説明

起立手段を備えたラベル

【課題】安定して起立させることができるとともに商品に貼付した状態で梱包等が可能で、且つ飲料の頂部のキャップ上面等の狭い面積でも貼付することが可能な起立手段を備えたラベルを提供する。
【解決手段】ラベル1は任意の形状を成し、その片面には語句18aやイラスト18bが表記された表示部11、該表示部11に対して折り線14により区分され且つ粘着剤が塗布された支持部12及び貼付部13を備える。折り線14に接続されるようにして一対の切込線15が着剤塗布面を三つに区分する粘着面の両側に設けられている。切込線15によって支持部12と貼付部13を分割し、これらを互いに反対方向へ90°に折り曲げて商品に貼付すれば、表示部11を起立させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に貼付した際に表示部を起立させる起立手段を備えたラベルに関し、さらに詳しくは、店舗等で販売される個々の商品に添付されて当該商品を消費者にアピールすることが可能な起立手段を備えたラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
店舗等で販売される商品に対し、新商品等の特定の商品の効能等を来店した消費者にアピールし或いは特売のキャンペーン等を消費者に効果的にアピールするため、アピールしたい商品に立体的なラベルを貼付することが一般に行われている。例えば、特許文献1に示される立体ラベルは、シートに対しその一部を折り曲げ可能にして所望の形状の切込線を入れるとともに、一部に粘着剤を貼付し、そして、切込線部分を起立させ、これを商品の側面の肩部分に貼付することでラベルを商品から飛び出させて消費者の注目を引こうというものである。
【0003】
また、特許文献2に示される表示札(ラベル)は、時計バンドに巻き付けられた帯状の巻付部に対して板状の表示部をほぼ垂直に立設し、このラベルの巻付部の周縁部の近傍に凸状の切込線を入れて舌片を形成し、この舌片を背部へ折り曲げて支えにすることでラベルが立ち位置を保持できるようにしている。
【0004】
また、特許文献3に示される起き上がりラベルは、円板形状等のシート本体の一部に糊付け部を設け、この糊付け部の近傍に半円形の切込線を入れ、糊付け部及び支持部を反対方向に折り曲げることでシート本体(表示面)を起立状態に保持できるようにしている。
【0005】
さらに、特許文献4に示されるタックラベル付容器においては、タックラベルはフィルム基材の裏面に透明な粘着剤層及びこれを被覆する離型性のシート材が順次積層され、シート材の粘着膜側には金属蒸着膜が設けられ、その表面は粘着剤層を剥離できるように離型性を有し、且つ粘着剤層の一部を露出可能にする切込線がシート材に形成されており、切込線を境にしてシート材の一部を剥離して粘着剤層の一部を露出させ、その露出した粘着剤層部分(剥離部分)を容器の胴部に貼付するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−117638号公報
【特許文献2】特開2005−17671号公報
【特許文献3】特開2007−17725号公報
【特許文献4】特許第4255037号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1に示されるラベルにあっては、商品に貼付する基部シートの面積自体は変わらないので、例えば、ペットボトル飲料のキャップ上面のように、その面積(貼付可能面積)が狭い商品に対しては貼付することができないという問題がある。
【0008】
また、特許文献2及び3に示されるラベルにあっては、支持部が中央下部側の1カ所にしか形成されていないので、ラベルを起立させた際の安定性を維持しにくいという問題がある。
【0009】
さらに、特許文献4に示されるラベルにあっては、当該ラベルを貼付した状態で商品を箱詰めしてしまうと、ラベルが折れ曲がったり、或いは、変形してしまうおそれがある。そのため、ラベルの貼付は箱詰め時点において実施することができず、ラベルの貼付は商品を陳列する時点で行なわざるを得ない。また、ラベルは商品の側面に貼付されるので後方に陳列された商品はラベルが隠れてしまい、注目度が低下するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、安定して起立させることが可能な起立手段を備えたラベルを提供することを目的とする。
【0011】
また、商品に貼付した状態で梱包等が可能な起立手段を備えたラベルを提供することを目的とする。
【0012】
さらに、飲料の頂部のキャップ上面等の狭い面積でも貼付することができる起立手段を備えたラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、文字やイラスト等が表示された表示部と、表示部と折り線を介して隣接する貼付部と、を備え、貼付部の片面側は粘着材が塗布された粘着部とされると共に、貼付部を少なくとも三つに区分するようにして貼付部の左右の両側面の所定箇所から折り線に至る長さの切込線がそれぞれ設けられ、切込線によって分離された貼付部の一部を折り線に沿って裏側へ織り返すことによって表示部を起立させるための支持部を二箇所に形成したことを特徴とする起立手段を備えたラベルを提供する。
【0014】
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の起立手段を備えたラベルにおいて、切込線は、貼付部の側縁部から幅方向に略三等分するような長さでL字形又は逆L字形に設けられていることを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の起立手段を備えたラベルにおいて、シールは、複数枚を台紙に剥離可能に貼着したことを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の起立手段を備えたラベルの表示部の頂部同士を連結することによって一体化したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る起立手段を備えたラベルによれば、商品に貼付した際、安定して起立させることができると共に、商品に貼付した状態での梱包等が可能であり、且つ、飲料の頂部のキャップ上面等の狭い面積でも容易に貼付することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る起立手段を備えたラベルの第一の実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すラベルの背面図である。
【図3】本発明に係るラベルの提供時における状態示す平面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明に係るラベルの使用方法を示す工程図である。
【図5】本発明に係る起立手段を備えたラベルの第二の実施形態を示す正面図である。
【図6】(a)は本発明に係る起立手段を備えたラベルの第三の実施形態を示す展開図、(b)はその使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
1.第一の実施形態
[ラベルの構成]
以下、本発明に係る起立手段を備えたラベルの好ましい一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る起立手段を備えたラベルの第一の実施形態を示す正面図、図2は図1に示すラベルの背面図である。起立手段を備えたラベル(以下、単に「ラベル」という。)1は、概略として、商品をアピールしたい語句(本実施形態では「目玉商品」の文字)18aやイラスト(本実施形態では「目玉」のイラスト)18b等を含む表示内容10が印刷等によって表示されると共に、所定の形状(本実施形態では「矢印」の形状)に形成された表示部11と、この表示部11と折り線14を介して隣接する貼付部13を備えて形成されている。貼付部13の片面側は粘着材が塗布された粘着部16とされていると共に、貼付部13の左右の両側面の所定箇所から折り線14に至る長さの切込線15がそれぞれ設けられており、切込線15によって分離された貼付部13の一部が表示部11を起立させるための支持部12とされている。すなわち、貼付部13は切込線15によって2つの支持部12と貼付部13の少なくとも三つに区分されている。そして、切込線15に沿って貼付部13の一部を切り離し、凸形となった貼付部13の粘着部16を商品の所定箇所に貼付し、2つの支持部12を折り線14に沿って後ろ側へ折り曲る(ラベル1の表側から見て山折り)ことにより、表示部11は折り線14に沿って約90°起立させた状態に保持される。尚、表示内容10の表記は、必要に応じて表示部11の表面だけでなく、その裏面に設けることも可能である。
【0020】
ラベル1を形成する材質としては、例えば、紙系、フィルム系、金属系があり、紙系の具体例としては上質紙、アート紙、和紙、ミラコート紙、ホイル紙、サーマル紙等があり、フィルム系の具体例としては透明PET(ポリエステル)、白PET、クリスパー、蒸着PET、塩ビ等があり、金属系の具体例としてはアルミニウム等がある。ラベル1を構成する表示部11、支持部12及び貼付部13は1枚のシートから形成されている。そして、貼付部13には一端が貼付部の側縁部の所定箇所に位置し、他端が折り線14に当接したL字形及び逆L字形の2つの切込線15が貼付部13の幅方向の長さを略三等分するような長さで設けられている。そして、支持部12と貼付部13とは折り線14及び切込線15によって区分されている。尚、折り線14はプレス等によって線状に設けることができるが、単に点線や実線等の印刷によって形成することもできる。また、切込線15もL字形及び逆L字形に限らず直線状に形成することもできる。切込線15を直線状とした場合には支持部12は三角形状となる。このように、上記した支持部12、貼付部13、折り線14及び切込線15によって起立手段が形成される。
【0021】
また、貼付部13の裏面全体には粘着剤(あるいは接着剤)が塗布されており、この塗布面が粘着部16となっている。粘着部16に用いられる粘着剤は、大別すると、アクリル系(エマルジョン型、ソルベント型等)、エマルジョン型ゴム系(エマルジョン型、ソルベント型)、特殊粘着剤(シリコーン粘着剤等)等がある。さらに、粘着剤を機能面から分類すると、恒久的に貼付する用途向けの永久接着(強粘着)タイプ、一定期間後に剥がす用途向けの再剥離(弱粘着)タイプ、何度も貼付することが可能な再貼付タイプに分類することができ、いずれのタイプの粘着剤を選択することができる。尚、ラベル1の表面には、必要に応じて光沢・艶消し等をもたせる表面加工、具体的にはPPラミネート・PETラミネート等を施してもよい。
【0022】
図3はラベルの提供時における状態示す平面図である。ラベル1は、1枚単位に製造されるのではなく、図3に示すように、複数枚(本実施形態では5枚)が1枚の光沢面を有する台紙(セパレータともいう)17上に横並びにして剥離可能に貼付されている。そして、商品にラベル1を貼付する際には、1枚ずつ台紙17からラベル1を剥がし、これを商品の所望の位置(見やすい位置)に張り付ける。また、台紙17は厚みに応じて二種類に標準化されており、薄手(25μm)の「青色タイプ」と厚手(50μm)の「黄色タイプ」とがある。
【0023】
[ラベルの製造方法]
次に、ラベル1の製造方法について説明する。例えば、ラベル1の素材としてフィルム系を用いた場合、このフィルムの片面(正面)に図1に示したようなキャッチフレーズ及びイラストを印刷する。次いで、図1に示すような所定の形状に沿ってラベル1を裁断する。次いで、裁断した素材の裏面(表示内容10が印刷されてない面)の全域に粘着剤を塗布する。次いで、支持部12及び貼付部13を除いた他の部分(図1に示す折り線14より上側の部分)を糊殺し処理(透明インクを印刷して非粘着部分を作る処理)を実施する。最後に、押圧機によって切込線15及び折り線12をラベル1に付与して完成となる。このようにして製造されたラベル1は、その複数枚が上述したように図3に示す台紙17に貼付された状態で提供されることになる。
【0024】
[ラベルの使用方法]
次に、上述したラベル1の使用方法について説明する。図4は(a)〜(c)はラベルの使用方法を示す工程図である。
まず、作業者は図3に示す台紙17から任意のラベル1を引き剥がす。
次いで、作業者は切込線15に沿って支持部12と貼付部13とを分離し、二つの支持部12を貼付部13から独立させ、図4(a)に示すように、二つの支持部12を折り線14に沿って後方(表示部11の表示内容10が表記されていない側)へ約90°に折り曲げる。つまり、表示部10に対して約90°の山折りを行う。
次いで、図4(a)に示す状態のラベル1に対し、図4(b)に示すように、貼付部13を折り線14に沿って前方へ約90°に折り曲げる(表示部10に対して約90°の谷折りを行う)。これにより、角形の一対の支持部12と凸形の貼付部13とは互いに反対方向へ折り曲げられた状態になり、ラベル1は頂部110を上端にして起立した姿勢になる。そして、貼付部13の凸形状の裏面が粘着面になり、そして一対の支持部12の粘着面(裏面)は上側になる。尚、図4(a)と図4(b)の作業手順を逆にしてもよい。
【0025】
次に、ラベル1を貼付したい商品20の一つを選択する。ここでは、商品20として一般的な瓶型の例を示したが、他の形状、例えば箱型を成し又は角形の包装箱等に入れられたものであっても良い。そして、図4(b)に示したラベル1を商品20のキャップ24の上面へ持ち運び、図4(c)に示すようにラベル1の粘着部16の凸形状の粘着面をキャップ24の上面に貼付する。このとき、支持部12の粘着面は上方を向くことになるので商品20に固定されることはないが、表示部11が後方へ倒れないようにしっかりと補助する働きをする。一方、支持部12は商品20とは接触しているのみなので支持部12を元の状態に戻して表示部11を寝かせることも容易にできる。尚、粘着部16の凸形状の粘着面をキャップ24の上面に貼付した後で支持部12を後方に折り曲げることも可能であり、この場合、商品20にラベル1を貼付した状態で商品20を包装箱等に入れ、商品20を売り場の棚に陳列する際に表示部11を引き起こし、支持部12を後方に位置させることにより簡単に表示部11を起立させることができる。以上により、ラベル貼付作業が完了する。
【0026】
[第一の実施形態の効果]
本実施形態に係る起立手段を備えたラベルによれば、支持部12を表示部11の中心に対して左右の2カ所に形成したので、表示部11を安定して支持することができるという効果がある。これにより、商品の展示中にラベル1が斜めになったり倒れたりすることが少ないという効果がある。
【0027】
また、本実施形態に係る起立手段を備えたラベルによれば、例えば、ペットボトル容器入り飲料のキャップ24等の狭い場所であっても商品20の上部貼付することが可能であり、これによってラベル1を消費者の目につき易くすることができるので、優れた広告効果が発揮されるという効果がある。
【0028】
さらに、本実施形態に係る起立手段を備えたラベルによれば、予め商品20の上面に予めラベル1を貼付しておくことができるので、販売店等において店頭に陳列する際にラベル1を起立させるだけでよく、店頭で商品にラベル1を貼付する作業が不要になり、販売店等における作業性が向上するという効果がある。
【0029】
さらに、切込線15をラベル1に設けることで起立手段を形成することができるため、ラベル1を簡単に製造することができると共に製品不良を低減できるという効果がある。
【0030】
2.第二の実施形態
次に、本発明に係る起立手段を備えたラベルの第二の実施形態について説明する。図5は本発明に係る起立手段を備えたラベルの第二の実施形態を示す正面図である。本実施形態は第一の実施形態において、表示部11を円形にし、その表示内容10の語句18aを「増量中」に代え、またイラスト18bを除去し、さらに粘着部16の形状を半円状にしたものである。尚、表示部11は商品20の形状や利用者層等に合わせた形状、さらに草花、乗り物、動物、魚介類、昆虫等をデザインしたものであってもよい。また、貼付部13はU字形等であってもよい。
【0031】
このように、本発明に係るラベル1は、支持部12及び貼付部13を有し、これらを分割できさえすれば、ラベル1の外形等に特に制約は無く、表示部11を商品上に起立させることができる。
【0032】
3.第三の実施形態
次に、本発明に係る起立手段を備えたラベルの第三の実施形態について説明する。図6(a)は本発明に係る起立手段を備えたラベルの第三の実施形態を示す展開図、図6(b)はその使用状態を示す斜視図である。本実施形態は第一の実施形態において、商品に貼付した際に立体的に見えるように、図1に示したラベル1を図6(a)に示すようにそれぞれの頂部110を連結してラベル2を構成したものである。すなわち、ラベル2は、商品20に貼付する際、図6(b)に示すように、アーチ状、若しくは、二つ折り状等にされ、二つの貼付部13の粘着部16によって商品20に粘着固定され、且つ、四つの支持部12によって支持される。従って、ラベル2は、第一の実施形態に比べてより立体的に見せることができる。また、顧客に対して両側から表示内容10を同時に見せることができるという効果がある。
【0033】
尚、第三の実施形態においては、2つのラベル1を連結した図6の構成のほか、図1に示した2枚のラベル1の上端を透明テープ等で貼り合わせ、或いは、接着剤で上端を線状に接着することによってもラベル2を形成することができる。さらに、図6(a)(b)に示した2枚のラベル1は同一形状である必要は無く、互いに異なる形状やデザインであってもよい。
【0034】
以上のように、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能であることはいうまでもない。
【0035】
例えば、上記各実施形態において貼付部13は凸形状や半円形状としたが、角形や貼付面の形状に合致させた形状等であってもよい。
【0036】
また、切込線15の形状はL字形と逆L字形の組み合わせにしたが、表示部11の後方を2箇所で安定に支持できさえすれば、これに限るものではなく、どのような形状であってもよい。
【0037】
また、表示部11のイラスト8bの目玉部分等にLED等の発光体を取り付け、その点灯や点滅により消費者に存在を気づかせようにする構成も可能である。また、ラベル1,2の表示部11や露出部分に夜光塗料を塗っておけば、展示場所がやや暗いときでも消費者にラベル1,2及び商品20の存在を認知させることができる。
【0038】
また、光を反射し易い金属粉末等をラベル1,2の表面に塗布しておくことにより、みる角度に応じた反射光を生じさせことができ、これによって商品20の近くを通る人の注意を更に引くようにすることができる。また、ラベル1,2に芳香剤を染み込ませておいたり、芳香剤入りの袋を添付しておくことによっても、商品20の近くを通る人の注意をさらに引くようにすることができる。
【0039】
また、ラベル1,2は支持部12及び貼付部13によって商品に強固に固定されているので、風で動く回転体や揺動体、例えば、風車を取り付け、或いは風でなびくテープ等を取り付けることも可能である。これによって消費者にラベル1,2及び商品20の存在を認知させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
以上のように、好ましい各実施形態について説明したが、本発明に係る起立手段を備えたラベルは、日用雑貨等の商品以外の物品にも採用可能である。例えば、注意標識、案内標識等として利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1,2 ラベル
10 表示内容
11 表示部
12 支持部
13 貼付部
14 折り線
15 切込線
16 粘着部
17 台紙
18a 語句
18b イラスト
20 商品
21 容器
22 胴部
23 首部
24 キャップ
110 頂部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字やイラスト等が表示された表示部と、
前記表示部と折り線を介して隣接する貼付部と、を備え、
前記貼付部の片面側は粘着材が塗布された粘着部とされると共に、前記貼付部を少なくとも三つに区分するようにして当該貼付部の左右の両側面の所定箇所から前記折り線に至る長さの切込線がそれぞれ設けられ、前記切込線によって分離された前記貼付部の一部を前記折り線に沿って裏側へ織り返すことによって前記表示部を起立させるための支持部を二箇所に形成したことを特徴とする起立手段を備えたラベル。
【請求項2】
請求項1に記載の起立手段を備えたラベルにおいて、
前記切込線は、前記貼付部の側縁部から幅方向に略三等分するような長さでL字形又は逆L字形に設けられていることを特徴とする起立手段を備えたラベル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の起立手段を備えたラベルにおいて、
前記シールは、複数枚を台紙に剥離可能に貼着したことを特徴とする起立手段を備えたラベル。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の起立手段を備えたラベルの前記表示部の頂部同士を連結することによって一体化したことを特徴とする起立手段を備えたラベル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−68697(P2013−68697A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−205695(P2011−205695)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(511217854)株式会社大東マーク工業 (1)
【Fターム(参考)】