説明

評価情報生成装置及び評価情報生成方法

【課題】 商品等の評価対象の評価情報の生成を簡易に行う。
【解決手段】 携帯電話機10は、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成装置であって、撮像して撮像した画像を入力する撮像部11と、画像における第1の領域から評価対象を示す評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出部12と、画像における第2の領域から評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を抽出する評価情報抽出部13と、抽出された評価情報を、抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報として出力する出力部14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成装置及び評価情報生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、5段階の数値で商品を評価した評価情報の登録をユーザから受け付けて、登録された評価情報を提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような評価情報を提供するWebサイトは、口コミサイトとも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−282940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなシステムでは、通常、ユーザが評価対象を選択する操作を行い、選択された評価対象に対して数値等の評価を示す情報を入力する操作を行って情報の登録が行われる。このように評価情報を登録するには、上記のようないくつかの操作が必要となっていた。
【0005】
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、商品等の評価対象の評価情報の生成を簡易に行うことができる評価情報生成装置及び評価情報生成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る評価情報生成装置は、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成装置であって、画像を入力する画像入力手段と、画像入力手段によって入力された画像における第1の領域から、評価対象を示す評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出手段と、画像入力手段によって入力された画像における第2の領域から、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、評価情報抽出手段によって抽出された評価情報を、評価対象情報抽出手段によって抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報として出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る評価情報生成装置では、画像が入力されて、当該画像の第1の領域から評価対象情報が、また、当該画像の第2の領域から評価情報がそれぞれ抽出される。抽出された評価情報は、抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報として出力される。従って、第1の領域に評価対象情報に対応する(部分)画像を含み、第2の領域に評価情報に対応する(部分)画像を含むような画像を入力するだけで評価情報が生成される。従って、本発明に係る評価情報生成装置によれば、ユーザが評価対象を選択する操作を行い、選択された評価対象に対して数値等の評価を示す情報を入力する操作を行う必要がなく評価情報の生成を簡易に行うことができる。
【0008】
評価情報抽出手段は、ユーザの指の特徴を示す特徴情報を記憶しておき、当該特徴情報に基づいて第2の領域に写っているユーザの指の本数を検出して、検出したユーザの指の本数を示す情報を評価情報として抽出することが望ましい。この構成によれば、第2の領域に評価情報に対応するユーザの指の本数が映った画像を入力するだけで評価情報が生成される。従って、容易かつ確実に評価情報が生成される。
【0009】
画像入力手段は、撮像して撮像した画像を入力することが望ましい。この構成によれば、評価情報を生成するための画像を取得することできるので、確実に本発明を実施することができる。
【0010】
画像入力手段は、画像を撮像する際に撮像する画像を評価情報生成装置が備える表示手段に表示させると共に、当該表示に第1の領域及び第2の領域を示す枠の少なくとも何れかを重ねて表示させることが望ましい。この構成によれば、評価情報を生成するための画像を撮像する際に容易かつ確実に撮像を行うことができる。
【0011】
ところで、本発明は、上記のように評価情報生成装置の発明として記述できる他に、以下のように評価情報生成方法の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
【0012】
即ち、本発明に係る評価情報生成方法は、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成方法であって、画像を入力する画像入力ステップと、画像入力ステップにおいて入力された画像における第1の領域から、評価対象を示す評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出ステップと、画像入力ステップにおいて入力された画像における第2の領域から、評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を抽出する評価情報抽出ステップと、評価情報抽出ステップにおいて抽出された評価情報を、評価対象情報抽出ステップにおいて抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報として出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明では、第1の領域に評価対象情報に対応する(部分)画像を含み、第2の領域に評価情報に対応する(部分)画像を含むような画像を入力するだけで評価情報が生成される。従って、本発明によれば、ユーザが評価対象を選択する操作を行い、選択された評価対象に対して数値等の評価を示す情報を入力する操作を行う必要がなく評価情報の生成を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る評価情報生成装置である携帯電話機の機能構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る携帯電話機のハードウェア構成を示す図である。
【図3】画像における第1の領域と第2の領域とを示す図である。
【図4】画像(撮像例)から評価対象情報と評価情報とを抽出して表示出力した例(解析結果例)を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る携帯電話機で実行される処理(評価情報生成方法)を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面と共に本発明に係る評価情報生成装置及び評価情報生成方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】
図1に、本実施形態に係る評価情報生成装置である携帯電話機10を示す。携帯電話機10は、ユーザによって携帯(所持)され、移動体通信等の通信機能を備えている装置である。図1に示すように、本実施形態に係る携帯電話機10は、インターネットや移動体通信網等からなるネットワークNを介して、商品情報提供サーバ20と通信することができ、互いに情報の送受信を行うことができる。商品情報提供サーバ20は、携帯電話機10等の通信装置からの要求に応じて、商品の評価情報を送信する装置である。商品情報提供サーバ20は、例えば、Webサーバとして構成されており、Webコンテンツとして評価情報を送信する。
【0017】
評価情報は、評価対象である商品に対する様々なユーザの評価を示す情報である。具体的には例えば、3段階の数値で表されるものである。評価対象となる商品は、一般のユーザが用いるもの(例えば、菓子等の食べ物)やユーザが利用する店舗やサービスの他、ユーザが評価可能なものであればどのようなものであってもよい。上記の評価情報を参照することによって、ユーザは、その商品がどのような評価を受けているのかを知ることができる。携帯電話機10は、商品情報提供サーバ20に送信するための、携帯電話機10のユーザの評価対象となる商品に対する評価を示す評価情報を生成する装置である。具体的に、どのように評価情報を生成するかについては後述する。
【0018】
図2に携帯電話機10のハードウェア構成を示す。図2に示すように、携帯電話機10は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM103(Read Only Memory)、操作部104、無線通信部105、ディスプレイ106、アンテナ107等のハードウェアにより構成されている。また、携帯電話機10は、上記のハードウェアに加えて、カメラ108を備えている。これらの構成要素が動作することにより、後述する携帯電話機10の各機能が発揮される。
【0019】
引き続いて、携帯電話機10の本発明に係る機能について説明する。図1に示すように、携帯電話機10は、撮像部11と、評価対象情報抽出部12と、評価情報抽出部13と、出力部14とを備えて構成される。なお、携帯電話機10は上記以外にも通常の携帯電話機としての機能も備えている(図示せず)。
【0020】
撮像部11は、画像を入力する画像入力手段である。当該画像は評価情報を生成するためのものである(評価情報は、当該画像に基づいて生成される)。撮像部11は、携帯電話機10に備えられるカメラ108によって撮像して、撮像した画像を入力する。撮像部11は、入力した画像を評価対象情報抽出部12及び評価情報抽出部13に出力する。
【0021】
ここで、撮像部11が入力する画像について説明する。この画像から、評価対象を示す評価対象情報と、当該評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報とが抽出される。評価対象情報は、例えば、評価対象である商品の商品名や店舗の店名である。また、評価情報は、例えば、3段階の評価のうちどれだけの評価であるかを示す数値である。
【0022】
図3に示されるように、撮像部11が入力する画像50においては、第1の領域51と、第2の領域52とが設定されている。第1の領域51は、評価対象情報を抽出する領域である。第1の領域51は、画像50における上部の矩形形状の領域である。図4の撮像例に示すように、上記の画像50は第1の領域51に評価対象の商品のパッケージ61の商品名等の評価対象情報が写るように撮像される。
【0023】
第2の領域52は、評価情報を抽出する領域である。第2の領域52は、画像50における下部の矩形形状の領域である。図4の撮像例に示すように、上記の画像50は第2の領域52が評価情報に対応する状態となるように撮像される。具体的には、本実施形態は、評価情報は、ユーザの手の指62の本数が画像50の第2の領域52に何本写っているかにより決定される。即ち、評価情報は、第2の領域52に写っているユーザの手の指の本数を示す情報である。従って、画像を撮像する時、カメラ108の前の画像の第2の領域52に対応する位置に、ユーザは評価の数値の本数の指を出す。
【0024】
撮像部11は、画像を撮像する際に、撮像する画像(撮像状態)を携帯電話機10が備える表示手段であるディスプレイ106に表示させることができる。その際に上記のような撮像をさせやすくするため、図4の撮像例に示すように、上記の表示に第1の領域51を示す枠、及び第2の領域52を示す枠それぞれを重ねて表示させることとしてもよい。
【0025】
なお、第1の領域51と第2の領域52の大きさ及び位置は、図3及び図4に示すようなものに限られず、上記の目的を達成するように任意に設定される。
【0026】
評価対象情報抽出部12は、撮像部11から入力された画像50における第1の領域51から評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出手段である。具体的には、評価対象情報抽出部12は、画像50の第1の領域51から、画像認識技術や文字認識技術等を用いて、評価対象情報として商品名や店名を抽出する。情報の抽出に用いられる画像認識技術や文字認識技術等は、従来の技術を用いることができる。なお、評価対象情報抽出部12は、画像50における第1の領域51の位置を予め記憶している。評価対象情報抽出部12は、抽出した評価対象情報を出力部14に出力する。
【0027】
評価情報抽出部13は、撮像部11から入力された画像50における第2の領域52から評価情報を抽出する評価情報抽出手段である。具体的には、評価情報抽出部13は、ユーザの指の形や色の特徴を示す特徴情報を記憶しておく。評価情報抽出部13は、当該特徴情報に基づいて、画像認識技術等を用いて第2の領域52に写っているユーザの指の本数を検出して、検出したユーザの指の本数を示す情報を評価情報として抽出する。指の検出は、従来の画像認識技術を用いることができる。なお、評価情報抽出部13は、画像50における第2の領域52の位置を予め記憶している。
【0028】
ここで、ユーザの指の形や色の特徴を示す特徴情報は、例えば、形や色等の特徴それぞれに関する情報としてもよいし、あるいは、ユーザが第2の領域52に指を出した画像(指を一本出した画像、二本出した画像、…等)自体としてもよい。また、特徴情報は、評価情報の生成の前に予めユーザの指を撮像部11によって撮像しておき、その画像に基づいて抽出することとしてもよい。評価情報抽出部13は、抽出した評価情報を出力部14に出力する。
【0029】
出力部14は、評価情報抽出部13から入力された評価情報を、評価対象情報抽出部12によって抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報として出力する出力手段である。具体的には、出力部14は、同一の画像50から抽出された評価対象情報と評価情報とを対応付けて出力する。上記の出力として、出力部14は、例えば、図4の解析結果例のように携帯電話機10のディスプレイ106に表示させる。この場合は、表示出力である。図4に示すように、評価対象情報である「商品名・店名」と、評価情報によって示される数の星とを同一の画面に示す。
【0030】
また、出力として、出力部14は、例えば、商品情報提供サーバ20に、互いに対応付けられた評価対象情報と評価情報とを送信することとしてもよい。この送信は、例えば、上記の表示出力がされているときに、ユーザの携帯電話機10に対する操作によって同一画面に表示されている送信ボタン71が押下されると行われる。
【0031】
また、上記の表示出力がされているときに、ユーザの携帯電話機10に対する操作によって同一画面に表示されている編集ボタン72が押下されると、評価対象情報又は評価情報を編集できるようにしてもよい(上記と同様に編集後の評価対象情報と評価情報とが送信されてもよい)。また、上記の表示出力がされているときに、ユーザの携帯電話機10に対する操作によって同一画面に表示されている保存ボタン72が押下されると、互いに対応付けられた評価対象情報と評価情報とが携帯電話機10が備えるメモリ等に記憶されてもよい。なお、出力は、上記のすべてが行われる必要はなく、例えば、表示出力と送信との何れか一方のみが行われてもよい。また、その他の出力がされてもよい。以上が、携帯電話機10の構成である。
【0032】
引き続いて、図5のフローチャートを用いて、本実施形態に係る携帯電話機10で実行される処理(評価情報生成方法)を説明する。本処理は、例えば、ユーザの携帯電話機10に対する操作(例えば、本発明に係る処理を行う評価情報生成モードに移行させる処理)が行われたことをトリガとして行われる。また、ユーザが商品等の評価対象についての評価情報を生成したいときに行われる。また、本処理に先駆けて評価に用いるユーザの指を予めカメラ108で撮像しておき、当該画像に基づいてユーザの指の特徴を示す特徴情報を抽出して評価情報抽出部13に記憶させておく。
【0033】
本処理では、まず、撮像部11によって評価情報を生成するための画像が撮像されて入力される(S01、画像入力ステップ)。この撮像は、図4の撮像例に示すように、第1の領域51に評価対象情報が、第2の領域52に評価情報に対応する状態とした指がそれぞれ写るように行われる。なお、ユーザは、自身の指を、評価対象に対する評価に従った状態となるようにする。撮像されて入力された画像は、撮像部11から評価対象情報抽出部12及び評価情報抽出部13に出力される。
【0034】
続いて、評価対象情報抽出部12によって、評価対象情報が画像50における第1の領域51から抽出される(S02、評価対象情報抽出ステップ)。抽出された評価対象情報は、評価対象情報抽出部12から出力部14に出力される。また、評価情報抽出部13によって、評価情報が画像50における第2の領域52から抽出される(S03、評価情報抽出ステップ)。抽出された評価情報は、評価情報抽出部13から出力部14に出力される。なお、S02及びS03は、必ずしも上記の順番で行われる必要はなく、逆の順番あるいは並行して行われてもよい。
【0035】
続いて、上記のように画像50から抽出された評価対象情報と評価情報とが、出力部14によって出力される(S04、出力ステップ)。この出力として、例えば、図4の解析結果例に示されるように表示出力されてもよいし、また、商品情報提供サーバ20に送信されてもよい。商品情報提供サーバ20に評価対象情報と評価情報とが送信された場合は、この情報は商品情報提供サーバ20によって受信されて提供される評価情報として利用される。以上が、本実施形態に係る携帯電話機10で実行される処理である。
【0036】
なお、上述した実施形態の例では、携帯電話機10で画像から評価に係る情報を抽出することとしていたが、商品情報提供サーバ20が当該情報の抽出、即ち、評価情報の生成を行うこととしてもよい。即ち、商品情報提供サーバ20が、評価情報生成装置であってもよい。その場合、携帯電話機10が画像の撮像のみを行い、当該画像を商品情報提供サーバ20に送信して、商品情報提供サーバ20で上述した本実施形態に係る処理が行われる(商品情報提供サーバ20が上述した本実施形態に係る携帯電話機10の機能を有する)。
【0037】
但し、その場合は、商品情報提供サーバ20では、撮像によって画像を入力するのではなく、携帯電話機10から送信された画像を受信することによって画像を入力する。また、評価対象情報及び評価情報の出力についての形態も携帯電話機10とは異なっていてもよい。例えば、商品情報提供サーバ20が備える記憶装置に生成した評価対象情報及び評価情報を出力して、商品情報提供サーバ20によって提供される情報として記憶することとしてもよい。あるいは、携帯電話機10に生成した評価対象情報及び評価情報を送信して、携帯電話機10で図4の解析結果例のような表示をさせて、上述した実施形態と同様に送信、編集、保存を行わせることとしてもよい。
【0038】
上述したように、本実施形態によれば、画像に基づいて評価対象情報及び評価情報が抽出される。従って、第1の領域51に商品のパッケージ等の評価対象情報に対応する(部分)画像を含み、第2の領域52にユーザの指等の評価情報に対応する(部分)画像を含むような画像を入力するだけで評価情報が生成される。従って、本実施形態によれば、例えば、ユーザが評価対象のパッケージの近くで評価に対応する本数だけ指を出して撮像を行うだけで評価情報を生成することができる。即ち、従来のようにユーザが評価対象を選択する操作を行い、選択された評価対象に対して数値等の評価を示す情報を入力する操作を行う必要がなく評価情報の生成を簡易に行うことができる。
【0039】
また、本実施形態のようにユーザの指の本数を利用して評価情報を抽出することが望ましい。このようにユーザの指を利用することとすると、ユーザが容易に評価の表示をすることができる。また、第2の領域52に評価情報に対応するユーザの指の本数が映った画像を入力するだけで評価情報が生成される。従って、容易かつ確実に評価情報が生成される。但し、必ずしも評価情報の抽出にユーザの指の本数を利用する必要はない。本発明では、画像50の第2の領域52から評価を示すような情報が取得されればよい。例えば、評価の数値が書かれたものが第2の領域52に写った画像を用いることとしてもよい。
【0040】
また、本実施形態のように、カメラ108等の撮像手段が設けられていることが望ましい。この構成によれば、評価情報を生成するための画像を取得することできるので、確実に本発明を実施することができる。また、撮像時に第1の領域51及び第2の領域52を示す枠を撮像する画像と重ね合わせて表示することが望ましい。この構成によれば、評価情報を生成するための画像を撮像する際に容易かつ確実に撮像を行うことができる。また、このとき表示させる枠は、第1の領域51及び第2の領域52を示す枠の何れかであってもよい。但し、必ずしも撮像手段が設けられている必要はなく、上記のような商品情報提供サーバ20を評価情報生成装置とする場合のように別の装置から画像が入力されてもよい。
【0041】
また、本実施形態では評価情報生成装置を携帯電話機10又は商品情報提供サーバ20としたが、必ずしもそのような装置に限られず上述した機能が実現できればどのような装置であってもよい。
【符号の説明】
【0042】
10…携帯電話機、11…撮像部、12…評価対象情報抽出部、13…評価情報抽出部、14…出力部、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…操作部、105…無線通信部、106…ディスプレイ、107…アンテナ、108…カメラ、20…商品情報提供サーバ。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成装置であって、
画像を入力する画像入力手段と、
前記画像入力手段によって入力された画像における第1の領域から、前記評価対象を示す評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出手段と、
前記画像入力手段によって入力された画像における第2の領域から、前記評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を抽出する評価情報抽出手段と、
前記評価情報抽出手段によって抽出された評価情報を、前記評価対象情報抽出手段によって抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対する前記ユーザの評価を示す評価情報として出力する出力手段と、
を備える評価情報生成装置。
【請求項2】
前記評価情報抽出手段は、前記ユーザの指の特徴を示す特徴情報を記憶しておき、当該特徴情報に基づいて前記第2の領域に写っている前記ユーザの指の本数を検出して、検出したユーザの指の本数を示す情報を前記評価情報として抽出することを特徴とする請求項1に記載の評価情報生成装置。
【請求項3】
前記画像入力手段は、撮像して撮像した画像を入力することを特徴とする請求項1又は2に記載の評価情報生成装置。
【請求項4】
前記画像入力手段は、画像を撮像する際に撮像する画像を評価情報生成装置が備える表示手段に表示させると共に、当該表示に前記第1の領域及び前記第2の領域を示す枠の少なくとも何れかを重ねて表示させることを特徴とする請求項3に記載の評価情報生成装置。
【請求項5】
評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を生成する評価情報生成方法であって、
画像を入力する画像入力ステップと、
前記画像入力ステップにおいて入力された画像における第1の領域から、前記評価対象を示す評価対象情報を抽出する評価対象情報抽出ステップと、
前記画像入力ステップにおいて入力された画像における第2の領域から、前記評価対象に対するユーザの評価を示す評価情報を抽出する評価情報抽出ステップと、
前記評価情報抽出ステップにおいて抽出された評価情報を、前記評価対象情報抽出ステップにおいて抽出された評価対象情報によって示される評価対象に対する前記ユーザの評価を示す評価情報として出力する出力ステップと、
を含む評価情報生成方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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