説明

足マッサージ器

【課題】小型簡便でどのような姿勢でも使用できると共に、足指間の付け根を確実に刺激でき、八風に優れた効果を奏する足マッサージ器を提供する。
【解決手段】電気ー機械振動変換器11を内蔵し、足裏1に配置されるマッサージ器10と、足首2に装着するバンド20と、このバンド20の前側に固定され、4本の紐40が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具30と、バンド20の後側に固定され、2本の紐41が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具31と、足指間に挿入するように一端側が前記マッサージ器10の前端側に取付けられ、他端が前側の紐取付け具30に挿通された4本の紐40と、足の後方側面に位置するように一端側がマッサージ器10の後方側に取付けられ、他端が後側の紐取付け具31に挿通された2本の紐41とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足首より下方のツボ (壺)をマッサージする足マッサージ器に関する。
【背景技術】
【0002】
足首より下方のツボとして、例えば八風(はっぷう)、土踏まず、僕参(ボクシン)、水泉(スイセン)等が挙げられる。八風は、足の指と指の付け根で接するところで、両右合わせて全部で八つで、これを総称して八風と呼ぶが、古来より、冷えとそれによる痛み、痺れを取るツボとして広く知られている。高血圧対策のツボとしても有名であるが、ここへの刺激はとりわけ足部への血流を促し、そうして足部への熱の放散により体温低下作用を作るという点で、睡眠誘導への条件つくりとして非常に適している。土踏まずへの刺激は更にその効果を増幅させる。僕参は、踵後側部分の陥おう部で足首の裏側における内側 (親指側)にあり、この部分の刺激は、腰痛、足関節痛等に効果がある。水泉は、踵後側部分の陥おう部で足首の裏側における外側(小指側)にあり、この部分の刺激は、婦人科疾患、生理不順、冷え性に効果がある。
【0003】
従来、小型簡便であり、土踏まず及び八風の足マッサージ器として、例えば特許文献1及び2が挙げられる。またマッサージに使用する電気ー機械振動変換器として種々のものが提案されているが、例えば特許文献3及び4が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】特開平6−3120079号公報
【特許文献2】特開2002−306568号公報
【特許文献3】特開昭54−156626号公報
【特許文献4】特許第2938210号(特開平4−2972608号)公報
【0005】
特許文献1は次のような構造となっている。足乗台上には、各足指の間に挿入させる4個の横突起(足指間マッサージ突起)と、足裏の所定位置に設けられた複数個の縦突起(足裏マッサージ突起)とを有し、足を足乗台に固定バンドで固定するようになっている。
【0006】
特許文献2は次のような構造となっている。箱型状の筐体と、この筐体の上面に配置した踵板と、この踵板により一端側を回動可能に支持された土踏まず板と、土踏まず板の前側に配置した足の指の間に挿入される4本のマッサージ棒と、前記土踏まず板を上下、前後に振動駆動する土踏まず板駆動部と、前記4本のマッサージ棒を連動させて回動駆動するマッサージ棒駆動部とを有している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願出願人は鍼灸師として、臨床の場で夏は冷房、冬は寒さで冷えやぬくみ、或いはそれゆえの入眠困難に悩む方が極めて多いことをいやというほど実感してきた。体を動かす習慣に欠け、座り仕事が殆どの現代人である。特に女性は切実で、長く経過すれば不妊の重要な原因にもなりかえない。従来、冷え、むくみ、入眠困難対策として八風に効果的に作用し、手軽にしかも装着したまま眠って使用できるものは殆ど存在しなかった。
【0008】
特許文献1は、足に装着して使用するので、どのような姿勢、例えば寝た状態でも使用できる特徴を有している。しかし、足乗台上に単に足指間に挿入されるマッサージ突起を設けた構造であるので、足の指と指の付け根を確実に刺激することができなく、八風の効果が低い。
【0009】
特許文献2は、足を筐体の上面の踵板と土踏まず板に載置するタイプであるので、特定の姿勢でないと使用できなく、特許文献1のような効果は得られない。また特許文献1と同様に、マッサージ棒に足の指間を単に挿入するのみであるので、足の指と指の付け根を確実に刺激することができなく、八風の効果が低い。
【0010】
また特許文献1及び2では、僕参、水泉のマッサージについては全く考慮されていない。
【0011】
本発明の第1の課題は、小型簡便で手軽に足に装着でき、どのような姿勢、即ち眠った状態でも使用できると共に、足指間の付け根を確実に刺激でき、八風に優れた効果を奏する足マッサージ器を提供することにある。
【0012】
本発明の第2の課題は、僕参及び水泉にもマッサージ効果を有する足マッサージ器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、電気ー機械振動変換器を内蔵し、足裏に配置されるマッサージ器と、足首に装着するバンドと、このバンドの前側に固定され、4本の紐が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具と、前記バンドの後側に固定され、2本の紐が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具と、足指間に挿入するように一端側が前記マッサージ器の前端側に取付けられ、他端が前記前側の紐取付け具に挿通された4本の紐と、足の後方側面に位置するように一端側が前記マッサージ器の後方側に取付けられ、他端が前記後側の紐取付け具に挿通された2本の紐とを備えたことを特徴とする。
【0014】
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、上記請求項1において、前記後方側の2本の紐には、球体が上下動可能に取付けられていることを特徴とする。
【0015】
上記課題を解決するための本発明の請求項3は、電気ー機械振動変換器を内蔵し、足裏に配置されるマッサージ器と、このマッサージ器の前端側に設けられた足指間装着手段と、前記マッサージ器の後方側に設けられた本体後方保持手段とを備え、前記足指間装着手段は、前記マッサージ器の前端側に横方向に固定された横方向ガイド軸と、この横方向ガイド軸に摺動自在に嵌挿され、足指の方向に伸びた足指方向ガイド軸と、この足指方向ガイド軸に摺動自在に嵌挿され、足の甲側に傾斜して伸びた足指付け根部材と、この足指付け根部材を足の付け根側に付勢するばねとからなり、前記本体後方保持手段は、前記マッサージ器の後端側に横方向に摺動自在に設けられたガイド軸と、このガイド軸に摺動自在に嵌挿され足首の方向に伸びた本体保持部材と、この本体保持部材を足の側面方向に付勢するばねとからなることを特徴とする。
【0016】
上記課題を解決するための本発明の請求項4は、上記請求項3において、前記本体後方保持手段の前記本体保持部材は、前記ガイド軸に固定された本体側保持部材と、この本体側保持部材に摺動自在に嵌挿された足側保持部材とからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1によれば、マッサージ器の振動は足指間の紐に伝達され、紐は足指間の付け根に圧接しているので、付け根を確実に刺激することができる。また足に装着して用いるのでどのような姿勢、例えば寝た状態でも使用できる。請求項2のように、後方の紐に球体を設けると、マッサージ器の振動は紐にも伝達され、球体が僕参及び水泉のツボを刺激することができる。
【0018】
請求項3によれば、足指付け根部材はばねの付勢力で足指間の付け根に圧接しているので、付け根を確実に刺激することができる。また足指付け根部材は足指間の付け根で圧接して足の前側を保持し、本体保持部材は足の後側の側面に圧接して足の後側を保持し、マッサージ器は足裏に装着されるので、どのような姿勢、例えば寝た状態でも使用できる。請求項4によれば、足側保持部材はばねの付勢力で僕参及び水泉に圧接しているので、ツボを確実に刺激することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の足マッサージ器の一実施の形態を図1乃至図5により説明する。本実施の形態は、足裏1に装着するマッサージ器10と、足首2に装着するバンド20と、バンド20の前方に取付けされた2 個の紐取付け具30、30及びバンド20の後方に取付けられた紐取付け具31と、マッサージ器10の前端部に取付けられ、紐取付け具30、30に挿通されて固定された紐40と、マッサージ器10の後端部に取付けられ、紐取付け具31に挿通して固定された紐41とからなっている。以下、各構成について説明する。
【0020】
マッサージ器10は図1及び図2示すように、特許文献3及び4と同様の構造よりなる電気ー機械振動変換器11を有し、ポリウレタン等よりなる被覆材12で被覆されており、被覆材12(マッサージ器10)の上面は足裏1に沿った形状に形成されている。被覆材12(マッサージ器10)の前端の上方側及び後端の上方側には、軸13、14が固定されている。軸13の部分には、足指間に対応して足指間より広い4個の切り溝15が形成されている。軸14の部分には、足の両側に対応して2個の切り溝16が形成されている。
【0021】
バンド20は、図1乃至図4に示すように、前側バンド部21と後側バンド部22とからなっている。前側バンド部21の両端部の前面には面ファスナー23が固定されており、後側バンド部22の両端部の後面には面ファスナー23に係合する面ファスナー24が固定されている。本実施の形態は、バンド20を前側バンド部21と後側バンド部22の2個で構成したが、1個のバンド部で構成し、両端部に面ファスナーを固定してもよい。またバンド20は、長さ調整可能な周知のバンドでもよい。
【0022】
紐取付け具30と31は同じ構造よりなっており、2 個の紐を挿通して固定することができる。前側バンド部21には2 個の紐取付け具30、30が固定されており、4本の紐を挿通して固定することができる。後側バンド部22には紐取付け具31が固定されている。紐取付け具30、31は、図5に示すように、固定駒32と、この固定駒32に上下動可能に装着された可動駒33とからなり、可動駒33はばね34で外側に付勢されている。固定駒32及び可動駒33は同じ大きなの紐挿入穴34、35を有し、可動駒33をばね34の付勢力に抗して押し込んだとき、紐挿入穴35が紐挿入穴34に対応するようになっている。また紐挿入穴34、35に紐を挿入しない場合、可動駒33が固定駒32より抜けないように、可動駒33には固定駒32の紐挿入穴34に係合する突起36が形成されている。固定駒32のバンド20(前側バンド部21、後側バンド部22)との固定部は、足首2に馴染むように円弧に形成されている。
【0023】
図1及び図2に示すように、軸13の4個の切り溝15部分には、それぞれ紐40の一端が取付けられ、紐40の他端は紐取付け具30、30に挿入されている。軸14の2個の切り溝16部分には、それぞれ紐41の一端が取付けられ、紐41の他端は紐取付け具31に挿入されている。また紐41には球体42が取付けられている。
【0024】
次に作用について説明する。紐40、41は予め紐取付け具30、31に挿入しておかなくてもよいが、挿入しておくと全ての部品が一体となるので部品の紛失が防止される。この場合、軸13、14から紐取付け具30、31までの紐40、41の長さはできるだけ長くしておく。そこで、マッサージ器10に足を乗せ、足指間に紐40を挿入した状態で、また紐41を足の後方側面に位置させた状態でバンド20を足首2に取付ける。即ち、足首2の前側に前側バンド部21を当て、後側に後側バンド部22を当て、前側バンド部21と後側バンド部22とを面ファスナー23、24で固定する。これにより、バンド20が足首2に装着される。
【0025】
次に紐取付け具30、30の可動駒33を押す。これにより可動駒33の紐挿入穴35が固定駒32の紐挿入穴34に対応して紐挿入穴34、35は大きくなり、紐40の締め付けを解除する。そこで、紐40を上方に引っ張ると、紐40は足指間の付け根に確実に圧接する。紐取付け具31についても同様に可動駒33を押すと、可動駒33の紐挿入穴35が固定駒32の紐挿入穴34に対応して紐挿入穴34、35は大きくなり、紐41の締め付けを解除する。そこで、紐41を上方に引っ張ると、紐41は足の後方側面に接する。この場合球体42を上下に移動させて僕参及び水泉のツボに位置させる。これにより、マッサージ器10は足裏1に装着される。
【0026】
足裏1のスイッチをオンにすると、電気ー機械振動変換器11の振動は被覆材12に伝達され足裏1を刺激する。また被覆材12の振動は紐40に伝達され、紐40は足指間の付け根に圧接しているので、付け根を確実に刺激することができる。また球体42を設けると、被覆材12の振動は紐41にも伝達され、球体42が僕参及び水泉のツボを刺激することができる。また足に装着して用いるのでどのような姿勢、例えば寝た状態でも使用できる。
【0027】
なお、本実施の形態においては、前側バンド部21に2個の紐取付け具30、30を設けたが、4本の紐40を挿通する4個の紐挿入穴34が設けられた1個の紐取付け具でもよいことは言うまでもない。しかし、本実施の形態のように2個の紐取付け具30、30を設けると、紐取付け具31と共通にできるので、製作のコストダウンが図られ好ましい。
【0028】
本発明の足マッサージ器の他の実施形態を図6及び図7により説明する。マッサージ器10は、前記実施の形態と同様に、電気ー機械振動変換器11を有し、ポリウレタン等よりなる被覆材12で被覆されており、被覆材12(マッサージ器10)の上面は足裏1に沿った形状に形成されている。またマッサージ器10の前端部は、足に装着した時に足指間の付け根より突出しないように形成されている。マッサージ器10には、前端側に足指間装着手段50が設けられ、後端側に本体後方保持手段60が設けられている。
【0029】
まず足指間装着手段50の構成について説明する。被覆材12の前端側の上方側には、角形状よりなる横方向ガイド軸51が横方向に固定されており、被覆材12の横方向ガイド軸51部分には、足指間に対応して足指間より広い4個の切り溝52が形成されている。横方向ガイド軸51の切り溝52部分には、足指の方向に伸びた角形状よりなり切り溝52より幅小の足指方向ガイド軸53が横方向ガイド軸51に摺動自在に嵌挿されている。足指方向ガイド軸53にはスライド駒54が摺動自在に嵌挿されており、スライド駒54には足の甲側に傾斜して伸びた足指付け根部材55が固定されている。なお、図 7においては、足指付け根部材55は、足指部分より上方を図示省略して断面で示した。足指方向ガイド軸53の先端にはストッパ56が固定されており、スライド駒54とストッパ56間の足指方向ガイド軸53部にはばね57が配設されている。
【0030】
次に本体後方保持手段60の構成について説明する。被覆材12の後端側の上方側には横方向にガイド穴61が設けられ、ガイド穴61には両側よりそれぞれガイド軸62、62が回転及び摺動自在に嵌挿されている。ガイド軸62の端部には、駒63が固定されており、駒63にはパイプよりなる本体側保持部材64が固定されている。本体側保持部材64には足側保持部材65が摺動自在に嵌挿されており、足側保持部材65は本体側保持部材64にねじ66で固定されている。本体側保持部材64及び足側保持部材65は、足の後方の側面側に伸びており、足側保持部材65の先端には球体67が固定されている。駒63にはばね掛けピン68が固定されており、両側のばね掛けピン68、68にはばね69が設けられている。これにより、本体側保持部材64、64及び足側保持部材65、65は閉じる方向、
即ち足側に付勢されている。
【0031】
次に作用について説明する。本体側保持部材64及び足側保持部材65を外側に開いた状態で、足指間に足指付け根部材55を挿入する。足指方向ガイド軸53は、切り溝52より幅小に形成されているので、足指方向ガイド軸53が横方向ガイド軸51に沿って摺動することができる。これにより、足指間に足指付け根部材55を挿入した時、使用する人の足指間の幅に対応できる。また足指方向ガイド軸53にはスライド駒54及び足指付け根部材55が指方向に摺動自在で、かつばね57で足の甲側に付勢されているので、ばね57の付勢力に抗して足指間を足指付け根部材55に当てると、足指付け根部材55は足指間の付け根に圧接する。次に開いた状態にある本体側保持部材64、64及び足側保持部材65、65の手を離すと、本体側保持部材64、64及び足側保持部材65、65はばね69、69の付勢力で足の側面に圧接する。またねじ66を緩めて足側保持部材65を上下動させる。即ち、本体側保持部材64及び足側保持部材65はガイド穴61に回転及び摺動自在であり、足側保持部材65は高さ位置を調整できるので、球体67を僕参及び水泉のツボに位置させることができる。また本体側保持部材64、足側保持部材65及び球体67はばね69で足側に付勢されているので、球体67はツボに圧接される。
【0032】
マッサージ器10のスイッチをオンにすると、電気ー機械振動変換器11の振動は横方向ガイド軸51、足指方向ガイド軸53、スライド駒54を介して足指付け根部材55に伝達される。足指付け根部材55はばね57の付勢力で足指間の付け根に圧接しているので、付け根を確実に刺激することができる。また電気ー機械振動変換器11の振動はガイド穴61、駒63、本体側保持部材64、足側保持部材65を介して球体67に伝達される。球体67はばね69の付勢力で僕参及び水泉に圧接しているので、ツボを確実に刺激することができる。また足指付け根部材55は足指間の付け根で圧接して足の前側を保持し、球体67は足の後側の側面に圧接して足の後側を保持しているので、マッサージ器10は足裏1に装着されるので、どのような姿勢、例えば寝た状態でも使用できる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、僕参及び水泉を刺激するようにしたが、僕参及び水泉を刺激しない場合には、本体側保持部材64及び足側保持部材65は一体で伸び縮みしないようにしてもよい。また球体67は設けなくて足側保持部材65の先端を丸く形成しても良い。また横方向ガイド軸51及び足指方向ガイド軸53を角形状に形成したが丸形状に形成しても良い。しかし、本実施の形態のように形成すると、足指方向ガイド軸53の姿勢、即ち足指付け根部材55の姿勢が安定して好ましい。また図示しないがマッサージ器10にタイマーを内蔵又は外付けするのが好ましいことは言うまでもない。またガイド軸62は回転及び摺動自在に構成したが、摺動自在のみでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の足マッサージ器の一実施の形態を示し、足に装着した状態の側面図である。
【図2】甲側より見た図である。
【図3】前側バンド部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図4】後側バンド部を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】紐取付け具を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図6】本発明の足マッサージ器の他の実施の形態を示し、足に装着した状態の側面図である。
【図7】甲側より見た図である。
【符号の説明】
【0035】
1 足裏
2 足首
10 マッサージ器
11 電気ー機械振動変換器
12 被覆材
13、14 軸
20 バンド
21 前側バンド部
22 後側バンド部
30、31 紐取付け具
40、41 紐
42 球体
50 足指間装着手段
51 横方向ガイド軸
52 切り溝
53 足指方向ガイド軸
54 スライド駒
55 足指付け根部材
57 ばね
60 本体後方保持手段
61 横方向ガイド軸
62 スライド駒
64 本体側保持部材
65 足側保持部材
67 球体
69 ばね

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気ー機械振動変換器を内蔵し、足裏に配置されるマッサージ器と、足首に装着するバンドと、このバンドの前側に固定され、 4本の紐が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具と、前記バンドの後側に固定され、2本の紐が上下動可能に挿通固定することができる紐取付け具と、足指間に挿入するように一端側が前記マッサージ器の前端側に取付けられ、他端が前記前側の紐取付け具に挿通された4本の紐と、足の後方側面に位置するように一端側が前記マッサージ器の後方側に取付けられ、他端が前記後側の紐取付け具に挿通された2本の紐とを備えたことを特徴とする足マッサージ器。
【請求項2】
前記後方側の2本の紐には、球体が上下動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の足マッサージ器。
【請求項3】
電気ー機械振動変換器を内蔵し、足裏に配置されるマッサージ器と、このマッサージ器の前端側に設けられた足指間装着手段と、前記マッサージ器の後方側に設けられた本体後方保持手段とを備え、前記足指間装着手段は、前記マッサージ器の前端側に横方向に固定された横方向ガイド軸と、この横方向ガイド軸に摺動自在に嵌挿され、足指の方向に伸びた足指方向ガイド軸と、この足指方向ガイド軸に摺動自在に嵌挿され、足の甲側に傾斜して伸びた足指付け根部材と、この足指付け根部材を足の付け根側に付勢するばねとからなり、前記本体後方保持手段は、前記マッサージ器の後端側に横方向に摺動自在に設けられたガイド軸と、このガイド軸に摺動自在に嵌挿され足首の方向に伸びた本体保持部材と、この本体保持部材を足の側面方向に付勢するばねとからなることを特徴とする足マッサージ器。
【請求項4】
前記本体後方保持手段の前記本体保持部材は、前記ガイド軸に固定された本体側保持部材と、この本体側保持部材に摺動自在に嵌挿された足側保持部材とからなることを特徴とする請求項3記載の足マッサージ器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−75729(P2012−75729A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−224480(P2010−224480)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【特許番号】特許第4823379号(P4823379)
【特許公報発行日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【出願人】(510264084)
【Fターム(参考)】