説明

誘電体バリア放電型蛍光ランプ

【課題】誘電体バリア放電型蛍光ランプにおける微小放電の発生を長時間にし、ランプの長寿命化を図る。
【解決手段】管状のバルブ11の外面に管軸方向に沿って一対の電極121,122が形成され、バルブ11の管軸方向に沿ったアパーチャ18を設け、バルブ11の内面に蛍光体層15による被膜を形成し、バルブ11内にはキセノンガスを含む希ガスが封入して誘電体バリア放電型の蛍光ランプ100を構成する。蛍光体層15の上面には半導体層14、保護層13の被膜が積層され、バルブ11の管軸方向に沿ってアパーチャ18と対向する蛍光体層15、半導体層14、保護層13に蛍光ランプ100点灯時に微小放電をさせるスリット19を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、希ガスを主体とする放電媒体が封入され一対の外面電極を用いた誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の誘電体バリア放電型蛍光ランプは、管状ガラスバルブの外面に管軸方向に沿って一対の外部電極が形成され、このガラスバルブの管軸方向に沿ったアパーチャを有してガラスバルブの内面に蛍光体被膜を形成し、前記ガラスバルブ内にはキセノンガスを含む希ガスが封入されている。暗黒状態での始動特性を向上させるために、酸化亜鉛などの半導体層を周方向に沿って帯状に形成し、この酸化亜鉛層にはガラスバルブの軸方向に沿うスリットがアパーチャに対向する位置に設けられている。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−215852公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した特許文献1の技術は、点灯初期にスリットにより二分化された酸化亜鉛層部分で微小な放電を発生させているが、連続点灯させた場合には酸化亜鉛の導電性が損なわれるため、微小放電の発生がなくなってしまう。微小放電が発生しなくなると、ランプの点灯電圧が高くなる可能性があるため、通常状態もしくは暗黒状態での点灯不良が発生する可能性があることから、微小放電を時間的に延命させることのできるガラスバルブ内部の設計が課題となっている。
【0005】
この発明の目的は、微小放電の発生を延命させ、ランプの長寿命化を図ることのできる誘電体バリア放電型蛍光ランプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために、この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプは、管状で透光性のバルブと、前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、前記バルブ内に封入した希ガスと、前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した蛍光体層と、前記蛍光体層に積層された状態で形成した導体層または半導体層と、前記導体層または半導体層と前記バルブ間に該導体層または半導体層に積層された状態で形成した保護層と、前記アパーチャと対向する前記蛍光体層、前記導体層または半導体層、前記保護層に前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする。
【0007】
また、この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプは、管状で透光性のバルブと、前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、前記バルブ内に封入した希ガスと、
前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した蛍光体層と、前記蛍光体層と前記バルブの間に積層された状態で形成した導体層または半導体層と、前記アパーチャと対向する前記蛍光体層および前記導体層または半導体層の前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする。
【0008】
さらに、この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプは、管状で透光性のバルブと、前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、前記バルブ内に封入した希ガスと、前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した第1の導体層または半導体層と、前記第1の導体層または半導体層に積層された状態で形成した蛍光体層と、前記蛍光体層に積層された状態で形成した第2の導体層または半導体層と、前記アパーチャと対向する前記蛍光体層、前記導体層または半導体層、前記保護層に前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、ランプ寿命中の微小放電が時間的に長く存在することになり、ランプ寿命の長寿化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第1の実施形態について説明するための一部を切欠して示す断面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の主要部品の展開図である。
【図4】誘電体バリア外面電極型蛍光ランプの等価回路図である。
【図5】誘電体バリア放電型蛍光ランプを点灯させる点灯回路例について説明するための回路構成図である。
【図6】この発明の効果について説明するための説明図である。
【図7】この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第2の実施形態について説明するための図2に相当する断面図である。
【図8】この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第3の実施形態について説明するための図2に相当する断面図である。
【図9】この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第4の実施形態について説明するための図2に相当する断面図である。
【図10】この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第5の実施形態について説明するための図2に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1〜図4は、この発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第1の実施形態について説明するための、図1は誘電体バリア放電型蛍光ランプである外面電極型蛍光ランプの一部を切欠して示す断面図、図2はその縦断面図、図3は主要部品の展開図、図4は外面電極型蛍光ランプの等価回路図である。
【0013】
100は、透光性のバルブ11外面に放電を生起させるための一対の電極121,122を備えた誘電体バリア放電型蛍光ランプである。電極121,122は、少なくとも一方がバルブ11の内面に設けても構わない。
【0014】
図2の縦断面図にも示すように、バルブ11の長手方向の外表面上には一対の電極121,122が形成される。バルブ11の内表面上には例えば酸化アルミニウム製の保護層13が、保護層13上には例えば酸化亜鉛製の半導体層14が、半導体層14上には蛍光体層15がそれぞれ積層した状態で形成される。電極121,122が形成されたバルブ11の外側には透光性樹脂シート16が巻き付けられ、透光性樹脂シート16のさらに外側には透光性絶縁チューブ17で被覆されている。
【0015】
18は、電極121と122に形成されたバルブ11の管軸方向に沿って蛍光体被膜のない光投射用のアパーチャ(開口部)である。アパーチャ18と対向する位置には保護層13、半導体層14、蛍光体層15のそれぞれの位置にスリット19が形成される。スリット19は管軸方向の保護層13、半導体層14、蛍光体層15のそれぞれの長さで形成される。
【0016】
なお、半導体層14は、黒鉛などによる導体層であっても構わない。要は点灯時において微小放電の発生が可能な材料であればよい。
【0017】
バルブ11は、細長く、例えば両端が気密に封止された内径3.4mm、発光長360mmの例えば石英ガラスであり、一端に排気チップオフ部111を有する。バルブ11の内部には、放電媒体として例えばキセノンを封入している。
【0018】
電極121,122は、それぞれ例えばアルミ箔からなり、平行に離間対向させてバルブ11の外面に貼着する。電極121,122は、予め後述する透光性樹脂シート16の一面に粘着し、透光性樹脂シート16をバルブ11の外周に巻き付けることによって、バルブ11の外面の所定位置に配設するようになっている。
【0019】
透光性樹脂シート16を展開して示す図3のように、電極121,122は、透光性樹脂シート16上に波形状の電極主部31,32を形成し、電極主部31,32のそれぞれ同一方向の一端に端子接続部33,34を一体形成している。電極主部31,32は、バルブ11の長手方向の大部分にわたり延在するように構成している。端子接続部33,34にはそれぞれ端子35,36を例えば導電性接着剤を用いて電気的に接続する。端子接続部33,34は、端子35,36との接触面積が大きくなるように方形状に形成している。また、端子35,36は、透光性樹脂シート16および透光性熱収縮チューブである透光性絶縁チューブ17から外部に突出している。
【0020】
アパーチャ18は、バルブ11の長手方向に沿って、蛍光体層15が形成されていないスリット状部分である。従って、バルブ11のアパーチャ18の部分は、バルブ11を介してバルブ11の内部を素通しで見ることができる。
【0021】
透光性樹脂シート16は、例えば透明なPET(Polyethylene Terephthalate)からなり、バルブ11の実質的全長にわたる長さで、かつバルブ11の周囲方向に対してアパーチャ18の上から被覆するような幅を有している。さらに、その上にアクリル系粘着材を塗布して、バルブ11の外面に貼着している。これにより電極121,122は、アパーチャ18を挟んでその両側の位置に配設され、アパーチャ18上に透光性樹脂シート16が貼着される。
【0022】
透光性絶縁チューブ17は、透明フッ素系樹脂からなり、電極121,122およびアパーチャ18の上からバルブ11の全周を被覆している。
【0023】
蛍光ランプ100の等価回路は、図4に示すように、コンデンサCin1、負荷抵抗RLおよびコンデンサCin2による直列回路と、コンデンサCout1,Cout2の並列回路によって構成している。コンデンサCin1,Cin2は、電極121,122とバルブ11の内面との間に形成される静電容量である。従って、コンデンサCin1,Cin2の静電容量は、電極121,122の面積、バルブ11の構成材料であるガラスの比誘電率および厚さにより決定する。このように、蛍光ランプ100は、少なくとも容量性を有する。
【0024】
ここで、蛍光ランプ100を点灯させる点灯回路の一例について、図5を参照しながら説明する。
【0025】
図5において、点灯回路51の入力端子T1には、直流電源からの直流電圧、例えば24Vの電圧が与えられ、入力端子T2には回路のオン・オフ信号が与えられる。また、端子T4はグランド端子(GND)である。端子T3にはシステムにおいて採用する外面電極放電灯の種別を示すランプ種別信号が入力されるようになっている。
【0026】
端子T1からの電源電圧は、定電圧発生回路52の電源端に供給される。端子T4は定電圧発生回路52の基準電位端に接続されるとともに、点灯周波数制御回路53の基準電位端にも接続される。点灯周波数制御回路53の電源端には、定電圧発生回路52の出力が供給されるようになっている。
【0027】
定電圧発生回路52の出力端と基準電位端との間には、コンデンサC1が接続されており、コンデンサC1によって平滑された電源電圧が昇圧トランス54および点灯周波数制御回路53に供給されるようになっている。
【0028】
定電圧発生回路52は、例えば、チョッパ回路によって構成することができる。この場合には、定電圧発生回路52は、図示しないチョッパトランジスタのオン,オフ期間の制御に応じた定電圧を発生する。定電圧発生回路52の出力端は、昇圧トランス54の1次側コイルの中点に接続される。昇圧トランス54の2次側コイルの両端は蛍光ランプ100の電極121,122とが接続されており、2次側コイルの一端は定電圧発生回路52の基準電位端に接続される。
【0029】
プッシュプル構成のトランジスタQ1,Q2および点灯周波数制御回路53によってインバータ回路が構成される。トランジスタQ1のドレインは昇圧トランス54の1次側コイルの一端に接続され、トランジスタQ2のドレインは昇圧トランス54の1次コイルの他端に接続される。トランジスタQ1,Q2のソースはトランス54の2次コイルの一端に接続される。トランジスタQ1,Q2のゲートには、点灯周波数制御回路53から制御信号が供給されるようになっている。
【0030】
点灯周波数制御回路53は、トランジスタQ1,Q2を交互にオンさせるための制御信号を出力する。これにより、トランス54の1次コイルの両端には、互いに逆極性の駆動パルスが印加される。昇圧トランス54は1次コイルに印加された電圧を昇圧して2次コイルから取り出す。こうして、2次コイルに接続された蛍光ランプ100にランプ電圧が印加されて、蛍光ランプ100が点灯するようになっている。
【0031】
蛍光ランプ100の調光は、定電圧発生回路52の出力電圧またはトランジスタQ1,Q2のオン,オフ周波数、即ち、点灯周波数を変更することによって変化する。ランプ種別信号に基づいて点灯周波数を制御することで、いずれの種類の蛍光ランプ100が採用された場合でも最適な調光範囲を得るようになっている。
【0032】
端子T3からのランプ種別信号は、点灯周波数制御回路53に供給される。点灯周波数制御回路53は、封入ガス圧と点灯周波数との関係を示すテーブルを備えたメモリ55を用いる。点灯周波数制御回路53は、マイクロコンピュータ等によって構成されており、ランプ種別信号に応じてメモリ55から点灯周波数の範囲についての情報を読み出し、読み出した情報に基づいてトランジスタQ1,Q2を制御することで蛍光ランプ100に供給するランプ電圧を設定するようにしている。
【0033】
なお、定電圧発生回路52としてチョッパ回路を採用した場合には、点灯周波数を変更すると同時に昇圧トランス54の1次側コイルに印加される電圧も変化する。この場合には、点灯周波数制御回路53は、トランジスタQ1,Q2のオン,オフ周波数の制御とともに、チョッパトランジスタのオンデューティの制御も行う。
【0034】
点灯周波数制御回路53は、マイクロコンピュータに代えて、ディスクリート部品を用いて構成しても構わない。
【0035】
図5で構成される点灯回路51により蛍光ランプ100が点灯されると、蛍光ランプ100の放電空間側に蛍光体層15が形成されている。このため半導体層14の全域は、蛍光体層15に保護されるため、半導体層14を構成する酸化亜鉛が不純ガスなどによる原因で導電性を損なうことを防げることから、微小放電を延命させることができ、延いてはランプの長寿命化に寄与する。
【0036】
図6は、半導体層が放電空間にされた従来の蛍光ランプと半導体層14が蛍光体層15により保護されたこの発明との微小放電残存数を示したものである。図6から明らかなように、従来は100時間程度で微小放電残存数がなくなってしまうのに対し、この発明では1000時間経過後においても点灯初期と同じような微小放電残存数が得られることが分かった。
【0037】
この実施形態では、微小放電の発生が長時間にわたり発生していることからランプの長寿命化を図ることができる。
【0038】
以下、図2に相当する図7〜図10を参照してこの発明の誘電体バリア放電型蛍光ランプに関する第2〜第5の実施形態について説明するが、上記した第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0039】
図7は、この発明の第2の実施形態について説明するための縦断面図である。この実施形態は、上記した第2の実施形態の半導体層14と蛍光体層15の形成順を入れ換えしたものである。
【0040】
この実施形態の場合も半導体層14の全域は、保護層13と蛍光体層15に保護されるため、半導体層14を構成する酸化亜鉛が不純ガスなどによる原因で導電性を損なうことを防ぐことができるため、微小放電を延命させることができ、ランプの長寿命化を実現することができる。
【0041】
図8は、この発明の第3の実施形態について説明するための縦断面図である。この実施形態は、上記した第2の実施形態の保護層13を除去したものである。
【0042】
この場合は、半導体層14の全域が蛍光体層15に保護されるため導電性を損なうことを防止し、微小放電の延命ができる。さらに、この場合は保護層13がない分だけ保護層13の塗布工程と材料を削減することができる。
【0043】
図9は、この発明の第4の実施形態について説明するための縦断面図である。この実施形態は、図7で説明した第2の実施形態の蛍光体層15と保護層13との間にも半導体層14’を形成したものである。
【0044】
つまり、この実施形態の場合は、バルブ11の内面から半導体層14、蛍光体層15、半導体層14’、それに放電空間側の表面に保護層13が形成されて4層構造となっている。
【0045】
この実施形態においても、100時間以下の点灯初期段階では放電空間側の半導体層14’により微小放電を発生させ、100時間以降の点灯中はガラスバルブ側の半導体層14により微小放電を発生させている。バルブ11側の半導体層14は、全域に蛍光体層15で保護されるため、不純ガスなどによる酸化亜鉛が導電性を損なうことによる劣化を防ぐことができる。このため、微小放電の延命ができる。
【0046】
図10は、この発明の第5の実施形態について説明するための縦断面図である。上記した実施形態の場合は、バルブ11の内面表面上に4層構造で形成されていることから、剥がれの可能性がある。
【0047】
そこで、この実施形態では、保護層13を削除させることで、放電空間の表面に半導体層14’が配置されることになる。これにより、保護層13の塗布工程を削除させることが可能となる。保護層13を除去することで、半導体層14’に100時間程度経過した時点で黒化が生じ、この部分での微小放電が存在しなくなる。しかし、半導体層14’が保護層の役目を果たし、半導体層14との間には図6で示すように1000時間後にも微小放電が存在する。
【0048】
この実施形態の場合でも、蛍光体層15よりバルブ11側に形成された半導体層14の方が寿命中の微小放電が時間的に長く存在させることができる。これにより、ランプの長寿化を図ることができる。
【符号の説明】
【0049】
100 蛍光ランプ
11 バルブ
121,122 電極
13 保護層
14,14’ 半導体層
15 蛍光体層
16 透光性樹脂シート
17 透光性絶縁チューブ
18 アパーチャ
19 スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管状で透光性のバルブと、
前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、
前記バルブ内に封入した希ガスと、
前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した蛍光体層と、
前記蛍光体層に積層された状態で形成した導体層または半導体層と、
前記導体層または半導体層と前記バルブ間に該導体層または半導体層に積層された状態で形成した保護層と、
前記アパーチャと対向する前記蛍光体層、前記導体層または半導体層、前記保護層に前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする誘電体バリア放電型蛍光ランプ。
【請求項2】
前記蛍光体層と前記保護層を入れ換えて形成したことを特徴とする請求項1記載の誘電体バリア放電型蛍光ランプ。
【請求項3】
前記蛍光体層、前記導体層または半導体層、前記保護層のうち前記導体層または半導体層を前記バルブ側に配置して形成したことを特徴とする請求項1記載の誘電体バリア放電型蛍光ランプ。
【請求項4】
管状で透光性のバルブと、
前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、
前記バルブ内に封入した希ガスと、
前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した蛍光体層と、
前記蛍光体層と前記バルブの間に積層された状態で形成した導体層または半導体層と、
前記アパーチャと対向する前記蛍光体層および前記導体層または半導体層の前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする誘電体バリア放電型蛍光ランプ。
【請求項5】
管状で透光性のバルブと、
前記バルブ外面の管軸方向に沿って形成した一対の電極と、
前記バルブ内に封入した希ガスと、
前記バルブの内面に、前記バルブの管軸方向に沿ったアパーチャが形成された状態で形成した第1の導体層または半導体層と、
前記第1の導体層または半導体層に積層された状態で形成した蛍光体層と、
前記蛍光体層に積層された状態で形成した第2の導体層または半導体層と、
前記アパーチャと対向する前記蛍光体層、前記導体層または半導体層、前記保護層に前記バルブの管軸方向に沿って形成したスリットとからなることを特徴とする誘電体バリア放電型蛍光ランプ。
【請求項6】
前記第2の導体層または半導体層に積層された状態で保護層を形成したことを特徴とする請求項5記載の誘電体バリア放電型蛍光ランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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