説明

調律装置

【課題】調律対象から出力される音を効率よく調律装置に入力でき、かつ耐久性に優れた調律装置を提供する。
【解決手段】調律対象の振動を電気信号に変換するセンサ部を有するクリップ部と、検出した電気信号を表示する表示部を有する本体部から構成される調律装置1において、クリップ部11と本体部12が、各々が有する円形のクリップ部側接合部21と円形の本体側接合部22によって接合されており、クリップ部側接合部21と本体側接合部22の少なくとも一方の信号接続端子部が同一中心をもつ円周上の径方向に面積を有するため、円の中心を通るその面に垂直な軸を回転軸として、電気的接続を維持したままクリップ部と本体部が回転できる構造となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調律装置に関する。
【背景技術】
【0002】
入力された音の周波数を検出し、楽器の調律状態の基準音に対する高低を表示する調律装置が知られている。従来の調律装置は、音の入力部と表示部をもつ本体部が一体となって構成される。そのため、表示部を見やすい位置に本体部を設置する、かつ調律対象である楽器から出力される音を効率よく調律装置に入力するという2つの条件を満たす事が困難である場合があった。
【0003】
コンタクトマイク等を音の入力部として、コードで本体部と繋ぐことで、音の入力部と表示部の位置関係に自由度をもたせることができるが、コンタクトマイクと本体部を繋ぐコードが調律時の操作性を損ねたり、コードの収納に手間がかかるなどの問題があった。さらに、調律対象以外の音が存在するような環境下では、調律対象以外の音が入力されることによる誤検出や調律ができない状態が生じる場合があった。
【0004】
これらの問題に対して、コンタクトマイクを使わずに調律対象の振動を直接振動センサで検出するクリップ式調律装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。クリップ式調律装置は、クリップ部と本体部、およびクリップ部と本体部の接合部により構成される。クリップ部と本体部の接合部に回転可能な継手を用いることにより、表示部を視認しやすい位置に配置可能にしている。
【0005】
一般的なクリップ式調律装置は、調律対象の振動を検出する圧電素子等の振動検出部(センサ)がクリップ部にあるものと本体部にあるものが存在する。調律対象の振動を効率よく検出するためには、調律対象に接触するクリップ部にセンサを設けたものが望ましい。入力された調律対象の振動をセンサで電気信号に変換し、本体部に伝送させることで表示する、という仕組みである。この仕組みを実現するために、クリップ部と本体部を配線で繋ぎ、電気的に導通をとる手段が必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−255932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、クリップ部と本体部を配線で繋いでクリップ部と本体部を電気的に接続させるクリップ式調律装置では、クリップ部に対する表示部位置を調節するためにクリップ部と本体部を回転し、その結果クリップ部と本体部を繋ぐ配線が捩れ、破断し易いという問題があった。
【0008】
本発明は、この問題に対し、視認性を維持しつつ、クリップ部から出力される電気信号を確実に本体部へ伝達する調律装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題に鑑みて、本発明は以下の手段を提案している。
【0010】
調律対象の振動を電気信号に変換するセンサ部を有するクリップ部と、検出した電気信号から楽器の調律状態の基準音に対する高低を算出した結果を表示する表示部を有する本体部から構成される調律装置において、前記クリップ部と前記本体部が、各々が有する略円形のクリップ側接合部と略円形の本体側接合部によって物理的に接続されており、前記クリップ側接合部と前記本体側接合部が、各々が有する信号接続端子部によって電気的に接続されており、前記信号接続端子部のプラス端子とマイナス端子の少なくとも一方が円形で、前記円形の有する面に垂直な軸を回転軸としてクリップ部と本体部が回転可能であることを特徴とする。
【0011】
この特徴により、本体部とクリップ部を接続する配線が不要となり、クリップ部と本体部を回転させた際に、クリップ部から出力される電気信号を確実に本体部へ伝達することができる。
【0012】
調律対象の振動を電気信号に変換するセンサ部を有するクリップ部と、検出した電気信号から楽器の調律状態の基準音に対する高低を算出した結果を表示する表示部を有する本体部から構成される調律装置において、前記クリップ部と前記本体部とが、各々が有するクリップ側接合部と本体側接合部によって分離可能に接合されており、前記クリップ部と前記本体部間に、少なくとも1つの前記クリップ側接合部を有し、少なくとも1つの前記本体側接合部を有する、1つまたは複数の導通コネクタを連結させて介在させることで、クリップ部と本体部を物理的に接続させており、前記クリップ側接合部と前記本体側接合部が、各々が有する信号接続端子部によって前記クリップ部と前記本体部間を電気的に接続させることを特徴とする。
【0013】
この特徴により、前記導通コネクタの接合部を変更できる、また前記導通コネクタの組み合わせを変更できることにより、前記クリップ部に対する前記表示部位置や向きを目的に応じて自由に調節できる。
【0014】
前記導通コネクタの形状が多面体で、クリップ側接合部と本体側接合部のいずれか一方を複数有することを特徴とする。
【0015】
この特徴により、前記導通コネクタを1つ用いるだけで、前記クリップ部に対する前記表示部位置を自由に調節できる。
【0016】
前記導通コネクタが自由に屈曲可能であることを特徴とする。
【0017】
この特徴により、接合部の着脱無しに前記クリップ部に対する前記表示部位置を自由に調節できる。
【0018】
前記信号接続端子部の少なくとも一方にバネ性部材を用いたことを特徴とする。
【0019】
この特徴により、接合部の回転時のプラス端子同士とマイナス端子同士の接触不良を防止でき、前記クリップ部と前記本体部が安定して電気的に接続できる。
【0020】
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部のいずれか一方に磁石を用い、他方に磁石または磁性体を用いることで、前記クリップ側接合部と前記本体側接合部とを磁力によって接合させることを特徴とする。
【0021】
この特徴により、磁力により、クリップ部と本体部を容易に取り付けることが可能となる。
【0022】
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部の端面が有する凹形状または凸形状が嵌った状態で前記クリップ部と前記本体部が接合することを特徴とする。
【0023】
この特徴により、接合された状態でクリップ部接合部と本体側接合部を回転させることで、凹凸毎の固定ができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の調律装置によれば、視認性を維持しつつ、クリップ部から出力される電気信号を確実に本体部へ伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】実施形態に係る調律装置の外観図である。
【図2】クリップ側接合部と本体側接合部の平面図である。
【図3】クリップ側接合部と本体側接合部の断面図である。
【図4】導通コネクタの形状を示す外観図である。
【図5】導通コネクタの第一変形例の形状を示す外観図である。
【図6】コネクタ内の構造の模式図である。
【図7】コネクタ内の構造の第二変形例の模式図である。
【図8】導通コネクタの第一変形例を3つ用いた実施形態に係る調律装置の外観図である。
【図9】導通コネクタの第二変形例の形状を示す外観図である。
【図10】導通コネクタの第二変形例を用いた実施形態に係る調律装置の外観図である。
【図11】接合部の第一変形例の形状を示す外観図である。
【図12】接合部の第二変形例の形状を示す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照して、本発明の調律装置の実施形態を説明する。
【0027】
図1は、調律装置の外観である。図1(a)は、クリップ部11と本体部12が、互いに回転可能な接合部により連結されている状態の調律装置10を示している。
【0028】
クリップ部11は、互いに対をなす第一板材11aおよび第二板材11bの間に配置されて図示しないねじりコイルバネや板バネなどを供えたヒンジ部11cの付勢力によって、調律対象の楽器を挟持して、調律装置を調律対象に取り付けるものである。また、調律対象の振動を検出する圧電素子等の振動検出部(センサ)を有しており、振動を電気信号に変換させる機能を有する。
【0029】
本体部12は、クリップ部から入力された振動状態を表示する表示部13を有する。接合部は、凹凸のはめあいによってクリップ部と本体部を物理的に連結させ、かつ電気的に接続させている。
【0030】
図1(b)は、調律装置をクリップ部と本体部に分離させた場合の調律装置外観である。クリップ部と本体部を分離させた構造にすることで、接合部に負荷がかかる場合に、本体部とクリップ部が分離するために接合部に応力集中が起きにくく、壊れにくい。クリップ部11は円形のクリップ側接合部21を有し、本体部12は円形の本体側接合部22を有するため、クリップ部11と本体部12を接合させた場合に、回転可能な構造となっている。また、クリップ部と本体部を繋ぐ配線を必要としないため、複雑なジョイント構造が不要である。さらに、本体部とクリップを分離させてコンパクトに保管または携帯することが可能である。
【0031】
図2は、クリップ側接合部21と本体側接合部22の平面図である。クリップ側接合部21は、クリップ側プラス端子21aとクリップ側マイナス端子21b、および絶縁部21cから構成される。本体側接合部22は、中心Bをもつ円形の本体側プラス端子22aと中心Bをもつ円形の本体側マイナス端子22bを有する。このため、クリップ部と本体部を凹凸の嵌めあいによって接合させると、クリップ側プラス端子21aと本体側プラス端子、クリップ側マイナス端子21bと本体側マイナス端子が、各々接続を維持した状態で、円周の中心Bを通りかつ接合面に垂直な軸を回転軸としてクリップ部と本体部が回転できる。クリップ側接合部21と本体側接合部22の実施形態として、互いに接合するプラス端子の少なくとも一方と、互いに接合するマイナス端子の少なくとも一方が円形であれば良い。
【0032】
図3に、クリップ側接合部21と本体側接合部22の断面を示す。凸凹をかみ合わせると、クリップ側プラス端子21aが本体側プラス端子22aと接合する。また同様に、クリップ側マイナス端子21bが本体側マイナス端子22bと接合する。よって本体部とクリップ部間の電気的導通がとれる。
【0033】
また、クリップ側プラス端子21aとクリップ側マイナス端子21bは、バネ性部材を用いることで、回転時のプラス端子同士とマイナス端子同士の接触不良を防止でき、安定して電気的接続を維持できる。さらに、プラス端子やマイナス端子が同一平面上にない立体構造とすることで、導体面上に本体を設置した場合のショートを防止できる。
【0034】
図4に、導通コネクタの外観を示す。導通コネクタとは、クリップ部と本体部を分離可能に物理的に接続させる、および電気的に接続させるもので、クリップ部に対する表示部の位置や角度を、目的に応じて自由に変更させるためのものである。導通コネクタ50は、クリップ側接合部21と本体側接合部22を有する。クリップ側接合部21は本体部と接続可能であり、本体側接合部22はクリップ部と接続可能である。導通コネクタ50は、クリップ側接合部21の接合面401と本体側接合部52の接合面402が平行でない構造で、かつ接合部51と接合部52は回転可能であるため、接合面401と402に対して表示部を傾けることができる。このように、導通コネクタの有する2つの接合面の成す角度を利用して、クリップ部に対する表示部の位置や角度を調節できる。
【0035】
図5に、導通コネクタの第一変形例の外観を示す。導通コネクタ60は、1つの面に対して1つの接合部を有するため全6つの接合部を有する。面601は、本体側接合部22を有し、面602および面603は、クリップ側接合部21を有する。図示しない3面は、クリップ側接合部21を有する。面601にクリップを接続でき、面601以外の5面のいずれの箇所にも本体部が接続できる構造である。よって、目的に応じて調律装置の位置や角度を自由に変更できる。全6つのプラス端子を、導通コネクタ内部で電気的に接続させている。同様に、全6つのマイナス端子を、導通コネクタ内部で電気的に接続させている。
【0036】
導通コネクタが有するクリップ側接合部と本体側接合部の組み合わせは多数あり、様々な種類の導通コネクタの製作が可能である。導通コネクタの形状は直方体に限るものではなく、多面体でも良い。導通コネクタの形状と接合部の位置次第で、表示部を目的に応じた調節が可能となる。
【0037】
図6、図7に、導通コネクタ60内の電気的導通手段の模式図を示す。
【0038】
図6は、リード線をコネクタ内に配置させた例である。面601が有する本体側接合部22と面602、面603と残り3面が有するクリップ側接合部21をリード線により電気的に接続させている。面601のプラス端子61aを、面602と面603のプラス端子62a、63a、図示しない3面のプラス端子とリード線で繋いでいる。同様に、面601のマイナス端子61bを、面602、面603のマイナス端子62b、63b、残り3面のマイナス端子とリード線で接続させている。導通コネクタ60内にリード線を格納することで、導通コネクタを本体部やクリップ部から着脱させる際に、リード線に負荷がかかりにくく、壊れにくい。
【0039】
図7は、導体をコネクタ内に配置させた例である。面601が有する本体側接合部22と残り3面が有するクリップ側接合部21を導体により電気的に接続させている。面601、面602、面603のプラス端子61a、62a、63aを導体で接続させ、面601、面602、面603のマイナス端子61b、62b、63bも同様に導体で接続させる。リード線を用いないため、リード線断線の恐れがなくなり、壊れにくい。
【0040】
図8に、導通コネクタ60を3つ用いた実施形態に係る調律装置の外観を示す。調律装置90は、導通コネクタ60を組み合わせることにより、目的に応じてクリップ部91からの表示部93の位置や向きを調節できる。
【0041】
図9に、導通コネクタの第二変形例で、コネクタ自体が屈曲する導通コネクタを示す。導通コネクタ100は、鉛等の重金属の周囲をゴムで被覆して屈曲可能な棒の端面にクリップ側接合部21と本体側接合部22を有し、コネクタ内部に接合部101と102の電気的導通をとる機能を備えたものである。
【0042】
図10に、導通コネクタ100を用いた実施形態に係る調律装置の外観を示す。1つの導通コネクタを自由に屈曲させることによって、クリップ部111からの表示部113の位置や向きを自由に調節できる。
【0043】
図11に、接合部の第一変形例として、磁力を用いた例を示す。左図がクリップ部121、右図が本体部122である。クリップ側接合部123は、クリップ側プラス端子123a、クリップ側マイナス端子123b、2つのクリップ側絶縁部123c、123dとクリップ側磁石125で構成される。本体側接合部124も同様に、本体側プラス端子124a、本体側マイナス端子124b、2つの本体側絶縁部124c、124d本体側磁石126で構成される。
【0044】
クリップ側磁石125は、N極125aとS極125bを有し、本体側磁石126は、S極126aとN極126bを有する。クリップ部磁石のN極125aと本体部磁石のS極126aが磁力により引き合うことで、クリップ側プラス端子123aと本体側プラス端子124a、クリップ側マイナス端子123aと本体側マイナス端子124bがそれぞれ接触し、クリップ部121と本体部122間が電気的に接続する。クリップ側プラス端子123aと本体側プラス端子124a、クリップ側マイナス端子123aと本体側マイナス端子124bは同一中心を持つ円形であるため、円の中心を通り接合面に垂直な方向を軸として回転した際に、電気的接続が維持される。互いに接触するプラス端子の一方、および互いに接触するマイナス端子の一方が円形であればよい。また、磁石125、126の形状に制限は無いが、多角形や略円形にすること、さらに同一形状とすることで、安定して回転することができる。
【0045】
また、クリップ側接合部123と本体側接合部124が有する磁石の引力により、クリップ部121と本体部122を容易に接続できる。本体側磁石126とクリップ側磁石125の一方は、透磁率の高い金属でも代用できる。クリップ側接合部123、本体側接合部124を発展させて、クリップ側磁石135、本体側磁石136の端面に凹凸を設けることで、凹凸毎の固定が可能となる。
【0046】
図12に、接合部の第二変形例として、クリップ側磁石135、本体側磁石136の端面形状をのこぎり波状の連続的な凹凸型にしている。左図がクリップ部131、右図が本体部132である。接合された状態のクリップ部接合部と本体側接合部をのこぎり波の立ち上がり方向に回転させることで、のこぎり波の周期毎の固定が可能となる。
【符号の説明】
【0047】
10 調律装置
11 クリップ部
12 本体部
13 表示部
21 クリップ側接合部
22 本体側接合部
50、60、70 導通コネクタ
121 クリップ部
122 本体部
123 クリップ側接合部
124 本体側接合部
125 クリップ側磁石
126 本体側磁石
131 クリップ部
132 本体部
133 クリップ側接合部
134 本体側接合部
135 クリップ側磁石
136 本体側磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
調律対象の振動を電気信号に変換するセンサ部を有するクリップ部と、検出した電気信号から楽器の調律状態の基準音に対する高低を算出した結果を表示する表示部を有する本体部から構成される調律装置において、
前記クリップ部と前記本体部が、各々が有する略円形のクリップ側接合部と略円形の本体側接合部によって物理的に接続されており、
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部が、各々が有する信号接続端子部によって電気的に接続されており、
前記信号接続端子部のプラス端子とマイナス端子の少なくとも一方が円形で、前記円形の有する面に垂直な軸を回転軸としてクリップ部と本体部が回転可能であることを特徴とする調律装置。
【請求項2】
調律対象の振動を電気信号に変換するセンサ部を有するクリップ部と、検出した電気信号から楽器の調律状態の基準音に対する高低を算出した結果を表示する表示部を有する本体部から構成される調律装置において、
前記クリップ部と前記本体部とが、各々が有するクリップ側接合部と本体側接合部によって分離可能に接合されており、
前記クリップ部と前記本体部間に、少なくとも1つの前記クリップ側接合部を有し、少なくとも1つの前記本体側接合部を有する、1つまたは複数の導通コネクタを連結させて介在させることで、クリップ部と本体部を物理的に接続させており、
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部が、各々が有する信号接続端子部によって前記クリップ部と前記本体部間を電気的に接続させることを特徴とする調律装置。
【請求項3】
前記導通コネクタの形状が多面体で、クリップ側接合部と本体側接合部のいずれか一方を1つ、もう一方を複数有することを特徴とする請求項2に記載の調律装置。
【請求項4】
前記導通コネクタが自由に屈曲可能であることを特徴とする請求項2に記載の調律装置。
【請求項5】
前記信号接続端子部の少なくとも一方にバネ性部材を用いたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の調律装置。
【請求項6】
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部のいずれか一方に磁石を用い、他方に磁石または磁性体を用いることで、前記クリップ側接合部と前記本体側接合部とを磁力によって接合させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の調律装置。
【請求項7】
前記クリップ側接合部と前記本体側接合部の端面が有する凹形状または凸形状が嵌った状態で前記クリップ部と前記本体部が接合することを特徴とする請求項6に記載の調律装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−53423(P2011−53423A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201787(P2009−201787)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】