説明

販売管理システム

【課題】有効に万引き被害を低減することができる販売管理システムを提供することである。
【解決手段】本発明に係る販売管理システム100において、ストアコントローラ200は、記録装置205に記録された精算カメラ213からの精算撮像データSdaおよび陳列棚カメラ500からの陳列棚撮像データTdaが一致した場合、記録装置205から精算撮像データSdaおよび陳列棚撮像データTdaを消去する。そして、所定期間において陳列棚撮像データTdaが残存した場合、万引きの可能性の高い人物を特定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品を販売する店舗において使用される販売管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、商品を販売する販売店舗においては、商品の窃盗および万引きが発生している。特に、一度窃盗または万引きを行われた店舗は、継続して商品の窃盗または万引きが発生する。
【0003】
特許文献1には、物品販売店舗における万引き現行犯検知、常習者の再販防止を確実化し、実効性の高い顔認証応用万引き検知システムについて開示されている。
【0004】
特許文献1記載の顔認証応用万引きシステムにおいては、物品販売店舗において、店舗内監視カメラによる顧客撮影映像・画像及び店舗内陳列商品取付けICタグ・該当陳列台設置ICタグ情報読取器間交信信号により顔認証照合機能の適用を前提に万引き現行犯及び万引き常習犯検知を行うシステムであって、顧客来店時にその正面画像を入店者撮影カメラが撮影し、入店月日、時刻と共にその画像をリアルタイムに記憶する入店顧客画像ファイル部と、顧客退店時にその正面画像を退店者撮影カメラが撮影し、退店月日、時刻と共にその画像をリアルタイムに記憶する退店顧客画像ファイル部と、店舗内陳列商品毎に取付けたICタグと該当陳列台に設置されたICタグ情報読取器アンテナとの交信信号を受信するが、通常商品が陳列台に陳列された状態にて交信、顧客品評等により陳列台から商品が一定距離離れた段階で交信断となり、この交信通断のタイミングを検知し、顧客品評映像収集の起点となる信号を得るICタグ交信部と、店舗内の総てのカメラを制御する部分であり、入退店者撮影カメラは店舗営業時間中常時作動、店舗内カメラの起動、停止、更に店舗内カメラに就いては該当カメラ各々の撮影分担に関わる撮影方向プリセットによる角度制御を行い、それら制御起点となる指令は、店舗内陳列商品毎に取付けたICタグと該当陳列台に設置されたICタグ情報読取器アンテナとの交信信号等による監視カメラ操作部と、顧客が店舗内にて品定めをする際の、該当商品を陳列台から取上げ、再び戻すという一連の購買行動を撮影した映像記憶部であり、撮影期間は顧客が該当商品を陳列台から取上げたタイミング即ち、商品取付けICタグとICタグ情報読取器との交信断の時点から陳列台に商品を戻したタイミング即ち、商品取付けICタグとICタグ情報読取器との交信の時点、もしくは該当商品を陳列台に戻すまでに時間を要した場合は、一定時間後に撮影は自動的に打ち切られ映像は終了するが、この撮影は、顧客が入れ替わっても同様に繰り返され該当陳列台位置相当の映像ファイルは常に最新情報に更新される、即ち、該当陳列台位置相当映像ファイルには、常に最後に品定めをした顧客映像が記憶されている顧客品評現場映像ファイル部と、顧客退店間際に撮影した該当顧客画像と、店舗内顧客購買行動を撮影した顧客品評現場映像とを順次リアルタイムに顔認証照合し、その結果照合一致した場合、その時点で、映像に写る該当商品IDからその商品がレジ精算済みであるかを照会し、未清算であった場合に該当顧客を万引き現行犯として特定、該当画像をデータベースに蓄積すると共に、その結果をアラームとして発報するための信号を送る万引き現行犯顔認証照合部とを備えたものである。
【0005】
特許文献2には、小売店舗における万引被害の回避策として、顧客による商品陳列棚からの人為的商品の取上げ状況をリアルタイムに監視し、万引行為を早期発見、店舗関係者に通報する万引検知機能付商品陳列システムについて開示されている。
【0006】
特許文献2記載の万引検知機能付商品陳列システムにおいては、商品陳列ラックの陳列商品の万引検知に関するシステムであって、商品陳列ラックの棚毎に設けられ、棚上陳列商品総重量をリアルタイムに計測できる重量センサーと、棚上商品人為取上げ動作に起因する棚上陳列商品総重量の変動を検知する際の比較対象となる時系列2点の重量計測値の採取時間間隔に相当するサンプリングタイムを秒単位にて、該サンプリングタイム時間幅内での重量値変化分を異常と判定する基準となる変化分上限値を重量絶対値にて、もしくは、その重量絶対値を
該当棚上商品単体重量で除した製品個数換算値にて棚毎に外部設定する棚上商品重量変動異常判定パラメータ設定部と、重量センサーの計測値をリアルタイムに受信し、該当棚上商品人為取上げ動作に関わる棚上陳列商品総重量変動値を棚上商品重量変動異常判定パラメータ設定部より送られたサンプリングタイムに基づき棚毎に算出する棚上商品重量変動検知部と、商品搭載の無い棚上に商品を陳列する場合に、該当商品の単体重量を外部設定で入力するか、もしくは該当棚上に商品を順次並べる段階で棚上商品重量変動
検知部が有する重量値リアルタイム計測値より変動分を算出して該当数値を商品単体重量と見做して棚毎に認識し記憶する商品単体重量認識記憶部と、棚上商品重量変動検知部および商品単体重量認識記憶部の情報を受取り、棚上商品重量変動異常判定パラメータ設定部からの変化分上限値相当重量絶対値もしくは、その重量絶対値を該当棚上商品単体重量で除した製品個数換算値に基づいて、該当サンプリングタイム時間幅内の各棚の重量値変化分が変化分上限値以内であるか否かを棚毎に判断する棚上商品重量変動異常判定部と、を備え、小売店舗内商品陳列ラック棚上陳列商品が万引行為により所定時間内に多数消滅した場合、その異常現象発生を陳列棚の商品重量変化により瞬時に検出し店舗関係者への通報を行い、もしくは、店舗内における警報発報を可能とするものである。
【0007】
さらに、特許文献3には、計量器を複数持った防犯システムについて開示されている。特許文献3記載の計量器を複数持った防犯システムにおいては、店舗内に設置された万引き防止用ユニットである。また、入口用・出口用の複数の計量器を有している万引き防止ユニットである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008−257487号公報
【特許文献2】特開2009−72391号公報
【特許文献3】特開2008−197942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
以上のように、万引きに関しては、種々の発明が提案されている。特許文献1記載の顔認証応用万引きシステムにおいては、ICタグを利用しており、高額商品には対応できるが、バックヤード等で加工される加工商品等の日々種別が変更する商品については、対応することができない。
【0010】
また、特許文献2記載の万引検知機能付商品陳列システムにおいては、同一商品を多数個窃盗する窃盗団等に対して有効であるものの、一般に継続して行われる小数個窃盗に対しては、有効性が低い。なお、小数個窃盗の方が多発しており、被害額も大きい。
【0011】
さらに、特許文献3記載の計量器を複数持った防犯システムにおいては、入店時と退店時との体重差を検出するが、入退店時のいずれも歩行した状態であり、体重計測が静止した状態ではないため、正確な計量が困難となり、誤差が生じる。したがって、商品の単位重量が数百グラム等の小さい場合には、当該システムによる防犯の実行性がない。
【0012】
本発明の目的は、有効に万引き被害を低減することができる販売管理システムを提供することである。
【0013】
(1)
一局面に従う販売管理システムは、商品棚を有する販売店舗における販売管理システムであって、商品棚に陳列された商品の移動を認識する計量装置と、商品棚に配設された商品棚撮像装置と、商品の各商品データを記録し、かつ商品の総合精算を行う精算装置と、精算装置に配設された精算撮像装置と、計量装置、商品棚撮像装置、精算装置および精算撮像装置からの各情報を記録する記録装置と、記録装置の各情報を判定する判定装置と、を含むものである。
【0014】
販売管理システムにおいて、判定装置は、記録装置に記録された精算撮像装置からの撮像データおよび商品棚撮像装置からの撮像データが一致した場合、記録装置から撮像データを消去する。
【0015】
この場合、記録装置には、商品棚から商品が移動された際の移動撮像データと、精算撮像装置における精算撮像データとが一致しないデータのみ残される。すなわち、移動撮像データのみが残る場合には、商品の盗難の可能性があることが認識できる。さらに、記録装置において、継続的に記録を保管することで、多数回、移動撮像データに記録された人物が要注意人物であると推定することができる。また、記録装置の容量を最小限にすることができる。
【0016】
(2)
販売管理システムにおいて、判定装置は、精算撮像装置からの精算撮像データおよび商品棚撮像装置からの移動撮像データの一致を判定する顔認識システムをさらに有してもよい。
【0017】
この場合、判定装置は、顔認識システムを有するので、精算撮像データおよび移動撮像データを高い確率で判定することができる。
【0018】
(3)
販売管理システムにおいて、判定装置は、計量装置により商品が移動された前後の所定期間の移動撮像データを記録装置に記録するよう指示してもよい。
【0019】
この場合、判定装置は、移動撮像データを所定期間に限定することができるので、記録装置の容量を最小限にすることができ、コスト低減を図ることができるとともに、各撮像データの一致判定の処理速度を高めることができる。
【0020】
(4)
販売管理システムにおいて、判定装置は、時間測定装置を含み、判定装置は、商品棚撮像装置における移動撮像データおよび前記精算撮像装置における精算撮像データに時間情報を付加してもよい。
【0021】
この場合、判定装置は、移動撮像データおよび精算撮像データに時間情報が付加されているので、移動撮像データおよび精算撮像データの一致処理を、時間情報に応じて実施することができる。その結果、一致処理のデータを限定できるので、処理を円滑にすることができる。
【0022】
(5)
販売管理システムにおいて、記録装置は、精算装置からの商品情報の個数情報と、当該商品情報に該当する在庫個数情報とを記録し、判定装置は、商品情報の個数情報と、当該商品情報に該当する商品の在庫個数とが一致する場合に、記録装置の当該商品情報に対応する移動撮像データおよび精算撮像データを消去してもよい。
【0023】
この場合、判定装置は、商品の在庫個数が正しい場合、正常に当該商品情報の商品が販売されているとして、判定することができる。そのため、移動撮像データおよび精算撮像データが不要となり、当該撮像データを消去することで、一致処理の負荷を減らすことができ、高速処理化を図ることができる。
【0024】
(6)
販売管理システムにおいて、販売店舗に配設された撮像装置と、販売店舗の店員に注意を促す報知装置と、をさらに含み、判定装置は、精算撮像データと一致しない移動撮像データと、撮像装置により撮像された現在撮像データと、が一致した場合、報知装置により報知させてもよい。
【0025】
この場合、精算撮像データと一致しない移動撮像データと、現在撮像データとが、一致した場合には、精算しないで商品を持ち帰る人物が、店舗内に来店している可能性があるので、報知手段により店員に注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施の形態に係る販売管理システムの一例を示す模式図である。
【図2】図1の陳列棚カメラおよび陳列棚計量装置を備えた陳列棚の一例を示す模式図である。
【図3】陳列棚撮像処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】精算撮像処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】閉店時における処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】注意勧告処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】販売管理システムにおけるストアコントローラにおける動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図8】販売管理システムにおけるストアコントローラにおける動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図9】販売管理システムにおけるストアコントローラにおける動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
【0027】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。本実施の形態においては、販売店舗における販売管理システムの一例を示しつつ説明を行う。
【0028】
(一実施の形態)
まず、図1は、本発明の一実施の形態に係る販売管理システムの一例を示す模式図である。
【0029】
図1に示すように、販売管理システム100は、ストアコントローラ200、POS(Point of sale)システム210、ターミナル(以下、TAと呼ぶ。)300、本部システム310、複数の陳列棚に設けられた陳列棚カメラ500、複数の陳列棚に設けられた陳列棚計量装置600、音声表示装置700および入退店カメラ900を含む。
【0030】
また、図1のPOSシステム210には、商品マスタ211、POSレジスタ212および精算カメラ213が含まれる。さらに、図1のストアコントローラ200には、記録装置205が内蔵される。
【0031】
なお、商品マスタ211には、商品コード、商品名、原料、原産、加工条件、賞味期限、商品の単位重量、その他の情報が含まれる。
【0032】
図1に示すように、陳列棚カメラ500および陳列棚計量装置600は、ストアコントローラ200に対してLAN(ローカルエリアネットワーク)等で接続されている。陳列棚カメラ500および陳列棚計量装置600は、陳列棚に配設される商品毎に設けられる。すなわち、本実施の形態においては、陳列棚カメラが50個配設されており、陳列棚カメラ501,〜,陳列棚カメラ550を総称して陳列棚カメラ500と呼ぶ。また、同様に、陳列棚計量装置600が50個配設されており、陳列棚計量装置601,〜,陳列棚計量装置650を総称して陳列棚計量装置600と呼ぶ。
【0033】
なお、本実施の形態においては、陳列棚カメラ500、陳列棚計量装置600の個数を50個で図示して説明しているが、これに限定されず、販売店舗の大きさおよび商品の陳列棚の個数に応じた他の任意の数であってもよい。同様に、音声表示装置700および入退店カメラ900の個数も本実施の形態においては、1個としているが、これに限定されず、他の任意の個数であってもよい。さらに、入退店カメラ900は、監視カメラを併用してもよく、入店カメラ機能のみであってもよい。
【0034】
また、図1の販売管理システム100において、ストアコントローラ200は、一般的なコンピュータにより構成されている。また、ストアコントローラ200は、当該販売店舗内の販売管理システム100における最上位の制御システムとして配置され、外部ネットワークに接続可能な機能を有する。例えば、当該機能は、販売店舗が系列店である場合に、当該外部ネットワークと接続されるTA300を通じて本部システム310のコンピュータと通信可能なものである。
【0035】
続いて、図2は、図1の陳列棚カメラ500および陳列棚計量装置600を備えた陳列棚800の一例を示す模式図である。
【0036】
図2に示すように、陳列棚800には、複数種の商品A,〜,商品Kが陳列されている。陳列棚800の各載置部分の底面には、陳列棚計量装置601,〜,陳列棚計量装置611が配設されている。また、各載置部分の前面には、陳列棚カメラ501,〜,陳列棚カメラ511が配設されている。
例えば、商品Aの陳列棚の載置面に、陳列棚計量装置601が備えられており、陳列棚の前面に陳列棚カメラ501が設けられている。
【0037】
次に、図3から図6までは、販売管理システム100におけるストアコントローラ200における動作を説明するためのフローチャートである。図3から図6においては、それぞれバッチ処理がなされる。
【0038】
図3は、陳列棚撮像処理の一例を示すフローチャートであり、図4は精算撮像処理の一例を示すフローチャートである。また、図5は、閉店時における処理の一例を示すフローチャートであり、図6は注意勧告処理の一例を示すフローチャートである。
【0039】
(陳列棚撮像処理)
図3に示すように、開店時において、ストアコントローラ200は、陳列棚カメラ500から陳列棚撮像データTdaを受け取る(ステップS1)。ストアコントローラ200は、内蔵されたバッファに(図示せず)陳列棚撮像データTdaを記録する。また、ストアコントローラ200は、陳列棚撮像データTdaをコピーした陳列棚撮像データTda2を後述する入店撮像データbとして記録する。
【0040】
続いて、ストアコントローラ200は、陳列棚計量装置600の計測値が減少したか否かを判定する(ステップS2)。当該計測値が減少した場合、所定の陳列棚計量装置600の配設された面上の商品が顧客によって取られたことを意味する。
一方、当該計測値が減少しない場合、当該陳列棚計量装置600の配設された面上の商品が顧客によって取られていないことを意味する。
さらに、当該計測値が増加した場合、当該陳列棚計量装置600の配設された面上の商品が並んでいる陳列棚800に他の商品を顧客が戻したことを意味する。この場合、商品マスタに記録された商品単位重量と一致または倍数でない場合、後述する音声表示装置700により店内従業員に指示を出してもよい。
【0041】
次に、ストアコントローラ200は、陳列棚計量装置600の計測値が減少した場合、所定期間の陳列棚撮像データTdaを記録装置205に記録する(ステップS3)。また、ストアコントローラ200は、時間データおよび減少した計測値から陳列された商品の取り出された個数を算出し、陳列棚撮像データTdaに付加する(ステップS4)。
ここで、所定期間の陳列棚撮像データTdaとは、計測値が減少する前後各3分程度の陳列棚撮像データTdaを示す。
【0042】
すなわち、計測値が減少した後に陳列棚撮像データTdaを記録することとした場合、陳列棚撮像データTdaに顧客の顔が撮像されていない場合があるため、バッファにより保持している陳列棚撮像データTdaを記録する。
一方、継続的に陳列棚撮像データTdaを記録させた場合、記録装置205の容量として大容量が必要となり、費用面および処理速度の点から問題が生じる。
【0043】
(精算撮像処理)
次に、精算撮像処理について説明する。図4に示すように、開店時において、ストアコントローラ200は、精算カメラ213から精算撮像データSdaを受け取る(ステップS5)。ストアコントローラ200は、内蔵されたバッファ(図示せず)に精算撮像データSdaを記録する。また、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaをコピーした精算撮像データSda2を後述する入店撮像データcとして記録する。
【0044】
次いで、POSシステム210のPOSレジスタ212において顧客が商品を精算する場合、所定期間の精算撮像データSdaを記録装置205に記録する(ステップS6)。
ここで、所定期間の精算撮像データSdaとは、POSレジスタ212において商品が精算開始される前後各5分程度の精算撮像データSdaを示す。
すなわち、POSレジスタ212において精算が開始された後に精算撮像データSdaを記録することとした場合、精算撮像データSdaに顧客の顔が撮像されていない場合があるため、バッファにより保持している精算撮像データSdaを記録する。
また、陳列棚撮像データTdaと同様に、継続的に精算撮像データSdaを継続的に記録させた場合、記録装置205の容量が大容量となり、費用面および処理速度の点から問題が生じる。
【0045】
次に、POSシステム210のPOSレジスタ212において、商品の個数を認識することができるので、商品個数と時間データとを精算撮像データSdaに付加する(ステップS7)。
【0046】
(閉店時処理)
続いて、閉店時における処理について説明する。上記の陳列棚撮像処理と精算撮像処理とは、開店時にそれぞれバッチ処理したが、下記の処理は、ハード的な負担を避けるために閉店時に単独でバッチ処理されることが望ましい。
【0047】
図5に示すように、ストアコントローラ200は、閉店後に、記録装置205に記録された精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとを比較し、商品の個数および顧客の顔情報が一致するか否かを判定する(ステップS8)。なお、顧客の顔情報が一致するか否かの判定の詳細については、後述する。
【0048】
次に、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとが一致した場合、該当する記録装置205の記録を消去する(ステップS9)。
【0049】
一方、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとが一致しない場合、納入された当該商品の個数から、現在の在庫個数と販売実績個数とをあわせた商品個数が一致するか否かを判定する(ステップS10)。ここで、商品個数が一致した場合、該当する記録装置205の記録を消去する(ステップS11)。一方、商品個数が一致しない場合、該当する記録装置の記録を保持する(ステップS12)。
【0050】
続いて、ストアコントローラ200は、同一人物における所定回数の陳列棚撮像データTdaのみが記録装置205に記録されているか否かの判定を行う(ステップS13)。
ここで、ストアコントローラ200は、同一人物における陳列棚撮像データTdaが1回のみ記録されていると判定した場合、ステップS8の処理に戻り、ステップS8からステップS13の処理を繰り返す(ステップS13のNo)。
【0051】
一方、ストアコントローラ200は、同一人物における陳列棚撮像データTdaが所定回数以上(2回以上)記録されていると判定した場合、記録装置205に注意情報として記録する(ステップS14)。
【0052】
(注意勧告処理)
続いて、上記の陳列棚撮像処理および精算撮像処理とともに開店時にバッチ処理する注意勧告処理について説明を行う。
図6に示すように、開店時において、ストアコントローラ200は、記録装置205に記録された注意情報の読み込みを行う(ステップS15)。次いで、ストアコントローラ200は、入退店カメラ900の入店撮像データIdaを受信し(ステップS16)、入店撮像データaとしてバッファに記録する。ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入退店カメラ900から受信する入店撮像データaとを比較する(ステップS17)。
【0053】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データaとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS18)。
一方、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データaとが一致しない場合またはステップS18の処理が終了した場合には、バッファに記録された陳列棚カメラによる入店撮像データbを受信する(ステップS19)。次いで、ストアコントローラ200は、注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとを比較する(ステップS20)。
【0054】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS21)。
一方、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとが一致しない場合、またはステップS21の処理が終了した場合には、バッファに記録され精算カメラによる入店撮像データcを受信する(ステップS22)。次いで、ストアコントローラ200は、注意情報として記録された顔データと、入店撮像データcとを比較する(ステップS23)。
【0055】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データcとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS24)。
【0056】
一方、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データa,b,cとが一致しない場合、またはステップS24の処理を終了した場合には、当該工程の処理を終了する。
【0057】
なお、具体的に、音声表示装置700は、管理者または警備員の常駐するモニター等である。その結果、音声表示装置700に注意勧告と、該当する要注意人物の顔写真が表示される。なお、入退店カメラ900は、店内出入り口のみならず、陳列棚800およびPOSシステム210にそれぞれ配設し、注意情報と比較判定を行ってもよい。
【0058】
次に、ストアコントローラ200における顔認識の処理について説明を行う。
本実施の形態においては、OpenCV(Intel Open
Source Computer
Vision Library)のライブラリを用いた機械学習を主に使用する。ここで、機械学習とは、人工知能における研究課題のひとつで、人間が自然に行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現させるための技術または手法のことをいう。
【0059】
具体的には、ある程度の数のサンプルデータ集合(陳列棚撮像データTda)を対象に解析を行い、特徴量を抽出し、学習を行い、当該学習結果データと、他の入力されたサンプルデータ(精算撮像データSda)の特徴量を抽出し、相互の特徴量の判定を行って認識結果を算出するものである。本実施の形態においては、当該機械学習を用いて顔認識を実施する。
【0060】
(リアルタイム処理)
次に、図7、図8および図9は、販売管理システム100におけるストアコントローラ200における動作の他の例を説明するためのフローチャートである。上記の図3から図6までのストアコントローラ200の動作の一例は、個々にバッチ処理を行うこととしたが、これに限定されず、以下のように、ハード的問題が生じない場合、またはストアコントローラ200の性能が飛躍的に向上した場合であれば、以下のリアルタイム処理を行ってもよい。
【0061】
まず、ストアコントローラ200は、陳列棚カメラ500から陳列棚撮像データTdaを受け取る(ステップS81)。ストアコントローラ200は、内蔵されたバッファに(図示せず)陳列棚撮像データTdaを記録する。また、ストアコントローラ200は、陳列棚撮像データTdaをコピーした陳列棚撮像データTda2を後述する入店撮像データbとして記録する。
【0062】
同様に、ストアコントローラ200は、精算カメラ213から精算撮像データSdaを受け取る(ステップS82)。ストアコントローラ200は、内蔵されたバッファ(図示せず)に精算撮像データSdaを記録する。
【0063】
続いて、ストアコントローラ200は、陳列棚計量装置600の計測値が減少したか否かを判定する(ステップS83)。当該計測値が減少した場合、所定の陳列棚計量装置600の配設された面上の商品が顧客によって取られたことを意味する。
一方、当該計測値が減少しない場合、当該陳列棚計量装置600の配設された面上の商品が顧客によって取られていないことを意味する。
【0064】
次に、ストアコントローラ200は、陳列棚計量装置600の計測値が減少した場合、所定期間の陳列棚撮像データTdaを記録装置205に記録する(ステップS84)。また、ストアコントローラ200は、時間データおよび減少した計測値から陳列された商品の取り出された個数を算出し、陳列棚撮像データTdaに付加する(ステップS85)。
ここで、所定期間の陳列棚撮像データTdaとは、計測値が減少する前後各3分程度の陳列棚撮像データTdaを示す。
【0065】
すなわち、計測値が減少した後に陳列棚撮像データTdaを記録することとした場合、陳列棚撮像データTdaに顧客の顔が撮像されていない場合があるため、バッファにより保持している陳列棚撮像データTdaを記録する。
一方、継続的に陳列棚撮像データTdaを記録させた場合、記録装置205の容量として大容量が必要となり、費用面および処理速度の点(ハード的面)から問題が生じる。なお、ハード的面から問題が生じなければ、継続処理を行ってもよい。
【0066】
次いで、POSシステム210のPOSレジスタ212において顧客が商品を精算する場合、所定期間の精算撮像データSdaを記録装置205に記録する(ステップS6)。
ここで、所定期間の精算撮像データSdaとは、POSレジスタ212において商品が精算開始される前後各5分程度の精算撮像データSdaを示す。
すなわち、POSレジスタ212において精算が開始された後に精算撮像データSdaを記録することとした場合、精算撮像データSdaに顧客の顔が撮像されていない場合があるため、バッファにより保持している精算撮像データSdaを記録する。また、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaをコピーした精算撮像データSda2を後述する入店撮像データcとして記録する。
また、陳列棚撮像データTdaと同様に、継続的に精算撮像データSdaを継続的に記録させた場合、記録装置205の容量が大容量となり、費用面および処理速度の点(ハード的面)から問題が生じる。
【0067】
次に、POSシステム210のPOSレジスタ212において、商品の個数を認識することができるので、商品個数と時間データとを精算撮像データSdaに付加する(ステップS87)。
【0068】
続いて、図8に示すように、ストアコントローラ200は、記録装置205に記録された精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとを比較し、商品の個数および顧客の顔情報が一致するか否かを判定する(ステップS88)。なお、顧客の顔情報が一致するか否かの判定の詳細については、図3から図6までの場合と同じである。
【0069】
次に、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとが一致した場合、該当する記録装置205の記録を消去する(ステップS89)。
【0070】
一方、ストアコントローラ200は、精算撮像データSdaと陳列棚撮像データTdaとが一致しない場合、納入された当該商品の個数から、現在の在庫個数と販売実績個数とをあわせた商品個数が一致するか否かを判定する(ステップS90)。ここで、商品個数が一致した場合、該当する記録装置205の記録を消去する(ステップS91)。一方、商品個数が一致しない場合、該当する記録装置の記録を保持する(ステップS92)。
【0071】
続いて、ストアコントローラ200は、同一人物における所定回数の陳列棚撮像データTdaのみが記録装置205に記録されているか否かの判定を行う(ステップS93)。
ここで、ストアコントローラ200は、同一人物における陳列棚撮像データTdaが1回のみ記録されていると判定した場合、ステップS81の処理に戻り、ステップS81からステップS93の処理を繰り返す(ステップS93のNo)。
【0072】
一方、ストアコントローラ200は、同一人物における陳列棚撮像データTdaが所定回数以上(2回以上)記録されていると判定した場合、記録装置205に注意情報として記録する(ステップS94)。
【0073】
次に、ストアコントローラ200は、入退店カメラ900の入店撮像データIdaを受信し、(ステップS95)入店撮像データaとしてバッファに記録する。ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入退店カメラ900から受信する入店撮像データaとを比較する(ステップS96)。
【0074】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データaとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS97)。
なお、具体的に、音声表示装置700は、管理者または警備員の常駐するモニター等である。その結果、音声表示装置700に注意勧告と、該当する要注意人物の顔写真が表示される。なお、入退店カメラ900は、店内出入り口のみならず、陳列棚800およびPOSシステム210にそれぞれ配設し、注意情報と比較判定を行ってもよい。
【0075】
一方、図9に示すように、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データaとが一致しない場合またはステップS97の処理が終了した場合には、バッファに記録された陳列棚カメラによる入店撮像データbを受信する(ステップS98)。次いで、ストアコントローラ200は、注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとを比較する(ステップS99)。
【0076】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS100)。
一方、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データbとが一致しない場合またはステップS100の処理が終了した場合には、バッファに記録され精算カメラによる入店撮像データcを受信する(ステップS101)。次いで、ストアコントローラ200は、注意情報として記録された顔データと、入店撮像データcとを比較する(ステップS102)。
【0077】
ここで、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データcとが一致した場合、音声表示装置700に注意勧告指示を行う(ステップS103)。
【0078】
一方、ストアコントローラ200は、随時注意情報として記録された顔データと、入店撮像データa,b,cとが一致しない場合、またはステップS102の処理を終了した場合には、当該工程の処理を終了する。
なお、上記の実施の形態においては、ステップS98からステップS103を実施することとしたが、これに限定されず、ステップS98からステップS103を実施しなくてもよい。
【0079】
<他の例>
なお、上記の実施の形態においては、機械学習を用いるとしたが、これに限定されず、他の任意の顔認識システムを用いてもよい。
【0080】
また、本実施の形態においては、陳列棚計量装置600を用いることとしたが、これに限定されず、陳列棚計量装置600にRFID等の他のシステムを用いてもよい。
【0081】
なお、上記の実施の形態においては、音声表示装置700は、モニター等であることとしたが、これに限定されず、さらに販売店舗の店員が所有するハンディターミナル、携帯端末装置等の無線機器を含めてもよい。
【0082】
また、図3のステップS3および図7のステップS83の処理において異常な計測値の変化がある場合、音声表示装置700に警告を表示させてもよい。その結果、大量商品窃盗の可能性を防止することができる。
【0083】
さらに、陳列棚カメラ500または陳列棚計量装置600に個別に音声発生装置を設け、“商品のお買い上げありがとうございました。”という音声等を流すようにしてもよい。その結果、犯罪者の心理に影響を与え、防犯対策になる。
【0084】
以上のように、販売管理システム100において、記録装置205には、陳列棚800から商品が移動された際の陳列棚撮像データTdaと、精算カメラ213における精算撮像データSdaが一致しない、すなわち、陳列棚撮像データTdaのみが残る場合には、盗難の可能性があることが認識できる。また、ストアコントローラ200は、顔認識システムを有するので、精算撮像データSdaおよび陳列棚撮像データTdaを高い確率で判定することができる。さらに、記録装置205において、継続的に記録を保管することで、多数回、陳列棚撮像データTdaに記録された人物が要注意人物であると推定することができる。
【0085】
また、ストアコントローラ200は、バッファに陳列棚撮像データTdaを所定期間保持させているので、記録装置205の容量を最小限にすることができ、コスト低減を図ることができるとともに、一致か否かの判定の処理速度を高めることができる。
さらに、ストアコントローラ200は、陳列棚撮像データTdaおよび精算撮像データSdaに時間情報が付加されているので、陳列棚撮像データTdaおよび精算撮像データSdaの一致処理を、時間情報に応じて実施することができる。その結果、一致処理のデータを限定できるので、処理を円滑にすることができる。
【0086】
また、ストアコントローラ200は、ステップS11に示すように、商品の在庫個数が正しい場合、正常に当該商品情報の商品が販売されているとして、判定することができる。そのため、陳列棚撮像データTdaおよび精算撮像データSdaが不要となり、当該撮像データ(Tda,Sda)を消去することで、一致処理の負荷を減らすことができ、高速処理化を図ることができる。
特に、同一商品を複数個取り、複数のうち一部の商品だけ精算する狡猾な万引きまたは窃盗に対しても判定することができるため、有効である。
【0087】
さらに、ストアコントローラ200は、入退店カメラ900からの入店撮像データIdaと、精算撮像データSdaと一致せず、記録されている陳列棚撮像データTdaとが、一致した場合には、精算しないで商品を持ち帰る人物が、店舗内に来店している可能性があるので、音声表示装置700により店員に注意を促すことができる。
【0088】
また、図3から図6までの処理の場合、ハード的に容量が必要となる閉店時処理を開店時に実施しないことで、処理を円滑に行うことができ、他の営業時における処理を阻害することを防止できる。
【0089】
本実施の形態においては、陳列棚800が商品棚に相当し、販売管理システム100が販売管理システムに相当し、商品A,〜,商品Kが商品に相当し、陳列棚計量装置600が計量装置に相当し、陳列棚カメラ500が商品棚撮像装置に相当し、POSレジスタ212が精算装置に相当し、精算カメラ213が精算撮像装置に相当し、記録装置205が記録装置に相当し、ストアコントローラ200が判定装置に相当し、入退店カメラ900が撮像装置に相当し、音声表示装置700が報知装置に相当する。
【0090】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【符号の説明】
【0091】
100 販売管理システム
200 ストアコントローラ
210 POSシステム
212 精算カメラ
500 陳列棚カメラ
600 陳列棚計量装置
700 音声表示装置
800 陳列棚
900 入退店カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品棚を有する販売店舗における販売管理システムであって、
前記商品棚に陳列された商品の移動を認識する計量装置と、
前記商品棚に配設された商品棚撮像装置と、
前記商品の各商品データを記録し、かつ前記商品の総合精算を行う精算装置と、
前記精算装置に配設された精算撮像装置と、
前記計量装置、前記商品棚撮像装置、前記精算装置および前記精算撮像装置からの各情報を記録する記録装置と、
前記記録装置の各情報を判定する判定装置と、を含み、
前記判定装置は、前記記録装置に記録された前記精算撮像装置からの精算撮像データおよび前記商品棚撮像装置からの移動撮像データが一致した場合、前記記録装置から一致した前記精算撮像データおよび前記移動撮像データを消去する、販売管理システム。
【請求項2】
前記判定装置は、前記精算撮像装置からの精算撮像データおよび前記商品棚撮像装置からの移動撮像データの一致を判定する顔認識システムをさらに有する、請求項1記載の販売管理システム。
【請求項3】
前記判定装置は、前記計量装置により前記商品が移動された前後の所定期間の移動撮像データを前記記録装置に記録するよう指示する、請求項1または2記載の販売管理システム。
【請求項4】
前記判定装置は、前記商品棚撮像装置における移動撮像データおよび前記精算撮像装置における精算撮像データに時間情報を付加する、請求項1から3のいずれか1項に販売管理システム。
【請求項5】
前記記録装置は、前記精算装置からの商品情報の個数情報と、当該商品情報に該当する在庫個数情報とを記録し、
前記判定装置は、前記商品情報の個数情報と、当該商品情報に該当する商品の在庫個数とが一致する場合に、前記記録装置の当該商品情報に対応する移動撮像データおよび精算撮像データを消去する、請求項1から4のいずれか1項に販売管理システム。
【請求項6】
前記販売店舗に配設された撮像装置と、
前記販売店舗の店員に注意を促す報知装置と、をさらに含み、
前記判定装置は、
精算撮像データと一致しない移動撮像データと、前記撮像装置により撮像された現在撮像データと、が一致した場合、報知装置により報知させる、請求項1から5のいずれか1項に販売管理システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−242912(P2012−242912A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−109802(P2011−109802)
【出願日】平成23年5月16日(2011.5.16)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)
【Fターム(参考)】