説明

貯湯式給湯機

【課題】簡素な給湯回路構成のままで、使用者に給湯温度の変動を感じさせることなく給湯効率を向上することができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
【解決手段】湯を貯留する貯湯タンク1と、貯湯タンク1に貯留される湯水を加熱するヒートポンプユニット10と、ヒートポンプユニット10により加熱された湯と貯湯タンク1内の湯とを合流させて所定の給湯先に出湯可能に構成された給湯流路(ヒートポンプ戻り配管22、タンク上部配管23、および給湯管28)とを備える。人感センサ50aを利用して浴室に入浴者がいると判定された場合に、ヒートポンプユニット10の運転を停止(禁止)する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、貯湯式給湯機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、貯湯式ヒートポンプ給湯機においては、夜間にヒートポンプユニットを用いて加熱した(沸き上げた)湯を貯湯タンクに貯めておき、給湯時には、貯めておいた湯を水と混合させて使用していた。しかし、沸き上げてから湯を使用するまでの時間が長いと、放熱ロスが大きくなり、給湯効率が低下するという問題があった。そのため、給湯時にヒートポンプユニットを用いて沸き上げしながら給湯を行うことで、給湯効率を高める手法が考えられている。しかしながら、この手法によれば、出湯中にヒートポンプユニットを用いて沸き上げが行われるため、ヒートポンプユニットの起動直後などにおいて、給湯温度が設定温度を上回るオーバーシュートなどが生じてしまい、給湯温度がハンチング(変動)してしまうことがあった。
【0003】
従来、例えば特許文献1には、上記の給湯温度の変動を防止するための構成として、ヒートポンプユニットを用いて沸き上げた湯を、貯湯タンクの高さ方向の中央部位に一旦戻してから混合弁を介して給湯に用いる回路構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4134969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に提案される方法では、上記混合弁を余分に配置する必要があるため、給湯回路が複雑になり、また、上記混合弁を駆動するための制御も必要となる。このため、貯湯式給湯機のコストがアップしてしまうという問題があった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡素な給湯回路構成のままで、使用者に給湯温度の変動を感じさせることなく給湯効率を向上することができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る貯湯式給湯機は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する熱源機と、熱源機により加熱された湯と貯湯タンク内の湯とを合流させて所定の給湯先に出湯可能に構成された給湯流路と、浴室に入浴者がいるか否かを判定する入浴者判定手段と、浴室に入浴者がいると判定された場合に、熱源機の運転を禁止もしくは制限する熱源機制御手段と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、簡素な給湯回路構成のままで、使用者に給湯温度の変動を感じさせることなく給湯効率を向上することができる貯湯式給湯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1において制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2において制御部が実行する第1の判定処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2において制御部が実行する第2の判定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る貯湯式給湯機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
本発明に係る貯湯式給湯機の実施の形態1の構成および動作について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機100の構成を示す図である。図1に示す貯湯式給湯機100は、湯水を貯留する貯湯タンク1内の水を加熱する(沸き上げる)熱源機であるヒートポンプユニット10と、貯湯タンク1を内蔵する貯湯タンクユニット20とを備えている。
【0012】
ヒートポンプユニット10は、圧縮機11、加熱熱交換器(水冷媒熱交換器)12、絞り部13、および吸熱熱交換器(蒸発器)14の順で環状に接続して構成された冷媒回路を備えている。吸熱熱交換器14の近傍には、吸熱熱交換器14に外気を送り込むための吸熱熱交換器側送風ファン15が設置されている。
【0013】
ヒートポンプユニット10の加熱熱交換器12と貯湯タンク1の下部とは、ヒートポンプ往き配管21によって接続されており、加熱熱交換器12と貯湯タンク1の上部とは、ヒートポンプ戻り配管22およびタンク上部配管23によって接続されている。ヒートポンプ往き配管21において貯湯タンクユニット20に内蔵されている部位には、貯湯タンク1と加熱熱交換器12との間で貯湯タンク1内の湯水を循環させるための循環ポンプ24が設けられている。
【0014】
貯湯タンクユニット20は、水道管等の水源に接続された給水管25を備えている。給水管25内を流れる水は、図示省略する減圧弁により減圧されたうえで、貯湯タンク1の下部に供給される。貯湯タンク1内の水を沸き上げる沸き上げ運転時には、循環ポンプ24を駆動することにより、給水管25から貯湯タンク1およびヒートポンプ往き配管21を介して、ヒートポンプユニット10にある加熱熱交換器12に水が送られる。そして、加熱熱交換器12において高温の冷媒と熱交換して加熱された水が、ヒートポンプ戻り配管22およびタンク上部配管23を通じて貯湯タンク1の上部に戻ることで、貯湯タンク1に湯が貯まっていく。
【0015】
また、給水管25内を流れる水は、貯湯タンクユニット20に内蔵された一般給湯側電動混合弁26および風呂給湯側電動混合弁27にも供給される。また、これらの混合弁26、27には、タンク上部配管23および給湯管28を介して、貯湯タンク1内(上部)の湯が供給される。また、給湯管28は、ヒートポンプ戻り配管22とも連通している。
【0016】
一般給湯側電動混合弁26および風呂給湯側電動混合弁27では、給湯温度が後述の制御部34により指定された温度となるように、給湯管28からの高温湯と給水管25からの水とが適温に混合される。一般給湯側電動混合弁26において混合された湯は、混合給湯管29を経由してシャワーなどの蛇口に適温の湯として供給される。また、風呂給湯側電動混合弁27において混合された湯は、混合風呂管30を経由して浴槽40に適温の湯として供給される。尚、混合風呂管30の途中には、浴槽40への湯の供給と停止を行うための電磁弁(図示省略)が設置されている。
【0017】
混合給湯管29には、その内部を流れる湯水の流量を検知するための給湯側流量センサ31が設けられている。また、混合風呂管30には、その内部を流れる湯の流量を検知するための風呂側流量センサ32が設けられている。また、混合風呂管30には、圧力センサ33が設けられている。圧力センサ33が設けられている混合風呂管30は、浴槽40と接続されている。このため、浴槽40に湯がはられている場合には、湯がはられていない場合とは異なり、圧力センサ33には、浴槽40の水位に応じた水圧が作用する。より具体的には、浴槽40の水位が高い場合には、圧力センサ33に作用する水圧が高くなり、浴槽40の水位が低い場合には、圧力センサ33に作用する水圧が低くなる。従って、圧力センサ33により検知される水圧に基づいて、浴槽40にはられている湯の高さ(水位)を知ることができる。
【0018】
また、貯湯タンクユニット20は、貯湯式給湯機100を総合的に制御する制御部34を備えている。制御部34には、ヒートポンプユニット10、循環ポンプ24、一般給湯側電動混合弁26、風呂給湯側電動混合弁27、給湯側流量センサ31、上記電磁弁、風呂側流量センサ32、および圧力センサ33などが電気的に接続されている。また、制御部34には、貯湯式給湯機100を遠隔操作するための操作部(リモコン)50が電気的に接続されている。
【0019】
操作部50は、主に浴室内に設置されており、入浴者が使用する湯の温度などを変えたりするときに使用される。操作部50で変更された情報は、制御部34に送られ、その情報に基づいて制御部34によって上記のアクチュエータ類が制御される。また、浴室に備えられた操作部50は、入浴者が浴室内にいるか否かの判断を行えるようにするために、人感センサ(例えば、赤外線センサ)50aを内蔵している。
【0020】
上述したヒートポンプ戻り配管22、タンク上部配管23および給湯管28を備える本実施形態の給湯流路によれば、給湯管28を介して所定の給湯先(浴槽40もしくはシャワーなどの蛇口)に対して給湯を行う際に沸き上げ運転を行っている場合には、ヒートポンプユニット10により加熱された湯と貯湯タンク1内の湯とを合流させて上記給湯先に出湯が可能となる。
【0021】
上記のように沸き上げ運転を行いながら給湯を行うこととすれば、ヒートポンプユニット10を用いて加熱した湯を給湯に直接使用することで、貯湯タンク1内に湯を貯留した際の放熱ロスを防止して、より効率的な給湯を行えるようになる。しかしながら、このような給湯手法によれば、ヒートポンプユニット10の起動直後などにおいて、給湯温度のハンチング(変動)が生じ得る。給湯温度のハンチングが生ずると、使用者に不快感を与えてしまう可能性がある。
【0022】
そこで、本実施形態では、人感センサ50aを用いて入浴者が浴室にいると判定された場合には、ヒートポンプユニット10を用いた沸き上げ運転を禁止するようにした。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態1において制御部34が実行する処理を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートが開始されると、まず、ステップS1において、浴槽40への給湯がなされているか否かが判定される。本ステップS1では、風呂側流量センサ32によって湯が流れていることが検知された場合に、浴槽40への給湯がなされていると判断される。
【0024】
上記ステップS1において浴槽40への給湯がなされていると判断された場合には、ステップS2においてヒートポンプユニット10の運転(循環ポンプ24の作動を伴う沸き上げ運転)が実行される。浴槽40への給湯であれば、沸き上げ運転を伴うようにした場合であっても、浴槽40の容量が給湯流量に対して十分大きいので給湯温度の変動によって使用者に不快感を与えることがないといえ、また、ヒートポンプユニット10により加熱された湯を直接使用することで、給湯効率を高めることができる。
【0025】
一方、上記ステップS1において浴槽40への給湯がなされていないと判断された場合には、ステップS3において、人感センサ50aを用いて浴室に入浴者がいるか否かが判定される。
【0026】
上記ステップS3において浴室に入浴者がいると判定された場合には、ステップS4においてヒートポンプユニット10の運転が停止(禁止)される。一方、上記ステップS3において浴室に入浴者がいないと判定された場合は、ステップS5において浴槽40以外への給湯が行われているか否かが判定される。本ステップS5では、給湯側流量センサ31によって湯が流れていることが検知された場合に、浴槽40以外への給湯が行われていると判断される。浴槽40以外への給湯が行われていると判定された場合には、ヒートポンプユニット10の運転が実行され(ステップS2)、一方、浴槽40以外への給湯が行われていないと判定された場合には、ヒートポンプユニット10を運転する必要がないため、その運転が停止される(ステップS4)。
【0027】
以上説明したように、人感センサ50aを用いて入浴者が浴室にいると判定された場合には、ヒートポンプユニット10を用いた沸き上げ運転が禁止される。これにより、入浴者が給湯設備(例えば、シャワー)を使用する場合に、給湯温度の変動を感じさせることなく快適に給湯設備を使用させられるようになる。また、入浴者によって使用する湯の温度が変動しても不快に感じないような使用シーン(浴槽40への給湯など)においては、ヒートポンプユニット10を用いて加熱した湯を直接使用することで、貯湯タンク1における放熱ロスを防止し、より効率的な給湯が可能となる。また、本実施形態の手法によれば、従来の手法のように給湯温度の変動を防止するために新たな混合弁などの配置によって給湯回路を複雑にすることもない。以上のように、本実施形態によれば、簡素な給湯回路構成のままで、使用者に給湯温度の変動を感じさせることなく給湯効率を向上させられる貯湯式給湯機100を提供することができる。なお、ステップS5で浴槽40以外への給湯ありのとき、ヒートポンプユニット10の運転を許可するのは、浴室に入浴者無し(ステップS3でNO)であるため、給湯先は蛇口などに限定され、シャワーなどを使用している可能性が無いためである。これは、シャワーのように体全体で湯水を受ける場合は湯温の変動が使用者の不快感に直接つながりにくく、逆に頻繁にヒートポンプユニット10を停止しないことを選択した方が、ヒートポンプユニット10の効率面でも有利であるためである。
【0028】
ところで、上述した実施の形態1においては、浴室に入浴者がいると判定された場合には、ヒートポンプユニット10の運転を停止(禁止)するようにしている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、浴室に入浴者がいると判定された場合には、熱源機(例えば、ヒートポンプユニット)の運転を制限するものであってもよい。具体的には、浴室に入浴者がいると判定された場合に、例えば、ヒートポンプユニットの出力(温度または能力)を通常の沸き上げ運転時の出力よりも下げたり、或いは、熱源ポンプ(例えば、上記循環ポンプ24)の循環流量を通常の沸き上げ運転時の循環流量よりも少なくしたりしてもよい。このような構成によっても、上述した実施の形態1と同様の効果が期待できる。
【0029】
実施の形態2.
次に、本発明に係る貯湯式給湯機の実施の形態2について説明する。なお、本実施形態の貯湯式給湯機の構成およびフローチャートは、実施の形態1の図1および図2と同一のため説明を省略する。
【0030】
上述した実施の形態1では、浴室に入浴者がいるか否かの判定を操作部50に備えた人感センサ50aを利用して行っている。しかしながら、この手法では、人感センサ50aを必要とするため、コストアップしてしまうという問題がある。
【0031】
本実施形態は、以下の図3および図4に示すように、貯湯式給湯機100にとって既存の圧力センサ33および給湯側流量センサ31を利用して、人感センサ50aを操作部50に備えなくても浴室に入浴者がいるか否かの判定を行えるようにした点に特徴を有している。
【0032】
図3は、本発明の実施の形態2において制御部34が実行する第1の判定処理を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートが開始されると、まず、ステップS11において浴槽40の水位変動の有無が圧力センサ33を利用して判定される。その結果、水位変動がないと判定された場合には、ステップS12において浴室に入浴者がいないと判定される。一方、水位変動が認められた場合には、ステップS13に進む。
【0033】
ステップS13では、浴槽水位の上昇速度が所定値以上であるか否かが判定される。通常、人が浴槽40に入ると浴槽40の水位が上がる。一方、浴槽40に湯はりをした場合も同様に水位が上がる。しかし、入浴により水位が上がる速度と湯はりにより水位が上がる速度では、入浴により水位が上がる速度の方が高い。本ステップS13における浴槽水位の上昇速度の上記所定値は、人が浴槽40に入った場合と湯はりがされた場合とを判別し得る値として予め設定された値である。
【0034】
上記ステップS13において、浴槽水位の上昇速度が上記所定値以上であると判定された場合には、浴室に入浴者がいると判定され(ステップS14)、そうでない場合には、浴室に入浴者がいないと判定される(ステップS12)。
【0035】
ところで、入浴者が浴室にいても、浴槽40に入っていない場合もある。このため、上記図3に示す判定方法のみでは、浴室に入浴者がいるか否かの判定が完全ではない。そこで、本実施形態では、以下の図4に示すように、入浴者が浴室でシャワー等の給湯設備を使用しているか否かを給湯側流量センサ31を利用して判定し、浴槽40に入浴者が入っていない場合であっても、浴室に入浴者がいるか否かの判定をより正確に行えるようにした。
【0036】
図4は、本発明の実施の形態2において制御部34が実行する第2の判定処理を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートが開始されると、まず、ステップS21において給湯側流量センサ31を用いて給湯使用量(給湯流量)が検知されたうえで、検知された給湯使用量が所定値(例えば、8L/min)以上であるか否かが判定される。シャワーを利用する場合に通常使用される流量は、8〜10L/min程度かそれ以上である。そのため、本ステップS21では、給湯側流量センサ31を用いて8L/min以上の給湯流量が検知されなかった場合には、浴室に入浴者がいないと判定され(ステップS22)、一方、8L/min以上の給湯流量が検知された場合には、浴室に入浴者がいると判断され、ステップS23に進む。
【0037】
ステップS23では、上記ステップS21において8L/min以上の給湯流量が検知されてから一定時間内か否かが判定される。上記ステップS21の判定が成立することで浴室内でシャワーが使用されていると判断できる場合には、一定時間は浴室に入浴者がいるものと判定され(ステップS24)、一定時間を超えた場合には、入浴者が浴室から出たと判定される(ステップS22)。
【0038】
以上説明した図3および図4に示す判定処理によれば、通常、貯湯式給湯機で使用している部品構成(本実施形態では圧力センサ33および給湯側流量センサ31が該当)を利用して浴室に入浴者がいるか否かを判断することができる。このため、安価なシステム構成を用いて、給湯温度の変動の防止による快適性の確保と給湯効率向上とを達成することが可能となる。
【符号の説明】
【0039】
1 貯湯タンク
10 ヒートポンプユニット
12 加熱熱交換器
20 貯湯タンクユニット
22 ヒートポンプ戻り配管
23 タンク上部配管
24 循環ポンプ
28 給湯管
31 給湯側流量センサ
33 圧力センサ
34 制御部
40 浴槽
50 操作部
50a 人感センサ
100 貯湯式給湯機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湯を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する熱源機と、
前記熱源機により加熱された湯と前記貯湯タンク内の湯とを合流させて所定の給湯先に出湯可能に構成された給湯流路と、
浴室に入浴者がいるか否かを判定する入浴者判定手段と、
前記浴室に入浴者がいると判定された場合に、前記熱源機の運転を禁止もしくは制限する熱源機制御手段と、
を備えることを特徴とする貯湯式給湯機。
【請求項2】
前記入浴者判定手段は、前記浴室内の入浴者を検知する人感センサを用いて前記浴室に入浴者がいるか否かを判断する手段であることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項3】
浴槽の水位を検知する水位検知手段を更に備え、
前記入浴者判定手段は、前記水位検知手段により検知される前記浴槽の水位の上昇速度が所定値以上である場合に、前記浴室に入浴者がいると判定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項4】
前記浴室に設けられた給湯先に前記給湯流路を介して供給される湯の給湯流量を検知する給湯流量検知手段を更に備え、
前記入浴者判定手段は、前記給湯流量が所定値以上である場合に、所定時間に渡って前記浴室に入浴者がいると判定することを特徴とする請求項1または3に記載の貯湯式給湯機。
【請求項5】
前記熱源機制御手段は、前記浴室に入浴者がいると判定された場合に、前記熱源機の出力を下げることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貯湯式給湯機。
【請求項6】
前記熱源機制御手段は、前記浴室に入浴者がいると判定された場合に、前記熱源機により加熱される水を圧送する熱源ポンプの循環流量を少なくすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貯湯式給湯機。
【請求項7】
前記浴槽への給湯有無を判定する浴槽給湯判定手段を更に備え、
前記浴槽給湯判定手段により、前記浴槽への給湯中であると判定された場合は、前記熱源機制御手段による前記熱源機の運転の禁止もしくは制限を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貯湯式給湯機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−242106(P2011−242106A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−117298(P2010−117298)
【出願日】平成22年5月21日(2010.5.21)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】