説明

超音波診断装置及び画像処理装置

【課題】入力操作を迅速に行うことができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供する。
【解決手段】被検体Pに対して超音波の送受信を行う超音波プローブ10と、超音波プローブ10を駆動して被検体Pへの超音波の走査により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する撮像部20と、撮像部20で生成された画像データを表示する表示部31と、撮像部20で生成された画像データに関る情報を表示部31に表示させるためのタッチ入力が可能な複数のスイッチ及びこのスイッチを検索するための複数のインデックスを所定の位置に配列表示するタッチパネル50とを備え、タッチパネル50のタッチ入力されたインデックス近傍にこのインデックスに属する複数のスイッチを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、超音波により被検体の体内を画像化した画像データを表示する超音波診断装置及び画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
超音波診断装置は、超音波プローブから発生する超音波を被検体内に送信し、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって反射する超音波に基づいて画像データを得る。そして、超音波プローブを体表面に接触させるだけの簡単な操作で、画像データをリアルタイムにモニタに表示する。このため、生体内の心臓、血管、腹部、泌尿器、産婦人科などの検査に広く利用されている。
【0003】
そして、超音波診断装置は、アプリケーションソフトウエアを利用して画像データから被検体の診断部位における距離や面積等の計測を行うことができる。また、画像データと共にこの画像データに関る様々な診断情報をモニタに表示することができる。また、超音波診断装置と通信可能に接続され、同様の計測アプリケーションソフトウエアが装着された画像処理装置においては、超音波診断装置から画像データを受信することで、同様に計測や画像データの診断情報を表示することができる。
【0004】
ところで、超音波診断装置には、操作部にタッチ操作による入力が可能なタッチパネルを備えたものがある。そして、計測の種類や画像データに関る診断情報は多数あるため、タッチ入力により各計測を行うためのマーカで示される位置情報や各診断情報の表示を可能とするスイッチは、タッチパネルの例えば複数のタブで分類される各画面に配列表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−208858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、検査中に複数のタブの中から所望のタブを検索し、更に検索したタブの画面上に表示される複数のスイッチの中から所望のスイッチを検索する必要があるため入力操作に時間がかかる問題がある。
【0007】
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、入力操作を迅速に行うことができる超音波診断装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題を解決するために、実施形態の超音波診断装置は、被検体に対して超音波の送受信を行う超音波プローブと、前記超音波プローブを駆動し、前記被検体への超音波の走査により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する撮像部と、前記撮像部により生成された前記画像データを表示する表示部と、前記画像データに関る情報を前記表示部に表示させるためのタッチ入力が可能な複数のスイッチ及び前記複数のスイッチの内の少なくともいずれか1つを表示させるためのインデックスを所定位置に配列表示するタッチパネルと、前記インデックスへのタッチ入力に応じて、前記タッチパネルのタッチ入力された前記インデックスとの距離が前記所定位置に配列表示された前記インデックスと前記スイッチ間の距離よりも短い表示位置に前記スイッチを表示させる制御を行う表示制御部とを備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図。
【図2】実施形態に係るタッチパネルに表示された計測初期画面の一例を示す図。
【図3】実施形態に係るタッチパネルに表示された心臓計測初期画面の一例を示す図。
【図4】実施形態に係るタッチパネルに表示された第2階層のタブに属する複数の計測スイッチの画面の一例を示す図。
【図5】実施形態に係るタッチパネルの第2階層のタブにタッチしているときに表示された心臓計測初期画面の一例を示す図。
【図6】実施形態に係るタッチパネルに表示された胎児計測初期画面の一例を示す図。
【図7】実施形態に係るタッチパネルのメニューボタンにタッチしているときに表示された計測初期画面の一例を示す図。
【図8】実施形態に係るタッチパネルに表示されたボディマーク初期画面の一例を示す図。
【図9】実施形態に係るタッチパネルのメニューボタンにタッチしているときに表示されたボディマーク初期画面の一例を示す図。
【図10】実施形態に係る超音波診断装置の動作を示すフローチャート。
【図11】実施形態に係る表示部に表示される静止したBモード画像データの一例を示す図。
【図12】実施形態に係る表示部に表示されたBモード画像データ及び4個のマーカの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0011】
図1は、実施形態に係る超音波診断装置の構成を示したブロック図である。この超音波診断装置100は、被検体Pに対して超音波の送受信を行う超音波プローブ10と、超音波プローブ10を駆動し、被検体Pへの超音波の走査により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する撮像部20と、撮像部20で生成された画像データを処理する画像処理部30とを備えている。また、被検体Pの検査を行うための検査情報や画像データを生成するための撮像条件の入力等を行う操作部40と、操作部40からの入力に基づいて上記の各ユニットを統括して制御するシステム制御部60とを備えている。
【0012】
超音波プローブ10は、例えば1次元に配列された複数の振動子を先端部分に有する。そして、撮像部20から出力される駆動信号である電気パルスを超音波パルス(送信超音波)に変換して被検体P内に送信する。また、被検体P内で反射した超音波を受信して電気信号に変換し、その変換した信号を撮像部20に出力する。
【0013】
撮像部20は、超音波プローブ10を駆動して被検体P内に超音波を走査する送受信部21と、送受信部21からの受信信号を処理してBモードデータ、Mモードデータ及びドプラモードデータを生成する信号処理部24と、信号処理部24で生成されたBモードデータ、Mモードデータ及びドプラモードデータに基づいて、Bモード画像データ、Mモード画像データ及びドプラモード画像データを生成する画像データ生成部25とを備えている。
【0014】
送受信部21は、システム制御部60から供給される撮像条件であるゲイン、ダイナミックレンジ、送信周波数、パルス繰り返し周波数、視野深度、フレームレート等に基づいて制御され、超音波プローブ10で送信用の超音波を発生させるための駆動信号を生成する送信部22と、超音波プローブ10の複数の振動子から得られる信号に対して整相加算を行なう受信部23とを備えている。
【0015】
送信部22は、レートパルス発生器、送信遅延回路、及びパルサ等を備えている。そして、レートパルス発生器は、被検体Pに放射する超音波パルスの繰り返し周期(Tr)を決定するレートパルスを送信遅延回路に出力する。また、送信遅延回路は、被検体P内の各深さ方向の所定の深さで超音波ビームを集束させるための集束用遅延時間と各深さ方向への送信により超音波を走査するための偏向用遅延時間を前記レートパルスに与えてパルサに出力する。更に、パルサは、送信遅延回路により出力されたレートパルスから駆動パルスを生成して超音波プローブ10に出力する。
【0016】
受信部23は、プリアンプ、受信遅延回路、及び加算器等を備えている。そして、プリアンプは、超音波プローブ10からの微小な受信信号を増幅して十分なS/Nを確保する。また、受信遅延回路は、被検体P内における各深さ方向の所定の深さからの受信超音波を集束するための集束用遅延時間と深さ方向に超音波ビームの受信指向性を設定するための偏向用遅延時間をプリアンプからの増幅された受信信号に与える。更に、加算器は、受信遅延回路からの受信信号を加算して1つに纏めて信号処理部24に出力する。
【0017】
信号処理部24は、送受信部21における受信部23からの整相加算された受信信号に対して包絡線検波を行った後、対数変換する。そして、対数変換した信号をデジタル信号に変換してBモードデータやMモードデータを生成し、生成したBモードデータやMモードデータを画像データ生成部25に出力する。
【0018】
また、信号処理部24は、送受信部21の受信部23から出力された整相加算された信号に対してドプラ偏移周波数を検出しデジタル信号に変換した後、血流や心臓壁の移動情報に関する信号を抽出し、その抽出したドプラ信号に対して自己相関処理を行う。そして、自己相関処理結果に基づいて血流や心臓壁等の速度を表すドプラモードデータを生成し、生成したドプラモードデータを画像データ生成部25に出力する。
【0019】
画像データ生成部25は、信号処理部24から出力されるBモードデータを画像表示のための走査変換を行い、被検体P内の2次元の走査領域を画像化したBモード画像データを生成する。また、信号処理部24から出力されるMモードデータを画像表示のための走査変換を行い、心臓や血管等の形態変化が経時的に振幅する波形として表されるMモード画像データを生成する。また、信号処理部24から出力されるドプラモードデータに走査変換を行って、血流や心臓壁等の速度が経時的に表されるドプラモード画像データを生成する。そして、生成したBモード画像データ、Mモード画像データ及びドプラモード画像データの各画像データを画像処理部30に出力する。
【0020】
画像処理部30は、撮像部20の画像データ生成部25で生成された各画像データを表示する表示部31と、画像データ生成部25で生成された各画像データから被検体Pの診断部位の計測を行う計測部32とを備えている。また、画像データ生成部25で生成された各画像データに付加する診断情報を保存する診断情報記憶部33と、計測部32で計測を行うための位置情報や診断情報記憶部33に保存された診断情報等の情報を画像データ生成部25で生成された各画像データに付加する処理を行う画像データ処理部34とを備えている。
【0021】
表示部31は、CRTや液晶パネルなどのモニタを備え、画像データ生成部25で生成された各画像データを表示する。また、画像データ処理部34で処理された各画像データを表示する。
【0022】
計測部32は、計測を行うための様々なアプリケーションソフトウエアを備え、そのアプリケーションソフトウエアを利用して画像データ生成部25で生成された各画像データから被検体Pの診断部位の様々な計測を行う。そして、Bモード画像データから直線距離、曲線距離、角度、周囲長、面積、体積等の計測を行う。また、Mモード画像データから構造的な寸法の時間的な変化量等の計測を行う。また、ドプラモード画像データから、最大血流速や平均血流速等の計測を行う。
【0023】
診断情報記憶部33は、被検体Pの各診断部位を循環器、頚動脈、胎児、及び腹部等の各グループに属する様々な診断部位を図形化したボディマークを保存する。また、各グループに属する様々な診断部位や診断結果等を文字化したアノテーションを保存する。
【0024】
画像データ処理部34は、画像データ生成部25で生成された各画像データに、この画像データから計測部32で計測を行うための位置情報として機能するマーカを付加する。そして、マーカを付加した各画像データを表示部31に出力する。また、画像データ生成部25で生成された各画像データに対して、診断情報記憶部33に保存された診断情報の中から選択される診断情報を読み出す。そして、読み出した診断情報を各画像データに付加して表示部31に出力する。
【0025】
操作部40は、ボタン、キーボード、トラックボール、及びマウス等の入力デバイスを有する操作入力部45と、タッチ入力が可能なタッチパネル50とを備えている。そして、操作入力部45は、撮像部20で画像データを生成させるための撮像条件(ゲイン、ダイナミックレンジ、送信周波数、パルス繰り返し周波数、視野深度、フレームレート、画像データ生成モード等)の入力を行う。また、被検体Pを識別する被検体情報及び診断部位等の検査情報の入力、検査開始及び検査終了の入力等を行う。
【0026】
タッチパネル50は、表示パネル及びこの表示パネルのタッチした位置を例えば圧力又は静電容量の変化により検出するための位置検出パネルを備えている。そして、画像処理部30の表示部31に表示された各画像データに関る情報である、計測を可能とするマーカの位置で示される位置情報やボディマークやアノテーションで示される診断情報を表示部31に表示させるためのタッチ入力が可能な複数のスイッチ及び複数のスイッチの内の少なくともいずれか1つを表示させるためのインデックスを所定の位置に配列表示する。
【0027】
システム制御部60は、CPU及び記憶回路を備え、操作部40から入力される入力信号に基づいて撮像部20及び画像処理部30を制御する。また、操作部40のタッチパネル50の表示を制御する。
【0028】
次に、図1乃至図9を参照して、操作部40のタッチパネル50に表示されるスイッチ及びインデックスの構成及び入力操作について説明する。
【0029】
先ず、タッチパネル50に表示される計測に関連するスイッチ及びインデックスの画面の一例を説明する。操作入力部45の計測ボタンを押下することにより、タッチパネル50は計測を行うための計測初期画面を表示する。
【0030】
図2は、タッチパネル50に表示された計測初期画面の一例を示した図である。この計測初期画面51は、検査モード毎に分類され、インデックスとして所定の位置に配列された複数のメニューボタン511,512等により構成される。そして、メニューボタン511は、心臓の計測に使用する計測スイッチを検索するためのボタンであり、「Heart」が表示されている。また、メニューボタン512は、胎児の計測に使用する計測スイッチを検索するためのボタンであり、「OB」が表示されている。
【0031】
ここで、タッチパネル50の計測初期画面51に表示されたメニューボタン511にタッチしてから離すワンタッチ操作により、メニューボタン511が選択される。そして、タッチパネル50は、メニューボタン511に属する計測スイッチを検索するための心臓計測初期画面を表示する。
【0032】
図3は、タッチパネル50に表示された心臓計測初期画面の一例を示した図である。この心臓計測初期画面52は、インデックスとして最上段の所定の位置に配列された複数の第1階層のタブ520乃至522及び第1階層のタブ520乃至522の下の所定の位置に配列された第2階層のタブ523乃至527と、スイッチとして第2階層のタブ523乃至527の下の所定の位置に配列された複数の計測スイッチ528,529等とにより構成される。
【0033】
第1階層のタブ520乃至522は、撮像部20の画像データ生成部25で生成される画像データの生成モード毎に分類される。そして、第1階層のタブ520は、Bモード画像データから計測を行う計測スイッチを検索するためのタブであり、「2D Measure」が表示されている。また、第1階層のタブ521は、Mモード画像データから計測を行う計測スイッチを検索するためのタブであり、「M−Mode Measure」が表示されている。また、第1階層のタブ522は、ドプラモード画像データから計測を行う計測スイッチを検索するためのタブであり、「Doppler Measure」が表示されている。
【0034】
第2階層のタブ523乃至527は、予め選択設定された第1階層のタブ520に属し、Bモード画像データから計測を行う計測スイッチ毎に分類される。そして、第2階層のタブ523には、「LV MOD/LA Vol」が表示されている。また、第2階層のタブ524には、「LV Teich.」が表示されている。また、第2階層のタブ525には、「Aortic」が表示されている。また、第2階層のタブ526には、「Mitral」が表示されている。また、第2階層のタブ527には、「Pulmo」が表示されている。
【0035】
ここで、第1階層のタブ521又は第1階層のタブ522へのワンタッチ操作により、タッチした位置のタブが選択され、画像データの生成モード毎に作成された第2階層のタブ及びこの第2階層に属する計測スイッチが表示される。
【0036】
複数の計測スイッチ528,529等は、予め選択設定された第2階層のタブ523に属する。そして、計測スイッチ528には、「4ch Diast」が表示されている。また、計測スイッチ529には、「4ch Syst」が表示されている。
【0037】
ここで、タッチパネル50の心臓計測初期画面52に表示された第2階層のタブ524へのワンタッチ操作により、第2階層のタブ524が選択される。そして、第2階層のタブ523乃至527の下に第2階層のタブ524に属する複数の計測スイッチが表示される。
【0038】
図4は、タッチパネル50に表示された第2階層のタブ524に属する複数の計測スイッチの画面の一例を示した図である。この画面53が図3の心臓計測初期画面52と異なる点は、第2階層のタブ523乃至527の下に第2階層のタブ524に属する複数の計測スイッチ530乃至539が所定の位置に配列表示されている点である。
【0039】
そして、計測スイッチ530には「RVD」が表示され、計測スイッチ531には「HR」が表示されている。また、計測スイッチ532には「Diastole」が表示され、計測スイッチ533には「IVSTd」が表示されている。また、計測スイッチ534には「LVIDd」が表示され、計測スイッチ535には「LVPWTd」が表示されている。また、計測スイッチ536には「Systole」が表示され、計測スイッチ537には「IVSTs」が表示されている。また、計測スイッチ538には「LVIDs」が表示され、計測スイッチ539には「LVPWTs」が表示されている。
【0040】
ここで、計測スイッチ530乃至539の内の所定数の計測スイッチの位置を画面53に配列表示された位置とは異なる位置に表示させるタッチパネル50の操作の一例を説明する。
【0041】
タッチパネル50の図3に示した心臓計測初期画面52に表示された第2階層のタブ524にタッチしているとき、タッチパネル50は、システム制御部60の表示制御により、第2階層のタブ524へのタッチ入力に応じて、タッチ入力された第2階層のタブ524との距離が、画面53に配列表示された第2階層のタブ524とこのタブに属する各計測スイッチ間の距離よりもよりも短い表示位置である第2階層のタブ524近傍にこのタブに属する所定数の計測スイッチを表示する。
【0042】
図5は、タッチパネル50の第2階層のタブ524にタッチしているときに表示された心臓計測初期画面の一例を示した図である。この心臓計測初期画面52aが図3の心臓計測初期画面52と異なる点は、第2階層のタブ524の近傍にこのタブに属する図4の画面53に表示された所定数の計測スイッチ530,532,533,536,537が重畳表示されている点である。
【0043】
各計測スイッチ530,532,533,536,537は、第2階層のタブ524近傍の第2階層のタブ523,525上及び第2階層のタブ523に属する各計測スイッチ上に表示されている。そして、第2階層のタブ524との距離が画面53に表示された第2階層のタブ524と各計測スイッチ530,532,533,536,537間の距離よりも短い位置に表示されている。
【0044】
ここで、タッチパネル50の心臓計測初期画面52aに表示された第2階層のタブ524にタッチした状態で第2階層のタブ524の位置からいずれかの矢印方向へ移動し、計測スイッチ530,532,533,536,537の内のいずれかの計測スイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置の計測スイッチによりタッチ入力される。システム制御部60では、タッチパネル50からタッチ入力された入力信号に基づいて、表示部31にタッチ入力された計測スイッチに関連するマーカを表示させる。
【0045】
このように、第2階層のタブ524が選択されていないとき、第2階層のタブ524にタッチした状態で第2階層のタブ524近傍にこのタブに属する所定数の計測スイッチ530,532,533,536,537を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力された第2階層のタブ524の位置からタッチした状態で移動し、計測スイッチ530,532,533,536,537の内のいずれかの計測スイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置の計測スイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0046】
なお、画面53に表示された計測スイッチ530乃至539の中から、予め所定数の計測スイッチを選択設定しておくことにより、選択設定された所定数の計測スイッチをタッチ入力された第2階層のタブ524近傍に表示させるように実施してもよい。また、各計測スイッチ530乃至539からタッチ入力された入力回数を数え、画面53に表示された計測スイッチ530乃至539の内の入力回数の多い順に所定数の計測スイッチを第2階層のタブ524近傍に表示させるように実施してもよい。更に、入力回数の多い所定数の計測スイッチの近傍に残りの計測スイッチを表示させるように実施してもよい。
【0047】
次に、タッチパネル50の計測初期画面51に表示されたメニューボタン512へのワンタッチ操作により、メニューボタン512が選択される。そして、タッチパネル50は、メニューボタン512に属する胎児の計測に使用するスイッチ検索するための胎児計測初期画面を表示する。
【0048】
図6は、タッチパネル50に表示された胎児計測初期画面の一例を示した図である。この胎児計測初期画面54は、計測初期画面51に表示されたメニューボタン512に属するインデックスとして上部の所定の位置に配列された複数のタブ540,541等と、スイッチとしてタブ540,541等の下の所定の位置に配列された予め選択設定されたタブ540に属する複数の計測スイッチ542乃至552とにより構成される。
【0049】
タブ540は、妊娠初期の胎児の計測に使用する計測スイッチを検索するためのタブであり、「OB−1」が表示されている。また、タブ541は、妊娠中期以降の胎児の計測に使用する計測スイッチを検索するためのタブであり、「OB−2」が表示されている。そして、タブ541へのワンタッチ操作によりタブ541が選択され、選択されたタブ541に属する計測スイッチが表示される。
【0050】
ここで、計測スイッチ542乃至552の内の所定数の計測スイッチの位置を胎児計測初期画面54に配列表示された位置とは異なる位置に表示させるタッチパネル50の操作の一例を説明する。
【0051】
タッチパネル50の図2の計測初期画面51に表示されたメニューボタン512にタッチしているとき、タッチパネル50は、システム制御部60の表示制御により、メニューボタン512へのタッチ入力に応じて、タッチ入力されたメニューボタン512との距離が、胎児計測初期画面54に表示されたタブ540,541等の内の操作入力部45から入力された被検体Pの検査情報に関連するタブに属する所定数の各計測スイッチ間の距離よりも短い表示位置である、メニューボタン512近傍に被検体Pの検査情報に関連するタブに属する所定数の各計測スイッチを表示する。
【0052】
図7は、タッチパネル50のメニューボタン512にタッチしているときに表示された計測初期画面の一例を示した図である。この計測初期画面51aが図2の計測初期画面51と異なる点は、メニューボタン512の近傍にこのメニューボタン512に属する図6の胎児計測初期画面54に表示された計測スイッチ542乃至552の内の例えば計測スイッチ544乃至548が重畳表示されている点である。
【0053】
システム制御部60は、被検体Pの検査を行うために操作入力部45から入力される検査情報に含まれる例えば最終月経から妊娠の週数を算出し、算出した妊娠の週数に基づいてタッチパネル50の表示を制御する。そして、妊娠の週数が妊娠初期に当たる場合、妊娠初期の胎児の計測に使用する計測スイッチを検索するための胎児計測初期画面54に表示されたタブ540を検査情報に関連するタブとして検索し、タブ540に属する計測スイッチ542乃至552の内の直近にタッチ入力された計測スイッチ544乃至548を表示させる。
【0054】
このように、計測初期画面51が表示されているとき、メニューボタン512にタッチした状態でメニューボタン512近傍に被検体Pの検査を行うために操作入力部45から入力された検査情報に関連する計測スイッチ544乃至548を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力されたメニューボタン512の位置からタッチした状態で移動し、計測スイッチ544乃至548の内のいずれかの計測スイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置の計測スイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0055】
なお、図6の胎児計測初期画面54に表示されたタブ541にタッチしている状態でタブ540の近傍に計測スイッチ544乃至548を重畳表示させることができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0056】
次に、タッチパネル50に表示される診断情報に関連する複数のスイッチ及びこのスイッチを検索するためのインデックスの画面の一例を説明する。操作入力部45のボディマークボタンを押下することにより、タッチパネル50はボディマーク初期画面を表示する。
【0057】
図8は、タッチパネル50に表示されたボディマーク初期画面の一例を示した図である。このボディマーク初期画面56は、インデックスとして循環器を検索するためのメニューボタン561、頚動脈を検索するためのメニューボタン562、胎児を検索するためのメニューボタン563及び腹部を検索するためのメニューボタン564により構成される。
【0058】
ここで、例えばメニューボタン563にタッチすると、メニューボタン563が選択される。そして、メニューボタン563にタッチしているとき、タッチパネル50は、システム制御部60の表示制御により、タッチ入力されたメニューボタン563近傍にメニューボタン563に属する複数のスイッチを表示する。
【0059】
図9は、タッチパネル50のメニューボタン563にタッチしているときに表示されたボディマーク初期画面の一例を示した図である。このボディマーク初期画面56aが図8のボディマーク初期画面56と異なる点は、メニューボタン563近傍にメニューボタン563に属するスイッチ5631乃至5638が重畳表示されている点である。
【0060】
メニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638は、撮像部20の画像データ生成部25で生成されたBモード画像データの診断情報として胎児及びこの胎児の方向を示すボディマークを表示部31に表示させるスイッチとしての機能を有する。そして、メニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638には、ボディマークに類似する図形が描かれている。
【0061】
メニューボタン563には、正面方向から見て頭部が上方向に向いている胎児が描かれている。そして、各スイッチ5631乃至5638は、メニュースイッチ563に対して、描かれた胎児の方向と関連する方向に配置されている。
【0062】
スイッチ5631は、側面方向から見て頭部が左斜め上方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である左斜め上方向に配置されている。また、スイッチ5632は、側面方向から見て頭部が上方向に向いている胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である上方向に配置されている。
【0063】
また、スイッチ5633は、側面方向から見て頭部が右斜め上方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である右斜め上方向に配置されている。また、スイッチ5634は、正面方向から見て頭部が左方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である左方向に配置されている。
【0064】
また、スイッチ5635は、正面方向から見て頭部が右方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である右方向に配置されている。また、スイッチ5636は、側面方向から見て頭部が左斜め下方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である左斜め下方向に配置されている。
【0065】
また、スイッチ5637は、正面方向から見て頭部が下方向に向いている胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である下方向に配置されている。また、スイッチ5638は、側面方向から見て頭部が右斜め下方向に傾斜している胎児が描かれ、メニューボタン563に対して頭部の方向と同じ方向である右斜め下方向に配置されている。
【0066】
ここで、タッチパネル50にタッチした状態でタッチ入力されたメニューボタン563の位置から、表示部31に表示されたBモード画像データに含まれる頭部データの方向と同じ方向へ移動し、移動したスイッチ5631乃至5638の内のいずれかのスイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置のスイッチによるタッチ入力が行われる。また、メニューボタン563の表示領域内の位置で所定の時間以上タッチした後でタッチパネル50から離すことにより、スイッチとしてのメニューボタン563によるタッチ入力が行われる。
【0067】
なお、メニューボタン563の表示領域内の位置で前記所定の時間よりも短い時間タッチした後でタッチパネル50から離すことにより、ボディマーク初期画面56aとは異なる画面にスイッチとしてのメニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638が所定の位置に配列表示される。
【0068】
このように、ボディマーク初期画面56に表示されたメニューボタン563にタッチした状態でメニューボタン563近傍にメニューボタン563に属するスイッチ5631乃至5638を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力されたメニューボタン563の位置からにタッチした状態で表示部31に表示されたBモード画像データに含まれる頭部データの方向と同じ方向へ移動し、メニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638の内のいずれかのスイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置のスイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0069】
なお、タッチパネル50の画面に上部にインデックスとしてのメニューボタン561乃至564を配列表示し、インデックスとしてのメニューボタン563が選択されているとき、メニューボタン561乃至564の下の所定の位置にスイッチとしてのメニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638を配列表示する。そして、インデックスとしての例えばメニューボタン561が選択されている場合、インデックスとして表示されたメニューボタン563にタッチしている状態で、インデックスとしてのメニューボタン563との距離が、メニューボタン561乃至564の下に配列表示された各メニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638間の距離よりもよりも短い位置に、各メニューボタン56及びスイッチ5631乃至5638を表示するように実施してもよい。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0070】
画像処理部30の画像データ処理部34は、タッチパネル50からタッチ入力された入力信号に基づいて、そのボディマークに関連する診断情報としてのボディマークを診断情報記憶部33から読み出す。次いで、読み出したボディマークを撮像部20の画像データ生成部25で生成された画像データに付加して表示部31に出力する。
【0071】
以下、図1乃至図12を参照して、超音波診断装置100の動作の一例を説明する。
図10は、超音波診断装置100の動作を示したフローチャートである。被検体Pの例えば心臓の検査を行うために超音波診断装置100の操作者により、Bモード画像データを生成する生成モードを含む撮像条件等の入力が操作部40の操作入力部45から行われる。そして、検査開始の入力が行われると、超音波診断装置100は動作を開始する(ステップS1)。
【0072】
システム制御部60は、操作入力45からの入力信号に基づいて、撮像部20及び画像処理部30に検査を指示する。そして、操作者が超音波プローブ10を操作して被検体Pの診断部位付近の体表面に当てることにより、撮像部20の画像データ生成部25はBモード画像データを生成する。そして、生成したBモード画像データを画像処理部30の表示部31に出力する。表示部31は、Bモード画像データをリアルタイムに表示する(ステップS2)。
【0073】
超音波プローブ10の操作により、被検体Pの心臓計測が可能なBモード画像データが表示部31に表示されたとき、そのBモード画像データを静止させる入力が操作入力部45から行われると、図11に示すように、表示部31は例えば心臓の収縮末期における左心室断面のデータを含む静止したBモード画像データ70を表示する(ステップS3)。
【0074】
そして、操作入力部45の計測ボタンを押下することにより、タッチパネル50は、図2に示した計測初期画面51を表示する。次いで、計測初期画面51に表示されたメニューボタン511へのワンタッチ操作により、タッチパネル50は、図3に示した心臓計測初期画面52を表示する(ステップS4)。
【0075】
次いで、心臓計測初期画面52の心臓の左心室の計測に分類される第2階層のタブ524にタッチした状態で、タッチパネル50は、図5に示すように、タッチ入力された第2階層のタブ524の近傍に計測スイッチ530,532,533,536,537を重畳表示する(ステップS5)。
【0076】
タッチパネル50のタッチ入力された第2階層のタブ524の位置からにタッチした状態で移動し、例えば計測スイッチ536の位置でタッチパネル50から離すことにより計測スイッチ536からタッチ入力が行われると、表示部31はBモード画像データ70と共にマーカを表示する(ステップS6)。
【0077】
操作入力部45からの操作により、計測スイッチ536からのタッチ入力に応じて表示部31に表示される例えば4個のマーカの位置を指定する入力が行われると、Bモード画像データ70上の指定された各位置に4個のマーカが表示される。
【0078】
図12は、表示部31に表示されたBモード画像データ70及び4個のマーカの一例を示した図である。4個のマーカ71乃至74は、Bモード画像データ70上に位置している。そして、計測部32では、操作入力部45から入力され、システム制御部60から供給されるBモード画像データ70に対するマーカ71とマーカ72の位置情報に基づいて、収縮末期心室中隔厚を計測する。また、マーカ72とマーカ73の位置情報に基づいて、収縮末期左室短軸径を計測する。また、マーカ73とマーカ74の位置情報に基づいて、収縮末期左室後壁厚を計測する。
【0079】
図12に示したBモード画像データ70から計測部32の計測により得られた計測データが診断に有用であると判断され、操作入力部45から検査終了の入力が行われると、システム制御部60が撮像部20及び画像処理部30を停止させることにより、超音波診断装置100は動作を終了する(図2のステップS7)。
【0080】
以上述べた実施形態によれば、タッチパネル50に表示された第2階層のタブ524が選択されていないとき、第2階層のタブ524にタッチした状態で第2階層のタブ524近傍にこのタブに属する所定数の計測スイッチ530,532,533,536,537を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力された第2階層のタブ524の位置からタッチした状態で移動し、計測スイッチ530,532,533,536,537の内のいずれかの計測スイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置の計測スイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0081】
また、タッチパネル50の計測初期画面51に表示されたメニューボタン512にタッチした状態でメニューボタン512近傍に被検体Pの検査を行うために操作入力部45から入力された検査情報に関連するタブ512に属する計測スイッチ542乃至552の内の所定数の計測スイッチ544乃至548を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力されたメニューボタン512の位置からタッチした状態で移動し、計測スイッチ544乃至548の内のいずれかの計測スイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置の計測スイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0082】
更に、タッチパネル50のボディマーク初期画面56に表示されたメニューボタン563にタッチした状態でメニューボタン563近傍にメニューボタン563に属するスイッチ5631乃至5638を表示させることができる。そして、タッチパネル50のタッチ入力されたメニューボタン563の位置からタッチした状態で表示部31に表示されたBモード画像データに含まれる頭部データの方向と同じ方向へ移動し、スイッチとしてのメニューボタン563及びスイッチ5631乃至5638の内のいずれかのスイッチの位置でタッチパネル50から離すことにより、離した位置のスイッチによりタッチ入力を行うことができる。これにより、迅速に入力操作を行うなうことができる。
【0083】
以上に説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。従って、その他の様々な形態で実施可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。そして、実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0084】
P 被検体
10 超音波プローブ
20 撮像部
21 送受信部
22 送信部
23 受信部
24 信号処理部
25 画像データ生成部
30 画像処理部
31 表示部
32 計測部
33 診断情報記憶部
34 画像データ処理部
40 操作部
45 操作入力部
50 タッチパネル
60 システム制御部
100 超音波診断装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体に対して超音波の送受信を行う超音波プローブと、
前記超音波プローブを駆動し、前記被検体への超音波の走査により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する撮像部と、
前記撮像部により生成された前記画像データを表示する表示部と、
前記画像データに関る情報を前記表示部に表示させるためのタッチ入力が可能な複数のスイッチ及び前記複数のスイッチの内の少なくともいずれか1つを表示させるためのインデックスを所定位置に配列表示するタッチパネルと、
前記インデックスへのタッチ入力に応じて、前記タッチパネルのタッチ入力された前記インデックスとの距離が前記所定位置に配列表示された前記インデックスと前記スイッチ間の距離よりも短い表示位置に前記スイッチを表示させる制御を行う表示制御部とを
備えたことを特徴とする超音波診断装置。
【請求項2】
前記表示部は、前記タッチパネルのタッチ入力された前記インデックスの位置からタッチした状態で移動され、前記表示位置に表示された前記タッチパネルから離れた位置の前記スイッチに関連する情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記情報は、前記画像データから前記被検体の計測を可能とするマーカで示される位置情報であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
前記情報は、前記被検体の診断部位を図形化したボディマーク又は文字列化したアノテーションで示される診断情報であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項5】
前記情報は、前記被検体の診断部位及びこの診断部位の方向を図形化したボディマークで示される診断情報であり、
前記インデックスは、前記診断部位の一方向を示す図形が描かれ、
前記スイッチは、前記診断部位の他方向を示す図形が描かれ、前記インデックスに対して前記インデックス近傍の、描かれた前記診断部位の方向と関連する方向に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
前記インデックスは、第1のインデックス及びこの第1のインデックスに属する複数の第2のインデックスにより構成され、
前記タッチパネルは、前記第2のインデックス及び前記第2のインデックスに属する前記スイッチを所定位置に配列表示し、
前記表示制御部は、前記第1のインデックスへのタッチ入力に応じて、前記タッチパネルのタッチ入力された前記第1のインデックスとの距離が、前記所定位置に配列表示された前記複数の第2のインデックスの内の前記被検体の検査を行うための検査情報に関連するインデックスとこのインデックスに属する前記スイッチ間の距離よりも短い表示位置に、前記検査情報に関連するインデックスに属する前記スイッチを表示させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記所定位置に配列表示される前記スイッチの内の直近にタッチ入力された所定数の前記スイッチを前記表示位置へ表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の超音波診断装置。
【請求項8】
被検体への超音波の走査により得られる受信信号に基づいて生成された画像データを表示する表示部と、
前記画像データに関る情報を前記表示部に表示させるためのタッチ入力が可能な複数のスイッチ及び前記複数のスイッチの内の少なくともいずれか1つを表示させるためのインデックスを所定位置に配列表示するタッチパネルと、
前記インデックスへのタッチ入力に応じて、前記タッチパネルのタッチ入力された前記インデックスとの距離が前記所定位置に配列表示された前記インデックスと前記スイッチ間の距離よりもよりも短い表示位置に前記スイッチを表示させる制御を行う表示制御部とを
備えたことを特徴とする画像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−74941(P2013−74941A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−215724(P2011−215724)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】