説明

記憶装置着脱式入力装置

【課題】当該入力装置を、コンピュータが有する一のUSBポートに接続するのみで、入力機能とOSのReady
Boostの両機能を同時に発現可能な入力装置の提供。Ready Boost機能発現中であっても、使用中のコンピュータ、さらには他のコンピュータのデータ保存が可能な入力装置の提供。
【解決手段】タブレットの内部基板に、ホストからHUBデバイスとして認識されるHUBコントローラを設け、該HUBコントローラにフラッシュメモリからなる記憶装置を標準装備するとともに、タブレットの筐体に設けてなるスロットから基板型USBストレージデバイスを挿抜可能に構成し、装着によってHUBコントローラにUSB接続されて、ホストから他の一の記憶装置として認識可能に構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータの入力装置に関し、特に、記憶装置を搭載し、さらには着脱可能にした新規な入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータの入力装置として、マウス、キーボード、タブレットなど、各種のものが知られている。現在これら入力装置は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータなどに標準装備されているUSBポートに接続されて使用されている。これら装置は、コンピュータに、座標データやキーデータを入力する入力装置であるため、あえて記憶装置を搭載しているものは存在しない。
【0003】
ところで、2007年1月30日、米国マイクロソフト社より、新規OSであるWINDOWS VISTA(登録商標/以下、本OSという)が発売された。本OSは、コンピュータに標準装備された所定のスロットに、SDカード、EXPRESSカード(商標、以下同じ)、USBストレージデバイスなどの外部メモリを接続しておくとともに、該記憶装置を接続したドライブ番号をOSに指定しておけば、OSが該メモリを内部メモリの補充(キャッシュメモリ)として使用し、Ready Boost機能と呼ばれる本OSの高速かつ安定的動作が保証される。この点、一般にデスクトップコンピュータには、SDカード用スロットやEXPRESSカード用スロットが標準装備されてはおらず、このため、USBポートにUSBストレージデバイスを装着すると、該デバイスはコンピュータから大きくはみ出してしまい邪魔になり易く、他の物体に接触した場合には破損する虞があるとともに、当該入力装置が接続されている以外のUSBポートを使用することになり、マウスやプリンタなど他の入出力機器の使用が制限されてしまうという問題がある。
【0004】
さらに、外付けメモリをReady Boost用に使用する場合、コンピュータの稼働中、該メモリはキャッシュとして使用されるので、データ保存はできない。仮にデータ保存しようとする場合は、一旦取り外して別ドライブのUSBポートに接続し直す必要があり、その間はReady Boost機能が利用できなくなるという問題がある。
【特許文献1】特開平5−94258
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここにおいて、本発明が解決すべき課題は次の通りである。即ち、本発明の第1の課題は、当該入力装置を、コンピュータが有する一のUSBポートに接続するのみで、入力機能とOSのReady Boostの両機能を、同時に発現させることのできる入力装置を提供することにある。第2の課題は、Ready Boost機能発現中であっても、使用中のコンピュータのデータ保存を可能とする入力装置の提供である。第3の課題は、更に他のコンピュータのデータ保存をも可能とする入力装置の提供である。その他の課題は、明細書、図面、特に特許請求の範囲から自ずと明らかとなろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願においては、上記課題解決のため、本発明が以下に列挙する上位概念から下位概念に亙るそれぞれ新規な特徴的構成を採用することにより、上記課題を解決する。
【0007】
即ち、本発明装置の第1の特徴は、(A)入力ペンで指示されたXY座標を検知する座標検知センサ(a-1)を具備するタブレットと、(B)該タブレットとは物理的に独立して構成されてなり、第1のフラッシュメモリ(b-1)と該第1のフラッシュメモリ(b-1)のデータの読み出しや書き込みを制御する第1のメモリコントローラ(b-2)が搭載されている基板型USBストレージデバイスとからなり、前記タブレット(A)の筐体には、前記基板型USBストレージデバイス(B)が挿抜可能なスロット(A-1)を有し、さらに前記筐体の内部基板には、USBインターフェースでコンピュータに接続され、該コンピュータにHUBデバイスとして認識されるHUBコントローラ(a-2)と、前記HUBコントローラ(a-2)に接続されてなり、前記座標検知センサ(a-1)が検知した値からこれらをデジタル演算処理して詳細な座標位置を算出しこれを出力するタブレットコントローラ(a-3)と、第2のフラッシュメモリ(a-4)と、前記HUBコントローラ(a-2)に接続されてなり、前記第2のフラッシュメモリ(a-4)のデータの読み出し、書き込み及び削除を制御する第2のメモリコントローラ(a-5)が標準装備されてなり、前記基板型USBストレージデバイス(B)が前記スロット(A-1)に装着されると、前記第1のメモリコントローラ(b-2)が前記HUBコントローラ(a-2)にUSBインターフェースで接続され、該接続により、前記基板型USBストレージデバイス(B)は、前記HUBコントローラ(a-2)を介してコンピュータとUSBインターフェースで接続され、これにより、コンピュータが、座標検知センサ(a-1)とこれを制御するタブレットコントローラ(a-3)からなる座標入力装置、第2のフラッシュメモリ(a-4)とこれを制御する第2のメモリコントローラ(a-5)からなる第1の記憶装置、並びに第1のフラッシュメモリ(b-1)とこれを制御する第1のメモリコントローラ(b-2)からなる第2の記憶装置を接続しているHUBデバイスとして認識するように構成されてなる記憶装置着脱式入力装置の構成採用にある。
【0008】
本発明装置の第2の特徴は、前記記憶装置着脱式入力装置の第1の特徴における第2のフラッシュメモリ(a-4)が、コンピュータから情報の読み出し書き込み削除のいずれも可能なディスクフォーマットで構成されている第1の論理ユニットとして認識されるように構成されており、第1のフラッシュメモリ(b-1)は、コンピュータから情報の読み出し、書き込み及び削除のいずれも可能なディスクフォーマットで構成された第2の論理ユニットと、情報の読み出しのみ可能なCD-ROMフォーマットで構成されている第3の論理ユニットから構成されていると認識されるように構成されてなる記憶装置着脱式入力装置の構成採用にある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明するが、本発明は特許請求の範囲内において種々の形態を採ることができ、下記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
【0010】
まず図1を用いて、本発明の記憶装置着脱式入力装置の外観、形状等について説明する。
本記憶装置着脱式入力装置1は、その外形が略四角形状のタブレット10を有する。該タブレット10の略中央に設けられている座標入力エリア11の面上で、入力ペン12を操作すると、座標入力エリア11の下方のタブレット10内部に設けられたXY方向の座標検知センサ(内部基板上でX方向及びY方向に矩形状の複数のループコイルが配設されている/図示せず)に入力ペン12から電磁波が輻射され、前記ループコイルには、入力ペン20との距離に応じた所定の誘導電圧を生じる。その値はA/D変換されて後、後述するタブレットコントローラによって、入力ペン12の前記入力エリア11上の絶対座標が算出され、ケーブル15によって、コンピュータ2のUSBポートに、時々刻々入力されるようになっている。
【0011】
タブレット10の筐体右側面部には、スロット13が設けられており、後述する基板型USBストレージデバイス3が挿抜(着脱)可能になっている。スロット13には、基板型USBストレージデバイス3を挿入することができ、イジェクトボタン14を押すことにより、基板型USBストレージデバイス3がスロット13からタブレット10の筐体外にイジェクトするように構成されている。
【0012】
基板型USBストレージデバイス3は、図1に示すように、基板31上に、フラッシュメモリ33(第1のフラッシュメモリという)と、該フラッシュメモリ33のデータの読み出し、書き込み及び削除等を実行するメモリコントローラ32(第1のメモリコントローラという)が配置され、基板31上で電線により互いに接続されている。図1で基板31の左端部31−L上は、その上面に前記第1のメモリコントローラ32と電線により接続されている電極部34が配設され、雄電極たるプラグを構成している。
【0013】
記憶装置着脱式入力装置1のタブレット内部には、タブレット10の筐体上面と略平行して、内部基板(図示せず)が固定配置されており、スロット13の奥方向であって、該内部基板上であって前記入力エリア外の所定領域に、前記プラグ31−Lと嵌合する雌電極ソケット(USB電極ソケットという。後述する図2の50参照)が設けられており、前記雌雄電極同士、即ち前記プラグ31−LとUSB電極ソケット50が機械的に嵌合し、互いに電気的に接続するようになっている。尚、USB電極ソケット50は、前記プラグ31−Lを機械的に嵌合することにより互いに電気的に接続可能であれば足り、必ずしも既存のデスクトップPCに標準装備されているUSBポートのソケットと完全に同一の仕様にする必要はない。特にUSB電極ソケット50は、タブレット10内部に収納することが条件となる。
【0014】
続いて、図2を用いて記憶装置着脱式入力装置1のスロット13に基板型USBストレージデバイス3を装着した状態におけるハードウエア構成例について説明する。
【0015】
座標検知センサ72は、タブレットコントローラ71と基板上で互いに接続されており、OSから一のデバイスとして認識される座標入力装置70を構成している。
【0016】
前記内部基板の前記入力エリア11外のさらに他の領域には、HUBエミュレーションを実行するHUBコントローラ60、フラッシュメモリ82(第2のフラッシュメモリという)、該第2のフラッシュメモリ82に対するデータの読み出し、書き込み及び削除等の制御を実行するメモリコントローラ81(第2のメモリコントローラという)が設けられており、三者は、内部基板上の配線により、図示の通り接続されている。コンピュータ2のUSBポートへ、前記ケーブル15を接続することにより、HUBコントローラ60は、USBインターフェースで、コンピュータ2のUSBポートに接続される。
【0017】
一方、基板型USBストレージデバイス3は、前述の通り、第1のフラッシュメモリ33と該第1のフラッシュメモリ33を制御する第1のメモリコントローラ32で構成されるが、基板型USBストレージデバイス3のプラグ31−Lが、内部基板上のUSB電極ソケット50に装着されると、第1のメモリコントローラ32はHUBコントローラ60とUSBインターフェースで電気的に接続される回路構成になっている。
【0018】
(ホスト構成)
次にホスト構成を、図3を用いて説明する。ホストとしてのコンピュータ2は、一般に知られているパーソナルコンピュータ(PC)であり、ソフトウエアとして、OS21、HUBドライバー22、タブレットドライバー23、ディスクドライブドライバ24、USBマスストレージクラスドライバ25、その他、ユーザが必要とするアプリケーションソフトウエアがインストールされている。またコンピュータ2は、ハードウエアとしてUSBホストコントローラ26を備えている。
【0019】
OS21はコンピュータを統括的に制御するソフトウエアであり、その高速かつ安定的な動作を補償するため、内部メモリ(RAM)の補充的役割を課す外部メモリを必要とするOS、例えば、米国マイクロソフト社のWINDOWS VISTA(商標)である。ディスクドライブドライバ24は、OS21から受け取った記憶装置へのアクセス指令等をSCSIコマンドに変換してUSBマスストレージクラスドライバ25に渡すとともに、USBマスストレージクラスドライバ25から指令を受け取り、これをOS21に渡す。USBマスストレージクラスドライバ25は、USBホストコントローラ26を制御する。USBホストコントローラ26は、図示しないUSB電極ソケットを備え、本記憶装置着脱式入力装置1とケーブル15によって接続されることによって、USB規格に基づいた通信を行うことができるようになっている。尚コンピュータ2は、USB規格に基づいた通信を行なうことができる機器であれば、PCに限定されるものではない。
【0020】
タブレットドライバー23は、アプリケーションソフトウエアが、OS21を介して、タブレット70から入力ペン12が指示した位置座標を取り込むためのソフトウエアである。
【0021】
(起動処理)
以下、本記憶装置着脱式入力装置1が、コンピュータ2のUSBポートに接続された状態でシステムに電源が投入されたときに、本記憶装置着脱式入力装置1のHUBコントローラ60で、そのプログラムに基づいて実行される起動処理について、図2を用いて説明する。この起動処理は、システムへの電源投入により、HUBコントローラ60が有するUSBバスパワー制御部(図示せず)に電力が供給され、さらにコンピュータ2側でエニュメレーション処理が実行されると開始される。
【0022】
起動処理が開始されると、コンピュータ2からの指令に応じて、ディスクリプタと呼ばれるデバイス情報(デフォルトパイプの最大パケット数など)をコンピュータ2に送信する。
【0023】
次に、コンピュータ2からの指令に応じて、本記憶装置着脱式入力装置1のアドレスを設定する。以降、このアドレス宛のフレームのみを当該記憶装置着脱式入力装置1は取得する。
【0024】
次に、より詳細なデバイス情報をコンピュータ2に送信する。このデバイス情報としては、エンドポイントに関する情報、クラス、サブクラス、プロトコルなどである。その結果、コンピュータ2では、HUBドライバー22が起動される。
【0025】
HUBドライバー22は、HUBコントローラ60をコンピュータ2側から制御するためのソフトウエアであり、HUBドライバー22が起動すると、記憶装置着脱式入力装置1のHUBコントローラ60に対し、そこに接続されているデバイスの数、デバイスの種類を確認する。
【0026】
本実施形態例の場合、座標検知センサ72とこれを制御するタブレットコントローラ71からなる座標入力装置70、第2のフラッシュメモリ82とこれを制御する第2のメモリコントローラ81からなる第1の記憶装置80、並びに第1のフラッシュメモリ33とこれを制御する第1のメモリコントローラ32からなる第2の記憶装置(基板型USBストレージデバイス3)が接続されているので、デバイスの数は3であることが、HUBコントローラ60より返答されてOS21に認識される。これに伴い、座標入力装置70、第1の記憶装置80、第2の記憶装置3が、それぞれ、デバイス番号として、DEV:0、DEV:1、DEV:2と、OS21に認識される。
【0027】
さらに、HUBドライバー22がそれぞれのデバイスの種類を確認するので、HUBコントローラ60は、DEV:0はタブレットという座標入力デバイスであり、DEV:1とDEV:2はそれぞれマスストレージクラスのデバイスであることを通知する。
【0028】
その結果、コンピュータ2では、タブレットドライバー23とUSBマスストレージクラスドライバ25が起動され、座標入力装置70に対しては、図示しないアプリケーションソフトウエアから、タブレットドライバー23を介してUSBホストコントローラ26を制御するアクセスパスが構成される。第1の記憶装置80と第2の記憶装置3に対しては、同じく図示しないアプリケーションソフトウエアから、ディスクドライブドライバ24とUSBマスストレージクラスドライバ25を介してUSBホストコントローラ26を制御するアクセスパスが構成される。
【0029】
続いてUSBマスストレージクラスドライバ25が、DEV:1の第2のメモリコントローラ81に対して、論理ユニット数を確認し、これに対し第2のメモリコントローラ81は、論理ユニット数が1である旨を返答する。次にディスクドライブドライバ24がINQUIRYコマンドを発行するため、第2のメモリコントローラ81は、それが情報の読み出し、書き込み及び削除が可能なディスクフォーマットで構成されている旨を返答する。
【0030】
次にUSBマスストレージクラスドライバ25は、DEV:2の第1のメモリコントローラ32に対して、論理ユニット数を確認し、これに対し第1のメモリコントローラ32は、論理ユニット数が2である旨を返答する。次にディスクドライブドライバ24がINQUIRYコマンドを発行するため、第1のメモリコントローラ32は、論理ユニット番号「0」の領域は、情報の読み出し、書き込み及び削除が可能なディスクフォーマットで構成され、論理ユニット番号「1」の領域は、情報の読み出しのみ可能なCD-ROMフォーマットで構成されている旨を返答する。
【0031】
その結果コンピュータ2は、例えば、DEV:0をドライブCとして、DEV:1の第1の記憶装置80をドライブDとして、DEV:2の第2の記憶装置3の論理ユニット番号「0」の領域(ディスク領域)をドライブEとして、さらにDEV:2の第2の記憶装置3の論理ユニット番号「1」の領域(CD-ROM領域)をドライブFとして認識する。
【0032】
このときユーザが、WINDOWS VISTA(商標)上で、Ready Boost用の外付けメモリとして、ドライブCを使用することを指定すれば、以降当該OS21は、本記憶装置着脱式入力装置1に当初から搭載されている第2のフラッシュメモリ82の全ユーザデータ領域をReady Boost用のメモリとして利用することができ、当該OS21の高速かつ安定的な動作が保証される。この場合、ドライブEは、OS21にReady Boost用のメモリとしては指定されていないので、ドライブEを所望のデータの読み出しや書き込み用に使用することができる。
【0033】
また、前記CD-ROM領域に、タブレットドライバー23のプログラムファイルを書き込んで置けば、コンピュータ2に予めタブレットドライバー23がインストールされていなくても、タブレットドライバー23をコンピュータ2上で起動させて座標入力装置70を使用することができる。このようにすれば、本記憶装置着脱式入力装置1のベンダーは、タブレットドライバー23を、CD-ROM媒体や、インターネットで提供する必要がなく、ユーザも、タブレットドライバー23がインストールされているかどうか心配することなく、任意のPCに接続して、本記憶装置着脱式入力装置1を使用することができる。
【0034】
また、基板型USBストレージデバイス3は、OS21が稼働中であってもスロット13からいつでも抜き出して、他のコンピュータとデータ交換することができ、その間Ready Boost機能が損なわれることもない。
【0035】
上記の例の他、基板型USBストレージデバイス3の第1のフラッシュメモリ33の全領域を、ディスクフォーマットからなる一つの論理ユニットで構成し、これをReady Boost用のメモリとしてOSに指定してもよい。この場合、記憶装置着脱式入力装置に当初から搭載されている第2のフラシュメモリ82は、タブレットで作成した図形データなどを格納するストレージとして使用することができる。
その他、そのすべてを例示せずとも、本発明の記憶装置着脱式入力装置1は、上述の例の他、各種形態の使い方ができることは言うまでもない。
【0036】
また、ハードウエアの物理的構築においては、第1のフラシュメモリ33と第1のメモリコントローラ32、第2のフラッシュメモリ82と第2のメモリコントローラ81は、それぞれ一つのLSIパッケージで構成してもよい。また、タブレットコントローラ71は、座標演算部とデータ出力部をそれぞれ分けたIC構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の記憶装置着脱式入力装置の外観並びにその使用状態図である。
【図2】本発明の記憶装置着脱式入力装置のハードウエア構成例である。
【図3】本記憶装置着脱式入力装置を接続するコンピュータのソフトウエア及びハードウエアの必要構成例である。
【符号の説明】
【0038】
1 本発明の記憶装置着脱式入力装置
2 コンピュータ
3 基板型USBストレージデバイス(第2の記憶装置)
10 タブレット
11 記憶装置着脱式入力装置の入力エリア
12 入力ペン
13 スロット
14 イジェクトボタン
15 USBケーブル
21 OS
22 HUBドライバー
23 タブレットドライバー
24 ディスクドライブドライバ
25 USBマスストレージクラスドライバ
26 USBホストコントローラ
31 基板
32 第1のメモリコントローラ
33 第1のフラシュメモリ
34 電極
50 USB電極ソケット
60 HUBコントローラ
70 座標入力装置
71 タブレットコントローラ
72 座標検知センサ
80 第1の記憶装置
81 第2のメモリコントローラ
82 第2のフラッシュメモリ






























【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)入力ペンで指示されたXY座標を検知する座標検知センサ(a-1)を具備するタブレットと、(B)該タブレットとは物理的に独立して構成されてなり、第1のフラッシュメモリ(b-1)と該第1のフラッシュメモリ(b-1)のデータの読み出しや書き込みを制御する第1のメモリコントローラ(b-2)が搭載されている基板型USBストレージデバイスとからなり、
前記タブレット(A)の筐体には、前記基板型USBストレージデバイス(B)が挿抜可能なスロット(A-1)を有し、
さらに前記筐体の内部基板には、
USBインターフェースでコンピュータに接続され、該コンピュータにHUBデバイスとして認識されるHUBコントローラ(a-2)と、
前記HUBコントローラ(a-2)に接続されてなり、前記座標検知センサ(a-1)が検知した値からこれらをデジタル演算処理して詳細な座標位置を算出し、これを出力するタブレットコントローラ(a-3)と、
第2のフラッシュメモリ(a-4)と、
前記HUBコントローラ(a-2)に接続されてなり、前記第2のフラッシュメモリ(a-4)のデータの読み出し、書き込み及び削除を制御する第2のメモリコントローラ(a-5)、
が標準装備されてなり、
前記基板型USBストレージデバイス(B)が前記スロット(A-1)に装着されると、前記第1のメモリコントローラ(b-2)が前記HUBコントローラ(a-2)にUSBインターフェースで接続され、該接続により、前記基板型USBストレージデバイス(B)は、前記HUBコントローラ(a-2)を介してコンピュータとUSBインターフェースで接続され、これにより、コンピュータが、座標検知センサ(a-1)とこれを制御するタブレットコントローラ(a-3)からなる座標入力装置、第2のフラッシュメモリ(a-4)とこれを制御する第2のメモリコントローラ(a-5)からなる第1の記憶装置、並びに第1のフラッシュメモリ(b-1)とこれを制御する第1のメモリコントローラ(b-2)からなる第2の記憶装置を接続しているHUBデバイスとして認識するように構成されていることを特徴とする、記憶装置着脱式入力装置。
【請求項2】
第2のフラッシュメモリ(a-4)は、コンピュータから情報の読み出し書き込み削除のいずれも可能なディスクフォーマットで構成されている第1の論理ユニットとして認識されるように構成されており、第1のフラッシュメモリ(b-1)は、コンピュータから情報の読み出し、書き込み及び削除のいずれも可能なディスクフォーマットで構成された第2の論理ユニットと、情報の読み出しのみ可能なCD-ROMフォーマットで構成されている第3の論理ユニットから構成されていると認識されるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載の記憶装置着脱式入力装置。





































【図1】
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【図2】
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【図3】
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