説明

表示システム

広告を見せるための表示システムであって、棚テレビ(12)を有しており、該テレビはディスプレー(14)とスピーカー(16)とを有している。近接センサー(75、150、300)がテレビへの人間の接近を感知してテレビのスイッチをオンにし、これにより広告が表示される。減衰回路がタイマー(180)とリレー(189)とMOSFET(198)とを有しており、スピーカーに供給される音量を減衰する。人間がテレビスクリーンに近づくと、音量が快適なレベルに低減される。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は表示システムに関するものであり、特にデパートや他の小売店内の場所のための近くにある販売用の商品に客を惹きつけるための広告類が表示される棚テレビに関するものである。
【背景技術】
【0002】
広告物の情報を表示するシステムはよく知られている。通常それらのシステムは高価でありまた複雑であり、遠隔地からデパートまたは他の小売店に配置された多数の異なる表示ユニットに広告が供給されるものである。
【0003】
一般に、広告物は遠隔地から通信リンクを介して供給され、該リンクはサーバー専用のラインであり、該サーバーはデパート内の1個または一群の表示ユニットを制御している。またサーバーは広告物を装置上に表示するためにダウンロードする。通常広告物はループ内を連続的にランするものである。
【0004】
このタイプのシステムは多数の欠点を有している。第1にシステムのコストである。遠隔地に供給する必要があり、サーバーは一群のユニットを制御する必要があるので、コストは明らかに高いものとなる。
【0005】
他の欠点を挙げると、広告物は一般にループ内をランするので、それが「背景ノイズを形成して、これが客の広告物に対する注意を喚起することができないことになる。さらに広告物がループ内をランするので、広告が半分だけ完全になったときに客は広告物を見せられる。したがって意図されたメッセージを得ることができないのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明の目的は、表示される情報を見ようという人間の注意をより喚起し易い表示システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のシステムはデータ媒体と表示スクリーンと近接センサーとを有しており、データ媒体はシステムにより表示されるデータを含んでおり、表示スクリーンはデータを表示するためのものであり、近接センサーは表示システム近くにおける人間の存在を検知してシステムを励動して表示スクリーン上にデータを表示させるものである。
【発明の効果】
【0008】
近接センサーが表示システム近くにおける人間の存在を検知してシステムの近くに人間が来るとデータ(広告など)が始まるので、データの表示に人間が注意を惹かれ易く表示を見ようとする。さらに人間が近くに来るとデータの表示が始まるので、人間は全てのメッセージを見ることができ、したがってデータの完全なインパクトを得ることになる。
【0009】
システムが商品の広告に関連して使われると、客の注意を惹き易く広告の全部を客が受けることが確実となり、表示システムの場所において販売されている商品を購入しようという魅力を覚える。
【0010】
データ媒体と表示スクリーンとはテレビモニターとして形成するのが望ましい。
【0011】
モニターは商店の棚にモニターを取り付ける取付け手段を有するのが望ましい。
【0012】
一実施例においては、データ媒体がデータを含んだコンパクトディスク、フラッシュメモリー記憶素子、磁気テープなどを有している。
【0013】
他の実施例においては、システムがデータ媒体からデータを読み出して表示装置のスクリーンに該データを表示する従来の制御回路を有している。
【0014】
好ましき実施例においては、システムが音響データの出力のための少なくとも1個のスピーカーと高低音量制御器とを有しており、該制御器は音響出力を比較的高い音量から比較的低い音量へと変化させてシステムへ人間が近づくことを示す。
【0015】
最も好ましくは、所定の時間に亙ってまたはシステムへの人間の接近運動に反応して音量が比較的高い音量から比較的低い音量へと変化し、これにより音量レベルが与えられ、該音量レベルは人間のシステムからの距離に関して適合するレベルである。
【0016】
好ましくは、近接センサーは光センサーである。しかし運動検知器、レーダー型検知器、熱検知器などの他の形態であっても使用される。
【0017】
もっとも好ましくは、光センサーは光感知レジスターである。
【0018】
好ましくは、センサーがスイッチ要素を駆動して、該要素がリレーを駆動して電力がシステムに供給されてシステムを励動してデータを表示させる。
【0019】
一実施例においては、センサーが電源に並列接続されて電流を第1のトランジスターに供給し、第2のトランジスターが電源に並列に接続されかつリレーに直列接続され、第1のトランジスターも電源に接続されている。センサーが光を受けると、電流が第1のトランジスターに供給されて、トランジスターをスイッチオンし、電流が第2のトランジスターに供給されない。センサーが人間のシステムへの接近を示すより少ない光を受けると、第1のトランジスターがスイッチオフされ、電流が第2のトランジスターに供給され、第2のトランジスターをスイッチオンし、リレーを励動してリレースイッチを閉じ、電力がシステムに供給されてデータ媒体が表示スクリーン上における表示のためにデータを出力する。
【0020】
この発明の一実施例においては、システムがタイマー回路を有しており、該回路がシステムへの電力を維持して所定の時間表示を維持する。
【0021】
この発明の一実施例においては、音量制御器が信号分割器を有しており、該分割器は増幅器入力端に接続され、該入力端は音響信号を少なくとも1個のスピーカーに供給し、分割器はまたトランジスターに接続されている。充電要素がトランジスターに接続されて、充電要素が充電すると、トランジスターが徐々にオンにされて、信号分割器が増幅器に供給される信号の量を低減し、増幅器が少なくとも1個のスピーカーから出力される音響データの音量を低減する。
【0022】
この発明の一実施例においては、音量制御器が充電素子が充電する時間を設定するタイマーを有しており、トランジスターがオンとされて、これにより音量が比較的高い音量から比較的低い音量に変化する時間が設定される。
【0023】
好ましくは、充電要素はコンデンサーである。
【0024】
他の実施例においては、近接センサーが演算増幅器部分に接続されており、人間が検知されたときに該増幅器部分がセンサーからの出力を受け、ウインドー比較器が増幅器部分からの出力を受けて制御出力を形成し、タイマー回路が制御出力を受けて励動出力を形成してデータ媒体を励動して、表示スクリーンにデータを表示・上演させ、所定の時間遅れの後で、タイマー回路がデータ媒体をスイッチオフして、表示スクリーンおよびスピーカー上にデータを表示・上演させる。
【0025】
この実施例においては、タイマー回路からの励動信号が減衰タイマー回路を励動して、ある時間に亙って音響データの音量を減衰させる。
【0026】
好ましくは、減衰回路がコンデンサーと可変抵抗に接続されたMOSFETトランジスターを有しており、可変抵抗が音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給された音響信号が減衰される。
【0027】
他の発明はシステムからの音響データ出力の音量レベルの設定に関するものである。
【0028】
この発明はまた表示システムに関するものであって、該システムはデータ媒体と表示スクリーンと少なくとも1個のスピーカーと近接センサーとを有しており、データ媒体はシステムにより表示されかつ上演されるビデオデータと音響データとを含んでいる。表示スクリーンとスピーカーとはデータを表示・上演するものである。近接センサーは表示システムの近くにおける人間の存在を検知してかつ少なくとも1個のスピーカーからの音響出力の音量を調節する。
【0029】
音量は、人間がシステムに近づくと人間が表示の詳細を見るためにシステムに近づくと適宜な音量レベルが与えられるように、調節され得るものである。
【0030】
好ましくは、データ媒体と表示スクリーンとはテレビモニターとして形成される。該モニターは好ましくはモニターを商店の棚に取り付ける取付け手段を有している。
【0031】
一実施例においては、データ媒体はデータを含んだコンパクトデイスク、フラッシュメモリー記憶素子、磁気テープなどを含んでいる。
【0032】
一実施例においては、システムはまた従来の制御回路を有しており、該回路はデータ媒体からデータを読み出して表示装置のスクリーン上にビデオデータを表示するとともに少なくとも1個のスピーカーにおいて音響データを上演する。
【0033】
好ましき一実施例においては、近接センサーはタイマーを励動し、タイマーは所定時間に亙って音量を低減し、該時間において人間がシステムに近づくとの仮定のもとに音量が調節される。
【0034】
一実施例においては、近接センサーは光検知レジスターなどの光センサーである。
【0035】
他の実施例においては、近接センサーは人間がセンサーの近くにいるときに人体により発生される熱により励動される赤外線運動センサーである。
【0036】
しかし、運動検知器、レーダー型検知器などの他の形態の近接センサーも使用できる。
【0037】
一実施例においては、センサーはスイッチ要素を駆動し、
該スイッチ要素はリレーを駆動して電力をシステムに供給させて、データを表示すべくシステムを励動する。
【0038】
この発明はまた広告を放送する広告装置に係るものであり、該装置はデータ媒体と少なくとも1個のスピーカーと音量設定制御器とを有しており、データ媒体は広告に関連するデータを含んでおり、該データは音響データを含んでおり、スピーカーは音響データを出力し、制御器は最初スピーカーにより放送される音響データの音量を比較的高い音量に設定し、ついで比較的低い音量に音量を低減する。
【0039】
かくして最初の高い音量が与えられて装置からある距離にある人間を惹きつけ、ついで人間が広告装置に近づくとの仮定の下に音量が低減されて、心地よい音量が提供される。
【0040】
望ましくは、該装置は近接センサーを有しており、該センサーは装置の近傍における人間の存在を検知して、データ媒体をしてユニットにデータを放送のために供給させる。
【0041】
望ましくは、システムは表示スクリーンを有しており、データは表示スクリーン上での表示のためのビデオデータを含んでいる。
【0042】
望ましくは、データ媒体と表示スクリーンとはテレビモニターとして形成される。
【0043】
望ましくは、モニターはモニターを商店の棚に取り付けるための取付け手段を有している。
【0044】
一実施例においては、データ媒体はデータを含んだコンパクトデイスク、フラッシュメモリー記憶素子、磁気テープなどを含んでいる。
【0045】
一実施例においては、近接センサーは光感知レジスターなどの光センサーを含んでいる。
【0046】
他の実施例においては、近接センサーは赤外線運動センサーを含んでおり、該運動センサーは人間がセンサーの近くにいるときに人体により発生される熱により励動される。
【0047】
しかし運動検知器、レーダー型検知器、熱検知器など他の形態の近接センサーも使用できる。
【0048】
望ましくは、センサーはスイッチ要素を駆動し、該スイッチ要素はリレーを駆動して電力をシステムに供給させて、データを表示すべくシステムを励動する。
【0049】
一実施例においては、センサーは電源に並列接続されて電流を第1のトランジスターに供給し、第2のトランジスターは電源に並列接続されおよびリレーに直列接続されており、第1のトランジスターはまた電源に接続されている。センサーが光を受けると、電流が第1のトランジスターに供給されてトランジスターがスイッチオンされ、電流が第2のトランジスターに供給されない。センサーがシステムへの人間の接近を示す少ない光を受けると、第1のトランジスターがスイッチオフされて、第2のトランジスターに電流が供給され、第2のトランジスターがスイッチオンされ、リレーを励動してリレースイッチを閉じさせ、電力がシステムに供給されて、データ媒体が表示スクリーン上での表示のためにデータを出力する。
【0050】
望ましくは、システムはタイマー回路を有しており、該タイマー回路はシステムへの電力を維持して、所定の時間表示を維持する。
【0051】
一実施例においては、音量制御器は信号分割器を有しており、該分割器は増幅器の入力端に接続され、該入力端は音響信号を少なくとも1個のスピーカーに供給し、また分割器はトランジスターに接続されており、充電要素が該トランジスターに接続されている。充電要素が充電すると、トランジスターが徐々にオンとされて、信号分割器が増幅器に供給される信号の量を低減して、該増幅器は少なくとも1個のスピーカーからの音響データ出力の音量を低減する。
【0052】
一実施例においては、音量制御器が充電要素が充電する時間を設定するタイマーを有しており、トランジスターがオンとされて、それにより音量が比較的高い音量から比較的低い音量に変わる時間が設定される。
【0053】
望ましくは、充電要素がコンデンサーである。
【0054】
他の実施例においては、近接センサーが演算増幅器部分に接続されており、該増幅器部分は人間が検知されたときにセンサーからの出力を受け、ウインドー比較器が増幅器部分からの出力を受けるとともに制御出力を発生し、タイマー回路が該制御出力を受けて励動出力を提供してデータ媒体を励動し、データ媒体が表示スクリーンにデータを表示・上演させる。所定の時間遅れ後にタイマー回路により設定されて、データ媒体をスイッチオフして、それにより表示スクリーンとスピーカーにおいてデータの表示・上演を停止させる。
【0055】
この実施例においては、タイマー回路からの励動信号が減衰タイマー回路を励動して、ある時間に亙って音響データの音量を減衰する。
【0056】
望ましくは、減衰回路がコンデンサーとMOSFETトランジスターを有しており、該トランジスターは可変抵抗に接続されており、該可変抵抗は音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有している。コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターは徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給される音響信号の減衰が行われる。
【0057】
望ましくは、データはさらに音響データを含んでおり、減衰タイマー回路がある時間に亙って音響データの音量を減衰する。タイマー回路が減衰タイマー回路を励動する。
【0058】
望ましくは、データは複数の分離した広告を含んでおり、広告時間回路が表示されるべき広告の数を示す信号を出力する。スイッチが表示されるべき広告の数に応じて選択的に広告回路の出力を切り換えて、信号を出力してタイマーを切り、所定の広告が上演された後で減衰回路を切る。
【0059】
望ましくは、スイッチの出力端はトランジスターに接続されており、該トランジスターはスイッチからの出力によりスイッチオンされて、所定の信号をタイマー回路に供給してタイマー回路をリセットする。
【0060】
望ましくは、減衰回路はコンデンサーとMOSFETトランジスターとを有しており、該トランジスターは可変抵抗に接続されている。可変抵抗は音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有している。コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給された音響信号が減衰される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0061】
図1〜3にはこの発明の好ましき形態を棚テレビで示してあり、表示モニターは適宜形状の外側ケース12とビデオデータ表示用の表示スクリーン14と音響データを出力するスピーカー16とを有している。好ましき実施例においては、ビデオデータと音響データとは商品宣伝用の広告を含んでいる。図3に示すようにケース12はその裏面に取付けスタッド18を有している。これによりシステムを棚上に取り付けたり、またはデパートや商店などで提供する商品の近くに取り付けることができる。
【0062】
スタッド18はユニットを棚などへ取り付ける一形態を示すものに過ぎず、ブラケットや連結具などを適宜用いることが可能である。
【0063】
またシステムは期待される買手などの人間の表示システムへの接近を検知する近接検知器20を有しており、表示システムの近くに配置された商品に関連する広告メッセージを表示するべく表示システムが励動される。広告メッセージは買手の関心を惹くことを意図するものであり、商品に関連する情報を提供して買手がよりその商品の購買意欲を持つようにする。
【0064】
近接センサー20はシステムの近くにおける人間の存在を検知してシステムを励動し、広告メッセージが、表示スクリーン14上に可視広告でまたスピーカー16から音響出力の形でシステムにより提供される。
【0065】
人間がシステムの近くに動いたときだけ広告が始まるので、広告が連続して表示されて人間の即座の関心を惹かない場合に比べて、人間が即座に広告に惹かれ易いのである。つまり人間は広告に、より注意を払うことになる。しかも広告は初めから上演され、したがって人間は広告の全てを見ることになり、販売に提供された商品に関連する完全なメッセージが提供され、人間のその商品に対する購買意欲が喚起されるのである。
【0066】
図4にシステム全体のブロック線図を、図5、6はその一部を示す。システムは検知器部30と高低音量制御器40とビデオ・音響制御部50とビデオ表示・音響出力部60とを有している。ビデオ表示・音響出力部60は基本的にはディスプレー14とスピーカー16とから構成されていて、それぞれ従来からある制御回路を具えているが説明は省く。
【0067】
ビデオ・音響制御部50はフラッシュカードやCDやテープまたは適宜な記憶媒体などの広告物が記憶されている媒体を有しており、データを読み出してビデオ信号や音響信号としてデータをビデオ表示・音響出力部60に供給する制御回路を具えている。それらは従来技術であるので詳細は省く。
【0068】
システムへの人間の接近に反応して検知器部30はビデオ・音響制御部50とビデオ表示・音響出力部60とを励動し、かつ電源70を有している。該電源は12Vなどの電力を検知器部30に供給する。光感知レジスター71は電源70に並列接続されており、可変抵抗72は光感知レジスター71に直列接続されており、光感知レジスター71の感度を調節する。可変抵抗72と光感知レジスター71との間にはトランジスター73が接続されている。
【0069】
レジスター73のコレクターはライン74に接続され、かつレジスター79を介して電源70に接続されている。該ライン74はダイオード75と第2の可変抵抗76とを有している。コンデンサー77が可変抵抗76に接続されており、さらなるレジスター78はコンデンサー77と可変抵抗76とに接続されている。
【0070】
レジスター78は第2のトランジスター80に接続され、該トランジスターのコレクターはライン81を介してリレー90に接続されている。このリレー90は電源70に接続され、かつダイオード91とスイッチ92とを有している。スイッチ92は閉じると電力を電源70からビデオ・音響制御部50に供給してビデオ・音響制御部50を励動・駆動する。
【0071】
光の連続した強度が光感知レジスター71に入ると、可変抵抗72の設定に応じて電流が光感知レジスター71を通ってライン91に沿って流れる。かくしてトランジスター73がスイッチオンされ、電流がライン92に流れる。これによりトランジスター80がスイッチオフされて、リレー90には電流が流れない。かくしてリレースイッチ92は開いたままとなる。
【0072】
しかし光感知レジスター71に入射している光が、例えば2メートルの距離からシステムに近づいた人間により、遮断されると、光感知レジスター71は導通せず、トランジスター73はバイアスされずにオフとされる。ついでトランジスター80はダイオード75、可変抵抗76およびレジスター78を介して前バイアスされ、電流がリレー90に流れリレースイッチ92が閉じる。電力がスイッチ92を通って供給されライン93を介してビデオ・音響制御部50に至り、ビデオ・音響制御部50が励動されてビデオ・音響情報がビデオ表示・音響出力部60に記憶されてビデオ表示・音響出力部60により読出し・表示される。
【0073】
第2の可変抵抗76はリレー90をオンに保つ時間を設定する。光線が再び光感知レジスター71に入射すると(例えば人間がシステムから離れると)、リレーR2は励動を解除され、電力はビデオ・音響制御部50にオフとされる。
【0074】
図4に示すように、ビデオ・音響制御部50はビデオ表示・音響出力部60に直接接続されたビデオ出力ライン100を有している。ビデオ・音響制御部50からの音響出力ライン101は高低音量制御器40に接続されて、人間のシステムからの距離に応じて音量調節を行う。
【0075】
図4から明らかなように、ライン101は可変抵抗102に接続され、可変抵抗102は増幅器信号入力端103に接続されている。該入力端はビデオ表示・音響出力部60に接続されている。音響信号は高低音量制御器40を通って増幅器103に至り、ついでビデオ表示・音響出力部60に至ってスピーカー16を介して出力される。
【0076】
電力が最初にビデオ・音響制御部50に供給されると、トランジスター73はオフ状態となり、高低音量制御器40のポイントAは浮いており、ビデオ・音響制御部50からの音響は可変抵抗102を介して直接増幅器103に至る。コンデンサー103aは徐々に充電され、充電時間は可変抵抗104により設定される。該可変抵抗はダイオード105と抵抗106を介してトランジスター107に接続されている。
【0077】
MOSFETトランジスター107は徐々にオンにされ、可変抵抗102のポイントAを効果的にアースする。かくして一部の信号は、増幅器103には行かないで、ライン109を通ってアースされる。これにより信号ひいては音量が低減される。最終的な所望の音響レベルは可変抵抗102により設定できる。
【0078】
ビデオ・音響制御部50への電力がオフにされついで再びオンにされたときには、上記の過程が反復される。電力がスイッチオンされると、完全な音響信号がビデオ表示・音響出力部60に供給される。その後ある時間に亘って、低減された音響音量がビデオ表示・音響出力部60に供給されて、これによりスピーカー16から出力される音響信号の音量レベルが低減される。リレー90はリレースイッチ95、96を有しており、電力が供給されないときには、これらがライン111、112を介してコンデンサー103を放電する。したがってこれにより、電力が再びビデオ・音響制御部50に供給されたときに、反復可能な時間遅れが確実とされる。
【0079】
図7に示すのは他の実施例であり、熱分解・電気赤外線運動センサー150が人間の接近を検知する。人間がセンサー150の前を通り過ぎると、人体から発生される熱がセンサー150により検知され、センサー150は8ヘルツくらいの低周波数信号を発生する。これによりビデオ表示が始まる。センサー150の出力は増幅器151の非反転入力端にライン152により供給される。
【0080】
増幅器151はコンデンサー153、レジスター154、コンデンサー155およびレジスター156により構成される帯域パスフィルターに接続されている。帯域パスフィルターは8ヘルツくらいの帯域を有している。増幅器151は約30dbのゲインを提供する。増幅器151の出力端はコンデンサー161とレジスター162を介して増幅器160に接続されている。帯域パスフルター164は上記のものと同様に構成されており、増幅器160は他の30dbのゲインを提供する。
【0081】
増幅器160の出力端はコンデンサー167に接続されており、該コンデンサーは増幅器160からの信号を比較器169、170から構成されるウインドー比較回路168に供給する。該比較回路168のウインドー電圧は反転入力端については約3Vに、非反転入力端172については約1.7Vに設定される。
【0082】
人体の熱が検知されると、増幅器160が電圧出力を形成し、これがコンデンサー167に供給される。この電圧より外側の電圧はコンデンサー169の出力端173を低くさせ、これによりライン181を介してタイマー回路180が励動される。ライン181はダイオード182と183との間に接続され、これによりコンデンサー169、170からの出力は互いに孤立される。
【0083】
タイマー180の遅れ時間は可変抵抗185とコンデンサー186とにより設定される。遅れ時間はたとえば1分である。遅れ時間は可変抵抗185を調節することにより調節される。タイマー180がライン181上の信号により始動されると、出力端187は高くなり、これによりリレー188が励動される。これにより接点189が閉じ、電力が電源191からライン192へと供給される。ついで出力端193を介して図4に示すマルチメデイアボードに供給される。
【0084】
接点190は開き、これによりコンデンサー195はレジスター196、197を介して充電される。レジスター196はMOSFET198をオンにするための時間を設定する。MOSFET198がオンになる前に、音響信号が音響入力端200から可変抵抗199に供給され、スライダー接点201を経て、前の実施例において信号増幅器103から供給される場合と同様に、音響入力端に供給される。
【0085】
コンデンサー195がMOSFET198を徐々にオンにするのに充分高い電位に充電されると、可変抵抗199が効果的にアースされて、音響信号が減衰される。かくして人間の検知により生成された当初の音響信号は可変抵抗199により設定され、コンデンサーC9が充電される。人間がテレビに接近しているとの仮定の下に音響信号は減衰される。人間がより近く来ると音量が減衰され、人間がテレビ12(図1参照)に近づくと心地よい音量が生成される。
【0086】
タイマー180の時間が一杯になったら、リレー188が励動を解かれて接点189が開く。したがってライン191からマルチメディアボードへの電力が遮断されて、ビデオ表示サイクルが終了する。接点190が閉じ、コンデンサー195がライン202を通って放電し、次のサイクルの音響レベル制御に備える。
【0087】
電力供給回路205が12Vの入力供給を受け、この供給をライン206上に5Vの出力に変換し、ライン207を介してタイマー180を制御すべく供給して、可変抵抗185に電圧供給を行う。5Vの供給はライン208においても提供されて、レジスター209とコンデンサー210を介してセンサー150と比較器169、170を駆動する。ライン211はレジスター212、213、214を含んでおり、ライン215はレジスター216、217を含んでいる。
【0088】
図8に示す実施例においては、図7と同じ参照数字は同じ要素を示す。センサー300は熱分解・電気運動センサー集積回路である。センサー300は受動赤外線要素、増幅器および比較器出力回路を有している。人間がセンサー300を過ぎて歩くと、身体により発生された熱がセンサーにより検知され、低周波数信号が発生され、センサー300内の集積回路により増幅され、信号がセンサー300内の比較器回路に供給される。
【0089】
これにより比較器回路は高となり、高出力信号がライン301上でトランジスター302に供給され、トランジスターがスイッチオンされてライン303は低となる。ライン303上の低信号はライン304を介してタイマー180を励動する。この実施例においては、可変抵抗185は可変ではなくて、コンデンサー186とともに遅延タイマーを構成する。このタイマー180は前の実施例と同様にリレー188を駆動して、前記と同様に出力端193、200、201に出力を供給する。
【0090】
媒体ファイルが上演を始めると、マルチメディアカードからのライン310は高くなり、トランジスター311がオンにされる。これにより集積回路313のピン312は低となる。1個の媒体ファイルが完了すると、ライン310が状態を変えてライン312を高に引き上げる。回路313のアクティブ出力はディップスイッチ(dipswitch)314を介してトランジスター315に供給され、該トランジスターがトランジスター315をオンとする。これによりライン316は低となり、ライン181を介してのタイマーへの電力が遮断されてタイマーがリセットされ、メデイアプレーヤへの電力が遮断される。
【0091】
スイッチ314は遮断前に最大4個の媒体ファイルの上演を可能とする。コンデンサー317は遅延を導入して誤再始動を防止する。タイマー180が時間一杯になると、リレーが状態を変えて、接点A、Bが開き、前記のようにライン192を介しての媒体カードへの電力を遮断する。これによりビデオ表示が終了する。リレーの接点190が閉じて、コンデンサー195が放電し、次のサイクルの音響レベル制御に備える。
【0092】
ディップスイッチ314は単一のまたは2個のまたは3個のまたは4個の広告の上演を可能とする。ディップスイッチは図8に示すひとつの位置に手動設定され、1、2、3または4個の広告が上演される(図8中に番号1、2、3、4で示す)。図8に示す位置では、1個の広告が上演される。ディップスイッチ304が図8中の位置4に調節されると、4個の広告全てが上演される。
【0093】
タイマー180のオンタイムはライン181上の電力供給と可変抵抗185とコンデンサー186により構成されるR−C回路により設定される。例えば、オンタイムは最大5分として商品デモンストレーションなどのいかなる長い広告をも受容できるようにする。
【0094】
各広告の終りに、回路313は対応する図8のアクティブピン1〜4に高信号を出力する。いかなるときも1個だけのピンがアクティブとなる。ディップスイッチの設定により、高出力がディップスイッチ314により設定されたピンにおいて受け取られる。これによりトランジスター315は導通してライン306が低となる。ライン306上の低はタイマー180をリセットし、リレー188を解放する。ついでシステムは待機モードに入る。
【0095】
リレー接点189が開くと、電力はライン320を介して回路321には供給されず媒体プレーヤ入力端322に行く。
【0096】
図8の実施例においては、リレー188はレジスター351と発光ダイオード352に並列接続されていて、タイマー351の状態を示す。例えば発光ダイオードがリレーと同時にタイマー180から電力を供給され、タイマー180がリレー188に電力を供給すると発光ダイオードが発光する。
【産業上の利用可能性】
【0097】
この発明は電子工学の分野で広く利用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】この発明の好ましき実施例における棚テレビの形の表示システムの前面図である。
【図2】図1のシステムの底部斜視図である。
【図3】図1のシステムの後面図である。
【図4】この発明の一実施例においては、表示システムのブロック線図である。
【図5】図4のブロックの一部の詳細ブロック線図である。
【図6】図4のブロックの一部の詳細ブロック線図である。
【図7】この発明の他の実施例のブロック線図である。
【図8】最も好ましい実施例のブロック線図である。
【符号の説明】
【0099】
12:ケース
14:表示スクリーン
20:近接センサー
30:検知器部
40:高低音量制御器
50:ビデオ・音響制御部
60:ビデオ表示・音響出力部
70:電源
90:リレー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示システムであって、該システムにより表示されるべきデータを含んだデータ媒体と、該データを表示する表示スクリーンと、表示システム近くにおける人間の存在を検知してデータを表示スクリーン上に表示されるべくシステムを励動する近接センサーとを含んでなる表示システム。
【請求項2】
データ媒体と表示スクリーンとがテレビモニターとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記モニターがモニターを商店の棚上に取り付ける取付け手段を有していることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
データ媒体がデータを含んだコンパクトディスク、フラッシュメモリー記憶素子または磁気テープを有していることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
さらに音響データを出力する少なくとも1個のスピーカーと音響出力を比較的高い音量から比較的低い音量に変える人間のシステムへの接近を表わす高低音量制御器とを有していることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
制御器が所定の時間に亙って音量を比較的高い音量から比較的低い音量に変えることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
近接センサーが光センサーであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
光センサーが光感知レジスターであることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
センサーがスイッチ要素を操作し、該スイッチ要素がリレーを操作して電力をシステムに供給させてデータを表示すべくシステムを励動することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
センサーが電源に並列に接続されて電流を第1のトランジスターに供給し、第2のトランジスターが電源に並列にかつリレーに直列に接続されており、第1のトランジスターが電源に接続されてセンサーが光を受けたときに電流が第1のトランジスターに供給されて、トランジスターをオンに切り換えて電流が第2のトランジスターに供給されないようにし、センサーが人間のシステムへの接近を示す少ない光を受けたときに、第1のトランジスターがオフに切り換えられて、該トランジスターが電流を第2のトランジスターに供給して第2のトランジスターをオンに切り換えリレーを励動してリレースイッチを閉じて、電力がシステムに供給されてデータ媒体がデータを出力して表示スクリーン上に表示させることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
さらにタイマー回路が設けられていて、システムに電力を維持して所定時間表示を維持することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
音量制御器が信号分割器を有しており、該分割器が増幅器の入力端に接続されており、該増幅器が少なくとも1個のスピーカーに音響信号を供給し、分割器がさらにトランジスターに接続されおり、充電要素が該トランジスターに接続されていて、充電要素が充電したときにトランジスターが徐々にオンにされて、信号分割器が増幅器に供給される信号の量を低減し、増幅器が少なくとも1個のスピーカーから出力される音響データの音量を低減することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項13】
音量制御器が充電素子が充電する期間を設定するタイマーを有しており、トランジスターがオンにされて音量が比較的高い音量から比較的低い音量に変化する期間が設定されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
充電要素がコンデンサーであることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
近接センサーが演算増幅器部分に接続されており、該増幅器は人間が検知されたときにセンサーから出力を受け、ウインドー比較器が増幅器からの出力を受けて制御出力を生じ、タイマー回路が該制御出力を受けてデータ媒体を励動する励動出力を与えて表示スクリーンに表示を行わしめるとともにデータを上演させ、所定の時間遅れ後にタイマー回路によりデータ媒体をスイッチオフして表示スクリーンとスピーカーにデータの表示と上演とを行わしめることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
タイマー回路からの励動信号が減衰タイマー回路を励動して、ある時間に亙って音響データの音量の減衰を励動させることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
減衰回路がコンデンサーおよび可変抵抗に接続された酸化金属半導体電界効果(MOSFET)トランジスターを有しており、可変抵抗が音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給された音響信号の減衰が行われることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
データがさらに音響データを含んでおり、減衰タイマー回路がある時間に亙って音響データの音量を減衰し、タイマー回路が減衰タイマー回路を励動することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
データが複数の分離した広告を含んでおり、広告タイマー回路が表示されるべき広告の数の信号表示を出力し、スイッチが表示されるべき広告の数に応じて広告回路の出力端を選択的に切り換えるとともにタイマーを切るべく信号を出力し、広告が表示された後で減衰回路を切ることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
スイッチの出力端がトランジスターに接続されており、該トランジスターはスイッチからの出力によりスイッチオンされてタイマー回路に所定の信号を供給してタイマー回路をリセットすることを特徴とする請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
減衰回路がコンデンサーとMOSFETトランジスターとを有しており、該トランジスターは可変抵抗に接続されており、可変抵抗が音響データを受ける入力端とスピーカーに音響データを供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給された音響信号の減衰が行われることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
システムにより表示されかつ上演されるべきビデオデータと音響データとを含むためのデータ媒体と、データを表示・上演するための表示スクリーンおよび少なくとも1個のスピーカーと、表示システム近くにおける人間の存在を検知して少なくとも1個のスピーカーからの音響データ出力の音量を調節する近接センサーとを有してなる表示システム。
【請求項23】
データ媒体と表示スクリーンとがテレビモニターとして形成されていることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
モニターがモニターを商店の棚に取り付ける取付け手段を有していることを特徴とする請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
データ媒体がデータを含んだコンパクトディスク、フラシュメモリー記憶素子、磁気テープなどを含んでいることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項26】
近接センサーがタイマーを励動し、タイマーが所定時間に亙って音量を低減させ、その時間に亙って人間がよりシステムに近づくであろうとの仮定の上に音量が調節されることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項27】
近接センサーが光センサーを含んでいることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項28】
光センサーが光検知レジスターであることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
近接センサーが赤外線運動センサーであり、該運動センサーは人間がセンサーの近くにいるときに人体により発生される熱により励動されることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項30】
センサーがスイッチ要素を駆動し、該スイッチ要素がリレーを駆動してシステムを励動してデータを表示させるべく電力をシステムに供給させることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項31】
減衰タイマー回路が設けられていて、ある時間に亘って音響データの音量を減衰し、タイマー回路が減衰タイマー回路を励動することを特徴とする請求項22に記載のシステム。
【請求項32】
データが複数の分離した広告を含んでおり、広告タイマー回路が表示されるべき広告の数を表す信号を出力し、スイッチが表示されるべき広告の数に応じて広告回路の出力を選択的に切り換えかつタイマーをきる信号を出力し、これにより広告が表示された後で減衰回路を切ることを特徴とする請求項31に記載のシステム。
【請求項33】
スイッチの出力端がトランジスターに接続されており、該トランジスターがスイッチからの出力によりスイッチオンされて所定の信号をタイマー回路に供給してタイマー回路をリセットすることを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
減衰回路がコンデンサーおよび可変抵抗に接続されたMOSFETトランジスターを有しており、可変抵抗が音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電されると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースさせ、これにより可変抵抗の出力端に供給された音響信号の減衰を行わせることを特徴とする請求項33に記載のシステム。
【請求項35】
広告を放送する広告装置であって、広告に関係しかつ音響データを含むデータを含んだデータ媒体と、音響データを出力する少なくとも1個のスピーカーと、音量設定制御器とを有してなり、該制御器はまずスピーカーにより放送される音響データの音量を比較的高い音量に設定し、ついで比較的低い音量に音量を低減することを特徴とする広告装置。
【請求項36】
さらに近接センサーが設けられていて、装置の近くにおける人間の存在を検知して、かつデータ媒体をしてユニットによる放送のためにデータを供給させることを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項37】
表示スクリーンが設けられており、データが表示スクリーン上に表示するためにビデオデータを含んでいることを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項38】
データ媒体と表示スクリーンとがテレビモニターとして形成されていることを特徴とする請求項37に記載の装置。
【請求項39】
モニターがモニターを商店の棚に取り付ける取付け手段を有していることを特徴とする請求項38に記載の装置。
【請求項40】
データ媒体がデータを含んだコンパクトディスク、フラッシュメモリー記憶素子、磁気テープなどを有していることを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項41】
近接センサーが光センサーを有していることを特徴とする請求項36に記載の装置。
【請求項42】
光センサーが光感知レジスターであることを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項43】
センサーがスイッチ要素を駆動し、スイッチ要素がリレーを駆動してシステムを励動してデータを表示させるべく電力をシステムに供給させることを特徴とする請求項36に記載の装置。
【請求項44】
近接センサーが赤外線運動センサーを有しており、該運動センサーが人間がセンサーの近くにいるときに人体により発生される熱により励動されることを特徴とする請求項36に記載の装置。
【請求項45】
センサーが電源に並列接続されて電流を第1のトランジスターに供給し、第2のトランジスターが電源に並列接続されるとともにリレーに直列接続されており、第1のトランジスターも電源に接続されており、センサーが光を受けると、電流が第1のトランジスターに供給されてトランジスターをスイッチオンし、電流は第2のトランジスターには供給されず、システムへの人間の接近を示すより少ない光をセンサーが受けると、第1のトランジスターがスイッチオフされて第2のトランジスターに電流を供給して第2のトランジスターをスイッチオンし、第2のトランジスターがリレーを励動してリレースイッチを閉じさせ、これにより電力がシステムに供給されてデータ媒体が表示スクリーン上での表示のためにデータを出力することを特徴とする請求項43に記載の装置。
【請求項46】
タイマー回路が設けられていてシステムへの電力を維持して、所定の時間に渡り表示を維持することを特徴とする請求項45に記載の装置。
【請求項47】
音量制御器が信号分割器を有しており、信号分割器が少なくとも1個のスピーカーに音響信号を供給する増幅器入力端に接続されており、分割器もトランジスターに接続されており、充電要素がトランジスターに接続されており、これにより充電要素が充電したときに、トランジスターが徐々にオンにされて、信号分割器が信号の量を低減し、該信号は増幅器に供給されて少なくとも1個のスピーカーから出力される音響データの音量を低減することを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項48】
音量制御器が充電素子が充電する時間を設定するためのタイマーを有しており、トランジスターがオンとされて音量が比較的高い音量から比較的低い音量に変化する時間が設定されることを特徴とする請求項47に記載の装置。
【請求項49】
充電要素がコンデンサーであることを特徴とする請求項48に記載の装置。
【請求項50】
近接センサーが演算増幅器部分に接続されており、人間が検知されたときに該増幅器部分がセンサーからの出力を受け、ウインドー比較器が増幅器部分からの出力を受けて制御出力を形成し、タイマー回路が制御出力を受けてデータ媒体を励動する励動出力を与え、データ媒体が表示スクリーンにデータを表示しかつ上演するようにさせ、タイマー回路により設定される所定の時間遅れの後でデータ媒体がスイッチオフされて、データが表示スクリーンおよびスピーカーで表示・上演されることを特徴とする請求項36に記載の装置。
【請求項51】
タイマー回路からの励動信号が減衰タイマー回路を励動して、ある時間に亘って音響データの音量を減衰させることを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
減衰回路がコンデンサーとMOSFETトランジスターを有しており、該トランジスターが可変抵抗に接続されており、可変抵抗が音響データを受ける入力端とスピーカーに音響データを供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電するとMOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給される音響信号が減衰されることを特徴とする請求項51に記載の装置。
【請求項53】
制御器が減衰タイマー回路を有しており、該タイマー回路がある時間に亘って音響データの音量を減衰し、タイマー回路が減衰タイマー回路を励動することを特徴とする請求項35に記載の装置。
【請求項54】
データが複数の分離した広告を含んでおり、広告タイマー回路が表示されるべき広告の数を表す信号を出力し、スイッチが表示されるべき広告の数に応じて広告回路の出力に選択的に切り換わり、信号が出力されてタイマーが切られ、広告が表示された後で減衰回路が切られることを特徴とする請求項53に記載の装置。
【請求項55】
スイッチの出力端がトランジスターに接続されており、トランジスターがスイッチからの出力端によりスイッチオンされて所定の信号をタイマー回路に供給してタイマー回路をリセットすることを特徴とする請求項54に記載の装置。
【請求項56】
減衰回路がコンデンサーとMOSFETトランジスターとを有しており、該トランジスターが可変抵抗に接続されており、該可変抵抗が音響データを受ける入力端と音響データをスピーカーに供給する出力端とを有しており、コンデンサーが充電すると、MOSFETトランジスターが徐々にオンにされて可変抵抗をアースし、これにより可変抵抗の出力端に供給される音響信号が減衰されることを特徴とする請求項55に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−514206(P2007−514206A)
【公表日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−545301(P2006−545301)
【出願日】平成16年12月15日(2004.12.15)
【国際出願番号】PCT/SG2004/000414
【国際公開番号】WO2005/059874
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(506205952)ユー−マーケティング インテレクチュアル プロパティーズ プライベート リミテッド (4)
【Fターム(参考)】