説明

記録装置、HDD付きDVDレコーダ

【課題】バッファメモリの記憶管理を行うことにより、ユーザの使い勝手を向上させた記録装置を提供する。
【解決手段】MPU105は、バッファメモリ400Aに現在格納されている記録データを光ディスクドライブ200とHDD300とにそれぞれ供給するようデータプロセッサ400に指示する。MPU105は、バッファメモリ400Aに現在格納されている記録データの、光ディスクドライブ200及びHDD300への供給が完了したか否かを判定する。光ディスクドライブ200及びHDD300への供給が完了すると、MPU105は、エンコーダ103から新たに入力されてきたデータでバッファメモリ400Aの内容を更新するようデータプロセッサ400に指示する。HD300Aと光ディスク100の両方のメディアにコンテンツを同時に記録させるため、ユーザの使い勝手を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1のメディアにデータを記録する第1のドライブ装置と、第2のメディアにデータを記録する第2のドライブ装置と、を備えた記録装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハードディスクドライブ付き光ディスクレコーダが各種考案されている。HDD付き光ディスクレコーダは、入力ソースから入力されてきたデータを一時記憶するバッファメモリと、そのバッファメモリのデータを光ディスクに記録する光ディスクドライブと、そのバッファメモリのデータをハードディスク(以下、「HD」と称する。)に記録するハードディスクドライブ(以下、「HDD」と称する。)と、を備える。光ディスクは、例えばCD、又はDVDである。
【0003】
このようなHDD付き光ディスクレコーダの使用方法としては、まず、テレビ番組などのコンテンツをHDに録画する。そして、録画完了後、そのコンテンツのバックアップなどの目的から、ユーザは、そのコンテンツをHDから光ディスクにコピーする。
一方、特許文献1では情報記録装置が提案されている。
【特許文献1】特開2004−118986公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ユーザが、HDと光ディスクの両方のメディアにコンテンツを記録することを、HDへのコンテンツの録画開始の際に既に考えている場合に問題となる。詳述すると、この場合でもユーザは、コンテンツをHDに録画した後に光ディスクにダビングするというステップを踏まなければならない。
そのため、HDへのコンテンツの録画開始から光ディスクへのダビング終了までの間、ユーザは、待たなければならなかった。また、ユーザはHDへのコンテンツの録画を指示した後に光ディスクへのダビングを指示しなければならず、手間もかかっていた。
従って、ユーザが上記のように考えている場合、従来のHDD付き光ディスクレコーダでは、ユーザの使い勝手が悪いという問題があった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、バッファメモリの記憶管理を行うことにより、ユーザの使い勝手を向上させた記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の記録装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0007】
(1)第1のメディアにデータを記録する第1のドライブ装置と、
第2のメディアにデータを記録する第2のドライブ装置と、を備えた記録装置において、
入力ソースから入力されてきたデータを一時記憶する第1のバッファメモリと、
前記第1のメディアと前記第2のメディアとの両方に対するデータの記録が指示されると、前記第1のバッファメモリに現在格納されているデータを前記第1のドライブ装置と前記第2のドライブ装置とにそれぞれ供給する供給手段と、を備え、
前記供給手段は、前記両ドライブ装置への供給が完了した後、前記入力ソースから新たに入力されてきたデータで前記第1のバッファメモリの内容を更新する。
【0008】
この構成において、記録装置は、例えばHDD付きDVDレコーダである。第1のメディアは、例えば光ディスク、HD、半導体メモリである。第2のメディアも、例えば光ディスク、HD、半導体メモリである。
この構成では、ユーザが、第1のメディアと第2のメディアの両方のメディアにコンテンツを記録することを、第1のメディアへのコンテンツの録画開始の際に既に考えている場面を想定している。
このような場面において、ユーザは、第1のメディアと第2のメディアとの両方に対するデータの記録を指示する。すると、供給手段は、バッファメモリの記憶管理を行って次のように動作する。供給手段は、バッファメモリに現在格納されているデータを第1のドライブ装置と第2のドライブ装置とにそれぞれ供給する。供給手段は、両ドライブ装置への供給が完了した後、入力ソースから新たに入力されてきたデータでバッファメモリの内容を更新する。この供給と更新は、コンテンツの記録が完了するまで、繰り返される。
これにより、HDと光ディスクの両方のメディアにコンテンツを記録することを、HDへのコンテンツの録画開始の際に既に考えている場合に、ユーザは、コンテンツをHDに録画した後に光ディスクにダビングするというステップを踏まずに済む。
即ち、HDと光ディスクの両方のメディアにコンテンツを同時に記録させるため、ユーザを待たせる時間を短縮することができる。また、ユーザはコンテンツの録画を1回指示するだけで良いため、手間も省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【0009】
(2)前記第1のドライブ装置は、前記供給手段から供給されたデータを一時記憶する第2のバッファメモリと、該第2のバッファメモリに記憶されているデータを前記第1のメディアに記録する記録手段と、を有し、
前記供給手段は、前記第2のバッファメモリがオーバーフローする前に、前記第1のドライブ装置へのデータの供給を一時的に中止する。
【0010】
記録手段の記録速度を考慮せずに供給手段がデータを供給し続けると、第2のバッファメモリにおいてバッファオーバーフローが発生する。
この構成においては、供給手段は、第2のバッファメモリがオーバーフローする前に、光ディスクドライブへの記録データの供給を一時中止する。
これにより、第2のバッファメモリのバッファオーバーフローを防ぐことができる。
なお、供給手段は、一時的に待機した後、光ディスクドライブへのデータ供給を再開する。
【0011】
(3)前記第1のメディアは、光ディスクであり、
前記第1のドライブ装置は、前記光ディスクにピックアップヘッドからレーザ光を照射し、その光ディスクにデータを記録する光ディスクドライブ装置であり、
前記供給手段は、データの記録中、前記第2のバッファメモリがアンダーフローする前に、前記第1のドライブ装置へデータを供給する。
【0012】
光ディスクドライブ装置は、第2のバッファメモリがオーバーフローすると、記録動作を中断する。この結果、光ディスクドライブ装置は、光ディスクに、レーザー光による痕を残し、つなぎ目を作ってしまう。
この構成においては、光ディスクへの記録中に記録動作が中断しないよう、第2のバッファメモリにデータを記憶させておく。
これにより、レーザー光による痕が残って光ディスクにつなぎ目ができてしまうことを防止できる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態であるHDD付きDVDレコーダについて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態であるHDD付きDVDレコーダの構成を示すブロック図である。HDD付きDVDレコーダ1は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)規格に準拠して製造された光ディスク100に、(TV番組等の)データを記録する光ディスクドライブ200と、内蔵するHD300Aに大容量データを記録するHDD(ハードディスクドライブ)300と、入力ソースから入力されてきたデータを一時記憶するバッファメモリ400Aを内臓するデータプロセッサ400と、を備える。
なお、この実施形態では、第1のメディアを光ディスク100に、又第2のメディアをHD300Aとしているが、実施の際は、他のメディアでも構わない。他のメディアは、例えば半導体メモリである。
【0016】
さらに、HDD付きDVDレコーダ1は、AV入力端子101と、チューナ102と、エンコーダ部103と、タイマーマイコン109と、操作部110と、メモリ111と、表示部108と、装置本体各部の動作を制御するMPU105と、を備える。
【0017】
AV入力端子101は、記録対象である映像信号や音声信号等をHDD付きDVDレコーダ1の外部から入力し、接続されているエンコーダ部103に出力する。外部には、例えばインターネットが接続されている。
【0018】
チューナ102は、例えば放送事業者から配信されるテレビ放送信号が受信されるアンテナ(不図示)と接続されている。そして、チューナ102は、アンテナで受信したテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し、エンコーダ部103に出力する。
なお、AV入力端子101、又はチューナ102が、本発明の「入力ソース」に相当する。
【0019】
エンコーダ部103は、不図示のバッファメモリを内蔵する。
【0020】
エンコーダ部103は、AV入力端子101から入力された映像信号や音声信号を(例えばMPEG2で)バッファメモリに一旦格納する。エンコーダ部103は、バッファメモリのデータを順次読み出してエンコードして圧縮する。エンコーダ部103は、圧縮後のデータを記録データとして、データプロセッサ400のバッファメモリ400Aに格納する。
また、エンコーダ部103は、チューナ102から入力されたテレビ放送信号から映像信号、音声信号を分離する。そして、エンコーダ部103は、それらの信号をバッファメモリに一旦格納する。エンコーダ部103は、バッファメモリのデータを順次読み出してエンコードして圧縮する。エンコーダ部103は、圧縮後のデータを記録データとして、データプロセッサ400のバッファメモリ400Aに格納する。
【0021】
データプロセッサ400は、エンコーダ部103から出力された記録データを一時記憶するバッファメモリ400Aを内蔵する。データプロセッサ400は、MPU105の制御に従って、バッファメモリ400Aに現在格納されている記録データを、光ディスクドライブ200とHDD300との少なくともいずれか一方に供給する。
【0022】
さらに、データプロセッサ400は、MPU105の制御に従って、光ディスクドライブ200から読み出されたデータをHDD300に供給したり、HDD300から読み出されたデータを光ディスクドライブ200に供給したりする。
なお、データプロセッサ400及びMPU105が、本発明の「供給手段」に相当する。
【0023】
光ディスクドライブ200は、データプロセッサ400から供給された記録データを一時記憶するバッファメモリ200Aと、MPU105の制御に従って、光ディスク100にピックアップヘッドからレーザ光を照射し、その光ディスク100にバッファメモリ200Aの記録データを記録する記録部200Bと、を有する。光ディスク100は、追記録可能なDVD−Rや書換え可能なDVD−RAM等の記録可能光ディスクとする。
【0024】
なお、記録部200Bが、本発明の「記録手段」に相当する。
また、この実施形態では、光ディスク100をDVDとしているが、実施の際は、CDでも構わない。
【0025】
HDD300は、MPU105の制御に従って、供給された記録データをHD300Aに記録する。
【0026】
一方、MPU105には、タイマーマイコン109が接続されている。
タイマーマイコン109は、HDD付きDVDレコーダ1の時間管理に利用されるタイマー回路(時計ユニット)109Aを有している。タイマーマイコン109は、録画予約開始時刻になると、録画の開始をMPU105に指示する。また、タイマーマイコン109は、録画予約終了時刻になると、録画の終了をMPU105に指示する。
【0027】
タイマーマイコン109には、ユーザからの操作(指示)を受け付ける操作部110が接続されている。また、MPU105には、HDD付きDVDレコーダ1の動作状態を表示する表示部108と、EEPROM等のメモリ111と、が接続されている。
【0028】
メモリ111は、制御プログラムを格納する。
MPU105は、メモリ111に記憶されている制御プログラムに基づいて、HD300A及び光ディスク100に対するデータの記録動作、読み出し動作、及び削除動作、表示部108の表示動作等を制御する。
【0029】
また、MPU105は、光ディスクドライブ200又はHDD300から光ディスク100又はHD300Aの制御情報を取得する。そして、MPU105は、取得した制御情報等からHDD300に内蔵されているHD300Aと、光ディスクドライブ200にセットされた光ディスク100と、の残容量を監視する。
【0030】
操作部110は、TV番組などを録画するための録画キー、光ディスク100とHD300Aとの両方に対するデータの記録を受付けるダブル録画キー及びその他の操作キーを有している。そして、これらのキー操作により、ユーザは、録画及び録画予約の入力等を行う。
【0031】
又、操作部110は、図示しないリモコン(リモートコントロール端末)から送信された制御信号を受け入れるデータ受信部110Bと、ユーザからの直接入力を受付け、制御信号をタイマーマイコン109やMPU105へ出力可能な操作パネル110Aと、を有する。
【0032】
図2は、本発明の実施形態であるHDD付きDVDレコーダのMPU105が行う動作を示すフローチャートである。この動作は、上記ダブル録画キーが押下された時、即ち、光ディスク100とHD300Aとの両方に対するデータの記録が指示された時の動作である。ここでは、ユーザが、HD300Aと光ディスク100の両方のメディアにコンテンツを記録することを、HD300Aへのコンテンツの録画開始の際に既に考えている場面を想定している。このような場面において、ユーザはダブル録画キーを押下する。
【0033】
上記ダブル録画キーが押下されると、MPU105は、光ディスクドライブ200及びHDD300などに指示し、光ディスク100とHD300Aへの記録を開始する(S1)。これにより、エンコーダ103には、入力ソースからのデータが順次入力される。そして、エンコーダ103は、そのデータを順次エンコードし、エンコード済みの記録データをバッファメモリ400Aに格納していく。
【0034】
図3は、入力ソースから入力されてきたデータの流れを示す図である。
MPU105は、図3に示すように、バッファメモリ400Aの記憶管理を開始する(S2)。
【0035】
MPU105は、図3に示すように、バッファメモリ400Aに現在格納されている記録データを光ディスクドライブ200とHDD300とにそれぞれ供給するようデータプロセッサ400に指示する(S3)。
【0036】
MPU105は、バッファメモリ400Aに現在格納されている記録データの、光ディスクドライブ200及びHDD300への供給が完了したか否かを判定する(S4)。ここで、光ディスクドライブ200は、バッファメモリ200Aを有している。このバッファメモリ200Aが満タン又は略満タンになると、即ちバッファメモリ200Aがオーバーフローする前に、光ディスクドライブ200は、データプロセッサ400からの記録データの供給を拒否する。この理由は、バッファオーバーフローを防ぐためである。データプロセッサ400は、光ディスクドライブ200への記録データの供給を一時停止する。これにより、バッファメモリ200Aのバッファオーバーフローを防ぐことができる。そして、データプロセッサ400は、所定時間待機して、再度、記録データを光ディスクドライブ200に供給する。
また、このバッファメモリ200Aには、光ディスク100への記録中に記録動作が中断しないよう、記録データを保持させておく。この理由は、バッファメモリ200Aが空になって記録動作が中断すると、即ちバッファメモリ200Aがアンダーフローすると、光ディスク100に、レーザー光による痕が残ってつなぎ目ができてしまうためである。そのため、データプロセッサ400は、所定時間待機して、再度、記録データを光ディスクドライブ200に供給する。また、データプロセッサ400は、バッファメモリ200Aのデータ量が空になる前に、即ちバッファメモリ200Aがアンダーフローする前に、記録データを光ディスクドライブ200に供給する。これにより、レーザー光による痕が残って光ディスク100につなぎ目ができてしまうことを防止できる。
【0037】
光ディスクドライブ200及びHDD300への供給が完了すると、MPU105は、エンコーダ103から新たに入力されてきたデータでバッファメモリ400Aの内容を更新するようデータプロセッサ400に指示する(S5)。この結果、新たな記録データがバッファメモリ400Aに格納される。
ここで、データプロセッサ400は、MPU105の上記S5の指示があるまで、バッファメモリ400Aに現在格納されているデータを全て維持する。つまり、バッファメモリ400Aの内容が更新されるのをデータプロセッサ400は制限する。
【0038】
MPU105は、光ディスクドライブ200及びHDD300への記録が完了したか否かを判定する(S6)。この判定は、記録データのストリームが終端に到達したか否かを調査すること、又は、タイマーマイコン109から録画の終了が指示されたか否かを確認することにより行われる。
【0039】
光ディスクドライブ200及びHDD300への記録が完了していないと判定すると、MPU105は、S3に戻り処理を継続する。即ち、記録中、MPU105は、S3乃至S5の動作を繰り返す。
【0040】
光ディスクドライブ200及びHDD300への記録が完了したと判定すると、MPU105は、制御情報を光ディスクドライブ200及びHDD300に記録させ(S7)、本処理を終了する。詳述すると、MPU105は、UDF(ユニバーサルディスクフォーマット)をデータプロセッサ400に作成させて、光ディスクドライブ200に供給させる。光ディスクドライブ200は、UDFを光ディスク100に記録する。また、MPU105は、所定のファイルシステム(FATなど)をデータプロセッサ400に作成させて、HDD300に供給させる。HDD300は、所定のファイルシステムをHD300Aに記録する。
【0041】
以上より、HD300Aと光ディスク100の両方のメディアにコンテンツを記録することを、HD300Aへのコンテンツの録画開始の際に既に考えている場合でも、ユーザは、コンテンツをHD300Aに録画した後に光ディスク100にダビングするというステップを踏まずに済む。
即ち、HD300Aと光ディスク100の両方のメディアにコンテンツを同時に記録させるため、ユーザを待たせる時間を短縮することができる。また、ユーザはコンテンツの録画を1回指示するだけで良いため、手間も省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態であるHDD付きDVDレコーダの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態であるHDD付きDVDレコーダのMPU105が行う動作を示すフローチャート
【図3】入力ソースから入力されてきたデータの流れを示す図
【符号の説明】
【0043】
1−HDD付きDVDレコーダ
100−光ディスク
101−AV入力端子
102−チューナ
103−エンコーダ部
105−MPU
108−表示部
109−タイマーマイコン
110−操作部
110A−操作パネル
110B−データ受信部
111−メモリ
200−光ディスクドライブ
200A−バッファメモリ
200B−記録部
300−HDD
300A−HD
400−データプロセッサ
400A−バッファメモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
DVDにピックアップヘッドからレーザ光を照射し、そのDVDにデータを記録するDVDドライブ装置と、
ハードディスクにデータを記録するハードディスクドライブ装置と、を備えたHDD付きDVDレコーダにおいて、
入力ソースから入力されてきたデータを一時記憶する第1のバッファメモリと、
前記DVDと前記ハードディスクとの両方に対するデータの記録が指示されると、前記第1のバッファメモリに現在格納されているデータを前記DVDドライブ装置と前記ハードディスクドライブ装置とにそれぞれ供給する供給手段と、を備え、
前記DVDドライブ装置は、前記供給手段から供給されたデータを一時記憶する第2のバッファメモリと、該第2のバッファメモリに記憶されているデータを前記DVDに記録する記録手段と、を有し、
前記供給手段は、
前記両ドライブ装置への供給が完了した後、前記入力ソースから新たに入力されてきたデータで前記第1のバッファメモリの内容を更新し、
前記第2のバッファメモリがオーバーフローする前に、前記DVDドライブ装置へのデータの供給を一時的に中止し、
前記第2のバッファメモリがアンダーフローする前に、前記DVDドライブ装置へデータを供給するHDD付きDVDレコーダ。
【請求項2】
第1のメディアにデータを記録する第1のドライブ装置と、
第2のメディアにデータを記録する第2のドライブ装置と、を備えた記録装置において、
入力ソースから入力されてきたデータを一時記憶する第1のバッファメモリと、
前記第1のメディアと前記第2のメディアとの両方に対するデータの記録が指示されると、前記第1のバッファメモリに現在格納されているデータを前記第1のドライブ装置と前記第2のドライブ装置とにそれぞれ供給する供給手段と、を備え、
前記供給手段は、前記両ドライブ装置への供給が完了した後、前記入力ソースから新たに入力されてきたデータで前記第1のバッファメモリの内容を更新する記録装置。
【請求項3】
前記第1のドライブ装置は、前記供給手段から供給されたデータを一時記憶する第2のバッファメモリと、該第2のバッファメモリに記憶されているデータを前記第1のメディアに記録する記録手段と、を有し、
前記供給手段は、前記第2のバッファメモリがオーバーフローする前に、前記第1のドライブ装置へのデータの供給を一時的に中止する請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1のメディアは、光ディスクであり、
前記第1のドライブ装置は、前記光ディスクにピックアップヘッドからレーザ光を照射し、その光ディスクにデータを記録する光ディスクドライブ装置であり、
前記供給手段は、データの記録中、前記第2のバッファメモリがアンダーフローする前に、前記第1のドライブ装置へデータを供給する請求項2又は3に記載の記録装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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