説明

足湯展望台

【課題】
観光地及び高層ビルなどに設置の回転式の展望台においては、風景を展望して楽しむことはできるが展望しながら風呂を楽しむことで十分なリラックス感を味わうことや人自身の意志で人が乗る回転体を回転させることができないので自身の望む見たい方向での展望をある方向でしばらく楽しんだり別の方向へすぐ向きを変えて楽しむことができないという課題がある。
【解決手段】
本発明は、展望台の中央部、鉛直方向において中空断面を有する回転体を支持する中心軸と中心軸に結合された旋回軸受及び電動機などの駆動部とにより回転部の構造が形成され、回転体に浴槽を配し、浴槽までの給湯菅の鉛直部を中心軸の中空内を貫通させ、また人がハンドルを動作させることによるハンドルの変化量の信号を駆動部に伝送することで電動機などを発停させ、人が自身で回転体を回転可能とすることで課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、観光地及び高層ビルなどにおいて風景などの展望のために設置の回転式の展望台に関するもので、人の乗る回転体に浴槽などの設備を有するものである。
【背景技術】
【0002】
観光地及び高層ビルなどにおいて現在設置の回転式の展望台の主な目的は、風景を高い位置から展望することであり、機械的に一定の回転速度を保ち電動機などによって人が乗る回転体を回転させることで自動的に方向が変わってゆくものである。
【0003】
しかし、現在の回転式の展望台においては、風景を楽しむことは可能であっても展望しながら風呂を楽しんで変化する風景を楽しみリラックス感を味あうことは不可能であり、また人が自身の意志で見たい時に見たい方向をタイムリーに選択できないという課題があった。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、回転式の展望台において鉛直方向に配した中空断面を有する中心軸と中心軸に結合する旋回軸受により支持、回転される円形などの回転体に浴槽を設けたもので回転体の回転は、鉛直方向に配した中心軸のまわりに軸受を介して回転体に乗る人が操作するハンドルなどの操作体を回転させることにより行われ、操作体の回転角度、回転速度などの変化量を光センサーなどで検出し、変化量を信号として回転体を回転させる電動機などの駆動部に送り、人自身が回転体を回転させることを可能とすることで上記課題を解決したものである。
【0005】
また、地上からの給湯管を地上に設置の円筒形のフレームに支持し、回転する中心軸の中空部を地上側から回転体側へ給湯管を貫通させることで人が乗る回転体が回転中である場合でも給湯管の一時切離しなどをすることなく常時浴槽への給湯を可能とした。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の足湯展望台は、図1に示すように人14が乗る円形の回転体1と回転体1の外周に設けられた足湯を形態とする浴槽2、浴槽2へ給湯するための給湯管6、湯元からの給湯管と接続し地上に設置の円筒形のフレーム8に固定の垂直部の給湯管7、回転体1を支持し電動機5の 回転力を回転体1へ伝達する中空断面を有し給湯管7を貫通させる中心軸3、回転部分全体を支持し電動機5の回転力を中心軸3へ伝達し基礎15に固定のフレーム8に固定されることで反回転力を受持つ旋回軸受4とにより形成される。
【0007】
更に、電動機5の発停は、人14がフレーム8に配し中心軸のまわりに取付けの軸受11の外輪側に固定のハンドル9を操作することによりハンドルの回転角度、回転速度などの変化量を光センサー10により検出し、検出信号を電動機5に伝送することで行われ、回転体1を人14自身により回転、停止させることを可能とした。
【0008】
次に給湯について説明する。湯の泉源は中空の中心軸3を貫通する垂直部の給湯管7に接続され、上端に固定の噴湯口12に湯は吐出され、回転体1にドーナツ状に配された湯の受皿13を経由して給湯管6から浴槽2へ湯が送られる。
【実施例1】
【0009】
図1は、本発明の1実施例で断面図及び平面図である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【図2】現在多く設置されている展望台の外形図で内部に人が乗るテーブルなどの回転体を設備しているものである。
【符号の説明】
【0011】
1 展望する人が乗る回転体
2 足湯を形態とするドーナツ状の浴槽
3 中空断面を有する中心軸
4 回転部分全体を支持する旋回軸受
5 電動機
6 浴槽へ湯を吐出す給湯管
7 垂直部の給湯管
8 設備全体を支持するフレーム
9 展望する方向を人が選択するためのハンドル
10 光センサー
11 軸受
12 噴湯口
13 湯の受皿
14 展望や風呂を楽しむ人
15 地面や建物に構築の基礎

【特許請求の範囲】
【請求項1】
観光地及び高層ビルなどの施設において風景などの展望のために設置される回転式の展望台において人が乗る回転体に一連の水槽又は一人用の足湯などを形態とする浴槽を有する展望台。
【請求項2】
人が乗る回転体を鉛直方向において中心軸と中心軸に結合する旋回軸受とにより支持する構造を有する展望台。
【請求項3】
人が乗る回転体を支える軸などの支持体において鉛直の方向に中空穴を有し、中空穴の内部を給湯管、信号ケーブルなどが貫通可能とする構造を有する展望台。
【請求項4】
人が乗る回転体を回転させるための電動機などの駆動部の発停を操作するためのハンドルなどの操作体を人が乗る回転体又は回転体に結合する鉛直方向に配した軸などのまわりに配し、更に、地上などに設置の固定側のフレームなどに軸受を取付し、軸受の外輪側を回転側の操作体に取付けることにより回転体又は回転体に結合する軸に対して操作体を相対的に回転させることが可能とする構造を有する展望台。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2008−127811(P2008−127811A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−312404(P2006−312404)
【出願日】平成18年11月20日(2006.11.20)
【出願人】(304019469)
【Fターム(参考)】