説明

表示装置、表示方法、プログラムおよび表示システム

【課題】電子チケットの情報をICカードの表示デバイスに効率よく表示する。
【解決手段】電子チケットの情報を記憶している記憶部10と、記憶部10に記憶されている電子チケットの情報を読み出す読み出し部102と、読み出し部102により読み出された電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部104と、判断部の判断結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部106と、表示順位決定部106により決定された画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部108と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示方法、プログラムおよび表示システムに関し、特に、電子チケットの情報を効率よく表示させる表示装置、表示方法、プログラムおよび表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、鉄道の改札等で非接触ICカードを用いた改札処理が行われている。当該ICカードを、自動改札機に備えられたリーダ/ライタにかざすことにより改札処理が可能となる。ICカードは小型で形態性が良好であり、利便性が高いため、一般に広く利用されるようになった。しかしながら、ICカード内の情報は、外部のリーダ/ライタにかざさなければ確認することができないため不便であった。
【0003】
そこで、ICカードに電子ペーパーやLCDパネル等の表示デバイスを設けて、ICカード内の情報を表示できるようにし、カードの利便性を向上させることが考えられている(例えば特許文献1)。このようなICカードを用いて、鉄道等のチケット情報をICカードに書き込み、当該チケットの情報を電子チケットとして表示デバイスに表示させて利用することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】特開2003−208582号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、複数の電子チケットが書き込まれた場合には、ICカードの表示領域や消費電力が限られているため、書き込まれた電子チケットの情報のすべてを表示させるのは利便性が低く、効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、電子チケットの情報をICカードの表示デバイスに効率よく表示することが可能な、新規かつ改良された表示装置、表示方法、プログラムおよび表示システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置が提供される。上記表示装置は、電子チケットの情報を記憶している記憶部と、記憶部に記憶されている電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、読み出し部により読み出された電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、判断部の判断結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、表示順位決定部により決定された画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、を備える。上記表示順位決定部は、判断部により電子チケットが使用中であると判断された場合に、電子チケットの画面表示の優先順位を高くする。
【0007】
かかる構成によれば、記憶部に記憶されている電子チケットの情報を読み出して、電子チケットの情報に含まれる電子チケットが使用中であるか否かによって電子チケットの表示順位が決定され、該表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面が生成される。例えば、使用中であると判断された電子チケットの情報の表示順位を高くすることにより、表示画面には、使用中の電子チケットが優先的に表示される。そして、ユーザ入力に応じて、使用中ではない電子チケットが順次表示される。
【0008】
これにより、表示画面には、ユーザがもっとも必要とする使用中の電子チケットの情報を優先的に表示することができる。また、ユーザ入力に応じて、優先順位の高い電子チケットの情報から順に表示することができる。したがって、ユーザは、短時間かつ低消費電力でユーザに所望の情報を提供することが可能となる。
【0009】
また、判断部は、電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか、未使用であるか、使用済であるか否かを判断し、表示順位決定部は、使用中の電子チケット、未使用の電子チケット、使用済の電子チケットの順に表示順位を決定するようにしてもよい。かかる構成によれば、電子チケットの情報を、電子チケットが未使用であるか、使用中であるか、使用済であるかによって分類し、使用中、未使用、使用済の順に表示順位を決定して表示画面に表示させることが可能となる。これにより、ユーザがもっとも必要とする電子チケットの情報を優先的に表示させて、効率よく所望の情報を提供することが可能となる。
【0010】
また、表示画面生成部は、表示順位決定部により決定された表示順位がもっとも高い電子チケットを示す表示画面を生成するようにしてもよい。また、表示画面生成部は、ユーザ入力に応じて、表示順位決定部により決定された表示順位の高い電子チケットから順に電子チケットを示す表示画面を生成するようにしてもよい。かかる構成によれば、表示画面には、ユーザがもっとも必要とする電子チケットの情報を優先的に表示することができる。また、ユーザ入力に応じて、優先順位の高い電子チケットの情報から順に表示することができる。したがって、ユーザは、短時間かつ低消費電力でユーザに所望の情報を提供することが可能となる。
【0011】
また、表示順位決定部は、電子チケットの使用情報に基づいて電子チケットの表示順位を決定した後に、電子チケットの使用日情報に基づいて表示順位を決定するようにしてもよい。さらに、表示順位決定部は、使用中であると判断された電子チケットを使用日の遅い順に整列させ、未使用であると判断された電子チケットを使用日の早い順に整列させ、使用済であると判断された電子チケットを使用日の遅い順に整列させ、該整列の順序に応じて表示順位を決定するようにしてもよい。かかる構成によれば、電子チケットの使用情報だけでなく、使用日情報に基づいて表示順位を決定することができる。これにより、ユーザにもっとも必要な情報から順に表示させることができる。また、電子チケットの情報の優先順位を決定して保持しておくため、短時間かつ低消費電力でユーザに所望の情報を提供することが可能となる。
【0012】
また、読み出し部は、表示順位決定部による決定に必要な電子チケットの表示順位情報を読み出し、表示順位決定部は、電子チケットの表示順位情報に応じて電子チケットの表示順位を決定し、表示画面生成部は、表示順位決定部により決定され表示順位の高い表示順位情報に対応する電子チケットを含む表示画面を生成するようにしてもよい。かかる構成によれば、記憶部に記憶している電子チケットのうち、表示順位を決定するために必要な電子チケットの情報である表示順位情報を読み出して、表示順位情報に含まれる使用情報フラグに基づいて、表示順位を決定する。そして、決定された表示順位に応じて表示画面を生成することができる。
【0013】
これにより、記憶部に記憶された電子チケットのすべての情報を読み出さなくとも、電子チケットの表示順位を決定することができるため、消費電力やメモリ等の資源の使用量を低下させることが可能となる。また、ユーザがICチップ10に記憶されたすべての情報を確認する必要がない場合には、表示する必要のある電子チケットの情報を読み出せばよいため、必要最小限のデータを読み出すだけでユーザの所望の情報を効率よく表示させることが可能となる。
【0014】
また、記憶部はICチップであり、電子チケットの情報は、ICチップと通信可能な外部装置によりICチップに記憶されるようにしてもよい。外部装置によりICチップに電子チケットの情報が更新された場合に、分類部による分類および表示順位決定部による表示順位の決定が行われるようにしてもよい。かかる構成によれば、ICチップに電子チケットの情報が記憶される都度、表示順位が決定されて、該表示順位がICチップに記憶される。これにより、ユーザがICチップに記憶されている電子チケットの情報を確認する際に、もっとも最新かつ必要な電子チケットの情報を効率よく表示させることが可能となる。
【0015】
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置において実行される表示方法であって、電子チケットの情報を記憶するステップと、記憶している電子チケットの情報を読み出すステップと、読み出した電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断するステップと、判断の結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定するステップと、決定した画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成するステップと、を含む表示方法が提供される。
【0016】
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置であって、電子チケットの情報を記憶している記憶部と、記憶部に記憶されている電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、読み出し部により読み出された電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、判断部の判断結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、表示順位決定部により決定された画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、を備える表示装置として機能させるための、プログラムが提供される。
【0017】
かかるプログラムは、例えばCPU、ROMまたはRAMなどを含むコンピュータのハードウェア資源に、上記のような表示装置の各構成の機能を実行させることができる。すなわち、当該プログラムを用いるコンピュータを、上述の表示装置として機能させることが可能である。
【0018】
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、非接触通信可能なICチップを搭載した表示装置と、ICチップと非接触通信可能なリーダ/ライタと、リーダ/ライタと接続されたサーバ装置と、を備える表示システムであって、リーダ/ライタを介してサーバ装置から送信される電子チケットの情報をICチップに記憶し、表示装置は、記憶部に記憶されている電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、読み出し部により読み出された電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、判断部の判断結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、表示順位決定部により決定された画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、を備える表示システムが提供される。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明によれば、電子チケットの情報をICカードの表示デバイスに効率よく表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態にかかる表示装置の構成例について説明する。以下では、ICチップおよび表示デバイスを備え、ICチップに記憶された内容を表示デバイスに表示可能な表示装置100に本発明の表示装置を適用して以下説明する。表示装置100は、ICチップを搭載したICカードを例示することができる。
【0022】
図1に示したように、表示装置100は、ICチップ10、表示制御CPU20、表示パネル30、スイッチ40などを備える。ICチップ10は、記憶部の一例であって、電子チケット等の情報を記憶する機能を有する。ICチップ10は、電気的接点を介して通信を行う接触通信可能なICチップでもよいし、電気的接点を介さず通信を行う非接触可能なICチップであってもよい。あるいは、接触型と非接触型の両方の機能を持つ複合型ICチップであってもよい。
【0023】
表示制御CPU20は、表示装置100に備えられた表示パネル30への表示を制御する機能を有し、例えば、ICチップ10に記憶された情報を表示パネル30に表示させたり、スイッチ40を介したユーザ入力に応じて表示パネル30の表示を変更したりする。表示制御CPU20については、後で詳細に説明する。
【0024】
表示パネル30は、表示画面の一例であって、ICチップ10に記憶された情報等を表示させるインタフェースである。表示パネル30としては、電子ペーパーやLCDパネル等の表示パネルを例示することができる。スイッチ40は、ユーザ等の入力を受け付ける機能を有するインタフェースであって、ボタンやタッチパネル等を例示できる。電池50は、ICチップ10、表示制御CPU20、表示パネル30等に電源を供給する機能を有し、例えば太陽電池等を例示できる。
【0025】
上記したように、電池50は他の装置に供給されなくとも電力を供給可能であるが、電力消費量の低い電池である。したがって、少ない電力を効率よく利用して、表示制御CPU20がICチップ10に記憶された情報を表示パネル30に表示させる必要がある。また、ICチップ10に記憶された情報のすべてを表示する必要がない場合には、ユーザがもっとも必要とする情報から先に表示させることにより、表示装置100の利便性を高めることができる。
【0026】
本実施形態においては、ICチップ10に鉄道のチケットの情報が電子チケットとして書き込まれており、該電子チケットの情報が表示パネル30に表示される場合について説明する。鉄道のチケットの情報とは、例えば新幹線のチケットや、特急券のチケット等を例示することができる。ICチップ10が接触通信可能なICチップである場合には、券売機等の外部機器に表示装置100が挿入されて電気的にICチップ10に電子チケットの情報が書き込まれる。また、ICチップ10が非接触通信可能なICチップである場合には、ICチップ10と非接触通信可能なリーダ/ライタに表示装置100がかざされることにより、リーダ/ライタに接続された外部機器から送信された電子チケットの情報が書き込まれる。
【0027】
ICチップ10に複数の電子チケットの情報が書き込まれた場合には、ユーザにもっとも必要な情報を効率よく表示する必要がある。そこで、本実施形態においては、ICチップ10に書き込まれた複数の電子チケットを分類したり整列したりして、ユーザが必要な情報を選別して表示デバイス30の限られた表示領域に効率よく表示させる。複数の電子チケットをどのように分類したり整列したりするのかについては、以後、表示制御CPU20について詳細に説明することにより明らかにされる。以上、本実施形態にかかる概要
について説明した
【0028】
次に、図2を参照して、表示制御CPU20の機能構成について詳細に説明する。図2は、表示制御CPU20の機能構成を示すブロック図である。図2に示したように、表示制御CPU20は、読み出し部102と、判断部104と、表示順位決定部106と、表示画面生成部108などを備える。
【0029】
読み出し部102は、表示装置100の記憶部であるICチップ10から、ICチップ10に記憶されている電子チケットの情報を読み出す機能を有する。読み出し部102は、ICチップ10から読み出した電子チケットの情報を、判断部104に提供する。ここで、図3を参照して、ICチップ10に記憶されている電子チケットの情報について説明する。図3は、ICチップ10に記憶されている電子チケットの情報の内容を説明する説明図である。図3に示したように、電子チケットの情報200には、電子チケットの発券時(購入時)に書き込まれる情報や、自動改札機に入るときに書き込まれる情報や、自動改札機を出るときに書き込まれる情報などが含まれる。
【0030】
電子チケットの発券時に書き込まれる情報としては、電子チケットの情報201のうち、発券フラグ202、未使用フラグ203、購入日206、利用予定日207、出発時刻209、乗車駅210、到着時間211、到着駅213、列車名213、号車214、座席番号215、座席216などが挙げられる。また、自動改札機に入るときに書き込まれる情報としては、使用中フラグ204、利用日208などが挙げられる。また、改札を出るときに書き込まれる情報としては、使用済フラグ205などが挙げられる。
【0031】
上記した電子チケットの情報200のうち、発券フラグ202、未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205のフラグ情報以外の情報を、電子チケットとして表示パネル30に表示する必要がある。また、未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205のフラグが、電子チケットの使用の状態を示す使用情報である。
【0032】
また、読み出し部102により読み出されるデータは、電子チケットの情報201毎に読み出される。図4を参照して、各電子チケットの情報の読み出し単位について説明する。図4は、各電子チケットの情報の読み出し単位について説明する説明図である。図4に示したように、読み出し部102は、電子チケット1の情報のすべて、電子チケット2の情報のすべて、電子チケット3の情報のすべて、電子チケット4の情報のすべてを読み出す。読み出し部102は、電子チケットの情報を、読み出し単位毎に判断部104に提供してもよいし、複数の電子チケットの情報をまとめて判断部104に提供するようにしてもよい。
【0033】
図2に戻り、判断部104は、読み出し部102により読み出された電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する機能を有する。上記したように、未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205のフラグが設定されているか否かにより、電子チケットの使用状態を判断することができる。例えば、発券時には、未使用フラグ203のみが設定され、自動改札機に入ると使用中フラグ204が設定され、自動改札機を出ると使用済みフラグ205が設定される。したがって、判断部104は、使用中フラグ204が設定されている場合には、ユーザが自動改札機に入り、電子チケットを使用中であることを判断でき、使用済フラグ205が設定されている場合には、ユーザが自動改札機から出て、電子チケットが使用済であることを判断することができる。
【0034】
表示順位決定部106は、判断部104の判断結果に基づいて、電子チケットの画面表示の表示順位を決定する機能を有する。上記したように、判断部104により、ICチップ10に記憶された電子チケットが使用中か否かが判断される。使用中フラグ204が設定された電子チケットがある場合には、ユーザが自動改札を入ったことになる。そうすると、ユーザにとってもっとも表示する必要のある電子チケットの情報は、これから使用する電子チケットの情報である。したがって、表示順位決定部106は、使用中フラグ204が設定された電子チケットの画面表示の優先順位を高くする。
【0035】
また、スイッチ40を介したユーザの入力に応じて、未使用フラグ203が設定された電子チケットの情報のみ表示させたり、使用中フラグ204が設定された電子チケットの情報のみ表示させたり、使用済フラグ205が設定された電子チケットの情報のみ表示させたりしてもよい。この場合、さらに利用日(使用日情報)208に基づいて電子チケットの表示順位を決定するようにしてもよい。
【0036】
例えば、未使用フラグ203が設定された電子チケットは利用日208の早い順に整列させ、使用中フラグ204が設定された電子チケットは利用日208の早い順に整列させ、使用済フラグ205が設定された電子チケットは利用日208の遅い順に整列させて表示順位を決定する。これにより、ユーザにとってもっとも必要な電子チケットの情報の優先順位を高くすることが可能となる。表示順位決定部106は、決定した表示順位を表示画面生成部106に通知する。
【0037】
表示画面生成部108は、表示順位決定部106により決定された画面表示の表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面を生成して、表示パネル30に提供する機能を有する。表示画面生成部108は、1つの電子チケットを示す表示画面を次々に生成してもよいし、複数の電子チケットを示す表示画面を生成するようにしてもよい。また、ユーザの入力に応じて、表示順位決定部106により決定された表示順位の高い電子チケットから順に電子チケットを示す表示画面を生成するようにしてもよい。また、ユーザの入力に応じて、未使用の電子チケットのみ、使用中の電子チケットのみ、使用済の電子チケットのみを表示させてもよい。
【0038】
以上、表示制御CPU20の機能構成について説明した。次に、図5〜図7に基づいて、表示装置100における表示方法について説明する。図5〜図7は表示装置100における表示方法を示すフローチャートである。図5に示したように、まず、表示装置100がリーダ/ライタにかざされたか否かが判定される(S102)。ステップS102において表示装置100がリーダ/ライタにかざされたと判定された場合には、外部のリーダ/ライタ等により、ICチップに記憶された電子チケットの情報が更新される(S103)。ステップS103において電子チケットの情報が更新された後に、表示順位設定処理がなされる(S104)。ステップS104における表示順位設定処理について、図6を参照して詳細に説明する。
【0039】
図6は、表示装置100における表示順位設定処理を示すフローチャートである。図6に示したように、ICチップ10に記憶された電子チケットの情報をすべて読み出す(S106)。そして、使用情報を示すフラグ(未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205)に基づいて、電子チケットの情報を、使用中データ、未使用データ、使用済データの3種のデータに分類する(S108)。
【0040】
そして、使用中データに分類された電子チケットの情報を、利用日の遅い順にソート(整列)する(S110)。ステップS110において、利用日が同日であった場合には、出発時間の遅い順にソートする。次に、未使用データに分類された電子チケットの情報を、利用日の早い順にソートする(S112)。ステップS112において、利用日が同日であった場合には、出発時間の早い順にソートする。次に、使用済データに分類された電子チケットの情報を、利用日の遅い順にソートする(S114)。ステップS114において、利用日が同日であった場合には、出発時間の遅い順にソートする。
【0041】
そして、ステップS108において3種のデータに分類し、それぞれソートされたデータの表示順位を、ソート後の使用中データ、ソート後の未使用データ、ソート後の使用済データに設定する(S116)。以上、表示順位設定処理について説明した。次に、図7を参照して、ユーザの入力に応じた電子チケットの表示方法について説明する。
【0042】
図7は、ユーザ入力に応じた電子チケットの表示方法を示すフローチャートである。まず、ユーザ入力があったか否かを判断する(S120)。ステップS120におけるユーザの入力とは、表示装置100に備えられたスイッチやボタン等が押下されることをいう。例えば、表示パネルがLCDなどであった場合には、スイッチ等を押下することにより、電子チケットの情報を表示したり、非表示としたりするようにしてもよい。
【0043】
ステップS120において、ユーザ入力があったと判断された場合には、表示順位をもっとも高く設定された電子チケットの情報を表示する(S122)。そして、ユーザのキー操作に応じて、先に設定された表示順位の順に電子チケットの情報を表示する(S124)。ユーザ入力に応じた電子チケットの表示方法について説明した。
【0044】
以上、第1実施形態にかかる表示装置100について説明した。表示装置100によれば、ICチップ10に記憶している電子チケットの情報を読み出して、電子チケットの情報に含まれる電子チケットの使用情報に基づいて電子チケットの表示順位が決定され、該表示順位に応じて電子チケットを示す表示画面が生成される。電子チケットの使用情報とは、電子チケットが未使用であるか、使用中であるか、使用済みであるかの情報である。表示画面には、使用中の電子チケットが優先的に表示される。そして、ユーザ入力に応じて、未使用の電子チケット、使用済みの電子チケットが順次表示される。
【0045】
これにより、表示画面には、ユーザがもっとも必要とする電子チケットの情報を優先的に表示することができる。また、ユーザ入力に応じて、優先順位の高い電子チケットの情報から順に表示することができる。したがって、ユーザは、短時間かつ低消費電力でユーザに所望の情報を提供することが可能となる。
【0046】
第1実施形態では、ICチップ10に記憶された電子チケットの情報のすべてを読み出して、電子チケットの画面表示の表示順位を決定している。上記したように、ICチップ10は太陽電池等の電力消費量の低い電池を使用するため、少ない電力を効率よく利用する必要がある。そこで、第2実施形態においては、表示順位を決定するのに必要な情報のみを読み出すことにより、電力やメモリ等の資源の消費を最小限にすることを可能とした。
【0047】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態にかかる表示装置100′の構成は、第1実施形態とほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。本実施形態においては、第1実施形態と異なる、電子チケットの情報の読み出し方法について特に詳細に説明する。本実施形態においては、読み出し部102が、表示順位を決定するために必要な電子チケットの情報(以降表示順位情報)を読み出す。表示順位を決定するために必要な電子チケットの情報とは、例えば、図3に示した電子チケットの情報のうち、発券フラグ202、未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205、利用予定日207、出発時刻209などである。
【0048】
次に、図8を参照して、読み出し部102において読み出される表示順位情報について説明する。図8は、読み出し部102において読み出される表示順位情報について説明する説明図である。図8に示したように、表示順位情報301は、例えば、発券フラグ202、未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205、利用予定日207、出発時刻209などである。読み出し部102は、表示順位情報301のみを読み出して、判断部104に提供する。
【0049】
判断部104は、表示順位情報301に含まれる使用情報フラグに基づいて、電子チケットが使用中であるか否かを判断する。そして、表示順位決定部106は、表示順位情報301に応じて、電子チケットの表示順位を決定する。これにより、電子チケットのすべての情報を読み出さなくとも、電子チケットの表示順位を決定することができるため、消費電力やメモリ等の資源の使用量を低下させることが可能となる。
【0050】
表示画面生成部108は、表示順位決定部106により決定された表示順位に応じて表示画面を生成する。図8に示したように、例えば、まず、表示順位を決定するために必要な表示順位情報301のみをICチップ10から読出し、表示画面を生成する際に、表示順位情報以外の電子チケットの情報(302〜305のいずれか)をICチップ10から読み出して表示画面を生成するようにしてもよい。これにより、ユーザがICチップ10に記憶されたすべての情報を確認する必要がない場合には、表示する必要のある電子チケットの情報を読み出せばよいため、必要最小限のデータを読み出すだけでユーザの所望の情報を効率よく表示させることが可能となる。
【0051】
次に、図9を参照して、表示順位情報301の詳細について説明する。本実施形態においては、ICチップ10への書き込みは、16バイト単位で書き込みがされるものとして以下説明する。まず、表示順位情報301および電子チケットの情報302のICチップへの書き込みについて説明する。電子チケットの発券時には、表示順位情報301の内容と、電子チケットの情報302の内容とが発券機等から表示装置100′に送信される。
【0052】
発券機等から送信された表示順位情報301の内容は、ICチップ10の表示順位情報を書き込むためのメモリ領域に書き込まれる。このとき、書き込み済みの電子チケットの情報がない場合には、「チケット1」のメモリ領域に書き込む。既に書き込み済みの電子チケットの情報がある場合には、書き込み済みの電子チケットのデータに重ならないように書き込む。表示順位情報の内容をメモリに書き込む際には、予め書き込むアドレスを決めておく。また、表示順位情報以外の電子チケットの情報も予め書き込むアドレスを決めておくか、もしくは、表示順位情報以外の電子チケットの情報を書き込んだアドレスを表示順位情報とともに書き込んでおく。これにより、表示順位情報の内容から、表示順位情報以外の電子チケットの情報が書き込まれたメモリ領域にアクセスすることができる。
【0053】
図9に示したように、例えば、表示順位情報301は、ICチップ10の表示順位情報を書き込むためのメモリ領域の、1バイト(Byte)目から4バイト目をチケット1の表示順位情報に、5バイト目から8バイト目をチケット2の表示順位情報に、9バイト目〜12バイト目をチケット3の表示順位情報に、13バイト目から16バイト目をチケット4の表示順位情報に割り当てている。そして、各電子チケットの表示順位情報とともに、詳細データ書き込み先アドレスも書き込まれる。
【0054】
次に、表示順位情報301および電子チケットの情報302の読み出しについて説明する。まず、表示順位情報301が書き込まれたメモリ領域から、16バイトの表示順位情報301を読み出す。そして、上記のとおり表示順位情報の内容に基づいて表示順位を決定して表示すべき電子チケットを特定する。例えば、「チケット1」が表示すべき電子チケットとして特定された場合には、表示順位情報301に含まれる「チケット1」の「詳細データ書き込み先アドレス」を参照して、該当アドレスの電子チケットの情報302を読み出す。これにより、表示順位情報16バイトを読み出した後、表示する電子チケットの情報32バイトを読み出せば、電子チケットの全データを読み出さずともユーザの所望の情報を表示させることが可能となる。
【0055】
次に、図10および図11に基づいて、本実施形態にかかる表示装置100′における表示方法について説明する。図10および図11は、表示装置100′における表示方法を示すフローチャートである。本実施形態にかかる表示方法については、第1実施形態と異なる表示方法について特に詳細に説明する。表示装置100′がリーダ/ライタにかざされた場合に、外部のリーダ/ライタ等によりICチップに記憶された電子チケットの情報が更新される処理は第1実施形態と同様である。
【0056】
図10は、表示装置100′における表示順位設定処理を示すフローチャートである。図10に示したように、ICチップ10に記憶された電子チケットの情報のうち、表示順位情報を読み出す(S202)。表示順位情報に含まれる使用情報を示すフラグ(未使用フラグ203、使用中フラグ204、使用済フラグ205)に基づいて、電子チケットの情報を、使用中データ、未使用データ、使用済データの3種のデータに分類する(S204)。
【0057】
そして、使用中データに分類された表示順位情報を、利用日の遅い順にソート(整列)する(S206)。ステップS206において、利用日が同日であった場合には、出発時間の遅い順にソートする。次に、未使用データに分類された表示順位情報を、利用日の早い順にソートする(S208)。ステップS208において、利用日が同日であった場合には、出発時間の早い順にソートする。次に、使用済データに分類された表示順位情報を、利用日の早い順にソートする(S210)。ステップS210において、利用日が同日であった場合には、出発時間の早い順にソートする。
【0058】
そして、ステップS204において3種のデータに分類し、それぞれソートされたデータの表示順位を、ソート後の使用中データ、ソート後の未使用データ、ソート後の使用済みデータに設定する(S212)。以上、表示順位設定処理について説明した。次に、図11を参照して、ユーザ入力に応じて電子チケットの表示方法について説明する。
【0059】
図11は、ユーザ入力に応じた電子チケットの表示方法を示すフローチャートである。まず、ユーザ入力があったか否かを判断する(S220)。ステップS220において、ユーザ入力があったと判断された場合には、表示順位のもっとも高い電子チケットの情報を読み出す(S222)。そして、ステップS222において読み出した電子チケットの情報を表示する(S224)。次に、ユーザのキー操作に応じて、先に設定された表示順位の順に電子チケットの情報を読み出す(S226)。そして、ステップS226において読み出した電子チケットの情報を表示する(S228)。
【0060】
以上、第2実施形態にかかる表示装置100′について説明した。表示装置100′によれば、ICチップ10に記憶している電子チケットのうち、表示順位を決定するために必要な電子チケットの情報である表示順位情報を読み出して、表示順位情報に含まれる使用情報フラグに基づいて、表示順位を決定する。そして、決定された表示順位に応じて表示画面を生成する。
【0061】
これにより、ICチップ10に記憶された電子チケットのすべての情報を読み出さなくとも、電子チケットの表示順位を決定することができるため、消費電力やメモリ等の資源の使用量を低下させることが可能となる。また、ユーザがICチップ10に記憶されたすべての情報を確認する必要がない場合には、表示する必要のある電子チケットの情報を読み出せばよいため、必要最小限のデータを読み出すだけでユーザの所望の情報を効率よく表示させることが可能となる。
【0062】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0063】
例えば、上記実施形態では、ICチップ10に電子チケットの情報が記憶されているとしたが、本発明はきかかる例に限定されない。例えば、映画のチケットの情報をICチップ10に記憶するようにしてもよい。通常、映画を鑑賞する場合には、映画館への入場は確認するが、映画館からの出場についての確認は行っていない。したがって、映画のチケットが記憶される場合の使用情報は、使用中の電子チケットであるか否かを判断することはできず、未使用であるか使用済であるか否かが判断される。
【0064】
したがって、表示順位決定部は、未使用の電子チケットのうち、もっとも早い(もっとも先に使用される)電子チケットの情報の表示順位を高くしたり、使用済の電子チケットのうち、もっとも遅い(直前の)電子チケットの情報の表示順位を高くしたりすることにより、ユーザがもっとも必要とする情報を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる表示装置の構成例を示す説明図である。
【図2】同実施形態にかかる表示制御CPUの機能構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態にかかるICチップに記憶されている電子チケットの情報の内容を説明する説明図である。
【図4】同実施形態にかかる各電子チケットの情報の読み出し単位について説明する説明図である。
【図5】同実施形態にかかる表示方法を示すフローチャートである。
【図6】同実施形態にかかる表示方法を示すフローチャートである。
【図7】同実施形態にかかる表示方法を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態にかかる読み出し部において読み出される表示順位情報について説明する説明図である。
【図9】同実施形態にかかる表示順位情報の詳細について説明する説明図である。
【図10】同実施形態にかかる表示方法を示すフローチャートである。
【図11】同実施形態にかかる表示方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0066】
100、100′ 表示装置
102 読み出し部
104 判断部
106 表示順位決定部
108 表示画面生成部
10 ICチップ
20 表示制御CPU
30 表示パネル
40 スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置であって、
前記電子チケットの情報を記憶している記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、
前記読み出し部により読み出された前記電子チケットの情報に含まれる前記電子チケットの使用情報に基づいて、前記電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に基づいて、前記電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、
前記表示順位決定部により決定された前記画面表示の表示順位に応じて前記電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、
を備えることを特徴とする、表示装置。
【請求項2】
前記表示順位決定部は、前記判断部により前記電子チケットが使用中であると判断された場合に、前記電子チケットの画面表示の優先順位を高くすることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記判断部は、前記電子チケットの使用情報に基づいて、前記電子チケットが使用中であるか、未使用であるか、使用済であるか否かを判断し、
前記表示順位決定部は、使用中の前記電子チケット、未使用の前記電子チケット、使用済の前記電子チケットの順に前記表示順位を決定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示画面生成部は、前記表示順位決定部により決定された前記表示順位がもっとも高い前記電子チケットを示す表示画面を生成することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示画面生成部は、ユーザ入力に応じて、前記表示順位決定部により決定された表示順位の高い前記電子チケットから順に前記電子チケットを示す表示画面を生成することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示順位決定部は、前記電子チケットの使用情報に基づいて前記電子チケットの前記表示順位を決定した後に、前記電子チケットの使用日情報に基づいて前記表示順位を決定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示順位決定部は、使用中であると判断された前記電子チケットを使用日の遅い順に整列させ、未使用であると判断された前記電子チケットを使用日の早い順に整列させ、使用済であると判断された前記電子チケットを使用日の遅い順に整列させ、該整列の順序に応じて前記表示順位を決定することを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記読み出し部は、前記表示順位決定部による決定に必要な前記電子チケットの表示順位情報を読み出し、
前記表示順位決定部は、前記電子チケットの表示順位情報に応じて前記電子チケットの表示順位を決定し、
前記表示画面生成部は、前記表示順位決定部により決定され表示順位の高い前記表示順位情報に対応する前記電子チケットを含む前記表示画面を生成することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記記憶部はICチップであり、前記電子チケットの情報は、前記ICチップと通信可能な外部装置により前記ICチップに記憶されることを特徴とする、請求項1に記載の
【請求項10】
前記外部装置により前記ICチップに前記電子チケットの情報が更新された場合に、前記分類部による分類および前記表示順位決定部による表示順位の決定が行われることを特徴とする、請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置において実行される表示方法であって、
前記電子チケットの情報を記憶するステップと、
前記記憶している前記電子チケットの情報を読み出すステップと、
前記読み出した前記電子チケットの情報に含まれる前記電子チケットの使用情報に基づいて、前記電子チケットが使用中であるか否かを判断するステップと、
前記判断の結果に基づいて、前記電子チケットの画面表示の表示順位を決定するステップと、
前記決定した前記画面表示の表示順位に応じて前記電子チケットを示す表示画面を生成するステップと、
を含むことを特徴とする、表示方法。
【請求項12】
コンピュータを、
1または2以上の電子チケットを示す表示画面を表示する表示装置であって、
前記電子チケットの情報を記憶している記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、
前記読み出し部により読み出された前記電子チケットの情報に含まれる前記電子チケットの使用情報に基づいて、前記電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に基づいて、前記電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、
前記表示順位決定部により決定された前記画面表示の表示順位に応じて前記電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、
を備える表示装置として機能させるための、プログラム。
【請求項13】
非接触通信可能なICチップを搭載した表示装置と、前記ICチップと非接触通信可能なリーダ/ライタと、前記リーダ/ライタと接続されたサーバ装置と、を備える表示システムであって、
前記リーダ/ライタを介して前記サーバ装置から送信される電子チケットの情報をICチップに記憶し、
前記表示装置は、
前記記憶部に記憶されている前記電子チケットの情報を読み出す読み出し部と、
前記読み出し部により読み出された前記電子チケットの情報に含まれる前記電子チケットの使用情報に基づいて、前記電子チケットが使用中であるか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果に基づいて、前記電子チケットの画面表示の表示順位を決定する表示順位決定部と、
前記表示順位決定部により決定された前記画面表示の表示順位に応じて前記電子チケットを示す表示画面を生成する表示画面生成部と、
を備えることを特徴とする、表示システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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