニットの縦軸線方向で互いに部分的に嵌め合わされ、つまり互いに部分的に入れ子式に嵌合しており、水流分割部分の外周若しくはケーシングの内周に環状段部を設けてあり、該環状段部はケーシング若しくは水流分割部分の端面領域に当接するようになっている。別の実施態様では、水流分割部分とケーシングとは軸線方向で互いに一部分でのみ係合している。構成部分間のこのような部分的な係合若しくは嵌合によって、水流分割部分とケーシングとの間の水平方向の分離面が生じ、つまりこれらの構成部分は水流の流過方向ではなく、水平な平面内で互いに当接していて、Oリング若しくは類似のリングシールを付加的に必要とすることなしに、漏れを防止するように作用している。水流分割部分とケーシングとの間の、付加的なリングシールなしに高い密閉性若しくはシール性は、有利な実施態様では水流分割部分若しくはケーシングの周囲に環状段部を設けることによって助成され、環状段部は相手の構成部分の端面領域に当接するようになっている。これによって、水流分割部分の複雑なシールは不要になっている。水流分割部分の周囲に達した水は通常の水流内へ流れ込むことになる。該実施態様はわずかな構成部品で達成され、著しくコンパクトである。さらに構成高さ寸法が小さく、出口栓若しくは蛇口の設計の高い自由度が得られる。
【0007】
別の実施態様では、ケーシングの下流側に穴あきプレート(多孔板)を一体成形してある。該実施態様に基づく構成ユニット(機能ユニット)は、出口栓(水栓若しくは混合栓)内にねじ込まれるケーシングに一体成形された下流側の穴あきプレートを有しており、該穴あきプレートは破壊防止手段として用いられ、ケーシング内の構成部分に及ぼされて漏れを発生させることにつながる不当な圧力を効果的に防止するようになっている。
【0008】
特に有利には、水流分割部分に、殊に水流分割部分の外周に環状段部を設けてあり、該環状段部は組立状態でケーシングの上流側の端面領域に当接するようになっている。
【0009】
有利な別の実施態様では、ケーシング及び該ケーシングと結合可能な水流分割部分はそれぞれ、有利には全周にわたって延びる環状の係止成形部を有しており、該係止成形部(係止結合部)は組立状態で相互に係合するようになっている。これによって両方の構成部分(ケーシング及び水流分割部分)は、互いに簡単にクリップ留めに基づき結合若しくは接合され、かつ必要に応じて互いに分離される。互いに結合すべき構成部分に一体に設けられた保持要素(保持部材若しくは保持手段)によって、両方の構成部分を互いにまとめ合わせるための付加的な構成部材は不要になっており、これによって構成ユニットの構造は簡単になり、かつ構成高さ若しくは構成寸法は小さくなっている。
【0010】
ケーシング部分に設けられた雄ねじ並びにリングシールは、雄ねじ及びリングシール付きの中間ホルダーを必要とすることなしに、衛生設備用の出口栓の水流案内路内への直接的な組み込みを可能にしている。このことは、製造及び組立若しくは組み付けを簡単にしている。
【0011】
ケーシング部分と水流分割部分との間の分離は、水流調整器の機能特性を変えないようにする場合に特に有利である。このためにケーシングの、有利には蜂の巣状プレートとして形成された穴あきプレートと水流分割部分の穴あきプレートとの間に、グリル状若しくは格子状の単数若しくは複数の挿入部材若しくは挿入部品のための中間スペースを設けてある。
【0012】
ケーシングの長さ若しくは寸法は、該ケーシングに雄ねじと該雄ねじの下流側に直接に隣接するリングシールとが配置できるように規定されており、前記ケーシングは前記雄ねじの上流側に直接に続く縁部を有しており、これによって極めてコンパクトな構造が得られている。コンパクトな構成ユニットは、挿入カートリッジの流体流過方向(構成ユニットの軸線方向)の全高さが装着メッシュを含めて約1.5cmで形成されている。
【0013】
有利には、出口栓の雌ねじと出口栓の開口部若しくは吐出口との間の間隔は、ケーシングのリングシールとケーシングの雄ねじの内側の端部との間の間隔よりも小さくなっている。これによって、構成ユニットの組み付けに際してねじ結合部は、挿入カートリッジ2を出口栓4からねじ戻して取り出す際に、雄ねじと雌ねじとは、リングシールが開口部内に入り込む前に、すでに互いに係合しており、したがって、構成ユニットの特に手動組み付けは極めて簡単に行われる。他面で取り外し若しくはねじ戻しに際しては、リングシールは構成ユニットの回転若しくはねじ戻しによって、ねじ結合部が外される前に出口栓の座部から外側へ移動させられて、係合解除される。このようなねじ結合手段は、挿入カートリッジを、外から見えないように隠される完全差し込み式の挿入カートリッジとして挿入カートリッジの全高さにわたって出口栓の出口部分内に配置する場合に特に有利である。
【0014】
有利な実施態様では、水流分割部分は上流側に、装着メッシュの受容のためのはめ込み開口部(装着開口部)を有しており、該はめ込み開口部は外側の環状壁及び支持段部によって画定されており、装着メッシュの固定のための保持要素(保持部材若しくは保持部分)は係止要素(係止部分)として形成されており、このために前記外側の環状壁は内周にアンダーカット部を有しており、かつ装着メッシュの外周縁部は、前記アンダーカット部内へ係合する有利には環状の係止突起部を有している。これによって、装着メッシュは上側から水流分割部分にクリップ留めされて、水流分割部分と確実に結合される。このような手段は、一面において製造及び組立コストの削減に寄与し、他面においてメッシュの迅速な手動組立若しくは自動組立を可能にしている。
【0015】
クリップ留めされた装着メッシュの付加的な固定は、出口栓内への組み付けに際して行われる。このために、水流分割部分の上流側の環状壁(リング壁)及び装着メッシュの外周縁部の少なくとも一部分は、組み付け位置で出口栓内に設けられた挿入ストッパと接触するストッパを形成するようになっている。この場合に出口栓内の挿入ストッパは、メッシュ縁部を部分的に若しくは完全に被うようになっており、その結果、装着メッシュは不利な条件下でも確実に保持されるようになっている。
【0016】
本発明に基づく構成ユニットの製造をさらに簡単にし、かつ必要な構成部品数を削減するために、有利な実施態様では、ケーシングは下流側に一体成形された穴あきプレートと一緒に水流調整器の構成部分として形成されている。
【0017】
本発明の別の有利な実施態様では、水流分割部分は該水流分割部分に一体に結合された別の穴あきプレートと一緒に水流調整器の構成部分として形成されており、及び/又は水流分割部分は装着メッシュの固定のための保持部材若しくは保持部分を有している。
【0018】
次に本発明の種々の構成を、図示の実施例に基づき説明する。個別の各構成は本発明の実施に際して単独に用いられ、若しくは組み合わせて用いられるものである。
【0019】
図面は、挿入カートリッジ(insertion cartridge)として形成された衛星用の構成ユニットの側面及び断面図である。
【0020】
図面に示す構成ユニット1は、挿入カートリッジ2として形成されており、挿入カートリッジは、片側のみを波線で描いてある出口栓4の流体案内路(流体通路)3内に挿入若しくは装着されるようになっている。
【0021】
構成ユニット1は実質的に、下流側に一体成形された穴あきプレート6を備えたケーシング5、一体構造のプレート8を備えた水流分割部分7、並びに装着メッシュ9から成っている。ケーシング5に一体成形された穴あきプレート6は、破壊防止手段として用いられており、破壊防止手段は、ケーシング5の内部の構成部分に及ぼされて漏れを生ぜしめ、つまり密閉性を損ねることにつながる不当な圧力の介入を効果的に防止するようになっているものである。
【0022】
ケーシング5は外周に雄ねじ10を備えていて、かつ該雄ねじの下流側に隣接して環状溝11内に配置されたリングシール12を保持している。水流の流過方向を矢印Pf1で表してある。ケーシング5は雄ねじ10でもって出口栓4の雌ねじ13内にねじ込まれて、リングシール12によって出口栓4の内壁14に密着されるようになっている。図面から明らかなように、出口栓4の雌ねじは内側へずらして、つまり後退して形成されており、その結果、リングシール12はねじのない領域で出口栓の周壁に接触している。出口栓4内への挿入カートリッジ2の装着及び出口栓からの挿入カートリッジの取り出しを容易にするために、出口栓4の雌ねじ13とケーシング5のリングシール12とは、ケーシングのリングシール12がまだ出口栓の開口部15の外側に位置しているのに、ケーシングの雄ねじがすでに所定の長さ若しくはピッチにわたって出口栓の雌ねじにねじ込まれているように配置されている。このことは、出口栓4の雌ねじ13と開口部(吐出口)15との間の間隔aを、リングシール12とケーシングの雄ねじ10の内側の端部との間の間隔bよりも小さくすることによって達成される。これによって、挿入カートリッジ2を出口栓4からねじ戻して取り出す際に、雄ねじと雌ねじとは、リングシール12が開口部15から出るまで互いに係合している。
【0023】
水流分割部分(水流分割部品)7とケーシング(ケーシング部品)5との間の領域での漏れを避けるために、水流分割部分7とケーシング5とは組立状態で構成ユニットの縦軸線方向、つまり流過方向で所定の長さにわたって互いに係合し、つまり互いに重なり合っている。この場合に、水流分割部分7の外周若しくはケーシング5の内周に環状段部40を設けてあり、該環状段部は相手の構成部分、つまりケーシング若しくは水流分割部分の端面領域に当接するようになっている。図面から明らかなように、実施例では水流分割部分7に環状段部40を設けてあり、該環状段部は組立状態でケーシング5の上流側の端面領域41に当接している。
【0024】
係止結合部16はケーシング縁部17に配置されており、ケーシング縁部はケーシング5の雄ねじ10に直接に続いている。該係止結合部の形成のために、ケーシング縁部17は内周に環状溝32を有しているのに対して、水流分割部分7は、前記環状溝内に係合する環状隆起部33を有している。両方の係止成形部は有利には全周にわたって形成されている。
【0025】
係止結合部16は、水流分割部分7をケーシング5から取り外して、ケーシングの内部にアクセスできるように形成されている。
【0026】
装着メッシュ9も係止結合部20を介して水流分割部分7に結合されている。水流分割部分7は上側、つまり上流側にはめ込み開口部21を有しており、該はめ込み開口部は外側の環状壁22及び支持段部23によって画成されている。環状壁22は内周にアンダーカット部24を有しており、かつ装着メッシュ9の外周縁部は、前記アンダーカット部24内へ係合する有利には環状の係止突起部26を有している。これによって、装着メッシュ9は上流側(水流を受ける側)から水流分割部分7のはめ込み開口部21内にクリップ留めされて、水流分割部分7に確実に結合されるようになっている。挿入カートリッジ2の互いに結合すべき各構成部分、すなわちケーシング5、水流分割部分7、並びに装着メッシュ9に一体の結合要素(結合部材若しくは結合部分)を設けてあることによって、該各構成部分は、付加的なホルダーを必要とすることなしに、互いに結合されるようになっている。
【0027】
挿入カートリッジ2のケーシング5は、組立用工具の係合のために成形された外周輪郭(外周異形輪郭)及び/又は成形された下流側端面、例えば凹凸若しくは溝のある下流側端面を有していてよい。実施例では下流側に成形された環状縁部29を設けてあり、該環状縁部に組立用工具を係合させて回転若しくは旋回させることによって挿入カートリッジは出口栓に挿入(装着)され、若しくは出口栓から取り出される。挿入カートリッジの環状縁部の成形部、例えば凹凸部は、別の挿入カートリッジ2を反転させた状態で組立用工具として用いて、該別の挿入カートリッジの環状縁部の成形部を、ねじ込むべき若しくはねじ戻すべき挿入カートリッジの環状縁部の成形部に係合させる、つまりかみ合わせることができるように形成されていると特に有利である。このために図示の実施例では、環状縁部29は、互いに交互に位置する環状壁区分31と中断部31とを有している。1つの挿入カートリッジ2の環状縁部の中断部(凹部若しくは切欠き部)31は、該中断部内に、同一形状若しくは同種の別の挿入カートリッジ2の環状縁部の環状壁区分(凸部)30が嵌合できるように、周方向の寸法を規定されている。図示の成形部の代わりに、異なる形の成形部を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明に基づく構成ユニットの断面図
【符号の説明】
【0029】
1 構成ユニット、 2 挿入カートリッジ、 3 流体案内路、 4 出口栓、 5 ケーシング、 7 水流分割部分、 9 装着メッシュ(付属メッシュ)、 12 リングシール(環状シール)、 13 雌ねじ、 20 係止結合部、 21 はめ込み開口部、 22 環状壁、 23 支持段部、 40 環状段部、 41 端面領域、


【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛生設備用の構成ユニットであって、該構成ユニットは挿入カートリッジ(2)として衛生設備用の出口栓(4)の流体案内路(3)内に挿入されるようになっていて、ケーシング(5)、水流調整器、並びに上流側の装着メッシュ(9)を備えている形式のものにおいて、ケーシング(5)は外周に雄ねじ(10)を有しており、該雄ねじは出口栓(4)の雌ねじ(13)内にねじ込まれるようになっており、前記雄ねじ(10)の下流側に隣接してリングシール(12)を配置してあり、ケーシング(5)の長さは、前記雄ねじ(10)及び前記隣接のリングシール(12)を配置できるように規定されており、上流側でケーシング(5)と結合された水流分割部分(7)を配置してあることを特徴とする、衛生設備用の構成ユニット。
【請求項2】
水流分割部分(7)とケーシング(5)とは、流体流過方向で所定の長さにわたって互いに嵌め合わされており、水流分割部分(7)若しくはケーシング(5)の外周に環状段部(40)を設けてあり、該環状段部はケーシング(5)若しくは水流分割部分(7)の端面領域(41)に当接している請求項1に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項3】
ケーシング(5)の下流側に穴あきプレート(6)を一体成形してある請求項1又は2に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項4】
ケーシング(5)において、リングシール(2)及び該リングシールと直接隣接する雄ねじ(10)の上流側に有利には直接にケーシング縁部(17)を接続してある請求項1から3のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項5】
挿入カートリッジ(2)の、流体流過方向の全高さは約1.5cmである請求項1から4のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項6】
出口栓(4)の雌ねじ(13)と出口栓の開口部(15)との間の間隔(a)は、ケーシングのリングシール(12)とケーシングの雄ねじ(10)の内側の端部との間の間隔(b)よりも小さくなっている請求項1から5のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項7】
ケーシング(5)及び水流分割部分(7)はそれぞれ、有利には全周にわたって延びる環状の係止成形部(32,33)を有しており、該係止成形部は組立状態で相互に係合している請求項1から6のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項8】
ケーシング(5)は、有利には蜂の巣状プレートとして形成されたケーシング・穴あきプレート(6)と水流分割部分(7)の穴あきプレート(8)との間に格子状の単数若しくは複数の挿入部材(18,19)の受容のための中間スペースを有している請求項1から7のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項9】
水流分割部分(7)は上流側に、装着メッシュ(9)の受容のためのはめ込み開口部(21)を有しており、該はめ込み開口部は外側の環状壁(22)及び支持段部(23)によって画成されており、装着メッシュ(9)の固定のための保持要素は係止要素として形成されており、このために前記外側の環状壁(22)は内周にアンダーカット部(24)を有しており、かつ装着メッシュ(9)の外周縁部(25)は、前記アンダーカット部(24)内へ係合する有利には環状の係止突起部(26)を有している請求項1から8のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項10】
水流分割部分(7)の上流側の環状壁(22)及び装着メッシュ(9)の外周縁部(25)の少なくとも一部分は、組み付け位置で出口栓(4)内の挿入ストッパ(28)と接触するストッパを形成している請求項9に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項11】
挿入カートリッジ(2)の下流側の環状縁部(29)は成形部を有しており、挿入すべき若しくは取り外すべき挿入カートリッジ(2)のための組立用工具として別の挿入カートリッジ(2)を用いるようになっており、該別の挿入カートリッジの環状縁部の成形部は、前記挿入すべき若しくは取り外すべき挿入カートリッジ(2)の環状縁部(29)の成形部内に係合するようになっている請求項1から10のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。
【請求項12】
水流分割部分(7)は該水流分割部分に一体に結合された穴あきプレート(8)と一緒に水流調整器の構成部分として設けられており、若しくは水流分割部分(7)は装着メッシュ(9)の固定のための保持部材を有している請求項1から11のいずれか1項に記載の衛生設備用の構成ユニット。

【公表番号】特表2008−531884(P2008−531884A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557409(P2007−557409)
【出願日】平成18年2月28日(2006.2.28)
【国際出願番号】PCT/EP2006/001837
【国際公開番号】WO2006/092276
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(505123871)ネオパール ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (12)
【氏名又は名称原語表記】Neoperl GmbH
【住所又は居所原語表記】Klosterrunsstr. 11, D−79379 Muellheim, Germany
【Fターム(参考)】