説明

衝撃吸収フロアポスト

【課題】 簡素な構造で、床板から受ける衝撃を確実に吸収することができ、騒音や振動の伝播を劇的に減少することができる衝撃吸収フロアポストを提供すること。
【解決手段】 緩衝部材4は弾性変形可能な材料により成形されたキャップ部材であって、上下に亙る貫通孔41を形成して、この緩衝部材4をスクリューロッド2の上端開口部22に冠着固定して、かつ、この緩衝部材4の上面を床受け天板1の下面に付勢密着した状態で固着して、前記スクリューロッド2とベース部材3とを螺合して、かつ、当該ベース部材3をスラブ上に載置することによって、前記スクリューロッド2およびベース部材3の内部に密閉されたスペースSを作出して、前記床受け天板1の上面からの衝撃を緩衝部材4の弾性変形により減衰吸収して、かつ、当該緩衝部材4の弾性変形に伴う前記スペースS内の空気圧縮により減衰吸収可能にするという技術的手段を採用した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築資材として用いるプラスチック製フロアポストの改良、更に詳しくは、簡素な構造で、床板から受ける衝撃を確実に吸収することができ、騒音や振動の伝播を劇的に減少することができる衝撃吸収フロアポストに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のとおり、最近の床工事においては、現場における束立てなどの木工作業を極力少なくするために、アジャストボルト機構を利用した高さ調節式床束(所謂「フロアポスト」)を用いて床を構築する工法が一般に普及してきている。
【0003】
そこで、本出願人においても、嘗て、建築用のフロアポストを開発するとともに、成形性に優れているという点から、プラスチックを使用材料として作製したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、かかる従来のプラスチック製のフロアポストにあっては、支持強度を出すために不可避的に本体が所定の剛さを有しているため、床材から受けた衝撃をフロアポストがうまく吸収することはできず、衝撃がフロアポストを伝ってそのままスラブにまで伝わってしまい、階下に騒音や振動の被害が出るおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−74171号公報(第3−4頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来のプラスチック製のフロアポストに上記問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、簡素な構造で、床板から受ける衝撃を確実に吸収することができ、騒音や振動の伝播を劇的に減少することができる衝撃吸収フロアポストを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0008】
即ち、本発明は、フロア材を支持固定する床受け天板1を上端に備え、かつ、スラブ上に載置するベース部材3を下端に配設して、
棒状のプラスチック中空成形体であって、外周にネジスクリュー21が成形されたスクリューロッド2を前記ベース部材3に形成されたナットネジ部31に螺合して、正逆回転することによって前記フロア材のレベルを昇降調節可能にする一方、
緩衝部材4は弾性変形可能な材料により成形されたキャップ部材であって、上下に亙る貫通孔41を形成して、この緩衝部材4を前記スクリューロッド2の上端開口部22に冠着固定して、かつ、この緩衝部材4の上面を前記床受け天板1の下面に付勢密着した状態で固着して、
前記スクリューロッド2とベース部材3とを螺合して、かつ、当該ベース部材3をスラブ上に載置することによって、前記スクリューロッド2およびベース部材3の内部に密閉されたスペースSを作出して、
前記床受け天板1の上面からの衝撃を緩衝部材4の弾性変形により減衰吸収して、かつ、当該緩衝部材4の弾性変形に伴う前記スペースS内の空気圧縮により減衰吸収可能にするという技術的手段を採用した。
【0009】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4には、上下に亙る止着孔42を形成して、この止着孔42に止着部材5を挿通して、床受け天板1と緩衝部材4とを密着状態に止着固定できるようにするという技術的手段を採用することができる。
【0010】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4の上面をフラットに形成して、床受け天板1の下面に付勢密着状態に押圧可能にするという技術的手段を採用することができる。
【0011】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4の本体部をスクリューロッド2の内周面に緊嵌状態に圧入して冠着することによって、両部材を固定可能にするという技術的手段を採用することができる。
【0012】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4の本体部外周面またはスクリューロッド2の内周面に凸部を成形して、当該緩衝部材4を緊嵌状態に圧入して冠着することによって、これら両部材を固定可能にするという技術的手段を採用することができる。
【0013】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4の表面の少なくとも一部に、リブ43を軸方向に沿って設けるという技術的手段を採用することができる。
【0014】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、スクリューロッド2の上端部にフランジ24を形成する一方、緩衝部材4の下端部に掛止ヅメ44を形成して、この掛止ヅメ44を弾性変形させつゝフランジ24に被せて掛着可能にするという技術的手段を採用することができる。
【0015】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、緩衝部材4を、ゴム硬度50〜90の天然ゴムまたは合成ゴムで作製するという技術的手段を採用することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明にあっては、フロア材を支持固定する床受け天板を上端に備え、かつ、スラブ上に載置するベース部材を下端に配設して、棒状のプラスチック中空成形体であって、外周にネジスクリューを成形したスクリューロッドを、前記ベース部材に形成したナットネジ部に螺合して、正逆回転することによって前記フロア材のレベルを昇降調節可能にする一方、
緩衝部材は弾性変形可能な材料により成形されたキャップ部材であって、上下に亙る貫通孔を形成して、この緩衝部材を前記スクリューロッドの上端開口部に冠着固定して、かつ、この緩衝部材の上面を前記床受け天板の下面に付勢密着させた状態で固着して、前記スクリューロッドとベース部材とを螺合して、かつ、当該ベース部材をスラブ上に載置することによって、前記スクリューロッドおよびベース部材の内部に密閉されたスペースを作出したことによって、
前記床受け天板の上面からの衝撃を緩衝部材の弾性変形により減衰吸収して、かつ、当該緩衝部材の弾性変形に伴う前記スペース内の空気圧縮により減衰吸収することができる。
【0017】
したがって、本発明の衝撃吸収フロアポストを使用することにより、床板から受ける衝撃を確実に吸収することができ、騒音や振動の伝播を劇的に減少することができることから、産業上の利用価値は頗る大きいと云える。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態のフロアポストを表わす分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の緩衝部材を表わす斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態のフロアポストの使用状態を表わす断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態のフロアポストを表わす分解斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態の緩衝部材を表わす斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態のフロアポストの使用状態を表わす断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の緩衝部材の変形例を表わす上面図および側面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の緩衝部材の変形例を表わす上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると、次のとおりである。
【0020】
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図3に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは床受け天板であり、符号2で指示するものはスクリューロッド、また、符号3で指示するものはベース部材である。
【0021】
しかして、本実施形態におけるフロアポストを構成するにあっては、まず、フロア材を支持固定する床受け天板1を上端に備え、かつ、スラブ上に載置するベース部材3を下端に配設する。本実施形態の床受け板1は、木製板を複数積層した合板を採用する。また、ベース部材3は、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン(PP))を射出成形して作製する。
【0022】
また、前記スクリューロッド2は、棒状のプラスチック中空成形体であって、外周にネジスクリュー21を形成して、このスクリューロッド2を前記ベース部材3に形成したナットネジ部31に螺合する。本実施形態では、スクリューロッド2はプラスチック材料(例えば、ポリプロピレン(PP))を射出成形して作製する。
【0023】
そして、このスクリューロッド2を正逆回転することによって、前記フロア材のレベルを昇降調節することができる構造になっている。
【0024】
次に、緩衝部材4は弾性変形可能な材料(例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)などのゴム材料)により成形されたキャップ部材であって、上下に亙る貫通孔41を形成する。圧縮弾性変形による水平方向への膨らみを防止するとともに、後述するエアクッション効果を出すためである。本実施形態では、略中央部に円形の孔を設ける。また、緩衝部材4を、ゴム硬度50〜90(より好ましくは70)の天然ゴムまたは合成ゴムで作製することができ、適度な弾性変形率および支持強度を得ることができる。
【0025】
そして、この緩衝部材4を前記スクリューロッド2の上端開口部22に冠着固定する。本実施形態では、緩衝部材4の本体部をスクリューロッド2の内周面に緊嵌状態に圧入して冠着することによって、両部材を固定する。この固定する際には、適宜、接着剤を使用することができ、振動による抜けズレや浮き上がりを防止することができる。
【0026】
また、この緩衝部材4の上面を前記床受け天板1の下面に付勢密着させた状態で固着する。この際、境界面に塗布した接着剤を硬化させることにより、両部材を密着固定することができる。
【0027】
なお、本実施形態では、緩衝部材4の上面をフラットに形成して、床受け天板1の下面に密着状態に押圧させることができる。
【0028】
然る後、前記スクリューロッド2とベース部材3とを螺合して、かつ、当該ベース部材3がスラブ上に載置する(図3参照)。具体的には、スラブ上にベース部材3を固定する際に、このスラブ上に接着剤を塗布して、この接着剤が硬化する前にベース部材3を載置して、ベース部材3の裏面または底面に形成した滲出孔から余剰分の接着剤を滲み出させて硬化せしめて固着する。そして、前記スクリューロッド2およびベース部材3の内部に密閉されたスペースSを作出する。この際、ベース部材3の底面に開口部を有する場合であっても、前記接着剤により閉塞させる。
【0029】
このようにして、前記床受け天板1の上面から受けた衝撃を、緩衝部材4の弾性変形により減衰吸収して、かつ、当該緩衝部材4の弾性変形に伴う前記スペースS内の空気圧縮によっても減衰吸収することができる。即ち、緩衝部材4には貫通孔41を形成したことにより、緩衝部材4の(圧縮)弾性変形によって、スペースSの体積を収縮させることになり、エアクッション効果を奏するのである。
【0030】
以上のように構成したことにより、床板から受ける衝撃を確実に吸収することができ、騒音や振動の伝播を劇的に減少することができるのである。
【0031】
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図4から図8に基づいて説明する。本実施形態では、緩衝部材4に、上下に亙る止着孔42を形成して(本実施形態では4つ)、この止着孔42に止着部材5(本実施形態では、タッピンネジ)を挿通して、床受け天板1と緩衝部材4とを密着状態に止着固定することができる(図4および図5参照)。この際、接着剤を併用することが好ましく、隙間なくより確実に固着することができる。また、この止着孔42も前記スペースSの一部に含まれるため、緩衝部材4の(圧縮)弾性変形によって、スペースSの体積を収縮させることになり、エアクッション効果を奏する。
【0032】
また、本実施形態では、スクリューロッド2の内周面に凸部23を成形して、緩衝部材4を緊嵌状態に圧入して冠着することによって、これら両部材をより強固に固定することができる。なお、この凸部は、緩衝部材4の本体部外周面に形成することも可能である。
【0033】
この際、スクリューロッド2の上端部にフランジ24を形成する一方、緩衝部材4の下端部に掛止ヅメ44を形成することができ、この掛止ヅメ44を弾性変形させつゝフランジ24に被せて掛着させることによって、振動による抜けズレや浮き上がりを防止することができる。この掛止ヅメ44は全周に亙って形成されているものであっても、外周の一部に形成されているものであってもよい。
【0034】
更にまた、本実施形態では、緩衝部材4の表面の少なくとも一部に、リブ43を軸方向に沿って設けることができ、例えば、ゴム材料のゴム硬度が小さくて軟らかい場合でも、当該緩衝部材4の圧縮方向への支持強度を保ちつつ弾性変形量を調節することができる。このリブ43は、図4および図5に示すように、外周面に直線状に形成したものであっても良いし、また、図7に示すように、貫通孔41内に十字型断面のものを形成することもできるし、図8に示すように、貫通孔41の内周面に直線状に形成することもできる。
【実施例】
【0035】
本発明品の品質性能試験について以下に示す。
<実験条件>
(1)試験体
[種類]乾式二重床構造
[寸法(mm)]縦×横 2760×3560
床高 200(床ふところ168)
[面密度]一般断面 21.8kg/m
[材料構成(mm)]
仕上材:フローリング(厚さ12)
ベースパネル:パーティクルボード(厚さ20)
支持脚:台板(合板,97×97,厚さ15)
+緩衝材(JIS K 6386,SBR,A種,ゴム硬度50度)(本発明の緩衝部材4に該当し、「従来品」には止着しない)
+支持ボルト(ポリプロピレン製,φ41)
+脚底部(ポリプロピレン製,φ100)
(2)試験方法
[適用規格]
JIS A 1440−1:2007「実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法−第1部:標準軽量衝撃源による方法」及びJIS A 1440−2:2007「実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法−第2部:標準重量衝撃源による方法」に準拠。
[コンクリート製標準床厚さ] 150mm
[衝撃源の種類] 標準軽量衝撃源及び標準重量衝撃源衝撃力特性(1)
[測定点数] 5点
【0036】
<実験結果>
本発明品と従来品とを比較した試験結果を以下の〔表1〕〔表2〕に示す。なお、決定周波数とは、騒音の影響を評価するために最適な周波数である。
〔表1〕
(軽量衝撃)
「従来品(床受け天板直付け)」
決定周波数
周波数(Hz) 63 125 250 500 1k 2k
150mmスラブ性能(dB) 60 67 68 70 71 72
二重床低減量(dB) 3.1 1.1 0.6 5.7 21.6 37.9
「本発明品(ゴム硬度50度)」
周波数(Hz) 63 125 250 500 1k 2k
150mmスラブ性能(dB) 60 67 68 70 71 72
二重床低減量(dB) 12.5 15.4 20.3 27.5 38.1 49.6
【0037】
〔表2〕
(重量衝撃)
「従来品(床受け天板直付け)」
決定周波数
周波数(Hz) 63 125 250 500 1k 2k
150mmスラブ性能(dB) 60 67 68 70 71 72
二重床低減量(dB) -1.6 -4.4 -2.6 0.2 5.7 6.9
「本発明品(ゴム硬度50度)」
周波数(Hz) 63 125 250 500 1k 2k
150mmスラブ性能(dB) 60 67 68 70 71 72
二重床低減量(dB) 0 4.6 12.5 14.2 15.2 15.8
【0038】
以上の結果より、本発明品は優れた騒音低減効果を有し、特に、決定周波数において高い効果が得られた。
【0039】
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、床受け天板1の形状は四角形のものに限らず、円形や多角形などに変更することができる。
【0040】
また、床受け天板1は木材に限らずプラスチック材料で作製することができるし、スクリューロッド2および/またはベース部材3の使用材料はポリプロピレン(PP)に限らず、ポリエチレン(PE)やポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂を採用することができる。
【0041】
更にまた、緩衝部材4の本体部にネジ山を形成してスクリューロッド2に冠着することもできるし、更に、この際、接着剤で確実に密閉させることもできる。
【0042】
更にまた、床受け天板1と緩衝部材4との接面は、フラットであるものに限らず、凹凸の嵌着式に密閉できるものであっても良く、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【符号の説明】
【0043】
1 床受け天板
2 スクリューロッド
21 ネジスクリュー
22 上端開口部
23 凸部
24 フランジ
3 ベース部材
31 ナットネジ部
4 緩衝部材
41 貫通孔
42 止着孔
43 リブ
44 掛止ヅメ
5 止着部材
S スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロア材を支持固定する床受け天板1を上端に備え、かつ、スラブ上に載置するベース部材3が下端に配設されており、
棒状のプラスチック中空成形体であって、外周にネジスクリュー21が成形されたスクリューロッド2が前記ベース部材3に形成されたナットネジ部31に螺合されて、正逆回転することによって前記フロア材のレベルが昇降調節可能である一方、
緩衝部材4は弾性変形可能な材料により成形されたキャップ部材であって、上下に亙る貫通孔41が形成されており、この緩衝部材4が前記スクリューロッド2の上端開口部22に冠着固定され、かつ、この緩衝部材4の上面が前記床受け天板1の下面に付勢密着させた状態で固着されており、
前記スクリューロッド2とベース部材3とが螺合されて、かつ、当該ベース部材3がスラブ上に載置されることによって、前記スクリューロッド2およびベース部材3の内部に密閉されたスペースSが作出され、
前記床受け天板1の上面からの衝撃を緩衝部材4の弾性変形により減衰吸収して、かつ、当該緩衝部材4の弾性変形に伴う前記スペースS内の空気圧縮により減衰吸収可能であることを特徴とする衝撃吸収フロアポスト。
【請求項2】
緩衝部材4には、上下に亙る止着孔42が形成されており、この止着孔42に止着部材5を挿通して、床受け天板1と緩衝部材4とを密着状態に止着固定できることを特徴とする請求項1記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項3】
緩衝部材4の上面がフラットに形成されており、床受け天板1の下面に付勢密着状態に押圧可能であることを特徴とする請求項1または2記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項4】
緩衝部材4の本体部をスクリューロッド2の内周面に緊嵌状態に圧入して冠着することによって、両部材を固定可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項5】
緩衝部材4の本体部外周面またはスクリューロッド2の内周面に凸部が成形されており、当該緩衝部材4を緊嵌状態に圧入して冠着することによって、これら両部材を固定可能であることを請求項4記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項6】
緩衝部材4の表面の少なくとも一部に、リブ43が軸方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項7】
スクリューロッド2の上端部にフランジ24が形成されている一方、緩衝部材4の下端部に掛止ヅメ44が形成されており、この掛止ヅメ44を弾性変形させつゝフランジ24に被せて掛着可能であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の衝撃吸収フロアポスト。
【請求項8】
緩衝部材4が、ゴム硬度50〜90の天然ゴムまたは合成ゴムで作製されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の衝撃吸収フロアポスト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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