説明

記念物品・素材・材料の樹脂による保存方法及びその含有樹脂成形品

【課題】熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を含浸およびコーティング加工することにより、記念物品・素材・材料の樹脂を酸素・老化作用物質・細菌などから保護する方法及びその含有樹脂成形品を提供する。
【解決手段】熱硬化性樹脂または架橋性樹脂(1)に記念物品・素材・材料(2)を混ぜ合わせ硬化剤を添加し、シリコン型等の型に流し込み、硬化させて成形する。樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、グリプタル樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などがある。アクセサリーとしては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂が好ましい。また弾性のある樹脂をつくるには、エラストマー系樹脂を用いるか、ゴム系のラテックスを用いることでできる。 以上のような構成で、さまざまな形状で記念物品・素材・材料を保持保管できることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【0001】
この発明は、ペットの毛等の記念物品素材・材料を熱硬化性樹脂または架橋性樹脂に含有し保存機能を果たすとともに、アクセサリーなどの記念物品として保管可能な記念物品・素材・材料の樹脂による保存方法及びその含有樹脂成形品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、熱を加える熱可塑性樹脂を用いることにより、耐熱の記念物品・素材・材料の含有成形は可能であるが、人やペットの毛や植物、果物等などの耐熱性の低いものに関しての含有成形は不可能であった。
また熱を加えるため、酸素やその他老化作用物質との結合を促進させるため、耐熱の記念物品・素材・材料の長期保存に適してなかった。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは次のような欠点があった。
熱可塑性樹脂による従来の方法だと、融点やガラス転移点の低い耐熱の記念物品・素材・材料の場合、変形、破損等が生じた。よって、ペットの毛等の物品、その他の素材などを樹脂に含有させ成形保持する発想がなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、熱硬化性樹脂または架橋性樹脂による含侵および密閉コーティング方法で、樹脂の特性および密閉コーティング効果によって、空気中の酸素・その他の老化作用物質・細菌を阻害できることから品物・素材を傷めず半永久的に保護できる記念物品・素材・材料の樹脂による保存方法及びその含有樹脂成形品に関するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂(1)に記念物品・素材・材料(2)を混ぜ合わせ硬化剤を添加し、シリコン型等の型に流し込み、硬化させて成形する。
樹脂の特性により弾性のあるものから非弾性のものまでできる。また、アクセサリーには強度があり、かつ透明度のある樹脂が好ましい。樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、グリプタル樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などがある。アクセサリーとしては、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂が好ましい。
また弾性のある樹脂をつくるには、エラストマー系樹脂を用いるか、ゴム系のラテックスを用いることでできる。
本発明は、以上のような構成で、さまざまな形状で記念物品・素材・材料を保持保管が可能になる。
【発明の効果】
【0006】
ペットの毛等の記念物品・素材・材料をアクセサリーなどの装飾品として保持保管が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例図である。
【符号の説明】
(1)熱硬化性樹脂または架橋性樹脂
(2)記念物品・素材・材料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を用いて、記念物品・素材・材料を含侵およびコーティング加工することにより酸素・その他の老化作用物質・細菌を阻害できる記念物品・素材・材料の樹脂による保存方法及びその含有樹脂成形品。
【請求項2】
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を用いて、記念物品・素材・材料を含侵およびコーティング加工することにより酸素・その他の老化作用物質・細菌を阻害できる成形および連続加工品。
【請求項3】
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を用いて、記念物品・素材・材料を含侵およびコーティング加工することにより酸素・その他の老化作用物質・細菌から保護できるアクセサリーなどの記念物品としての樹脂成形品。
【請求項4】
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を用いて、記念物品・素材・材料を含侵およびコーティング加工することにより酸素・その他の老化作用物質・細菌を阻害できる人やペットの毛や植物、果物等のなま物を含有したアクセサリーなどの記念物品としての樹脂成形品。
【請求項5】
熱硬化性樹脂または架橋性樹脂を用いて、記念物品・素材・材料を含侵およびコーティング加工することにより酸素・その他の老化作用物質・細菌を阻害できる任意に加工または任意に加工した樹脂成形品。

【図1】
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【公開番号】特開2007−154146(P2007−154146A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−380821(P2005−380821)
【出願日】平成17年12月6日(2005.12.6)
【出願人】(505408491)
【Fターム(参考)】