説明

表示装置の表示情報検索システム、表示装置、表示装置のプログラム、及び、検索用装置のプログラム

【課題】不揮発性表示部を備えた表示装置は、検索ワードなどの検索条件を入力して表示情報の検索を行うということに関しては不向きである。そこで本発明は、不揮発性表示部を備えた表示装置で検索条件を入力することなく、利用者が不揮発性表示部を備えた表示装置に所望の表示情報の検索を行わせることができる表示情報検索システムを提供することを目的とする。
【解決手段】利用者は携帯電話50を利用して、表示装置100に表示情報の検索を行わせることができ、検索結果である表示情報のリストを表示装置100若しくは携帯電話50に表示させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置の表示情報検索システム、表示装置、表示装置のプログラム、及び、検索用装置のプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、電力の供給が絶たれても画像の表示が維持される表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。このような表示装置は、電気泳動型の表示素子やコレステリック液晶等を備えた不揮発性表示部を有する。このような不揮発性表示部は画像の書きかえを行う場合は電力を消費するが、書きかえた後の画像の表示を維持するためには電力を消費しない。よって、不揮発性表示部を備えた表示装置は、電力の消費を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−197953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
不揮発性表示部を備えた表示装置において、QWERTY配列のキーボード等を備えた表示装置が知られている。このような表示装置において、上述のキーボード等のデバイスを用いたグラフィカルユーザインターフェースにより所定の検索ワード等の検索条件を利用者に入力させ、表示装置のメモリに記憶されており表示装置で表示可能な表示情報を利用者が検索できるものがある。
【0005】
しかしながら、キーボード等のデバイスを用いたグラフィカルユーザインターフェースを利用して検索ワード等の検索条件を入力させる場合、不揮発性表示部に表示する画像を頻繁に書きかえる必要がある。利用者がキーボードを用いて文字を入力する都度、その入力された文字を表示させるために不揮発性表示部の画像を更新させる必要があるからである。このように画像を頻繁に書きかえると、電力の消費を抑えることができるという不揮発性表示部を備えた表示装置の利点が阻害される恐れがある。このように不揮発性表示部を備えた表示装置は、検索ワードなどの検索条件を入力して表示情報の検索を行うということに関しては不向きである。
【0006】
そこで本発明は、不揮発性表示部を備えた表示装置で検索条件を入力することなく、検索用装置に検索条件を入力することで利用者が所望の表示情報の検索を表示装置に行わせることができる表示情報検索システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため請求項1に記載の表示情報検索システムは、表示情報を記憶する表示装置と、前記表示装置に記憶された表示情報を検索するための検索条件を入力する検索用装置とを備えた表示情報検索システムであって、前記検索用装置は、利用者の入力操作が行われる第二操作部と、像を表示する表示部と、前記表示装置と通信を行う第二通信部と、前記第二操作部を介して利用者に入力される検索条件を取得する検索条件取得部と、前記検索条件取得部により取得した検索条件を、第二通信部を介して前記表示装置に送信する検索条件送信部と、を備え、前記表示装置は、電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、複数の表示情報を記憶する記憶部と、前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の表示情報検索システムによれば、利用者は、検索用装置に検索条件を入力することにより所望の表示情報の検索を表示装置に行なわせることができるため、利用者は不揮発性表示部をそなえた表示装置に検索条件を入力することなく、利用者が所望の表示情報の検索を前記表示装置に行うわせることができる。検索結果である表示情報のリストは、表示装置若しくは検索用装置もしくはそれら以外の第三の装置に表示させればよい。
【0009】
また、請求項2に記載の表示情報検索システムは、請求項1に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記表示装置は、前記リスト作成部により作成されたリストを、不揮発性表示部に表示する第一リスト表示部、を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の表示情報検索システムによれば、請求項1に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は表示装置で検索条件に合致する表示情報のリストを確認することができる。
【0011】
また、請求項3に記載の表示情報検索システムは、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記表示装置は、利用者の入力操作が行われる第一操作部と、前記第一リスト表示部により表示されたリストの中から、表示させる表示情報を決定する決定操作を、前記第一操作部を介して受け付ける第一決定操作受付部と、前記第一決定操作受付部により決定された表示情報を、前記不揮発性表示部に表示させる第一表示情報表示部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の表示情報検索システムによれば、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は表示装置で前記リストの中から所望の表示情報を選択して、表示装置に所望の表示情報を表示させることができる。
【0013】
また、請求項4に記載の表示情報検索システムは、請求項3に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記第一通信部及び前記第二通信部は、所定のプロトコルに従った無線通信による接続を行うものであり、前記検索用装置は、前記検索条件送信部による検索条件の送信前に、前記第二通信部に前記第一通信部との接続を行わせる接続部を備え、前記表示装置は、前記不揮発性表示部に表示された表示情報の出力部分の変更操作を受け付ける変更操作受付部と、前記変更操作受付部により受け付けた変更操作に従って、表示情報の出力部分の変更を前記不揮発性表示部に行わせる出力部分変更部と、前記変更操作受付部により変更操作を受け付けた後、前記第一通信部に前記第一通信部との接続の切断を行わせる切断部と、を備え、前記表示装置の検索条件取得部は、前記切断部による切断が行われるまでの間、前記第二操作部を介して利用者に入力される2回目以降の検索条件を取得することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の表示情報検索システムによれば、請求項3に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、2回目以降の検索の際に、前記第一通信部と前記第二通信部との接続確立までの待ち時間を省略することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の表示情報検索システムは、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記第一表示装置は、前記第一リスト表示部により表示されたリストの中から、プレビュー画像を表示させる表示情報を決定するプレビュー表示決定操作を、前記第一操作部を介して受け付ける第一プレビュー表示決定操作受付部と、前記第一プレビュー表示決定操作受付部により受け付けた表示情報のプレビュー画像を、前記不揮発性表示部に表示させる第一プレビュー表示部と、前記プレビュー表示部によりプレビュー画像を表示後、前記リストの中の別の表示情報のプレビュー画像へ切り替えるプレビュー切り替え操作を、前記第一操作部を介して受け付けるプレビュー切り替え操作受付部と、前記プレビュー切り替え操作受付部によりプレビュー切り替え操作を受け付け後、前記別の表示情報のプレビュー画像を前記不揮発性表示部に表示させるプレビュー画像切り替え部と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の表示情報検索システムによれば、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は表示装置においてプレビュー画像で前記リスト中の表示情報を確認することができる。
【0017】
また、請求項6に記載の表示情報検索システムは、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記表示装置は、前記リスト作成部により作成されたリストに、表示情報が一つしかない場合、前記不揮発性表示部に、その表示情報を表示させる第二表示情報表示部、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項6に記載の表示情報検索システムによれば、請求項2に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、検索結果の表示情報が一つしかない場合、その表示情報が直ちに前記不揮発性表示部に表示される。これにより、利用者がリストから表示情報を選択する手間を省略することができる。
【0019】
また、請求項7に記載の表示情報検索システムは、請求項1に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記表示装置は、前記リスト作成部により作成されたリストを、前記第一通信部を介して前記検索用装置へ送信するリスト送信部と、を備え、前記検索用装置は、前記第二通信部を介して受信したリストを、前記表示部に表示する第二リスト表示部と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項7に記載の表示情報検索システムによれば、請求項1に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は検索用装置で検索条件に合致する表示情報のリストを確認することができる。
【0021】
また、請求項8に記載の表示情報検索システムは、請求項7に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記検索用装置は、前記第二リスト表示部により表示されたリストの中から、表示させる表示情報を決定する決定操作を、前記第二操作部を介して受け付ける第二決定操作受付部と、前記決定操作受付部により決定された表示情報を表示させる表示指示を、前記第二通信部を介して表示装置に送信する表示指示送信部と、を備え、前記表示装置は、前記第一通信部により受信した表示指示が示す表示情報を、前記不揮発性表示部に表示させる第三表示情報表示部を備えたことを特徴とする。
【0022】
請求項8に記載の表示情報検索システムによれば、請求項7に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は検索用装置で前記リストの中から所望の表示情報を選択して、表示装置に所望の表示情報を表示させることができる。
【0023】
また、請求項9に記載の表示情報検索システムは、請求項8に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記第一通信部及び前記第二通信部は、所定のプロトコルに従った無線通信による接続を行うものであり、前記検索用装置は、前記検索条件送信部による検索条件の送信前に、前記第二通信部に前記第一通信部との接続を行わせる接続部、を備え、前記表示装置は、前記不揮発性表示部に表示された表示情報の出力部分の変更操作を受け付ける変更操作受付部と、前記変更操作受付部により受け付けた変更操作に従って、表示情報の出力部分の変更を前記不揮発性表示部に行わせる出力部分変更部と、前記変更操作受付部により変更操作を受け付けた後、前記第一通信部に前記第一通信部との接続の切断を行わせる切断部と、を備え、前記表示装置の検索条件取得部は、前記切断部による切断が行われるまでの間、前記第二操作部を介して利用者に入力される2回目以降の検索条件を取得することを特徴とする。
【0024】
請求項9に記載の表示情報検索システムによれば、請求項8に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、2回目以降の検索の際に、前記第一通信部と前記第二通信部との接続確立までの待ち時間を省略することができる。
【0025】
また、請求項10に記載の表示情報検索システムは、請求項7に記載の表示情報検索システムが有する特徴に加え、前記表示装置の前記リスト送信部は、前記リストとともに前記リスト中の表示情報のプレビュー画像を送信し、前記検索用装置は、前記第二リスト表示部により表示されたリストの中から、プレビュー画像を表示させる表示情報を決定するプレビュー表示決定操作を、前記第二操作部を介して受け付ける第二プレビュー表示決定操作受付部と、前記第二プレビュー表示決定操作受付部により受け付けた表示情報のプレビュー画像を、前記不揮発性表示部に表示させる第二プレビュー表示部と、を備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項10に記載の表示情報検索システムによれば、請求項7に記載の表示情報検索システムが有する効果に加え、利用者は検索用装置においてプレビュー画像で前記リスト中の表示情報を確認することができる。
【0027】
また、請求項11に記載の表示装置は、請求項1に記載の表示装置であって、電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、複数の表示情報を記憶する記憶部と、前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成部と、を備えたことを特徴とする。
【0028】
また、請求項12に記載の表示装置のプログラムは、請求項1に記載の表示装置であって、電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、複数の表示情報を記憶する記憶部と、を備えた表示装置のコンピュータに、前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成ステップを実行させることを特徴とする。
【0029】
また、請求項13に記載の検索用装置のプログラムは、請求項1に記載の検索用装置であって、利用者の入力操作が行われる第二操作部と、像を表示する表示部と、前記表示装置と通信を行う第二通信部と、を備えた検索用装置のコンピュータに、前記第二操作部を介して利用者に入力される検索条件を取得する検索条件取得ステップと、前記検索条件取得部により取得した検索条件を、第二通信部を介して前記表示装置に送信する検索条件送信ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0030】
不揮発性表示部を備えた表示装置で検索条件を入力することなく、検索用装置に検索条件を入力することで利用者が所望の表示情報の検索を表示装置に行わせることができる。検索結果である表示情報のリストは、表示装置若しくは検索用装置もしくはそれら以外の第三の装置に表示させればよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】検索システム1の概略図である。
【図2】第一実施形態における、携帯電話50と、表示装置100との状態の遷移を表す状態遷移図である。
【図3】携帯電話50の外観を示す外観図である。
【図4】携帯電話50のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図5】表示装置100の外観を示す外観図である。
【図6】表示装置100のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図7】メモリカード120に設けられる記憶領域の構成を示す概念図である。
【図8】検索インデックスファイルのデータ構造を示す概念図である。
【図9】コンテンツデータのデータ構成を示す模式図である。
【図10】RAM102に設けられる記憶領域を示した概念図である。
【図11】検索アプリ処理のフローチャートである。
【図12】第一実施形態におけるコンテンツ検索ワード入力処理のフローチャートである。
【図13】表示装置処理のフローチャートである。
【図14】第一実施形態におけるコンテンツ検索処理のフローチャートである。
【図15】検索処理のフローチャートである。
【図16】第二実施形態における、携帯電話50と、表示装置100との状態の遷移を表す状態遷移図である。
【図17】第二実施形態におけるコンテンツ検索ワード入力処理のフローチャートである。
【図18】第二実施形態におけるコンテンツ検索処理のフローチャートである。
【図19】第一実施形態の変形例におけるコンテンツ検索処理の一部の流れを示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下に、本発明が適用される検索システム1について説明する。
【0033】
<検索システム1の概要>
先ず、検索システム1の概要について図1を参照して説明する。検索システム1は、携帯電話50と、表示装置100とを備える。表示装置100に記憶されている表示情報を、利用者は携帯電話50を利用して検索することができる。表示装置100は、検索対象である表示情報として、複数ページの画像群から構成されるコンテンツを複数記憶している。利用者は携帯電話50を利用して、表示装置100に記憶されている特定のコンテンツ、若しくは、特定のコンテンツの特定のページを表示情報として検索することができる。コンテンツの電子データであるコンテンツデータのデータ構造は独自形式のデータ構造である。コンテンツデータは、Word(登録商標)、Excel(登録商標)、PDF(登録商標)等のその他の形式の電子データを、PCの変換用のアプリケーションプログラムにて上述の独自形式に変換され、後述のメモリカード120に記録されたものである。
【0034】
利用者が所望の表示情報を検索する場合、利用者は、表示情報を検索するための検索条件を携帯電話50に入力する。検索条件を入力された携帯電話50は、入力された検索条件を表示装置100へ送信する。表示装置100は受信した検索条件に基づいて検索を行う。次に、検索の結果抽出した表示情報のリストを携帯電話50、または、表示装置100に表示させる。第一実施形態では検索結果のリストを表示装置100が表示する。第二実施形態では検索結果のリストを携帯電話50が表示する。それぞれのリストの中から所望の表示情報を利用者が選択すると、表示装置100が選択された表示情報を表示する。これにより、利用者は所望の表示情報を表示装置100で閲覧することができる。以下、第一実施形態及び第二実施形態の表示情報検索システム1について、説明する。
【0035】
<第一実施形態の説明>
第一実施形態について説明する。先ず、第一実施形態の表示情報検索システム1の動作の一例について図2を参照して説明する。図2は、携帯電話50と、表示装置100との状態の遷移を表す状態遷移図である。利用者が携帯電話50にインストールされている検索用アプリケーションプログラムを起動すると、携帯電話50はメニュー選択画面を表示する。メニュー選択画面においては、一例として、“(1)コンテンツ検索”、“(2)ページ検索”等の複数のメニュー項目が表示される。
【0036】
利用者が“(1)コンテンツ検索”のメニュー項目の選択を決定すると、携帯電話50は検索ワードを入力するための検索ワード入力画面を表示する。
【0037】
検索ワード入力画面において、利用者が検索ワードを入力して検索を実行する指示を入力すると、携帯電話50は利用者に入力された検索ワードを表示装置100に送信する。
【0038】
携帯電話50から検索ワードを受信した表示装置100は、検索中画面を表示して検索を開始する。表示装置100は、検索ワードに基づいてコンテンツを検索するための検索インデックスファイルを予め記憶している。表示装置100は、検索インデックスファイルを用いて検索ワードに合致するコンテンツを検索する。検索インデックスファイルの作成若しくは更新は、例えば、PCの変換アプリケーションプログラムによるデータ形式の変換時に行われれば良い。この場合、検索インデックスファイルに登録される検索ワードは、データ変換時に変換前の電子データから出現頻度の高いワードが自動抽出され、それが検索ワードとして登録される形態が考えられる。若しくは、利用者が特定のコンテンツに対応する検索ワードを登録したい場合に、利用者がコンテンツを指定し検索ワードを入力した場合に、指定されたコンテンツに入力された検索ワードが登録される形態であってもよい。検索インデックスファイルの作成及び更新がどのような形態で実現されるかに関しては、本願発明の要旨に直接かかわるものではないので、ここでは単に予め表示装置100が記憶しているものとして説明する。
【0039】
検索が終了すると、表示装置100は、検索結果を表示するための検索結果表示画面を表示する。検索結果表示画面には入力された検索ワードに合致したコンテンツのタイトルのリストが表示される。
【0040】
表示されたリストの中から、利用者が所望のコンテンツの選択を決定すると、表示装置100は、選択されたコンテンツの1ページ目の画像を表示する。これにより利用者は表示装置100において所望のコンテンツを閲覧することができる。次に、このような表示情報検索システム1の各構成を説明する。
【0041】
<携帯電話50の説明>
携帯電話50は、オペレーションシステム(OS)を搭載しており、利用者が好みのアプリケーションプログラムをインストールすることが可能なスマートフォンである。携帯電話50は、携帯電話網に接続して通信を行う携帯電話網との通信機能のほかに、外部の装置と通信を行う外部装置との通信機能を有する。携帯電話50は、この外部装置との通信機能を利用して表示装置100と通信を行う。
【0042】
図3は、携帯電話50の外観を示す外観図である。図3に示すように携帯電話50は、利用者が所定の入力操作を行うための操作部54と、動画像や静止画像や文字等を表示するための表示部55と、着信音や受話音声の音響出力行うスピーカ部56と、利用者の発話音声を集音するためのマイクロフォン部57とを備える。
【0043】
図4を参照して携帯電話50のハードウェア構成について説明する。携帯電話50は、CPU51、RAM52、ROM53、操作部54、表示部55、スピーカ部56、マイクロフォン部57、バイブレーション部58、電話通信部59、外部装置通信部60、内蔵メモリ部61を備える。RAM52、ROM53、操作部54、表示部55、スピーカ部56、マイクロフォン部57、バイブレーション部58、電話通信部59、外部装置通信部60、内蔵メモリ部61はそれぞれ、バス62を介してCPU51と接続されている。
【0044】
CPU51はOSやアプリケーションプログラムに基づいて後述の検索アプリ処理等を実行し、携帯電話50の周辺機器を制御する。RAM52は、CPU51が後述の各処理を実行する際に必要なデータを一時的に記憶する揮発性の記憶装置である。ROM53は、OS等を記憶した不揮発性の記憶装置である。操作部54は、十字キー、決定キー、キャンセルキー、文字入力キーなどの複数のキーを備え、利用者の入力操作を検知してCPU51にどのような操作がおこなわれたかを通知する。表示部55は、CPU51からの指示に従って、所定の画像を表示する。スピーカ部56は、着信音や通話相手の発話音声を出力する。マイクロフォン部57は、利用者の発話音声等を集音する。バイブレーション部58はCPU51の指示に従って、携帯電話50の筐体を振動させて発着信などを利用者に知らせる。電話通信部59は、CPU51からの指示に従って、携帯電話網の基地局との間で無線通信を行う。外部装置通信部60は、CPU51からの指示に従って、表示装置100などの外部装置との間で通信を行う。この外部装置通信部60は、具体的には、Blutooth(登録商標)に代表されるような近距離無線通信を行うものであってもよいし、USBインターフェースのように有線で通信を行うためのものであっても良い。尚、以下の説明において外部装置通信部60はBlutoothによる通信を行うものとして説明する。内臓メモリ部61はアプリケーションプログラム等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
【0045】
<表示装置100の説明>
次に、表示装置100について説明する。図5に示すように、表示装置100は不揮発性表示パネル106と、操作部150とを備える。
【0046】
不揮発性表示パネル106には、表示装置100で表示可能な上述のコンテンツや、表示するコンテンツを選択するための選択画面や、表示装置100で実行可能なメニュー項目を選択するためのメニュー画面等の各種画像が表示される。
【0047】
不揮発性表示パネル106としては、電気泳動型の表示素子やコレステリック液晶等を備えた表示パネルを用いることができる。以下の説明において、本実施形態における不揮発性表示パネル106は、電気泳動型の表示素子を備えた表示パネルであるものとして説明する。
【0048】
不揮発性表示パネル106の画像は、後述の表示コントローラ105(図6参照)により書きかえられる。不揮発性表示パネル106に表示された画像は、不揮発性表示パネル106または表示コントローラ105への電力の供給が断たれても、表示されたまま維持される。このような表示装置100は画像の表示の維持のために電力を必要としないため、画像の書きかえ後は、不揮発性表示パネル106や表示コントローラ105への電力の供給を停止することにより電力消費を抑えることができる。したがって、画像の表示の維持に電力が消費される従来のLCD(Liquid Crystal Display)パネルや、PDP(Plasma Display Panel)などの自発光型の表示パネルを備えた表示装置に比べ、消費電力が少ないという特徴がある。
【0049】
操作部150は、利用者が電源のオン、または、電源のオフを指示する際に押下する源キー151と、表示装置100の電源オン中に利用者が所定の指示を入力するための複数の操作キー158とを有する。表示装置100は、操作キー158として、メニューキー152と、閉じるキー153と、前キー155と、次キー156と、13個の選択キー157とを備える。
【0050】
次に、表示装置100のハードウェアの構成について図6を参照して説明する。図6は表示装置100のハードウェアの構成を示したブロック図である。表示装置100は、CPU101と、RAM102と、ROM103と、表示コントローラ105と、不揮発性表示パネル106と、メモリカードインターフェース109と、メモリカード120と、通信部130と、操作部150とを備える。CPU101と、RAM102と、ROM103と、表示コントローラ105と、メモリカードインターフェース109と、通信部130と、操作部150とはそれぞれバス110を介して接続されている。
【0051】
CPU101は、ROM103に記憶されたファームウェアに従って、表示装置100の各周辺機器を制御する。尚、本実施形態においては、表示装置100の周辺機器は、ROM103に記憶されたファームウェアによって制御されるものとして説明するが、OSとアプリケーションプログラムとによって制御されるようにしてもよい。
【0052】
RAM102は、CPU101が各処理を実行する際に必要なデータを一時的に記憶する揮発性の記憶装置である。
【0053】
ROM103は、後述の表示装置処理を実行するためのファームウェアを記憶している不揮発性の記憶装置である。
【0054】
メモリカードインターフェース109は、CPU101からの指示に従って、表示装置100に装着されたメモリカード120からデータの読み出し、および、メモリカード120へのデータの書き込みを行う。
【0055】
メモリカード120は、表示装置100で表示可能なコンテンツのコンテンツデータを記憶する。コンテンツデータは、一つのコンテンツに対して、1ページ分の画像データを複数備えている。メモリカード120は、表示装置100に着脱可能に備えられている。尚、本実施形態においては検索対象であるコンテンツデータを記憶する記憶部としてメモリカード120を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限られるものではない。表示装置100がフラッシュメモリー等の内臓メモリを備えていれば、そこにコンテンツデータが記憶されていても良い。
【0056】
本実施形態における不揮発性表示パネル106は、周知のアクティブマトリクス方式の電気泳動型の表示パネルである。不揮発性表示パネル106は、表示面側の透明基板と、透明基板に対向する位置に設けられた背面基板とを有する。透明基板と背面基板との間に電気泳動型の表示素子が設けられている。不揮発性表示パネル106は、不揮発性表示パネル106の各ゲートラインへゲート信号を出力するためのゲートドライバ(図示外)と、不揮発性表示パネル106の各ソースラインへソース信号を出力するためのソースドライバ(図示外)とを備える。
【0057】
表示コントローラ105は、ゲートドライバによるゲート信号の出力とソースドライバによるソース信号の出力とを制御して画像の書きかえ動作を実行する。表示コントローラ105は、CPU101から受信する画像の書きかえ指示に従って、書きかえる画像に応じたゲート信号とソース信号とを出力する指示をゲートドライバ及びソースドライバに出力する。これにより不揮発性表示パネル106の各画素電極には電気泳動型の表示素子を制御する駆動電圧が印加され、不揮発性表示パネル106に表示された画像は書きかえられる。
【0058】
通信部130は、CPU101からの指示に従って、表示装置100などの外部装置との間で通信を行う。具体的には、Blutooth(登録商標)に代表されるような近距離無線通信を行うものであってもよいし、USBインターフェースのように有線で通信を行うためのものであっても良い。尚、以下の説明において通信部130はBlutoothによる通信を行うものとして説明する。
【0059】
操作部150は、上述したように電源キー151と、複数の操作キー158とを備える。操作部150は押下された操作キー158に応じた信号をCPU101に出力する。これによりCPU101は、利用者によりいずれのキーが操作されたかを判断することができる。
【0060】
図7を参照して、表示装置100のメモリカード120に設けられる記憶領域の構成を説明する。メモリカード120には、検索インデックス記憶領域121と、コンテンツデータ記憶領域123とを備える。
【0061】
検索インデックス記憶領域121は、検索インデックスファイルを記憶する領域である。検索インデックスファイルの詳細は後述する。
【0062】
コンテンツデータ記憶領域123は、表示装置100で表示するコンテンツのデータであるコンテンツデータを記憶する領域である。
【0063】
検索インデックス記憶領域121に記憶される検索インデックスファイルは、検索ワードに基づいてコンテンツまたはコンテンツのページの候補を抽出するために用いる情報である。検索インデックスファイルは予め検索インデックス記憶領域121に記憶されている。検索インデックス記憶領域121には、複数の検索インデックスファイルが記憶されている。記憶されている検索インデックスファイルには、コンテンツを検索する際に用いられる検索インデックスファイルと、コンテンツの特定のページを検索する際に用いられる検索インデックスファイルとがある。ページを検索するために用いられる検索インデックスファイルは、コンテンツ毎に複数の検索インデックスファイルが記憶されている。
【0064】
ここで、図8(A)、(B)を参照し、検索インデックスファイルのデータ構造について説明する。検索インデックスファイルは、インデックスIDとインデックス情報とを備える。インデックスIDは検索インデックスファイルを識別するための情報である。インデックスIDは4桁の数字からなる情報である。コンテンツを検索するために用いられる検索インデックスファイルのインデックスIDには、「0000」を用いる。ページを検索するために用いられる検索インデックスファイルのインデックスIDには「0001」〜「9999」までの、9999個の数字を用いる。尚、「0001」〜「9999」までのインデックスIDは、その検索インデックスファイルが対応するコンテンツのコンテンツIDと一致する。従って、インデックスIDを参照すれば、その検索インデックスファイルがどのコンテンツのページを検索するためのものであるかを判断できる。
【0065】
インデックス情報は、検索ワードに対応するコンテンツ、もしくは、検索ワードに対応するページ番号を示す情報である。図8(A)に示すように、インデックスIDが「0000」の検索インデックスファイルには、各検索ワードに対してそれぞれの検索ワードに関係するコンテンツのコンテンツIDが対応付けられている。また、インデックスIDが「0001」〜「9999」までの検索インデックスファイルには、各検索ワードに対してその検索ワードに関係するページ番号が対応付けられている。
【0066】
図9は、コンテンツデータ記憶領域123に記憶されるコンテンツデータのデータ構成を示す模式図である。図9に示すようにコンテンツデータ記憶領域123に記憶されるコンテンツデータは、コンテンツIDと、コンテンツのタイトルや、データの作成日時等の属性情報と、複数ページの画像データ等から構成される。
【0067】
表示装置100のプログラム実行中にRAM102に設けられる記憶領域について図10を用いて説明する。図10は、RAM102に設けられる記憶領域を示した概念図である。RAM102には、表示画像情報記憶領域204が設けられる。
【0068】
表示画像情報記憶領域204には、後述の表示装置処理にて表示画像情報が記憶される。表示画像情報は、表示中の画像がどのような画像であるかを示す情報である。
【0069】
ここで、表示装置100の画像の書きかえ動作の一例を説明する。表示装置100は、利用者に押下された操作キー158の種類と表示中の画像とに応じて、表示中の画像を書きかえる。
【0070】
表示装置100に表示される画面の種類としては、メニュー項目の一覧を表示したメニュー表示画面、表示するコンテンツを選択するためのコンテンツ選択画面、コンテンツの各ページを1ページずつ表示するコンテンツ表示画面等がある。
【0071】
メニュー表示画面では、表示装置100で実行可能なメニュー項目の一覧であるメニュー一覧が表示される。メニュー表示画面では、選択キー157の一つに対応する位置に一つのメニュー項目が表示される。利用者は選択したいメニュー項目に対応する位置の選択キー157を押下することにより、所望のメニュー項目の選択を決定することができる。メニュー表示画面では、「コンテンツ選択」、「設定変更」等の様々なメニュー項目が表示される。利用者が「コンテンツ選択」に対応する選択キー157を押下した場合には、コンテンツ選択画面が表示される。
【0072】
コンテンツ選択画面では、選択キー157のそれぞれに対応する位置にコンテンツのタイトルが一つずつ表示される。選択キー157が押下された場合はコンテンツ表示画面に切り替わり、押下された選択キー157に対応する位置に表示されていたタイトルのコンテンツを表示する。コンテンツ選択画像を表示中に閉じるキー153が押下された場合は、メニュー表示画面が再度表示される。また、メニューキー152が押下された場合も、メニュー表示画面に書きかえられる。
【0073】
コンテンツ表示画面では、利用者に選択されたコンテンツの各ページの画像が1ページ毎に表示される。コンテンツ表示画面では、次キー156が押下された場合、表示中のページが次のページに書きかえられる。また、前キー155が押下された場合、表示中のページが前のページに書きかえられる。閉じるキー153が押下された場合は、コンテンツ選択画面に書きかえられる。また、メニューキー152が押下された場合はメニュー表示画面に書きかえられる。
【0074】
このように、表示装置100は表示中の画像と押下された操作キー158に応じて表示する画像を切り替える。表示画像記憶領域204に記憶されている表示画像情報と、利用者に押下されたキーの識別とにもとづいて、CPU101は、表示装置処理のプログラムのアルゴリズムに従って、次の画像に書きかえる指示を表示コントローラ105に対して実行する。尚、表示装置100は画像を書きかえられる度に、表示画像情報を表示中の画像のものに更新する。
【0075】
表示画像情報は、表示中の画面の種類を特定するための画面種類情報と、その画面の種類に応じて表示中の画像を特定するための各種の情報とから構成される。例えば、コンテンツ表示画面の表示中は、画面種類情報の他に、表示中のコンテンツを特定するコンテンツIDと、表示中のページを特定するページ番号とが表示画像情報記憶領域204に記憶される。また、メニュー画面表示中の場合は、画面種類情報の他に、何ページ目のメニュー一覧を表示中であるかを示す情報が表示画像情報記憶領域204に記憶される。
【0076】
<携帯電話50の動作についての説明>
次に携帯電話50の動作について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。利用者が検索アプリケーションプログラムを起動する操作を行うと、CPU51は検索アプリケーションプログラムとOSとに従って検索アプリ処理を開始する。
【0077】
検索アプリ処理を開始すると、CPU51は表示部55にメニュー画面(図2参照)を表示させる(S50)。メニュー画面には、“(1)コンテンツ検索”、“(2)ページ検索”等の複数のメニュー項目が表示される。
【0078】
メニュー画面を表示させた後、CPU51は、利用者がメニュー項目の選択を決定する操作を受け付ける(S51)。このとき利用者は操作部54の十字キーを操作することにより、表示されたメニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択する。利用者がメニュー項目の選択を行っている最中は、利用者が選択中のメニュー項目を識別できるように、CPU51は十字キーの操作に応じて選択中のメニュー項目と他のメニュー項目との表示態様が異なるように表示部55に表示させる。操作部54の決定キーの押下が行われた場合に、CPU51は選択中のメニュー項目を、選択が決定されたメニュー項目として受け付ける。
【0079】
このようにメニュー項目の選択の決定を受け付けた後、受け付けたメニュー項目が“(1)コンテンツ検索”であるか否かを判断する(S54)。受け付けたメニュー項目が“(1)コンテンツ検索”である場合は(S54:YES)、後述のコンテンツ検索ワード入力処理を行う(S55)。
【0080】
受け付けたメニュー項目が“(1)コンテンツ検索”でない場合は(S54:NO)、上述のS51で受け付けたその他のメニュー項目に応じた処理を行う(S58)。例えば、S51で受け付けたメニュー項目が“(2)ページ検索”である場合は、ページ検索のための検索ワード等の入力を受け付ける処理などを行い、受け付けた検索ワードと共にページ検索指示を表示装置100へ送信する。ページ検索指示を受信した表示装置100は、ページ検索指示と共に受信した検索ワードに基づいて利用者が所望するページの検索を行う。
【0081】
これらの処理を行った後、CPU51は、利用者により検索アプリを終了する操作が行われたか否かを判断する(S59)。利用者により検索アプリを終了する操作が行われていない場合は、S50へ移行する。利用者により検索アプリを終了する操作が行われている場合は(S59:YES)、CPU51は検索アプリ処理を終了する。
【0082】
次に、図12を参照してコンテンツ検索ワード入力処理について説明する。コンテンツ検索ワード入力処理は、上述の検索アプリ処理のS54において、“(1)コンテンツ検索”のメニュー項目が選択されたと判断した場合(S54:YES)に開始される(図11参照)。
【0083】
コンテンツ検索ワード入力処理を開始すると、CPU51は、コンテンツ検索画面(図2参照)を表示部55に表示させる(S70)。コンテンツ検索画面では、検索ワードを入力するための入力ボックスが表示される。
【0084】
次に、利用者による検索ワードの入力を受け付ける(S71)。ここでは、利用者は操作部54の文字入力キーを操作することにより検索ワードの入力を行う。CPU51は、操作部54の文字入力キーの操作に応じて入力ボックスに表示している文字列を順次更新する。CPU51は、操作部54の決定キーが操作された場合に、入力ボックスに入力されている文字列を検索ワードとして受け付ける。
【0085】
検索ワードを受け付けた後、CPU51は、表示装置100とBluetooth接続をしているか否かを判断する(S72)。
【0086】
Blutooth接続をしていないと判断した場合は(S72:NO)、外部装置通信部60を介して表示装置100にBlutooth接続の接続要求を送信し、Bltooth接続を開始させ(S73)、S74へ移行する。
【0087】
Bluetooth接続をしていると判断した場合は(S72:YES)、そのままS74へ移行する。
【0088】
S74では、コンテンツ検索指示と、S71で受け付けた検索ワードとを表示装置100に送信する(S74)。コンテンツ検索指示は、表示装置100にコンテンツの検索を実行させるための指示である。コンテンツ検索指示を受信することで表示装置100は、受信した検索ワードに基づいて、コンテンツの検索を行う。
【0089】
コンテンツ検索指示と検索ワードとを送信した後、CPU51は、表示部55にコンテンツ検索画面を再度表示させる(S75)。
【0090】
表示部55にコンテンツ検索画面を表示した後、CPU51は、利用者が操作部54を操作したか否かを判断する(S76)。
【0091】
利用者が操作部54を操作したと判断した場合は(S76:YES)、S71へ戻り再び検索ワードの入力を受け付ける。
【0092】
利用者が操作部54を操作していないと判断した場合は(S76:NO)、表示装置100から携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信したか否かを判断する(S77)。
【0093】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信していないと判断した場合は(S77:NO)、S77へ戻り、利用者からの操作がされるか表示装置100から携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信するまで待機する。
【0094】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信した場合は(S77:YES)、CPU51は、表示装置100に対して携帯電話50が操作中でない旨の情報を送信する(S78)。
【0095】
携帯電話50が操作中でない旨の情報を送信した後、CPU51は、外部装置通信部60にBluetooth接続を切断させて(S79)、コンテンツ検索ワード入力処理を終了する。
【0096】
<表示装置100の動作についての説明>
次に、表示装置100の詳細な動作について、フローチャートを用いて説明する。電源キー151が押下されると、表示装置100の電源からCPU101に電力の供給が開始され、CPU101は図13に示す表示装置処理を開始する。
【0097】
表示装置処理を開始するとCPU101は、起動処理を実行する(S101)。起動処理では、CPU101は各周辺機器を起動し、周辺機器の動作チェックを行う。そして、不揮発性表示パネル106にメニュー画面を表示させる。そして表示画像記憶領域204に表示画像情報を記憶させる。このとき、記憶される表示画像情報としては、画面の種類がメニュー画面であることを特定する表示画面情報が記憶される。
【0098】
起動処理を行った後、CPU101は、利用者が、操作キー158を操作したか否かを判断する(S102)。利用者が操作キー158を操作したと判断した場合は(S102:YES)、CPU101は、利用者に操作された操作キー158に応じた画像に書き換える指示を表示コントローラ105に対して行う(S103)。ここでは、RAM102の表示画像情報記憶領域204に記憶されている表示画像情報と、利用者に押下された操作キーの種別とに対応する画像に書きかえる。書きかえる画像のデータはあらかじめROM103に記憶されている画像のデータを用いる。もしくは、コンテンツの表示中は、メモリカードI/F109を介してメモリカード120から取得したコンテンツの画像データを用いる。
【0099】
表示コントローラ105に画像の書きかえの指示を行った後、CPU101は、現在表示中の画像、即ち、書きかえた後の画像に対応する表示画像情報を表示画像情報記憶領域204に記憶し(S104)、S112へ移行する。
【0100】
利用者が操作キーを操作していないと判断した場合は(S102:NO)、CPU101は、表示装置100からBluetooth接続の接続要求を受信したか否かを判断する(S105)。Bluetooth接続の接続要求を受信していないと判断した場合(S105:NO)、S102に移行する。
【0101】
Bluetooth接続の接続要求を受信したと判断した場合(S105:YES)、CPU101は、表示装置100とBluetooth接続を行う(S106)。
【0102】
Bluetooth接続を行ったあと、CPU101は、携帯電話50からコンテンツ検索指示を受信したか否かを判断する(S109)。
【0103】
コンテンツ検索指示を受信したと判断した場合は(S109:YES)、CPU101は、後述のコンテンツ検索処理を行い(S110)、S112へ移行する。
【0104】
表示指示情報を受信していないと判断した場合は(S109:NO)、CPU101はその他の処理を行い(S111)、S112へ移行する。S111では、例えば、表示装置100からページ検索指示を受信した場合、ページ検索指示と共に受信した検索ワードに基づいてページの検索等を行う。
【0105】
S112では、CPU101は、利用者により電源キー151が押下されたか否かを判断する(S112)。電源キー151が押下されていないと判断した場合は(S112:NO)、S102へ移行する。電源キー151が押下されたと判断した場合は(S112:YES)、停止処理を実行する(S113)。停止処理では、表示中の画像を消去して白紙の状態にする指示を表示コントローラ105に対して行う。そして、周辺機器を停止させ、電力制御部107に対してCPU101及び周辺機器への電力供給を停止させる指示を出力し、表示装置処理を終了する。
【0106】
次に、図14を参照し、コンテンツ検索処理について説明する。表示装置処理のS109において、コンテンツ検索指示を受信したと判断した場合(S109:YES)、CPU101はコンテンツ検索処理を開始する。
【0107】
コンテンツ検索処理を開始すると、CPU101は、コンテンツ検索指示とともに受信した検索ワードに基づいて、検索処理を行う(S120)。検索処理の詳細は後述するが、検索処理では、受け付けた検索ワードに合致するコンテンツの件数の算出と、検索ワードに合致するコンテンツのタイトルのリストを作成する。以下の説明においてこのコンテンツのタイトルのリストをタイトルリストと称す。
【0108】
検索処理を行ったあと、CPU101は検索結果が存在するか否かを判断する(S1221)。S120で算出した件数が0件の場合は(S121:NO)、検索ワードに合致するコンテンツがなかったことを示すメッセージを不揮発性表示パネル106に表示する(S122)。
【0109】
コンテンツがなかったことを示すメッセージを不揮発性表示パネル106に表示した後、表示画像情報記憶領域204の表示画像情報を更新し(S123)、S129へ移行する。
【0110】
S120で算出した件数が1件以上の場合は(S121:YES)、CPU101は、S120で算出した件数が1件であるか否かを判断する(S124)。
【0111】
S120で算出した件数が1件である場合は(S124:YES)、S120で抽出したコンテンツの1ページ目の画像を、不揮発性表示部106に表示させる対象ページとして表示し(S127)、表示画像情報記憶領域204の表示画像情報を更新し(S128)、S129へ移行する。尚、本実施形態においては、検索結果が一つしかない場合に、直ちに不揮発性表示パネル106にそのコンテンツを表示させるものとして説明するが、本発明はこれに限られない。例えば、検索結果が一つしかなくても一度、不揮発性表示パネル106にタイトルリストを表示させ、利用者に選択させるようにしてもよい。
【0112】
S120で算出した件数が2件以上の場合は(S124:NO)、S120で作成したタイトルリストを不揮発表示パネル106に表示させる(S125)。コンテンツのタイトルの一覧とともにS120で算出した件数も表示させる。
【0113】
コンテンツのタイトルリストを表示させた後、タイトルリストの中から利用者が所望のコンテンツを選択するのを受け付ける(S126)。ここでは、選択キー157の一つに対応する位置に一つのタイトルが表示される。利用者は選択したいコンテンツのタイトルに対応する位置の選択キー157を押下することにより、所望のコンテンツの選択を決定することができる。
【0114】
コンテンツの選択の決定を受け付けた後、CPU101は、利用者により選択されたコンテンツの1ページ目の画像を、不揮発性表示部106に表示させる対象ページとして表示し(S127)、表示画像情報記憶領域204の表示画像情報を更新し(S128)、S129へ移行する。
【0115】
S129では、操作キー158が利用者により操作されるか否かを判断する(S129)。尚、操作キー158が利用者により操作されている場合は、利用者が所望のコンテンツを閲覧し、表示装置100に画像の書き換えの指示を行っている、若しくは、利用者が所望のコンテンツの閲覧をあきらめて別の画像へ書き換えるための指示を行っているとみなして、後述のようにコンテンツ検索処理を終了するための動作が行われることになる。
【0116】
操作キー158が操作されと判断した場合は(S129:YES)、CPU101は、携帯電話50に対して、携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを送信する(S132)。
【0117】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを送信した後、CPU101は、携帯電話50が操作中でない旨の情報を携帯電話50から受信したか否かを判断する(S133)。
【0118】
携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信した場合は(S133:YES)、CPU101はBluetooth接続の切断を行い(S134)、コンテンツ検索処理を終了する。携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信していない場合は(S133:NO)、S129へ戻る。
【0119】
尚、S129で操作キー158が操作されたと判断された場合は、コンテンツ検索処理を終了後、表示装置処理のS103において、押下された操作キー158に応じて画像の書きかえが行われることになる(図13参照)。具体的には、S127においてコンテンツの1ページ目の画像を表示後、操作キー158が押下された場合は、選択されたコンテンツの1ページ目と、押下された操作キー158のキーの種類に応じた画像に書きかえられ得る。例えば、次キー155が押下された場合は、コンテンツの2ページ目の画像に書きかえられることになる。また、S122において、検索ワードに合致するコンテンツがなかったことを示すメッセージを表示後、操作キー158が押下された場合は、押下された操作キー158の種類にかかわらず、メニュー画面に書きかえられる。
【0120】
S129において、操作キー158が操作されていないと判断した場合は(S129:NO)、CPU101は、携帯電話50より再びコンテンツ検索指示を受信するか否かを判断する(S130)。上述のコンテンツ検索ワード入力処理(図12参照)のS76において、操作有りと判断され(S76:YES)、携帯電話50において再び利用者が検索ワードを入力し(S71)、携帯電話50から表示装置100にコンテンツ検索指示が再び送信(S74)された場合、S130でコンテンツ検索指示が受信されたと判断される。
【0121】
コンテンツ検索指示を受信したと判断した場合(S130:YES)、上述のS120へ戻り再び検索処理を行う。
【0122】
コンテンツ検索指示を受信していないと判断した場合(S130:NO)、CPU101は、タイマーのカウントをスタートし、所定時間(例えば30秒)が経過するか否かを判断する(S131)。
【0123】
所定時間が経過していない場合は(S131:NO)、S129へ戻る。操作キー158の操作が行われず、コンテンツ検索指示も受信しないまま、所定時間が経過した場合は(S131:YES)、CPU101は、携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを携帯電話50へ送信し(S132)、携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信した(S133:YES)後、Bluetooth接続の切断を行い(S134)、コンテンツ検索処理を終了する。
【0124】
次に、図15を参照して検索処理について説明する。検索処理は上述のコンテンツ検索処理を開始後に行われる(図14参照)。検索処理を開始するとCPU101は、検索中画面(図2参照)を表示させる指示を表示コントローラ105に出力する(S90)。検索中画面は、検索処理の実行中である旨を利用者に報知するための画面である。
【0125】
検索中画面を表示させた後、CPU101は、利用者に入力された検索ワードに合致するコンテンツを検索する(S91)。具体的には、利用者に入力された検索ワードに合致するコンテンツのコンテンツIDを検索インデックス記憶領域121に記憶された検索インデックスファイルから抽出する。
【0126】
コンテンツ検索処理においては、インデックスIDが「0000」の検索インデックスファイルを用いて、コンテンツを抽出する。例えば図8(A)に示す検索インデックスファイルを用いて「SEV」という検索ワードに基づいて、抽出する場合は、コンテンツIDが「0606」、「0607」、及び、「0608」の3つのコンテンツIDを抽出することになる。
【0127】
コンテンツIDを抽出した後、CPU101は、受信した検索ワードでヒットしたコンテンツの件数の算出し、ヒットしたコンテンツのタイトルリストを作成する(S92)。タイトルリストの作成は、S91で抽出したコンテンツIDに基づいて行われる。各コンテンツIDに対応するコンテンツのタイトルは、コンテンツデータ記憶領域123に記憶されているコンテンツデータから抽出する。例えば「0606」、「0607」、及び、「0608」の3つのコンテンツIDを抽出した場合は、各コンテンツIDに対応するコンテンツデータからそれぞれのタイトルを抽出し「SEVマニュアル」、「SEV-PCマニュアル」、及び、「SEV機能仕様書」の3つのタイトルを備えたタイトルリストが作成される。また、ヒット件数として3件が算出される。尚、抽出されたコンテンツIDが一つもない場合は、ヒット件数として0件が算出され、タイトルリストとしてNULL値が設定される。
【0128】
尚、上述の説明では、検索対象の表示情報として、コンテンツの検索を行う場合について主に説明したが、利用者がコンテンツの特定のページを検索することも考えられる。この場合、表示装置100は、コンテンツ毎に設けられるインデックスIDが「0001」から「9999」の検索インデックスファイルを参照して、特定のコンテンツの特定のページの検索を行う。
【0129】
例えば図8(B)に示す、インデックスIDが「0606」の検索インデックスファイルを用いて「印刷」という検索ワードに基づいて、検索する場合は、ページ番号が51のページとページ番号が52のページとが抽出されることになる。尚、インデックスIDはコンテンツIDと一致するため、いずれのコンテンツのページであるかも識別することができる。また、他のインデックスIDの検索インデックスファイルにも、「印刷」という検索ワードが登録されている場合は、その検索インデックスファイルからもページの抽出を行う。
【0130】
そして、抽出したページ番号と、そのページの抽出に用いた検索インデックスファイルのインデックスIDから求められるコンテンツIDとに基づいて、抽出したページの識別情報のリストが作成される。たとえば、「印刷」の検索ワードが図8(B)に示す「0606」のインデックスIDの検索インデックスファイルにのみ登録されており、「印刷」という検索ワードで利用者が検索を行った場合、ページの識別情報のリストは次のようになる。「SEVマニュアル:51ページ」、「SEVマニュアル:52ページ」の2つのページの識別情報からなるリストが作成される。ページの識別情報とは、そのページを含むコンテンツのタイトルとそのページのページ番号との情報を含む。
【0131】
そして検索結果としては、上述のページの識別情報のリストが不揮発性表示パネル106に表示される。利用者は表示されたページの識別情報の中から所望のページの選択を決定することにより表示装置100において、所望のページを閲覧することができる。
【0132】
なお、表示装置100が主に、特許請求の範囲に記載の表示装置に相当する。携帯電話50が主に、特許請求の範囲に記載の検索用装置に相当する。操作部54が主に、特許請求の範囲に記載の第二操作部に相当する。表示部55が主に、特許請求の範囲に記載の表示部に相当する。外部装置通信部60が主に、特許請求の範囲に記載の第二通信部に相当する。図12のS71を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の検索条件取得部に相当する。図12のS74を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の検索条件送信部に相当する。表示コントローラ105及び不揮発性表示パネル106が主に、特許請求の範囲に記載の不揮発性表示部に相当する。通信部130が主に、特許請求の範囲に記載の第一通信部に相当する。メモリカードI/F109及びメモリカード120が主に、特許請求の範囲に記載の記憶部に相当する。図14のS120を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載のリスト作成部に相当する。図14のS125を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の第一リスト表示部に相当する。操作部150が主に、特許請求の範囲に記載のる第一操作部に相当する。図14のS126を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の第一決定操作受付部に相当する。図14のS127を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の第一表示情報表示部及び第二表示情報表示部に相当する。図12のS73を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の接続部に相当する。図14のS129の前にキー入力を受け付けるCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の変更操作受付部に相当する。図13のS103を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の出力部分変更部に相当する。図14のS134を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の切断部に相当する。
【0133】
<第二実施形態の説明>
次に第二実施形態について説明する。第一実施形態と異なるところについて主に説明し、第一の実施形態と同じ構成については同じ符号を用いて説明する。
【0134】
第二実施形態の表示情報検索システム1の動作の一例について図16を参照して説明する。図16は、携帯電話50と、表示装置100との状態の遷移を表す状態遷移図である。利用者が携帯電話50にインストールされている検索用アプリケーションプログラムを起動すると、携帯電話50はメニュー選択画面を表示する。メニュー選択画面においては、“(1)コンテンツ検索”、“(2)ページ検索”等の複数のメニュー項目が表示される。
【0135】
利用者が“(1)コンテンツ検索”のメニュー項目の選択を決定すると、携帯電話50は検索ワードを入力するための検索ワード入力画面を表示する。
【0136】
検索ワード入力画面において、利用者が検索ワードを入力して検索を実行する指示を入力すると、携帯電話50は利用者に入力された検索ワードを表示装置100に送信する。
【0137】
携帯電話50から検索ワードを受信した表示装置100は、検索中画面を表示して検索を開始する。表示装置100は、検索ワードに基づいてコンテンツを検索するための検索インデックスファイルを予め記憶している。表示装置100は、検索インデックスファイルを用いて検索ワードに合致するコンテンツを検索する。
【0138】
検索が終了すると、表示装置100は、検索結果であるコンテンツのタイトルリストを携帯電話50へ送信する。タイトルリストを受信した携帯電話50は、検索結果を表示するための検索結果表示画面を表示する。検索結果表示画面には入力された検索ワードに合致したコンテンツのタイトルリストが表示される。
【0139】
表示されたタイトルリストの中から、利用者が所望のコンテンツの選択を決定すると、携帯電話50は表示装置100に対して、利用者により選択されたコンテンツを表示させるための表示指示を送信する。表示指示を受信した表示装置100は、利用者により選択されたコンテンツの1ページ目の画像を表示する。これにより利用者は表示装置100において所望のコンテンツを閲覧することができる。
【0140】
第二実施形態の携帯電話50及び表示装置100の外観、及び、ハードウェアの構成は第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0141】
<第二実施形態における携帯電話50の動作についての説明>
第二実施形態における携帯電話50の動作の詳細について説明する。利用者が検索アプリケーションプログラムを起動する操作を行うと、CPU51は検索アプリケーションプログラムとOSとに従って検索アプリ処理を開始する。この検索アプリ処理の流れは、第一実施形態において説明した図11に示すフローチャートと略同様の流れである。S55で行うコンテンツ検索ワード入力処理が第一実施形態と異なる。
【0142】
第二実施形態におけるコンテンツ検索ワード入力処理について図17を参照して説明する。コンテンツ検索ワード入力処理は、上述の検索アプリ処理のS54において、“(1)コンテンツ検索”のメニュー項目の選択が決定されたと判断した場合(S54:YES)に開始される(図11参照)。
【0143】
コンテンツ検索ワード入力処理を開始すると、CPU51は、コンテンツ検索画面(図2参照)を表示部55に表示させる(S170)。コンテンツ検索画面では、利用者が検索ワードを入力するための入力ボックスが表示される。
【0144】
次に、利用者による検索ワードの入力を受け付ける(S171)。ここでは、利用者は操作部54の文字入力キーを操作することにより検索ワードの入力を行う。CPU51は、操作部54の文字入力キーの操作に応じて入力ボックスに表示している文字列を順次更新する。CPU51は、操作部54の決定キーが操作された場合に、入力ボックスに入力されている文字列を検索ワードとして受け付ける。
【0145】
検索ワードを受け付けた後、CPU51は、表示装置100とBluetooth接続をしているか否かを判断する(S172)。
【0146】
Blutooth接続をしていないと判断した場合は(S172:NO)、外部装置通信部60を介して表示装置100にBlutooth接続の接続要求を送信し、Bltooth接続を開始させ(S173)、S174へ移行する。
【0147】
Bluetooth接続をしていると判断した場合は(S172:YES)、そのままS174へ移行する。
【0148】
S174では、コンテンツ検索指示と、S171で受け付けた検索ワードとを表示装置100に送信する(S174)。コンテンツ検索指示を受信することで表示装置100は、受信した検索ワードに基づいて、コンテンツの検索を行う。コンテンツの検索を行った表示装置100は、検索結果として、検索ワードでヒットした件数と、ヒットしたコンテンツのタイトルリストを携帯電話50に送信する。また、ヒットしたコンテンツがある場合は、そのコンテンツのプレビュー用の画像データも表示装置100は送信する。プレビュー用の画像データは、コンテンツの1ページ目の画像データ等でよいが本発明はこれに限るものではない。表示装置100の処理についての詳細は後述する。
【0149】
コンテンツ検索指示と検索ワードとを送信した後、CPU51は、表示装置100から検索結果を受信したか否かを判断する(S175)。
【0150】
検索結果を受信していない場合は(S175:NO)、CPU51は、検索結果を受信するまで待機する。検索結果を受信した場合(S175:YES)、CPU51は検索結果があるか否かを判断する(S176)。検索結果があるか否かは、表示装置100から受信した件数が0件であるか否かに基づいて判断する。
【0151】
検索結果がない場合は(S176:NO)、検索結果がなかった旨のメッセージを表示部55に一定時間表示させた後、後述のS184へ移行してコンテンツ検索画面を再度表示させる。検索結果がある場合は(S176:YES)、表示装置100から受信した検索結果を表示部55に表示させる(S177)。検索結果として、表示装置100から受信した件数とタイトルリストとが表示される。
【0152】
検索結果を表示部55に表示させた後、CPU51は、検索結果のタイトルリストの中から利用者が所望のコンテンツの選択の決定等の利用者の操作を受け付ける(S178)。ここでは、利用者は操作部54の十字キーを操作することによりコンテンツの選択を行う。CPU51は、操作部54の十字キーの操作に応じて、選択中のコンテンツのタイトルを他のコンテンツのタイトルとは異なる表示態様で表示させる。尚、選択中のコンテンツが所望のコンテンツである場合、利用者は操作部54の決定キーを短押し、即ち、決定キーの2秒未満の継続押下を行う。また、選択中のコンテンツのプレビュー表示をさせたい場合、利用者は操作部54の決定キーを長押し、即ち決定キーの2秒以上の継続押下を行う。
【0153】
利用者の操作を受け付けた後、CPU51は、利用者の操作に基づいてコンテンツの選択が決定された否かを判断する(S76)。コンテンツの選択が決定されたか否かは、操作部54の決定キーが短押しされたか否かに基づいて判断する。
【0154】
利用者により選択中のコンテンツの決定が行われた場合は(S76:YES)、選択中のコンテンツを表示させるための表示指示を表示装置100に送信し(S183)、S184へ移行する。
【0155】
選択中のコンテンツの決定が行われていない場合、即ち、操作部54の決定キーが長押しされた場合(S179:NO)、CPU51は、表示装置100から受信したプレビュー用の画像を表示部55に表示させる(S181)。
【0156】
プレビュー用の画像を表示部55に表示させた後、CPU51はプレビュー表示したコンテンツの選択を決定する操作が行われたか否かを判断する(S182)。プレビュー表示のコンテンツの選択が決定されたか否かは、プレビュー画像の表示中に操作部54の決定キーが押下されるか、キャンセルキーが押下されるかに基づいて判断する。
【0157】
利用者により決定キーが押下された場合は(S182:YES)、プレビュー表示中のコンテンツを表示させるための表示指示を表示装置100に送信し(S183)、S184へ移行する。
【0158】
利用者によりキャンセルキーが押下された場合は(S182:NO)、S177へ移行し、再び検索結果を表示する。
【0159】
S184において、CPU51は、表示部55にコンテンツ検索画面を再度表示させる(S184)。
【0160】
表示部55にコンテンツ検索画面を表示した後、CPU51は、利用者が操作部54を操作したか否かを判断する(S185)。
【0161】
利用者が操作部54を操作したと判断した場合は(S185:YES)、S171へ戻り再び検索ワードの入力を受け付ける。
【0162】
利用者が操作部54を操作していないと判断した場合は(S185:NO)、携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信したか否かを判断する(S186)。
【0163】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信していないと判断した場合は(S186:NO)、S185へ戻り、利用者からの操作がされるか表示装置100から携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信するまで待機する。
【0164】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを受信した場合は(S186:YES)、CPU51は、表示装置100に対して携帯電話50が操作中でない旨の情報を送信する(S187)。
【0165】
携帯電話50が操作中でない旨の情報を送信した後、CPU51は、外部装置通信部60にBluetooth接続を切断させて(S188)、コンテンツ検索ワード入力処理を終了する。
【0166】
<第二実施形態における表示装置100の動作についての説明>
第二実施形態における表示装置100の動作の詳細について説明する。電源キー151が押下されると、表示装置100の電源からCPU101に電力の供給が開始され、CPU101は表示装置処理を開始する。この表示装置処理の流れは、第一実施形態において説明した図13に示すフローチャートと略同様の流れである。S110で行うコンテンツ検索処理が第一実施形態と異なる。
【0167】
第一実施形態と異なるコンテンツ検索処理について図18を参照して説明する。表示装置処理のS109において、コンテンツ検索指示を受信したと判断した場合(S109:YES),CPU101はコンテンツ検索処理を開始する。
【0168】
コンテンツ検索処理を開始すると、CPU101は、コンテンツ検索指示とともに受信した検索ワードに基づいて、検索処理を行う(S220)。検索処理については第一実施形態のS120と同様である。検索処理では、受け付けた検索ワードに合致するコンテンツの件数の算出と、検索ワードに合致するコンテンツのタイトルリストの作成を行う。
【0169】
検索処理を行ったあと、CPU101は検索結果が存在するか否かを判断する(S221)。S220で算出した件数が0件の場合は(S221:NO)、ヒット件数が0件であることを示す検索結果を携帯電話50へ送信し(S222)、後述のS227へ移行する。
【0170】
S220で算出した件数が1件以上の場合は(S221:YES)、CPU101は、検索結果として、ヒットしたコンテンツの件数と、ヒットしたコンテンツのタイトルリストと、ヒットしたコンテンツのプレビュー用の画像データとを携帯電話50へ送信する(S223)。上述の通り、検索結果を受信した携帯電話50は、利用者により選択されたコンテンツを表示させるための表示指示を表示装置100に送信する。
【0171】
検索結果を表示装置100へ送信した後、CPU101は、表示装置100から表示指示を受信したか否かを判断する(S224)。表示指示を受信していない場合は(S224:NO)、表示指示を受信するまで待機する。
【0172】
表示指示を受信した場合は(S224:YES)、受信した表示指示に基づいて、利用者により選択されたコンテンツの1ページ目の画像を、不揮発性表示部106に表示させる対象ページとして表示し(S225)、表示画像情報記憶領域204の表示画像情報を更新し(S226)、S227へ移行する。
【0173】
S227では、操作キー158が利用者により操作されるか否かを判断する(S227)。
【0174】
操作キー158が操作されと判断した場合は(S227:YES)、CPU101は、携帯電話50に対して、携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを送信する(S230)。
【0175】
携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを送信した後、CPU101は、携帯電話50が操作中でない旨の情報を携帯電話50から受信したか否かを判断する(S231)。
【0176】
携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信した場合は(S231:YES)、CPU101はBluetooth接続の切断を行い(S232)、コンテンツ検索処理を終了する。携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信していない場合は(S231:NO)、S227へ戻る。
【0177】
尚、S227で操作キー158が操作されたと判断された場合は、コンテンツ検索処理を終了後、表示装置処理のS103において、押下された操作キー158に応じて画像の書きかえが行われることになる(図13参照)。具体的には、S225においてコンテンツの1ページ目の画像を表示後、操作キー158が押下された場合は、選択されたコンテンツの1ページ目と、押下された操作キー158のキーの種類に応じた画像に書きかえられ得る。例えば、次キー155が押下された場合は、コンテンツの2ページ目の画像に書きかえられる。尚、S221において、検索ワードに合致するコンテンツがなかったと判断された場合は、不揮発性表示パネル106にはS220において検索中画面が表示されたままである。この場合、操作キー158が押下された場合は、押下された操作キー158の種類にかかわらず、メニュー画面に書きかえられる。
【0178】
S227において、操作キー158が操作されていないと判断した場合は(S227:NO)、CPU101は、携帯電話50より再びコンテンツ検索指示を受信するか否かを判断する(S228)。上述のコンテンツ検索ワード入力処理(図17参照)のS185において、操作有りと判断され(S185:YES)、携帯電話50において再び利用者が検索ワードを入力し(S171)、携帯電話50から表示装置100にコンテンツ検索指示が再び送信(S174)された場合、S228でコンテンツ検索指示が受信されたと判断される。
【0179】
コンテンツ検索指示を受信したと判断した場合(S228:YES)、上述のS220へ戻り、再び検索処理を行う。
【0180】
コンテンツ検索指示を受信していないと判断した場合(S228:NO)、CPU101は、タイマーのカウントをスタートし、所定時間(例えば30秒)が経過するか否かを判断する(S229)。
【0181】
所定時間が経過していない場合は(S229:NO)、S227へ戻る。操作キー158の操作が行われず、コンテンツ検索指示も受信しないまま、所定時間が経過した場合は(S229:YES)、CPU101は、携帯電話50が操作中でないかどうかの問い合わせを携帯電話50へ送信し(S230)、携帯電話50が操作中でない旨の情報を受信した(S231:YES)後、Bluetooth接続の切断を行い(S232)、コンテンツ検索処理を終了する。
【0182】
尚、図19のS301を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の第一プレビュー表示決定操作受付部に相当する。図19のS303を行うCPU303が主に、特許請求の範囲に記載の第一プレビュー表示部に相当する。図19のS304を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載のプレビュー切り替え操作受付部に相当する。図19のS306を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載のプレビュー画像切り替え部に相当する。
【0183】
<第一実施形態の変形例>
第一実施形態の変形例を説明する。第一実施形態の表示装置100が行うコンテンツ検索処理におけるS126(図14)が、変形例では異なる。第一実施形態のコンテンツ検索処理においては、S126において、コンテンツのタイトルリストを表示させた後、タイトルリストの中から利用者が所望のコンテンツを選択するのを受け付ける。上述の第一実施形態においては、利用者は選択したいコンテンツのタイトルに対応する位置の選択キー157を押下することにより、所望のコンテンツを選択することとした。しかし、変形例においては、タイトルリストを表示させた後、表示装置100は、利用者の所望のコンテンツの選択を受け付けるだけでなく、利用者がプレビュー表示させるために行うコンテンツの選択も受け付ける。そしてプレビュー表示させるコンテンツとして選択されたコンテンツのプレビュー画像の表示を行う。
【0184】
図19を参照して、この変形例について説明する。図19は表示装置100のCPU101が行うコンテンツ検索処理の一部の流れを示したフローチャートである。
【0185】
図14に示したS125において、検索結果であるコンテンツのタイトルリストを不揮発性表示パネル106に表示させた後、CPU101は、利用者の操作の受付を行う(S301)。具体的には、利用者による選択キー157の短押もしくは長押の押下操作の受付を行う。利用者は、タイトルリストの中から表示させるコンテンツの決定を行いたい場合、選択キー157の短押、即ち、選択キー157の2秒未満の継続した押下操作を行う。また、タイトルリスト中の所望のコンテンツのプレビュー表示を行いたい場合、選択キー157の長押し、即ち、選択キー157の2秒以上の継続した押下操作を行う。このとき、利用者はタイトルリスト中の所望のコンテンツのタイトルに対応する位置の選択キー157の押下を行う。
【0186】
利用者の操作の受付を行ったあと、CPU101は、受け付けた操作が表示するコンテンツの決定であるか否かを判断する(S302)。
【0187】
受け付けた操作が決定である場合は(S302:YES)、上述のS127(図14参照)に移行し、利用者により選択されたコンテンツの1ページ目の画像の表示を行う。
【0188】
受け付けた操作が決定でない場合、即ち、プレビュー表示を指示する操作であった場合は(S302:NO)、利用者により押下された選択キー157に対応するコンテンツのプレビュー画像を、不揮発性表示パネル106に表示させる(S303)。
【0189】
プレビュー画像を表示させた後、CPU101は、利用者による操作の受付を行う(S303)。利用者は、プレビュー画像を表示中のコンテンツの表示を決定させたい場合、複数ある選択キー157のいずれかの選択キー157の押下を行う。また、作成されたタイトルリスト中の表示中とは別のコンテンツのプレビュー画像を表示させたい場合、次キー155若しくは前キー156のいずれかのキーの押下を行う。次キー155が押下された場合、後述のS306において、タイトルリストにおいて、表示中のコンテンツの次の順序のコンテンツのプレビュー画像に書きかえられる。前キー156が押下された場合、タイトルリスト中の前の順序のコンテンツのプレビュー画像に書きかえられる。このように、利用者は次キー155若しくは前キー156を押下することによりプレビュー画像の切り替え操作を行う。
【0190】
利用者の操作を受け付けた後、CPU101は、受け付けた操作がコンテンツの表示の決定であるか否かを判断する(S305)。
【0191】
受け付けた操作が決定である場合は(S305:YES)、上述のS127へ移行して、プレビュー画像を表示していたコンテンツの1ページ目の画像を表示させる。
【0192】
受け付けた操作が決定でない場合、即ち、別のプレビュー画像に切り替える操作である場合は(S305:NO)、押下されたキーに応じて別のコンテンツのプレビュー画像を不揮発性表示パネル106に表示させ(S306)、S304へ移行し再び利用者の操作の受付を行う。
【0193】
尚、図18のS223を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載のリスト送信部に相当する。図17のS177を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の第二リスト表示部に相当する。図17のS178を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の第二決定操作受付部に相当する。図17のS183を行うCPU183が主に、特許請求の範囲に記載の表示指示送信部に相当する。図18のS225を行うCPU101が主に、特許請求の範囲に記載の第三表示情報表示部に相当する。図17のS178を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の第二プレビュー表示決定操作受付部に相当する。図17のS181を行うCPU51が主に、特許請求の範囲に記載の第二プレビュー表示部に相当する。
【0194】
<その他の例>
尚、本発明は上述の説明のものに限られるものではない。本発明は様々な変形が考えられる。以下のその一例について説明する。
【0195】
上述の実施形態においては、検索条件の一例として検索ワードを入力させる表示情報検索システム1をあげて説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、コンテンツの作成日時や、コンテンツの閲覧日時、コンテンツのタイトル等を検索条件として入力させる表示情報検索システムであってもよい。若しくは、これらの組み合わせを検索条件として利用者に入力させてもよい。この場合、表示装置100は、コンテンツデータの属性情報を参照して検索を行う。
【0196】
上述の実施形態においては、コンテンツデータは、1ページごとに一つの画像データを備えたデータ構造であるものとして説明したがこれに限られるものではない。たとえば、一つの大きな画像データを備え、その画像の一部分を分割して不揮発性表示パネル106に表示するようなデータ構造でもよい。この場合、表示する部分を検索対象の表示情報としてもよい。
【0197】
上述の実施形態においては、コンテンツデータは、PDF(登録商標)等の形式の汎用されている電子ファイルを、独自形式に変換したものであるとして説明した。しかし、本発明の検索対象である表示情報はこれに限られない。表示装置100が汎用されている電子ファイルを表示する機能を有し、コンテンツとしてその汎用されている電子ファイルをメモリカード120に記録していれば、その電子ファイルを検索対象として検索するようにすればよい。この場合、電子ファイルのファイル名や、そのファイルの作成日時等の属性情報を検索条件として検索することができる。また、その電子ファイルが不揮発性表示パネル106に表示する部分毎に属性情報を備えていれば、その部分を検索対象の表示情報として検索することができる。
【0198】
また、上述の実施形態においては、コンテンツデータは、PCの変換用のアプリケーションプログラムにより変換され、メモリカード120に記憶されたものであると説明したが、これに限らない。電子書籍等のコンテンツのコンテンツデータを、検索インデックスファイルに登録される検索ワードと共に、ネットワークを介してサーバからダウンロードしたものであっても良い。
【0199】
上述の実施形態においてはプレビュー用の画像データは、コンテンツの1ページ目の画像データであるものとして説明したが、これに限らない。コンテンツの1ページ目の画像を縮小したサムネイル画像であっても良い。また、1ページ目以外のページの画像でもよいし、複数ページを組み合わせて作成した画像でもよい。どのような形態であってもよい。また、ページを検索する場合は、そのページのサムネイル画像であってもよい。
【0200】
また、上述の実施形態においては、検索用装置がスマートフォンである携帯電話50であるものとして説明したが、ネットブック等のモバイル端末等を検索用装置として用いても良い。
【0201】
また、上述の実施形態においては、携帯電話50は操作部54のキー入力に利用者の検索ワードの入力を受け付けるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、検索用装置としてはタッチパネルを備え、利用者のタッチパネルの操作により、検索ワードの受け付けを行うものでもよい。
【0202】
また、上述の第一実施形態においては、検索結果である表示情報のリストは、表示装置100に表示させるものとして説明したが、表示情報のリストを表示装置100に表示させるとともに、補足的に携帯電話50に表示させてもよい。この場合、表示装置100は、検索結果のリストを不揮発性表示パネル106に表示させるとともに、通信部130を介して携帯電話50に検索結果のリストを送信する。これにより携帯電話50は、受信した検索結果のリストを表示部55に表示させる。
【符号の説明】
【0203】
50 携帯電話
51 CPU
52 RAM
53 ROM
54 操作部
55 表示部
56 スピーカ部
57 マイクロフォン部
58 バイブレーション部
59 第一通信部
60 外部装置通信部
61 内蔵メモリ部
62 バス
100 表示装置
101 CPU
102 RAM
103 ROM
105 表示コントローラ
106 不揮発性表示パネル
109 メモリカードインターフェース
111 バス
120 メモリカード
130 通信部
150 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示情報を記憶する表示装置と、前記表示装置に記憶された表示情報を検索するための検索条件を入力する検索用装置とを備えた表示情報検索システムであって、
前記検索用装置は、
利用者の入力操作が行われる第二操作部と、
像を表示する表示部と、
前記表示装置と通信を行う第二通信部と、
前記第二操作部を介して利用者に入力される検索条件を取得する検索条件取得部と、
前記検索条件取得部により取得した検索条件を、第二通信部を介して前記表示装置に送信する検索条件送信部と、
を備え、
前記表示装置は、
電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、
前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、
複数の表示情報を記憶する記憶部と、
前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成部と、
を備えたことを特徴とする表示情報検索システム。
【請求項2】
前記表示装置は、
前記リスト作成部により作成されたリストを、不揮発性表示部に表示する第一リスト表示部、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示情報検索システム。
【請求項3】
前記表示装置は、
利用者の入力操作が行われる第一操作部と、
前記第一リスト表示部により表示されたリストの中から、表示させる表示情報を決定する決定操作を、前記第一操作部を介して受け付ける第一決定操作受付部と、
前記第一決定操作受付部により決定された表示情報を、前記不揮発性表示部に表示させる第一表示情報表示部と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示情報検索システム。
【請求項4】
前記第一通信部及び前記第二通信部は、所定のプロトコルに従った無線通信による接続を行うものであり、
前記検索用装置は、
前記検索条件送信部による検索条件の送信前に、前記第二通信部に前記第一通信部との接続を行わせる接続部、
を備え、
前記表示装置は、
前記不揮発性表示部に表示された表示情報の出力部分の変更操作を受け付ける変更操作受付部と、
前記変更操作受付部により受け付けた変更操作に従って、表示情報の出力部分の変更を前記不揮発性表示部に行わせる出力部分変更部と、
前記変更操作受付部により変更操作を受け付けた後、前記第一通信部に前記第一通信部との接続の切断を行わせる切断部と、を備え、
前記表示装置の検索条件取得部は、前記切断部による切断が行われるまでの間、前記第二操作部を介して利用者に入力される2回目以降の検索条件を取得する、
ことを特徴とする請求項3に記載の表示情報検索システム。
【請求項5】
前記第一表示装置は、
前記第一リスト表示部により表示されたリストの中から、プレビュー画像を表示させる表示情報を決定するプレビュー表示決定操作を、前記第一操作部を介して受け付ける第一プレビュー表示決定操作受付部と、
前記第一プレビュー表示決定操作受付部により受け付けた表示情報のプレビュー画像を、前記不揮発性表示部に表示させる第一プレビュー表示部と、
前記プレビュー表示部によりプレビュー画像を表示後、前記リストの中の別の表示情報のプレビュー画像へ切り替えるプレビュー切り替え操作を、前記第一操作部を介して受け付けるプレビュー切り替え操作受付部と、
前記プレビュー切り替え操作受付部によりプレビュー切り替え操作を受け付け後、前記別の表示情報のプレビュー画像を前記不揮発性表示部に表示させるプレビュー画像切り替え部と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示情報検索システム。
【請求項6】
前記表示装置は、
前記リスト作成部により作成されたリストに、表示情報が一つしかない場合、前記不揮発性表示部に、その表示情報を表示させる第二表示情報表示部、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示情報検索システム。
【請求項7】
前記表示装置は、
前記リスト作成部により作成されたリストを、前記第一通信部を介して前記検索用装置へ送信するリスト送信部と、
を備え、
前記検索用装置は、
前記第二通信部を介して受信したリストを、前記表示部に表示する第二リスト表示部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示情報検索システム。
【請求項8】
前記検索用装置は、
前記第二リスト表示部により表示されたリストの中から、表示させる表示情報を決定する決定操作を、前記第二操作部を介して受け付ける第二決定操作受付部と、
前記決定操作受付部により決定された表示情報を表示させる表示指示を、前記第二通信部を介して表示装置に送信する表示指示送信部と、
を備え、
前記表示装置は、
前記第一通信部により受信した表示指示が示す表示情報を、前記不揮発性表示部に表示させる第三表示情報表示部を
備えたことを特徴とする請求項7に記載の表示情報検索システム。
【請求項9】
前記第一通信部及び前記第二通信部は、所定のプロトコルに従った無線通信による接続を行うものであり、
前記検索用装置は、
前記検索条件送信部による検索条件の送信前に、前記第二通信部に前記第一通信部との接続を行わせる接続部、
を備え、
前記表示装置は、
前記不揮発性表示部に表示された表示情報の出力部分の変更操作を受け付ける変更操作受付部と、
前記変更操作受付部により受け付けた変更操作に従って、表示情報の出力部分の変更を前記不揮発性表示部に行わせる出力部分変更部と、
前記変更操作受付部により変更操作を受け付けた後、前記第一通信部に前記第一通信部との接続の切断を行わせる切断部と、を備え、
前記表示装置の検索条件取得部は、前記切断部による切断が行われるまでの間、前記第二操作部を介して利用者に入力される2回目以降の検索条件を取得する、
ことを特徴とする請求項8に記載の表示情報検索システム。
【請求項10】
前記表示装置の前記リスト送信部は、前記リストとともに前記リスト中の表示情報のプレビュー画像を送信し、
前記検索用装置は、
前記第二リスト表示部により表示されたリストの中から、プレビュー画像を表示させる表示情報を決定するプレビュー表示決定操作を、前記第二操作部を介して受け付ける第二プレビュー表示決定操作受付部と、
前記第二プレビュー表示決定操作受付部により受け付けた表示情報のプレビュー画像を、前記不揮発性表示部に表示させる第二プレビュー表示部と、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の表示情報検索システム。
【請求項11】
請求項1に記載の表示装置であって、
電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、
前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、
複数の表示情報を記憶する記憶部と、
前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成部と、
を備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項12】
請求項1に記載の表示装置であって、電力の供給が断たれても像の表示が維持される不揮発性表示部と、前記検索用装置と通信を行う第一通信部と、複数の表示情報を記憶する記憶部と、を備えた表示装置のコンピュータに、
前記第一通信部を介して受信した検索条件に合致する表示情報のリストを作成するリスト作成ステップを実行させることを特徴とする表示装置のプログラム。
【請求項13】
請求項1に記載の検索用装置であって、利用者の入力操作が行われる第二操作部と、像を表示する表示部と、前記表示装置と通信を行う第二通信部と、を備えた検索用装置のコンピュータに、
前記第二操作部を介して利用者に入力される検索条件を取得する検索条件取得ステップと、
前記検索条件取得部により取得した検索条件を、第二通信部を介して前記表示装置に送信する検索条件送信ステップと、
を実行させることを特徴とする検索用装置のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2011−76401(P2011−76401A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−227702(P2009−227702)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】