説明

試験装置の保護装置

【課題】試験中のタイヤの破損に対応して、タイヤ試験装置のタイヤドラムに対する電力供給を遮断した後に、自由回転するタイヤドラムを停止させる。
【解決手段】電源に連結され、ドラムの回転を制御可能な制御部2と、電源と連結された電源供給部5と、第1リレー12を有する保護回路11を介して直列に接続されたスイッチ13及び第2リレー14を有し、電源供給部5に接続されたスイッチ回路と、保護回路が作動したことを通知する作動状況通知部3と、を備え、第2リレー14は、スイッチ13がオフに切り替わると、制御部2に配置された第2リレー接点104に作用し、接点104を変化させて、制御部2によりスイッチ13の作動が検知されるように構成され、第1リレー12は、保護回路11が作動した場合に作動状況通知部3に配置された第1リレー接点15を変化させて、保護回路11の作動を通知するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤを回転用ドラムで回転させて動的タイヤ試験を実施するタイヤ試験装置の保護装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
タイヤ試験装置で、タイヤを回転させるなどして試験する際には、タイヤが破損して周囲にタイヤを構成するタイヤ部材の破片が飛散することがある。飛散したタイヤ部材によって、タイヤ試験装置の測定用センサや電源が損傷を受けると、リミットスイッチがオフ又は破損する。
【0003】
従来、図3に示すような、タイヤ試験装置のための従来の保護装置に備えられたシーケンス入力による制御回路は、図示しない例えば200Vの交流電源(主電源)と同列の電源回路(交流入力)に接続されていた。このような回路構成の場合、安全カバー閉鎖部に対応するリミットスイッチ51、パンク検知部に対応するリミットスイッチ52、キャリッジ後退端に対応するリミットスイッチ53、複数のトレッド剥離検知部のそれぞれに対応するリミットスイッチ54、55、56は、全て並列に接続されている。従って、いずれか一つのリミットスイッチが破損した場合には、現状の回路のままでは対処方法が確立されていないため、シーケンス入力による制御回路全体にダメージが飛び火する恐れがある。さらに、いずれか一つのリミットスイッチが破損した場合、主電源のメインブレーカーがトリップしてしまう。その結果、タイヤ試験装置のタイヤドラム制御ユニットへの電力供給も遮断される。
【0004】
一般に、タイヤ試験では試験用タイヤがタイヤドラムに装着され、高速回転していることから、タイヤドラム制御ユニットへの電力供給が遮断された後も、暫くは慣性力が大きく、タイヤドラムの回転(自由回転)は非常に高速である。このとき、作業者がタイヤドラムの回転が停止していないことを知らずにタイヤ試験装置が設置された試験室に入室すると、大変危険である。
【0005】
ところで、回路が破損した際に、遮断された主電源とは別に一部の制御機構を残す技術が知られている。例えば、従来、昇降機や乗客コンベアなどの制御回路の遠隔開閉装置において、動作回路によって、作業場所の近くにある安全スイッチの操作に基づいて、作業場所から離れた制御回路の直流電源線間及び内部直流電源に接続されたリレーを動作させる動作回路と、リレーの動作に基づいて制御回路の直流電源線に直列接続された接点を開閉する開閉回路を備えた装置が提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。このような装置によって、作業場所で電源の開閉を行うことができ、ひいては感電の危険を防止することができる。
【0006】
また、従来、地下鉄等に用いられる直流電化システムの直流高圧接地保護回路において、停電が発生した場合に、停電区間外の一線地絡判別継電器が不要動作した結果、全システムをトリップさせてしまう事故が発生することを防止するために、停電検出リレーと、直流高圧接地リレーの保護回路とを備えたシステムが知られている(例えば、特許文献2参照)。このようなシステムによって、直流高圧接地リレーが不要動作して整流器の動作が停止してしまう事態を回避することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平06−211957号公報
【特許文献2】実開平06−006073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に示されているような、制御回路の遠隔開閉装置を採用したとしても、タイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムに対する電力供給を遠隔で遮断することは可能であるが、自由回転するタイヤ回転用ドラムを即座に停止させることはできない(すなわち、自然停止を待つしかない)。また、特許文献2に示されているような、停電検出リレーと、直流高圧接地リレーの保護回路とを備えたシステムを採用したとしても、タイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムに対する電力供給遮断後に、自由回転するタイヤ回転用ドラムを即座に停止させることは不可能である。
【0009】
そこで、本発明の目的は、試験中のタイヤの破損に対応して、タイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムに対する電力供給を遮断した後に、自由回転するタイヤ回転用ドラムを即座に停止させることができる、タイヤ試験装置の保護装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明による試験装置の保護装置は、
タイヤをタイヤ回転用ドラムで回転させて動的タイヤ試験を実施するタイヤ試験装置のための保護装置であって
交流入力に連結され、前記ドラムの回転を制御可能な制御部と
前記交流入力と連結された電源供給部と、
第1リレーを有する保護回路を介して直列に接続されたスイッチ及び第2リレーを有し、前記電源供給部に接続されたスイッチ回路と、
前記保護回路が作動したことを通知する作動状況通知部と、
を備え、
前記第2リレーは、前記スイッチがオフに切り替わると、前記制御部に配置された第2リレー接点に作用し、該接点の状態を変化させて、前記制御部により前記スイッチがオフしたことが検知されるように構成され、
前記第1リレーは、前記保護回路が作動した場合に前記作動状況通知部に配置された第1リレー接点の状態を変化させて、前記作動状況通知部にて前記保護回路が作動したことが通知されるように構成される、
ことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明による保護装置は、
前記スイッチ回路を複数備え、
前記電源供給部に対して、前記複数のスイッチ回路が接続され、且つ前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応した複数の第1リレー接点が前記作動状況通知部に配置され、複数の第2リレー接点が前記制御部に配置されることを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明による保護装置は、
前記スイッチは、ブレーク接点であり、該スイッチが通電しない場合に、閉路して前記第2リレーに通電し、
前記第2リレー接点は、ブレーク接点であり、前記第2リレーが作動すると開路して前記制御部に前記スイッチの作動を検知させ、
前記第1リレー接点は、メーク接点であり、前記第1リレーが作動すると閉路して前記作動状況通知部にて前記保護回路が作動したことが通知される、
ことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、試験中のタイヤの破損に対応して、タイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムに対する電力供給を遮断した後に、自由回転するタイヤ回転用ドラムを停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態に係る保護装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る保護装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】従来技術による試験装置の保護装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明による一実施形態の保護装置について、図を参照して説明する。また、本発明に係る保護装置は、本発明による一実施形態の保護装置の説明から明らかになる。
【0016】
図1は、本発明による一実施形態のタイヤをタイヤ回転用ドラムで回転させて動的タイヤ試験を実施するタイヤ試験装置のための保護装置の概略構成を示す図である。図1に示す保護装置1は、制御部2と、作動状況通知部3と、第1保護回路4と、電源供給部5と、第1トレッド剥離検知部10と、第2トレッド剥離検知部20と、第3トレッド剥離検知部30と、第4トレッド剥離検知部40とを備える。保護装置1は、第1〜第4トレッド剥離検知部10、20、30、40ごとに対応する第1リレー接点を作動状況通知部3に、第2リレー接点を制御部2に備えるが、ここでは第1トレッド剥離検知部10に対応する第1リレー接点15及び第2リレー接点104のみ図示している。また、トレッド剥離検知部は1つ以上あればよい。ここで、第1トレッド剥離検知部10と、第2トレッド剥離検知部20と、第3トレッド剥離検知部30と、第4トレッド剥離検知部40は、それぞれ、スイッチ回路とも称する。
【0017】
制御部2は、交流入力に連結されて電力供給を受けると共に、タイヤ回転用ドラムの回転を制御する機能を有する。制御部2は、それぞれ、安全カバー閉鎖部に対応するリミットスイッチ101及び入力端子106と、パンク検知部に対応するリミットスイッチ102及び入力端子107と、キャリッジ後退端に対応するリミットスイッチ103及び入力端子108と、複数のトレッド剥離検知部10、20、30、40に対応する第2リレー接点104と、作動状況通知部3に配置された第3リレー16の第3リレー接点105と、トレッド剥離リミットスイッチ入力端子109と、を備える。各リレー接点104、105の動作及び作用については後述する。なお、交流入力は例えば、200V、50Hzの交流入力である。
【0018】
電源供給部5は、第1保護回路4を介して交流入力に連結される。電源供給部5は、例えば、スイッチング電源であり、200Vの交流入力からの電流を24Vの直流電流に変換して供給するDC24V定電圧電源である。
【0019】
第1保護回路4は、交流入力に対して以下に説明するようなトレッド剥離検知部で生じたトリップの影響が及ばないように、交流入力を保護するための回路である。
【0020】
第1トレッド剥離検知部10は、保護回路11及び第1リレー12を介して直列に接続されたリミットスイッチ13及び第2リレー14を有する。第2保護回路11は、リミットスイッチ13自体が地絡又はリミットスイッチ13に接続している配線が断線し地絡するとトリップするように構成される。第1リレー12は、例えば、サーマルリレーを構成するようにヒーターにより構成される。
【0021】
リミットスイッチ13は、例えば、通電しない状態(オフの状態)で閉路し、通電状態(オンの状態)で開路するブレーク接点により構成される。リミットスイッチ13は、タイヤ試験装置が正常動作している場合には開路しており、後続する第2リレー14に通電しないが、リミットスイッチ13自体が地絡又はリミットスイッチ13に接続している配線が断線し地絡すると、リミットスイッチ13は、通電しない状態となり(すなわち、リミットスイッチ13がオフの状態になり)、閉路して、第2リレー14(TSP01)に通電する。そして、通電された第2リレー14は、制御部2に配置された第2リレー接点104に作用し、ブレーク接点である第2リレー接点は開路する。尚、第1トレッド剥離検知部10内の配線は、トレッド剥離検知LS端子箱(図示しない)にて接地する。
【0022】
他方、第1リレー12は、第1トレッド剥離検知部10にて地絡等が生じて、保護回路11に過負荷がかかると作動して、作動状況通知部3に配置された第1リレー接点15を閉路させる。そして、第3リレー16が作動すると共に、ランプ17を点灯させる。ランプ17の点灯により、タイヤ試験装置の作業者等は、第1トレッド剥離検知部10における試験用タイヤのバースト、地絡、又は短絡等の発生を認識することができる。
【0023】
作動状況通知部3は、第2保護回路11、21、31、41が作動して、複数のトレッド剥離検知部10、20、30、40がトリップしたことを通知するものであり、上述した第1リレー接点15と、ランプ17に加えて、第3リレー16を備える。第3リレー16は、第1リレー12が作動したことによって第1リレー接点15が閉路したことにより、通電されて作動する。そして、第3リレー16は、制御部2に配置された第3リレー接点105に作用して、通電しない状態(オフの状態)で開路し、通電状態(オンの状態)で閉路するメーク接点である第3リレー接点105を閉路させる。これにより、トレッド剥離リミットスイッチ入力端子109から信号が出力され、トレッド剥離アラーム(図示しない)が作動する。トレッド剥離アラームが作動すると、制御部2は、高速回転しているタイヤ回転用ドラムに対して停止命令を送信するように制御する。
【0024】
第1トレッド剥離検知部10に対して並列に配置される第2〜4トレッド剥離検知部20、30、40も、第1トレッド剥離検知部10と同様の構成を有し、各構成に対応して、制御部2及び作動状況通知部3内に対応するリレー並びにリレー接点、地絡表示ランプ等が設けられる。このように、複数のトレッド剥離検知部がそれぞれ保護回路を伴って並列で配置されることで、1つのトレッド剥離検知部にて破損や地絡が生じたとしても、他のトレッド剥離検知部が影響を受けることは無く、システムの耐久性を向上させることができる。
【0025】
さらに、第1トレッド剥離検知部10に対応する第3リレー16の接点である第3リレー接点105の作動状態を、例えば、タイヤ試験装置を備えるシステム全体の動作を監督するための中央監視室に通知するように保護装置1を構成することもできる。同様に、第2〜第4トレッド剥離検知部20、30、40に対応する第3リレー接点及び第1保護回路4に含まれるリレー(図示しない)に対応するリレー接点の作動状態も中央監視室に通知するように保護装置1を構成することもできる。これにより、作業者は、中央監視室に居ながらタイヤ試験装置を備えるシステム全体の動作を監督することが可能となる。
【0026】
図2は、本発明に係る保護装置1の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、保護装置1が接続されているタイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムは、試験用タイヤを装着した状態で高速回転しているものとする。
【0027】
ブレーク接点であるリミットスイッチ13が地絡し(ステップS01)、第2保護回路11に所定の閾値以上の負荷がかかる共に第1リレー12(CP01)に過負荷がかかると、第1リレー12が作動する(ステップS02)。所定の閾値以上の負荷がかかった場合、第2保護回路11は、接続を切断して、第2〜第4トレッド剥離検知部20、30、40に影響が及ばないようにする。第1リレー12は作動状況通知部3に配置された第1リレー接点15に作用して、第1リレー接点15を閉路させる(ステップS03)。これにより、地絡表示ランプ17が点灯するとともに(ステップS04)、第3リレー16(CPAL01)が通電により作動する(ステップS05)。ランプの点灯により、作業者は容易にタイヤ試験装置の状況を把握することができる。
【0028】
第3リレー16が通電により作動すると、制御部2に配置された第3リレー16の第3接点105が閉路する(ステップS06)。これにより、トレッド剥離リミットスイッチ入力端子109に信号が送られ、図示しないトレッド剥離検知アラームが動作する(ステップS7)。そして、制御部2は、高速回転するタイヤ回転用ドラムに対する停止命令をタイヤ試験装置に送信する(ステップS08)。
【0029】
このように、本発明に係るタイヤ試験装置の保護装置1によれば、作業者は随時にタイヤ試験装置の状況を把握することができる。さらに、複数設けられているトレッド剥離検知部10、20、30、40のうちの一部に地絡、短絡、損傷等が生じた場合であっても、タイヤ試験装置を含むシステム全体がトリップしないため、高速回転しているタイヤ回転ドラムを停止するように制御することが可能である。これにより、試験中のタイヤの破損に対応して、タイヤ試験装置のタイヤ回転用ドラムに対する電力供給が遮断された後であっても、自由回転するタイヤ回転用ドラムを即座に停止させることができる。
【0030】
尚、ステップS01にてリミットスイッチ13が閉路すると、通電により第2リレー14(TSP01)も作動する。第2リレー14の作動により、制御部2に配置された第2リレー接点104が開路する。制御部2は、トレッド剥離リミットスイッチ入力端子109からの信号出力が途絶えたことに基づいて、リミットスイッチ13が作動したことを検知することができる。また、例えば、経年劣化等によりリミットスイッチ13が正常に動作しなかった場合にそれを探知することもできる。
【0031】
図2では、ステップS02での第1リレー12の作動は、ステップS01にてリミットスイッチ13が作動した場合に実行されるものとして示した。しかし、リミットスイッチ13が故障や劣化等のために正常に動作せず、ステップS01の動作が発生しなかった場合であっても、第2保護回路11に所定の閾値以上の負荷がかかった場合は、第1リレー12は作動する。このように、本発明に係る保護装置は、制御部2によってリミットスイッチの作動が検知されていないにも関わらず地絡表示ランプ17が点灯し(ステップS04)、トレッド剥離検知アラームが動作している(ステップS07)という状態を提示することで、リミットスイッチが正常に動作していないことを、作業者等に対して通知することができる。
【0032】
さらに、本発明に係るタイヤ試験装置の保護装置1によれば、複数のトレッド剥離検知部10、20、30、40が電源供給部5に接続され、複数のトレッド剥離検知部10、20、30、40のそれぞれに対応するリレー接点が制御部2及び作動状況通知部3に設けられているので、これら複数のトレッド剥離検知部10、20、30、40からの入力を並列して処理することができる。これにより、1つのリミットスイッチが破損しても他のリミットスイッチに影響を及ぼすことがなく、タイヤ試験装置を備えるシステムの信頼性を向上させることが可能である。
【0033】
本発明の一実施形態について説明したが、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、第1保護回路4は、漏電遮断器により構成することも可能であり、また、第2保護回路11、21、31、41は、単管ヒューズにより構成することも可能である。さらに、本発明に係る保護装置1を、電気基盤と併用して使用する場合、ヒューズソケットを電気基盤上に設けることで、基板損失(基板焼け)を防止することが可能になる。
【符号の説明】
【0034】
1 保護装置
2 制御部
3 作動状況通知部
4 第1保護回路
5 電源供給部
10、20、30、40 トレッド剥離検知部
11、21、31、41 第2保護回路
12 第1リレー
13 リミットスイッチ
14 第2リレー
15 第1リレー接点
16 第3リレー
17 ランプ
104 第2リレー接点
105 第3リレー接点
109 トレッド剥離リミットスイッチ入力端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤをタイヤ回転用ドラムで回転させて動的タイヤ試験を実施するタイヤ試験装置のための保護装置であって
交流入力に連結され、前記ドラムの回転を制御可能な制御部と
前記交流入力と連結された電源供給部と、
第1リレーを有する保護回路を介して直列に接続されたスイッチ及び第2リレーを有し、前記電源供給部に接続されたスイッチ回路と、
前記保護回路が作動したことを通知する作動状況通知部と、
を備え、
前記第2リレーは、前記スイッチがオフに切り替わると、前記制御部に配置された第2リレー接点に作用し、該接点の状態を変化させて、前記制御部により前記スイッチがオフしたことが検知されるように構成され、
前記第1リレーは、前記保護回路が作動した場合に前記作動状況通知部に配置された第1リレー接点の状態を変化させて、前記作動状況通知部にて前記保護回路が作動したことが通知されるように構成される、
ことを特徴とする保護装置。
【請求項2】
前記スイッチ回路を複数備え、
前記電源供給部に対して、前記複数のスイッチ回路が接続され、且つ前記複数のスイッチ回路のそれぞれに対応した複数の第1リレー接点が前記作動状況通知部に配置され、複数の第2リレー接点が前記制御部に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の保護装置。
【請求項3】
前記スイッチは、ブレーク接点であり、該スイッチが通電しない場合に、閉路して前記第2リレーに通電し、
前記第2リレー接点は、ブレーク接点であり、前記第2リレーが作動すると開路して前記制御部に前記スイッチの作動を検知させ、
前記第1リレー接点は、メーク接点であり、前記第1リレーが作動すると閉路して前記作動状況通知部にて前記保護回路が作動したことが通知される、
ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−181071(P2012−181071A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−43348(P2011−43348)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)