説明

衣類収納補助具

【課題】衣類を引き出しや箱に収納する際には畳みじわや取り出しにくさが問題になっている。簡素な構造の本発明の衣類収納具を使用することによって、衣類のしわの発生を抑制し、衣類の収納環境を良くし、出し入れの作業を円滑にする。
【解決手段】円筒状のしわ防止帯と、通気性防虫性がある易滑性シートをU字型の枠によって結合させた収納補助具を用いて衣類を収納する事によって、手軽に衣類のしわの発生を抑制し、衣類の収納環境を良くし、出し入れの作業を円滑にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は箱や引き出しなどに衣類を収納する際の収納補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、衣類を箱や引き出しなどに収納する際には、畳んで重ねていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
衣類を畳んで収納すると、しわが発生し、着用しようとする時にアイロン等を用いてしわを消す必要があった。
【0004】
重ねて収納した場合、下に位置する衣類を取り出す際、衣類と衣類の摩擦によって畳んだ衣類の形状が乱れたり、取り出しが円滑に行えない問題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題を改善するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、円筒状の部材と易滑性シートが、片側を開放させたコの字型の枠で結合されていることを特徴としている。
【0007】
前記の易滑性シートは通気性、防虫性があることを特徴としている。
【0008】
前記の易滑性シートの下辺の両角は、衣類の保護と仕様者の安全のため滑らかな曲線に裁断されていることを特徴としている。
【0009】
前記の易滑性シートの表面には、収納する衣類の方向を示すために上衣の簡易図が描かれている事を特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1における器具は、片側が開放されている事によって、衣類を容易に円筒状のしわ防止帯および易滑性シートに通す事ができる。さらに、しわ防止帯に衣類を巻きつけることにより、しわの発生を抑制できる。また器具を装着した衣類を重ねて収納する場合、しわ防止帯付近の衣類の様子が見えやすく、下位に収納された衣類の判別が容易になる。
【0011】
請求項2にある通気性、防虫性がある易滑性シートによって、本発明の収納補助具を装着した衣類を重ねて収納した場合に、出し入れの作業を円滑に行うことができ、さらに衣類に良い収納環境を作ることができる。
【0012】
請求項3にある易滑性シートの下辺の両角を曲線形に切断することによって、衣類の保護と、安全な使用をすることができる。
【0013】
請求項4にある易滑性シートの表面に描かれた上衣の簡易図によって、収納する衣類の方向を容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の衣類収納補助具の斜視図である。
【図2】本発明の衣類収納補助具に衣類を装着した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図1によって示す。
この衣類収納補助具は、円筒状のしわ防止帯と易滑性シートが、片側を開放させたU字型の枠で結合されていることを特徴としている。
【実施例】
【0016】
衣類を、その中央付近で2つ折りにし、折山部分を円筒状のしわ防止帯に通してその他の部分を易滑性シートの上に乗せる。
【0017】
衣類を本発明の補助具に装着した状態で重ねれば、易滑性シートの効果によって収納や取り出しの動作を円滑にする事ができる。
【0018】
本発明のしわ防止帯の両端部分にフックを付加したものを、任意の高さに設置したフックの受け部に水平に取り付けて複数使用する場合、しわ防止帯付近に巻かれた衣類が並列する事により、収納の状況がより把握しやすくなる。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明は、新規の衣類収納器具に関する産業に利用が可能である。
【符号の説明】
【0020】
1・・・しわ防止用筒
2・・・易滑性シート
3・・・連結用U字型枠
4・・・衣類を置く方向を表示する図案
5・・・収納する衣服

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の部材と易滑性シートが、片側を開放させたU字型の枠で結合されていることを特徴とする衣類収納具。
【請求項2】
前記の易滑性シートは通気性、防虫性があることを特徴としている衣類収納具。
【請求項3】
前記の易滑性シートの下辺の両角は、衣類の保護と使用者の安全のため曲線に裁断されていることを特徴としている衣類収納具。
【請求項4】
前記の易滑性シートの表面には、収納する衣類の方向を示すために上衣の簡易図が描かれている事を特徴とする衣類収納具。

【図1】
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【図2】
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