説明

記録装置、録画不可の通知方法、それを実行する通知プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

【課題】録画予約した番組を録画できるだけの空き容量が記録媒体に不足している場合でも、ユーザへその旨の通知を行い、ユーザに確認無く勝手に記録済みの録画コンテンツが消去されることがないようにして予約録画を可能とする。
【解決手段】記録装置19を用いて録画予約を行う場合、リモコン1で予約内容を入力し、入力部2に入力信号を送る。入力部2は入力内容を制御部3に送る。制御部3は入力内容の必要容量を算出し、又、HDD7とリムーバブルメディアドライブ17に挿入されている記録媒体18の空き容量を算出し、照合部8で照合し、録画予約内容の録画可否の判定を行う。録画可能な空き容量があると判定された場合は、入力内容を予約部4に送り、予約録画日時までは予約部4から予約管理部5に送られ管理される。予約録画に必要な空き容量が無い場合については、その旨をユーザに通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置及び、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disc)など、各種記録媒体に映像録画を予約にて行う記録装置、録画不可の通知方法、それを実行する通知プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、数テラバイト(TB)という大容量記録媒体であるHDDが内蔵されているレコーダが各社から発売されている。又、BD(Blu-ray Disc)では1枚で50GBという高記録容量のものが発売されている。これはユーザが、空き容量を気にせずにHD(High Definition)番組を録画出来ることが主な狙いであるが、大容量を生かして取りあえず録画予約しておき、後から見るコンテンツを選択するという傾向が増えてきている。
【0003】
この為、放送波に重畳されてくる番組表データから電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)を生成し、ユーザがEPGから選択した番組をそのまま録画予約出来る機能が各社のレコーダにほぼ装備されている。
また、録画予約用にキーワードを設定しておくと、番組表データから検索し、設定したキーワードを含む番組を自動で予約録画する機能を装備したレコーダもある。
【0004】
このように、視聴するしないにかかわらず、とりあえず録画しておくという傾向がユーザにみられる為、レコーダの記録媒体の記録容量を圧迫し、録画が実行出来なくなる場合が増えている。
【0005】
上記のような事態の解決策として、以下の特許文献3件が挙げられる。
【0006】
(A)特許文献1
空き容量不足が生じても、録画されているデータの中から視聴済み等で不要と判断したデータを削除して、最新の予約番組を優先して録画できる。
【0007】
(B)特許文献2
ユーザが予約録画を行った際、記録媒体の残り容量と録画予約時間情報を計算し、予約録画可能かどうかを一覧表示することができる。
【0008】
(C)特許文献3
自動録画予約用キーワードに応じた自動録画を行う記録装置にて、キーワードに検索され録画予約された番組が空き容量不足により記録出来ない場合でも、既に記録された番組のうち消去すべき番組を適切に選択することで、予約録画可能とする。
【0009】
図11に、特許文献3における従来の番組記録装置システムの一実施形態の構成図を示す。チューナ72は、アンテナ入力端子71から入力されたBS、地上波等のRF入力(番組放送波)を選局・検波して映像信号及び音声信号を取り出す。また、チューナ72は、取り出した映像信号及び音声信号をデジタル化して画像/音声データバス73に画像データ及び音声データを出力する。
【0010】
画像/音声データバス73は、各ブロック間にて画像データ及び後述の音声データを送受信する為のバスである。画像/音声データバス73には、チューナ72、NTSCデコーダ74、A/Dコンバータ76、及びデジタルインターフェース78が接続されている。更に、画像/音声データバス73には、MPEGコーデック80、ハードディスクドライブ(HDD)81、リムーバブルディスク82、NTSCエンコーダ83、D/Aコンバータ85、及び番組表生成部93が接続されている。
【0011】
NTSCデコーダ74は、ビデオ入力端子75からのアナログNTSC信号をデジタル化して画像/音声データバス73に画像データを出力する。ビデオ入力端子75には、外部の映像機器のアナログ映像出力が接続される。A/Dコンバータ76は、オーディオ入力端子77からのアナログ音声信号をデジタル化して映像/音声データバス73に音声データを出力する。オーディオ入力端子77には、外部の映像機器又は外部の音声機器のアナログ音声出力が接続される。
【0012】
デジタルインターフェース78は、デジタル入力端子79から入力されたデジタル映像・音声信号を画像/音声データバス73に適合する形式に変換して出力する。MPEG2コーデック80は、画像/音声データバス73からの画像データ及び音声データをMPEG2に圧縮すると共に、ハードディスクドライブ81やリムーバブルディスク82に記録されたMPEG2圧縮データを伸張する。
【0013】
ハードディスクドライブ81及びリムーバブルディスク82は、MPEG2圧縮データを記録する大容量の記録媒体である。ハードディスクドライブ81は、大容量の内蔵ディスクであり、リムーバブルディスク82は脱着可能なディスクである。NTSCエンコーダ83は、画像/音声データバス73からの画像データをアナログ化し、ビデオ出力端子84に出力する。D/Aコンバータ85は、画像/音声データバス73からの音声データをアナログ化し、オーディオ出力端子86に出力する。
【0014】
操作キー87は、レコーダ本体の操作を行う為のものであり、リモコンセンサ88は、リモコン操作された場合に、その送信信号を受信する。制御バス89は、メイン信号が送受信されるバスである。
【0015】
メインマイコン90は、機器全体のモードを制御したり、操作キー87の操作を読んで各種機能の実行制御をする。RAM91は、メインマイコン90の一時的な保存データ各種機器設定、また番組予約情報を保存するメモリであり、バックアップ電池92は、停電等で通電が切れた時にRAM91のデータを保存する為の電池である。
【0016】
番組表生成部93は、ハードディスクドライブ81等に記録された番組表データを用いて電子番組表のデータを生成して、画像/音声データバス73に出力する。
放送波より放送局から番組表データが送信され、受信した番組表データはハードディスクドライブ81に記録される。そして、番組表データを受信する度にハードディスクドライブ81に記録されている番組表データを更新する。
【0017】
リモコンセンサ88により番組表示指示があると、メインマイコン90が番組表生成部93を制御して、ハードディスクドライブ81に記録された番組表データを用いて電子番組表のデータを生成する。このデータをNTSCエンコーダ83を介して外部の表示装置に送る。
【0018】
メインマイコン90は、ユーザより録画予約が設定されると、録画予約された放送番組の情報を手動予約情報としてハードディスクドライブ81に保存する。又、ハードディスクドライブ81に保存された番組表データと、ユーザにより設定されたキーワードを用いた自動録画予約機能を持つ。
【0019】
ハードディスクドライブ81の全容量の内、所定容量が自動録画用の記録領域として設定される。自動録画が実行される際、メインマイコン90は自動録画用の記録領域に係る記録容量の検出を行い、自動録画用の記録領域に自動録画予約を実行する為の空き容量があるか否かを判断する。その時に空き容量が不足している場合には、メインマイコン90は、既に記録されているコンテンツの中に今回録画しようとしている番組を検索する際に利用したキーワードと同じキーワードによって検索、自動録画されたものがあるか否か検索を行う。その結果、同一キーワードによって検索された自動録画済みのコンテンツがある場合は、最も記録日時の古いコンテンツに対して自動消去を行う。
【0020】
一方、検索の結果同一キーワードにより検索、自動録画されたコンテンツがない場合には、キーワードの内容に係らず過去に自動録画されたコンテンツがあるか否かを検索し、その中で最も記録日時の古いコンテンツに対して自動消去を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0021】
【特許文献1】特開2001−167522号公報
【特許文献2】国際公開第2002/028100号
【特許文献3】特開2008−148150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0022】
特許文献1は、記録媒体の空き容量に不足が生じても、最新の予約番組を録画することは可能だが、過去に録画した視聴済みのコンテンツや、録画日時が古いコンテンツは、ユーザの意思に関係なく自動で削除されてしまうという大きな課題があった。
【0023】
特許文献2は、録画予約を行った際に、記録媒体の空き容量を計算し、予約録画可能かどうかをユーザに提示することは可能であるが、連続録画予約に関しては考慮していないという大きな課題があった。また、ユーザが指定した録画予約についてのみ計算と判定を行っており、すべての録画予約を考慮していないという、課題があった。
【0024】
特許文献3は、記録媒体の空き容量に不足が生じても、キーワード設定により自動予約、及び、録画されたコンテンツについて検索を行い、古い順に消去を行って記録媒体の空き容量を確保することは可能だが、ユーザの確認無く自動でコンテンツが削除されてしまうという大きな課題があった。
【0025】
本発明は、上記課題を解決するもので、録画予約した番組を正常に録画できるだけの空き容量が記録媒体に不足している場合でも、ユーザへその旨の通知を行い、ユーザに確認無く勝手に記録済みの録画コンテンツが消去されることがないように予約録画を可能とする記録装置、録画不可の通知方法、それを実行する通知プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明はこうした課題を解決する為の手段を提供するもので、各請求項の発明は、以下の技術手段を構成する。
【0027】
本発明は、デジタル放送の番組を予約して、その予約番組のデータを記録媒体に記録する記録装置において、
番組の録画予約に関する予約情報を管理する予約管理手段と、情報同士を照合する照合手段と、前記予約管理手段が管理する予約情報に週間予約等の連続予約を含む場合、前記照合手段に、予約番組のデータ量と、前記記録媒体の空き容量を録画予約した照合させ、その照合結果により前記記録媒体の空き容量が足りないときに、その旨をユーザに通知する制御部と、を備えることを特徴とする。
【0028】
また、前記制御部は、前記照合結果より、どの予約から録画完了が不可なのかを確認して、ユーザに通知することを特徴とする。
【0029】
また、前記制御部がどの予約から録画完了が不可なのかをユーザに通知する場合、録画予約が実行される前のどの時点で通知するかを、予めユーザが設定出来ることを特徴とする。
【0030】
また、前記制御部は、前記照合結果により、どの予約まで録画完了が可能なのか確認して、ユーザに通知することを特徴とする。
【0031】
また、前記制御部は、録画予約の録画モードを予約時より録画容量を下げた録画モードに切り換えたときの必要容量と、前記記録媒体の空き容量とを前記照合手段に照合させ、その結果により録画可能となる録画モードがあるかを確認し、該録画モードがある場合は、その録画モードをユーザに通知することを特徴とする。
【0032】
また、前記制御部は、前記照合手段に前記連続予約の今回の予約情報と番組表の情報とを照合させ、連続予約が今回の予約で終了する場合、その旨をユーザに通知することを特徴とする。
【0033】
また、前記連続予約と番組表の照合を行うタイミングが、前回の予約録画完了時とすることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【0034】
また、前記連続予約と番組表の照合を行うタイミングが、番組表の更新時とすることを特徴とする。
【0035】
また、前記制御部は、表示による通知を行ってもよいし、音声による通知を行ってもよいし、電子メールによる通知を行うってもよい。
【0036】
また、本発明は、デジタル放送の番組を予約して、その予約番組のデータを記録媒体に記録する記録装置を用いて録画不可のメッセージを通知する通知方法において、
前記記録装置が管理する予約情報に週間予約等の連続予約を含む場合、前記照合手段に、予約番組のデータ量と、前記記録媒体の空き容量を録画予約した照合させるステップと、その照合結果により前記記録媒体の空き容量が足りないときに、その旨をユーザに通知するステップと、を備えることを特徴とする。
【0037】
前記照合結果より、どの予約から録画完了が不可なのか確認するステップと、どの予約から録画が不可であるかを通知するステップと、をさらに備えることを特徴とする。
【0038】
また、前記照合結果より、どの予約まで録画完了が可能なのかを確認するステップと、どの予約まで録画完了が可能なのかをユーザに通知するステップと、
を備えることを特徴とする。
【0039】
また、録画予約の録画モードを予約時より録画容量を下げた録画モードに切り換えたときの必要容量を計算するステップと、前記必要容量と、前記記録媒体の空き容量とを前記照合手段に照合させ、その結果により録画可能となる録画モードがあるかを確認するステップと、該録画モードがある場合は、その録画モードをユーザに通知するステップと、を備えることを特徴とする。
【0040】
また、予約が連続予約の場合、予約情報と番組表を照合するステップと、前記照合ステップによる照合結果から判明した番組終了情報をユーザに通知するステップと、を備えることを特徴とする。
【0041】
さらに本発明は、前記通知方法の各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムであり、このプログラムを記録した記録媒体でもある。
【発明の効果】
【0042】
本発明によれば、記録媒体の空き容量不足で録画予約が完了出来ない状況が発生した場合、録画不可の通知を受けることによって、記録媒体の空き容量をユーザの任意の方法で確保することが可能であり、又、録画予約が連続録画予約であった場合でも、該番組の放送終了までのスケジュールを電子番組表を用いて検索、照合を行うことにより、どの録画予約から録画完了不可なのか、又は、どの録画予約まで録画完了可能なのかを、ユーザが指定した日数、又は時間前から通知を受けることができるようになる。
これにより、ユーザが知ることなく録画済みコンテンツを自動消去されたり、又、記録媒体の空き容量不足で録画予約が完了出来ないことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本実施形態の記録装置のトータルシステムを示す機能ブロック図である。
【図2】記録装置19が録画予約する処理を示すフローチャートである。
【図3】ステップS1における記録装置での録画予約の処理を示すフローチャートである。
【図4】S2における録画予約以降に予約が存在する場合の処理を示すフローチャートである。
【図5】S4における記録媒体の容量が足りなくて録画予約不可の場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】録画不可の場合の処理を示すフローチャートである。
【図7】録画予約されているコンテンツの中で、次に録画されるコンテンツ分の空き容量が無い場合のメッセージ通知方法の一例を示す図である。
【図8】次回録画がHDDの空き容量不足で不可の場合の対処方法の一例を示す図である。
【図9】XPモードで1時間分の容量を基準とした場合の他モードの時間割合表である。
【図10】今後の録画予約リストの録画可否を通知する例である。
【図11】特許文献3における従来の番組記録装置システムの一実施形態を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0045】
図1は、本実施形態の記録装置のトータルシステムを示す機能ブロック図である。図1において、記録装置19を構成する各部は以下の通りである。2はリモコン1からの入力を受け付ける入力部、3は入力部2からの入力情報の制御を行ったり各部への制御を行う制御部、4は制御部3からの命令により予約とその予約録画の実行をする予約部、5は予約部4での録画予約に関する予約情報の管理を行う予約管理部、6は予約部4からの指示により録画を行う録画部、7は録画したコンテンツを格納するHDD(ハードディスクドライブ)、8は記録媒体の空き容量と予約情報を照合などの情報同士を照合する照合部、9は制御部3で制御されたコンテンツの表示処理を行う表示部、10は表示部9やチューナ部16からの情報の出力処理を行う出力部、13は制御部3からの提示内容の選択を行う選択部、16はアンテナ15を介して受信した放送信号からテレビ番組信号を抽出するチューナ部である。
【0046】
更に記録装置19には以下の装置が接続される。1は記録装置の操作を行うリモコン、11は出力部から出力される情報を表示するディスプレイ、12は出力部からの音声を出力するスピーカ、14はネット上の番組情報が蓄積されているインターネットサーバ、15は放送信号を受信するアンテナ、17は各種リムーバブルメディアに対応し、HDD7同様録画したコンテンツを格納するリムーバブルメディアドライブ、18はDVDやBD(Blu-ray Disc)などのリムーバブルメディア(記録媒体)である。
【0047】
図2は、記録装置19が録画予約する処理を示すフローチャートである。
ユーザの指示に従って記録装置19が録画予約処理を行う(ステップS1)。次に、録画予約した以降に別の予約が存在する場合の処理を行う(ステップS2)。記録装置19は、録画不可メッセージがあるか否かを確認し(ステップS3)、メッセージがある場合はステップ4に進み、メッセージがない場合は処理を終了する。ステップS4では録画不可メッセージが表示された場合の処理を行う。次にステップ5において、録画不可の場合の処理を行う。各処理については、後で詳しく説明する。
【0048】
録画予約が完了した後の処理については、フローチャートに示さないが、その概略について説明する。
【0049】
予約録画日時直前には、記録装置19の予約管理部5はインターネットサーバ14を介してEPGを取得し、照合部8において録画予約内容と番組情報に時間等のずれがないかチェックを行う。
齟齬が無い場合は、録画予約情報を制御部3に送り、前記情報を元に制御部3からチューナ部16でアンテナ15から受信した放送信号を取得し、予約部4を介し録画部6でHDD7、又は、リムーバブルメディアドライブ17を介して記録媒体18に記録を行う。
【0050】
TV放送を視聴する場合は、ユーザがリモコン1で電源をオンにし、リモコン1でチャンネル選択を行うと、リモコン1からの入力信号は入力部2から制御部3に渡る。制御部3は、アンテナ15を介して受信した放送信号からチューナ部16により抽出されたTV番組信号を表示部9に送り、ディスプレイ11とスピーカ12に出力可能なように処理を行ってから、出力部10を介してディスプレイ11とスピーカ12に信号を出力する。
【0051】
録画したコンテンツを視聴する場合は、ユーザがリモコン1で電源をオンにし、その入力信号を入力部2を介して制御部3へ送る。制御部3は、すでに録画されている録画情報リストをHDD7から呼び出して表示部9を介して出力部10からディスプレイ11に出力する。ユーザは、表示された録画情報リストから任意の録画コンテンツをリモコン1を介して選択し、該選択情報を入力部2を介して制御部3から選択部13に送る。選択部13で選択された録画コンテンツ情報は制御部3に送られ、制御部3はHDD7、又は、リムーバブルメディアドライブ17を介して記録媒体18から呼び出し、表示部9を介して出力部10からディスプレイ11とスピーカ12に出力する。
【0052】
図3は、ステップS1における記録装置での録画予約の処理を示すフローチャートである。
録画予約を行う場合、まず、ユーザがリモコン1で予約内容を入力し、記録装置19の入力部2に入力信号を送る。ここで、予約内容とは、予約番組名、予約開始・終了時間、連続予約指定(毎週所定の時間を指定や、毎日所定の時間を指定など)等である。入力部2は入力内容を制御部3に送る(ステップS11)。制御部3は、HDD7の空き容量を検索し(ステップS12)、またユーザより指示された録画予約分の容量を算出し(ステップS13)、これらの結果を照合部8に送り、照合する(ステップS14)。制御部3は、照合部8の照合の結果により、HDD7に予約分の空き容量が有るか無いかを判定し(ステップS15)、空き容量が有る場合は、ユーザが入力した予約内容から、予約が連続予約かどうかを判定する(ステップS16)。連続予約の場合は、制御部3は、予約管理部5を介してインターネットサーバ14にアクセスして次回分を番組表から検索し(ステップS17)、次回があるかどうかを判定する(ステップS18)。番組の次回がある場合はステップS12に戻る。ステップS18で番組の次回が無い場合は、今回予約した分で番組が終了することをユーザに通知を行う(ステップS19)。そして、制御部3は、入力された予約内容を加えて、予約管理部5に格納されている録画予約リストを更新する(ステップS24)。制御部3は、他に連続録画予約があるかを確認し(ステップS25)、連続録画予約があれば、直近の次回分について容量を算出して(ステップ26)、ステップS14に戻る。他に連続録画予約がなければ、ステップS2へ進む。
【0053】
ステップS19の通知方法としては、ディスプレイに表示する、スピーカから音声出力する、携帯電話のメール等にメッセージを送信するなどの複数の通知方法があり、いずれか1つ、又は、複数の方法を組み合わせて通知を行ってもよい。これら通知方法は、以降の通知ステップでも同様である。
【0054】
ステップ16で連続予約ではない場合は、制御部3は、入力された予約内容を加えて、予約管理部5に格納されている録画予約リストを更新する(ステップS24)。制御部3は、他に連続録画予約があるかを確認する(ステップS25)。有る場合は、直近の次回分についての容量の算出を行い(ステップ26)、ステップ14に戻る。
無い場合はステップ2へ進む。
【0055】
ステップS15で予約分の空き容量が無い場合、制御部3は、ユーザによるメッセージの通知指定があるかどうかを検索する(ステップS20)。ここで、ユーザの通知指定とは、HDD7の空き容量不足で録画予約が完了出来ない状況が発生した場合に、通知を行うかどうか、又、通知を行う場合は何日前から、何時間前から、どのような通知方法で行うのかなどを、ユーザが事前に設定しておける機能である。もし、予約分の空き容量がない状況が発生した時が通知を行う時間範囲外であった場合には、範囲の時間になったら、再度照合を行い、通知を行う処理が必要となる。
【0056】
メッセージの通知指定が有る場合には、照合部8が指定された日と現在の日と予約が実行される日を照合し(ステップS21)、制御部3が通知指定の範囲日かどうかを判定する(ステップS22)。範囲日の場合は、録画不可のメッセージをユーザに通知して(ステップS23)、ステップS2へ進む。ステップS20でユーザの通知指定が無い場合は、録画不可のメッセージを通知して(ステップS23)、ステップS2へ進む。
【0057】
ステップS12でHDD7の空き容量を検索する際、リムーバブルメディアドライブ17に記録媒体18が挿入されている場合は、合わせて記録媒体18の空き容量の検索も行う。もし、リムーバブルメディアドライブ17の記録媒体18が取り出されることがあった場合は、その時点でステップS12の空き容量検索からフロー処理を開始する。ステップS22で通知指定の範囲日ではないために処理を終了した場合は、範囲日になったら通知をする処理を行う。
【0058】
また、前述では、記録媒体の空き容量不足で録画予約が完了出来ない状況が発生した場合に、1つの録画予約が録画予約が完了できないかの通知を行うように説明しているが、その録画予約以降すべてが出来なくなる訳なので、どの録画予約からそれ以降が録画完了不可との通知メッセージにしてもよい。つまり、照合結果より、どの予約から録画完了が不可なのかを確認して、ユーザに通知する。更に、録画完了不可の録画予約リストを提示してもよい。
【0059】
他には、常に録画予約リストと記録媒体の空き容量を算出して照合しておき、未来に録画完了不可の録画予約が発生すると予測出来る場合には、照合結果に基づいて、どの録画予約までは録画完了可能だということを確認し、その旨の通知を行ってもよい。この時、録画完了可能な録画予約情報をリストにして提示してもよい。
【0060】
図4は、S2における録画予約以降に予約が存在する場合の処理を示すフローチャートである。
ステップS1における1つの予約録画が完了すると、ステップS2に進む。まずは制御部3が、予約管理部5により管理される録画予約リストを参照して(ステップS31)、次の録画予約があるかどうかを検索する(ステップS32)。次の録画予約が有る場合は、制御部3は、HDD7の空き容量を検索し(ステップS33)、照合部8にて、予約管理部5が管理する予約リストによる録画に必要な容量との照合を行う(ステップS34)。制御部3は、照合結果により、次の録画予約分の空き容量がHDD7に有るか無いかを判定する(ステップS35)。HDD7に空き容量がある場合は、その録画予約が連続予約かどうかを判定する(ステップS36)。連続予約だった場合は、制御部3は、予約管理部5を介してインターネットサーバ14にアクセスして次回分を番組表から検索照合する(ステップS37)。すなわち、制御部3は、照合部8に今回の予約情報と番組表情報と照合させ、次回が有るか無いかを判定し(ステップS38)、次回が有る場合はステップS31に戻り、今検索や判定をした録画予約の次の録画予約があるかを予約リストから検索を行う。
【0061】
ステップS38で次回が無い場合は、今回で番組が終了することを通知し(ステップS39)、予約管理部5が管理する予約リストを更新して(ステップS44)、上述同様、又ステップS31に戻る。
ステップS36で連続予約では無い場合は、上述同様、又ステップS31に戻る。
【0062】
ステップS35で次の予約分の空き容量が無い場合は、ユーザの通知指定が有るか無いかを検索し(ステップS40)、有る場合は日にちを照合部8が照合し(ステップS41)、通知指定の範囲日かどうかの判定を行い(ステップS42)、範囲日の場合は録画不可メッセージを通知し(ステップS43)、ステップS3に進む。
ステップS42で通知指定の範囲日ではない場合は処理を終了しステップS2に戻る。
【0063】
ステップS40でユーザの通知指定が無い場合は、録画不可メッセージの通知を行い(ステップS43)、ステップS3へ進む。
ステップS32でその次の予約が無い場合はステップS3へ進む。
【0064】
ステップS33でHDD7の空き容量を検索する際、リムーバブルメディアドライブ17に記録媒体18が挿入されている場合は、合わせて記録媒体の空き容量の検索も行う。もし、リムーバブルメディアドライブ17の記録媒体18が取り出されることがあった場合は、その時点でステップS33の空き容量検索からフロー処理を開始する。
ステップS42で通知指定の範囲日ではないため終了した場合は、範囲日になったら通知をする処理を行う。
【0065】
図4では、1つ前の録画予約の録画完了時のタイミングで空き容量と予約録画の必要容量との照合を行っているが、放送電波で送られてくるEPG更新時に同様のことを行ってもよい。
【0066】
図5は、S4における記録媒体の容量が足りなくて録画予約不可の場合の処理を示すフローチャートである。
ユーザが操作を開始し、リモコン1によりディスプレイ11がスイッチオン(ステップS51)されると、まずディスプレイ11に録画予約不可のメッセージが表示される(ステップS52)。この時、ディスプレイ11の表示による通知の他に、スピーカ12による音声での通知、あるいは携帯電話のメールによる通知などでもよい。
【0067】
次に、ユーザが不要なデータを消去するかどうかを選択する(ステップS53)。消去をする場合は、A:ユーザが手動で削除する、B;視聴済みリストを表示する、C:古い順リストを表示するかのいずれかをユーザが選択する(ステップS54)。Aを選択した場合は、制御部3がディスプレイ11に録画済みリストを表示し(ステップS55)、リスト中からユーザが任意の削除コンテンツを選択して削除を行う(ステップS56)。そして、必要空き容量が確保出来たかを確認し(ステップS57)、確保出来ていたらステップS3へ戻る。まだ必要空き容量に達していなかった場合は又ステップS53に戻る。
【0068】
ステップS54でBを選択した場合は、ユーザが制御部3に削除案の提案をさせるか否かを選択し(ステップS58)、削除案の提案を選択した場合は、制御部3により最適な削除案が1案以上表示され(ステップSS59)、ユーザは任意案を選択し削除を行う(ステップS56)。制御部3は、HDD7の必要空き容量が確保出来たかを確認し(ステップS57)、確保出来ている場合は、ステップS3へ戻る。この場合、最適な削除案を算出して提示している為、ステップS57で必要空き容量が確保出来ていないことは無い。
【0069】
ステップS58で削除案を提案させないを選択した場合は、ユーザが表示されたリストから任意の視聴済みコンテンツを選択し削除し(ステップS56)、制御部3が必要空き容量が確保出来たか確認し(ステップS57)、確保出来ている場合はステップS3へ戻る。確保出来ていない場合は、又ステップS53へ戻る。
【0070】
ステップS54でCを選択した場合は、Bを選択した場合と同様に、ユーザが制御部3に削除案の提案をさせるか否かを選択し(ステップS58)、削除案の提案を選択した場合は、制御部3により最適な削除案が1案以上表示され(ステップS59)、ユーザは任意の案を選択し削除を行う(ステップS56)。そして制御部3は必要空き容量が確保出来たかを確認し(ステップS57)、確保出来ている場合はステップS3に戻る。この場合、最適な削除案を算出して提示するため、ステップS57で必要空き容量が確保出来ていないことはない。ステップS58で削除案を提案させないを選択した場合は、ユーザが表示されたリストから任意の古いコンテンツを選択し削除し(ステップS56)、制御部3が必要空き容量が確保出来たか確認し(ステップS57)、確保出来ている場合はステップS3へ戻る。確保出来ていない場合は、又ステップS53へ戻る。
【0071】
ステップS53でNoを選択した場合は、ユーザは、予約当初の録画モードよりも録画の必要容量を下げた録画モードに落とす(切り換える)か否かを選択する(ステップS60)。Yesを選択した場合は、照合部8は、各録画モードにおける必要容量と、前記記録媒体18の空き容量とを照合し、制御部3は照合結果により録画容量を確保可能な録画モードが有るか否かを確認する(ステップS61)。可能なモードが有る場合は、制御部3は、その録画モードを表示し(ステップS62)、ユーザは任意のモードを選択する(ステップS63)。制御部3は必要空き容量が確保可能かどうかの確認を行う(ステップS57)。この場合、可能なモードを算出して表示するため、ステップS57で必要空き容量が確保出来ていないことはない。
【0072】
ステップS61で可能なモードが無い場合には、ステップS53へ戻る。
ステップS60で録画モードを落とさないを選択した場合には、録画不可となり、録画不可メッセージが表示されたままステップS5へ進む。
【0073】
図6は、録画不可の場合の処理を示すフローチャートである。
制御部3は、「録画不可のため録画予約を取り消します」のメッセージをディスプレイ11に表示する(ステップS71)。次に制御部3は、予約部4により録画取り消し処理を行い(ステップS72)、予約管理部5の予約リストを更新する(ステップS73)。
【0074】
図7は、録画予約されているコンテンツの中で、次に録画されるコンテンツ分の空き容量が無い場合のメッセージ通知方法の一例を示す図である。
制御部3によりディスプレイ11に表示されている予約番組リスト22は、録画予約が完了した予約番組情報を示す。太枠で示した「3番 毎土22:30〜23:30」の予約番組情報23が、現時点(6月5日)で録画予約完了したばかりの情報である。現時点のHDD7の空き容量についての表示例である「HDD空き状況」24から、あまり空き容量が無いことが分かる。もう一度予約番組リスト22を参照し、次に録画される予定の予約番組情報25「2番 6/6 12:15〜13:15」を確認する。SPモードで1時間分のため、HDDの容量が足りないことが分かる。その為、制御部3は、空き容量が無い為に予約録画が出来ない通知を行う。
【0075】
なお、通知例は以下の3つを示すが、これに限るものではない。
(1)ディスプレイ11に表示して通知する例である(表示通知26)。
(2)スピーカ27からメッセージ28を音声で流して通知する例である。
(3)携帯電話29のメール送信30で通知を行う例である。
【0076】
このように空き容量が無く予約録画が出来ないことを、制御部3は事前にユーザに通知することが可能である。ここではHDD7の空き容量しか考慮していないが、リムーバブルメディアドライブ17に記録媒体18が挿入されている場合は、合わせて記録媒体18の空き容量についても考慮する。
【0077】
図8は、図7の様に次回録画がHDD7の空き容量不足で不可の場合の対処方法の一例を示す図である。
ディスプレイ11に予約録画不可メッセージ26が表示される。その後、解決方法のリスト31が表示される。ユーザは任意の解決方法をこのリスト31から選択することが可能である。
【0078】
「手動消去」を選択した場合は制御部3により録画リスト32がディスプレイ11に表示され、ユーザは任意のコンテンツを選択して消去を行い、次回録画分のHDD容量を確保する。もし、リムーバブルメディアドライブ17に記録媒体18が挿入されている場合は、合わせて記録媒体18の使用リストを表示し、ユーザはHDD7と同様に任意のコンテンツを選択し消去を行い、次回録画分の記録媒体18の容量を確保する。この時、HDD7と記録媒体18の空き容量はいずれか1つで確保するのが望ましいが、場合によってはHDD7と記録媒体18の空き容量の合算で確保してもよい。この場合は、記録装置側で、録画予約コンテンツの記録先を各々の空き容量に合わせてチェンジ出来るような機能が必要となる。
【0079】
解決方法のリスト31で消去案提示を選択すると、制御部3により最適な消去案候補が1つ以上提示される(提示例34)。消去案提示方法としては、録画済みコンテンツリスト内から、視聴済みコンテンツを優先的に候補として選定する、録画日時が古い順から候補として選定する、必要空き容量と同容量、又は、少し多めの容量を要しているコンテンツを優先して選定する、もしくは、前述の選定方法を複数組み合わせて選定するなどである。記録装置19としては、録画日時を保持する機能、及び、録画コンテンツを視聴した場合には、視聴済みコンテンツ識別情報(フラグなど)を付加する機能が必要である。
また、消去案候補は、HDD7と記録媒体18の組み合わせでもよい。
【0080】
解決方法のリスト31でモード変更を選択すると、次回録画予約の予約番組リスト22とHDD空き状況24、もしくは、記録媒体空き状況を参照し、録画モードを落とせば録画可能な場合には、可能モードが提示されるので(提示例33)、ユーザは録画予約情報の録画モードの変更を行う。すでに録画モードがEPであったり、録画モードを落としても必要空き容量が確保出来ない場合は、他の解決方法を選択する必要がある。
【0081】
この場合は、予め解決方法のリスト31から「モード変更」を選択不可にしておいてもよい。
その他の解決方法としては、予約取消がある。これは、単純に該当録画予約を取り消すことである。保留を選択した場合は、次回予約録画に関して、空き容量が確保されるまで、ユーザへ通知が続けられる。定期的に通知が行われてもよい。
【0082】
また、解決方法手順は上述によらなくてもよい。
例えば、空き容量不足で予約不可状況が発生し、且つ、該録画予約の設定モードがLP以上である場合は、制御部3が録画モードを下げた場合の必要容量を算出し、照合部8がHDD等の記録媒体等の空き容量との照合を行い、その結果によって制御部3が録画予約可能な録画モードがある場合は録画モード変更提案の通知を行う。その場合の通知方法は、前述している、表示通知、音声通知、メール送信通知等のいずれか1つ以上であり、複数を組みわせて行ってもよい。
【0083】
図9はXPモードで1時間分の容量を基準とした場合の他モードの時間割合表である。
図8で例として示しているHDD空き状況24を参照すると、XPモードで24分40秒の空き容量がある。図8の時間割合表を用いてその他のモードでの空き容量を算出すると、SPモードでは、2倍の51分20秒、LPモードでは、4倍の1時間42分40秒、EPモードでは、6倍の2時間34分の空き容量があることになる。
この表を用いて、上述のように、制御部3はモード変更の算出が可能となる。
【0084】
図10は、今後の録画予約リストの録画可否を通知する例である。
現在6月5日(土)20:00である。リスト22を参照すると、次の録画予約は、3番の毎週(連続)予約の6月5日(土)の22:30〜23:30のLPモードで1時間分である。HDD空き状況をリスト35として表示させ参照すると、LPで1時間19分40秒分あるので、この分の録画は可能である。
【0085】
その次がリスト(予約番組リスト22)の2番の6月6日(日)の12:15〜13:15のSPモードで1時間分である。前記2番の6月5日分の録画を行うと、HDDの空き状況は、リスト35に示すような状況になる。EPモードでも29分30秒しか空き容量が無い為、録画モードを落としたとしても2番の録画は不可である。同様に、1番の6月9日分の30分も、4番の6月11日の1時間分も録画不可である。
【0086】
このため、6月5日(土)20:00時点では、どの予約から録画不可になるかの制御部3による通知は通知表示37のようになる。また、どの予約まで録画可能なのかの通知は、通知表示38のようになる。どこまで録画可能で、どこから録画不可なのかを合わせて通知してもよい。
【0087】
この照合と通知を行うタイミングは、1つ前の録画完了時、番組表更新時、ユーザが記録装置の電源を入れた時、ユーザが予約録画可否状況を確認したい時など、ユーザのニーズに合わせて設定することが可能である。
【0088】
連続予約に関しては、このような通知を、ユーザが設定した日数前から次回の連続予約に関して記録媒体の空き容量に不足が生じる場合はユーザに通知することが可能である。
【0089】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲において種々の変更が可能である。すなわち、本発明の技術思想の範囲内でなされた設計変更や改良についても当然に本発明の権利範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0090】
1 リモコン
2 入力部
3 制御部
4 予約部
5 予約管理部
6 録画部
7 HDD(ハードディスクドライブ)
8 照合部
9 表示部
10 出力部
11 ディスプレイ
12 スピーカ
13 選択部
14 インターネットサーバ
15 アンテナ
16 チューナ部
17 リムーバブルメディアドライブ
18 記録媒体
19 記録装置システム
21 ディスプレイ
22 予約番組リスト
23 録画予約が完了した予約番組情報
24 HDD空き状況
25 次の録画予約情報
26 メッセージ通知表示例
27 スピーカ
28 スピーカからのメッセージ通知例
29 携帯電話
30 携帯電話メールでのメッセージ通知例
31 解決方法のリスト
32 録画済みコンテンツリスト
33 モード変更提案表示例
34 消去案提示例
35,36 HDD空き状況表示例
37 どの予約から録画不可なのかを通知する表示例
38 どの予約まで録画可能なのかを通知する表示例

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル放送の番組を予約して、その予約番組のデータを記録媒体に記録する記録装置において、
番組の録画予約に関する予約情報を管理する予約管理手段と、
情報同士を照合する照合手段と、
前記予約管理手段が管理する予約情報に週間予約等の連続予約を含む場合、前記照合手段に、予約番組のデータ量と、前記記録媒体の空き容量を録画予約したデータ量と照合させ、その照合結果により前記記録媒体の空き容量が足りないときに、その旨をユーザに通知する制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記照合結果より、どの予約から録画完了が不可なのかを確認して、ユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御部がどの予約から録画完了が不可なのかをユーザに通知する場合、録画予約が実行される前のどの時点で通知するかを、予めユーザが設定出来ることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記照合結果より、どの予約まで録画完了が可能なのか確認して、ユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、録画予約の録画モードを予約時より録画容量を下げた録画モードに切り換えたときの必要容量と、前記記録媒体の空き容量とを前記照合手段に照合させ、その結果により録画可能となる録画モードがあるかを確認し、該録画モードがある場合は、その録画モードをユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記照合手段に前記連続予約の今回の予約情報と番組表の情報とを照合させ、連続予約が今回の予約で終了する場合、その旨をユーザに通知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
【請求項7】
前記連続予約と番組表の照合を行うタイミングが、前回の予約録画完了時とすることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記連続予約と番組表の照合を行うタイミングが、番組表の更新時とすることを特徴とする請求項6に記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、表示による通知を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
【請求項10】
前記制御部は、音声による通知を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
【請求項11】
前記制御部は、電子メールによる通知を行うことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
【請求項12】
デジタル放送の番組を予約して、その予約番組のデータを記録媒体に記録する記録装置を用いて録画不可のメッセージを通知する通知方法において、
前記記録装置が管理する予約情報に週間予約等の連続予約を含む場合、前記照合手段に、予約番組のデータ量と、前記記録媒体の空き容量を録画予約した照合させるステップと、
その照合結果により前記記録媒体の空き容量が足りないときに、その旨をユーザに通知するステップと、
を備えることを特徴とする通知方法。
【請求項13】
前記照合結果より、どの予約から録画完了が不可なのか確認するステップと、
どの予約から録画が不可であるかを通知するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12に記載の通知方法。
【請求項14】
前記照合結果より、どの予約まで録画完了が可能なのかを確認するステップと、
どの予約まで録画完了が可能なのかをユーザに通知するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12又は13に記載の通知方法。
【請求項15】
録画予約の録画モードを予約時より録画容量を下げた録画モードに切り換えたときの必要容量を計算するステップと、
前記必要容量と、前記記録媒体の空き容量とを前記照合手段に照合させ、その結果により録画可能となる録画モードがあるかを確認するステップと、
該録画モードがある場合は、その録画モードをユーザに通知するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の通知方法。
【請求項16】
予約が連続予約の場合、予約情報と番組表を照合するステップと、
前記照合ステップによる照合結果から判明した番組終了情報をユーザに通知するステップと、
を備えることを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載の通知方法。
【請求項17】
請求項12乃至16のいずれかに記載の通知方法の各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載したプログラムを記録した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−142661(P2012−142661A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291995(P2010−291995)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】