説明

買い物用情報処理システム

【課題】商品の品名,値段等の商品情報だけでなく、商品の写真情報も扱うことができ、視覚的にわかり易い買い物用情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報カードと、情報カードを撮影して読み取る携帯端末20と、写真情報及び商品情報を収集する情報処理端末30と、写真情報及び商品情報を受け取るサーバ40を備え、携帯端末20は、情報カードを撮影する画像撮影手段と、撮影された情報カードの画像データを保存する記憶手段と、保存された画像データを情報処理端末30に出力する出力手段を備え、情報処理端末30は、画像データ内のバーコードから商品の商品情報を読み取る読取手段と、写真情報をモニタに表示する表示手段と、商品に関する購入の確定を受け付ける購入確定手段と、購入が確定された商品に関する商品情報をサーバ40に送る確定情報送信手段を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末を使用して買い物後に手ぶらで帰宅することができる買い物用情報処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
日々の食料品の買い物において米や牛乳は頻繁に購入されるものであるが、それらは重量物であるので、高齢者や乳幼児連れの主婦等にとって買い物は大きな負担になっている。
この負担をなくすために、例えばインターネットショッピング等の通信販売がよく利用されている。
【0003】
しかし、通信販売では実際の商品に全く触れずに購入するので、特に生鮮食品を購入する場合に買い物客は鮮度等に関して不安を抱くことがある。
【0004】
そこで、実際の店舗に買い物に行き、購入する商品をその場で見ながら選択し、購入した商品は後ほど宅配してもらう買い物用情報処理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−331024号公報
【0006】
特許文献1に記載の発明は、実際の店舗において商品に対応して並べられたバーコードから携帯端末によって商品の品名,値段等の商品情報が読み取られ、その読み取られた商品情報をサーバに送るものである。
この発明によると、その買い物客が購入する商品の商品情報がサーバに送られるので、商品情報一覧に従って商品が宅配される。
よって、買い物客は重量物を購入しても手ぶらで帰宅することができるので、高齢者や乳幼児連れの主婦の買い物の負担を大幅に軽減することができる。しかも、実際の商品を手に取って購入することができるので、買い物客は購入しようとする商品がどのような商品かよくわかり、安心である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、バーコードに埋め込んだ商品情報を携帯端末で読み取るので、読み取った後に活用できる情報量は限られている。
すなわち、バーコードには比較的情報量が少ない商品の品名,値段等の商品情報しか埋め込むことができず、情報量が多い写真のデータは埋め込むことしかできない。よって、買い物客が最終的に購入の確定をする際には、その商品の品名,値段等を再確認することしかできず、視覚的にわかり易いシステムとはいい難い。
【0008】
そこで、本発明の目的とするところは、商品の品名,値段等の商品情報だけでなく、商品の写真情報も扱うことができ、視覚的にわかり易い買い物用情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の買い物用情報処理システムは、商品に対応して並べられ、その商品の写真情報(11)と、前記商品の値段,産地等の前記商品情報(12)が埋め込まれたバーコード(13)が記載された情報カード(10)と、買い物客に貸し出され又は買い物客が所有し、前記商品を購入する際、前記情報カード(10)を撮影して読み取る携帯端末(20)と、前記読み取られた前記商品の写真情報(11)及び商品情報(12)を前記携帯端末(20)から収集する情報処理端末(30)と、前記情報処理端末(30)で収集された前記商品の写真情報(11)及び商品情報(12)を受け取るサーバ(40)を備え、前記携帯端末(20)は、前記情報カード(10)を撮影する画像撮影手段(21)と、前記撮影された情報カード(10)の画像データを保存する記憶手段と、前記保存された画像データを前記情報処理端末(30)に出力する出力手段(22)を備え、前記情報処理端末(30)は、前記受信した画像データ内の前記バーコード(13)から前記商品の商品情報(12)を読み取る読取手段と、前記受信した画像データ内の前記商品の写真情報(11)をモニタ(31)に表示する表示手段と、前記受信した画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付ける購入確定手段と、前記購入が確定された商品に関する前記商品情報(12)を前記サーバ(40)に送る確定情報送信手段を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の買い物用情報処理システムは、商品に対応して並べられ、その商品の写真情報(11)と、前記商品の値段,産地等の前記商品情報(12)が埋め込まれたバーコード(13)が記載された情報カード(10)と、買い物客に貸し出され又は買い物客が所有し、前記商品を購入する際、前記情報カード(10)を撮影して読み取る携帯端末(20)と、前記商品の写真情報(11)及び商品情報(12)を受け取るサーバ(40)を備える買い物用情報処理システムにおいて、前記携帯端末(20)は、前記情報カード(10)を撮影する画像撮影手段(21)と、前記撮影された情報カード(10)の画像データを保存する記憶手段と、前記保存された画像データ内の前記バーコード(13)から前記情報を読み取る読取手段と、前記保存された前記画像データ内の写真をモニタに表示する表示手段と、前記保存された画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付ける購入確定手段と、前記購入が確定された商品に関する前記商品情報(12)を前記サーバ(40)に送る確定情報送信手段を備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の買い物用情報処理システムは、前記携帯端末(20)は、一つの店舗における前記商品の情報を取り扱うことを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の買い物用情報処理システムは、前記携帯端末(20)は、複数の店舗における前記商品の情報を取り扱うことを特徴とする。
【0013】
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1に記載の買い物用情報処理システムによれば、携帯端末は、撮影された情報カードの画像データを保存し、保存された画像データを情報処理端末に出力するとともに、情報処理端末は、受信した画像データ内の商品の写真情報をモニタに表示し、受信した画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付けるので、買い物客はモニタに表示された商品の写真情報を確認しながら、購入の確定を行うことができる。よって、買い物客が高齢者であっても商品の購入に際して視覚的にわかり易く、欲しいものだけを間違いなく購入することができる。
また、購入が確定された商品に関する商品情報がサーバに送られるので、購入された商品を一括して宅配することができ、高齢者や乳幼児連れの主婦の負担を大幅に軽減することができる。
さらに、買い物客が重量物を持ち帰ることが困難という理由で買い物を控えることがなくなるので、店舗の売上が増える。また、買い物かごやショッピングカートの管理が不要になる。
しかも、実際の商品を手に取って購入することができるので、買い物客は購入しようとする商品がどのような商品かよくわかり、安心である。
【0015】
また、請求項2に記載の買い物用情報処理システムによれば、携帯端末は、撮影された情報カードの画像データを保存し、保存された画像データを情報処理端末に出力するとともに、保存された画像データ内の商品の写真情報をモニタに表示し、受信した画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付けるので、買い物客はモニタに表示された商品の写真情報を確認しながら、購入の確定を行うことができる。よって、買い物客が高齢者であっても商品の購入に際して視覚的にわかり易く、欲しいものだけを間違いなく購入することができる。
また、購入が確定された商品に関する商品情報がサーバに送られるので、購入された商品を一括して宅配することができ、高齢者や乳幼児連れの主婦の負担を大幅に軽減することができる。
さらに、買い物客が重量物を持ち帰ることが困難という理由で買い物を控えることがなくなるので、店舗の売上が増える。また、買い物かごやショッピングカートの管理が不要になる。
しかも、実際の商品を手に取って購入することができるので、買い物客は購入しようとする商品がどのような商品かよくわかり、安心である。
【0016】
また、請求項3に記載の買い物用情報処理システムによれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、携帯端末は、一つの店舗における商品の写真情報及び商品情報を取り扱うので、請求項4に記載の発明のように複数の店舗における商品の写真情報及び商品情報を取り扱う場合に比べて、携帯端末で扱う情報量は少なくなる。よって、携帯端末の小型化,軽量化が可能であるので、容易に携帯端末を持ち運ぶことができ、さらに買い物客の負担が小さい。
【0017】
また、請求項4に記載の買い物用情報処理システムによれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、携帯端末は、複数の店舗における商品の写真情報及び商品情報を取り扱うので、商店街やショッピングモールのように複数の店舗が集まる場所において、複数の店舗で買い物をして、最後に一括して購入を確定させるだけでよく、店舗毎に購入の確定を行う手間がかからない。
【0018】
なお、本発明の買い物用情報処理システムのように、画像データ内の商品の写真情報をモニタに表示する表示手段を備える点は、上述した特許文献1には全く記載されていない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける情報カードを示す平面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムの通信構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける情報カードを商品に対応して並べた斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムを導入したスーパーマーケットの平面図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける携帯端末を示す斜視図である。
【図6】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける情報処理端末に個別の商品情報を表示させたモニタの図である。
【図7】本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける情報処理端末に商品情報の一覧を表示させたモニタの図である。
【図8】本発明の第二実施形態に係る買い物用情報処理システムを導入した商店街の平面図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る買い物用情報処理システムにおける携帯端末を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
(第一実施形態)
図1乃至図7を参照して、本発明の第一実施形態に係る買い物用情報処理システムを説明する。
この買い物用情報処理システムは、図1に示すような情報カード10に含まれる商品の情報を、図2に示すように携帯端末20、情報処理端末30、サーバ40間でやりとりするものであり、ここでは、スーパーマーケット一店舗において利用されるものについて説明する。
【0021】
情報カード10は、図1及び3に示すように商品の写真情報11、品名、値段、及び一次元のバーコード13が記載されており、商品に対応して並べられる。
バーコード13には商品の品名,値段等の商品情報12が埋め込まれている。この商品情報12には商品の品名,値段の他に、商品の重量、糖度、産地、生産者、ロット、賞味期限等の項目が含まれ得るが、何の項目が含まれるかは商品の特性による。
なお、ここでは一次元バーコード13としたが、二次元バーコードであってもよい。
【0022】
携帯端末20は、図5に示すように商品を購入する際、商品毎に並べられた情報カード10を撮影して読み取る買い物専用の端末であり、スーパーマーケットの入り口付近(図4の黒塗り部)で買い物客に貸し出される。
この携帯端末20は、情報カード10を撮影する下向きのレンズ部21を有し、携帯端末20の下端に設けられたフレーム23の内枠を情報カード10に合わせてシャッターボタン24を押したときにピントが合うように、ピントは一定になっている。これにより、通常のデジタルカメラのようにピントをその都度合わせる必要がないので、情報カード10の撮影にかかる時間は極めて短い。
【0023】
また、携帯端末20は内部に大容量のメモリ(図示しない)を有し、撮影された情報カード10の画像データが保存される。つまり、メモリには情報カード10自体の写真に関するデータがそのまま保存される。
そして、携帯端末20はメモリに保存された画像データを情報処理端末30に出力する出力部22を有する。出力部22は、赤外線で通信する構成となっているが、有線・無線を問わず、現在当業者に知られている手段はいずれも適用することができる。
【0024】
情報処理端末30は、読み取られた商品の写真情報11及び商品情報12を携帯端末20から収集する端末であり、図4に示すように従来はレジが設置されていた場所等に設置される。
この情報処理端末30は、読取部(図示しない)とモニタ31と確定情報送信部(図示しない)を備える。
読取部は、携帯端末20から受信した画像データ内のバーコード13から商品の商品情報12を読み取る。
【0025】
モニタ31には、受信した画像データ内の商品の写真情報11が表示され、例えば図6に示すように、読取部で読み取った商品の商品情報12を写真情報11とともに個別の商品を表示することができる。一方モニタ31は、図7に示すように携帯端末20から受信した画像データに係る商品の一覧表示を行うこともできる。
そして、確定情報送信部によって、購入が確定された商品に関する写真情報11と商品情報12をサーバ40に送る。この通信手段も、有線であっても無線であってもよい。
【0026】
サーバ40は、情報処理端末30で収集された商品の写真情報11及び商品情報12を受け取る。
サーバ40は例えば、スーパーマーケットの倉庫に設置され、受け取った商品情報12の一覧に従って、スーパーマーケットの従業員が宅配の手続きを行う。
【0027】
このように構成された買い物用情報処理システムを利用したスーパーマーケットにおいて、買い物客が買い物をする手順について説明する。
【0028】
まず、買い物客は、スーパーマーケットの入り口付近(図4の黒塗り部)で携帯端末20を借り、携帯端末20において個人認証を行う(ログインする)。
次に、買い物客は購入したい商品があれば、その商品に対応して並べられている情報カード10を携帯端末20で撮影する。同じ商品を複数購入したい場合は、携帯端末20にある増減ボタンを押して購入したい個数を指定するか、購入したい個数分だけ情報カード10を撮影する。
買い物はこの作業を購入する商品の種類だけ繰り返す。
【0029】
次に、買い物客は携帯端末20を情報処理端末30のところへ持って行き、保存された商品の画像データを出力部22から情報処理端末30に出力する。
【0030】
次に、買い物客が商品の詳細な情報(商品情報12)を知りたい場合には、図6に示すように情報処理端末30のモニタ31に個別の商品情報12を表示させる。
また、図7に示すように一覧表示にもすることができ、買い物客はこの画面において購入の確定を行う。ここで、一覧表示を見て不要だと思った商品については同画面の削除ボタンを押して一覧から削除する。なお、削除ボタンではなく増減ボタンが表示され、購入数を減らすだけでなく、増やすことができる構成になっていてもよい。
【0031】
買い物客が情報処理端末30のモニタ31で購入の確定をしたら、自動的に携帯端末20ではログアウトするようになっている。購入を確定した次の画面で、宅配の日時を指定することもできる。決済は事前に登録しているクレジットカードによってなされる。
【0032】
最後に、買い物客は携帯端末20を借りた場所に携帯端末20を戻して、手ぶらで帰宅する。
【0033】
以上のように構成及び使用される買い物用情報処理システムによれば、携帯端末20は、撮影された情報カード10の画像データを保存し、保存された画像データを情報処理端末30に出力するとともに、情報処理端末30は、受信した画像データ内の商品の写真情報11をモニタに表示し、受信した画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付けるので、買い物客はモニタに表示された商品の写真情報11を確認しながら、購入の確定を行うことができる。よって、買い物客が高齢者であっても商品の購入に際して視覚的にわかり易く、欲しいものだけを間違いなく購入することができる。
【0034】
また、購入が確定された商品に関する商品情報12がサーバ40に送られるので、購入された商品を一括して宅配することができ、高齢者や乳幼児連れの主婦の負担を大幅に軽減することができる。
さらに、買い物客が重量物を持ち帰ることが困難という理由で買い物を控えることがなくなるので、店舗の売上が増える。また、買い物かごやショッピングカートの管理が不要になる。また、レジの設置が不要であり、宅配のときの配送伝票の記入が省略できる。
しかも、実際の商品を手に取って購入することができるので、買い物客は購入しようとする商品がどのような商品かよくわかり、安心である。
【0035】
また、携帯端末20は、一つの店舗における商品の写真情報11及び商品情報12を取り扱うので、複数の店舗における商品の写真情報11及び商品情報12を取り扱う場合に比べて、携帯端末20で扱う情報量は少なくなる。よって、携帯端末20の小型化,軽量化が可能であるので、容易に携帯端末20を持ち運ぶことができ、さらに買い物客の負担が小さい。
【0036】
(第二実施形態)
次に図8と図9を参照して、本発明の第二実施形態に係る買い物用情報処理システムを説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
【0037】
本実施形態の第一実施形態との違いは、携帯端末20が複数の店舗における商品の写真情報11及び商品情報12を取り扱うこと、及び情報処理端末を備えず、携帯端末20が第一実施形態における携帯端末20の機能だけでなく第一実施形態における情報処理端末30の機能を有することであり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
【0038】
携帯端末20は、例えば商店街の入り口(図8の黒塗り部)において貸し出され、図9に示すように背面にモニタ25を有する。
モニタ25では、図6のような個別表示や、図7のような一覧表示が可能であり、保存された画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付ける。
また、携帯端末20は確定情報送信部(図示しない)を備え、購入が確定された商品に関する商品情報12を無線によりサーバ40に送る。
【0039】
ここで本実施形態においては、商店街の一つの店舗で商品の選択が終わっても購入の確定はせず、その商店街内で必要な買い物が全て終わったら、携帯端末20において一括して購入を確定させる。
【0040】
本実施形態に係る買い物用情報処理システムによると、携帯端末20のモニタ25に表示された商品の写真情報11を確認しながら、購入の確定を行うことができる。よって、買い物客が高齢者であっても商品の購入に際して視覚的にわかり易く、欲しいものだけを間違いなく購入することができる。
また、複数の店舗で買い物をして、最後に一括して購入を確定させるだけでよいので、店舗毎に購入の確定を行う手間がかからない。
【0041】
なお、第一及び第二実施形態において、携帯端末20は店舗や商店街で貸し出される買い物専用の端末としたが、これに限られるものではなく、携帯端末20は買い物客が所有する携帯電話やスマートフォンであってもよい。この場合、商品の購入の確定を自宅に戻ってから行うこともできる。
【0042】
また、店舗や商店街を出るときに購入の確定をしたが、携帯端末20で情報カード10を撮影した直後に購入を確定させてもよい。
また、購入した商品は宅配されるとしたが、受け取り窓口でまとめて買い物客が受け取るようにしてもよい。また、商品の受け取りをドライブスルー形式にしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10 情報カード
11 写真情報
12 商品情報
13 バーコード
20 携帯端末
21 レンズ部
22 出力部
23 フレーム
24 シャッターボタン
25 モニタ
30 情報処理端末
31 モニタ
40 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に対応して並べられ、その商品の写真情報と、前記商品の品名,値段等の前記商品情報が埋め込まれたバーコードが記載された情報カードと、買い物客に貸し出され又は買い物客が所有し、前記商品を購入する際、前記情報カードを撮影して読み取る携帯端末と、前記読み取られた前記商品の写真情報及び商品情報を前記携帯端末から収集する情報処理端末と、前記情報処理端末で収集された前記商品の写真情報及び商品情報を受け取るサーバを備え、
前記携帯端末は、
前記情報カードを撮影する画像撮影手段と、
前記撮影された情報カードの画像データを保存する記憶手段と、
前記保存された画像データを前記情報処理端末に出力する出力手段を備え、
前記情報処理端末は、
前記受信した画像データ内の前記バーコードから前記商品の商品情報を読み取る読取手段と、
前記受信した画像データ内の前記商品の写真情報をモニタに表示する表示手段と、
前記受信した画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付ける購入確定手段と、
前記購入が確定された商品に関する前記商品情報を前記サーバに送る確定情報送信手段を備えることを特徴とする買い物用情報処理システム。
【請求項2】
商品に対応して並べられ、その商品の写真情報と、前記商品の品名,値段等の前記商品情報が埋め込まれたバーコードが記載された情報カードと、買い物客に貸し出され又は買い物客が所有し、前記商品を購入する際、前記情報カードを撮影して読み取る携帯端末と、前記商品の写真情報及び商品情報を受け取るサーバを備える買い物用情報処理システムにおいて、
前記携帯端末は、
前記情報カードを撮影する画像撮影手段と、
前記撮影された情報カードの画像データを保存する記憶手段と、
前記保存された画像データ内の前記バーコードから前記情報を読み取る読取手段と、
前記保存された前記画像データ内の写真をモニタに表示する表示手段と、
前記保存された画像データに係る商品に関する購入の確定を受け付ける購入確定手段と、
前記購入が確定された商品に関する前記商品情報を前記サーバに送る確定情報送信手段を備えることを特徴とする買い物用情報処理システム。
【請求項3】
前記携帯端末は、一つの店舗における前記商品の写真情報及び商品情報を取り扱うことを特徴とする請求項1又は2に記載の買い物用情報処理システム。
【請求項4】
前記携帯端末は、複数の店舗における前記商品の写真情報及び商品情報を取り扱うことを特徴とする請求項1又は2に記載の買い物用情報処理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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