説明

記録装置及びダビング方法

【課題】実行予定のある記録の非実行時に、分割して複製を実行する記録装置を提供する。
【解決手段】実施形態において、記録装置は、入出力部と、保持部と、信号処理部と、入出力制御部と、を具備する。入出力部は、ネットワークに対して複製対象を供給し、かつネットワークから複製対象を取得する。保持部は、複製対象を保持する。信号処理部は、前記入出力部を経由して取得する複製対象を前記保持部に入力し、前記保持部が保持する複製対象を前記入出力部が出力可能に出力する。入出力制御部は、前記信号処理部及び前記入出力部による複製対象の入出力時に、複製対象が任意に分割されている、複製対象が分割されている場合に、分割された複製対象のうちの分割点が終端である複製対象と分割点が先端である複製対象のそれぞれが、同一の複製対象を分割して得られる連続性を伴う、を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、記録装置及びダビング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
記録されているコンテンツ(番組)を複製(ダビング)する際に、記録(書き込み)と複製とを並列処理できる記録装置は、一部の特殊な用途向けを除いて、ほとんど普及していない。
【0003】
普及型の記録装置においては、複製が指示された場合に、複製中に実行予定がある記録(予約録画)に影響を及ぼすことがないよう、記録が終了した後、複製が開始される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−221508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
指示された複製は、実行予定のある記録が終了するまでの間は実行されないため、複製が終了するまでに必要な時間が増大する。
【0006】
本発明は、実行予定のある記録の非実行時に、分割して複製を実行する記録装置及びダビング方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、記録装置は、入出力部と、保持部と、信号処理部と、入出力制御部と、を具備する。入出力部は、ネットワークに対して複製対象を供給し、かつネットワークから複製対象を取得する。保持部は、複製対象を保持する。信号処理部は、前記入出力部を経由して取得する複製対象を前記保持部に入力(記録)し、前記保持部が保持する複製対象を前記入出力部が出力可能に出力(再生)する。入出力制御部は、前記信号処理部及び前記入出力部による複製対象の入出力時に、複製対象が任意に分割されていること、複製対象が分割されている場合に、分割された複製対象のうちの分割点が終端である複製対象と分割点が先端である複製対象のそれぞれが、同一の複製対象を分割して得られる連続性を伴うこと、を検出する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施形態を適用する記録装置を2以上接続の一例を示す概略図。
【図2A】実施形態を適用する記録方法の概要を示す概略図。
【図2B】実施形態を適用する記録方法の概要を示す概略図。
【図2C】実施形態を適用する記録方法の概要を示す概略図。
【図3】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の一例を示す概略図。
【図4A】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図4B】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図4C】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図4D】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図4E】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図4F】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図5】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図6】実施形態を適用する記録方法[送信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図7】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の一例を示す概略図。
【図8A】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図8B】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図8C】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図8D】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図8E】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図8F】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図9】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図10】実施形態を適用する記録方法[受信側で制御]の画面表示例を示す概略図。
【図11】実施形態を適用するレジューム機能[送信側で制御]の一例を示す概略図。
【図12】実施形態を適用するレジューム機能[受信側で制御]の一例を示す概略図。
【図13】実施形態を適用するレジューム機能[分割前後比較]の一例を示す概略図。
【図14】実施形態を適用するレジューム機能[分割前後比較]の一例を示す概略図。
【図15】実施形態を適用するレジューム機能[映像の構造化]の一例を示す概略図。
【図16】実施形態を適用するレジューム機能[任意区間検出]の一例を示す概略図。
【図17】実施形態を適用する記録方法[コピー制御処理]の概要を示す概略図。
【図18】実施形態を適用する記録方法[コピー制御処理]の概要を示す概略図。
【図19】実施形態を適用する記録方法[コピー制御処理]の概要を示す概略図。
【図20】実施形態を適用する記録方法[コピー制御処理]の概要を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、実施形態を適用する記録装置を、2以上接続する一例を示す。なお、記録装置は、例えば記録装置を一体に有するテレビジョン受信装置やPC(Personal Computer,パーソナルコンピュータ)であってもよい。また、以下に説明する各要素/構成は、ハードウエアで実現するものであってもよいし、マイクロコンピュータ(処理装置,CPU)等を用いてソフトウエアで実現するものであってもよい。
【0011】
図1に示す2以上の記録装置を含む接続(相互記録システム)は、少なくとも1の記録側記録装置A及び少なくとも1の供給側記録装置Bを含む。なお、図1においては供給側記録装置C(第2の供給側記録装置))を含むものとして説明する。また、各記録装置A,B,Cは、実質的に同一構成であってよく、例えば供給側記録装置BまたはCを記録側記録装置とすること、あるいは記録側記録装置Aを供給側記録装置とすることも可能である。なお、各記録装置は、記録装置という呼称に支配されるものではなく、記録した情報(コンテンツ/番組/タイトル)の再生が可能である。
【0012】
なお、少なくとも1つの記録装置は、例えばNAS(Network Attached Storage)HDD(Hard Disk Drive))7等のように、主としてデータを保持する装置であってもよい。あるいは、HDDに、受信部(チューナ部)やエンコーダ/デコーダ等が用意された端末装置であってもよい。
【0013】
また、携帯可能な記録装置と、同記録装置へのユーザインタフェース部、例えばタッチパネルやキーボード等、及び通信機能が一体的に設けられる多機能電子機器等であってもよい。
【0014】
さらに、任意の記録装置は、例えば外部に用意される表示装置(モニタ/ディスプレイ)もしくは一体的に用意される表示部5を伴うことができ、表示装置あるいは表示部を伴う場合、後段に説明するGUI等は、ユーザが、直接目視(または視聴)可能に、可視的に表示される。
【0015】
また、任意の記録装置は、例えばテレビジョン放送等を受信してコンテンツを再生するテレビジョン受信装置を収容または保持するラック(収納棚)あるいはスピーカやアンプ装置を一体に有するオーディオ装置と一体的に用意されてもよい。
【0016】
各記録装置A,B,Cは、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)において制定された規則に従って構築されたネットワーク(主として家庭内または小規模事業所における相互接続を想定したLAN(Local Area Network))1により、相互に接続されている。なお、LAN1には、情報(コンテンツ/番組/タイトル)を保持するサーバ(ホームサーバ)3が接続されてもよい。また、各記録装置は、例えばHDMI(High-definition Digital Media Interface)ケーブルあるいはLANケーブル(通信回線)もしくはそれらの併用により、LAN1を介さず、サーバ3と直接接続されてもよい。なお、記録装置相互間の情報の受け渡しは、例えば無線方式(ワイヤレス方式のルータを介する情報の送受信)であってもよい。なお、サーバ3が接続されている場合、後段に説明する情報の複製(ダビング)時に参照されるデータベースとしても利用可能である。
【0017】
個々の記録装置は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSD(Secure Digital)メモリ等に代表される記録領域(記録部)*21(「*」は装置ごとの識別符号(A,B,C)とする)を有し、所定の規格に従って符号化されたデジタル情報(コンテンツ/番組/タイトル)を記録できる。記録(取り扱うことが)可能なデジタル情報の規格等としては、ビデオ(Video,動画)では、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)−1,−2,−4(H.264/AVC)、オーディオ(Audio,音声/音楽)では、例えばMP3(MPEG Audio layer-3)、AC3(Audio Code number 3)、リニアPCM(Pulse Coded Module)、静止画では、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)等である。なお、記録領域*21は、後段に説明する情報の複製(ダビング)時に参照されるデータベースとしても利用可能である。また、同情報の複製(ダビング)時に参照されるデータベースを、例えば主制御部15のファームウエア、あるいは内蔵メモリとして用意することも可能である。
【0018】
個々の記録装置は、記録装置間で受け渡しされる情報の入出力を受け持つインタフェース部*11、記録領域*21に情報を書き込み(記録し)、記録領域から情報を読み出す(再生する)記録再生処理部*13、記録再生処理部*13への情報の書き込み及び記録再生処理部からの情報の再生、ならびに以下に説明する各要素/構成を制御する主制御部*15を、少なくとも含む。また、各記録装置は、情報の記録のためのエンコーダ*17及び情報の再生のためのデコーダ*19等を、少なくとも含む。
【0019】
なお、個々の(任意の)記録装置がテレビジョン放送の受信機能を有する場合、図示しない受信部で受信し、図示しないチューナ部で選局された番組(コンテンツ/タイトル/情報)は、エンコーダ*17でエンコードされ、記録再生処理部*13を経由して記録部*21に記録される。また、例えば外部入力として入力されるアナログ情報(コンテンツ/番組/タイトル)についても同様である。
【0020】
一方、情報(コンテンツ/番組/タイトル)の再生が指示された場合、記録再生処理部*13により記録部*21から読み出された情報は、デコーダ*19でデコードされ、映像出力(Videoまたは静止画)及び音声出力(Audio,音声/音楽)として、図示しない出力部に出力される。なお、モニタ装置(ディスプレイ)及びスピーカが用意されている場合、出力された映像及び音声(音声/音楽)が再生される。
【0021】
図2Aは、図1が示す2以上の記録装置を含む接続(相互記録システム)を用いた情報の複製(ダビング)における情報の受け渡し(タイムスケジュール)の一例を示す。ここで、図2Aが示す各記録装置は、記録装置Aが受信(記録)側(情報を受けとる装置)、記録装置B及びCが送信(供給)側(情報を送りだす装置)であり、記録装置B及びCが保持する同一の情報(コンテンツAのデータ(分割時は、A1,A2,・・・,An−1,An,nは整数))を、記録装置Aが(自装置の)記録領域A21に、記憶すなわち複製(ダビング)する例である。なお、複製(ダビング)対象の情報の時間長(データ量,A1+A2+,・・・,+(An−1)+An)を、1つの処理として実行できない期間(開始時間−終了時間)内に、自装置に登録された予約録画(1,2,3)を含むものとする。すなわち、記録側記録装置Aに予約録画1が用意され、供給側記録装置Bに(記録装置Aに登録されている)予約録画1と一部が重なりあう予約録画2が用意され、供給側記録装置Cに、コンテンツデータの時間長と一部が重なりあう予約録画3が用意されているものとする。
【0022】
図2Aが示す例は、記録装置Bが保持する情報(コンテンツAのデータ(A1))を、記録装置Bに登録された予約録画2が開始されるまでの間、記録装置Aに供給する。すなわち、時刻t0で、記録装置Aを記録側記録装置とするダビング(複製)が開始され、記録装置Bの予約録画が開始される時刻t1までの間、記録装置Aが記録装置Bから情報を受信する。言い換えると、記録装置Aは、記録装置Bから、コンテンツAの全体のデータのうちの開始時間位置P1から時間位置(分割点)P2までのデータ(A1)を受信する。
【0023】
記録装置Bの予約録画が開始される時刻t1に達すると、(記録装置Bからの情報の供給が停止され、)記録装置Cが保持する情報(コンテンツAのデータ(A2の前半のA2a))が、記録装置Aに登録された予約録画1が開始される時刻t2までの間、記録装置Aに供給される。つまり、記録装置Aは、時刻t1からt2までの間、記録装置CからコンテンツAの全体のデータのうちの時間位置P2からP3までのデータ(A2a)を受信する。なお、記録装置Cが保持する情報(コンテンツAのデータ(A2))の時間長は、記録装置Cに登録されている予約録画3が開始されるまでの長さ(データ量)すなわち時刻t4までである。従って、時刻t2で複製(ダビング)が中断されたコンテンツAのデータについては、レジューム機能(後述)により、時刻t2で複製(ダビング)が中断された箇所から、処理が継続される。
【0024】
時刻t2に達すると記録装置Aに登録されている予約録画1が開始される。従って、記録装置Aに登録されている予約録画1が終了する時刻t3までの間は、情報(コンテンツAのデータ)の複製(ダビング)は、一時的に中断される。以下、時刻t4まで記録装置Cが保持する(時刻t2で分割した情報に引き続く)情報すなわちデータA2bが記録装置Aに供給され、記録装置Aは、コンテンツAの時間位置P3´(すなわち分割点P3と同一時間位置)からP4までのデータ(A2b)を受信する。
【0025】
続いて、(既に自装置における予約録画2が終了している)記録装置Bから時刻t5まで、記録装置Aに、情報(An)が供給され、記録装置Aは、コンテンツAの全体のデータのうちの時間位置P4から終了時間位置P5までのデータ(A3)を受信する。
【0026】
以上のスケジュールに従い、記録装置A(記録側)は、コンテンツAの全てのデータすなわち複製対象情報(A1,A2,・・・,An−1,An)の複製(ダビング)が完了する。
【0027】
なお、図2Bに示すように、記録装置Cが保持する情報(コンテンツAのデータ)を、記録装置Cに登録された予約録画3が開始される時刻t4までの間(記録装置Aの予約録画1の実行の間を除く)、記録装置Aに供給し、時刻t4から時刻t5までの間、記録装置Bから記録装置Aに情報を供給することもできる。
【0028】
また、図2Cに示すように、記録装置Cが保持する情報(コンテンツAのデータ)を、記録装置Bに登録された予約録画2が終了する時刻t34までの間(記録装置Aの予約録画1の実行の間を除く)、記録装置Aに供給し、時刻t34から時刻t5までの間、記録装置Bから記録装置Aに情報を供給することもできる。
【0029】
なお、予約録画の開始時刻1〜2分に、「録画スタンバイ」状態として、先行する録画(記録)が停止する装置もあるため、分割点(レジューム機能によりダビング(複製)を中断する位置(時刻)を、「録画スタンバイ」として規定される時間だけ、早める(先行する)ことが好ましい。この場合、レジューム機能で分割する分割前のコンテンツの終端が不所望に途切れる(欠ける)ことが生じる恐れを抑制できる。
【0030】
また、分割点(レジューム機能によりダビング(複製)を中断する位置(時刻)を、上述の「録画スタンバイ」に先行するとともに、所定時間(期間)内に含まれる「CM(コマーシャル)」区間にシフトすることも可能である。この場合、レジューム機能で分割した分割前のコンテンツの終端と、分割後のコンテンツの先端とが僅かにずれるようなことがあったとしても、ユーザに不快感を持たせる要因となることを低減できる。
【0031】
なお、図2A、図2B、図2Cに示した時刻t2におけるコンテンツAの分割と引き続くコンテンツAの結合における時刻(及びコンテンツの内容)の比較、すなわちレジューム機能により時刻t2で複製(ダビング)が中断された箇所を再び記録装置Aに供給する際に、両者が同一コンテンツであり、しかも分割前と分割後の内容が一連の内容であることのチェックについては、後述する。
【0032】
図3及び図4、図5及び図6に、図2Aにより説明した複製(ダビング)のための動作を示す。
【0033】
図3に、ユーザが操作する記録装置が供給(送信)側記録装置である場合の例を示す。
【0034】
GUI(Graphical User Interface)画面等から、供給(送信)側記録装置(図1における記録装置B)により、ユーザが1つ以上のダビング(複製)対象のコンテンツを選択する[01]。
【0035】
ユーザが対象のコンテンツを選択することで、ネットワーク/相互記録システム内に、ダビング対象と同じコンテンツ(ファイル)を保持(保存)している他の記録装置が何個あるか(図1が示す例において、自装置すなわちユーザがコンテンツの選択に用いる装置が記録装置Bである場合、記録(受信)側記録装置Aを除いた供給(送信)側記録装置がB(自装置)のみであるか、Cを含む2つであるか)が検索される[02]。
【0036】
続いて、[02]において検出された全ての記録装置(自装置を除く、図1の例ではC(第2の記録装置))が、コンテンツAを記録(受信)側記録装置Aに対して送信処理(供給)を実施可能な時間情報を取得する<自装置を除く装置の台数分ループする>[03(ループ1)]。
【0037】
次に、記録(受信)側記録装置(A)から(装置Aが)コンテンツAの受信処理が実施可能な時間情報を取得する[04]。
【0038】
次に、自装置(図1の例ではB)において、コンテンツAを送信処理を実施可能な時間情報を生成する[05]。
【0039】
続いて、取得した記録(受信)側記録装置に対して送信処理できる時間情報(自装置及び他装置)と記録(受信)側記録装置(A)で受信処理が可能な時間情報とに基づいて、図2A、図2B、図2Cに示したような「タイムスケジュール」を生成する[06]。
【0040】
次に、[02]において検出された全ての装置(自装置を除く)に対し、上述の「タイムスケジュール」を通知する[07(ループ2)]。
【0041】
続いて、記録(受信)側記録装置に、上述した「タイムスケジュール」を通知する[08]。
【0042】
以上により、ダビング(記録)実行に関連するネットワーク/相互記録システム内の全ての記録装置に、共通のタイムスケジュールが設定される。
【0043】
図4A〜図4F、図5及び図6に、図3により説明した供給(送信)側記録装置の映像出力を表示するディスプレイ(モニタ装置/記録装置がテレビジョン受信装置である場合には、表示部)のGUI表示例を示す。なお、記録装置がレコーダ装置やHDD装置である場合においては、映像出力のために接続されるモニタ装置(ディスプレイ)が表示可能な出力映像信号となる。
【0044】
ユーザが、リモコン装置(リモートコントロール端末)を操作し、例えば「メニュー画面」401を表示させる(図4A)。
【0045】
「メニュー画面」401は、リモコン装置からの選択及び決定指示を受け付ける複数のメニューを表示する。なお、記録装置が地上デジタル放送に対応している場合、「メニュー画面」401は、リモコン装置の「青」ボタン411、「赤」ボタン412、「緑」ボタン413、「黄」ボタン414の4つに対応する指示を受け付け可能であり、いずれかのボタンに対応する指示として、上述の複製(ダビング)のための「タイムスケジュール」を得るための専用処理名を与えることもできる(図5参照、『スケジュールダビング』という専用処理名で、以降説明する)。
【0046】
『スケジュールダビング』が選択され、(例えば「決定」ボタンがオンされることで)『スケジュールダビング』が起動すると、図4Bに示すように、自装置(図1における記録装置B)が保持している録画済コンテンツ(番組)が『録画済リスト』表示415として一覧表示(リスト)される。
【0047】
例えば、表示欄421で特定される番組の『スケジュールダビング』が指示される(図3[01]対応)と、図4Cに示すように、自装置の他に接続されている供給(送信)側記録装置(図1における記録装置C)がネットワーク/相互記録システム内に位置していることが表示される。なお、表示された装置については、「録画済番組リスト」を表示させるための制御入力を受け付ける『録画済リストを表示』表示が一体的に表示されることが好ましい(図3[02]対応)。
【0048】
以下、自装置の他にネットワーク/相互記録システム内に位置しているとして表示された記録装置(図1における記録装置C)について、自装置から『スケジュールダビング』として選択した番組、すなわち図4Bにおいて表示欄421で特定される番組を、『スケジュールダビング』に際して、記録(受信)側記録装置(図1における記録装置A)に送信(供給)可能な日時が求められ、求められた(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が表示される(図4D参照、図3[03]対応)。なお、表示401には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示431が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0049】
次に、ダビング(複製)対象の番組(コンテンツ)すなわち図4Bにおいて表示欄421で特定される番組を、記録(受信)側記録装置(図1における記録装置A)が受信(記録)可能な日時が求められ、求められた(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が表示される(図4E参照、図3[04]対応)。なお、表示401には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示431が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0050】
続いて、自装置(図1における記録装置B)について、記録(受信)側記録装置(図1における記録装置A)に送信(供給)可能な日時が求められ、求められた(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が表示される(図4F参照、図3[05]対応)。なお、表示401には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示431が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0051】
以下、『スケジュールダビング』として選択した番組について、記録(受信)側記録装置Aに対して、自装置(供給(送信)側記録装置B)及び自装置の他にネットワーク/相互記録システム内に位置している供給(送信)側記録装置Cから番組(コンテンツA)を送信する日時(時間帯)を示す「タイムスケジュール」が生成され、生成された(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が画面(表示)501として表示される(図5参照、図3[06]対応)。なお、表示501には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示531が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0052】
続いて、表示した「タイムスケジュール」に従う『スケジュールダビング』を実行するか(否か)を確認する確認画面(表示)601が表示され、実行(開始)を指示する『確認』または『実行』もしくは『はい』表示603(図6参照)が選択されることで、ネットワーク/相互記録システム内に位置している供給(送信)側記録装置C、及び記録(受信)側記録装置Aに、上述の「タイムスケジュール」が供給(送信)される(図3[07]/[08]対応)。なお、上述の表示603から実行が指示された場合、表示部の表示としては、通常の「メニュー画面」表示あるいは、『「戻る」ボタンで再生中の番組(コンテンツ)の再生(表示)に戻ります』が表示される。
【0053】
以下、生成された「タイムスケジュール」に従う『スケジュールダビング』が、設定された時刻から開始される。
【0054】
なお、図4Bに示した画面表示において複製(ダビング)対象の番組(コンテンツ)を選択した以降、例えば図5に示す「タイムスケジュール」の表示までは、任意の1以上の表示が省略されてもよいし、異なる表示例が追加されてもよい。また、図4Bに示した画面表示において複製(ダビング)対象の番組(コンテンツ)を選択した以降、例えば図5に示す「タイムスケジュール」の表示まではバックグラウンドにおいて実行し、生成された「タイムスケジュール」を表示して、ユーザに、その実行の有無(実行するか否か)を確認するよう、例えば設定(メニュー)画面にて設定(変更)できることが好ましい。
【0055】
上述のように、図3により求めた「タイムスケジュール」を、図1に示したシステムに適用することで、ユーザが、ダビング(複製)対象であるコンテンツAを記録(受信)側記録装置Aの記録領域*21にダビングする際、
a)供給(送信)側記録装置Bの操作により、ダビング(複製)対象であるコンテンツAを、記録装置B(自装置)以外に、ネットワーク/相互記録システム内に保存している他の装置があるかどうかを検索し、
b)同一のコンテンツAを保持した記録装置が(自装置)の他に存在することが検索できた場合には、記録側記録装置AがコンテンツAの記録動作が可能な時間を求め、
c)記録装置AがコンテンツAを記録可能な時間に、自装置(図1の記録装置B)及び他の記録装置(図1の記録装置C)のいずれかからコンテンツAを供給することで、複製(ダビング)に必要となる時間を最小にすることができる。
【0056】
なお、記録装置Aに対するコンテンツAの送信(転送)は、記録装置Aが自装置に設定された予約録画を実行する間を除いて可能となるため、コンテンツAをダビング(複製)するために必要となる時間は、必要最小となる。
【0057】
図7に、ユーザが操作する記録装置が記録(受信)側記録装置である場合の例を示す。
【0058】
GUI(Graphical User Interface)画面等から、記録(受信)側記録装置(図1における記録装置A)により、ユーザが1つ以上のダビング(複製)対象のコンテンツを選択する[11]。
【0059】
ユーザが対象のコンテンツを選択することで、ネットワーク/相互記録システム内に、ダビング対象と同じコンテンツ(ファイル)を保持(保存)している記録装置が何個あるか(図1が示す例において、自装置すなわち記録(受信)側記録装置Aを除いた供給(送信)側記録装置B及び記録装置C)が検索される[12]。
【0060】
続いて、[12]において検出された全ての記録装置から、コンテンツ送信処理を実施可能な時間情報を取得する[13]。
【0061】
次に、自装置すなわち記録(受信)側記録装置(A)において、コンテンツ受信処理を実施可能な時間情報を生成する[14]。
【0062】
以下、求められた供給(送信)側のすべての記録装置及び自装置がダビング(複製)のためにコンテンツの送受信が可能な時間情報を基に、ダビング(複製)を実行するための「タイムスケジュール」を生成する[15]。
【0063】
次に、[12]において検出された全ての記録装置に、[15]により生成した「タイムスケジュール」を通知する[16]。
【0064】
以上により、ダビング(記録)実行に関連するネットワーク/相互記録システム内の全ての記録装置に、共通のタイムスケジュールが設定される。
【0065】
図8A〜図8F、図9及び図10に、図7により説明した記録(受信)側記録装置の映像出力を表示するディスプレイ(モニタ装置/記録装置がテレビジョン受信装置である場合には、表示部)のGUI表示例を示す。なお、記録装置がレコーダ装置やHDD装置である場合においては、映像出力のために接続されるモニタ装置(ディスプレイ)が表示可能な出力映像信号となる。
【0066】
ユーザが、リモコン装置(リモートコントロール端末)を操作し、例えば「メニュー画面」801を表示させる(図8A)。
【0067】
「メニュー画面」801は、リモコン装置からの選択及び決定指示を受け付ける複数のメニューを表示する。なお、記録装置が地上デジタル放送に対応している場合、「メニュー画面」801は、リモコン装置の「青」ボタン811、「赤」ボタン812、「緑」ボタン813、「黄」ボタン814の4つに対応する指示を受け付け可能であり、いずれかのボタンに対応する指示として、上述の複製(ダビング)のための「タイムスケジュール」を得るための専用処理名を与えることもできる(図9参照、『スケジュールダビング』という専用処理名で、以降説明する)。
【0068】
『スケジュールダビング』が選択され、(例えば「決定」ボタンがオンされることで)『スケジュールダビング』が起動すると、図8Bに示すように、自装置(図1における記録装置A)が保持している録画済コンテンツ(番組)が『録画済リスト』表示815として一覧表示(リスト)される。
【0069】
例えば、表示欄821で特定される番組の『スケジュールダビング』が指示される(図7[11]対応)と、図8Cに示すように、自装置の他に接続されている供給(送信)側記録装置(図1における記録装置B及び記録装置C)がネットワーク/相互記録システム内に位置していることが表示される(図7[12]対応)。なお、表示された装置については、「録画済番組リスト」を表示させるための制御入力を受け付ける『録画済リストを表示』表示が一体的に表示されることが好ましい。
【0070】
以下、自装置の他にネットワーク/相互記録システム内に位置しているとして表示された記録装置(記録装置B及び記録装置C)について、自装置から『スケジュールダビング』として選択した番組、すなわち図8Bにおいて表示欄821で特定される番組を、『スケジュールダビング』に際して、自装置(記録(受信)側記録装置A)に送信(供給)可能な日時が求められ、求められた(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が表示される(図8D(記録装置B)、図8E(記録装置C)参照、図7[13]対応)。なお、表示801には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示831が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0071】
次に、ダビング(複製)対象の番組(コンテンツ)すなわち図8Bにおいて表示欄821で特定される番組を、自装置(記録装置A)が受信(記録)可能な日時が求められ、求められた(『スケジュールダビング』実行可能な)日時が表示される(図8F参照、図7[14]対応)。なお、表示801には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示831が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0072】
続いて、求められた自装置(記録装置A)が受信(記録)可能な日時と供給(送信)側記録装置B及びCからの(それぞれが)送信(供給)可能な日時とに基づいて、(『スケジュールダビング』実行可能な)日時である「タイムスケジュール」が生成され、生成された「タイムスケジュール」に従う『スケジュールダビング』が実行可能な「タイムスケジュール」が個々の記録装置に通知され、その日時が画面(表示)901として表示される(図9参照、図7[15],[16]対応)。なお、表示901には、次の画面(表示)への移行(次画面の表示)を促す「確認(次画面)」表示のための指示を入力可能な『確認』表示931が表示されることが好ましい。また、リモコン装置の4つのボタンのいずれかに『確認』のための制御コマンドを割り当て、その色のボタンをオンすることを促すこともできる。
【0073】
続いて、表示した「タイムスケジュール」に従う『スケジュールダビング』を実行するか(否か)を確認する確認画面(表示)1001が表示され、実行(開始)を指示する『確認』または『実行』もしくは『はい』表示1003(図10参照)が選択されることで、ネットワーク/相互記録システム内に位置している供給(送信)側記録装置B及び記録装置Cから、上述の「タイムスケジュール」に従う『スケジュールダビング』が、設定された時刻から開始される。なお、上述の表示1003から実行が指示された場合、表示部の表示としては、通常の「メニュー画面」表示あるいは、『「戻る」ボタンで再生中の番組(コンテンツ)の再生(表示)に戻ります』が表示される。
【0074】
なお、図8Bに示した画面表示において、複製(ダビング)対象の番組(コンテンツ)を選択した以降、例えば図9に示す「タイムスケジュール」の表示まではバックグラウンドにおいて実行し、ユーザには、生成された「タイムスケジュール」を表示して、その実行の有無(実行するか否か)を確認するよう、例えば設定(メニュー)画面にて設定(変更)できることが好ましい。
【0075】
上述のように、図7により求めた「タイムスケジュール」を、図1に示したシステムに適用することで、ユーザが、ダビング(複製)対象であるコンテンツAを記録(受信)側記録装置Aの記録領域*21にダビングする際、
A)記録(受信)側記録装置Aの操作により、ダビング(複製)対象であるコンテンツAを保持した記録装置がネットワーク/相互記録システム内に位置しているかどうかを検索し、
B)同一のコンテンツAを保持した記録装置が(自装置)の他に存在することが検索できた場合には、その装置が、コンテンツAを送信(供給)可能な時間を求め、
C)自装置がコンテンツAを記録(受信)可能な時間に、ネットワーク/相互記録システム内に位置している他の記録装置のいずれかからコンテンツAを供給(送信)することで、複製(ダビング)に必要となる時間を最小にすることができる。
【0076】
なお、記録装置A(自装置)に、ネットワーク/相互記録システム内に位置している他の記録装置のいずれかからコンテンツAを送信(転送)することにより、記録装置A(自装置)に設定された予約録画を実行する間を除いてダビング(複製)が可能となるため、コンテンツAをダビング(複製)するために必要となる時間は、必要最小となる。
【0077】
図11に、図2Aに示した複製(ダビング)において、複製(ダビング)が中断されたコンテンツAのデータに対するレジューム機能(分割時の複製(ダビング)が中断された箇所を再び記録側装置に供給する際に、両者が同一コンテンツであり、しかも分割前と分割後の内容が一連の内容であることのチェック)を実行する例を示す。なお、図11は、図3により説明したコンテンツ送信側からのダビング(複製)指示に対応する。また、以下の説明において、記録装置は、図1に示した記録(受信)側記録装置と供給(送信)側記録装置(2つ)であるものとする。
【0078】
図3に示した手順により、上述の『スケジュールダビング』が指示された場合、自装置(コンテンツ送信側)すなわち記録装置Bは、ダビング用のタイムスケジュールにおけるコンテンツ送信開始時刻かどうかを判定する[21]。
【0079】
送信開始時刻であれば[21−YES]、コンテンツを受信(記録)する記録装置(記録装置A)から、コンテンツ送信の開始位置を示すレジュームポイント(図2A、t0〜t4のいずれか)を取得する[22]。
【0080】
コンテンツ送信側となる記録装置(自装置すなわち記録装置B)は、コンテンツを受信する記録装置(記録装置B)から取得したレジュームポイント(図2A、t0〜t5のいずれか)に従い、コンテンツ送信を開始する[23]。
【0081】
送信開始時刻ではない場合[21−NO]、ダビング用のタイムスケジュールにおけるコンテンツ送信停止時刻かどうかを判定し[24]、送信停止時刻であれば[24−YES]、コンテンツの送信を停止する[25]。なお、コンテンツの送信が停止された場合[25]には、ダビング完了時刻かどうかを判定する[26]。
【0082】
ダビング完了時刻(図2A、t5)であれば[26−YES]、コンテンツのダビングが完了であるから対象コンテンツに対するコピー制御処理を実施する[27]。
【0083】
送信停止時刻ではない場合[24−NO]、タイムスケジュールにおいて、コンテンツ送信を継続する時間であるため、コンテンツ送信処理を継続する[28]。
【0084】
なお、コピー制御処理については、後段に詳しく説明する。
【0085】
図12に、図2Aに示した複製(ダビング)において、複製(ダビング)が中断されたコンテンツAのデータに対するレジューム機能を実行する例を示す。なお、図12は、図7により説明したコンテンツ受信(記録)側からのダビング(複製)指示に対応する。また、以下の説明において、記録装置は、図1に示した記録(受信)側記録装置と供給(送信)側記録装置(2つ)であるものとする。
【0086】
図7に示した手順により、上述の『スケジュールダビング』が指示された場合、自装置(記録(受信)側記録装置A)は、ダビング用のタイムスケジュールにおける受信開始時刻かどうかを判定する[31]。
【0087】
受信開始時刻であれば[31−YES]、コンテンツを送信する記録装置B(もしくはC)へ、コンテンツ送信の位置を示すレジュームポイントを通知する[32]。
【0088】
次に、通知されたレジュームポイントに従い、コンテンツ受信を開始する[33]。
【0089】
受信開始時刻ではない場合[31−NO]、レジュームポイントを保持し、ダビング用のタイムスケジュールにおけるコンテンツ受信停止時刻かどうかを判定する[34]。
【0090】
受信停止時刻であれば[34−YES]、コンテンツの受信を停止する[35]。なお、コンテンツの受信を停止(中断)した場合[35]には、ダビング完了時刻かどうかを判定する[36]。
【0091】
ダビング完了時刻である場合[36−YES]、全コンテンツデータの受信が完了したかを判定する。全コンテンツデータの受信が完了していれば、受信処理を終了し、対象コンテンツに対するコピー制御処理を実施する[37]。
【0092】
受信停止時刻ではない場合[34−NO]、ダビング用のタイムスケジュールにおいてコンテンツ受信を継続する時間であるため、コンテンツ受信処理を継続する[38]。
【0093】
図13に、一時的に中断したダビング(複製)に対するレジュームポイントからの引き続くダビングの継続のため、レジュームポイントの前後のコンテンツが、同一コンテンツであり、しかも分割前と分割後の内容が重複や欠落等の無い一連の内容であること、について説明する。なお、レジュームポイントにおけるコンテンツの比較は、図3及び図7に示した同一コンテンツを保持する記録装置の検出においても実質的に同様である。すなわち、ダビング(複製)が中断された箇所に引き続くコンテンツを、記録(受信)側記録装置に再び供給する際に、両者が同一コンテンツであり、しかも分割前と分割後の内容が一連の内容であることは、記録(受信)するコンテンツ内に、重複箇所を生じないために有益である(必須ではないが、記録(受信)側記録装置(図1の記録装置A)において、ダビング(複製)したコンテンツを再生する際に、視聴するユーザに、重複等に起因する不快感を与える、等が低減される)。
【0094】
上述した「タイムスケジュール」に従い、ダビング(複製)処理を実行している間に、ダビング中断時刻に到達すると、その時点のコンテンツについて、レジュームポイントを作成し、保持する。なお、レジュームポイントは、少なくとも「記録日時」、「分割時の時間情報」、「タイトル(コンテンツ名)」等を含む。また、コンテンツが、例えばテレビジョン放送信号として供給されたものである場合、「EPG(Electric Program Guide,電子番組表)情報」を用いることで、精度の高い比較が可能となる[41]。
【0095】
「タイムスケジュール」に従い、引き続く記録(ダビング)の開始に先立ち、次にコンテンツを供給(送信)する記録装置から、レジュームポイントを取得する[42]。
【0096】
次に、取得したレジュームポイントを伴うコンテンツの供給(送信)元の記録装置が、直前にコンテンツを供給していた記録装置であることを確認する[43]。
【0097】
中断前にコンテンツを供給した記録装置と中断後に(続き)のコンテンツを供給する装置が同一である場合[43−YES]、コンテンツのダビングを継続する。なお、コンテンツ供給元すなわち中断前にコンテンツを供給した記録装置と中断後に(続き)のコンテンツを供給する装置が同一であることは、ネットワーク相互記録システム内において、相互にまたは主としてサーバとしての機能を受け持つ装置において、例えばMAC(Media Access Control)アドレスの参照等により、容易に確認できる。また、コンテンツが、例えばデジタルカメラ(スティル(静止画))あるいはデジタルビデオカメラである場合には、個々のコンテンツに付加される「DCF(またはExif)に基づいて規定されたフォルダー構造」/「(DCFに)付属する「メーカー名」/「機種(モデル)名」」を参照することで、容易に確認できる[44]。
【0098】
中断前にコンテンツを供給した記録装置と中断後に(続き)のコンテンツを供給する装置が同一ではない場合[43−NO]、保持するコンテンツのレジュームポイントが参照され、中断前のコンテンツと引き続いて供給されるコンテンツが同一であることが、確認される。なお、中断前のコンテンツと引き続いて供給されるコンテンツが同一であることは、例えばそれぞれのコンテンツに付属する属性データや、上述のEPG情報、あるいはEPG情報を含むSI(Service Information)、SIが含むES(Elementary Stream)のPMT(Program Map Table)の一つとして用意される時間情報、あるいはESをパケット化したPESパケットが所定個数連結されたパック(pack)に設けられるヘッダ(pack_header)が含む再生時刻の情報、等により、コンテンツ毎に(最初のコンテンツ供給元、例えば放送局や配信事業者が)提供する、日時、ch(チャンネル)、放送局(配信事業者)名、等のコンテンツに固有の情報を参照することで、容易に確認できる。また、対象のコンテンツ(特に引き続いて供給されるコンテンツ)に、予め同一のレジュームポイントが用意されていない場合、(次にコンテンツを供給(送信)する記録装置が保持する)コンテンツ中に、上述のダビングが中断されたコンテンツが含む上述のさまざまな情報と一致する情報が含まれることを検出することで、実質的に同一のコンテンツであることを判断できる[45]。
【0099】
中断前のコンテンツと引き続いて供給されるコンテンツが同一であることを確認できた場合[45−YES]、コンテンツ相互において、時間的なずれが無いことが検知される[46]。
【0100】
コンテンツ相互において、時間的なずれが無い場合[46−YES]、コンテンツのダビングを継続する[44]。
【0101】
コンテンツ相互において、時間的なずれがある場合[46−NO]、そのずれの要因に従い、調整可能なずれであることを検出して[47−YES]、引き続いて供給されるコンテンツを送信する(中断されたコンテンツに続いて供給する)時刻(時間情報)を設定(調整)し[48]、コンテンツのダビングを継続する。なお、引き続いて供給されるコンテンツを送信する(中断されたコンテンツに続いて供給する)時刻(時間情報)は、例えば「コンテンツの先頭からの経過時間」または「最初にコンテンツが供給された際に付属する時刻等を参照することで、容易に取得できる[44]。
【0102】
なお、コンテンツ相互において、時間的なずれがある場合[46−NO]であって、そのずれの調整が困難である、すなわち上述の時間情報が一致しない、あるいは一致する範囲が大きく異なる場合等においては、ダビングを中止し、例えば『同一コンテンツを検出できません』等のアラート(メッセージ)を表示する(表示出力を出力する)ことがこのましい。また、中断前のコンテンツと引き続いて供給されるコンテンツが同一であることを確認できない場合[45−NO]においても同様である。
【0103】
図14は、コンテンツ相互において、時間的なずれがないにもかかわらず、総時間(時間長)が一致しないようなコンテンツについて、その一致を判定する例を示す。
【0104】
コンテンツ供給元が保持するコンテンツが、それぞれのコンテンツに付属する属性データや、EPG(Electric Program Guide,電子番組表)情報、あるいはEPG情報を含むSI(Service Information)が一致するが、総時間が異なるコンテンツA´(図14(b))とコンテンツA(図14(a))である場合において、その一致しない部分が、例えばCM(コマーシャル)部分に相当する、と予測できる場合、コンテンツ(番組)の本編に含まれる「CM(コマーシャル)」区間については、既に実用化されている「映像の構造化」方法(図15)と、「任意区間検出」方法(図16)により、個々の区間が設定されている、と考えることができる。
【0105】
例えば、図15に示す「映像の構造化」処理パートにより、c1、c2、…、c5としてあらわすことのできるチャプタ分割点を検出し、図16に示す「任意区間検出」処理パートにより、同じ番組(コンテンツ)の時間方向に対して区切り情報m1、m2、m3、m4(無音区間)を検出し、例えば音声モードが変化せず連続している区間、あるいはステレオモードが連続している区間であるm1とm2との間ならびにm3とm4との間を「任意区間」に設定することで、特定された任意区間を、CM区間として検出できる。
【0106】
従って、図14(a)が示すコンテンツAが含む編集位置x1が、コンテンツA´におけるm1とm2との連続部、同じく編集位置x2が、コンテンツA´におけるm3とm4との連続部であるような場合には、両者が同一コンテンツである、と判断できる。
【0107】
また、図14(c)が示すように、コンテンツaが、接続部y1,y2,y3,y4を含む場合、時間情報すなわちy1が含むm1とy2が含むm2あるいはy3が含むm3とy4が含むm4から、y1とy2との間、及びy3とy4との間が、コンテンツの編集のための任意の重複区間(いわゆる「のり代」)であること、を特定できる。
【0108】
図17及び図18に、「コピー制御処理(コピーコントロール)」の設定(確認)画面表示の一例を示す。
【0109】
放送局(放送事業者)や配信事業者が供給するデジタルコンテンツ(番組/情報/タイトル)は、ダビング(複製)時の劣化が少ないため、実質的なコピー禁止(ムーブ(移動)のみ許可)である「コピーワンス」とコピー回数に上限、例えば9回のコピーを許可し10回目はムーブとなる(いわゆる)「ダビング10」が運用されている。なお、地上デジタル放送と衛星放送のうち、BS(Broadcasting Satellite,放送衛星による)系である場合(サンプリング周波数が48kHz未満)には「ダビング10」が、衛星放送のうち、CS(Communication Satellite,通信衛星を用いて中継される)系である場合(サンプリング周波数48kHz)には、「コピーワンス」が適用されている。
【0110】
このため、図6あるいは図10により説明した『スケジュールダビング』の開始を受け付ける前、あるいは受け付けた直後に、GUIまたはOSD(On Screen Display)を用いて、上述のコピーコントロールに対するユーザの確認(承認)が必要となる。
【0111】
例えば、「コピーワンス」が適用されるコンテンツについては、図17に一例を示すように、『記録装置A<実際には、例えばMACアドレスから取得できる『機種名』あるいはHDMI等で接続されているネットワーク/相互記録システム内の『接続名』等を表示することが好ましい>に、最後にコンテンツを送信した記録装置B<同『機種名』あるいは『機種名』>からコンテンツがムーブされます』というようなアラート(メッセージ)1701とその確認(承認)を促す『確認』または『実行』もしくは『はい』表示1703が表示される。
【0112】
一方、「ダビング10」が適用されるコンテンツについては、図18に一例を示すように、『記録装置A<同『機種名』あるいは『機種名』>に、コンテンツを送信した記録装置B<同『機種名』あるいは『機種名』>または記録装置C<同『機種名』あるいは『機種名』>のいずれかに、コピー制限の設定が必要です。どの装置のコピー制限を実行しますか』というようなアラート(メッセージ)1801とその確認(承認)を促す『確認』または『実行』もしくは『はい』表示1803と、コピー制限を実行する装置を選択あるいは入力できる、例えば「チェックボックス」タイプの設定部1861等の入力要求表示が表示される。なお、図18において、コピー制限を実行する装置名が入力されない場合には、所定時間、例えば15秒経過後に、図19に一例を示すように、『「ダビング10」が適用されるコンテンツのダビングができません。「終了する」か「戻る」ボタンで戻った画面で設定(入力)してください』等のアラート(メッセージ)1901を表示し、さらに所定時間、例えば15秒経過後に、終了することが好ましい。
【0113】
なお、図17〜図19に示すアラート(メッセージ)を、オンスクリーンディスプレイ(OSD)を用いて表示する場合、αブレンディングのパラメーターを好適な値に設定することで、例えば図20に示すように、記録機器相互の接続を示す案内画面の全体を「半透明」状態として、通常の映像信号の一部を透過可能に、あるいはグレーダウン表示等により濃度変化を与えて表示し、アラート(メッセージ)2001と「ダビング10」によりコピー制限カウントが「−1」となる対象の記録装置を強調して表示することも可能である。また、その確認(承認)を促す『確認』または『実行』もしくは『はい』表示2003が表示される。
【0114】
また、図19に示したアラート(メッセージ)表示に、例えば『記録装置A<実際には、例えばMACアドレスから取得できる『機種名』あるいはHDMI等で接続されているネットワーク/相互記録システム内の『接続名』等を表示することが好ましい>に、最後にコンテンツを送信した記録装置B<同『機種名』あるいは『機種名』>のコピー制限がカウント「−1」されます』等を表示し、自動的にダビング(複製)を開始してもよい。
【0115】
なお、図18及び図19により説明した[コピー制御処理]については、設定画面を用意し、例えば『コンテンツの最終区間を送信した記録装置のコピー制限を「−1」する』/『コピー制限カウントを「−1」する記録装置を毎回設定する』等を、ユーザが選択できるようにすることも可能である。あるいは、記録側記録装置Aは、コピー制限カウントを「−1」する記録装置を選択する操作をユーザから受け付けたのち、当該記録装置を、コンテンツの最終区間を送信する記録装置として設定してもよい。即ち記録側記録装置Aは、コピー制限カウントを減算する装置を設定した後、当該装置からコンテンツの最終区間を受信するようにスケジュールダビングを設定し、コンテンツ最終区間を受信した後に当該装置からコピー鍵を取得してもよい。
【0116】
また、表示例については、その表示に用いる表示方法を任意に組み合わせることも可能である。
【0117】
このように、ダビング予約を設定する際、コンテンツの送信を行う記録装置、受信を行う記録装置のそれぞれにおいて、ダビング処理を実行可能な時間を検出した結果を基に、コンテンツの分割を含む「タイムスケジュール」を生成し、その「タイムスケジュール」に基づいてダビングを行うことにより、ダビング時間を短縮し、効率的にダビングを実施することができる。
【0118】
また、レジュームポイントの採用により、記録(ダビング)のためにダビング対象のコンテンツを任意の位置で分割し、分割前のコンテンツと分割後のコンテンツとが同一、かつ連続するコンテンツであることを確認した後、連続するコンテンツとして記録することができ、予約録画等の開始された場合において、先行して開始されたダビング(記録)が破棄される(やり直しが必要になる)ことがないため、ユーザの負担が低減される。
【0119】
なお、上述の一連の説明において、ダビング(複製)対象のコンテンツを2以上の記録装置が保持することは、例えば単一のコンテンツを2以上の記録装置で別々に記録する、任意の記録装置が保持するコンテンツを他の記録装置へ、コピーコントールの範囲内でダビングする、あるいは繰り返し放送(再放送)等によりコンテンツが複数回供給される場合に、2回以上記録する、等のさまざまなケースにおいて実現できる。
【0120】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0121】
1…LAN(ネットワーク)、*11…インタフェース部、*13…記録再生処理部、*15…主制御部、*17…エンコーダ、*19…デコーダ、*21…記録領域、*(A,B,C)…記録装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複製対象を複製先機器に送信するために、複製先機器への送信を中断する自身の処理が要求する第1の時間を求め、
複製先機器への送信を中断する自身の処理の間、複製先機器へ同一の複製対象を、中断時点に引き続いて送信可能な機器を検出し、検出した機器が複製対象を複製先機器へ送信可能な第2の時間を求め、
複製先機器が複製対象の非受信となる第3の時間を求め、
第1、第2及び第3の時間に従って、複製先機器へ複製対象を送信する送信条件を設定するダビング方法。
【請求項2】
複製先機器への送信が中断された時点の複製対象の状態を保持し、引き続いて送信される複製対象の送信開始時点の状態と保持した送信が中断された時点の複製対象の状態との整合性を判定する請求項1記載のダビング方法。
【請求項3】
送信が中断された時点の複製対象の送信元と引き続いて送信される複製対象の送信元が同一である請求項1または2記載のダビング方法。
【請求項4】
送信が中断された時点の複製対象の送信元と引き続いて送信される複製対象の送信元が異なる請求項1または2記載のダビング方法。
【請求項5】
引き続いて送信される複製対象を送信する際、送信する複製対象の情報が保持した送信が中断された時点の複製対象の状態と実質的に同一であることを、両者の比較により確認する請求項4記載のダビング方法。
【請求項6】
複製対象を受信するため、複製対象を保持し、自身が報知する送信要求に従う第1の時間に複製対象を送信可能な複製対象供給元を検出し、
検出した複製対象供給元が、複製対象の非送信となる第2の時間を通知した場合、自身が報知する送信要求に従う第1の時間と検出した複製対象供給元が通知する第2の時間とに基づいて規定される第3の時間に複製対象を送信可能な第2の複製対象供給元を検出し、
第1、第2及び第3の時間に従って、複製対象供給元及び第2の複製対象供給元のそれぞれから複製対象を受信する受信条件を設定するダビング方法。
【請求項7】
複製対象の送信要求元への送信が中断される時点の複製対象の状態を保持し、引き続いて送信される複製対象の送信開始時点の状態と保持した送信が中断された時点の複製対象の状態との整合性を判定する請求項6記載のダビング方法。
【請求項8】
送信要求元への送信が中断される時点の複製対象の送信元と引き続いて送信される複製対象の送信元が同一である請求項6または7記載のダビング方法。
【請求項9】
送信要求元への送信が中断される時点の複製対象の送信元と引き続いて送信される複製対象の送信元が異なる請求項6または7記載のダビング方法。
【請求項10】
引き続いて送信される複製対象を送信する際、送信要求元への送信が中断される時点の複製対象の状態と送信が中断された時点の複製対象の状態と実質的に同一であることを、両者の比較により確認する請求項9記載のダビング方法。
【請求項11】
ネットワークに対して複製対象を供給可能で、かつネットワークから複製対象を取得可能な入出力部と、
複製対象を保持する保持部と、
前記入出力部を経由して取得する複製対象を前記保持部に入力(記録)し、前記保持部が保持する複製対象を前記入出力部が出力可能に出力(再生)する信号処理部と、
前記信号処理部及び前記入出力部による複製対象の入出力時に、複製対象が任意に分割されていること、複製対象が分割されている場合に、分割された複製対象のうちの分割点が終端である複製対象と分割点が先端である複製対象のそれぞれが、同一の複製対象を分割して得られる連続性を伴うこと、を検出する入出力制御部と、
を具備する記録装置。
【請求項12】
前記入出力制御部は、前記記録装置が受信側に位置した場合、複製対象を非受信とする時間を報知でき、前記記録装置が送信側に位置した場合、複製対象を非送信とする時間を報知でき、複製対象の時間情報と報知された非受信時間と報知された非送信時間とに基づいて複製対象を分割する
請求項11記載の記録装置。
【請求項13】
前記入出力制御部は、前記記録装置が送信側に位置した場合、複製対象の出力時に、複製対象を任意に分割し、分割した複製対象のうちの分割点が終端である複製対象と分割点が先端である複製対象のそれぞれが、同一の複製対象を分割して得られる連続性を示す情報を付与する請求項11または12記載の記録装置。
【請求項14】
前記入出力制御部は、前記記録装置が送信側に位置した場合、複製対象を受信する側に位置する記録装置から報知される複製対象の非受信の時間に基づいて自身が出力する複製対象を分割する
請求項13記載の記録装置。
【請求項15】
前記入出力制御部は、前記記録装置が送信側に位置した場合、自身の複製対象を受信する側に位置する記録装置への複製対象の送信を中断する要因に応じて、自身が出力する複製対象を分割する
請求項13記載の記録装置。
【請求項16】
前記入出力制御部は、前記記録装置が受信側に位置した場合、複製対象の非受信となる時間を送信側に位置する記録装置に報知して複製対象の分割を要求する
請求項13記載の記録装置。
【請求項17】
前記入出力制御部は、前記記録装置が受信側に位置した場合、分割して受信した複製対象のそれぞれが保持する、同一の複製対象を分割して得られる連続性を示す情報に従い、複製対象を所定順に保持する
請求項13記載の記録装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図8E】
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【図8F】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−12854(P2013−12854A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−143432(P2011−143432)
【出願日】平成23年6月28日(2011.6.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】